JPH01221492A - 褐炭の改質方法 - Google Patents

褐炭の改質方法

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JPH01221492A
JPH01221492A JP4413588A JP4413588A JPH01221492A JP H01221492 A JPH01221492 A JP H01221492A JP 4413588 A JP4413588 A JP 4413588A JP 4413588 A JP4413588 A JP 4413588A JP H01221492 A JPH01221492 A JP H01221492A
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JP
Japan
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coal
lignite
strength
slurry
water
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JP4413588A
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English (en)
Inventor
Michio Haneda
羽田 道夫
Masahito Kaneko
雅人 金子
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軟質褐炭の改質方法に関し、特に軟質褐炭の強
度向上、自然発火防止及び再吸湿性の低減効果を奏し得
る処理方法に関する。
〔従来の技術] 褐炭は低灰分、低硫黄であシ世界中に美大な埋蔵1を有
し、将来の貴重なエネルギー資源及び工業原料として考
えられているが、現状ではその利用が産炭地周辺の発電
の利用に限られておシ、未だ褐炭は国際商品とはなって
いない。
この主な原因としては、以下の原因がめげられる。
(11引火温度が200℃前後と低く、また揮発公約5
5%、固定炭素的45%と高いため、風化による自然発
火が起り易く、集積場および長距離輸送の場合の対策な
らびに乾燥等の熱処理工程の対策等が極めて困難である
(2)  原炭の場合含水率が約70%と高く、また嵩
比重が小さい。そのため輸送上において重量面では褐炭
が水分過多であることからほとんど水を運ぶ状態となる
。一方容積面でも設備が大容量とな9輸送コストも高い
(3)褐炭が乾燥してくると、容易にこわれ、改質操作
におけるハンドリングが非常に困難であシ、発塵を起し
、広範囲に飛散するため、輸送および環境上の対策が困
難である。
(4)石炭化腿の低い褐炭は内部水分含有蓋が多く、乾
燥後再吸湿性を有しているため、大気中の水分を吸収し
て元の表面付着水分(これを平衡水分状態という)に戻
ってしまう。
このだめ、脱水については減圧フラッシュ等の蒸発法、
圧搾等による機械的脱水および飽和蒸気下での非蒸発脱
水法等種々の提案がなされている。又、特に褐炭が乾燥
してくると容易にこわれやすいため、プレス機等での圧
搾等によるブリケラティングろるいは造粒機による球状
成型等粘結剤を添加した種々の提案が脱水同様なされて
いるが、いまだ工業的規模をもって実用化するには至っ
ていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記従来の技術水準に鑑みて、■軟質褐炭を低
水分含有時においても容易に粉化しない高強度を有する
褐炭に改質する方法及び■吸湿性の少ない製品に改質す
る方法を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は (1)軟質褐炭を水を媒体として平均粒径20μ以下好
ましくは10μ以下、のスラリーに湿式粉砕後、脱水操
作して成形体とし、引き続き水分を35 wt%以下に
仕上乾燥する褐炭の改質方法(以下、これを第1発明と
いう)及び (2)上記方法に引き続いて不活性ガス雰囲気下で最高
加熱温度200〜450℃まで加熱処理する褐炭の改質
方法(以下、これを第2発明という) である。
〔作用〕
第1発明によって、軟質褐炭に含有する水と同じ媒体を
使用して軟質褐炭を湿式粉砕するので褐炭は均一な微粒
子とすることができると共に、引き続く脱水の進行につ
れて粒子間の結合力が増加され、成形体として均質かつ
充分な強度のものが得られる。
第2発明によって、第1発明で改質した褐炭成形体を不
活性ガス雰囲気下で200〜450℃まで加熱すること
によって該成形体の吸湿性を低下させることができる。
すなわち、石炭は200〜500℃の温度範囲で熱分解
を起すが、この時石炭中に含まれるタール分も液状物質
となシ、石炭中の細孔を通って石炭表面ににじみ出てく
る。この表面ににじみ出て来た液状タール物質は加熱時
間の経過とともにガス状物質に変化して揮発して行く。
そこで第2発明では石炭の熱分解の際に石炭の表面にに
じみ出て来る液状タール物質を揮発させることなく固化
させて石炭表面に油膜を形成し石炭の吸湿性を低下させ
