JPH01224080A - 鮮映性塗装鋼板の製造方法 - Google Patents

鮮映性塗装鋼板の製造方法

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JPH01224080A
JPH01224080A JP4916688A JP4916688A JPH01224080A JP H01224080 A JPH01224080 A JP H01224080A JP 4916688 A JP4916688 A JP 4916688A JP 4916688 A JP4916688 A JP 4916688A JP H01224080 A JPH01224080 A JP H01224080A
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JP
Japan
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paint
steel sheet
mercury
liquid
coated steel
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Pending
Application number
JP4916688A
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English (en)
Inventor
Kenji Ikishima
健司 壱岐島
Akihiro Yauchi
昭博 八内
Toshiaki Shioda
俊明 塩田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鮮映性に優れた塗装鋼板の製造方法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
通常、鋼板(熱延綱板、冷延鋼板、電気メツキ鋼板、溶
融メツキ鋼板等)は、最終仕様において、防食、意匠性
、機能性等を付与するために塗装を施こされている場合
が多い。特に近年では意匠性の一因子である鮮映性に対
する要求が高い。この鮮映性とは、塗装表面に物体が写
ったとき、その像がどの程度鮮明に、また、歪(ゆが)
みなく映し出されるかの尺度であり、塗装仕上げの良否
を示す指標として、特に自動車ボディー塗装や家電品器
具塗装の美観要素を決定づける重要な特性である。
高鮮映性を得るために従来よりなされている方法は次の
通りである。
(1)  コイルコーティング等においては、多品種生
産に対応可能という観点から、塗装装置としてロールコ
ート法が一般に採用されている。ロールコート法におい
て、ラインスピードを増速したり、より高い高鮮映性塗
装鋼板を製造するには、ロール操作条件や塗料物性の最
適化を図ることは勿論のこと、さらに塗膜の均一化のた
めにガスワイピング等の平滑化手段も採用されている。
(2)他方、紫外線硬化塗料を使用するような特殊な製
品に対しては、塗布後、鏡面PET(ポリエチレンテレ
フタレート)フィルムをラミネートした後、紫外線照射
により塗料を硬化させることにより、高鮮映性を得る方
法も提案されている(特開昭60−240450号等参
照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記技術(1)、 (2)には、それぞ
れ次のような課題がある。
(1)の方法:ガスワイピングを、塗装後塗膜が焼付硬
化させる前に使用することは高鮮映性を得るために有効
であるが、使用する塗料としてその粘−皮面から制約が
ある。通常、粘度が10cpを超えるとかえって塗膜表
面にさざ波状の塗装不均一を生じることが多い。ロール
コータ用塗料は粘度が通常、数10〜数100cpと高
いため上記ガスワイピングは適用できない。また、端部
からのスプラッシュが作業環境を悪化することもあり得
る。
(2)の方法:この方法は手間がかかるため、特殊な用
途にのみ使用可能である。また、鏡面PETフィルムは
再使用不能であるから生産コストが嵩む。また、塗料中
の異物や塗装後ラミネートされるまでに塗装面に付着し
たダスト等が、塗装膜厚よりも大きい場合はラミネート
が局部的にふくらむため適切なラミネートができず、鮮
映性が著しく低下してしまう。
そこで本発明の主目的は、塗料粘度にかかわりなく低コ
ストで、鮮映性に優れた塗装鋼板を得る方法を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本発明は、塗料を基材上に塗
布した後、形成される塗料展延面を、該塗料との相溶性
がなく、かつ表面張力が70dyn/ロ以上である液体
と接触させ、該塗料を硬化させることを特徴とするもの
である。
〔作 用〕
高鮮映性の塗装面を得るには、その塗装面を平坦化(以
下「レベリング」という)させる必要がある。そこで液
体のレベリングについて検討すると、Biremann
らによれば、一般に液体のレベリングには次式の関係が
ある(第2図参照)。
X;液膜厚さ、σ:表面張力、λ:波長η;粘度、t:
時間 ・ 上式より判るように、レベリングの難易は液体の物性、
すなわち表面張力、粘度の大小により決定される。つま
り、表面張力が大きい程、また粘性が低い程レベリング
し易い。このレベリングしやすい液体の例としては、低
融点の液体金属(例えば水銀)や水などが代表的なもの
である。
他方、きわめてレベリングしやすい上記液体金属と塗料
とを接触させると、塗料のレベリング性はこの液体金属
の良レベリング性のために、空気と接触させた場合より
も向上することを本発明者らは知見した。この理由は、
