JPH01212842A - 氷蓄熱式水熱源ヒートポンプシステム - Google Patents

氷蓄熱式水熱源ヒートポンプシステム

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JPH01212842A
JPH01212842A JP3664188A JP3664188A JPH01212842A JP H01212842 A JPH01212842 A JP H01212842A JP 3664188 A JP3664188 A JP 3664188A JP 3664188 A JP3664188 A JP 3664188A JP H01212842 A JPH01212842 A JP H01212842A
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refrigerator
brine
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Seishiro Igarashi
五十嵐 征四郎
Masaaki Go
正明 郷
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として大規模ビルの空調用として用される
ヒートポンプシステムに係わり、特に、水熱源ヒートポ
ンプを形成することにより、夏期には水による蓄冷熱の
利用を可能とするとともに、冬期には水による蓄熱利用
を可能とし、これによって効率的な冷暖房を実現でき、
かつ、冷凍機と製氷器との間に2系統のブライン系を設
けることにより、冷凍機の低圧冷媒の使用を可能とした
氷蓄熱式ヒートポンプシステムに関°するものである。
〔従来の技術〕
従来、冷凍ザイクルの冷温熱源機器としては、一般に空
気熱源ヒートポンプ冷凍機が採用されてきた。この方式
では、屋外熱交換器において外気を熱交換面に通過させ
、空気の持つ顕熱を利用して夏期は冷媒を凝縮、冬期は
冷媒を蒸発させることによって熱交換を行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら空気熱交換器は熱交換効率が悪く、したが
って冷凍機の0.0 、P (成績係数)も悪いもので
あった。特に冬期には、熱交換器コイル面に付着する水
を溶かすためデフロストザイクルも加わって能力の低下
を招いていた。また、空気熱交換器を利用するためには
屋上までの冷媒配管が必要となり、低圧冷媒たるR−I
I(フロン−II)の使用が難しく、R−12,R−2
2等の高圧冷媒が使用されている。これら高圧冷媒は安
全性に劣り法的規制も大きいものであった。
それに対し、冷房用のクーリングタワー (冷却塔)を
冬期にヒーティングタワーとして利用する手段、すなわ
ち冷却用としての夏期の水に変えて不凍液を使用し、ク
ーリングタワー (すなわちヒーティングタワー)より
外気の熱を採熱し、それを熱源として冷凍機を運転し暖
房に使用する方法、ら試みられており、これによれば液
体(不凍液)を熱源としていることから空気熱源のヒー
トポンプに比すれば効率的な熱交換を行うことができる
ことにはなるが、不凍液を最悪時でも凍結しない濃度(
約40%)に維持する必要があり、不凍液として安全な
ポリブレングリコールが粘性上の問題から使用不可能で
、−船釣にはエヂレングリコールが使用され安全性に問
題があった。さらに、この方法によった場合、ヒーティ
ングタワーにおける大気との熱対象時に発生ずる水分の
出入りに対する不凍液の正確な濃度コントロールが必要
であり、運転上にも難があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、水熱源利
用により冷媒配管の使用範囲を極力縮小it L、め低
圧冷媒の使用を可能ならしめると共に高効率の熱交換が
行え、しかも、不凍液を使用するなしに冬期低温熱回収
を行える氷蓄熱式水熱源ヒートポンプシステムを提供す
ることを目的とするらのである。
〔課題を解決するための手段〕
冷房および暖房される二次側設備に冷房用の冷却水およ
び暖房用の温水を供給するための一次側設備としてのヒ
ートポンプシステムを、圧縮機、蒸発器、凝縮器を備え
