JPH01220400A - 高周波多重極線形加速器 - Google Patents

高周波多重極線形加速器

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Publication number
JPH01220400A
JPH01220400A JP4559688A JP4559688A JPH01220400A JP H01220400 A JPH01220400 A JP H01220400A JP 4559688 A JP4559688 A JP 4559688A JP 4559688 A JP4559688 A JP 4559688A JP H01220400 A JPH01220400 A JP H01220400A
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JP
Japan
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electrodes
electrode
tank
electric field
variable
Prior art date
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Pending
Application number
JP4559688A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Fujita
広之 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高周波を導入することにより形成される高周
波電場によって荷電粒子を加速する、高周波多重極線形
加速器に関する。
〈従来の技術〉 高周波多重極線形加速器、特に四重極線形加速器は、荷
電粒子を収束しつつ同時に加速できるという特徴がある
。そのため、従来から様々な荷電粒子を高いエネルギに
加速する能力に優れ、この能力を必要とする分野で大い
に利用されている。
第4図および第5図に従来の一般的な四重極線形加速器
の構造を示す。なお、第4図はタンク101の軸線に沿
って切断した断面図、第5図はその■−■断面図である
四重極線形加速器は、両端がプレート2.3で閉止され
た円筒形状のタンク101の内部に、先端部が波状の周
期形状を有する4枚の電極104a−・104dが固着
されてなっている。このタンク101および電極104
 a−104dによって空胴共振器を形成しており、加
速器は固有の共振周波数を有している。
このような加速器に高周波を導入して共振させることに
より、加速器内に定在波が生じ、この定在波の周波数で
、荷電粒子Pの収束および加速を繰り返して行うための
高周波電場を、電極104a−・・104dの先端部で
囲われたボア内に形成することができる。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、上述の加速器では、最終加速エネルギが、空
胴共振器としての加速器が持つ共振周波数および電極1
04a−・104dの先端部の波面形状によって一義的
に決定されるため、従来、可変なものとなっていない。
この点が、例えばイオン分析やイオン注入等、イオンエ
ネルギの制御が必要とされている分野においての利用に
際し、問題となっていた。
本発明の目的は最終加速エネルギを可変とすることので
きる、高周波多重極線形加速器を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を実施例に対応する第
1図および第2図を参照しつつ説明すると、本発明は、
両端部にプレート2.3が配設された円筒形タンク1の
内部に、その軸方向に沿う複数の電極4 a−4dが配
設されてなり、高周波を導入することにより、電極4a
・−4dにより形成される高周波電場によって荷電粒子
Pを加速する加速器において、各電極4a・−4dの荷
電粒子P進行空間に沿う面を含んだ一部を絶縁体43a
−43dにより分離して、それぞれ分離電極42a−・
・42dを形成するとともに、その各分離電極42 a
−42dに外部に設けた可変直流電源5から直流電圧を
供給し得るよう構成したことを特徴としている。
〈作用〉 各電極4aと42a、−,4dと42dの加速器共振周
波数におけるインピーダンスを高周波源(図示せず)側
のインピーダンス(例えば50 Iりに対し充分に小さ
い値に保っておき、かつ、42a、・−142dと可変
直流電源5の間に加速器共振周波数において充分大きな
インピーダンスを示すリアクトリルLa、−・−、Ld
を設けると、高周波を導入することにより、電極4a−
・−4dによって囲われるボア内にその長手方向全域に
亘って高周波電場を形成することができる。このような
高周波電場を形成した状態で、分離電極42 a−42
dに直流電圧を供給することにより、その電極42a−
・・42dによって囲われるボア内に直流電場を高周波
電場に重量して形成することができ、最終加速エネルギ
は、高周波電場だけが形成されたときに対し直流電場の
強さに相関して変化する。従って、可変直流電源5を操
作して直流電場の強さを変化さすることにより、最終加
速エネルギを、直流電場の強さの変化に応じた範囲内で
任意に設定することができる。
〈実施例〉 本発明の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は本発明を四重極線形加速器に適用
した実施例の構成を示す図で、第1図はタンク1の軸線
に沿って切断した断面図、第2図はそのn−n断面図で
ある。
両端にプレート2.3が配設されたタンク1の内周面に
、互いに90°の間隔をあけて4枚の電極4 a−4d
がタンク1の軸線に沿って固着されている。
以下、1枚の電極4aについて説明する。
電極4aは電極本体41aと、その本体41aに絶縁体
43aを介して固着された分離電極42aとから構成さ
れており、電極本体41aと分離電極42aとは直流的
に絶縁されている。また、電極4aの先端部は第4図に
示す従来の加速器の電極104a−104dと同じ波面
形状を有している。
電極4aの分離電極42aは、タンク1の外部に配設さ
れた可変直流電源5の陰極側にリアクトルLaを介して
接続されており、可変直流電源5の陽極側はタンク1の
壁体に接続されている。
なお、他の3枚の電極4b=・−4dも先に説明した電
極4aと全く同様に構成されており、その各分離電極4
2 b−42dは、それぞれ分離電極42aと同じ可変
直流電源5の陰極側にリアクトルLb、−・、Ldを介
