JPH0122476Y2 - - Google Patents

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JPH0122476Y2
JPH0122476Y2 JP14738185U JP14738185U JPH0122476Y2 JP H0122476 Y2 JPH0122476 Y2 JP H0122476Y2 JP 14738185 U JP14738185 U JP 14738185U JP 14738185 U JP14738185 U JP 14738185U JP H0122476 Y2 JPH0122476 Y2 JP H0122476Y2
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air
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主として、鶏肉等の肉類や魚介類
等の食品を緩慢解凍する装置に関する。
〔従来の技術並びに問題点〕
食品の表面に、比較的低温の空気、例えば−3
℃〜3℃の空気を強制送風して冷凍肉や冷凍魚等
を解凍すると、解凍時のドリツプ量が少なく、し
かも風味が低下しないで高品質の解凍食品が得ら
れることが知られている。
このことを実現する装置として、いわゆるバツ
チ式のものと、連続式のものが開発されている。
バツチ式のものは、台車の棚に食品を載せ、こ
れを解凍室に搬入し、棚の間に解凍用の空気を強
制送風している。この装置は、食品全体を均一に
解凍できるように、一定時間毎に送風方向を逆転
させて、解凍むらを防止している。
しかしながら、この方式の解凍装置は、バツチ
式の為に作業性と能率が悪く、しかも解凍空気の
送風の方向を一定時間毎に反転させる必要があ
り、解凍空気の送風手段が複雑となる欠点があつ
た。
連続式の解凍装置は、トンネル内に、コンベア
でもつて食品を運び、このトンネルに解凍空気を
吹き込んで解凍している。この装置は、連続式の
為に作業能率は良い。しかしながら、この装置
は、食品の表面に常に一定の方向から解凍空気を
吹き付けるので、食品全体を均一に解凍できない
欠点があつた。
この考案は、従来のこの欠点を除去することを
目的に開発されたもので、この考案の重要な目的
は、食品を連続的に能率よく解凍でき、しかも、
送風方向を切り換えないにもかかわらず、食品が
移送されるに従つて、表面に吹き付けられる解凍
空気の向きが変わり、食品全体を均一に解凍でき
る食品の解凍装置を提供することにある。
〔目的を達成する為の手段〕
この考案の食品の解凍装置は、その好ましい実
施例である第1図の平面図に示すように、縦筒状
の送風ダクト1内に、スパイラル状に移動するス
パイラルコンベア2が配設されている。スパイラ
ルコンベア2は、上に載せられた冷凍食品を、筒
状の送風ダクト1内でスパイラル状に移送する。
送風ダクト1には、送風機3でもつて、横から解
凍用の空気が強制送風される。
送風ダクト1は、水平断面形状における片側
に、解凍空気を吹き出す給気口4が開口されてい
る。給気口4と相対向する位置に排気口5が開口
されている。すなわち、給気口4と排気口5とは
相対向する位置に設けられている。給気口4から
吹き出された解凍空気は、送風ダクト1で分流さ
れ、排気口5で集合して排出される。
〔作用、効果〕 第1図に示すように、給気口4
から送風ダクト1内に吹き込まれた解凍空気は、
送風ダクト1内で左右に分流される。第1図にお
いて上下に分流された空気流(実線の矢印)は、
右から左に移送される。スパイラルコンベア2で
移送される食品は、第1図において、上半分で左
から右に、下半分では右から左に移送される。
したがつて、解凍空気が流れる方向は、送風ダ
クトの上半分では食品の移送方向(鎖線の矢印)
と逆、下半分は食品の移動方向と同一に流動され
る。このため、スパイラルコンベア2でもつて移
送される冷凍食品は、上半分の部分では前方から
解凍空気が吹き付けられ、又下半分の部分に於て
は後から解凍空気が吹き付けられる。即ち、冷凍
食品に吹き付けられた解凍空気の吹き付け方向
は、食品が給気口4と排気口5の近傍を通過する
びに反転される。
さらにまた、スパイラルコンベアで移送される
食品は、回転軌道に沿つて移動するとともに、上
下方向にも移送される。すなわち、送風ダクトの
全ての部分を通過しながら解凍される。このた
め、解凍される食品は、移送途中で色々な方向か
ら解凍空気が吹き付けられながら移送され、さら
に、送風ダクト内を立体的に全部分を通過して移
送されるので、例えば送風ダクト内に温度むらが
あつても、全ての食品は同一の条件で解凍され
る。