てなる冷凍機と、該冷凍機の熱源となる水を貯えた熱源
槽とを設け、前記熱源槽に、該熱源槽の水と直接的に接
触可能とされた製氷器を設けると共に、該製氷器と前記
冷凍機との間に、製氷器・蒸発器間を循環する低温ブラ
イン配管と、製氷器・凝縮器間を循環する高温ブライン
配管との2系統のブライン配管をブライン系切替弁を介
して形成し、前記凝縮器に該凝縮器にて熱を授受された
水を直接二次側設備に供給するための管径路を設け、さ
らに、前記低温ブライン配管内を循環する低温ブライン
の冷熱を二次側設備用の水に付与するための水・ブライ
ン熱交換器、および前記熱源槽内の冷熱を二次側設備用
の水に付与するための水熱交換器、外部水源熱または外
気熱を前記熱源槽内の水に付与するための水熱交換器を
、それら各熱交換対象間をつなぐ管径路を介して設けて
なるものとした。
〔作用 〕
冷凍機を運転させ、低温ブラインを蒸発器−製水器間を
循環させることにより熱源槽内の水が冷却され、熱源槽
に冷熱が蓄熱される。
・・・・・・(蓄冷熱運転) 冷凍機を運転することにより、水・ブライン熱交換器を
介して低温ブラインの冷熱を二次側設備用水に付与(つ
まり冷却水供給)することができる。        
     ・・・・・・(冷房運転)また熱源槽内の冷
水は、水熱交換器により直接、二次側設備用水に冷熱を
付与する。
・・・・・・(蓄冷熱直接放出による冷房運転)熱源槽
は冬期、水熱交換器を介して外気、下水、中水、河川水
、海水からの採熱を行う。
・・・・・・(蓄熱運転) 冷凍機を運転させ、凝縮器からの廃熱を直接二次側設備
用水に付与する。この場合、冷凍機の熱源には上記蓄熱
運転により蓄熱された熱源槽内の水が用いられる。
・・・・・・(暖房運転) 〔実施例〕 以下、本発明に係る氷蓄熱式水熱源ヒートポンプシステ
ムの実施例を説明する。
第1図は本システムの概略を示す構成図で、図中はぼ中
心に示され符号!で示すものは冷凍機である。この冷凍
機は、圧縮機、および蒸発器、凝縮器等を備える点で一
般の冷凍機と同じであるが、このシステムでは特殊なも
のを使用している。この点に付いては第4図を用いて後
に詳述するものとする。
符号3で示す部分が冷凍機の蒸発器、符号4で示す部分
が凝縮器である。また符号5は、内部に冷凍機の熱源と
なる水Wを貯えた熱源槽(蓄熱槽)である。この熱源槽
5上方には製氷器100が設置されている。そしてこの
製氷器100と前記冷凍機lとの間には、低温ブライン
配管6と高温ブライン配管7とが設けられている。ただ
し、これら両ブライン配管6,7は、前記冷凍機l側に
おいて、低温ブライン配管6は冷凍機Iの蒸発器3の熱
交換面を、高温ブライン配管7は冷凍機lの凝縮器4の
熱交換面を通過するようになっている。ここで、これら
両ブライン配管6,7内を循環するブラインは、−船釣
な塩化カルシウムブライン等である。両ブライン配管6
.7の製氷器100側との接続関係は、まずこの製氷W
 I OOの構造を説明した後に説明するものとする。
製氷器100は、第2図に示す如き構造を有するもので
、まず最上部には、水平方向に並ぶ多数の分配支管10
1,101.・・・があり、さらにそれら各分配支管1
01からは、鉛直方向に多数(この場合320本)の製
氷管(この場合25φ。
約2m長)102が等間隔で立設している。製氷管10
2上端部分は、第3図に示すように散水パン!03とセ
ンジョンヘッダー104.!:にヨリ仕、切られた散水
室105となっている。製氷管102は二重管構造とさ
れ、内管106はポリエヂレン製、外管107は金属(
SUS)製のものとなっており、内管106は、上端部
が前記分配支管101に接続され、下端は外管107内
の上端部付近にて18口している。一方外管107は、
下端が閉塞され、上端は前記セクションヘッダー104
に接続されている。つまり、内管106内を流下してき
た液体(後述するブライン)はその下端部から外管内に
放出された後、内管106と外管107との間を上昇し
てセクションヘッダー104上に放出される。なお、図
中符号108で示すものは断熱材、また符号109は、
製氷管外管107の散水室105内に形成される部分に
付設された断熱兼用散水ガイドカバーである。製氷管1
