JPH01230002A - 合成樹脂製レンズ - Google Patents

合成樹脂製レンズ

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JPH01230002A
JPH01230002A JP63057242A JP5724288A JPH01230002A JP H01230002 A JPH01230002 A JP H01230002A JP 63057242 A JP63057242 A JP 63057242A JP 5724288 A JP5724288 A JP 5724288A JP H01230002 A JPH01230002 A JP H01230002A
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synthetic resin
film
lens
formula
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JP63057242A
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Takeaki Iriyou
毅明 井領
Satoshi Kubota
聡 久保田
Junji Kawashima
川嶋 淳史
Yoshio Sano
良夫 佐野
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面に耐摩耗性に漬れた合成樹脂によるバー
トコ−1〜層及び無機物からなる反射防止膜をもうけた
比較的屈折率の高いき成樹脂製レンズに関する。
〔従来の技術〕
自戒樹脂製レンズ、特にジエチレングリコールビス(ア
リルカーボネート)樹脂レンズは、カラスレンズに比鮫
し、安全性、易加工性、ファツション性などにおいて優
れておD、また近年反射防止技術、ハードコート技術、
ハードコート十反射防止技術の開発に1トい、急速に背
反している。眼鏡レンズのプラスデック化は、より高級
レンズ、即ち、高屈折率樹脂材料による薄型グラスチッ
クレンズへの要望を高めておD、いくつかの技術提案が
なされている。
例えば、特開昭54− =111965のジエチレング
リコールビス(アリルカーボネート)とベンジルメタク
リレ−1〜の共重体の例、特開昭54−77686のジ
エチレングリコールビス(アリルカーボネート)と4−
ヨードスチレンの共重合体の例、特開昭58−1551
3のジアリルイソフタレートまたはジアリルテレフタレ
ートとメチルメタクリレートプレポリマーの共重合体の
例がある。
さらに、特開昭55−13747のビスフェノールAジ
メタクリレートとフェニルメタクリレートあるいはベン
ジルメタクリレートの共重合体の例、特開昭57−54
901、特開昭58−18602のスチレン系モノマー
と核ハロゲン置換芳香環を有するジ(メタ)アクリレー
トとアリル(ヒ合鞠あるいはジ(メタ)アクリレートと
の共重合体がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前述の従来技術では、特開昭54−41965
、特開昭54−77686、特開昭58−15513の
場合は、反応性の異なるアリル基と(メタ)アクリル基
あるいはビニル基を反応させているため、反応速度の速
い(メタ)アクリル基あるいはビニル基が先に重合し、
反応速度の遅いアリル基が後から重合するために、共重
合しないばかりでなく、アリル化合物が完全に重合せず
、耐溶剤性を低下させる原因となる。
また、特開昭55 13747、士、シ開昭57−54
901、特開昭58−18602の場合は、反応性の(
メタ)アクリル基とビニル基の反応であるものの、反応
か速いため、キャスティング条件の制御が雑しく、レン
ズ内部や、表面に歪が発生し、光学的な欠陥を生じやす
いという欠点を有している。また、以−Lの例の中で、
主成分として単官能モノマーを用いたらのの場きは、七
ツマ−が完全に重合してポリマー鎖中へ組み込まれるこ
とは不可能であるため、未反応モノマーによる耐熱性や
耐溶剤性への悪影響か考えられる。
以上のように、従来の技術では、レンズの品質、製造工
程などに課題があった。
そこで本発明は、以上のような課題を解決するもので、
その目的とするところは、比較的屈折率か高く、成形が
容易で着色が少なく、かつ、耐久性を向上させた合成樹
脂製レンズを提供することである。更に詳しくは、比較
的反応速度が遅く、反応制御をしやすい、また耐久性や
レンズとしての諸特性にほれたレンズを用い、その表面
に表面反射が少く耐摩耗性に溢れた被膜を設けた一般背
及性の高いき成樹脂製レンズに関するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の合成樹脂製レンズは、下記のAおよびBを主成
分とするコモノマーを共重きして得られた合成樹脂製レ
