JPH01223949A - 磁気共鳴イメージング診断室 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、磁気共鳴イメージング（以下ＭＲ■という）
装置が装備されたＭＲＩ診断室に関し、特に室内外への
出入口に設置する金属検出器の検知機構の改良に関する
。

（従来の技術） 周知のように、ＭＲＩ装置は、静磁場中に配置された被
検体に対し、エンコーディング用、スライシング用及び
エンコーディング用の各傾斜磁場と励起用高周波磁場と
を印加して磁気共鳴現象を生じさせしめるとともに、こ
の磁気共鳴現象により得られる磁気共鳴信号を収集して
画像再構成処理やスペクトル分析処理を行い、これ等の
処理結果をＣＲＴ等の表示画面上に表示するようになさ
れている。

このようなＭＲＩ装置によって被検体を撮影する際、被
検体の身に金属片がつけられたりあるいは保持されてい
ると、静磁場中で磁気歪が生じて撮影像に歪が生じ、こ
れにより術者が被検体について誤診断をしてしまう虞れ
がある。また、被検体の体内に金属片が存在していると
ＭＲＩ撮影時に金属片が弾丸として作用し、極めて危険
である。

係る観点から、従来はＭＲＩ装置が設置された診断苗の
室内に被検体を入れる際、被検体の身に金属片がつけら
れたりあるいは保持されているかを人為的に調べた。

しかしながら、被検体について金属片の有無を人為的に
知らべるだけでは、被検体の身に金属片が合っても誤認
識により金属片無しとの判断を下してしまう虞れがある
。

そこで、先に第５図に示すように、診断室の内外への出
入口１の通路壁面の三面に亘る形状の門形検知機構２を
設け、この門形検知機構２を金属検出器の探知機構とす
る提案がなされた。この場合、出入口１の空間に＾周波
磁場を与えてこの高周波磁場の変化を検知し、この検知
状況に応じて金属検出器の本体（不図示）で被検体につ
いて金属片の有無を探知し、金属片を探知したとき、ブ
ザー３で異常報知することになる。なお、４は扉である
。

（発明が解決しようと覆る課題） しかし、第５図に示す如く出入口１に門形検出機構２を
設けた従来の診断室の場合においては、出入口１の１法
乃至形状が変更された診断室を構築する場合、出入口１
の寸法乃至形状に合せて門形検知機構２の寸法乃至形状
を変更しなければならない。

従って、従来は、特に診断室の出入口の設計変更に対応
させて各種司法乃至形状の門形検知機構２を用意してお
いたりあるいは注文に応じてその門形検知機構を製作し
たりしなければならないから、金属検出器の検知機構の
製作上の観点で極めて不利であった。

本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので
、その目的とするところは、室内外への出入口の寸法乃
至形状にかかわらず常に同一寸法乃至形状で対応するこ
とができる金属検出器の探知機構が室内外への出入口に
設置されたＭＲＩ診断診断用供することにある。

［発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 本発明は、上記の目的を達成するため、金属検出器の探
知機構をＭＲＩ診断診断室入口において通路両側壁のそ
れぞれに配設される分離構造どしたことを要旨としてい
る。

（作用） 本発明による構成であれば、ＭＲＩ診断診断用入口が設
計変更により寸法乃至形状が変っても、金属検出器の探
知機構が分離構造であるから、この分１構造の探知機構
の１法乃至形状を変えることなく、ＭＲＩ診断診断用入
口に金属検出器の探知機構を設置することができる。

（実施例） 第１図は、本発明が適用されたＭＲＩ診断診断用部概略
を示す構成図である。

この一実施例のＭＲＩ診断診断用学内に設ｄされた俊達
するＭＲＩ装置のマグネットアセップリによる強烈な磁
場を室内に封じ込めるため、磁気シールドを室全体の壁
面乃至床面に施している。

そして、室内外への出入口１は、非金属性材質の扉４を
設けるとともに、通路両側壁５に分離構造とされた探知
機構を含む金属検出器６がそれぞれ配設されている。

このように出入口１の通路両側壁５にそれぞれ配設され
た金属検出器６は、高周波磁場を形成するための送信及
び高周波…場の変化を検知するための受信用に、第２図
に示す如く筐体７内に１つの送信コイル８と縦列に並べ
た２つの受信コイル９とがそれぞれ内蔵され、この送信
コイル８と受信コイル９とを探知機構の主要部品として
いる。

この送信コイル８及び受信コイル９は同じ筐体７内に内
蔵された制御ユニット１０により駆動されて出入口１の
空間に高周波磁場を与え、この高周波磁場の変化を検知
することになる。

即ち、υ３１１１ユニット１０は、第３図に示すように
、制御器１１の制御シーケンスに従って直流電源１２．
＾周波発撮器１３及び信号出力器１４が駆動制御される
ように覆るとともに、直流電源１２から高周波発振器１
３．信号出力器１４．波形成形器１５及び高周波増幅器
１６へ駆動電流が供給される回路構成で、送信コイル８
及び受信コイル９を金属探知機構として礪能させる。

そのためた、制御器１１の制御シーケンスに従って高周
波増幅器１３が発振動作され、この発振動作の出力が送
信コイル８に印加される。従って、出入口１の空間に高
周波磁場が形成される。