02下部には、図示しない駆動機構により駆動される氷
破砕機110が設けられている。また図示例(第2図)
のものでは、さらにその下部にガイドパンIllを備え
た破砕装置+12が設けられており、萌記水破砕機11
0によって砕かれた水をさらに細く砕いて3方へ分配で
きるようになっており、痕数の熱源槽5への対応が可能
なものとなっている。このような製水′5100と前記
熱源槽5との間には散水用配管が設けられ、熱源槽内の
水Wを前記製氷室105内に放水できるようになってい
る。
そして、この製氷2’?+ 100の前記分配支管lO
!の吸入側と吐出側とにはそれぞれ前方ブロック弁10
および後方ブロック弁11(ブライン系切替弁)が設け
られいる。これら両ブロック弁!0゜I!は共に三方弁
で、前記低温ブライン配管6および高温ブライン配管7
がこれら面方・後方ブロック弁10.IIに接続されて
いる。すなわち、それら両ブロック弁10.2を切り換
えることにより低温ブラインと高温ブラインとの双方を
択一的に製氷器100内に導くことが可能となっている
。また両ブライン配管6.7は、冷凍機1とこれらブロ
ック弁to、11との間にそれぞれ高温ブラインタンク
12、低温ブラインタンク!3を有している。
また、本システムは図中符号15,46,17゜18で
示ず熱交換器(それぞれ第11第2、第3、第4の熱交
換器)を備えている。第1熱交換器15 (水・ブライ
ン熱交換器)の−次側には三方弁20を介して前記低温
ブライン配管6、その二次側には第1水配管21が導か
れ、第2熱交換器1G (水熱交換器)の−次側には前
記熱源槽5内の水Wを循環させる熱源水配管22、その
二次側には第2水配管23が導かれ、第3熱交換器+7
(水熱交換器)の−次側には同じく熱源槽5内の水をW
循環させる熱源水配管24、その二次側には第3水配管
25が導かれている。これら第1〜第3熱交換器15,
16.17の二次側に配される前記第1〜第3水配管2
1,23.25は、いずれら第1ザブライヘツダー26
および第!リター。
ンヘツダ−27に接続されている。両ヘッダー26.2
7からはこれら3つの熱交換器15.16゜17との熱
交換をした水、を二次側設備(第1図において鎖線左側
部分)に供給するための冷水供給配管28が配設されて
いる。
また、冷凍機lの凝縮器4の熱交換面には、第2ザブラ
イヘツダー30および第2リターンヘツダー31に接続
される第4水配管32、およびクーリングタワー(冷却
塔)34を循環する冷却塔用配管35が導かれている。
前記第2ザブライヘツダー30および第2リターンヘツ
ダー31からは、首記凝縮器4との熱交換をした水を二
次側設備に供給するための温水供給配管36が配設され
ている。ざらに、前記クーリングタワー34と前記第4
熱交換器18(水熱交換器)とが、冷却塔用配管35の
途中から三方弁29等を介して分岐した分岐配管37に
より循環系を形成することができるようになっており、
またその第4熱交換器18の二次側には、熱源水配管3
8により熱源槽5内の水Wが導かれるようになっている
なお全図中、符号Pで示すものはポンプである。
上記構成となる氷蓄熱式水熱源ヒートポンプシステムは
、熱源槽5に貯えた水Wを熱源として冷凍[1を運転し
、夏期においては夜間、夜間型ツノを利用して冷凍vA
Iを運転して熱源槽5内の水Wを凍らせ(水蓄熱)、昼
間その蓄冷熱を取り出して冷房用に利用し、また冬期に
は、冷凍機1を蓄熱槽5の水Wを熱源として運転し暖房
を行うものである。
以下、本システムの作用を各運転状態に分けて説明する
(1)夏期/夜間蓄冷熱運転 製氷器!00の入口および出口をそれぞれ仕切る前記前
方ブロック弁10および後方ブロック弁11を操作して
、製氷器100内に低温ブラインが導かれる状態すなわ
ち低温ブライン系が形成された状態とした後、冷凍機I
を運転させる。またそれと同時に、散水ポンプP1を作
動させ、熱源水(熱源槽5内の水W)を製氷器散水室1
05内、つまり散水パン+03上に撒く。
低温ブライン配管6内のブラインは冷凍機1の蒸発器3
部分にて一5℃前後に冷却され、この冷却された低温ブ
ラインは前方ブロック弁10を介し、製氷器100内の
分配支管101に導かれる。
