JPH01220989A - 多値画像信号の適応予測復号化装置 - Google Patents

多値画像信号の適応予測復号化装置

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JPH01220989A
JPH01220989A JP1019159A JP1915989A JPH01220989A JP H01220989 A JPH01220989 A JP H01220989A JP 1019159 A JP1019159 A JP 1019159A JP 1915989 A JP1915989 A JP 1915989A JP H01220989 A JPH01220989 A JP H01220989A
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signals
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平野 昭
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は多値画像信号を予測復号化装置、特に複数個
の予測関数を画面の性質に応じて適応的に切換える予測
符号化復号化装置に関する。
テレビジョン信号などに代表される多値画像信号の予測
において、(1)一つの予測関数を固定的に用いる場合
のほかに、(2)複数個の予測を固定的に組合せて用い
る場合、(3)複数個の予測を画面の性質に応じて適応
的に切り換える場合など各種の方式が考えられている。
この第3の適応的に予測関数を切り換えて予測を行なう
適応型予測方式の中にも複数画素単位でブロックを構成
し、そのブロック単位で最適な予測関数を検出し、用い
た最適な予測関数を示す符号とその時の予測誤差とを一
緒に伝送する方式と、すでに符号化済みの画素に対応す
る情報のみを用いて画像信号の局所的性質を調べてつぎ
の画素に対する最適予測関数を推定する方式とがある。
後者の場合には受信側でも同様の推定が可能であるため
、使用した予測関数を示す符号を伝送する必要がなく、
それだけ回路構成が簡単である。この発明は、この後者
の方式に属する。
もしつぎの画素時刻における最適予測関数を推定するた
めに現画素時刻における判定結果のみしか使用しないも
のとすると、周囲の画素とは異質な予測誤差、例えば周
囲の予測誤差が小さいにもかかわらず1点のみ大きな予
測誤差が現われる、いわゆる孤立点などにより、最適予
測関数の推定が狂うことがある。この現象はランダム雑
音が重畳された信号などで起り易い。このような場合に
も用いられた最適予測関数の発生状態を2次元的に把握
して居れば孤立点の存在に強く影響されることなく正確
な推定が可能となる。
この点について第1図を参照して説明する。ここでは2
種の予測関数(I)、(II)が用いられているものと
する。いま入力された画素信号の画面上での走査線(ラ
イン)上における時刻をiとすると、現在考慮するライ
ン上の画素時刻i−3,i−2,i−1に対し予測方式
(I)による予測誤差が各々第1図Aにそれぞれ示すよ
うに5.4.3であり、予測関数(II )による予測
誤差が第1図Bにそれぞれ示すように3.5.4であっ
たとする。このとき現ラインの画素時刻i−3,i−2
,i−1における最適関数方式は、両予測関数(I)、
(II)による予測誤差が少ない方であるから、符号化
済みの画素についての最適予測関数を示している第2図
中の現ラインの行に示すようにそれぞれII、I、Iと
なる。
前の画素時刻i−1における最適予測関数が(I)であ
るので、前画素時刻の判定結果しか用いないとすると、
この場合には前画素時刻i−1における最適予測すなわ
ち(I)を現画素時刻iで用いるという予測関数の選択
論理を用いることになる。しかし、1画素時刻以上前の
画素時刻や1ライン前、2ライン前での最適予測関数の
発生状態が第2図に示されるものであるとすれば画素時
刻iにおける画面の垂直方向における(I)、(II)
からなるパターンを見るとこの図の例では現時刻iに相
当する画面上に縦方向の輪郭があるため、この輪郭を境
にして最適予測が(I )、(II)にかわっているこ
とがわかる。
このような最適予測関数が現画素時刻と前画素時刻で変
わる現象は通常輪郭部分で発生する。輪郭部分はいわば
輝度が不連続となる部分であるから周囲との関連でもっ
て最適予測関数を推定することが必要となる。また画像
には非常に多くの輪郭が含まれるのが普通であるので周
