JPH01216293A - 時刻誤差補正方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は時刻誤差補正方法に関する。

（従来の技術） 従来時計を搭載する中央処理装置（以下ＣＰＵという）
内蔵機器にはクロック用水晶発振器−のトリマーコンデ
ンサが不可欠であった。

またトリマーコンデンサにより容量を調整して高精度な
周波数設定をする必要があった。

（発明が解決しようとする課Ｂ） そのため従来機器ではトリマーコンデンサ等の比較的高
価な部品を必要とし、またトリマーコンデンサの調整に
多くの時間がかかっていた。

（課題を解決するための手段及び作用）本発明は使用者
の時刻修正をもとに時計の補正値を設定することにより
従来の欠点を解消した。

すなわち使用者により機器への時刻の再設定が行われる
際に、この入力された時刻を正しい時刻（正時刻）とみ
なし、表示器にその時点で表示されていた内部時刻との
誤差を演算して一定時間あたり（通常１日１回程度）の
補正秒数を算出する。

以後次回設定が行われるまでこの補正値により一定時間
毎自動的に補正を繰り返す、また設定の度に補正値が最
適な値に近づくため、内部時刻をより正しい時刻に近づ
けることができる。この方法を用いると、使用者は機器
にその時の正確な時刻を入力するだけでよい、後は機器
が自動的に補正を行い表示器に正しい時刻に近い表示を
行わせる。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例である時刻誤差補正方法のフ
ロー図である。第２図は本発明の一実施例であるホーム
テレホンの電話機付主装置及び他の電話機の一部抜粋ブ
ロック図である。

ｌは電話機付主装置（以下主装置という）、１２は表示
器、１３は主装置１の中央処理装置であるＣＰＵ、１４
は記憶装置であるＲＡＭ、１５は操作部、１６はＲＡＭ
１４のバックアップ電源、１７は水晶、１８．１９はコ
ンデンサである。

ＣＰＵ１３は１秒パルスの発生を行い、また表示器１２
に日付、時刻表示を行わせる。

さらにＣＰＵ１３は補正制御及び補正の計算を行う、２
．３は電話機、２１．３１はＣＰＵ、２２゜３２は表示
器である。

以下に第１図及び、第２図に基づいて本発明の時刻誤差
補正方法を説明する。

゛第２図のホームテレホンを設置後、設置者は次の順序
でその時の日付及び時刻を主装置１に入力設定する。

まず、主装置１の操作部１５に起動操作及び時刻設定操
作をし、表示器１２を見ながら一例として０８（月）０
１（日）０９（時）ｌＯ（分）を操作部１５から入力す
る。

秒は設定時“００秒”に調整されるようになっている。

よって操作部１５からの入力にてＣＰＵ１３は設定デー
タを取り込み、その後秒パルスを発生させる。

ＣＰＵＩ　３は秒パルスに基づき最初に入力された日付
及び時刻から計時動作を行う。ＣＰＵ１３は１分ごとに
制御線４を介し電話機２．３のＣＰＵ２１゜３１に表示
データを送る。

ＣＰＵ１３では主装置ｌの表示部１４に現在の日付及び
時刻を表示させる。また電話機２，３のＣＰＵ２１，３
１も表示データを受けて、その表示器２２．３２に現在
の日付及び時刻表示を分単位で表示する。そのため表示
器１２、表示器２２及び３２はすべて同−日付及び時刻
を表示する。

次に使用者が主装ｆｉｔ内の時計の補正をする場合を説
明する。最初ホームテレホンの時刻が設定されてから３
０日後の６２年８月３１日に修正設定されたと仮定する
。

主装置１の表示器１２の内部時刻表示が８時４３分の時
に操作部１５により正しいとする正時刻８時゛４０分を
入力する。（第２図のステップ１０１）ＣＰＵ１３はこ
の正時刻データを受けると表示データとして制御線４を
介し電話機２．３のＣＰＵ２１゜３１へ送出する。する
とＣＰＵ１３及びＣＰＵ２１゜３１により表示器１４、
表示器２４．３４すべてに８時４０分が表示され以後次
の表示データが到来するまで、この時刻を表示する。Ｃ
ＰＵ１３は設定された正時刻と、設定される前の内部時
刻との差（Ａ）（８時４０分−８時４３分）を演算し一
３分を得る。

（ステップ１０２）さらに、前回の設定時から計数され
ていた加算日数すなわち０８月０１日から０８月３１日
までの経過日数（Ｄ）３０日を得る。

（ステップ１０３）経過日数が８日以上のばあいは以下
の演算を行う。

（ステップ１０５） Ｘ（８７分）←Ｄ／Ａ　　・・・・・・−式（１）ここ
で式（１）に上記の値を挿入するとＸ＝３０／−３＝−
１０（８７分）となる。これは１日の遅れ又は進み時間
はｌ／Ｘ＝−０，１分／１日、これを秒に換算すると６
０／Ｘ＝−６秒７１日であり１日６秒の進みとなってい
る。

