JPH01223706A

JPH01223706A - 磁気共鳴イメージング装置

Info

Publication number: JPH01223706A
Application number: JP63048591A
Authority: JP
Inventors: Takeo Kaneko; 武夫金子
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-03-03
Filing date: 1988-03-03
Publication date: 1989-09-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、磁気共鳴現象を用いて被検体を撮影する磁気
共鳴イメージング（以下ＭＲＩ）装置に関し、特に被検
体収容空間に静磁場を形成するための磁場発生源として
超電導磁石を適用した構成の改良に関する。

（従来の技術）周知のように、ＭＲＩ装置は、静磁場中に配置された被
検体に対し、エンコーディング用、スライシング用及び
エンコーディング用の各傾斜磁場と励起用高周波磁場と
を印加して被検体の特定部位に磁気共鳴現象を生じせし
めるとともに、この磁気共鳴現象により得られる磁気共
鳴信号を収集して画像再構成処理やスペクトル分析処理
を行ない、これ等の処理結果をＣＲＴ等の表示画面上に
表示するようになされている。

このようなＭＲＩ装置において、従来は例えば第５図に
示すように、冷却容器１内に収納された超電導コイル２
を静磁場発生源として採用していた。なお、冷却容器１
ば、液体ヘリウム室３．液体窒素室４が輻射シールド４
ａ及び同５ａを介在して積層構造とされた真空容器５か
らなり、また、超電導コイル２は、第６図に示す如く筒
状ボビン６に超電導線６ａが巻回されてなる。

そのため、１個の冷却容器１内に収容配置された１個の
超電導コイル２が静磁場発生源となることから、被検体
収容空間に形成される静磁場を所望の磁場強度とする場
合、その１個の超電導コイル２によって所望の磁場強度
を確保することになる。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、従来のように１個の超電導コイル２によ
って所望の磁場強度を確保する場合には、その超電導コ
イルはかなり大型であることが要求され、またこれにと
もない冷却容器２も大型化する必要が生じた。

そして、超電導コイル２を大型化する場合、超電導コイ
ル２の超電導状態を確保するための冷却容器１の設備条
件が必然的にきびしくなることから、製作コストがかさ
み、また、冷却容器１へ冷媒を充填する作業も困難であ
った。

しかも、電導コイル２により形成される静磁場について
、磁場均一性の補正を行なうため、電流シム方式及びパ
ッシブシム方式で磁場調整を行なう際にも、ｉＩ！１電
導コイル２が大型である故に磁場調整における誤差要因
が多々含まれることになるという不具合があった。

なお、電流シム方式は、磁場均一性を補正する領域にコ
イルを巻き、このコイルに外部より電流を流して磁場を
発生させることにより、静磁場の磁場調整を行なう方式
である。また、パッシブシム方式は、磁場均一性を補正
する領域に鉄片を入れて静磁場の磁場分布を変え、磁場
均一性を上げる方式である。

本発明は、係る課題に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、静ｖＩｉ場を形成するための磁場発生
源を製作することが容易であり、且つ静磁場の均一性補
正が容易なＭＲＩ装置を提供することにある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、上記の目的を達成するため、静磁場を形成す
るための磁場発生源として、複数の超電導コイルが相互
間に磁気シールドヨークを介在して配列された分割型超
電導コイル構造体を具備することを要旨としている。

〈作用）本発明によるＭＲＩ装置であれば、分割型超電導コイル
構造体の複数の超電導コイルにより所望の磁場強度を確
保することになるから、その各超電導コイルのそれぞれ
が従来構成で採用していた超電導コイルよりも小型とな
り、製作容易になる。

また、分割型超電導コイル構造体の各局？！ｓコイルの
それぞれを駆動して静磁場を形成する際、磁気シールド
ヨークにより漏れ磁場を小さく抑えることができる。

従って、磁場均一性の補正を行なう際の誤差要因が可及
的に少ないものとなる。

（実施例）第１図は、本発明が適用されたＭＲＩ装買の一実施例の
要部概略を示す構成図である。

この一実施例のＭＲＩ装置は、後述するマグネットアッ
セブリの被検体収容空間に静磁場を形成するための磁場
発生源として、第２図に示す如く冷却容器１に超電導コ
イル２を収納したコイル単体７を２個用いるとともに、
この２個のコイル単体７が相互間に鉄等の磁性材料から
なる磁気シールドヨーク８を介在して配列された分割型
超電導コイル構造体９を備えている。なお、コイル単体
７の冷却容器１は従来同様に液体ヘリウム室３゜液体窒
素室４が積層構造とされた真空容器５からなるが、種々
の冷却形態をとることができる。

