JPH01221801A

JPH01221801A - 車輌用前照灯

Info

Publication number: JPH01221801A
Application number: JP63046923A
Authority: JP
Inventors: Naoaki Nino; 仁野　直日
Original assignee: Koito Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1988-02-29
Filing date: 1988-02-29
Publication date: 1989-09-05
Anticipated expiration: 2010-06-28
Also published as: JPH0760601B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明車輌用前照灯を以下の項目に従って説明する。

Ａ、産業上の利用分野Ｂ９発明の概要Ｃ０従来技術［第５図、第６図］Ｄ１発明が解決しようとする問題点［第５図、第７図］Ｅ０問題点を解決するための手段Ｆ、実施例［第１図乃至第４図］８０反射鏡［第１図、第２図］ｂ、光源［第１図、第２図］Ｃ０遮光板［第１図乃至第３図］ｄ、投影レンズ［第１図乃至第３図］ｅ１作用［第３図］ｆ、遮光板の変形例［第４図］Ｇ０発明の効果（、Ａ、産業上の利用分野）本発明は新規な車輌用前照灯に関する。詳しくは、反射
鏡によって光源からの光を前方に集光させ、該集光部の
付近に光の一部をカットする遮光板を配置し、該遮光板
と該部分の光のまとまりを投影レンズによって前方に投
影することによって所望の配光パターンを得るようにし
た車輌用前照灯であって、配光に色成分の片寄りが生じ
ないようにすると共に、遮光板によるカットパターンが
明確に出るようにした新規な車輌用前照灯を提供しよう
とするものである。

（Ｂ、発明の概要）本発明車輌用前照灯は、反射鏡の第２集光部付近に配置
される遮光板の上端面を反射鏡の前後方向に沿う凸曲面
に形成し、遮光板の前方に配置される投影レンズの可視
光のうち略中間の波長の色に対する焦点を遮光板の上端
面の前後方向における中央部に位置させ、これによって
、配光に色成分の片寄りや部分的な、特に配光パターン
の上縁や下縁における色のにじみを無くすと共に、遮光
板によるカットパターンが配光パターン上に明確に出る
ようにすることができる。

（Ｃ，従来技術）［第５図、第６因］車輌用前照灯に第１集光部と第２集光部を有する反射鏡
を使用したものがある。

第５図はそのようなタイプの車輌用前照灯の一例ａを示
すものである。

ｂは第１集光部と第２集光部とを有する反射鏡、例えば
、回転楕円面を為す反射面Ｃを有する反射鏡である。そ
して、この反射鏡すの第１集光部、即ち、第１焦点Ｆ、
にフィラメントｄが配置されている。従って、フィラメ
ントｄから出射し、反射鏡すの反射面Ｃで反射された光
は第２集光部、即ち、第２焦点Ｆ、に集光する。

ｅは反射鏡すの光軸ｘ−ｘに対して略垂直な向きで配置
された遮光板であり、その上端面ｆは反射鏡すの第２焦
点Ｆ２近くで光軸ｘ−ｘに近接して位置されている。

ｇは遮光板ｅの前方に配置された投影レンズであり、そ
の焦点Ｆｅは遮光板ｅの上端面ｆに位置している。

上記のような車輌用灯具ａにあっては、フィラメントｄ
から出射し反射面Ｃで反射された光が一旦第２焦点Ｆ２
で集光した後前方へ向い集光レンズｇによって前方へ投
影される。即ち、遮光板ｅと遮光板ｅが位置する部分の
光のまとまりとが投影レンズｇによって前方に倒立像と
して投影される。これによって、上ａｈが遮光板ｅの上
縁によりて限定された第６図に示すような配光パターン
ｉが得られる。

（Ｄ、発明が解決しようとする問題点）［′Ｓ５図、第
７図］　　　　゛ところで、上記した従来の車輌用前照灯ａにあっては、
配光パターンに色成分の片寄りや部分的な色のにじみ、
特に、配光パターンｉの上縁や下縁における色のにじみ
が生じるという問題があった。

これはレンズには色収差があり、光はレンズを透過する
と分光されるが、その分光角は集光レンズの周辺程大き
くなることに起因している。

そこで、第７図に示すような遮光板ｊが考えられた。

即ち、遮光板ｊの上面のうち前縁部にと後縁部２を残し
て溝ｍを形成し、前縁部ｋが青色光ｎの波長に適合し、
後縁部１が赤色光００波長に適合するようにし、両者の
略中間の波長である緑色光ｐに対する焦点が前縁部にと
後縁部りとの間の略中間に位置するようにしたものであ
る。