ンズ表面に、下記のCを主成分とする0、1〜2μmの
膜厚の樹脂薄膜をもうけ、その表層にD、EおよびFを
主成分とする組成物を加熱硬化させてなる1〜10μm
の膜厚のシリコン系硬化被膜をもうけ、更に、その表層
に無機化合物からなる反射防止層をもうけたことを特徴
とする。
A、一般式が〔1〕で示される1種以上の単量体。  
               〔1〕R゛\ /CH
・=R′ (式中R’ 、R”は異なる基であって、一方はOXX し、Xはフッ素を除くハロゲンまたは水素を表す、) B、一般式〔2〕で示さtLる1種以上の単量体。
R3÷  COCH2CH=CH2)   20   
          〔2〕 (式中R3は、 −(−0CH2Ctl+ ) −0−
1■から3までの整数を表す、) C,アクリル系および/′またはメタクリル系1ヒ合拘
と芳香族系とニル(ヒ合拘のコポリマー。
D、一般式が〔3〕で示されるシラン化合物の1種また
は2種以上の加水分解物および/または部分縮合物。
R,;                〔3)R’ 
  S i (OR’  )s−a(式中R4は、エポ
キシ基を有する有機基、R5は、炭素数1から4の炭化
水素基、R6は、炭素数1から4の炭化水素基、アルコ
キシアルキル基、アシル基を表し、aは、0または1で
ある。) 83粒1’lz 1から100mμのコロイダルシリカ
F、過塩素酸マグネシウム。
次に、本発明の詳細な説明する。
本発明におけるA成分およびB成分の組成比は得ようと
する合成樹脂レンズの屈折率、アツベ数耐熱性、1ni
i!衝撃性、耐溶剤性、被染色性、着色、A成分の析出
温度、または重合開始剤の分解温度のバランスなどを考
慮して決定するのが良い、目的とするレンズが高屈折率
樹脂であることと、耐久性の向上の点で、A成分対B成
分の重量化が、1対9から8対2であることが好ましい
最も高い屈折率を示し得るのは、A成分である一般式が
〔l〕で示される化合物は、式中のXがフッ素を除くハ
ロゲンまたは水素をとり得るが、屈折率および°n(久
性の点からは塩素が好ましく、着色耐水性、および比重
の点からは水素が適している。
A成分として代−く的なものを例示すれば、ビス(2−
クロ・aペンシル)イタコネート、ビス(2−ブロモベ
ンジル)イタコネート、ジベンジルイタコネート ビス(2−クロロベンジル)メサコネート、ビス(2−
ブロモベンジル)メサコネート、ジベンジルメサコイ・
−トなどがあげられる。
次にB成分について説明する。
B成分を単独で重合させてもレンズとしての成形はでき
るが、着色、または表面に設ける被膜の密着性などが劣
るため、レンズ素材とはなり得ないB成分を使用する目
的は、ジアリル化合物であるため、成分Aの(ヒ合拘と
共重合性がよく、且つ反応制御が容易であD、また二官
能のため、三次元架橋構造をつくD、高分子鎖に結合し
ない未反応モノマーが少ないことがあげられる、さらに
、被膜の密着性を向上させるために、ジエチレングリコ
ールビス(アリルカーボネート)の添加が望ましい。
本発明で用いられる重合開始剤としては、特に謁定され
ず、公知のラジカル重合開始剤でよい。
例えば、t−ブチルハイドロパーオキサイドのようなハ
イドロパーオキサイド、ジーし−ブチルパーオキサイド
のようなジアルキルパーオキサイド、ベンゾイルパーオ
キサイドのようなジアシルパーオキサイド、ジイソプロ
ピルパーオキシジカーボネートのようなパーオキシジカ
ーボネート、し−ブチルパーオキシピバレートのような
パーオキシエステルやケトンパーオキサイド、パーオキ
シケタール等のパーオキサイド類、あるいはアゾビス(
インブヂリロニトリル)などのアゾ化合物などがある。
ラジカル重合開始剤の使用量は、共重合成分のモノマー
組成、析出温度、予備重合条件、およびモールド中での
熱重合の条件などによって異なD、−概に限定できない
が、0.1から5゜0重合パーセントの範囲で用いるの
が好適である。
キャスティング成形を行う際には、レンズに種々の特性
を賦与したD、工程の改善をするためにモノマーの混合
液に、紫外線吸収剤、酸1ヒ防止剤、帯電防止剤、染料
、顔料、螢光剤、フォI・クロミック物質、各種安定剤
、離型剤等の添加物を必要に応じて使用することができ
る。
次に、本発明における合成樹脂製レンズ表面に設けられ
る被膜について説明する。
主成分Cからなる161脂薄膜は、レンズ基材とシリコ
ン系硬化被膜の密着性を確保するための1ライマ一層で
ある。Cに用いるアクリル系およびメタクリル系化合物
と芳香族系ビニル化合物のコポリマーにおいて、アクリ
ル系およびメタクリル系モノマーの例としては、アクリ
ル酸およびメタクリル酸と、メタノール、エタノール、
i−プロパツール、n−ブタノール等の低級アルコール
とのエステル、または、ベンジルアルコール等、アルコ
ール性水酸基をもつ芳香族化合物のエステル等を挙げる