更に、この分割型超電導コイル９には、第１図及び第３
図に示す如く２個のコイル単体７のそれぞれに純鉄等の
強磁性材料からなる磁極１０を相互に対向させて取付け
ておくとよいものである。

こうした分割型ＭＵ電導コイル構造体９は、全体で静磁
場の所望の磁場強度を確保することになるから、この静
磁場の所望の磁場強度について２個のコイル単体７が半
分ずつまかなえば良いことになる。

換言すれば、２個のコイル単体７に内蔵されているそれ
ぞれの超電導コイル２が従来構成で採用している超電導
コイルの半分程度の出力容量で良いことになる。

また、２個のコイル単体７に内蔵されているそれぞれの
超電導コイル２を駆動して静磁場を形成する際、磁気シ
ールドヨーク８により漏れ磁場を小さく抑えることがで
きる。

このように磁気シールドヨーク８により漏れ磁場を小さ
く抑えることができるということも相俟って磁極１０に
より磁場均一性の補正を良好に行なえる。

この場合、磁極１０による磁場均一性の補正が不十分で
あるときには、コイル単体７に沿って磁極１０を適宜に
相対移動調整するとよい。

また、２個のコイル単体７間の距離などを適宜調整して
磁場均一性の補正をすることもできる。

なお、この一実施例のＭＲＩ装置の全体の概略は第４図
に示す通りであり、この構成では、分割型超電導構造体
９による静磁場形成空間に、傾斜磁場コイル１１と、Ｒ
Ｆコイル１２とを配置したマグネットアッセンブリ１３
を構成し、静磁場下で被検体に対して直交する３方向の
Ｘ、Ｙ、Ｚ軸に沿う各傾斜磁場と、励起用高周波磁場と
を印加することになる。

これらの印加により被検体の特定部位に磁気共鳴現象を
生じせしめ、この磁気共鳴現象により発生される磁気共
鳴信号（ＭＲ信号）をＲＦコイル１２を介して制御用コ
ンピュータ１４に収集し、この制御用コンピュータ１４
において被検体の生体診断情報を得るとともに、その生
体診断情報の内容をモニタ１５上に画像表示することが
できる。

［発明の効果］以上説明したように、本発明が適用されたＭＲ１装置は
、静！！場を形成するための磁場発生源として、複数の
超電導コイルを用いる構成であることから、静磁場を形
成するための磁場発生源を容易に製作することができた
。

また、複数の超電導コイルの相互間に磁気シールドヨー
クを介在した構成であることから、静磁場を形成する際
、漏れ磁場を小さく抑えられ、その結果、磁場均一性の
補正を行なう際の誤差要因が可及的に少なくな把という
利点が得られた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されたＭＲＩ装置の一実施例の要
部概略を示す構成図、第２図はコイル単体の詳細説明図
、第３図は磁極の取付は方の一例を示す構成説明図、第
４図はＭＲＩ装置の全体の概略を示す構成図、第５図は
従来のＭＲＩ装置の要部を示す構成図、第６図は超電導
コイルの構成説明図である。１・・・冷却容器２・・・超電導コイル３・・・液体ヘリウム４・・・液体窒素室５・・・真空容器６・・・筒状ボビン７・・・コイル単体８・・・磁気シールドヨーク９・・・分割型超電導コイル１０・・・磁極１１・・・傾斜磁場コイル１２・・・ＲＦコイル１３・・・マグネットアッセンブリ１４・・・制御用コンピュータ１５・・・モニタ代理人　　弁理士　　則　近　憲　佑代理人　　弁理士　　近　藤　　　猛

Claims

【特許請求の範囲】

（１）静磁場中に配置された被検体に対し、それぞれ直
交する３方向に沿う傾斜磁場と、励起用高周波磁場とを
印加して被検体の特定部位に磁気共鳴現象を生じせしめ
、磁気共鳴現象により得られる磁気共鳴信号を収集して
被検体の生体診断情報を得るようにした磁気共鳴イメー
ジング装置であって、前記静磁場を形成するための磁場発生源として、複数の
超電導コイルが相互間に磁気シールドヨークを介在して
配列された分割型超電導コイル構造体を具備することを
特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
（２）前記分割型超電導構造体は、前記複数の超電導コ
イルのそれぞれに磁極を相互に対向させて取付けたこと
を特徴とする請求項１記載の磁気共鳴イメージング装置
。