囲の関連を利用することはとくに重要となる。
このような最適予測の選択を実現したものとして、特開
昭56−109085号公報[画像信号の適応型予測符
号化装置」(文献1)に記載の技術がある。以下、文献
1記載の技術につき説明する。
この技術においては、すでに符号化済みの画素すなわち
、参照画素における最適予測関数の発生状態から、現画
素に対する最適予測関数を推定する。第3図及び第4図
を用いてより具体的に説明する。第3図は参照画素の配
置例を示す図であり、Xが現画素、A、B、Cが参照画
素の位置を示している。
以下においては予測方式は(I)、(II)の2種類を
用いるものとし、参照画素A、B、Cにおける最適予測
関数の発生状態(すなわち参照画素状態)により、現画
素Xに対する最適予測関数を推定するものとして説明す
る。
参照画素を3個とした場合には、第4図(1)〜(8)
に示したような8通りの状態が発生しうる。第4図にお
いて「0」は予測関数(I)が、「1」は予測関数(I
I )が各参照画素において最適予測関数となったこと
を示している。本発明においては、この各状態において
、予測関数(I)、(II)が現画素において最適予測
関数となる(すなわち他方よりも予測誤差が小となる)
確率を前もって測定しておく。すなわち各状態において
、現画素において予測関数(I)、(II)が最適予測
関数となった画素数を個別にカウントしておく。
以下ではこのような測定により、各状態において予測関
数(I)が最適予測関数となった確率が、たとえば第4
図にPIで示した値となったものとして説明する。
この場合には、PIが大となる(たとえばP□≧6.5
となる)参照画素の状態(第4図の例では(1)、(2
)、(5))においては予測関数(I)が、その他の場
合には予測関数(II )が、現画素に対する最適予測
関数であると推定し、現画素に対する予測関数として使
用する。現画素に対して適用する予測関数をこのように
して推定すれば、高い確率で最適予測関数を推定するこ
とができる。
たとえば第4図に示した例において、第4図(1)、(
2)、(5)の状態において現画素に対して予測関数(
I)を用いるとすれば、最適予測関数を正しく選択でき
る確率は各々0.97,0.75,0.80となる。
また第4図(3)、(4)、(6)、(7)、(8)の
各状態において現画素に対して予測関数(II)を用い
る場合には、最適予測関数を正しく選択できる確率は各
々 0.80,0.75,0.55,0.85,0.98と
なる。仮に状態(1)〜(8)が等確率で生起するもの
とすれば、この方法により(0,97+0.75+0.
80+0.80+0.75+0.55+0.85+0.
98)78キ0.806 すなわち80%以上の高い確率で最適予測関数を正しく
選択することができる。このようにして多値画像信号に
対して高い能率で予測符号化が行われる。第5図に最も
簡単な場合として予測方式を2種用いる場合についての
装置構成例を示す。入力端子11より入力された多値画
像信号は減算器12に供給される。減算器12において
は予測器13で作られた2種の予測信号の中で選択器1
4によって選択された予測信号を受けとり、端子11が
ら供給される入力多値画像信号との差をとる。この差、
即ち予測誤差は通常は発生情報量を低減するために使用
レベルを制限する量子化器15により量子化された後に
、符号変換器16及び加算器17へ供給される。加算器
17においては選択器14から供給される予測信号と量
子化器15がら供給される量子化された予測誤差信号と
の和をとることにより局部復号信号を発生する。この局
部復号信号は予測器13へ供給され、予測器13ではこ
の局部復号信号を用いて複数個の予測信号を発生する。
予測器13で行゛う2種の予測方式として1画素時刻前
の局部復号信号を用いて予測する前値予測(DPCM)
方式と、1フレーム前の局部復号信号を用いて予測する
フレーム間予測方式として用いるものとすればこの予測
器13は1画素遅延素子と17、レーム遅延素子とを並
列に並べた回路にて実現される。
つぎに選択器14に対する制御信号の発生方法について
説明する。予測器13により作られた2種の予測方式に
よる予測信号は選択器14へ供給されると同時に最適予
測関数の決定回路18にも供給される。この決定回路1
8においては2種の予測信号の中でいずれが加算器17
から供給される多値画像信号の局部復号値に近いか、す
なわち差が小さいかを比較判定し、つまりその画素時刻
では何れの予測方式が適するかの順位付けを行い、その
結果(この例の場合は1ビット信号)を記憶回路19へ