ことができる。また、残る成分である芳香族ビニル化合
物として、スチレン、クロルスチレン、ブロモスチレン
等が挙げられる。これら以外の成分として、樹脂成分の
5重量パーセント以内の社で、 グリシジルメタクリレート グリシジルアクリレート アミノエチルアクリレート ジメチルアミンエチルアクリレート 3.4−エポキシシクロヘキシルエチルアクリレート テトラヒドロフルフリルアクリレート 2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピルアクリレ
ート アクリル酸エチル力ルビI・−ル 2−ヒドロキシエチルアクリレート 2−ヒドロキシプロピルアクリレート 2−アクリル酸エチルコハク酸 2−アクリル酸エチルフタル酸 または以上物質のメタクリレート類や、エチレングリコ
ール ジエチレングリコール ポリエチレングリコール グリセリン トリメチロールプロパン ネオベンチルグリコール 1.6−ヘキサンシオール オクチレングリコール 等多価アルコールのアクリレートまたはメタクリレート
類、 アクリル酸 メタクリル酸 酢酸ビニル 等を含むことが出来る。
このアクリル系および/またはメタクリル系樹脂と芳香
族ビニル系樹脂の組成は、化合物の組合せで決められる
が、少くとも20重量パーセントのメタクリル酸メチル
と、少くとも10重量パーセントのスチレンを含む共重
合体であることが好適である。また、これらのモノマー
は有機溶剤中でラジカル共重合させることによっても、
共重合鞠は得られるか、より強い密着力を発生させる為
に水中で、ノニオン系、或いは、アニオン系界面活性剤
或いは反応性界面活性剤やポリアクリルアミドの如く水
溶性高分子保護コロイドを用いて得られた分散体中でラ
ジカル重合させたエマルジョンを用いるとよい。このよ
うにして得られた樹脂のエマルジョンは、更に、メタノ
ール、エタノール、i−プロパツール、n−ブタノール
等のアルコール類や、メチルカルピトール、エチルカル
ピトール、ブチルカルピト−ル等のカルピトール類、メ
チルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ
等のセロソルブ類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
アセトン等の水溶性有機溶媒で希釈して用いる。また、
更に、プロピレンカーボネート、メチルイソブチルケト
ン、メチルエチルゲトン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、ジメチルホルムアミド、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、トルエン、キシレン等、種々の
蒸発速度と粘度を有する溶媒を添加し、塗布作業に合わ
せて改良することが有用である。また、必要に応じて、
シリコン系、或いはフッ素系界面活性剤を加えて、塗布
性を向ヒさせることも可能である。
このプライマー層の厚みは、0.1μI口から2μI1
1の間で選択出来る。より好ましくは0.2μmから1
.5μmの膜厚が望ましい。この膜厚が、0.1μm以
下であると、生地材料と耐牽粍性硬化膜の密着性の向上
か充分ではない、また、プライマー層の厚みが2μrn
以上であると、耐水性が劣る傾向にあD、温水に長時間
浸すと塗膜の白化が発生ずる為、好ましくない。
このプライマー層の塗布方法は、ディッピンク法、−又
ゼンコーHトフローコー1〜法、スプレー法から任意に
選択できる。
また、この樹脂薄膜は、塗布後、10〜130°Cの温
度で乾燥または硬1ヒを行い、樹脂薄膜が半乾きの状態
、或いは溶剤で膨潤した状態のまま、シリコン系コーテ
イング液を塗布して、硬化被膜形成用組成物を一部片浸
させたのち、充分加熱を行い、溶剤を除去し、硬化反応
を完結させる、二とによD、シリカ成分がき浸したプラ
イマー層を形成することができる。
次にシリコン系硬化被膜形成の為のコーテイング液組成
物について説明する。
まず、成分りの一般式〔3〕で示されるシラン化合物の
エポキシ!FIR,とじては、−+−CH2−ト→−0
C2H4→−0−CH2−CHCH2X 1 (但し、p、qは1ないし6、rはOないし2である。
) で示されるものである。また、R5は炭素数1〜4の炭
化水素基、aは0または1である。この化−合物の具体
例としては、 γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランγ−グリ
シドキシプロピル(メチル)ジメトキシシラン γ−グリシドキシプロビル(エチル)ジメトキンンフ/ γ−グリシドキシグロピル(プロピル)ジメトキシシラ
ン β−グリシドキシエトキシグロビルl−ジメトキシシラ
ン β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル(メチ
ル)ジメトキシシラン 等が挙げられる。このアルコキシ基(メトキシ基)は、
