JPH01212897A - 玩具銃におけるボンベ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、玩具銃を作動させるためのガス若しくは圧
縮空気を一定の圧力に制御し、ガス銃を常時安定して作
動させることのできる玩具銃におけるボンベ装置に関す
るものである。

〔従来の技術〕

空気銃又はガス銃など玩具銃の弾丸発射の動力源として
、圧縮空気若しくはフロンガス等の気体を使用すること
は広く行われている。

か＼る玩具銃に使用される気体は、気体の圧入と気体の
取出が可能なバルブ機構を持ったボンベに充填され、こ
のボンベを玩具銃に結合して使用するものであるが、中
でもフロンガスは、その気化点が高いために外気温に左
右され易いもので。

低い外気温では気化が不良となり、高い外気温において
は野放図な圧力上昇が起り易く、フロンガスを弾丸発射
用の動力源として使用することは。

結果的に玩具銃の弾丸発射動作が不安定となるという問
題があった。

一方、近時このフロンガスは、大気のオゾン層を破壊し
て環境を悪化させるといわれていることから２弾丸発射
用の動力源としてフロンガスに代えて１例えば実開昭６
２−１１８９９５号の考案にみられるように、圧縮空気
を利用した玩具銃が開発されている。

この実開昭６２−１１８９９５号の考案は、ボンベ内に
出口側に向けて付勢されたピストンカップを設け、ボン
ベの入口側にチエツクバルブと。

出口側ホースの途中に異なった圧力で作動する複数個の
チエツクバルブをそれぞれ付設させ、出口側のチエツク
バルブの切換えと、ボンベ内のピストンカップの作用に
よって、圧力低乍を生ずることなく、所定の圧力で弾丸
発射を行うよう構成したものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕 前記玩具銃において、フロンガスを使用する玩具銃のボ
ンベは２弾丸の発射に伴ってボンベ中のフロンガスが消
費されても、不足したフロンガス及びその圧力を高める
ため、ボンベに外部から簡単にフロンガスを補充するこ
とができず、また個々のボンベに複雑なガス充填と取出
しの機構を設ける必要がある。

一方、前記の実開昭６２−１１８９９５号に開示された
空気ボンベは、ボンベ内部に特殊な構造のピストンカッ
プを装備することが必須の要件であって、ボンベ自体に
空気圧入のためのチエツクバルブを有すると共に、ボン
ベ出口のホースの途中に複数の切り換え可能なチエツク
バルブを設けたものであるため、ボンベの機構が複雑と
なり。

これに伴って必然的に装置に故障が生じ易く、かつ玩具
銃のコスト高を招くもので、使用に際しては、前記複数
個のチエツクバルブを操作しなければならないので、玩
具銃の取扱いが煩雑となり。

遊びの興味を著しく減するなど実用上条（の解決すべき
問題を有するものである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明はか＼る現状に鑑み、玩具銃を作動させるため
のガス若しくは圧縮空気を一定の圧力に制御し、ガス銃
を常時安定して作動させることのできる玩具銃における
ボンベ装置を開発したちのである。

すなわち、第１の発明は、玩具銃を作動させるためのガ
ス若しくは圧縮空気等の気体を充填するボンベに取付け
られる気体の出入口にブースタを装着し、該ブースタに
使用気体の圧力を一定に保持しうるレギュレータを付設
し、このレギュレータによってボンベ内の気体を一定圧
で玩具銃に供給するよう構成すると共に、前記ブースタ
に気体充填用の蓄気バルブを設けたことを特徴とする玩
具銃におけるボンベ装置である。

また、第２の発明は、気体を充填するための入口と、玩
具銃へ気体を供給する出口とが同一であるボンベを有す
る請求項１記載の玩具銃におけるボンベ装置で、第３の
発明は、ボンベ内の気体の圧力の上昇に際して気体を放
出して圧力を低下させる蓄気圧調整弁を具備したブース
タを有する請求項１又は請求項２記載の玩具銃における
ボンベ装置である。

この発明において、使用するボンベは、単一であっても
複数であってもよく、充填する気体が異なる複数のボン
ベでもよいが、いずれのボンベを使用する場合でも、各
ボンベは、気体充填のための入口と、気体供給のための
出口とを共用しているものである。

か＼るボンベにおいて、ボンベに形成された気体の出入
口にブースタを取付けるものであるが。

使用するボンベが単一の場合には、勿論この単一のボン
ベに１個のブースタを取付けるが、複数のボンベを連設
して使用する場合には、これらのボンベを適宜数のボン
ベ群に纏めて、これらをブースタによって直列若しくは
並列に共通に結合するか、単純な接続ホースによって接
続して、少なくともこれらのボンベ群と玩具銃との接続
端に１個のブースタを配設して共通に使用できるように
なしたものである。

