JPH01221251A - インクジェットプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェットプリンタ、特に複数個のキャリ
ッジを設けたインクジェットプリンタに関する。

（従来の技術〕 インクジェットプリンタはキャリッジに搭載した印字ヘ
ッドとプラテンに保持された記録用紙の相対的な動きに
同期させて、データ信号に対応したインク滴を印字ヘッ
ドの吐出口から噴射し、インク滴を記録用紙に付着させ
ることによって印字を行うものである。

この種のインクジェットプリンタにおいては、従来モノ
クロプリンタでは１つのヘッドを、カラープリンタでは
各色ごとの複数個のヘッドを１つのキャリッジに搭載し
て駆動し、印字を行っている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上述した従来のインクジェットプリンタ
においては、キャリッジを１つしか有さないので、 （１）キャリッジに印字ヘッドを１つしか載せない場合
には、１つのプリンタで１つの色、１つのドツト密度の
印字しかできないこと （２）１つのキャリッジに複数個のヘッドを載せると、
多色の印字やドツト密度の異なる印字が可能であるが、
印字に用いないヘッドも目詰まり防止等のために同時に
空吐出や回復動作を行い印字しないにもかかわらずイン
クを消費しなければならないこと （３）１つのキャリッジに性質の異なるヘッドを載せる
ことはキャリッジと駆動系の最適な構成・制御の上で難
しいこと 等の問題があった。

本発明の目的は、かかる従来装置の問題を解消し、イン
クの消費を増大することなく多機能の印字を可能とする
インクジェットプリンタを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は少なくとも１つの
ヘッドを搭載したキャリッジを複数個設け、ヘッドを含
む個々のキャリッジをそれぞれ別々に駆動・制御するよ
うにしたことを特徴とする。

（作用） 本発明によれば、少なくとも１つのヘッドが搭載された
キャリッジが複数個設けられ、夫々所定の機能を有する
ヘッド毎に別々に制御される。

従って、夫々の機能に応じた印字が可能であると共に１
つのキシリッジに搭載されたヘッドを使用している際に
は他のキャリッジは待機状態にしておくことができ、無
駄に空吐出等をする必要がなくなる。

（実施例〕 次に、本発明の実施例について添附図面を参照して説明
する。

第１図は２個のキャリッジを有するインクジェットプリ
ンタを示す本発明の第１の実施例である。

第１図において、ｌ＾および１Ｂは印字信号によってイ
ンクを吐出する印字ヘッド、２Ａおよび２Ｂはそれぞれ
第１および第２の印字ヘッドＩＡおよびＩＢにインクを
供給するインクタンク、３はガイド軸、４Ａおよび４Ｂ
はガイド軸３に沿って案内され、それぞれ印字ヘッドＩ
ＡおよびＩＢとインクタンク２Ａおよび２Ｂとが搭載さ
れた第１および第２のキャリッジである。

また、５Ａおよび５Ｂはそれぞれ第１および第２のキャ
リッジ４Ａおよび４Ｂをガイド軸３に沿って往復駆動す
るためのキャリッジ駆動モータであり、それぞれベルト
伝動機構６Ａおよび６Ｂを介して第１および第２のキャ
リッジ４Ａおよび４Ｂに伝えられる。

７は記録用紙、８は印字ヘッドｌ＾および１Ｂのインク
吐出面に正対する位置にあり、記録用紙７を印字面の裏
から支持するプラテン、９は記録用紙７を前記プラテン
８に密着させる紙押え板、ｌＯは記録用紙７を前記プラ
テン８へ送る送紙ローラ、１１は送紙ローラｌＯを駆動
する紙送りモータ、１２は記録用紙７を紙押え板９の方
向へ送入するためのペーパーパン、１３Ａおよび１３Ｂ
はそれぞれ印字ヘッドＩＡおよび１０の吐出口の目詰り
等を防止するための回復動作を行い、また印字を行なわ
ないときの吐出口の乾燥を防ぐためのへラドキャップを
行う第１および第２の回復系、１４Ａおよび１４Ｂ（図
示せず）はそれぞれ回復系１３Ａおよび１３Ｂを駆動す
るための回復系駆動モーターである。

本例において例えば第１の印字ヘッドＩＡと第２の印字
ヘッド１Ｂのドツト密度を異なったものとすると、異な
る２つのドツト密度の印字信号に１つのプリンタで対応
可能となる。すなわち、ドツト密度の異なる第１の印字
ヘッド！Ａが搭載された第１のキャリッジ４Ａは不図示
の制御回路からの制御信号に応じ第１のキャリッジ駆動
モータ５Ａによりベルト伝動機構６Ａを介して駆動され
、ガイド軸３に沿って往復動する。第１の印字ベツドＩ
Ａも同じく制御回路からの制御信号に応じて吐出ドツト
の制御が行なわれるのである。

このとき、ドツト密度の粗なる第２の印字ヘッドＩＢが
搭載された第２のキャリッジ４Ｂは、第２のキャリッジ
駆動モータ５Ｂ、ベルト伝動機構６Ｂにより、第１図示
の如くホームポジションに位置し第２の印字ヘッドＩＢ
は第２の回復系１３Ｂに係合状態にある。

