JPH0122274Y2 - - Google Patents

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JPH0122274Y2
JPH0122274Y2 JP1980174553U JP17455380U JPH0122274Y2 JP H0122274 Y2 JPH0122274 Y2 JP H0122274Y2 JP 1980174553 U JP1980174553 U JP 1980174553U JP 17455380 U JP17455380 U JP 17455380U JP H0122274 Y2 JPH0122274 Y2 JP H0122274Y2
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triangular wave
output
circuit
pwm
signal
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパルス幅変調(以下PWMと称す)装
置に関し、特にオーデイオパワーアンプにおける
PWMアンプに用いるPWM装置に関するもので
ある。
PWMアンプは、アナログオーデイオ入力信号
と高周波の三角波とをレベル比較することにより
オーデイオ入力レベルに応じたパルス幅を有する
パルス列信号を得、このPWMパルス列信号によ
り1対の出力電力スイツチング素子をプツシユプ
ル駆動することによりオーデイオパワー出力を得
るようにしたいわゆるD級アンプと称されるもの
である。
第1図はかゝるPWMアンプの概略ブロツク図
であり、図Aにおいてアナログオーデイオ入力信
号はプリアンプ1により増幅されて増幅機能を有
するレベル比較器2の逆相入力へ印加される。一
方、高い周波数を有する三角波を発生する三角波
発生器3が設けられて、この三角波出力が比較器
2の正相入力へ印加される。当該比較器2により
増幅された比較出力すなわちPWMパルス列信号
出力はLPF(ローパスフイルタ)4により再びオ
ーデイオ信号に変換されて図示せぬスピーカを駆
動する出力信号となるものである。
同図Bは他のPWMアンプの概略ブロツク図で
あり、図Aと同等部分は同一符号により示されて
おり、本例においては増幅機能を有するレベル比
較器2が抵抗R1,R2による負帰還回路を有する
構成であり、図Aの回路と同様なPWM増幅機能
を有するものである。
第2図は第1図Aの回路ブロツクの動作波形図
であつて、Aの実線は三角波発生器3の出力波形
図であり、Bの実線はアナログ入力信号が無い場
合すなわち無信号時のレベル比較器2の出力を
夫々示しており、そのデユーテイは例えば50%に
なる。レベル比較器2の入出力関係が実線で示す
ような関係にあるためには、比較器2の利得が無
限大でかつ入出力特性にヒステリシスが存在しな
い様ないわゆる理想コンパレータである必要があ
る。しかしながら現実には、理想コンパレータは
実現し得ないために、レベル比較器2においては
等価的に三角波入力の立上り及び立下りの各傾斜
角が若干正規角度よりずれた如き動作をなし、よ
つて、PWM出力の立上り及び立下り時間も正規
時間から第2図Cの如く変動することになり、例
えば無信号状態においてデユーテイが50%となら
ず、結果的にオーデイオ出力の歪の発生原因とな
つている。このようなヒステリシスの生ずる原因
は、既述の如きパワー増幅器を含むレベル比較器
2に用いられるトランジスタやFETのキヤリア
蓄積効果及び入力容量等により、スイツチングオ
ンとオフに要する時間が異なつてしまうというこ
とに主因があると考えられる。かかる比較器2の
ヒステリシスによる不具合は第1図Bの帰還型の
回路においても同様に発生する。この場合には、
オーデイオ出力の歪のみならず、フイードバツク
信号の位相遅れも生じて該フイードバツク信号が
対応する入力波形に対して完全に逆相とならずに
帰還される場合も生ずる。
従つて、本考案の目的はオーデイオ出力信号の
歪率を改善し得るPWMアンプにおけるPWM装
置を提供することである。
本考案によるPWM装置は、アナログ入力信号
波と三角波とをレベル比較することによりアナロ
グ入力信号波に応じたパルス幅を有するPWMパ
ルス列信号を発生するようにした装置であつて、
その特徴とするところはレベル比較器の理想特性
からのずれによる信号歪を補償すべく三角波の傾
斜角をレベル比較器のヒステリシスに対応して設
定したことにある。
以下に本考案について図面を用いて説明する。
第3図は本考案の一実施例の回路ブロツク図で
あり、第1図と同等部分は同一符号により示され
ている。三角波発生器3としてコンデンサC2と、
このコンデンサC2への定電流充放電をなす充放
電回路31とが用いられており、このコンデンサ
C2への充放電による傾斜角を変化調整すべく可
変抵抗器VR1と抵抗R3とが調整手段として設け
られている。すなわち、回路電源±Vcc間に調整
抵抗VR1が接続され、この抵抗VR1の可動端とコ
ンデンサC1の出力端との間に抵抗R3が設けられ
ている。こうすることにより、コンデンサC1
充電時の充電々流を増大せしめ、かつ放電々流を
減少させることができ、第2図Dに示す如き三角
波形を得ることが可能となる。
また、抵抗VR1の可動端を負電源側へ移動させ
ることにより、コンデンサC1への充電々流を減
少せしめ、かつ放電々流を増大させることがで
き、第2図Dの三角波とは反対に傾斜角を変化さ