しかして、このブースタにはレギュレータを設け、この
レギュレータを通してボンベ内の気体を玩具銃に供給す
るよう構成すると共に、このブースタには蓄気バルブを
取付け１例えばボンベが空気充填ボンベである場合には
、自動車や自動二輪車或いは自転車等のチューブの充填
に用いている小型コンプレッサーで発生させた圧縮空気
を、前記蓄気バルブを通してボンベ内に充填することが
できる。

なお、ブースタには、圧力計を備え、かつボンベ内の圧
力が異常に上昇した際にこの圧力計を見ながら所定の圧
力になるまでガス放出することができる蓄気圧調節弁を
具備させる。

さらに、他の複数のボンベ群を１個のブースタで結合し
、このブースタをジヨイントブースタとして前記レギュ
レータ、圧力計、蓄気バルブ、蓄気圧調整弁等を具備せ
しめた前記メインのブースタに連結し、気体の保有量を
自由に増加させることも可能であり、ジヨイントブース
タに接続された他のボンベ群の複数の結合によって自在
にその気体保有量を確保することができると共に、前記
蓄気バルブより圧縮空気をこのジヨイントブースタを通
じて補充するこが可能である。

ボンベに充填する気体は、圧縮空気若しくはフロンガス
、またはフレオンガスであってもよく。

その種類はこれを問わない。

なお、使用するボンベが、気体をボンベ内に充填する入
口と、気体を玩具銃に供給する出口とが個々に設けられ
ている場合には、各ボンベの出口を共通のブースタで連
結するもので、この場合。

使用によってボンベ内の気体が減少したときは。

ブースタを利用して気体を各ボンベに充填してもよく、
あるいは個々のボンベに付設されている入口を利用して
気体をボンベに充填することもできる。

〔作　　　用〕

この発明のボンベ装置１は、ボンベにブースタ３を取付
け、このブースタにレギュレータ４と蓄気バルブ５を結
合させることによって、レギュレータ４を介して終始一
定圧力の気体を玩具銃に安定して供給することができる
と共に、ボンベが空になったときには、蓄気バルブ５を
通じて空ボンベに気体を充填することができる。

また、ブースタ３に蓄気圧調整弁１１を付加せしめ、こ
れを操作することによって、容易に気体を放出してボン
ベ内圧の異常な上昇に確実に対処することができるもの
であるが、か＼る蓄気圧の調整もブースタ３において総
合的に調整することができる。

〔実　施　例〕

以下、この発明の玩具銃龜おけるボンベ装置の一実施例
を添付の図面に基づいて詳述する。

第１図はこの発明のボンベ装置の一例を示す正面図であ
って、ボンベ装置１は、３個の空気ボンベ’ｌａ、　　
２ａ、　　２ａと１個のフロンガスボンベ２ｂとの結合
よりなるものである。

各空気ボンベ２ａおよびフロンガスボンベ２ｂは、いず
れもその気体供給のための出口と、気体充填のための入
口とを共用したもので、これら各ボンベの気体出入口は
、特別の気体放出と充填のための機構を有せず、前記４
つのボンベが１個のブースタ３によって共通に固定され
ている。

前記ブースタ３は、内部の圧力を表示する圧力計６を有
すると共に、その一端には玩具銃（図示せず）に供給す
る気体の圧力を一定に保持するためのレギュレータ４が
固定され、このレギュレータ４の部分から吐出管７が突
出し、この吐出管７にバルブ９を有するホース８が接続
され８各ボンベ内の気体は、ブースタ３．レギュレータ
４．吐出管７．ホース８．バルブ９を経て玩具銃に供給
される。

このブースタ３には、使用により空気ボンベ２ａ、　　
２ａ、’ｌａ内の空気が空になった場合、圧縮空気を供
給蓄積させるための蓄気バルブ５が設けられていると共
に、ボンベに蓄気された空気圧が一定以上に上昇した場
合、空気を外部に放出して所定の圧力に低下させるため
の押しボタン式の蓄気圧調節弁１１が装備されている。

前記ブースタ３のレギュレータ４に対向する他端には、
接続用のゴムホース１０を介してジヨイント用のボンベ
装Ｗ２１が着脱可能に接続されている。

このジヨイント用のボンベ装置２１は、ボンベ装置１と
同様に３個の空気ボンベ２２ａ、　２２ａ、　２２ａと
、１個のフロンガスボンベ２２ｂによって構成され、こ
れら空気ボンベ２２ａ、２２ａ、２２ａおよびフロンガ
スボンベ２２ｂは、ジヨイントブースタ２３によって共
通に接続されると共に、このジヨイントブースタ２３が
接続用のゴムホース１０を介して前記ブースタ３に接続
されている。

