JPH01228012A - 板書装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は黒板あるいは白板面等の記録媒体上に画情報を
記録したり、読取ったり、さらに記録媒体上に記録した
画像を消去できる板書装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、板書装置は下記の如く構成される。

（１）特公昭５９−１７１６９６号等に記載されている
ように、光源、レンズおよびイメージセンサ等を搭載し
た画像読取用のキャリアが板面上を平行移動し、板面上
の画情報を読み取る構成となっている。

（２）特公昭６０−２５０４２９号に記載されているよ
うに、ボード面を形成する白板用フィルムを両端で巻き
取り、−盲端において熱転写記録手段によりフィルム上
に所定の画情報を形成し、また該フィルム上の画情報を
読取装置により読取り、プリントアウトする構成となっ
ている。

（３）特公昭６２−１０９６９９号等に記載されている
ように、筆記媒体と読取り手段と消去手段とからなり、
筆記媒体と読み取り手段および消去手段との相対運動に
より、読取りあるいは消去を行う構成となっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来例では下記の欠点があった、従
来例（１）においては、板面上の画情報を読取るだけの
機能のため、板面への記録、あるいは記録前および読取
り後の板面の画像消去は人手に頼るしかなかった。その
ため上記記録あるいは消去が会議、打合せ等の途中に行
われると議事の進行の妨げとなり会議等の効率を悪くす
るものである。

従来例（３）においても、消去手段は有するが、板面へ
の記録は人手に頼るしかなく、従来例（１）　と同様の
欠点を有する。

従来例（２）においては、記録手段は有するが、板面の
消去は人手に頼るしかなく、従来例（１）　　と同様の
欠点を有する。

また従来例（２）　、　（３）においては板面がフィル
ム状であり、破れ、しわ等の破損に対する信頼性が低い
および書き込みにくいという欠点を有する。

本発明の目的は、記録媒体への記録および消去を人手に
頼ることなく、会議等が効率良く運営される、また、記
録媒体の破損に対する信頼性が高く、書き込みも容易で
ある板書装置を提供するものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明の目的を達成するための要旨とするところは、ボ
ード状に形成した被記録媒体の記録面に対し、画像信号
に基づいて該被記録媒体の記録面に画像を形成する記録
手段と、該被記録媒体の記録面上の画像を読取る読取手
段と、該被記録媒体の記録面上の画像を消去するクリー
ニング手段とを対向配置し、かつ該記録手段、該読取手
段および該クリーニング手段を該記録媒体の記録面に沿
って移動可能に構成したことを特徴とする板書装置にあ
る。

［作　用］ 上記のように構成した板書装置は、記録媒体への画像の
記録、画像の読取り、および画像の消去が全て自動的に
行なえ、また被記録媒体もボード状であることから破損
に対する信頼性が高く、書込みも容易である。

［実施例］ 第１図〜第３図に本発明の一実施例を示す。

図において、被記録媒体であるボード部材１上を、記録
手段６と第１のクリーニング手段７を搭載した第１の走
査部２および読み取り手段１２と第２のクリーニング手
段１７を搭載した第２の走査部３がレール４に沿って矢
印ＡおよびＢ方向に単独で夫々不図示の走査用モータを
駆動することにより往復走査可能に構成されている。走
査部２および３はイニシャル時においてボード部材１の
表示面側から見て、左端側に第１の走査部２が、右端側
に第２の走査部３が配置されている。またボード部材１
およびレール４は支持部材５ａ、５ｂにより第１図に示
す如く固定支持されている。

ボード部材１は、マーカー等の筆記用具、あるいは後述
する第１の走査部２の記録手段６による書き込みおよび
記録が可能であり、かつ白板消しあるいは後述する第１
、第２のクリーニング手段フ、１７による消去が可能に
構成されている。材買としては例えばホウロウ仕上げし
たアルミニウム板があげられる。

