JPH0123229Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は新規な構成を有する馬鈴薯の選別装置を
提供しようとするものである。

従来提供されているこの種のものにあつては、
第１図の如く、第１コンベア５の終点部に芋茎ガ
イド杆５Ａをスプリング５Ｂで圧着させ、このコ
ンベア５の上面の芋は、このガイド杆５Ａの間よ
り次のコンベア６に移送され、芋茎はガイド杆５
Ａに圧着されながら機外にガイドされる構造とな
つている。しかし、この場合、第１コンベアの上
面が平坦なので小芋が芋茎に包まれた状態となつ
て芋茎と一緒に機外に排出されるなどの間題があ
つた。

本案はかかる間題を充分解決しようとするもの
で、以下図面を参照しながら、その１実施例の詳
細を説明する。

１は本案の芋掘機の茎葉分離装置である。

そして、その構成は、コンベア２の移送方向に
おける前方に当該コンベアの進行方向と直交方向
をもつて第１シヤフト３を回転自在に軸受けする
と共に、上記第１シヤフトには円盤状の第１ロー
ル３Ａが所定間隔をもつて取付けられ、上記第１
シヤフトの更に前方に第２シヤフト４を回転自在
に軸受けすると共に、上記第２シヤフトには上記
第１ロールより径が大きい円盤状のガイド板４Ａ
を上記第１ロール間に位置するよう固着し、か
つ、上記ガイド板には上記第１ロールとほぼ同寸
法の第２ロール４Ｂが添着されていると共に、上
記ガイド板４Ａの外周には突起４A′が突設され、
かつ、この突起４A′における段部４A″には先端
が先細になつている棒状突起４Ａが適数本植設
され、さらに、上記ガイド板４Ａには上記突起４
A′の回転軌跡に沿つたガイド杆４Ｃが配設され
ている。なお、上記棒状突起４Ａは比較的軟か
いゴムで形成されている。

本案のものは上述の如く構成されているから、
コンベア２より大型、中型、小型の各芋７，８，
９が送られてくると、ガイド板４Ａの間隔４Ｄよ
り大きい大型芋７はこのガイド板をのり越えて先
端より落下する。また、このガイド板の間隔４Ｄ
より小さい中型芋８は第２ロール４Ｂをのり越え
て落下する。さらに、小型の芋９は第１ロール３
Ａと第２ロール４Ｂ間の間隔３A′より落下する。
当然これら芋の搬送に際しては芋茎も混入してい
るが、本願のものの場合、突起４A′とこの突起
４A′には棒状突起４Ａが形成されているから、
この突起４A′などによつて誘導されながら移動
せしめられ、さらに、ガイド杆４Ｃによつて当該
ガイド杆の下方方向へ誘導排出されることにな
る。

このように本願のものによれば、冒頭にて指摘
した従来のものでの間題を解決した状態での選別
と茎葉分離をすることができる。なお、間隔３
A′は上記第２シヤフト４を前後に移動させるこ
とにより調整することができると共に、上記間隔
４Ｄも調整することができるよう構成されてい
る。図中、４C′は支点、４C″はリターンスプリ
ング、４Ｃはストツパー、１０は芋掘機、１０
Ａは昇降機である。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の１実施例を示すもので、第１図は
従来のものを説明する斜視図、第２図は本願のも
のの平面図、第３図は同上のＡ−Ａ線断面図、第
４図は同上の要部拡大図、第５図は第４図のＢ−
Ｂ線断面図、第６図は芋掘機に装着した場合の正
面図である。 １……芋掘機の茎葉分離装置、２……コンベ
ア、３……第１シヤフト、３Ａ……第１ロール、
４……第２シヤフト、４Ａ……ガイド板、４
A′……突起、４Ａ……棒状突起、４Ｃ……ガ
イド杆。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. コンベア２の移送方向における前方に当該コン
   ベアの進行方向と直交方向をもつて第１シヤフト
   ３を回転自在に軸受けすると共に、上記第１シヤ
   フトには円盤状の第１ロール３Ａが所定間隔をも
   つて取付けられ、上記第１シヤフトの更に前方に
   第２シヤフト４を回転自在に軸受けすると共に、
   上記第２シヤフトには上記第１ロールより径が大
   きい円盤状のガイド板４Ａを上記第１ロール間に
   位置するよう固着し、かつ、上記ガイド板には上
   記第１ロールとほぼ同寸法の第２ロール４Ｂが添
   着されていると共に、上記ガイド板４Ａの外周に
   は突起４A′が突設され、かつ、この突起４A′に
   おける段部４A″には先端が先細になつている棒
   状突起４Ａが適数本植設され、さらに、上記ガ
   イド板４Ａには上記突起４A′の回転軌跡に沿つ
   たガイド杆４Ｃが配設されていることを特徴とす
   る芋堀機の茎葉分離装置。