最終的に加水分解或いは脱水1iliキして使用する為
、脱離基として他のアルコキシ基、アルコキシアルキル
基、アシルオキシ基等が使用出来る。
また、更に、このOR’基がハロゲン、或いは水素基で
あっても加水分解を行い、水酸基となるならば、同等と
考えられる。従って、この成分は、そのまま用いてもよ
いが、通常、水中または、アルコールやケトン、セロソ
ルブ等の溶媒中で鉱酸や有a酸を触媒として加水分解し
て用いる。この成分は、シリコン樹脂よりなる硬化膜の
耐久性、可撓性を増す為に不可欠であD、更には、ブラ
イマー層との密着力の向上に効果がある。また、エポキ
シ残基の開環反応によD、脱水縮合によりひきおこされ
る体積収縮を緩和させる効果を有する。
■ この使用量はR’ −51−03−aとして計算して、
25重1パーセントから65重量パーセントを1吏用出
来る。また本成分は25重量パーセントより少ないと硬
化膜にクラックを生じ、65重量パーセント以上である
と反射防止膜との密着性が劣る為好ましくない。
次に、成分Eの粒径1から100 rnμのコロイダル
シリカとは、粒径1から100mμのシリカ微粒子、さ
らに好ましくは、粒径5〜400mμのシリカ微粒子を
溶剤に分散させたものである。
この分散媒としては、メタノール、エタノール、i−プ
ロパツール、n−ブタノール等のアルコール類または、
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等のカルピトール
ソルベント類、または、水が挙げられる。この成分は、
硬化膜の剛直性、耐湿性、耐久性を増すと同時に、この
上に施す反射防止膜との親和力あるいは密着力を得る為
に不可欠の成分である。更に、硬化膜中のこの成分の1
が増すと、その上に蒸着される無n物質の強度と硬さか
増すという事実から、シリカ微粒子は、蒸着物質の緻密
さと堅ろうさを向上させるものも効果があると考えられ
る。この使用態は、加熱した段階で、硬化膜構成成分の
75重量パーセントから35重量パーセント、より好ま
しくは、75重流パーセントから50重量パーセントを
用いる。この成分の使用量が75重量パーセント以上で
あると硬1ヒ膜にクラックを生じ、また35重量パーセ
ント以下であると、反射防止膜との密着性が不充分とな
り好ましくない、また、分散媒中に占めるシリカ濃度は
、20〜35重量パーセントのものが安定で使用に際し
て便利である。
次に、成分Fの過塩素酸マグネシウムについて説明する
一般に、シラノールあるいはエポキシ基の硬化触媒とし
ては、以下のようなものが知られているが、各々以下に
あげるような欠点を有する。すなわち、n−ブチルアミ
ン、トリエチルアミン、グアニジン、ビグアニドなどの
アミン、グリシンなどのアミン酸などは、硬度が不充分
であD、アルミニウムアセチルアセトネート、クロムア
セチルアセトネート、チタニルアセチルアセトネート、
コバルトアセチルアセトネートなどの金属アセチルアセ
トネートも硬度が出に<<、あるいは、ある程度の硬度
が出た場合にも、耐水性が悪い為、熱水浸漬によって硬
度の低下が起こD、又ポットライフも短い、また、酢酸
ナトリウム、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、オ
クチル酸亜鉛、オクチル酸スズなどの有i酸金属塩、過
塩素酸、過塩素酸アンモニウムなどは、塗料のポットラ
イフか短く、実用的でない。
さらに、塩酸、リン酸、硝酸、パラトルエンスルホン酸
などは、硬化に長時間を要し、5nCj4、AjCji
、FeCji、TiCl2、ZnCJ 2.5bCj 
sなどのルイス酸は、得られる塗膜が極めて11(水性
が悪い為、常温で水中浸漬により硬度が低下する。
以上の結果よD、本発明者らは種々の硬化触媒について
検討を重ねた結果、潜在性触媒の一種である過塩素酸マ
グネシウムがあらゆる特性について最も優れていること
を見い出した。すなわち、塗料の実用可能なポットライ
フは室温保存で1ケ月以上であD、得られる塗膜の耐摩
耗性、耐熱水性、耐薬品性、耐候性も優れたものである
。尚、成分Fの過塩素酸マグネシウムは、全残留固形分
の0.001〜5.0重量%の範囲内で使用することが
望ましい。
これらの組成物は、先に述べた各種の溶媒で希釈して使
用する事が有用である。また、この中に紫外線吸収剤、
染色剤、フォトクロミック性化合物、着色顔料等の添加
が可能であD、また必要に応じて、レベリング剤や帯電
防止剤を添加するとよい、このものの例としては、各種
の非イオン系界面活性刑、アニオン系界面活性剤、シリ
コン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤が挙げられる。
塗布方法は、ディッピング法、スピンコード法、フロー
コート法、スプレー法等から任意に選択出来る。続いて
、風乾を行い、または行わず、80から150°Cの温