転送する。
たとえば前述した予測方式(I)がフレーム内予測、予
測方式(II)がフレーム間予測であるものとすれば、
フレーム内予測による予測信号の方が局部復号信号値に
近い場合にはrOJを、そうでない場合には「1」を出
力する。記憶回路19はたとえば1ライン(テレビジョ
ン信号の場合では1水平走査線)程度の記憶容量をもつ
記憶素子から構成されており、現画素時刻においては第
3図に示した例を用いると、前画素A、前ラインの画素
B、Cにおける最適予測関数を示す情報が信号線52に
より並列に(この場合3ビット並列)に、判定回路21
へ供給される。この判定回路21は、記憶回路19の出
力である参照画素における最適予測関数の発生状況を示
す信号から、すでに説明した現画素に対する最適予測関
数の推定法にもとづいて、現画素に対してフレーム内予
測、フレーム間予測のいずれを使用するかを決定し、選
択器14の選択動作を制御する信号(たとえばフレーム
内予測を用いるべきものと判定すれば信号値「0」、フ
レーム間予測を用いるべきと判定すれば信号値「1」)
を選択器14に供給する。一方量子化器15により量子
化された予測誤差信号は符号変換器16に入力され、符
号化、たとえば可変長符号化されて伝送路あるいは記録
媒体へ供給される。
次に判定回路21について詳細に説明する。この判定回
路21は通常は読出し専用メモリ(Read Only
Memory、 ROM)を用いて構成することができ
る。すなわち上記の例では3bitの信号がROMの入
力アドレスに供給されるが、この時の3bitのビット
パターンに対応するアドレスに予め種々の画像に対して
統計的な判定を行った結果を書き込んでおく。たとえば
この統計的な判定結果が第4図に示した如くであったと
する。説明の便宜上、入力アドレスの下位1ビツト目に
参照画素A0下位2bit目に参照画素B、最上位ビッ
トに参照画素Cに対する最適予測関数を示す信号が入力
されるものとすれば、たとえば第4図の(7)に示され
ている参照画素状態に対応する入力アドレスはrllO
Jであり、この場合にはPI<0.5であるため、この
参照画素状態においては、予測関数(II)すなわちフ
レーム間予測が現画素に対して適用される。したがって
入力アドレスrllOJに対するROMに書き込まれる
値は「1」となる。他の入力アドレスに対しても書き込
まれる値は同様にして定められ、結局第4図に示した例
においては、ROMの各入力アドレスに対しては第7図
の出力の欄に示した値が書き込まれることとなる。この
ようにしてROMに書き込まれたテーブルにより、判定
回路21が構成される。
次に第6図を参照してこのように符号化された情報を復
号する復号化装置について詳しく説明する。伝送されて
来た、または記録媒体から読み出された符号化された多
値画像信号は端子22を通じてまず符号逆変換器23に
供給される。符号逆変換器23においては符号化された
多値画像信号より予測誤差信号をとり出し、不等長符号
の等長符号への逆変換を行ない、以下の復号化に備える
。符号逆変換器23で等長符号に逆変換された予測誤差
信号は加算器24へ供給される。加算器24においては
、予測器25で作られた2種の予測信号の中で選択器2
6によって選択された予測信号を受け、この予測誤差信
号と符号逆変換器23の出力との加算が行なわれて復号
され多値画像信号が得られる。この復号された多値画像
信号は外部への画像信号出力端子27、予測器25及び
最適予測方式の決定回路28へそれぞれ同時に供給され
る。
この復号された画像信号を用いて予測器25は複数個の
予測信号を発生する。最適予測方式の決定回路28では
この復号画像信号と予測器25からの複数個の予測信号
(この例では2種)とを用いて第5図について説明した
符号化装置の決定回路18の場合と同一の規則に従って
最適予測方式を決定し、その結果を記憶回路29へ転送
する。記憶回路29は第3図の符号化装置における記憶
回路19と同様にこの例の場合3画素時刻分の最適予測
方式を示す3ビツトの情報を判定回路31へ供給する。
判定回路31では符号化装置の判定回路21と同一の規
則で選択器26の選択を制御する。なお、予測器25、
選択器26、最適予測方式の決定回路28、記憶回路2
9、判定回路31の構成はそれぞれ符号化装置における
予測器13、選択器14、最適予測方式の決定回路18
、記憶回路19、判定回路21と同一であり、またこれ
ら相互の接続関係も同一である。
以上、説明した文献1記載の技術によれば、参照画素に