第１の走査部２の記録手段６および第１のクリーニング
手段７を第２図を参照して説明する。

先ず、記録手段６はインクジェット方式の１つであるピ
エゾジェット方式を用いており、インクタンク６ａ内に
収容するインク（染料あるいは顔料よりなる着色剤と、
水、グリセリンあるいはエチレングリコール等よりなる
溶媒と、粘度や表面張力等の物性を調整する補助剤とを
混合したもの）６ｅをフィルタ６ｂを介して毛細管現象
によりノズル６Ｃに導き、ノズル６Ｃの外周に設けたピ
エゾ素子６ｄに電圧を印加することにより、ノズル６Ｃ
の先端方向に圧力が加えられてインク６ｅがノズル６Ｃ
より噴出してボード部材ｌの表示面上に画像が形成され
る。記録手段６のノズル６Ｃは所定のドツト密度に従っ
てライン状あるいは千鳥状に上下方向に沿って１ライン
形成され、ボード部材１の上下方向の全幅に渡って画像
が形成されるようになっている。また、ピエゾ素子６ｄ
に印加される電圧、すなわち記録４３号は、不図示のド
キュメントリーダ、あるいはパソコン、ワープロ等の情
報作成装置、あるいはファックス等の情報伝達装置等に
代表される外部情報源から供給される。

一方、第１のクリーニング手段７は、矢印入方向に対し
て記録手段６の前方に位置し、ボード部材１の上下方向
に沿って延びる支軸８ａの上下両端部に回動レバー８を
回動可能に設け、この上下両回動レバー８の一端部間に
フェルト、スポンジあるいはファーブラシ等からなるク
リーニングローラ７ａを回転軸７ｂを中心として回転可
能に設け、ばね１１により回動レバー８を時計方向に常
時付勢している。この回動レバー８の他端部にはカムフ
ォロワー８ｂが回転軸８ｃを中心として回転可能に取付
けられていて、ボード部材ｌの上下方向に沿って延びる
るカム軸９ａの上下両端部に夫々固定されたカム９を所
定角度回動させると、カムフォロワー８ｂが従動して回
動レバー８が反時計方向にばね１１に抗して所定角度回
動じ、クリーニングローラ７ａをボード部材１の表示面
に押し付け、その際、クリーニングローラ７ａを回転さ
せることによりボード部材１の表示面に記録された画像
ｌｅａを機械的摺擦により消去し、またカム９を元の位
置まで戻すと回動レバー８がばね１１のばね力により元
の位置に戻り、クリーニングローラ７ａがボード部材１
の表示面から離れた位置に退避する。

なお、クリーニングローラ７ａは不図示のモータにより
矢印Ｃ方向に回転駆動され、またカム軸９ａは不図示の
モータにより回転駆動される。

次に、第２の走査部３の読取手段１２および第２のクリ
ーニング手段１７を第３図を参照して説明する。

読取手段１２は、光源１２ａによりボード部材１の表示
面を上下方向全幅に渡り略一定の幅で照明し、ボード部
材１の表示面の上下方向に沿って延びる屈折率分布型レ
ンズアレイ１２ｂを通して該光源１２ａで照明されたボ
ード部材１上に表示された画像１０ｂからの反射光を等
倍型光電変換素子１２ｃに導き、光電変換素子１２ｃ″
Ｃ読み取り変換された画像信号が不図示の感熱記録装置
、熱転写記録装置等の記録装置に送られてプリントアウ
トされる。

第２のクリーニング手段１７は、矢印Ｂ方向に対して読
取手段１２の後方に位置しており、その構造は上記した
第１のクリーニング手段７とクリーニングローラ７ａの
回転が矢印りで示す逆方向である点を除いて同一である
ので、各部材には第１のクリーニング手段７の各部材と
同じ符号を付してその構造説明を省略する。

上記の如く構成した板書装置の第１１第２の走査部２．
３の駆動、第１の走査部２に設けられた記録手段６、第
１のクリーニング手段７および第２の走査部３に設けら
れた読取手段１２、第２のクリーニング手段１７は、第
４図に示す制御装置により、例えば第５図に示すフロー
チャートに従って動作する。