して接続されている。
次に、絶縁体43a・・・43dおよびリアクトル1、
a、−−−、Ldについて、第3図を参照しつつ説明す
る。なお、第3図は一枚の電極4aについての等価回路
である。  ゛ まず、絶縁体43aは等価回路ではキャパシティCを示
し、その静電容量は、加速器共振周波数におけるインピ
ーダンスが高周波源(図示せず)側のインピーダンスに
対して充分に小さい値になるよう設定されている。例え
ば高周波源側のインピーダンスが通常50Ω程度に対し
、0,1Ω程度になるよう設定されている。なお、他の
絶縁体43b・・−43dも全く同様に設定されている
また、リアクトルLa、−、Ldは、そのインピーダン
スが加速器共振周波数において、高周波源側のインピー
ダンスに対して充分に大きい値、例えばIKΩ程度にな
るよう設定されている。
以上のように構成された加速器に、第4図に示す従来の
加速器と同じ高周波源(図示せず)から高周波を導入す
ることにより、電極4 a−4dによって囲まれるボア
内に従来と同じ高周波電場を形成することができる。こ
こで、各分離電極42a−・・42dにタンク1に対し
て負の直流電圧を供給すると、分離電極42 a−42
dによって囲まれるボア内に直流電場が高周波電場に重
量して形成される。すなわち、最終加速エネルギは、高
周波電場だけが形成されたときに対し、直流電場の強さ
に比例した分だけ高くなる。しかも、直流電場の強さは
可変直流電源5を操作することにより変化させることが
可能で、その変化に応じた範囲内で最終加速エネルギを
任意に設定することができる。
なお、本実施例では、各電極4a・・・4dに、それぞ
れ一つの分離電極42a−42dを設けた場合について
説明したが、各電極4 a−4dに、それぞれ複数の分
離電極を設けてもよい。
また、本実施例では、各分離電極42 a−42dを可
変直流電源5の陰極側に接続しているが、本発明はこれ
に限られることなく、陽極側に接続してもよく、この場
合、最終加速エネルギは、高周波電場だけが形成された
ときに対して低くなり、その低減側において最終加速エ
ネルギを可変にすることができる。
さらに、本発明は四重極線形加速器以外の高周波多重極
線形加速器に適用し得ることは言うまでもない。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、タンク内部に配
設された各電極の一部を絶縁体により分離してそれぞれ
分離電極を形成し、その各分離電極にはそれぞれ外部の
可変直流電源から直流電圧を供給するよう構成したから
、分離電極によって囲われるボア内に強さが可変な直流
電場を高周波電場に重量して形成することが可能になり
、直流電場の強さを変化させることにより、最終加速エ
ネルギを所定の範囲内で可変とすることができる。
従って、例えばイオン注入装置やイオン分析装置等、イ
オンエネルギの制御が必要とされている装置への適用が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明実施例の構成を示
す図で、 第1図はタンク1の軸線に沿って切断した断面図、 第2図はその■−■断面図である。 第3図は本発明実施例の等価回路である。 第4図および第5図はそれぞれ従来の四重極線形加速器
の構造を示す図で、 第4図はタンク101の軸線に沿って切断した断面図、 第5図はそのIII−III断面図である。 1・・・・・・・・・タンク 2.3・・・・・・・プレート 4a〜4d・・・・・電極 41a〜41d・・・電極本体 42a〜42d・・・分離電極 43a〜43d・・・絶縁体 5・・・・・・・・・可変直流電源 L・・・・・・・・・リアクトル P・・・・・・・・・荷電粒子 特許出願人    株式会社島津製作所代 理 人  
  弁理士  西1)新第1図 第2°      第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 両端部にプレートが配設されたタンクの内部に、その軸
    方向に沿う複数の電極が配設されてなり、高周波を導入
    することにより、上記電極により形成される高周波電場
    によって荷電粒子を加速する加速器において、上記各電
    極の荷電粒子進行空間に沿う面を含んだ一部を絶縁体に
    より分離して、それぞれ分離電極を形成するとともに、
    その各分離電極に外部に設けた可変直流電源から直流電
    圧を供給し得るよう構成したことを特徴とする、高周波
    多重極線形加速器。
JP4559688A 1988-02-26 1988-02-26 高周波多重極線形加速器 Pending JPH01220400A (ja)

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JP4559688A JPH01220400A (ja) 1988-02-26 1988-02-26 高周波多重極線形加速器

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JPH01220400A true JPH01220400A (ja) 1989-09-04

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JP4559688A Pending JPH01220400A (ja) 1988-02-26 1988-02-26 高周波多重極線形加速器

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JP (1) JPH01220400A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5334943A (en) * 1991-05-20 1994-08-02 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Linear accelerator operable in TE 11N mode

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5334943A (en) * 1991-05-20 1994-08-02 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Linear accelerator operable in TE 11N mode

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