JPH01213217A

JPH01213217A - 養毛剤

Info

Publication number: JPH01213217A
Application number: JP63126086A
Authority: JP
Inventors: Shozaburo Fujii; 藤井　昭三郎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1988-02-19
Filing date: 1988-05-23
Publication date: 1989-08-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は養毛剤に関し、特に頭髪の養毛、育毛、発毛を
促進する外用塗着の養毛剤に関する。

従来の技術諸国において、頭髪の脱毛に悩んでいる人は多い。

従来から、育毛剤や養毛剤に関して多数の出願がなされ
、また商品が販売されてきた。しかし、脱毛症で悩んで
いる人にとって、未だ十分満足するものは見当たらない
。

発明が解決しようとする課題いろいろと調査、研究の結果、円形脱毛症や全禿痙の人
は内臓が弱く、また貧血症は養毛しにくく、栄養が足ら
ないと髪の毛が抜けるということが分かった。そのため
脾胃を強化し、経路を暖め、頭部への血行をよくすると
ともに、頭部脱毛部で血液が停滞するのを除去すること
が重要である。

課題を解決するための手段本発明は上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を
解決するために、頭部の禿部や薄毛部の血行状態を改良
するために、毛根部を刺激し、生毛作用を促進する斑猫
を含む温裏薬と、血流の留滞を除去して血液の流れを阻
滞させない桃仁、丹参を含む活血去疲薬と、血虚を補充
し滋養する当帰または川■を含む補血薬と、気血陰陽の
不足を補い虚を補養して補血薬の佐薬となる人参または
黄昏を含む補気薬と、頭皮部の血管を拡張し脾胃を調え
て自律神経を調える５薬を含む清熱薬を含有することを
特徴とする養毛剤を提供するにある。

作用本発明によれば、頭部の禿部や薄毛部に本養毛剤を塗着
すると、含有している温裏薬によって毛根部を刺激する
とともに生毛作用を促進し、活血去醗薬によって頭部に
血流が留滞するのを防いで血行を良くし、補血薬によっ
て血虚を補充して補血をはかり、また補気薬によって栄
養を吸収し、虚を補養して掃気し、さらに清熱薬によっ
て頭皮部の血管を拡張して血液の流れをよくし、脾胃を
調えて現代病であるストレスによる自律神経失調を調え
、これらによって頭部の充血状態を持続して頭髪の養毛
、育毛、発毛を促進することができる。

実施例以下、本発明を実施例にもとづいて説明する。

養毛剤は、毛根部を刺激し、生毛作用を促進する斑猫を
含む温裏薬と、血流の留滞を除去して血液の流れを阻滞
させない桃仁、丹参を含む活血去瘉薬と、血虚を補充し
滋養する当帰または川崎を含む補血薬と、気立陰陽の不
足を補い虚を補養して補血薬の佐薬となる人参または黄
昏を含む補気薬と、頭皮部の血管を拡張し脾胃を調え自
律神経を調える５薬を含む清熱薬の粉末や、細切れ、顆
粒、チンキ等をエチルアルコールの薬用アルコールに浸
漬し、１〜４日間にわたって適宜にかくはんし、濾過し
て精製している。

上記温裏薬としては、斑猫、乾姿を使用している。

斑猫は皮膚への刺激性を有するとともに生毛作用を有し
、乾姿は脾胃の虚塞を除き、経路を温める作用を有し、
この斑猫と乾姿との組み合わせによって毛根部を刺激し
、牌と胃を温め、助陽数基の効能を発揮するようにして
いる。

また、活血去疲薬としては、桃仁、紅花、丹参を使用し
ている。桃仁は活血して経血を通じ、頑固な血液の留滞
を取り去る作用を有し、紅花は相離、温血、養血の効能
を有し、この湯道作用がすぐれた紅花と苦情作用により
黛血除去効力がすぐれた桃仁との配合によって和項の作
用を生じしめ、活血去黛の効能を十分に発揮するように
している。丹参は活血調経の効能を有し、直熱があって
除血のある場合に特に有効に作用する。