第４図において、１００はＣＰＵ　、　１０１は各種の
走査指示用の機能キー、表示部等が設けられたコンソー
ルで、コンソール１０１からの指示がＣＰｔ１ｌＯＯに
入力されると、入力された指示に従って、第１の走査部
２の走査用そ一夕２１．１２の走査部の走査用モータ２
２、第１のクリーニング手段７のクリーニングローラ用
そ一タ２３、第２のクリーニング手段１７のクリーニン
グローラ用モータ２４、第１のクリーニング手段フのカ
ム用モータ２５、第２のクリーニング手段１７のカム用
モータ２６を駆動制御し、また第１の走査部２に設けら
れた記録手段６のピエゾ素子６ｄを外部情報源１０２か
らの画像情報に基づいて駆動するためにインターフェー
ス１０３、記録ヘッドドライバ１０４を駆動制御し、さ
らに第２の走査部３の読取手段１２で読取った画像を、
例えば熱転写方式のプリンタでブリントアウトさせるた
めに、サーマルヘッド１０９を駆動するサーマルヘッド
ドライバ１ｏａ　、　光源１２ａ　、光電変換素子１２
ｃを駆動制御する。

コンソール１０１の機能キーからの指示は、大別して以
下の（１）〜（７）の７つの動作に分けられる。

（１）読取りとクリーニングと記録を行う（２）読取り
とクリーニングを行う （３）読取りと記録を行う （４）読取りのみ行う。

（５）クリーニングと記録を行う （６）クリーニングのみ行う （７）記録のみ行う ここで、上記（１）　、　（２）および（５）の動作が
指示された場合のＣＰＵ１００の動作手順を第５図のフ
ローチャートに従って説明する。なお、上記（３）　、
　（４）　、　（５）　、　（６）　、　（７）の動作
順序もそれらに準するものである。

（２）の動作：読取りとクリーニングが指示された場合
、ステップ２０２，２０３，２０９により読取りとクリ
ーニングの命令がコンソール１０１よりＣＰＵ１００に
送られると、ステップ２１０に進み、ＣＰＵ１００はス
テップ２１１で光源１２ａ１光電変換素子１２ｃ　、サ
ーマルドライバ１０８をオンし、ステップ２１２でモー
タ２２，２４．２６を作動させ、読取りおよびクリーニ
ングを実行しくステップ２１３　）　、すなわち、読取
りが終了すると（ステップ２１４）、光源１２ａ　、光
電変換素子１２ｃ　、サーマルドライバ１０８およびモ
ータ２２．２４．２６をオフしくステップ２１５）、終
了する（ステップ２２７）。

第２のクリーニング手段１７におけるクリーニングロー
ラ７ａが矢印り方向に回転し、かつボード部材１面に付
勢され、また第２の走査部３が矢印Ｂ方向に走査開始し
、第２の走査部３の走査に同期してボード部材１面上の
画像１０ｂが光電変換素子１２ｃにより読み取られ、読
み取られた画像１０ｂは２値化等の信号処理を行われサ
ーマルヘッドドライバ１０８に送られ、該ドライバ１０
８がサーマルヘッドを駆動することにより順次プリント
アウトされていく、また読み取られた画像１０ｂは第２
のクリーニング手段１７により順次消去される。そして
ボード部材１全面の読み取りおよびクリーニングが終了
したら、クリーニングローラ７ａはボード部材１面から
カム９により解除され、第２の走査部３は矢印Ａ方向に
走査してイニシャル位置に戻るものである。