度で、30から300分のキュアを行うことによD、目
的とする特性の硬化膜が得られる。キュアの温度は生地
材料の耐熱性により限定される為、150’C以上は困
雑であD、また、80°C以下では、キュアの為に、長
時間を要する。また、キュアの時間は30分以下では硬
化反応が完結しない為、好ましくなく、また、300分
以上では、生産性の上から不経済である為、好ましくな
い。
又、予備硬化法として赤外線による処理も有効である。
このようにして得られた透明材料は、そのまま、次工程
へ進めてもよい、また、酸やアルカリ、アルコールやフ
レオン等の溶剤、オゾンガス等による洗浄や化学的処理
を行ったD、或いはプラズマ等の活性(ヒガスや電子線
照射、紫外線照射等の物理化学的手段による表面の活性
化も効果がある。
このようにして得られた表層に無機誘電物質からなる反
射防止薄膜をらうけることにより本発明が達成できる。
即ち、真空蒸着法、イオンスパッタリンク法ニヨリ、S
 iO、S r Ox 、S r sN、、”I″io
z 、Zr’02、AJ 20s 、MgF2 、Ta
205等の誘電体よりなる油層あるいは多層の薄膜を積
層することによD、大気と樹脂基材界面の反射を低く抑
える層を形成させる。この反射防止膜は、その光学的薄
膜か、λ/4(λ−450〜650市)の単層、あるい
はλ/4−λ/2−λ/4またはλ/4−λ/4−λ/
4の屈折率の異なる三層よりなる多層コー1へ、さらに
は、三層以上の多層:J−トをもうけなムのが有用であ
る。この時の屈折率は、物理的に計算される値に近い材
質により決まる。また、目的とする屈折率の材料のかわ
りに、等価膜におきかえることも有用である。
このようにして得られる本発明の合成()1脂製レンズ
は、優れた耐摩耗性、11熱性、耐水耐油性、多層膜の
密着性を有し、また、表面反射を低く抑え、可視光透過
率を向上させたものである。
〔実 施 例〕 以下、実施例によD、本発明を更に詳しく説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない、尚
、実施例中の部は、すべて重量部を表す。
実施例 1 (1)合成樹脂製レンズ基材(A1)の製造ジベンジル
イタコネート10部、ジベンジルメサコネート10部、
ジエチレングリコールビス(アリルカーボネ−1〜)3
0部、ジアリルイソフタレート50部を混合・撹拌し、
2(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール0.1部添加した。その後、ジノルマルプ
ロピルパーオキシジカーボネート(日本油脂株式会社製
:パーロイルNPP)2.8部を加えてよく混合した。
この混合物の不溶物を濾過した後、度数で−6,OOD
 (D;ジオプトリー)が出るように設計されたガラス
モールドと、中心厚が2゜0關になるように設語された
エチレン−酢酸ビニル共重合体からなるカスゲットで作
られた空間に注入した、重合は、恒温槽中で、40°C
で5時間40°Cから50″Cまで10時間、50℃か
ら100°Cまで5時間、100”Cで2時間行った。
その後ガラスモールドとガスゲットをレンズから分離し
た。この方法でiσ径751mφ、−6,00Dのレン
ズを注型重合した時の、カラスモールドとレンズの間の
密着不良の発生率は、0.1%未満であった0次に、t
 o o ’cで2時間ポストキュアーし、レンズ内部
の歪をとった。得られたレンズの光学的面状態は良好で
、内部歪もなく、光学材料として満足できるものであっ
た。
(2)プライマー塗M(PL)の調製および塗布硬化 撹拌機のついた3jのSUS製のオートクレーブに、蒸
留水800部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ(白
木油脂■製、商品名“ニューレックスR”)4部を加え
、この混合物を30〜35°Cに1呆ち、毎分40〜6
0回転で撹拌して、内容物を溶解させた。
次に、蒸留して重合禁止剤を除いたメタクリル酸メチル
300部、アクリル酸−n−ブチル20部、スチレン2
00部に、n−ドデシルメルカプタン5部を溶かし、先
のオートクレーブ中に加えた。容器内の雰囲気を充分な
量の窒素を用いて置換した後、毎分500回転で撹拌を
始めた。
続いて、過硫酸カリウム4部を蒸留水36部に溶解させ
、1時間かけて滴下した。
続いて、毎分50回転におとし、内湯を80°Cに加熱
し約3時間反応させた。
反応終了後、停止液として、ジメチルジチオカルバミン
酸ナトリウム3部を蒸留水100部に溶解させたものを
注入し、反応を停止させた。
このようにして得られたエマルジョン浴液の固形分濃度
は37バーセントであD、粒径は、500 rnμ以下
であった。また、粘度法から近似されるこのポリマーの
分子量は約10万であった。
次に、このエマルジョン溶液30部に、撹拌下ゆっくD
、60部のメタノールを加え、続いて、メチルセロソル