おける最適予測関数の発生状況から現画素に対する最適
予測関数を高い確率で推定することができ、多値画像信
号と非常に効率良く符号化することができる。
しかしながら、この技術には以下に述べるような欠点が
ある。この技術においては、現画素における最適予測関
数を推定するめなのテーブルは実験等により、たとえば
第4図に示した様なあらかじめ得られた測定結果を用い
て決定されていた。すなわち現画素における最適予測関
数を推定するためのテーブルは固定されていたわけであ
る。
ここで第4図を再び参照する。第4図に示した参照画素
の状態では、すでに述べたように、予測I、IIの中で
最適予測となる確率が最も高くなる方の予測が選ばれる
。すると、第4図(6)のように、複数の予測の中でど
の予測が最適であるかが定めにくい参照画素状態が現わ
れる場合もある。この第4図(6)のような状態は、画
像の性質により最適となる予測が変化することが少なく
ない。また、参照画素数をさらに増加させてゆくと、こ
のような状態も増えてくる。このような問題を解決でき
れば、さらに符号化能率を改善することが可能である。
本発明においては、たとえば第3図に示したような参照
画素を用い、予測としてフレーム間予測、フレーム内予
測を用いるものとして説明すれば、符号化復号化を実行
しつつ、第4図(1)〜(8)に示した参照画素におけ
る参照画素パターンの各々についてフレーム間予測、フ
レーム内予測が最適関数となる発生確率を測定しながら
、最適予測関数を推定するためのテーブルを更新してゆ
く(これを学習機能と称する)。この場合の実施例につ
いて以下に説明する。なおこの実施例においてすでに説
明した従来技術と異なる部分は判定回路21及び31の
みであり、また判定回路21と31は構成、機能が全く
同一であるため、判定回路21についてのみ説明する。
この実施例において用いられる判定回路21の構成が第
8図に示されている。
第8図において、第5図の記憶回路19の出力である参
照画素状態を示す並列3ビット信号は信号線52により
ヒストグラムカウンタ60及びテーブルメモリ65に入
力される。テーブルメモリ65はランダムアクセスメモ
リにより構成されており、その入力アドレス、出力は第
5図の判定回路21を構成するROMと全く同様である
。テーブルメモリ65には、現画素に対する参照画素状
態を示す信号が入力される以前の時刻までに、更新され
てきた、現画素に対する最適予測関数を推定するための
テーブルが書き込まれている。信号線52により入力さ
れる参照画素状態を示す信号がテーブルメモリ65の入
力アドレスに供給され、テーブルメモリ65は現画素に
おいて用いられるべき予測関数を示す信号を信号線53
に出力する。すなわちフレーム間予測を使用する場合に
は「1」を、フレーム内予測を使用する場合には「0」
を出力する。
ヒストグラムカウンタ60は、信号線52により入力さ
れる参照画素状態を示す信号から、参照画素状態の各々
(この場合は第4図(1)〜(8)の8状態)について
フレーム間予測、フレーム内予測が最適予測関数となっ
た画素数をそれぞれカウントし、参照画素状態の各々に
ついてフレーム間予測、フレーム内予測のいずれが最適
予測関数となる確率が高いかを判定するためのヒストグ
ラムを作成する。またヒストグラムカウンタ60には、
アドレス発生器66から信号線67により参照画素状態
のいずれか1つをアドレス信号が供給されており、定め
られた時間単位のカウント後このアドレス信号により指
定された参照画素状態においてフレーム間予測が最適予
測関数となった頻度を示す信号を信号線61に、フレー
ム内予測が最適予測関数となった頻度を示す信号を信号
線62に出力する。信号線61.62に出力された信号
は、比較器63に入力される。比較器63は入力された
両信号値を比較し、信号線61の信号の方が大であれば
(アドレス発生器66により指定された参照画素状態で
はフレーム間予測が最適予測関数となった頻度が高いこ
とに対応する)信号値[1]を、そうでない場合には「
0」を信号線64を介してテーブルメモリ65に与える
。テーブルメモリ65は信号線67により供給されるア
ドレスに信号線64により人力される値を書き込むこと
により、最適予測関数を推定するためのテーブルを更新
する。この信号線67が供給するアドレスをたとえばN
フレーム(N>1)時刻毎に第7図に例示したように0
00〜111まで順次変化させることによりテーブルメ
モリ65の全内容は定期的に更新することができる。ま
たテーブルメモリを構成するランダムアクセスメモリに