（５）の動作：クリーニングと記録が指示された場合、
ステップ２０２，２１７，２１８により、クリーニング
と記録の命令がコンソール１０１あるいは外部情報源１
０２からインターフェース１０３を経てＣＰＵ１００に
送られるとステップ２１９に進み、ＣＰＵ１００は記録
ヘッドドライバ１０４　、モータ２１．２３．２５を作
動させる（ステップ２２０）。すなわち第１のクリーニ
ング手段７のクリーニングローラ７ａが矢印Ｃ方向に回
転し、かつボード部材１面に付勢され、また第１の走査
部２が矢印Ａ方向に走査開始し、ボード部材１面上の既
存の画像１０ａは第１のクリーニング手段７により順次
消去されていく。そして上記走査に同期して記録ヘッド
ドライバ１０４によりピエゾ素子６ｄが駆動されること
により、クリーニングされたボード部材１面上に画像１
０が形成される。クリーニングおよび記録が終了したら
（ステップ２２２　）　、クリーニングローラ７ａはボ
ード部材１面からカム９により解除され、第１の走査部
２は矢印Ｂ方向に走査してイニシャル位置に戻るもので
ある。

（１）の動作：読取り、クリーニング、記録が指示され
た場合、ステップ２０５に進み、次いでステップ２０６
に進む。ステップ２０５は上述の（２）の動作における
ステップ２１０〜２１５と実行し、ステップ２０６は上
述の（５）の動作におけるステップ２１９〜２１３を行
うものである。すなわち第２の走査部３が往復走査によ
り読み取りおよびクリーニングを実行した後、第１の走
査部２が往復走査によりクリーニングおよび記録を実行
する。このとき第１の走査部２の走査において、必ずし
もクリーニングが必要ではないことは言うまでもない。

なお、上記した実施における記録手段６は、インクジェ
ット方式に限定されるものではなく、熱転写記録、ワイ
ヤドツトプリンタ等であればよい。

また、第１の走査部２と第２の走査部３とが左右逆の配
置であってもよいことは言うまでもない、この時もイニ
シャル位置からの走査開始方向に対して記録手段６の前
方に第１のクリーニング手段７が、読取手段１２の後方
に第２のクリーニング手段１７が配置されるものである
。

さらに、クリーニング手段７．１７はクリーニングロー
ラではなく各種ゴム等からなるクリーニングブレードで
もよく、該ブレードの方向は順方向、カウンタ方向のい
ずれでも可能である。

また上記実施例では、読み取りとクリーニングを実行す
る（２）の動作において、往復走査の往路において読み
取りとクリーニングを実行したが、往路において読み取
りを実行し、復路においてクリーニングを実行してもよ
い、この場合、読み取り手段とクリー二、ング手段の走
査方向に対する前後の位置関係は読み取り手段の前方に
クリーニング手段が位置してもよい、さらにはクリーニ
ングは往路と復路いずれにおいても実行してもよい。

さらに、クリーニングローラの付勢、解除はカム、コロ
および付勢バネでなされたが、これに限定されるもので
なく、ソレノイド、ギアとラック、等付勢と解除が可能
な機構であればいずれでもよい。

［発明の効果］ 以上説明してきたように、本発明によれば、被記録媒体
への画像記録および画像の消去を入手に頼ることなく行
えて、会議等が効率良く運営される。また被記録媒体が
ボード状であるため破損に対する信頼性が高く、書き込
みも容易である板書装置が提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による板書装置の一実施例を示す外観正
面図、第２図はその第１の走査部の断面図、第３図はそ
の第２の走査部の断面図、第４図はその制御装置のブロ
ック図、第５図はフローチャートを示している。 １：ボード部材、　　　２　：ｉｌの走査部、３：第２
の走査部、　６：記録手段、 ７：第１のクリーニング手段、 １２：読取手段、 １７：第２のクリーニング手段。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　ボード状に形成した被記録媒体の記録面に対し、画
   像信号に基づいて該被記録媒体の記録面に画像を形成す
   る記録手段と、該被記録媒体の記録面上の画像を読取る
   読取手段と、該被記録媒体の記録面上の画像を消去する
   クリーニング手段とを対向配置し、かつ該記録手段、該
   読取手段および該クリーニング手段を該記録媒体の記録
   面に沿って移動可能に構成したことを特徴とする板書装
   置。