ブ50部、ジメチルホルムアミド10部、シリコン系界
面活性剤(日本ユニカー■製、商品名“Y−7002”
)を0,05部を加えてプライマー溶M(PL)とした
このブライマー溶液を、1μの孔のメンブランフィルタ
−で充分濾過を行った後、(1)で得られた基材レンズ
にディッピング法で塗布した。尚、この時の引き上げ速
度を毎分LoanとすることによD、硬化後のプライマ
ー膜厚が0.5μのものが得られた。
塗布されたレンズは、熱風乾燥炉にて、70℃で1時間
、乾燥硬化を行う事によD、良好な外観を呈するレンズ
か得られた。
(3)シリコン系コーテイング液(Hl)の調製および
塗布硬化 撹拌装置を備えたフラスコ中に、窒素雰囲気下イングロ
バノール分散コロイダルシリカ(触媒化成工業■製“0
3CAL−1432”固形分濃度30%)330部およ
びインプロパツール220部、γ−グリシドキシグロピ
ルトリメトキシシラン1.08部を、撹拌しつつ順に加
え、0.05規定塩酸52部を30分間かけて滴下した
。つづいて過塩素酸マグネシウム0825部、前述のシ
リコン系界面活性剤0.1部を添加しなf& 0℃で2
4時間放置し熟成を行い、コーテイング液を得た。
これをHlとする。
続いて、(2)で得られたレンズに、該塗液をディッピ
ング法により塗布を行った。この時の引き上げ速度は、
毎分200Ilで行った。このレンズを熱風乾燥炉にて
、100°Cで2時間保ち加熱硬化させた。このように
して得られた硬化層は、硬く透明で、密着性良好のもの
であった。また、この硬化層の膜厚は、先の1ライマ一
層とあわせて2.4μであった。
(4)反射防止層の形成 (3)で得られたレンズは、真空中、200Wの出力で
Arガスプラズマ中に30秒間暴露させた後真空蒸着法
にて第1図に示すような膜構成の反射防止層をもうけた
。即ち、レンズ側から大気側へ向かって、SiO□、Z
rO2,5102、ZrO□、SiO2五層の薄膜を形
成し、その光学的膜厚は、順に、S iO2が約λ。/
4、次のZ r OxとSiO□の合計膜厚がλ。/4
、次のZrOxが約λ。/4、そして最−F層のS i
 O□が約λ。/4である。尚、設計波長λ。は、51
0部mである。
このようにして得られたレンズは、表面反射が低く、ま
た耐摩耗性にもすぐれたものであった。
尚、第2図に表面反射のスペクトル図を示した。
(5)試験と評価 以上の方法により得られた合成樹脂製レンズについて、
以下の性能評価試験を行った。尚、評価結果を第1表に
示した。
a、#4擦傷性:#0000スチールクールにより荷重
1kg/−で10往復させた後の被膜の状態をみた。
A:はとんど傷がつかない。
B:少し傷がつく。
C:多く傷がつく。
さらに、60°Cの温水中に6時間浸漬した後に、同様
の耐擦傷試験を行い、被膜の状態をみた。
b、密着性:80℃の温水中に、2時間浸漬した後、レ
ンズ表面にナイフで縦横にそれぞれ1市間隔で11本の
平行線状の傷をつけ、100個のマス目をつくD、セロ
ファンテープを接着・剥離後に被膜が剥がれずに残った
マス目の数で示した。
C1酎候性:キセノンロングライフフェードメーター(
スガ試験機■製)を用い、200時間暴露した後の表面
状態を調べた。
実施例 2 (1)合成樹脂製レンズ基材(A2)の製造ジベンジル
イタコネート30部、ジエチレングリコールビス(アリ
ルカーボネート)10部、ジアリルテレフタレート60
部を混合・撹拌し、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン0゜2部を添加した。その後、ジイソプロピ
ルパーオキシジカーボネート(日本油脂株式会社製;パ
ーロイルIPP)3.0部を加えてよく混合した。
この混合物の不溶物を濾過した後、実施例1と同様の操
作により注型重合を行った。
(2)プライマー塗湾(P2)の調製および塗布硬化 市販されているアクリル−スチレン系水性エマルジョン
として、F430(昭和高分子−製品、固型分濃度45
%)を用いた。即ち1.該水性エマルジョン20部に、
強撹拌下、純水20部、メタノール20部をゆっくり加
え、続いて、エチルセロソルブ80部、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル10部を加えた。続いて、パ
ラー七−プチルフェニルサリシレート2.5部および高
分子用安定剤(三共■製、商品名“サノールLS−77
0′″)0.5部を加え、更に紫外線吸収剤2−(2′
−ヒドロキシ−3′〜メチルフエニル)ベンゾトリアゾ
ール0.2部を加え、充分溶解させたのち、不溶分を濾
過によって除きブライマー塗液(P2)としな。
この塗液を実施例1と同様に塗布を行い、60℃で30
分間乾燥させてプライマー層を形成させた。このプライ
マー層の厚さは0.5μであった。
(3)シリコン系コーティング>rffi(II2)の