せることが可能となる。よつて、レベル比較器2
の理想コンパレータからのずれによる動作歪の発
生を補正すべく抵抗VR1により三角波の傾斜角を
調整して第2図Eの如く無信号入力時におけるレ
ベル比較器出力のデユーテイを50%にし、出力歪
が最小となるようにすることができることにな
る。かかる調整により、三角波の振幅及び周波数
は第2図Eの如く若干変化する。振幅の変化は増
幅器を含むレベル比較器の利得に影響し、周波数
の変換は該レベル比較器の利得及びLPF4の定数
に影響する。しかしながら、その程度は僅かであ
り、回路全体の利得調整等により補償される。
第4図は本考案の他の実施例のブロツク図であ
り、第3図と同等部分は同一符号により示されて
いる。三角波発生器3は矩形波発生回路32と、
この矩形波出力を積分する積分回路33とを有
し、回路電源間に設けられた調整抵抗VR1によ
り、矩形波発生回路32の矩形波出力の直流オフ
セツトバイアスを変化するようにしている。こう
することによつて、積分回路33による三角波の
傾斜角が変化して結果的に比較器出力のデユーテ
イが変化することになる。よつてこの抵抗VR1
調整によるオーデイオ出力の歪が最小となるよう
にすることが可能となる。なお、この実施例にお
いても既述調整に伴つて、三角波の振幅は若干変
化するが、回路の総合の利得を調整することによ
り傾斜角の調整による振幅の変化分は補償され
る。
第5図はPWMアンプの出力レベル対歪率特性
を示しており、実線が従来例の特性であり、一点
鎖線が本考案回路により出力歪を最小に調整した
場合の特性である。
以上説明したように、本考案のパルス幅変調装
置においては、アナログ入力信号と三角波とを入
力とするレベル比較器のヒステリシス特性に合せ
て上記三角波の上昇傾斜角と下降傾斜角とを相補
的に予め調整し、規定入力状態における比較器出
力のデユーテイが精確に設定されるようにしたの
で、該ヒステリシスによるPWM出力の歪の発生
は抑制される。また、例えばネガテイブフイード
バツクを用いた歪抑制の場合に比してダイナミツ
クレンジを犠牲にすることがなく、しかも、比較
的に簡単な構成及び調整で出力の歪率を向上せし
め得るPWM装置が得られて好ましい。
尚、本考案は第1図Aの回路に限らずBの回路
にも適用されるものであり、また本考案は第3,
4図の回路例に限定されることなく種々の変形が
可能であることは明白である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のPWMアンプの回路ブロツク
図、第2図A〜Cは第1図の回路の動作を説明す
る波形図、第2図はD〜Eは、本考案の実施例を
説明する波形図、第3図及び第4図は本考案の実
施例を夫々示す回路ブロツク図、第5図は本考案
の効果を説明する出力歪率特性図である。 主要部分の符号の説明、2……レベル比較器、
3……三角波発生器、4……LPF、31……充
放電回路、32……矩形波発生回路、33……積
分回路、VR1……調整用抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 振幅及び周波数が一定の三角波を発生する三角
    波発生手段と、前記三角波と入力アナログ信号と
    を比較して前記アナログ信号のレベルに応じたパ
    ルス幅を有するパルス幅変調パルス列信号を得る
    レベル比較手段とを含むパルス幅変調装置であつ
    て、 前記三角波発生手段は、前記三角波の上昇傾斜
    角と下降傾斜角とを相補的に変化せしめるように
    予め調整する調整手段を有することを特徴とする
    パルス幅変調装置。
JP1980174553U 1980-12-05 1980-12-05 Expired JPH0122274Y2 (ja)

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JP1980174553U JPH0122274Y2 (ja) 1980-12-05 1980-12-05

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JPS5798048U JPS5798048U (ja) 1982-06-16
JPH0122274Y2 true JPH0122274Y2 (ja) 1989-06-30

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ID=29966580

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219050A (en) * 1975-08-05 1977-01-14 Toshiba Corp Pulse-width modulation amplifier

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219050A (en) * 1975-08-05 1977-01-14 Toshiba Corp Pulse-width modulation amplifier

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JPS5798048U (ja) 1982-06-16

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