従つて、本考案の解凍装置は、被解凍食品の送
風方向を反転せず、常時一定の方向に移動させる
にもかかわらず、食品は、移動されるに従つて自
動的に吹き付けられる風向きが変わり、全ての食
品全体を均一に、しかも能率よく連続的に解凍で
きる特長を実現する。
〔好ましい実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図及び第2図に示す解凍装置は、垂直方向
に延長する筒状に形成された送風ダクト1と、こ
の送風ダクト1内で、冷凍食品をスパイラル状に
移送するスパイラルコンベア2と、送風ダクト1
に解凍空気を吹き込んで循環させる送風機3とを
備えている。
送風ダクト1は、直径2〜5mφの円筒状内壁
6と、平径的な直径が3〜8mφの多角筒状の外
壁7とで囲まれて形成されている。送風ダクト1
の高さは、第2図に示す如く、内部でスパイラル
コンベア2が多段に配設されて移送されるよう
に、1〜4m程度に決定される。
送風ダクト1内を流動した解凍空気は、これが
循環して使用されるように、第1図に示す如く、
外壁7の外周が外ケース8で囲まれて、外ケース
8とと外壁7との間に空気ダクト9が形成され、
空気ダクト9と送風ダクト1とで空気の循環路が
形成されている。
送風ダクト1は、第1図の水平断面図に示すよ
うに、片側(第1図に於て右側)に給気口4が開
口され、この給気口4と相対向する位置(第1図
に於て左側)に排気口5が開口されている。
スパイラルコンベア2は、第1図と第2図に示
すように、送風ダクト1にスパイラル状に配設さ
れ、食品を多段の棚に収納する状態でスパイラル
状に移送する。即ち、スパイラルコンベア2は、
外ケース8の入口を通つて送風ダクト1の下部に
接線方向に侵入し、回転する送風ダクト1内を循
環しながらしだいに上昇され、最上段から出口を
通つて外ケース8外に送り出される。
スパイラルコンベア2は全体が無端ベルト状に
連結されている。従つて、外ケース8外で互いに
連結され、外ケース8の出口から出た後、再び入
口に案内される。
スパイラルコンベア2は、送風ダクト1内をス
パイラル状に移動するとき、表面と平行な面内で
湾曲される。湾曲できるスパイラルコンベア2
を、第3図〜第5図に示す。このスパイラルコン
ベア2は、線材10と、この線材10の両端をチ
エーンの如く連結する連結片11とからなる。
連結片11は、開口部がテーパー状に広がつた
コ字状で、両端開口部を貫通して線材10が固定
され、先端の細幅部分には、長手方向に延長し
て、線材10が自由に移動できるスリツト12が
穿設されている。
このスパイラルコンベア2は、第3図〜第5図
に示すように、スリツト12に隣接線材10を貫
通させ、連結片11を介して、線材10を互いに
連結しているので、線材10がスリツト12に沿
つて移動することにより、線材10の間隔が可変
できる。この為、第3図に於て、線材10の左側
の間隔を右側よりも狭くすることにより、第3図
の鎖線で示す方向に、スパイラルコンベア2全体
を右に湾曲できる。
この形状のスパイラルコンベア2は、第6図に
示すように、送風ダクト1内に螺旋状に配設され
たガイド13に載せられてガイド13に沿つて移
動される。ガイド13は、送風ガイド1を形成す
る外壁7の内面に片側が固定されている。第1図
に於て、送風ダクト1の給気口4と排気口5には
外壁7が設けられないが、この部分は、第1図に
示すように支柱(図示せず)を垂直に立て、この
支柱にガイド13の片側が固定される。ただ、給
気口4と排気口5とが幅狭の場合、必ずしも給気
口4と排気口5とでガイド13を固定しなくとも
ガイド13を螺旋状に支持できる。
ガイド13は、上面が摩擦抵抗が少なくて耐摩
耗性の良い材質、例えば合成樹脂や金属で形成さ
れる。
送風ダクト1内のスパイラルコンベア2は、第
3図に示すように、円筒状の内壁6表面に垂直に
延長して凸条14を固定し、この凸条14をスパ
イラルコンベア2内側の凸起19間にはめ込み、
内壁6全体を水平面内で回転して移送する。
送風ダクト1から外部に引きだされたスパイラ
ルコンベア2は、連結片11内の線材10を、チ
エーンスプロケツト等に掛けてチエーンと同様の
状態で移送できる。
送風機3は、給気口4に配設され、給気口4か
ら送風ダクト1内に解凍空気を吹き込む。送風ダ
クト1に吹き込まれた解凍空気は、第1図に於て
上下に2分岐して流動し、排気口5で集められて
送風ダクト1から空気ダクト9に吹き出される。
空気ダクト9には電気ヒータ15が配設され、
電気ヒータ15で加温された空気が、送風機3で
もつて再び給気口4から送風ダクト1内に吹き込
まれる。
給気口4から送風ダクト1に吹き込まれる解凍
空気の温度は、通常−3℃〜20℃、好ましくは、