分配支管101に入った低温ブラインは各製氷管102
の内管106内を流下し、その後内管106と外管10
7との間を上昇する。これについては上述した通りであ
る。散水パン+03を貫通して設けられる製氷管102
は、その貫通部との間に僅かな隙間Cを形成しており、
散水室105内に撒かれた水Wは、その隙間Cより外管
107の外周部をったって下方に流下する。すなわち、
この外管107外周部を流下する水が製氷管102内の
低温ブラインにより冷却されて凍結するわけである。
ここでの熱の授受により温度が上昇した低温ブラインは
、外管+07上部からセクシジンヘッダー104を経て
後方ブロック弁11を介し、冷凍機!の蒸発器3部分に
戻る。
上記作用により製氷管102外面に生成された水が所定
厚に達したならば、前方・後方ブロック弁10.11を
操作することにより低温ブライン系を閉鎖し、冷凍機凝
縮器4−製氷器100間の高温ブライン系を形成し、製
氷管102内に一時高温ブラインを通ず。これにより製
氷管102外周部に付着した水が剥離される(脱水)。
製氷管102から剥離した水は製氷管+02下部の前記
水破砕機夏10により砕かれ、場合によってはさらに水
破砕装置112に掛けられた後、熱源槽5内にストック
される。そして、上記操作を操り返すことによって所要
の熱ff1(冷熱量)が水として蓄熱されるわけである
ここで、低温ブライン系と高温ブライン系を切り換える
ための前方・後方ブロック弁10,11の切換は、図示
されない制御手段により自動制御されるものとなってい
る。また、冷凍機lの運転により凝縮器4から放熱され
た熱は、高温ブライン配管6を循環させて前記高温ブラ
インタンクに蓄えられるか、あるいは前記クーリングタ
ワー34により外気に放出される。
(2)夏期/昼間冷房運転 夏期における冷房運転は、主として、前記熱源槽5に夜
間蓄えられた蓄冷熱を直接、二次側設備に導くことによ
り行うものである。
熱源層5内の冷水を前記熱源水配管22により前記第2
熱交換′5I6を通過・循環させると共に、この第2熱
交換器°16の二次側には、第2水配管23−第1ザブ
ライヘッダー26−冷水供給配管28−第1リターンヘ
ッダー27−第2水配管23という循環系を形成する。
これにより二次側設備には、第2熱交換器16で冷却さ
れた冷水(約5℃)が供給され、その冷熱が冷房に使用
されるのである。これは言わば、蓄熱源の冷熱を直接利
用した形態である。またこの場合、第3熱交換器17に
より上記同様の冷熱源直接利用も可能である。
一方、先に説明したように第1熱交換器I5の一次側に
は三方弁20を介して低温ブラインが導かれているから
、冷凍機lを運転することにより、該第1熱交換器15
により第1水配管21を利用して冷却水を得ることも可
能である。
ここで、上記冷熱源の直接利用によれば、夜間電力によ
り蓄えられた蓄熱を利用し、かつ冷凍機1の運転も必要
としないらのとなるから極めて効率的な冷房運転がなさ
れるわけである。ただし、熱源槽5の蓄冷熱を使い切っ
た場合、あるいは冷房の熱負荷が極めて大きい場合には
、上記冷凍機運転による冷房も可能となるわけである。
(3)冬期/蓄熱運転 ?3熱運転と表したが、実際には冬季蓄熱時には冷凍機
lは運転されない。熱源槽5内の水Wは、昼間の暖かい
外気や、下水、中水(排冷却水等)、河川、海水、ある
いは他の熱源廃熱等から第4熱交換器18を介して暖め
られる (熱回収)。ここで、外気からの採熱は前記ク
ーリングタワー34により (この場合、クーリングタ
ワー34はヒーティングタワーとして機能する)なされ
た後第4熱交換器!8を介して行なわれ、また、中水等
の他の水源からの採熱はそれら他の熱源水を、外部水源
導入・排出口39を介して冷却塔用配管内に導き、かつ
前記第4熱交換器18を循環させることにより行なわれ
る。これらの熱回収は低温レベル(2℃以上)でも行な
われるものである。
(4)冬期/暖房運転 冬期における暖房は、前記熱源槽5に蓄えられた蓄熱を
冷凍機lの蒸発器3から採熱することにより行うもので
ある。
冷凍機lを運転すると同時に、低温ブライン系を活かし
、また製氷器+00への熱源水(熱源槽5内の水W)の
散水を実施する。つまりこの運転は、上述した夏期蓄冷