こうした送信コイル８による高周波磁場は、出入口１の
通路両側壁からそれぞれ与えられる。この場合、被検体
（患者）乃至術者が通過した際、被検体乃至術者の身に
金属片がつけられたりあるいは保持されていると、受信
コイル９で受信される高周波磁場の強度に顕著な変動が
生じることから、受信コイル９に金属片検知信号が誘起
される。

なお、本発明の一実施例の如く、金属検出器６において
受信コイル９が上下にそれぞれ配設されているため、出
入口１のどの高さ位置を金属片が通るか、例えば人体に
存在しているか又は手に持ったかあるいは足についてい
るか等の各状況にかかわらず、被検体等について金属片
の有無を検知する金属片検知信号が受信コイル９に誘起
される。

勿論受信コイル９を多数縦列に配列づるなどして受信精
度を向上させることもできる。

このようにして受信コイル９に誘起された金属片検知信
号は、高周波増幅器１６で増幅後、波形成形器１５によ
り波形成形され、信号出力器１４から信号Ａとしてブザ
ー３へ加わる。これによりブザー３は金属片検知を示す
異常報知を行う。

前述の如く、出入口１の通路両側壁にそれぞれ検出器６
を配設しておけば、診断室に被検体く患者）や術者が出
入口１から入室する際、その被検体（患者）乃至術者に
ついて金属片を自動的に検出することができる。

このようなことから、本発明の一実施例によれば、ＭＲ
Ｉ診断室の出入口が設計変更により寸法乃至形状が変っ
ても、金属検出器６が分離構造であるから、この金属検
出器６の寸法形状を変えることなく、ＭＲＩ診石室の出
入口に金属検出器の探知機構を設置することができた。

その結果、ＭＲＴ診断診断用入口に合せて特別に金属検
出器乃至金属検出器の探知機構を製作しなくてもよくな
る。よって、金属検出器の設置コストを下げ、賞金で取
扱い容易なＭＲＩ診断室の出入口を得られることになっ
た。

また、出入口１の通路両側壁に設置される送受信号コイ
ルを共通の制御ユニットにより駆動されるものとした金
属検出器を採用することもできる。

また、出入口１の通信両側壁の一方に送信コイルを、他
方に受信コイルを配設した金属検出器を採用することも
できる。

なお、本発明の一実施例のＭＲＩ診断室には、至内にＭ
ＲＩ装置のマグネットアッセンブリが設置されており、
このマグネットアッセンブリを主要部としたＭＲＩ装置
全体の概略を第４図に示す。

この第４図に示す如＜ＭＲＩ装置は、静磁場形成用の主
磁石１７と、Ｘ、Ｙ、Ｚの各チャンネルの傾斜磁場形成
用の傾斜磁場コイル１８と、励起用高周波ｖ１１ｓの送
信及び磁気共鳴信号の受信を行うＲＦコイル１９とを備
えたマグネットアッセンブリ２０を構成している。

このマグネットアッセンブリ２０の主磁石１７による静
磁場形成空間に被検体を配置後、制御用コンピュータ２
１の制御指令によりＭＲＩ撮影が開始されると、被検体
の特定部位に磁気共鳴現象が生じ、この磁気共鳴信号に
より得られた磁気共鳴信号がＲＦコイル１９により収集
されて制御用コンピュータ２１に与えられる。これによ
り制御用コンピュータ２１において被検体の生体診断情
報を得るとともに、その生体診断情報の内容をモニタ２
２」−に画像表示することができる。

こうしたＭＲＩＩ影の際は、ｎ１１述したように被検体
について金属片の有無を検知し、被検体から金属片が無
い状態にしておけば、良好にＭＲＩｆｔｎ彰を行える。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明は、金属検出器の探知機構
が室内外への出入口において通路両側壁にそれぞれ配設
される分離構造であるから、至内外への出入口の寸法乃
至形状にかかわらず、金属検出器の探知機構を常に同一
寸法乃至形状のままで、その出入口に設置することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されたＭＲＩ診Ｉ！Ｉｉ室の要部
概略を示す構成図、第２図は磁気検出器の詳細説明図、
第３図は制御ユニットの構成を示すブロック図、第４図
はＭＲｒ装置の全体の概略を示す構成図、第５図は従来
のＭＲＩ診所空所室部概略を示１構成図である。 １・・・出入口　　　　　　２・・・門形検知機構３・
・・ブザー　　　　　　４・・・扉５・・・通路両側壁
　　　　６・・・金属検出器７・・・筐体　　　　　　
　８・・・送信コイル９・・・受信コイル　　　１０・
・・ｉｌ、１１　御ユニット１１・・・制御器　　　　
１２・・・直流電源１３・・・高周波発振器　１４・・
・信号出力器１５・・・波形成形器　　１６・・・高周
波増幅器代理人　弁理士　則　近　　憲　佑

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）室内に磁気共鳴イメージング装置を設置し、室内
   外の出入口の空間に高周波磁場を与えてこの高周波磁場
   の変化を検知するために前記出入口に金属検出器の探知
   機構を設置してなる診断室であつて、前記金属検出器の
   探知機構を前記出入口において通路両側壁のそれぞれに
   配設される分離構造としたことを特徴とする磁気共鳴イ
   メージング診断室。