JPH01226557A

JPH01226557A - 嵌合型容器

Info

Publication number: JPH01226557A
Application number: JP63040496A
Authority: JP
Inventors: Murao Arata; 村雄荒田
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1988-02-23
Filing date: 1988-02-23
Publication date: 1989-09-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、嵌合型容器に関するものである。

さらに詳しくは、この発明は、容器の持ち運びおよび使
用時に蓋が外れることがなく、取り扱いが便利で電子レ
ンジにも使用することのできる嵌合型容器に関するもの
である。

（従来の技術）従来より、熱硬化性樹脂成形材料より製造した上面がｒ
ｉｒｉａシた容器や容器本体と蓋部とに分割可能な、重
す合わせによる密閉型の一段または多段の容器が知られ
ている。

”、また、近年、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂のような熱硬１ヒ性樹脂にガラス繊
維などの無機質充填剤を配合した樹脂成形材料から容器
を製造し、これを電子レンジ用容器として用いることも
なされている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、これら従来の容器は、そのほとんどが上
面が開口した容器であり、持ち運びや使用時に容器の塁
が外れる恐れがあり、特に、汁が含まれる食品用などに
は用いることのできないものであった。また、取り扱い
も不便であった。−方、これら従来の容器は、耐熱性に
は優れているものの、電子レンジなどに使用すると放熱
性に乏しいことからクラックが発生してしまい、使用回
数に著しい制限かあった。

この発明は上記事情に鑑みて為されたちのであり、その
目的とするところは、耐熱性、放熱性が良好であるとと
もに、容器と蓋部とか簡単に外れることのない、取り扱
いの便利な嵌合型の容器を提供することにある。

（課題を解決するための手段）この発明は、上記の目的を実現するために、容器本体と
蓋部とに分割可能な熱硬化性樹脂成形の円筒容器におい
て、容器本体または蓋部のいずれか一方の嵌合部の周面
段差部に突起を設け、他方の嵌合部内周面に該突起の差
し込み溝部とこれに連なる嵌合周面溝部を配設してなる
ことを特徴とする底台型容器を提供する。

この発明の成形材料としての熱硬化性樹脂としては、フ
ェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
、メラミン樹脂などを用いることができる。

この発明は、これらの熱硬化性樹脂に水酸化アルミニウ
ムを配合してなる樹脂成形材料から成形した容器を、こ
の発明の好ましい態様として提供するものでもある。

この水酸化アルミニウムを配合することにより、この発
明の底台型容器の放熱性は著しく向上する。

水酸化アルミニウムの配合割合は、全固形分に対して１
０〜３０重量％程度とするのが好ましい。

１ｏｆｆＬ量％未満の場合は放熱性の向上がそれほど望
めず、３０重量％を越えると成形性が低下してしまう。

また、ガラス繊維、石綿繊維、炭酸カルシウム、シリカ
のような無機質充填材を上記樹脂材料に配合するのも好
ましい、この無機質充填材によりり（熱性を向上させる
ことができる。

無機質充填材の配合割合は全固形分に対して２０〜４０
重星％程度とするのが好ましい。２０重量％未満の場合
は耐熱性の著しい向上が期待できなく、逆に４０重量％
を越えると賦形性が乏しくなってしまう。

もちろん、この発明の容器は、水酸化アルミニウム等の
配合材料からの成形品に限定されるものではない、耐熱
性、放熱性を向上させるその他の配合成分を添加しても
よい。

たとえばこのようにして調製した樹脂成形材料から、圧
縮成形、トランスファ成形、注型成形等通常の成形加工
により製造することのできるこの発明の嵌合容器は、上
記の通りの突起と、この突起に嵌合する溝部とを有し、
これにより、容器本体と溝部とをしっかり嵌合する。

この構造によって、−段または多段の容器とすることが
できる。

（作　用）この発明の底台型容器は、従来の容器のように上面が開
口したものや単なる重ね合わせによる密閉型の容器とは
相違して、容器本体と蓋部とが上記の通りの突起と溝部
とによる嵌合の構造を有しているため、持ち運びや使用
時等に、容器本体と蓋部とは簡単に外れない。

また、この容器は、耐熱性および放熱性の良好な熱硬化
性樹脂成形材料によって成形しているため、電子レンジ
にも良好に使用することができる。

（実施例）次に実施例として、この発明の容器を、図面に沿って説
明する。

第１図は、この発明の一実施例を示したものである。

この例においては、底台型容器（Ａ）は、容器本体（１
）と蓋部（２）とからなり、両面に分割可能な円筒容器
を構成している。この容器（Ａ）は、熱硬化性樹脂成形
材料によって成形する。

蓋部（２）には、その嵌合部の周面段差部（３）におい
て複数の突起（４）を設けており、また容器本体〈１）
の嵌合部内周面には、突起（４）の差し込み溝部を（５
）と、これに連なる周面泪部（６）とを設°けている。

この構造からなる嵌合容器（Ａ）は、突起（４）を容器
本体（１）の差し込み溝部（５）に沿って差し込み、次
いで矢印の右回り方向に回転させることによって、この
突起（４）を周面溝部（６）にしっかりと嵌合させる。

これにより、底台型容器（Ａ）は密閉状態となり、持ち
運びや電子レンジ等での使用時に簡単に容器本体（１）
と蓋部（２）とは外れることがない。

しかも、嵌合操作ら簡単であり、差し込みと回転の単純
な動作によってワンタッチで密閉装着することができる
。

また、第２図は、多段式容器の例を示したものである。

この例においては、容器本体（７）は、蓋部（８）を兼
ねている。このような容器本体（７）を複数用いること
により、さらに多数の容器とすることができる。

この発明の底台型容器は、以上の通り密閉型であるので
、中味がこぼれる恐れもなく、携帯用として使用もでき
る。また、耐熱性および放熱性に優れているので、電子
レンジ用密閉型容器として好適に使用できるものである
。

たとえば、不飽和ポリエステル樹脂５０重量％（固形分
）、水酸化アルミニウム２０重量％、ガラス繊維３０重
量％を配合して樹脂成形材料を調製し、この樹脂成形材
料から第１図に示した嵌合型の密閉容器を成形した。こ
の容器を密閉した状態で電子レンジ内に配置したところ
、２２０℃、６０分を１サイクルとして、クラックが発
生するサイクルは２０サイクルであった。従来のものは
、これに比べてはるかに容易にクラックが発生した。

（発明の効果）この発明にあっては、その嵌合構造により強固な密閉が
簡単な操作により可能であり、容器本体と蓋との外れや
、取り扱いの不便さはない。しから、放熱性および耐熱
性に優れているので、密閉型であっても電子レンジに使
用した場合には、クラックの発生を抑制することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す分解斜視図であり、第
２図はさらに池の例を示した分解斜視図である。Ａ・・・底台型容器１・・・容器本体２・・・蓋部３・・・周面段差部４・・・突　　　起５・・・差し込み溝部６・・・周面溝部７・・・容器本体８・・・蓋部代理人　弁理士　　西　　澤　　利　　大筒　　１　　
図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）容器本体と蓋部とに分割可能な熱硬化性樹脂成形
の円筒容器において、いずれか一方の嵌合部の周面段差
部に突起を設け、他方の嵌合部内周面に該突起の差し込
み溝部とこれに連なる嵌合周面溝部を配設してなること
を特徴とする嵌合型容器。
（２）熱硬化性樹脂に水酸化アルミニウムと無機質充填
剤を配合した樹脂成形材料から成形した請求項（１）記
載の嵌合型容器。