熱運転と同じものとなる。
この運転により、製氷器100の製氷管!02において
熱源水と低温ブラインとの熱交換が行なわれ、低温ブラ
インが暖められる。暖められた低温ブラインは冷凍機1
の蒸発器3部分にてその熱を専われることとなる。つま
り、冷凍機!内を循環する冷媒は蒸発器3にてその熱を
授受するイっけである。蒸発器3にて暖められた冷凍機
I用の冷媒は、冷凍機一般の周知の原理に従いその熱を
凝縮器4側にて放熱するから、これにより、凝縮器4面
を通過する前記第4水配管32内を循環ずろ水が暖めら
れ、さらに第2サプライヘツダー30゜第2リターンヘ
ツダー31を介して設けられた前記温水供給配管36内
の水が暖められ、二次側設備への温水供給すなわち暖房
、がなされるのである。
このように本システムによれば、夏期には、夜間、安価
なる夜間電力を利用して冷凍機lを運転することにより
水という形で蓄冷熱し、昼間にその蓄冷熱を取り出して
冷房を行い、一方冬期には、外気熱あるいは他の熱源に
よる余剰廃熱から採熱してそれを熱源槽5に蓄熱し、そ
れを熱源とした冷凍機lの運転により暖房を行うことが
できる。
しかも、熱源槽5内の水Wが常にシステムの熱源となる
もの (すなわち水熱源システム)であるから高い熱交
換率を得ることができる。また、冷媒は、冷凍機内循環
用としてのみ使用されるものであるから冷媒配管を広範
囲に配設する必要がなく、低圧冷媒(r?−11)を祷
躇なく使用することができる。さらに、水を生成するた
めの蓄熱材として不等浦波を使用する必要がないため安
全でかつシステムの管理を容易なものとし、しかも剥離
式製氷器を使用するために水を効率的に生成でき高いC
,0、P 、(成績係数)を得ることができる。加えて
は、二次側に直接蓄熱水を使用せず、熱交換器および冷
凍機等を介して熱移動がなされるため、二次側設備の配
管をクローズシステム(閉鎖方式)とすることが可能と
なり、循環水内への空気混入を防止でき、二次側配管の
防錆上有利である他、高温ブラインタンク12を装備す
ることにより、夏期蓄熱時(製氷時)における凝縮器4
からの熱を利用して温水をこれに貯蓄しておき、夏期、
所要の施設に温水を供給することらできる。高温ブライ
ンタンク12と低温ブラインタンク13はバランス配管
40を介して接続されされ、双方のブライン温度が適度
に調節される。
ここで、上記システムの作用の理解を容易とするため説
明の順序を若干前後させたが、次に第4図は上記システ
ムに使用されるものとして最適な冷凍機を示したもので
、上記システムにおいて実際には下記の冷凍機Iが採用
されている。
この冷凍機Iはターボ式のものとしているが、一般のタ
ーボ冷凍機と最も異なる点は、主圧縮機2Δと補助圧縮
機2Bとを備える点である。
まず主圧縮機2Δは、通常の圧縮機同様、蒸発器3−凝
縮器4間に冷媒配管4■を介して設けられる。すなわち
、蒸発器3→主圧縮機2八→凝縮器4−蒸発器3といっ
た冷凍ザイクルが形成されるわけである。実際は、蒸発
器3と凝縮器4との間には膨張弁が設けられているが図
示を省略しである。そして、補助圧縮機2Bは、首記冷
媒配管4Iの低圧側(主圧縮機入力側)に並列に設けら
れたものとなっている。その主圧縮機2A用の冷媒配管
41の低圧側における、補助圧縮機2Bと並列系を形成
する部分には圧縮機切替弁42が介在され、かつ並列系
の前段には容量制御用のインレットベーン43が介在さ
れたものとなっている。
前記切替弁42を操作すれば、上記冷凍ザイクルに加え
、補助圧縮1IU2Bが主圧縮機2Aの前段に直列で接
続された冷凍ザイクル(蒸発器3→補助圧縮機2B=主
圧縮機2A−凝縮器4−蒸発?I、3)を形成すること
ができる。
該冷凍機lにあっては、上記説明によるところの夏期夜
間蓄冷熱運転時および冬期暖房運転時において、主圧縮
機2Aと補助圧縮機2Bとの同時運転が行なわれ、夏期
冷房時は主圧縮機2Aのみで運転される。ただし、ここ
で夏期冷房時と言うのは、既に説明したように、夏期冷
房は熱源槽5の蓄冷熱を熱交換器を介した直接利用によ
るものが主力となるから (その場合は冷凍機運転を必
要としない)、熱源槽5の蓄冷熱を使い切った場合ある
いは冷房の熱負荷が極めて大きい場合等、上記冷凍機!