調製および塗布硬化 撹拌装置を備えたフラスコ中に、メタノール分散コロイ
ダルシリカ(日産化学工業■製“メタノールシリカゾル
”固形分濃度30%)580部、およびインプロパツー
ル350部、γ−グリシドキシプロピル(メチル)ジェ
トキシシラン220部0.1規定塩酸35部、過塩素酸
マグネシウム1.84部、シリコン系界面活性剤0.1
部を添加し、充分撹拌を行い均一な?6液としたのち、
0°Cで、24時間放置熟成を行い、コーテイング液と
した。この液は、実施例1と同様の方法で、先に得られ
たレンズに塗布硬化した。このようにして得られた硬化
膜の膜厚は、プライマーとあわせて、2.2μであった
(4)反射防止層の形成 得られたレンズは、200Wの酸素プラズマによる処理
を30秒行ったのち、真空蒸着法にて反射防止層を設け
た。即ち、レンズ側から大気側へ向かって、ZrOx 
、AN 20s 、ZrO□、5102からなる四層の
薄膜を形成し、その光学的膜厚は、順に、最初のZ r
 O2とAJ203の合計膜厚が約λ。/4、次のZ 
r O2が約λ。/4、そして最上層の5tO2が約λ
。/4である。尚、設計波長λ。は、510部mである
(5)試験と評価 以上の方法により得られなき成樹脂製レンズを実施例1
と同様の方法で評価し、その結果を第1表に示した。
実施例 3 (1)合成樹脂製レンズ基材(八3)の製造ジベンジル
イタコネート30部、ジエチレングリコールビス(アリ
ルカーボネート)10部部、ジアリルイソフタレート6
0部を混合・撹拌し、2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン0゜2部を添加した。その後、ベンゾイル
パーオキサイド(日本油脂株式会社製:ナイパーB)3
.5部を加えてよく混合した。この混合物の不溶物を濾
過した後、ガラスモールド中で重合を行った。
重合は、恒温槽中で、51℃で4時間、55°Cで4時
間、60°Cで3.5時間、65゛Cで3時間、71゛
Cで2.5時間、75°Cで2.5時間、79°Cで2
時間、84°Cで1時間、90℃で2時間行った。その
後の操作は、実施例1と同様に行った。
(2)プライマー塗?l (P 3 )の調製および塗
布硬化 市販のアクリル−スチレン系水性エマルジョンとして、
セビアンA4719(ダイセル化学工業■製品、固形分
濃度50%)を20部、水50部、メタノール70部、
エチルセロソルブ80部、ジメチルホルムアミド20部
を加え、プライマー塗液(P3)とした。
このプライマー塗液に、基材レンズを浸漬し、10c1
c/rninで引き上げ、風乾したのち60°Cで30
分間乾燥硬化させることによD、膜厚0゜4μの均質な
プライマー膜を得た。
(3)バートコ−I・加工及び反射防止加工このように
して得られた基材は、実施例1と同様にして、ハードコ
ート加工()(1使用)及び反射防止膜を形成させた。
(4)試験と評価 以上の方法により得られた合成樹脂製レンズを実施例1
と同様の方法で評価し、その結果を第1表に示した。
実施例 4 (1)合成樹脂製レンズ基材(A4)の製造ビス(2−
クロロベンジル)イタコネート10部、ビス(2−クロ
ロベンジル)メサコネート10部、ジエチレングリコー
ルビス(アリルカーボネート)10部、ジアリルイソフ
タレート40部を混h−撹拌し、エチル−2−シアノ−
3,3−ジフェニルアクリレート0.2部を添加した。
その後、ジー2−エチルへキシルパーオキシジカーボネ
ート(日本油脂株式会社製:バーロイルoPP)2.9
部を加えてよく混Sした。この混合物の不溶物を濾過し
た後、実施例1と同様の操作により注型重合を行った。
(2)プライマー塗液の塗布硬化とハードコート加工及
び反射防止加工 このようにして得られた基材は、実施例1と同様にして
、プライマー塗M(Pi)の塗布硬化並びに、ハードコ
ート加工(H1使用)及び反射防止膜を形成させた。
(3)試験と評価 以上の方法により得られた合成樹脂製レンズを実施例1
と同様の方法で評価し、その結果を第1表に示しな。
実施例 5 (1)合成樹脂製レンズ基材(A5)の製造ビス(2−
ブロモベンジル)イタコネート30部、ジエチレングリ
コールビス(アリルカーボネ−)−)10部、ジアリル
イソフタレート60部を混合・撹拌し、2(2′−ヒド
ロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール0
.1部を添加した。その後、ジイソプロピルパーオキシ
ジカーボネート2.8部を加えてよく混合した。この混
合物の不溶物を濾過した後、実施例1と同様の操作によ
り注型重合を行った。
(2)プライマー塗液の塗布硬化とハードコート加工及
び反射防止加工 このようにして得られた基材は、実施例2と同様にして
、プライマー塗液(P 2 )の塗布硬化並びに、バー
トコ−1〜加工(H2fl用)及び反射防止膜を形成さ
せた。
(3)試験と評価 以上の方法により得られた合成()1脂製レンズを実施