このジヨイントブースタ２３と、これに取付け−られる
空気ボンベ２２ａ、２２ａ、２２ａおよび２２ｂが不要
なときは、ブースタ３の左端のゴムホース１０との接続
部分を取外し、これにに盲栓（図示せず）をネジ込んで
分断し、ボンベ装置１のみを使用する。

この発明に使用するレギュレータ４は１種々の形式のも
のが使用できるが９例えば第２図、第３図のごとき構造
のレギュレータを好適に使用することができる。

すなわち、レギュレータ本体４（便宜上レギュレータ４
と同じ符号で示す）の内部に、バネ３４で弁座３１の方
向に常時付勢させた先端に突杆３３を有するポペット３
２を装備し、レギュレータ本体４の側壁に設けた吐出管
７に通じる室Ｘを隔て〜通孔３６を有する隔壁３５が固
定され、この隔壁３５の右側にはＯリング３８を外周面
の中央に嵌め込んだピストン３７を内蔵し、当該ピスト
ン３７の背面にはバネ３９が固定されている。

バネ３９は回転摘み４１を有する調整部材４０により、
常時ピストン３７を左方に押圧付勢させると共に、調整
部材４０の回転摘み４１を回転させることによってバネ
３９の押圧力を適宜調整できるようになっている。

前記ポペット３２の先端の突杆３３は、前記隔壁３５の
中央の孔を通じてピストン３７の左側面に接触している
。

ピストン３７を押圧しているバネ３９の付勢力は、ポペ
ット３２を押圧しているバネ３４の付勢力よりも強いた
め、室Ｘが大気に開放されたりして圧力のない状態、或
いは圧力の低い場合には。

第３図に示すように、バネ３９がバネ３４の付勢力に抗
してポペット３２の突杆３３を左方に押圧してポペット
３２が弁座３１より離れて加圧された気体が室Ｘに通ず
るようになっている。

この状態で前記吐出管７に連繋されたホース８のパルプ
９を閉止すると、ブースタ３内の加圧気体と均衡を保っ
ている室Ｘの気体の圧力は、隔壁３５の通孔３６を通し
てピストン３７の左側面に押圧力をかけ、前記ポペット
３２の背後のバネ３４と、この通孔３６よりの気体の押
圧力がピストン３７を押圧しているバネ３９の付勢力に
打勝ってピストン３７を右方に押圧移動させ、ポペット
３２と弁座３１が接触し、ポペット３２で気体を遮断す
る。

パルプ９を開いて気体の使用を開始すると、室Ｘ内の気
体圧が低下するが、これにより隔壁３５の通孔３６を通
してピストン３７にかけられていた押圧力が低下し、そ
の結果、バネ３９の付勢力によってピストン３７が突杆
３３を左方に押圧してポペット３２を開弁する方向に作
動させ、室Ｘ内の気体圧をブースタ３内の気体圧と均衡
を保つように働いて室Ｘ内の圧力を高め、また室Ｘ内が
一定以上の気体圧になると、前記と逆に隔壁３５の通孔
３６を通じてピストン３７に圧力をかけてポペット３２
を閉止する方向に作動して室Ｘ内の圧力を低下させ、か
くて室Ｘの内部を常時一定の圧力を保持し、これに通じ
ている玩具銃への圧力を所定の圧力にコンスタントに保
持することができる。

しかして、か−る圧力の調整は、調整部材４０に付した
回転摘み４１を回してバネ３９のピストン３７への付勢
力を微細に変更調節することによって容易に達成するこ
とができるものである。

前記パルプ９は、玩具銃の引金を引いて弾丸の発射動作
に連繋して開閉するように構成することによって１弾丸
発射で室Ｘにかけられた圧力の増減を自動的に調整して
一定圧を維持することができるものである。

一方、蓄気バルブ５は２例えば第４図に示す構造のもの
を好適に使用することができる。

すなわち、ブースタ３に内蔵された蓄気パルプ本体５（
便宜上蓄気パルプ５と同符号で示す）の内部の気体通路
にバネ５１の付勢力によって常時弁座５２に押圧してガ
ス通路を閉止している弁５０を設けたものである。

この蓄気バルブ本体５の左方の気体入口から自動車や、
自転車等に使用されている小型の空気コンプレッサー（
図示せず）からの圧縮空気を送入することによって、弁
５０をバネ５１の付勢力に抗して右方に移動させて開弁
させ、これによって空気送入を行い、また圧縮空気の送
入を切離すことによって自動的に弁２０を閉止させて蓄
気するものである。