また、補血薬としては、当帰、川崎を使用している。当
帰は補血活血の効能を有し、血による疾病の装薬である
。特に下記する補気薬と配合して養血作用を生じしめ、
活血去黛薬と配合して活血作用を生じ、温裏薬と配合し
て両者の作用を一層助長するようにし、これらの配合薬
の円滑な作用を効果的に促進するようにしている。川崎
は活血行気、失態止痛の効能を有し、上記桃仁、紅花と
組み合わせることによって一層活血して頑固な除血を消
散できるようにしている。

補気薬としては、人参、黄昏を使用している６人参は蓄
気し法皇を生じさせ、気虚を補う主装薬で、上記活血去
醗薬の活血による気虚を補って血虚をなおすようにして
いる。黄耆も掃気し、気虚を治療する装薬で、人参が体
の表面側から作用を及ぼすのに対し、黄昏は体の内面側
から作用を及ぼし、両者の配合によって和項の効果を発
揮できるようにしている− さらに、清熱薬としては、５薬を使用している。

５薬は脾胃を調え、自律神経を調えるとともに頭皮部の
毛細血管を拡張する効果を有し、また上記乾委の温裏薬
との脂性と熱性の配合によって脾胃を調え、寒熱の脂性
を調和するようにしている。

上記した各薬剤は、温裏薬が４〜１２％、活血去癒薬が
２０〜４０％、補血薬が１２〜２５％、補気薬が２０〜
３２％、清熱薬が１８〜２０％の重量比の配合比率とす
るのが好ましいものである。たとえば、温裏薬の斑猫を
０．５〜１％（チンキ）、乾姿を４〜８％、活血去康薬
の桃仁を５〜１２％、紅花を５〜１２％、丹参を８〜１
６％、補血薬の当帰を６〜１２％、川崎を５〜１２％、
補気薬の人参を１０〜１６％、黄耆を１０〜１６％、清
熱薬の５薬を１８〜２２％の重量比の割合で、それぞれ
粉末や、細切れ、顆粒材を適宜に配合し、重量比として
ほぼ３〜１０倍（好ましくは５〜６倍）の６０〜９５％
（好ましくは６０〜８０％）の薬用アルコールに適宜か
くはんしながら１〜４日間浸漬し、濾過して精製するも
のである。必要により、薬用アルコールの濃度を順次高
濃度に変えたり、上記所要の生薬を各濃度の薬用アルコ
ールにそれぞれ浸漬して養毛チンキ剤を精製することも
できるものである。

このようにして精製した養毛チンキ剤を、薄毛型、円形
脱毛症の人に使用した。その結果、薄毛の人では、１〜
２週間位で発毛するとともに抜は毛が著しく減少し、毛
髪が太くなるなどの効果を生じた。また円形脱毛症の人
では、２〜３週間から１〜２ケ月で発毛しはじめ、抜は
毛も少なくなって有効であった。また、全売症の人にも
有効と考えられる。

上記実施例では、広範囲の脱毛症に効果があるように多
くの生薬を配合したが、桃仁と紅花、当帰と用巧、人参
と黄昏をそれぞれ択一的に配合することもでき、また、
上記実施例に補陽薬の補骨脂等を８〜１０％等の比率で
適宜に配合することもできる。

補骨脂は人体の陽気の虚弱を補助する薬で、胃腸を盛ん
にし、腎精を補養し、脾胃を温めて血行をよ（できて有
効なものである。なお、用弓は補血薬として配合したが
、活血去瘉薬として配合することもできるものである。

特に、当薬の配合によって頭皮部の血管を拡張し、脾胃
を調えて自律神経を調え、養毛、育毛、発毛を促進でき
るもので、現代病のストレスによる脱毛に対して有効で
ある。

他の実施例本実施例では、上記した各生薬の他に補陽薬の補骨脂を
１〜３％、菟緋子を５〜７％、解表薬の晃活を５〜７％
、骨砕補を５〜７％、清熱薬の用櫂を５〜７％および解
毒薬と解される蜂房を２〜３％（チンキ）の粉末、細切
れ、顆粒を配合するものである。