上記のように、本実施例ではドツト密度の異なる印字ヘ
ッドが夫々独立にキャリッジの駆動系を有しているので
それぞれの印字ヘッドに合ったキャリッジの駆動制御が
可能であり、必要に応じてキャリッジの片方のみの駆動
−制御または両方同時の駆動制御ができる０片方のみ駆
動する場合は、印字に用いないヘッドは上述のようにホ
ームポジションでキャップしておくことができる。

また、２つの印字ヘッドを赤および黒などの２色のイン
クに対応させてもよい。

次に、第２図に本発明の第２の実施例を示す。

本実施例は第１の実施例に対しキャリッジ駆動系の簡略
化をはかったもので、第１および第２のキャリッジ４Ａ
および４Ｂと不図示のキャリッジ駆動モータで駆動され
る１本のベルト伝動機構６で駆動するようにしたもので
ある。

そのため、第１および第２のキャリッジ４＾および４Ｂ
の下面には、夫々第１および第２のクラッチ装置１５＾
および１５Ｂが設けられ、必要時ベルトを挟持すること
によりベルトの伝動力を選択的にキャリッジに伝えるこ
とができる。

次に、第３図に本発明の第３の実施例を示す。

本実施例はカラープリンタにおいて使用頻度の高い黒色
印字ヘッド１６＾と他のカラー印字ヘッド１６Ｂ、％１
６Ｂ２．１６Ｂ３とを分けて第１および第２のキャリッ
ジ４＾および４Ｂに載せることにより、黒色のみの印字
の際に、他の色の印字ヘッド１６８１．１６Ｂ２．１６
Ｂ３はキャップをしておけるようにし、回復動作や空吐
出などを行って無駄なインクを消費することがないよう
にしたものである。

さらに第４図に示す本発明の第４の実施例においては、
第１のキャリッジ４＾には印字ヘッド１７＾を、もう片
方の第２のキャリッジ４Ｂにはイメージスキャナのヘッ
ド１７Ｂを搭載した。この場合には、記録用紙とイメー
ジスキャナヘッド１７Ｂとの間隔を一定に保つためにロ
ーラを設けたり、カラースキャナとしてフィルターを交
換する機構をキャリッジ４Ｂ上に設けたりすることも可
能である。いずれにしても第１および第２の、キャリッ
ジ４＾および４Ｂが印字用とスキャナ用とで別体である
ことからそれぞれの機能に最適な駆動・制御を行なった
プリンタとイメージスキャナの兼用機とすることが可能
である。

次に、本発明の第５の実施例を説明する。

本実施例は実施例１の機構において第１および第２のキ
ャリッジを自走式としたものである。

従って、同一部位は同一符号を付し、重複説明を避ける
。

第１および第２のキャリッジ４Ａおよび４Ｂはその下方
部にそれぞれキャリッジ駆動モータ（図示せず）によっ
て駆動される第１および第２のキャリッジ駆動車１８Ａ
および１８Ｂを有し、このキャリッジ駆動車１８Ａおよ
び１８Ｂは１本のガイドレール１９に接合している。

従って、不図示のキャリッジ駆動モータを個々に駆動制
御することにより第１および第２のキャリッジをガイド
レール１９に沿って別々に往復移動することができる。

次に、本発明の第６の実施例について第６図を参照して
説明する。本実施例は３個のキャリッジ４Ａ、４Ｂおよ
び４Ｃを持つインクジェットプリンタである。２０はキ
ャリッジ駆動そ一ター、２！はキャリッジ駆動車、２２
はキャリッジのガイドレールであり、楕円状でエンドレ
スになっている。２３はキャリッジ駆動モータ２０に電
気を供給する給電レール、２４は給電レール２３から電
気をとる集電シューである。ガイドレール２２がエンド
レスなので、キャリッジ４Ａ、　４Ｂ、　４Ｃは周回す
ることができ、そのため本体から印字ヘッドＩＡ、１’
Ｂ、　１（：へ伝える印字信号等は、ケーブルで本体と
キャリッジ４＾、４Ｂ、　４Ｇとを継いで行うのではな
く無線等のワイヤレスで行う。またキャリッジ４Ａ、　
４Ｂ、　４Ｇに二次電池を載せて充電式とすることも可
能である。

この場合、キャリッジ４＾、４Ｂ、　４Ｇと本体との結
合及び電気的な接触がないので容易にキャリッジ交換式
のプリンタとすることも可能である。本例において、キ
ャリッジは任意の個数とすることが可能であるが、特に
３個以下ならば、任意の組み合わせで印字する場合であ
っても印字に用いないキャリッジはプラテン面の前に持
ってくる必要がなく、そのまま回復系１３の位置にとど
めておくことができる。

また、本発明の第７の実施例について第７図を参照して
説明する０本実施例は４個のキャリッジ４Ａ、　４Ｂ、
　４Ｇおよび４０を持つインクジェットプリンタの実施
例である。第５図において、２５はキャリッジ４を各々
のホームポジションから出し入れするためのターンテー
ブルであり、１本のレール２５＾を有している。