第５図は、この発明に好適に使用しうる前記蓄気圧調整
弁１１の内部構造を示すものである。

すなわち、この蓄気圧調整弁本体１１　（便宜上前記蓄
気圧調整弁１１と同符号で示す）は、押ボタン６０に一
体的に形成された弁６１を内部に有し、この弁６１はバ
ネ６２により常時上方に付勢されて弁座６３に当接し、
ブースタ３例の気体を遮断しているものであるが、押ボ
タン６０をバネ６２の付勢力に抗して押下げることによ
り、弁６１が弁座６３より離れて入口側通路６４を経て
出口側通孔６５より外部に気体を放出することができる
ものである。

この蓄気圧調整弁１１は、ボンベ内の圧力が何等かの原
因で異常に上昇した場合、押ボタン６０を押して気体の
出口側通孔６５より簡単に圧力を低下させて安全性を確
保することができる。

〔発明の効果〕

この発明の玩具銃におけるボンベ装置は、玩具銃を作動
させるためのガス若しくは圧縮空気等の気体を充填する
ボンベに取付けられる気体の出入口にブースタを装着し
、該ブースタに使用気体の圧力を一定に保持しうるレギ
ュレータを付設し。

このレギュレータによってボンベ内の気体を一定圧で玩
具銃に供給するよう構成すると共に、前記ブースタに気
体充填用の蓄気バルブを設けたものであるので、レギュ
レータによってボンベ内の気体を一定圧で玩具銃に供給
することができると共に、ブースタに気体充填用の蓄気
バルブを付設しているので、消費された気体を簡単かつ
容易にボンベに充填することができる。

したがって、玩具銃にかける気体の圧力を総合的、かつ
自動的に管理して終始安定した圧力を維持することがで
き、特に複数のボンベを自由に結合させて蓄気量を増加
することができるため、玩具銃の連続使用時間を任意に
長くとることができるものである。

また、使用するボンベの気体を充填するための入口と、
気体を玩具銃に供給するための出口とを一つの開口部で
共用するようにすることで、ボンベの構造をより簡単に
することができ、かつ気体の充填と供給とをブースタに
集約させることができるので、玩具銃の構成をより筒素
化することができる。

さらに、蓄気圧調整弁をブースタに設けることによって
、異常圧に対する安全性を確保して、使用をより有利と
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のボンベ装置の一例を示す正面図、第
２図〜第５図はこの発明のボンベ装置に使用される各種
の弁機構を示した縦断面図であって、第２図はレギュレ
ータのポペット閉止時を。 第３図は同じくポペット開放時を示し、第４図は蓄気バ
ルブの構造を、第５図は蓄気圧調整弁の構造を示したも
のである。 １・・・ボンベ装置 ２ａ、２２ａ・・・空気ボンベ ２ｂ、２２ｂ・・・フロンガスボンベ ３・・・ブースタ ４・・・レギュレータ　　５・・・蓄気バルブ６・・・
圧力計　　　　　７・・・吐出管８・・・ホース　　　
　　９・・・バルブ１０・・・ゴムホース １１・・・　蓄気圧調整弁 ２３・・・ジョインドブスター ３１・・・弁座　　　　　　３２・・・ポペット３３・
・・突杆 ３４、３９．５１．６２・・・バネ ３５・・・隔壁　　　　　　３６・・・通孔３７・・・
ピストン　　　　４０・・・調整部材５０．６１　　・
・・弁　　　　　５２・・・弁座６０・・・押ボタン ６５・・・出口側通孔 代　理　人　弁理士　幸　　１）　全　　弘第１図 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）玩具銃を作動させるためのガス若しくは圧縮空気
   等の気体を充填するボンベに取付けられる気体の出入口
   にブースタを装着し、該ブースタに使用気体の圧力を一
   定に保持しうるレギュレータを付設し、このレギュレー
   タによってボンベ内の気体を一定圧で玩具銃に供給する
   よう構成すると共に、前記ブースタに気体充填用の蓄気
   バルブを設けたことを特徴とする玩具銃におけるボンベ
   装置。
2. （２）気体を充填するための入口と、玩具銃へ気体を供
   給する出口とが同一であるボンベを有する請求項１記載
   の玩具銃におけるボンベ装置。
3. （３）ボンベ内の気体の圧力の上昇に際して気体を放出
   して圧力を低下させる蓄気圧調整弁を具備したブースタ
   を有する請求項１又は請求項２記載の玩具銃におけるボ
   ンベ装置。