−3℃〜3℃程度に決定される。解凍空気の温度
は、送風ダクト1内に配設された温度センサ(図
示せず)で電気ヒータ15の通電を制御して調整
される。
電気ヒータ15を使用せず、外気を吸入して循
環空気温度を制御することも可能である。この場
合、温度センサでもつて、外ケースに開口された
空気吸入口の開度を調整し、温度が低下すると外
気吸入量を増加させて送風ダクト内の空気を制御
できる。
この考案の装置は、食品の凍結又は冷却用に併
用できる。この場合、第1図と第2図とに示すよ
うに、冷却用の熱交換器16を送風機3の吸入側
に配設し、送風機3が冷空気を食品に吹き付ける
ように構成する。
ところで、解凍用の空気が表面に吹き付けられ
た食品は、解凍が進むに従つて表面が乾燥し易
い。これを避けるには、第1図と第2図に示すよ
うに、排気口4の近傍に加湿用のノズル17を配
設し、このノズル17から食品に水分を噴霧すれ
ばよい。
水分噴霧箇所の両側には、空気遮断用のノレン
18が配設され、ノレン18でもつて、解凍空気
が噴霧位置に強制送風するのを防止するのがよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
す水平断面図および垂直断面図、第3図は送風ダ
クト内に配設されたスパイラルコンベアの一部を
示す平面図、第4図は第3図に示すスパイラルコ
ンベアの一部を示す側面図、第5図は送風ダクト
のガイド上に配設されたスパイラルコンベアの断
面図、第6図はスパイラルコンベアを構成する線
材とその連結片を示す斜視図である。 1……送風ダクト、2……スパイラルコンベ
ア、3……送風機、4……給気口、5……排気
口、6……内壁、7……外壁、8……外ケース、
9……空気ダクト、10……線材、11……連結
片、12……スリツト、13……ガイド、14…
…凸条、15……電気ヒータ、16……熱交換
器、17……ノズル、18……ノレン、19……
凸起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 被解凍食品に空気を吹き付けて解凍する食品
    の解凍装置に於て、垂直に延長する筒状に形成
    された送風ダクトと、 この送風ダクト内にスパイラル状に配設され
    ておつて、被解凍食品をスパイラル状に移送す
    るスパイラルコンベアと、 前記送風ダクトに解凍用の空気流を強制送風
    する送風機とからなり、 送風ダクトは、水平断面形状に於て、片側に
    解凍空気の給気口が、この給気口に相対向する
    位置に解凍空気の排気口が開口されており、送
    風機で送風される解凍空気流が給気口から送風
    ダクトに供給されて送風ダクト内で分岐して送
    風され、排気口で集合して送風ダクト外に排気
    され、被解凍物は、スパイラルコンベアで移送
    されるに従つて、表面に当たる風向が変更され
    るように構成されたことを特徴とする食品の解
    凍装置。 (2) 送風ダクトの給気口に送風機が配設されてい
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の食品の
    解凍装置。 (3) 排気口から送風ダクト外に吹き出された空気
    が、送風ダクト外で給気口に還流されて空気が
    循環される実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の食品の解凍装置。
JP14738185U 1985-09-26 1985-09-26 Expired JPH0122476Y2 (ja)

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JP14738185U JPH0122476Y2 (ja) 1985-09-26 1985-09-26

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JP14738185U JPH0122476Y2 (ja) 1985-09-26 1985-09-26

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JPS6257687U JPS6257687U (ja) 1987-04-09
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JP14738185U Expired JPH0122476Y2 (ja) 1985-09-26 1985-09-26

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