表面張力の高い液体と低表面張力の塗料が接触すると、
表面張力の高い液体がレベリングする際のドライビング
ホースに引きずられ、表面張力の低い塗料のレベリング
性が増すためと考えられる。
通常、溶剤型塗料の空気中における表面張力は25〜3
5dyn/anであるが、そのレベリング性を向上させ
るためには、塗料と相溶性がなく (溶解あるいは反応
せず)、シかも70 dyn/cm以上の表面張力を有
する液体と接触させる必要がある。こうすることにより
塗料のレベリング性が空気中におけるよりもはるかに向
上しかつ所要の高鮮映性を得ることができる。
本発明では、塗布後、未硬化状態の塗料展延面を、表面
張力が70dyn/am以上の液体と接触させるもので
あるから、レベリング性が向上し、高鮮映性の塗装鋼板
が得られる。さらにこの接触を非酸化性雰囲気で行うか
ら、金属酸化物が塗装表面に付着するような事態を防止
でき、この点からも鮮映性を向上させることができる。
【発明の具体的構成〕
以下、本発明をさらに具体的に説明する。
第1図は、本発明に係る塗装鋼板の製造例であるが、塗
装しようとする基材鋼板1は、連続的に紫外線硬化塗料
2aの貯槽2を通した後、かき取りブレード3により裏
面に付着した塗料をかき取りつつ液体例えば水1)15
aの貯槽5中に通す。水銀との接触によりレベリング性
が向上した塗装鋼キ反1′はジンクロール4により案内
された後、水銀5a中から出て、紫外線照射ランプ6に
より、塗膜の硬化が図られる。上記水銀の表面は大気と
直接ふれると、徐々に酸化するので、−これを防止する
ため、N2ガス噴出ノズル7からのN2ガスを遮・貸室
8内に充満させておくことが望まれる。
上記液体としては低融点金属、特に塗料の昇温を可能と
するべく、250℃以下の融点の金属が好ましい。特に
水銀は表面張力が480dyn/cm、粘度が1〜1.
5cpであり、きわめてレベリング性が良好であるため
、上記液体として望ましいものである。
なお、本発明では、液体金属面は、非酸化性雰囲気下に
保つことが好ましい。酸化により発生する金属酸化物が
塗装表面に付着し、塗料面のレベリング性を低下させ、
鮮映性を害するからである。
〔実施例〕
次に実施例を示して本発明の効果を明らかにする。
(実施例1) ■ 供試材 基材:市販の紫外線硬化型塗料のプライマー(エポキシ
系)を塗装した溶融亜鉛メ ツキ鋼板(0,3t) 塗料:紫外線硬化型塗料 表面張力34dyn/c+n (いずれも無溶剤型) ■ 実施装置 第1図に示した装置を使用し、次の条件で実施した。
ラインスピード: 20 m /min 、 40 m
/min紫外線照射ランプ(集光型)  : 80W 
/ cm、5灯水銀タンク深さ:5Qcm 紫外vA塗料深さ:20印 ■ 評価法 鮮映性:日本ペイントースガ試験機製鮮映性判定装置に
よった。
塗膜厚の測定:過流式膜厚測定装置 その結果を第1表に示す、ただし同表中、比較例1は、
バーコータ#1oを使用して塗装置後にUV照Hしたも
の、比較例2.3はナチュラルコータで塗布の後、PE
Tフィルム(市販品、100μ厚、鏡面仕上げ)をラミ
ネートした上がらUV照射したもの、比較例3は、タン
クに水銀の代りに紫外線硬化塗料のみを入れた場合を示
す。
第  1  表 上表より、本発明によるレベリング効果は明らかとなっ
た。また、これにより前述のフィルムラミネート法と同
等の鮮映性が発現できることが判った。
〔実施例2〕 ■ 供試材 基材:市販の熱硬化型塗料のプライマー(エポキシ系)
を塗装した溶融亜鉛メツキ 鋼板(0,5t) トップコート塗料:熱硬化型塗料(ポリエステル系) 市販品C−粘度620cp 表面張力27dyn/am 加熱残分45% ■ 実施方法 前述の基材の上に、バーコータ(#30)を用いて同時
に2枚塗装した。その内1枚を、液体を張った樹脂性バ
ット内を通過させた後もう1枚と同時に乾燥焼付オープ
ン内に入れた。液体としては、水銀と水を使用した。
(同時に2枚塗装するのは、操作時間内のレベリング時
間を同一にするため。) 結果を第2表に示す。
第2表 〔発明の効果〕 以上の通り、本発明によれば、塗料粘度にかかわりなく
、低コストで、鮮映性に優れた塗装鋼板を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法の1実施装置例図、第2図は塗膜の断
面のレベリング支配要素の説明図である。 1・・・基材鋼板、1′・・・塗装鋼板、2a・・・紫
外線(・−2埋、1−“

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塗料を基材上に塗布した後形成される塗料展延面
    を、該塗料との相溶性がなく、かつ表面張力が70dy
    n/cm以上である液体と接触させ、該塗料を硬化させ
    ることを特徴とする鮮映性塗装鋼板の製造方法。
JP4916688A 1988-03-02 1988-03-02 鮮映性塗装鋼板の製造方法 Pending JPH01224080A (ja)

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JP4916688A JPH01224080A (ja) 1988-03-02 1988-03-02 鮮映性塗装鋼板の製造方法

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JPH01224080A true JPH01224080A (ja) 1989-09-07

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