るものである。このため第2発明に関する褐炭のごとく
比較的低石炭化度の石炭については比較的低温域よシ石
炭の熱分解が起こシ、上述した現象が生じるのは実験的
検討から褐炭の最高加熱温度の望ましい範囲が200〜
450℃であることを確認したものである。また200
〜450℃の熱処理により石炭中の含酸素基のうちOH
基や0OOH基等が熱分解作用の結果脱離するため石炭
の自然着火性が改善される。
〔実施例1] 以下、第1発明による褐炭の改質方法およびその結果の
強度を説明する。
まず、改質褐炭の製造方法は軟質褐炭と媒体である水を
市販のマルチプンンダーミル中で濃度30 wt%のス
ラリーに調整および平均粒径10μに5分間湿式粉砕混
合する。次に真空装置を具備した大型p過器で褐炭水分
を60 wt%迄口過脱水する。濾過ケークの褐炭を6
0℃不活性ガス雰囲気において真空乾燥した。
上記方法で製造したサンプルの強度測定方法はステンレ
ス製ボールミルによる粉化率として評価した。
まず、乾燥成型褐炭を粗砕後目開きJ工82000μ〜
2850μのふるいでふるい分けしサイズ2.00−2
.83−のサンプルを供試した。
すなわち、ステンレス製ボールミル(内径80鱈1!1
90fi)にステンレスポール(捧インチ、20ケ)と
、当該供試サンプル51を入れ、回転数20 Or、p
、mで10分間回転させた後、目開きJ工8500μの
ふるいでふるい分けを実施し、500μふるい上・下の
重重を測定した。
褐炭の粉化率(%)−(500μふるい通過重量/供試
重量)X100として算出した。
第1図は上記方法による絶乾サンプルの強度と褐炭原炭
の絶乾サンプル、豪州亜瀝青炭(A)および(B)の絶
乾サンプルの強Kを比較したものである。
粉化率が低い方が高強度であシ、図中■が褐炭原炭の絶
乾サンプルで、粉化率が約80〜100%と広範囲であ
シ原炭の不均質性からくるものである。一方図中■が第
1発明によシ製造した絶乾サンプルで粉化率が35〜4
0%と原炭に比べ2〜3倍の強度向上が見られる。又、
他炭種と比較した場合、図中■が豪州亜瀝青炭(A)、
図中■が豪州亜瀝青炭の)であるが、第1発明により製
造した絶乾サンプルも同等の強度を有している。
〔実施例2] 軟質褐炭と媒体である水を市販のマルチブレンダーミル
中で濃度30 wt%のスラリーに調整および任意の平
均粒径を得るため粉砕時間を変化させ湿式粉砕混合した
。以下脱水および強度測定方法は実施yIU1と同様に
実施した。
第2図は上記方法で得た平均粒径の異なった改質成型炭
の強度を比較したものである。平均粒径20数μ程度の
強度は褐炭原炭絶乾サンプルと同程度であシ、平均粒径
の低下と共に強度は向上し、平均粒径10μ程度で実施
例1にも記したように豪州亜瀝青炭(A) (B)同等
以上の強度を有する。
〔実施列3〕 実施例1によるサンプル製造および強度測定方法におい
て第1発明によ)製造したサンプルの水分と強度の相関
を第6図に示した。
第1発明により製造したサンプルは水分35wt%以下
においては成型炭の強度は殆んど変化していない。
なお、第4図は実施例1に示す強度測定結果と石炭の強
度を評価する方法として一般に518M 8801粉砕
性試験(ハードグローブ法)に規定されているH、G、
■(ハードグローブ粉砕性指数)との関係を示したもの
で非常によい相関を示している。
本実施例の強度測定方法は簡易測定法として充分評価で
きる。
〔実施例4] 以下、第2発明による褐炭の改質方法およびその結果の
強度を説明する。
実施列1で改質した褐炭を粗砕し、熱処理用サンプルと
して供試しだ。
第5図は熱処理装置の概略図を示す。
第5図において、実施例1で得た改質炭(これを第1次
改質炭という)6を内径50soaの加熱容器4の中に
802充填し、貝、ガス2を流量計1によp I L 
/ minの速度で流しなからヒータ5で20℃/ m
inの昇温速度で加熱する。
加熱後の留出油は冷却水槽付留出油トラップ8で捕集し
、ガスはガスクーラ9で冷却する。所定温度まで石炭を
加熱した後ヒータ5を切9、冷風で強制的に所定の降温
速度で冷却する。加熱容器4内のガス@度は熱電対3で
測定し、石炭60m度は熱電対7で測定する。
第6図は第5図に示す装置にて所定温度で1時間処理し
た熱処理炭を75%恒湿水分の容器内に160時間放置
し測定した平衡水分値、石炭中の揮発分および発熱量と
熱処理温度との相関を示したもので、熱処理温度が20
0℃以上で平衡水分値の低下があシ、又当該温度以上で
石炭中の揮発分も低下しておシ、熱処理によって液状タ
ール物質が石炭表面に油膜を形成し石炭の吸湿性を低下
させていることがよく判る。
更に発熱量については最終加熱温度が200℃よシ低い
と平衡水分値が高くなシ、そのため発熱量が低い値を示
すようになり、450℃よシ高いと熱分解による揮発分
の発生が激しくなシそのため発熱量が低下するようにな
る。
第7図は原炭、第1次改質炭、第2次改質炭およびオー
ストラリア産ペースウォータ炭、亜瀝宵ワンドワン炭の
強度を比較したものである。
各々の石炭の強度はステンレス製ボールミルによる粉化
率として評価した。即ち褐炭を粗砕後月開きJ工S 2
000μ〜2860μのふるいを用いふるい分けしサイ