そして、各ホームポジションには第１ないし第４の回復
系１３Ａないし１３０が設けられており、その位置から
ターンテーブル迄第１ないし第４のレール、２６＾ない
し２６Ｄが敷設されている。各キャリッジ４Ａないし４
Ｄの構成は第５の実施例と同じである。

しかして、キャリッジ４をホームポジションから出す場
合は、ターンテーブル２５を回転させて、出したいキャ
リッジ４のガイドレール２６へ合わせ、キャリッジ４を
ターンテーブル２５上まで駆動し、そこで再度ターンテ
ーブル２５を回転させてプラテン側のガイドレール２７
に合わせ、キャリッジ４をプラテン面側まで駆動する。

ホームポジションへ入れる場合は上述の動作の逆を行な
えばよい。

さらに、本発明の第８の実施例を第８図を参照して説明
する。本実施例は４個の自走式キャリッジを持つインク
ジェットプリンタの実施例である。尚、本実施例におい
ても前実施例と同一部位については同一符号を付して説
明する。

同図において、４Ａ′　ないし４０’　は自走式のキャ
リッジで往復運動の他に方向転換も可能な不図示の駆動
装置を備えている。動力源には電池を用い、印字及びキ
ャリッジ制御の信号はワイヤレスで行い、キャリッジ４
＾′　ないし４Ｄ’の動きの自由度も高くしている。２
８＾ないし２８０はキャリッジ４Ａ’　ないし４Ｄ’が
動く際のガイドでそれぞれのキャリッジ４＾″　ないし
４０’　　と対になって床に埋め込まれている。２９＾
ないし２９Ｄはガイド２８Ａないし２８Ｄを感知するた
めにキャリッジ４＾′　ないし４０’　に取り付けられ
たセンチである。例えば、ガイド２８およびセンサ２９
の組合せとしては、周知の如くガイド２８をエンコー゛
ダ、センナ２９を光学的読み取り装置とする組み合わせ
や、また、ガイド２８を導電性のある金属ケーブルとし
、センサ２９との間の静電容量を検知する組み合わせな
どでよい。

３０は記録用紙の印字面と印字ヘッドｌ＾ないしＩＯの
吐出面の間隔を一定に保つためのガイドレールである。

印字に際しては、そのとき印字に必要なキャリッジ４Ａ
’　ないし４０′　のみがホームポジションから離れ、
ガイド２８に沿ってプラテン１０の前面に８勤する。キ
ャリッジはプラテンｌＯの前面ではガイドレール３０よ
って印字面と平行な方向にのみ動くよう拘束され、記録
用紙の印字面と印字ヘッド１＾ないしＩＯの吐出面との
間隔を一定に保ちながら、往復運動することによって印
字を行う。印字途中でも、印字に必要でなくなったキャ
リッジはプラテン前面を離れ、ホームポジションへ帰る
ことも可能である。

（発明の効果） 以上の説明からも明らかなように本発明によれば、イン
クジェットプリンタにおいて少なくとも１つのヘッドを
搭載したキャリッジを複数個有し、それぞれ別々に駆動
・制御するようにしたので、 （１）機能や性質の異なる複数個の印字ヘッドを持つプ
リンタをそれぞれの機能を損うことなく構成することが
できる。

（２）イメージスキャナヘッドを持つイメージスキャナ
兼用のプリンタをそれぞれの機能を損うことなく構成す
ることができる。

（３）複数の印字ヘッドを持つプリンタにおいても、印
字に用いないヘッドはキャップをしておくことが可能で
あり目詰まり防止のための空吐出や回復動作をしてイン
クを無駄に消費することがない等の効果を戻す。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す斜視図、 第２図は本発明の第２の実施例を示す斜視図、 第３図は本発明の第３の実施例を示す斜視図、 第４図は本発明の第４の実施例を示す斜視図、 第５図は本発明の第５の実施例を示す斜視図、 第６図は本発明の第６の実施例を示す斜視図、 第７図は本発明の第７の実施例を示す斜視図、 第８図は本発明の第８の実施例を示す斜視図である。 ＩＡ、ＩＢ、Ｉｃ、ＩＤ、１６Ａ；１６Ｂ、１７＾・・
・印字ヘッド、４＾、４Ｂ、４Ｃ，４Ｄ、４Ａ’　、４
Ｂ’　、４Ｃ’　、４Ｄ’　・・・キャリッジ、５Ａ、
５Ｂ・・・キャリッジ駆動モータ、。 ６八、６Ｂ・・・ベルト伝動機構、 １３Ａ、１３Ｂ、１３Ｇ、１３０・・・回復系。 ネる日月の第２／）曵す芭イ列をホす料才り図第２図 本杷明の第３のＸ九イ列を丞す斜ネ１図第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも１つのヘッドを搭載したキャリッジを複数個
   設け、ヘッドを含む個々のキャリッジをそれぞれ別々に
   駆動・制御するようにしたことを特徴とするインクジェ
   ットプリンタ。