例1と同様の方法で評価し、その結果を第1表に示した
比較例 1 実施例1におけるシリコン系コーテイング液()fl)
に、過塩素酸マグネシウムを添加しないものを調製した
(H1′)。続いて、実施例1におけるh成樹脂製レン
ズ(A1)を用いて、実施例1と同様の方法でプライマ
ー液(Pl)の塗布硬化、シリコン系コーテイング液(
H1’ )の塗布硬化及び反射防止加工を行った。
以上の方法により得られた合成樹脂製レンズを実施例1
と同様の方法で評価し、その結果を第1表に示した。
比較例 2 実施例2におけるシリコン系コーティング液(H2)に
、過塩素酸マグネシウムを添加しないものを調製した(
)(2″)、続いて、実施例2における合成樹脂製レン
ズ(A2)を用いて、実施例2と同様の方法でブライマ
ー液(P2)の塗布硬化、シリコン系コーティングi<
H2’ )の塗布硬化及び反射防止加工を行った。
以上の方法により得られた合成樹脂製レンズを実施例1
と同様の方法で評価し、その結果を第1表に示した。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明における組成物A、Bを用い
る事によD、高屈折率樹脂か得られると同時に、成形が
容易で着色が少なく、耐熱性、屑溶刑性、およびvi#
街撃性等の耐久性を改善した合成樹脂製レンズ基材を得
ることができる。;tた。
本発明における組成物は、反応速度か遅く、各成分モノ
マーの反応速度が近いため、反応制御がし易く、重合開
始剤の選択の幅も広く、重合操作及び、工程管理を容易
にすることができる。
さらに、レンズ表面に、プライマー層、ハードコート層
、反射防止層から成る被膜をもうけたことによD、表面
反射か少く密着性、耐摩耗性に潰れた一般背反性の高い
合成樹脂製レンズを得る事が可能となった。特に、本発
明におけるハードコート層は、硬化触媒として過塩素酸
マグネシウムを用いた事によって、耐摩耗性の向上に成
功したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1におけるレンズ表面の膜構成
図。 A1は基材レンズ、Plはプライマー層、Hlはシリコ
ン系硬化被膜、11〜15は反射防止層であD、薄膜1
1は5io2、t’2はZ r O2,13はSiOw
=14はZr0z、15は5tO2である。 第2図は本発明の実施例1における横軸に光の波長をと
D、縦軸に一方の表面の各波長における光の反射率をと
ったレンズ表面の反射スペクトル図。 以  上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士 銘木 喜三部(他1名)笛1国 波長(rtm) 第2回

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記のAおよびBを主成分とするコモノマーを共重合さ
    せて得られた合成樹脂製レンズ表面に、下記のCを主成
    分とする0.1〜2μmの膜厚の樹脂薄膜をもうけ、そ
    の表層に、下記のD、EおよびFを主成分とする組成物
    を加熱硬化させてなる1〜10μmの膜厚のシリコン系
    硬化被膜をもうけ、更に、その表層に無機化合物からな
    る反射防止層をもうけたことを特徴とする合成樹脂製レ
    ンズ。 A、一般式が〔1〕で示される1種以上の単量体。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔1〕 (式中R^1、R^2は異なる基であって、一方は−H
    、他方は▲数式、化学式、表等があります▼を表 し、Xはフッ素を除くハロゲンまたは水素を表す。) B、一般式〔2〕で示される1種以上の単量体。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔2〕 (式中R^3は、■O−CH_2−CH_2■_nO−
    、▲数式、化学式、表等があります▼、または▲数式、
    化学式、表等があります▼を表し、nは 1から3までの整数を表す。) C、アクリル系および/またはメタクリル系化合物と芳
    香族系ビニル化合物のコポリマー。 D、一般式が〔3〕で示されるシラン化合物の1種また
    は2種以上の加水分解物および/または部分縮合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔3〕 (式中R^4は、エポキシ基を有する有機基、R^5は
    、炭素数1から4の炭化水素基、R^6は、炭素数1か
    ら4の炭化水素基、アルコキシアルキル基、アシル基を
    表し、aは、0または1である。) E、粒径1から100mμのコロイダルシリカ。 F、過塩素酸マグネシウム。
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