このような遮光板ｊを使用することにより、配光パター
ン中の色成分の片寄りや部分的な色のにじみは解消され
るが、前縁部にと後縁部ぶとの間には何もないため、配
光パターン中の遮光板ｊの上縁によって規定されるカッ
トパターンがいわゆる２重写しのようになってぼやけて
しまうという問題が生じる。

（Ｅ、問題点を解決するための手段）本発明車輌用前照灯は、上記した問題点を解決するため
に、第１集光部と第２集光部を有する反射鏡と、第１集
光部に配置された光源と、上端面が第２集光部に近接し
て配置された遮光板と、遮光板の前方に配置された投影
レンズとを備えた車輌用前照灯であって、遮光板の上端
面を反射鏡の前後方向に沿う凸曲面に形成し、遮光板の
前方に配置される投影レンズの可視光のうち略中間の波
長の色に対する焦点を遮光板の上端面の前後方向におけ
る中央部に位置させたものである。

従フて、本発明車輌用前照灯にあっては、遮光板の上端
面のうち前側に位置する青色光の波長に適合した部分か
ら中央の緑色光の波長に適合した部分を経て後側の赤色
光の波長に適合した部分までが投影レンズの下端から上
端までの各点と上記上端面との接点として連続的に変化
しているため、配光パターンが比較的明確に、特に、遮
光板の上端面によるカットパターンが比較的明確に出る
ことになる。

（Ｆ、実施例）［第１図乃至第４図］以下に、本発明車輌用前照灯の詳細を図示した実施例１
に従って説明する。

（ａ、反射鏡）［第１図、第２図］２は反射鏡であり、回転楕円面をその回転軸（光軸とな
る。）方向において略半裁した形状の反射面３を有して
いる。従りて、この反射面３は内側の第１焦点Ｆ、と外
側の第２焦点Ｆ２とを有している。そして、この第１焦
点Ｆ、が第１集光部となり、第２焦点Ｆ２が第２集光部
となる。

尚、本発明における反射鏡の反射面は回転楕円形に限ら
ず、光源が配置される第１集光部と、該第１集光部に配
置された光源から発し該反射面で反射された光が前方で
集光する第２集光部を備えたものであれば良い。また、
第２集光部はそこで反射光がスポット状に集光するもの
に限らず、ある程度の拡がり、例えば、横長の拡がりを
もって集光するようなものであつても良い。

（ｂ、光源）［第１図、第２図］４は光源となるコイル状に形成されたフィラメントであ
り、前記反射面３の光軸Ｘ−Ｘ上でその略中心が反射面
３の第１焦点Ｆ１にあるように配置されている。従って
、このフィラメント４から出射し、反射面３によって反
射した光は先ず第２焦点Ｆ２に集光し、それから前方へ
出射されて行く。

（ｃ、遮光板）［第１図乃至第３図］５は遮光板である。そして、この遮光板５は反射面３の
光軸ｘ−ｘに対して略垂直な向きで、かつ、その上端面
６が反射鏡２の光軸ｘ−ｘに略接する状態に配置されて
いる。また、上端面６の左右方向における中央部の前端
が反射面３の第２焦点Ｆ２の稍後方に位置されている。

この遮光板５の上端面６は前後方向に沿う凸曲面とされ
ている。この凸曲面６は円形又は円形に近い２次曲線に
なっている。

（ｄ、投影レンズ）［第１図乃至第３図］フは遮光板５
の前方に配置された投影レンズであり、その光軸は反射
鏡２の光軸Ｘ−Ｘと略一致している。そして、その焦点
は遮光板５の上端面６上に位置している。更に、詳しく
説明すれば、緑色光ｎｏの波長に適合した焦点Ｆ６が上
端面６の前後方向における中央に位置し、青色光ｆ。

の波長に適合した焦点Ｆ！１が上端面６の前端寄りに位
置し、赤色光４１１の波長に適合した焦点ＦＲが上端面
６の後端寄りに位置している。そして、緑色光Ａ。の焦
点Ｆ０は投影レンズ７の中心から引いた線が上端面６に
接する点に位置し、青色光１Ｂの焦点ＦＩＩは投影レン
ズフの下端から引いた線が上端面６に接する点に位置し
、赤色光ｌＲの焦点Ｆ＋ｅは投影レンズ７の上端から引
いた線が上端面６に接する点に位置している。