、書込み読出しの両動作を独立に行わせることにより、
符号化動作を実行しつつテーブルを更新することができ
る。またテーブル更新直後にヒストグラムカウンタ60
の内容はクリアされ、次のテーブル更新時刻に用いられ
るヒストグラムの作成が開始される。
次に第9図及び第10図を参照してヒストグラムカウン
タ60の構成及び動作について説明する。第9図はヒス
トグラムカウンタ60を説明するためのブロック図であ
り、第10図はヒストグラムカウンタ60の一構成要素
であるアキュムレータ部の構成、動作を説明するための
ブロック図である。
信号線52により入力される参照画素状態を示す信号は
レジスター70に入力される。なお前述した通り信号線
52は、参照画素A、B、Cにおける最適予測関数を示
す3ビット並列信号であるが、第9図においては信号線
52−1〜3の3本の1ビット信号として示されている
。現画素時刻を基準とする時信号線52.1が参照画素
C152−2が参照画素B、52.3が参照画素Aの最
適予測関数を示すものとして説明する。
レジスター70により信号線52.1〜3の信号は1サ
ンプル時刻遅延されて、各々信号線71−1〜3に並列
に出力される。したがって信号線71−1.71−2.
71−3には各々参照画素Cより1画素左、参照画素B
により1画素左、参照画素Aより1画素左の画素に対す
る最適予測関数を示す信号が現われることとなる。また
前述した通り信号線52−3には参照画素Aに対する最
適予測関数を示す信号が現われている。換言すれば信号
線52−3、信号線71.1〜3には、1サンプル前の
画素(前画素)における最適予測関数と、前画素に対す
る参照画素における最適予測関数が現われている。した
がって信号線52−3、信号線71.1〜3の信号から
前述のヒストグラムを作成することができる。
信号線71−1〜3の信号はラインデコーダ72に入力
される。ラインデコーダー72は信号線73−1〜8の
いずれか1つのみを0としてアキュムレータ部(I)7
4及びアキュムレータ(II )75に与える。ここで
アキュムレータ部(I)、(II)の構成は全く同一で
ある。アキュムレータ部(I)74は、第10図に示し
た通り各々が信号線73−1〜8に接続された参照数字
81〜88の8ケのカウンターから構成されている。ま
たアキュムレータ部(I)には信号線52−3の信号が
入力され、アキュムレータ部(II)には、信号線52
−3の信号がインバーター77により反転された信号が
入力される。これらの信号はアキュムレータ部(I)、
(II)のセレクト信号として使用されている。すなわ
ち信号線52−3の信号が「1」の場合(前画素の最適
予測関数がフレーム間予測である場合)には、アキュム
レータ部(I)のみが動作し、「0」である場合にはア
キュムレータ部(II)のみが動作する。たとえば信号
線52−3の信号が「1」の場合にはアキュムレータ部
(I)に内蔵され、各々信号線73−1〜8の信号が供
給される8ケのカウンターの中で0が入力信号として供
給されたカウンタのみが1だけカウントアツプされる。
アキュムレータ部(II )も、信号線76の信号が[
1](この場合信号線52−3は0となっている)の時
に同様の動作を行う。このようにして、参照画素状態の
各々について、フレーム間予測が最適予測関数となった
画素数がアキュムレータ部(I)74においてカウント
され、フレーム内予測が最適予測関数となった画素数が
アキュムレータ部(II)においてカウントされる。
このようにして参照画素状態の各々についてフレーム間
予測、フレーム内予測のいずれが最適予測関数となる確
率が高いかを判定するためのヒストグラムが作成される
内蔵された8ケのカウンターのカウント結果は各々信号
線77−1〜8に読み出されて選択器79に入力され、
アキュムレータ部(II )75に内蔵された8ケのカ
ウンターのカウント結果は各々信号線78−1〜8に読
み出され選択器80に入力される。選択器79.80は
信号線67により入力されるアドレス信号に応じて、各
々の8人力の中の1つを選択し、各々信号線61.62
に出力する。すなわち指定された参照画素状態に対して
フレーム間予測が最適予測関数となった頻度が信号線6
1に、フレーム内予測が最適予測関数となった頻度が信
号線62に出力される。
以上の様にして学習機能を有する最適予測関数判定回路
を実現することができる。
以上、実施例をもって本発明を説明したが、本発明によ
れば、時々刻々と変化する画像の性質に追随させて最適
予測関数を推定することができ、より効率の良い符号化