次に１日に１回補正するとした場合次の式（２）に上記
の値を挿入する。

補正値Ｙ−Ｙ＋６０／Ｘ　　・・・・・・　式（２）な
お、第１回目の設定動作においてのみ式（２）の右辺の
ＹはＯと定めである。（第２回目以降の設定においては
、右辺のＹに前回の補正値が挿入される）よって補正値
Ｙ＝６０／Ｘ＝−６秒／１日となるた約７１日６秒時刻
を遅らせればよいことになる。

さらに計算上こめ補正値が１日に対し±８秒を越えた場
合であっても±８秒を限度として補正することにしてい
る。（ステップ１０９．１１’０）ＣＰＵ１３は電話機
２．３のＣＰＵ２１，３１への表示データを午前０時に
補正値分だけ補正して送出する。送出後はこの補正値Ｙ
をＲＡＭ１４に格納する。もし２回目以降の設定操作の
場合には前回格納した補正値Ｙと入れ換える。

以上のようにして１サイクルの動作を終える。

上記の動作を繰り返して行えば、主装Ｗｌ及び電話機２
，３に正規に近い時刻を表示させることができる。

以上の説明のように本方法は製品の出荷前に高精度な調
整をしなくても使用者が時刻の再設定を行う度に正しい
時刻に近づけることができる。そのため高精度な調整に
使用する高価なトリマーコンデンサを必要としない。ま
た構成部品が経時変化によりその値等が変わり時刻誤差
が変化しても、補正値が時刻設定されることによって変
わり適切な補正が行われる。

なお、ステップ１０４において８日以下の場合補正動作
を行わせないようにしたのは補正するときに逆に時刻誤
差を拡大してしまわないようにするためである。

すなわち、設定時、表示器に表示している内部時刻と正
しいとした入力正時刻との誤差は最小１分であるため７
日間で１分の時刻誤差と２日間で１分の時刻誤差とを同
じとして取り扱うのでは正確さに欠けるためである。

なお、ステップ１０６．１０７で示すようにＸ日／分を
７．５≦Ｘ≦６０としたのはいたずら、または誤設定を
防ぐためである。すなわち無調整方式としても水晶１７
によりＣＰＵ１３内の秒パルス発生が上記の範囲の精度
に十分納まるとしたためである。

なお、ステップ１０９，１１０については誤設定をした
場合でも極端に正しい時刻からずれることを防止するた
めである。

以下に１ケ月間の時刻秒差、Ｘ（８７分）対１日の補正
値の補正−覧表を示す。

また、停電があっても、主装置１のＲＡＭ１４がバック
アップ電源１５によって記憶保持電流が供給されている
間に通電が開始されれば補正値は保持され、時刻が再設
定されればまたこの補正値を使用し以前と同じ補正動作
が行われる。

（効果） 以上説明したように本発明は使用者が誤差補正を意識し
ないで、通常の時刻合わせをしているだけで自動的に時
刻誤差補正ができるものである。製品出荷時に高精度な
調整をしなくてよい、また高精度の調整が不要なため、
高価な部品を使用しなくてよい。

さらに部品の精度変化に対し、自動的に追従して補正が
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である時刻誤差補正方法のフ
ロー図である。第２図は本発明を適用したホームテレホ
ンの一部抜粋ブロック図である。 １・・・・・・電話機付主装置、２，３・・・・・・電
話機、１２・・・・・・表示器、１３・・・・・・ＣＰ
Ｕ、１４・・・・・・ＲＡＭ、１５・・・・・・操作部
、１７・・・・・・水晶、２１．３１・・・・・・ＣＰ
Ｕ、２２．３２・・・・・・表示器。 特許出願人　神田通信工業株式会社 日本電信電話株式会社 箪１　図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）計時を開始させる第１回目の時刻設定時、入力さ
   れた時刻から計時を開始し、第２回目以降の時刻設定時
   に前回時刻設定時から上記第２回目以降の時刻設定時ま
   での経過日数を算出し、上記第２回目以降の時刻設定時
   に正しいとして入力された正時刻と、前回時刻設定時に
   入力された時刻から計時が開始されていて上記第２回目
   以降の時刻設定時点に示す内部時刻との時刻差を算出し
   、上記経過日数と上記時刻差から一定時間あたりの遅れ
   又は進み時間を算出して第１の補正値とし、第１の補正
   値に前回時刻設定時に決めた第２の補正値を加算したも
   のを上記第２回目以降の時刻設定時の第３の補正値とし
   、上記一定時間毎にその時点に示す内部時刻に対し第３
   の補正値を加算して上記一定時間毎に正しい時刻に近づ
   ける時刻補正を繰り返し、第２回目以降の時刻設定が繰
   り返される度に第３の補正値を求め、この第３の補正値
   による時刻補正を行うことで内部時刻を正しい時刻に近
   づけることを特徴とした時刻誤差補正方法。
2. （２）第２回目以降の時刻設定時において、入力された
   正時刻と内部時刻との時刻差か、算出された経過日数か
   の少なくとも一方がそれぞれの予め定められている範囲
   に入らないときは、この時刻設定を無効として誤入力を
   防止した請求項１記載の時刻誤差補正方法。
3. （３）第２回目以降の時刻設定時の第１の補正値と第２
   の補正値を加算した値が予め定めた第３の補正値として
   とりうる最大値を越える場合は上記最大値を第３の補正
   値とすることを特徴とした請求項１記載の時刻誤差補正
   方法。