（ｅ、作用）　［第３図］しかして、上記自動車用前照灯１にあっては、フィラメ
ント４から出射し反射面３で反射された光は第２焦点Ｆ
、で集光し、そこから前方へ出射されて行く、そして、
この過程で遮光板５が配置された部分を通過するため、
前方へ出射される光による配光パターンの上縁部が遮光
板５の上端面６の形状によって限定される。そして、遮
光板５の位置を通過した光は投影レンズ７によって前方
へ投影される。

そして、上記車輌用前照灯１にあっては、投影レンズ７
の各色の光に対する焦点が遮光板５の上端面６上に位置
しているため、しかも、それら焦点は青色光の焦点Ｆ、
から緑色光の焦点ＦＧを経て赤色光の焦点ＰＲに至るま
で連続的に変化しているため、配光パターン上に遮光板
５によるカットパターンが明確に出ると共に、色成分の
片寄りや色の部分的なにじみなどが生じない。

（ｆ、遮光板の変形例）［第４図］第４図は遮光板の変形例５Ａを示したものである。

投影レンズ７には球面収差があり、遮光板が投影レンズ
７の光軸に垂直な方向に真直であると、投影レンズ７の
球面収差により、遮光板の両端部の投影像がボケる。

そこで、この変形例による遮光板５Ａは投影レンズ７の
水平断面における球面収差に合わせて、その上端面６Ａ
を湾曲させたものである。

（Ｇ、発明の効果）以上に記載したところから明らかなとおり、本発明車輌
用前照灯は、第１集光部と第２集光部の２つの集光部を
有する反射鏡と、第１集光部に位置した光源と、反射鏡
の前方に反射鏡の光軸と略垂直な向きで上端面が第２集
光部に近接して配置された遮光板と、遮光板の前方に配
置され焦点が遮光板の上端面上に位置した投影レンズと
を備えた車輌用前照灯であって、遮光板の上端面が反射
鏡の前後方向に沿う凸曲面に形成され、可視光のうち略
中間の波長の色に対する投影レンズの焦点が遮光板の上
端面の前後方向における中央に位置したことを特徴とす
る。

従って、本発明車輌用前照灯にあっては、遮光板の上端
面のうち前側に位置する青色光の波長に適合した部分か
ら中央の緑色光の波長に適合した部分を経て後側の赤色
光の波長に適合した部分までが投影レンズの下端から上
端までの各点と上記上端面との接点として連続的に変化
しているため、配光パターンが比較的明確に、特に、遮
光板の上端面によるカットパターンが比較的明確に出る
ことになる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明車輌用前照灯の実施の一例を
示すもので、第１図は概略斜視図、第２図は概略縦断面
図、第３図は要部の拡大縦断面図、第４図は遮光板の変
形例を示す斜視図、第５図及び第６図は従来の車輌用前
照灯の一例を示し、第５図は概略縦断面図、第６図は配
光パターン図、第７図は遮光板の改良例を示す要部の拡
大縦断面図である゛。符号の説明゛　１・・・車輌用前照灯、　　２・・・反射鏡、４・
・・光源、　５・・・遮光板、６・・・上端面、　７・・・投影レンズ、５Ａ・・・遮
光板、　６Ａ・・・上端面、Ｆｌ　　・・・第１集光部
、Ｆｌ・・・第２集光部、ｘ−ｘ・・・反射鏡の光軸、Ｆａ　・・・可視光のうち略中間の波長の色に対する投
影レンズの焦点治賠錠第３図

Claims

【特許請求の範囲】第１集光部と第２集光部の２つの集光部を有する反射鏡
と、第１集光部に位置した光源と、反射鏡の前方に反射
鏡の光軸と略垂直な向きで上端面が第２集光部に近接し
て配置された遮光板と、遮光板の前方に配置され焦点が
遮光板の上端面上に位置した投影レンズとを備えた車輌
用前照灯であって、遮光板の上端面が反射鏡の前後方向に沿う凸曲面に形成
され、可視光のうち略中間の波長の色に対する投影レンズの焦
点が遮光板の上端面の前後方向における中央に位置したことを特徴とする車輌用前照灯