を行うことができる。なお以上の説明においては、予測
関数2ケを適応的に切りかえる場合を例にとり説明した
が、本発明は3ケ以上の予測関数を用いる場合にも同様
に適用することができる。また以上では参照画素を第3
図に示した如く、現画素と同一フレーム内に設定するも
のとして説明したが、参照画素として現画素と時間的に
近傍に位置する前フレームの画素等を用いることも同様
に可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は2種の予測方式による予測誤差の例を示す図、
第2図は最適予測関数の空間分布の例を示す図、第3図
は参照画素の配置例を示す図、第4図は参照画素におけ
る最適予測関数の組合せの各々に対しである予測関数が
現画素において最適予測関数となる確率の測定例を示す
図、第5図、第6図は従来技術の装置構成例を示す図で
あり、図において、11,12:入力端子、12:減算
器、13,25:予測器、14.26:選択器、16:
符号変換器、17,24:加算器、18.28:最適予
測方式の決定回路、23:符号逆変換器、27:出力端
子をそれぞれ示す。第7図は判定回路21.31の入出
力論理の例を示す図である。第8図、第9図、第10図
は本発明の実施例に使用される判定回路21.31の構
成及び動作を説明するためのプロッ第1図 第2゛図 I!iJ#、…II     i−3i−z   c−
t   L    L+1第1図 (+)     (2)     (3)     (
4)P=0.97   P=0.’15    P=0
.20    P= 0.251          
  1            f         
   IP=0.80   F=0.45   P:=
O,15P;=0.0285図 5ど 躬 6 図 第7図 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 複数(M)個の予測係数により発生される予測信号の中
    から1個の予測信号を画素毎に適応的に選択し、選択さ
    れた予測信号を用いて適応予測符号化された多値画像信
    号を予測復号化する適応予測復号化装置であり、M個の
    予測信号を発生する手段と、選択指示信号にもとづいて
    前記M個の予測信号の中から1個の予測信号を選択する
    手段と、前記選択された予測信号と前記予測符号化され
    た多値画像信号とから多値画像信号を復号化する手段と
    、前記復号された多値画像信号に対するM個の予測信号
    の中で前記復号化された多値画像信号との差が小となる
    予測関数である最適予測関数を示す信号を発生する手段
    と、この発生する手段の出力を記憶する記憶手段と、こ
    の記憶手段出力に基づいて、前記選択指示信号を出力す
    る判定手段とからなる多値画像信号の適応予測復号化装
    置において、前記判定手段は下記(a)〜(d)から構
    成されることを特徴とする多値画像信号の適応予測復号
    化装置。 (a)前記記憶手段出力から、すでに復号化済のN個の
    参照画素において、前記M個の予測信号の中でどれが最
    適であったかを示す参照画素状態信号が供給され、現画
    素時刻における前記予測選択信号を出力するテーブルメ
    モリ、 (b)前記参照画素状態信号が供給され、この信号が示
    すM^N通りの状態の各々につき、前記N個の予測信号
    に対応するN個のカウンタを有し、入力された参照画素
    状態信号の下での最適予測に対応するカウンタをカウン
    トするヒストグラム生成手段、 (c)定期的に前記ヒストグラム生成手段内のカウンタ
    の値を読み出すためのアドレス信号であり、前記M^N
    通りの状態を識別するためのアドレス信号を発生するア
    ドレス発生手段、 (d)前記アドレス信号により読み出された各参照状態
    におけるN個のカウンタの値の中でどの予測信号に対す
    る値が大であるかを検出し、その結果を前記アドレス信
    号を用いて前記テーブルメモリに書き込むテーブルメモ
    リ更新手段。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59185487A (ja) * 1983-04-05 1984-10-22 Nec Corp 多値画像信号の適応予測符号化装置

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