ズ2.00〜2.85mのサンプルを供試した。
すなわち、ステンレス製ボールミル(内径80■、深さ
90w)にステンVスポール(Aインチ20ケ)と、当
該供試サンプルを52入れ、回転数200 r、p、m
で10分間回転させた後、目開きJ工8500μのふる
いでふるい分けを実施し500μふるい上・下の重量を
測定した。褐炭の粉化率(支))は実施例1で説明した
通シのものである。
粉化率の小さい方が高強度であシ、第7図中■が褐炭原
炭の絶乾サンプルで粉化率が約80〜100%と広範囲
でsb原炭の不均質性に起因しているものである。一方
図中■が本発明による第1次改質炭で粉化率が35〜4
0%と原炭に比べ2〜6倍のg1度向上が見られる。図
中■が本発明による第2次改質炭(熱処理温度200〜
450℃)であり、第1次改質における高強度を有する
改質褐炭が熱処理後も粉化することなく高強度を維持し
ている。更に図中■。
■がオーストラリア産ベースウォータ炭、亜瀝青ワンド
アン炭であるが本発明による改質褐炭の強度も同等の強
度を有している。
第2発明による効果をまとめ第1表に示す。
平衡水分値については熱処理温度が200℃〜450℃
の範囲では充分低下が認められ再吸湿性低下の効果も充
分−められる。
又、発熱量については最終加熱温度450℃での熱処理
炭の発熱量は670 o kca1/′に9と原炭60
00 kcal/ kgに比べ約7o o kca1/
Jの発熱量上昇が認められ経済的価値が非常に高い。
また最終加熱温度が200℃よシ低すと平衡水分値が高
くなシそのため発熱量が低い値を示すようになp4so
℃より高いと熱分解による揮発分の発生が激しくなシそ
のため発熱量が低下するようになる。
更に褐炭の強度については褐炭を湿式微粉砕スラリーと
し、脱水操作する第1次改質工程において均質かつ高強
度を有する改質褐炭が熱処理後も粉化することなく、高
強度を維持しておシ、熱処理炭の経済的価値を更に上げ
た石炭として利用度が大いに広がる均質かつ高強度で吸
湿性の低い良質の褐炭とすることができる。
第1表 〔発明の効果j 本発明の褐炭改質方法によれば製造時において溶剤ある
いは特別な粘結剤を用いることなく褐炭に含有する水と
同じ媒体を使用することができ、湿式粉砕のため、乾式
粉砕時の粉じん発生によるトラブルおよび対策も皆無で
ある。
湿式微粉砕混合することによシ均質な褐炭とすることが
でき、わずかな脱水によシハンドリングを大巾に改善で
きる強度を有する成型炭とすることができ、更に褐炭水
分約35 wt%以下にすれば成型炭強度の変化もなく
、2次改質の原料としては広範囲に対応できオーストラ
リア産亜瀝青炭以上の強度を有する石炭として利用度が
太いに広がる良質の褐炭とすることができる。
また2次改質することによって吸湿性を低下させること
ができると共に、発熱量も向上し、その工業的効果は顕
著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1における本発明によす製造し
たサンプルと褐炭原炭、豪州亜瀝青炭(A)、(E)各
々の絶乾サンプルの粉化率測定結果の比較図表、第2図
は本発明の実施例2における本発明において湿式微粉砕
後の平均粒径の違った製造サンプルの粉化率測定結果の
比較図表、第6図は本発明の実施f!AU3における本
発明によシ製造したサンプルの水分と粉化率測定結果を
示す図表、第4図は本発明の実施列1における粉化率と
H,G、 Iを比較図表、第5図は本発明の実施例4に
使用した装置の概略図、第6図は第2次改質における熱
処理温度と2次改質炭の平衡水分、石炭中の揮発分、発
熱量との関係を示す図表、第7図は褐炭原料、本発明に
よる第1次改質炭、本発明による第2次改質炭、豪州亜
瀝青炭体)、豪州亜瀝青炭(ト))の粉化率の比較図表
である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軟質褐炭を水を媒体として平均粒径20μ以下の
    スラリーに湿式粉砕後、脱水操作して成形体とし、引き
    続き水分を35wt%以下に仕上乾燥することを特徴と
    する褐炭の改質方法。
  2. (2)請求項(1)記載の方法に引き続いて不活性ガス
    雰囲気下で最高加熱温度200〜450℃まで加熱処理
    することを特徴とする褐炭の改質方法。
JP4413588A 1988-02-29 1988-02-29 褐炭の改質方法 Pending JPH01221492A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018079706A1 (ja) * 2016-10-27 2019-09-19 宇部興産株式会社 石炭成型燃料の製造方法および石炭成型燃料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018079706A1 (ja) * 2016-10-27 2019-09-19 宇部興産株式会社 石炭成型燃料の製造方法および石炭成型燃料

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