補陽薬の補骨脂は補腎助陽の効能を存し、菟続子は腎精
と髄液を充填して腎精を補養する効能を有し、この二薬
を配合して和項の働きを生じるようにしている。骨砕補
は温腎助陽、活血止痛の効能を有し、特に温めて血の薪
滞をめぐらし、痛みを止めるのに有効な働きを生じるも
のである。

解表薬の晃活は表散風寒、去温止痛の効能を有し、Ｊｌ
ｌｑとの配合によって風邪、気温、除血を除いて止痛す
るようにしている。

清熱薬の用撤は芳香性健胃の効能を有し、頭皮を↑１１
激して新陳代謝機能を凡退させ、血行をよくできる。

また、解毒薬の蜂房は消炎解毒の効能を有し、蜂房中に
含まれる揮発油によって頭皮部の脂肪分を分解除去して
、薬液の浸透をよくできて治療できる。

本実施例の養毛剤を塗着すると、特に蜂房が頭皮部の脂
肪を分解除去して脂肪で上孔を塞ぐのを防止でき、脂性
脱毛型に有効なものである。

なお、以上の各実施例に平肝燃風薬の天麻を５〜７％添
加することもでき、血虚で狂風が内勤して生じる頭痛を
治療できて有益であり、また温裏薬の烟附子や温裏薬に
属すると解せられる辣櫂（とうがらしチンキ）を数％等
適宜量配合して、頭皮を刺激して養毛、育毛、発毛の効
果を高めるようにできるものである。

また、以上の各実施例に温裏薬の丁香や芳香薬の学費、
６香をそれぞれ単独で、または組み合わせて数％〜１０
％位配合することもできるものである。

温裏薬の丁香は芳香剤であるとともに、脾胃を温めて胃
腸を補い、数基止痛する効能を奏する。芳香薬の学費も
芳香剤で情熱解毒にすぐれ、また磨香も芳香性を滞び、
経路、神経の血液循環をよくする活血散疲の効能を有す
る。これらの芳香を有する生薬によって芳香性をよくし
て治療することができる。

以上の実施例では、いずれも生薬の粉末、細切れ、顆粒
、チンキを薬用エチルアルコールの有機溶媒に浸漬して
有効成分を抽出するようにしたが、公知のメタノール、
イソプロパツール、エチレングリコールなどの有機溶媒
やこれらの混合溶液、またはこれらの含水有機溶媒で抽
出することもできるものである。また、これらの有機溶
媒や含水有機溶媒で抽出した抽出液や有効成分を濃縮凝
固して形成した粉末状等を精製水や香料、ミツロウ、ワ
セリン、流動パラフィン等と混合し、ヘヤートニック、
ヘヤークリーム等として使用することもできるものであ
る。

特に、上記配合の生薬成分を軟膏基材に装填して軟膏と
して使用すると、持続性がよく、−層の養毛、育毛、発
毛の促進をはかることができるものである。

以上の実施例は限定的なものでなく、公知の頭髪用に有
益な薬効成分やビタミンＢ２．８１．８１ｚ、ε類、殺
菌剤、香料等を添加配合するのを除外するものではない
。

発明の効果以上のように本発明にあっては、頭部の禿部、脱毛部の
毛根部を刺激し、脾胃を温めて活発化し、また血液の留
滞を解消して血行をよくして頭部の充血状態を持続し、
血液循環を良好にして頭髪の養毛、育毛、発毛を有効に
促進し、脱毛の予防を有効にはかれることができる。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）頭部の禿部や薄毛部の血行状態を改良するために
、毛根部を刺激し、生毛作用を促進する斑猫を含む温裏
薬と、血流の留滞を除去して血液の流れを阻滞させない
桃仁、丹参を含む活血去■薬と、血虚を補充し滋養する
当帰または川■を含む補血薬と、気血陰陽の不足を補い
虚を補養して補血薬の佐薬となる人参または黄耆を含む
補気薬と、頭皮部の血管を拡張し脾胃を調えて自律神経
を調える当薬を含む清熱薬を含有することを特徴とする
養毛剤。