運転による冷房を必要とする場合のことである。前記イ
ンレットベーン43は全ての運転パターンに使用される
が、特に補助圧縮機2Bを使用する場合は円圧縮機2A
、2Bの回転数制御とのコンビネーション制御となり、
これら容量制御と回転数制御とで、冷媒流量と必要圧力
とが最適状態に制御される。これにより、多目的運転の
全てがより一層高効率に行なわれる乙のとなる。
なお、第1図では該システムに、屋外ユニット45を備
えた空冷ヒートポンプ46が組み込まれた構成となって
いるが、このように、他の熱源採取手段を設けることも
可能である。例えばこの空冷ヒートポンプ46によれば
、冬期夜間において深夜電力を利用して屋外ユニット4
5から外気熱を採熱し、その熱をヒートポンプ用配管4
7、および第1リターンヘツダー27、第3水配管25
、第3熱交換器I7を介することにより熱源槽5内に導
き高い温度で蓄熱し、早朝のピーク暖房負荷用熱源とし
て使用することができる。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、本発明に係る氷蓄熱式水熱源ヒー
トポンプシステムによれば、夏期には、夜間、安価なる
夜間電力を利用して冷凍機を運転することにより氷とい
う形で熱冷熱し、昼間にその蓄冷熱を取り出して冷房を
行い、・一方冬期には、外気熱あるいは他の熱源による
余剰廃熱から採熱してそれを熱源槽に蓄熱し、それを熱
源とした冷凍機の運転により暖房を行うことができる。
しかも、熱源槽内の水Wが常にシステムの熱源となるも
の(すなわち水熱源システム)であるから高い熱交換率
を得ることができる。また、冷媒が冷凍機内循環用とし
てのみ使用されるものであるから冷媒配管を広範囲に配
設する必要がなく、R−II (フロン−11)等の低
圧冷媒を躊躇なく使用することができる。さらに、水を
生成するための蓄熱材に不等浦波を使用する必要がない
ため安全でかつシステムの管理を容易なものとし得る。
加えては、二次側に直接蓄熱水を使用せず、熱交換器お
よび冷凍機等を介して熱移動がなされるため、二次側設
備の配管をクローズシステムとすることが可能となり、
循環水内への空気混入を防止して二次側配管の防錆を図
れる、等の種々の優れた効果を奏ずろことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る氷蓄熱式水熱源ヒートポンプシス
テムの一実施例を示す概略構成図、第2図は製氷器を概
略的に示した全体斜視図、第3図は製氷管を示す立断面
図、第4図は冷凍機を示す概略構成図である。 l・・・・・・冷凍機、    2・・・・・・圧縮機
、2A・・・・・・主圧縮機、 2B・・・・・・補助
圧縮機、3・・・・・・詠発器、    4・・・・・
・凝縮器、5・・・・・・熱源槽、   6・・・・・
・低温ブライン配管、7・・・・・・高温ブライン配管
、 10・・・・・・前方ブロック弁(ブライン系切替弁)
、II・・・・・・後方ブロック弁(ブライン系切替弁
)、15・・・・・・第1熱交換2:((水・ブライン
熱交換器)、16・・・・・・第2熱交換器(水熱交換
器)、II・・・・・・第3熱交換器(水熱交換器)、
18・・・・・・第4熱交換器(水熱交換器)、21・
・・・・・第1水配管、 22・・・・・・熱源水配管
、23・・・・・・第2水配管、  24・・・・・・
熱源水配管、25・・・・・・第3水配管、  28・
・・・・・冷水供給配管、32・・・・・・第4水配管
、  36・・・・・・温水供給配管、38・・・・・
・熱源水配管、 39・・・・・・外部水油導入・υト出口、4I・・・
・・・冷媒配管、    P・・・・・・ポンプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 冷房および暖房される二次側設備に冷房用の冷却水およ
    び暖房用の温水を供給するための一次側設備としてのヒ
    ートポンプシステムにおいて、圧縮機、蒸発器、凝縮器
    を備えてなる冷凍機と、該冷凍機の熱源となる水を貯え
    た熱源槽とを有し、前記熱源槽には、該熱源槽の水と直
    接的に接触可能とされた製氷器が設けられると共に、該
    製氷器と前記冷凍機との間には、製氷器・蒸発器間を循
    環する低温ブライン配管と、製氷器・凝縮器間を循環す
    る高温ブライン配管との2系統のブライン配管がブライ
    ン系切替弁を介して形成され、前記凝縮器には該凝縮器
    にて熱を授受された水を直接二次側設備に供給するため
    の管経路が設けられ、さらに、前記低温ブライン配管内
    を循環する低温ブラインの冷熱を二次側設備用の水に付
    与するための水・ブライン熱交換器、および前記熱源槽
    内の冷熱を二次側設備用の水に付与するための水熱交換
    器、外部水源熱または外気熱を前記熱源槽内の水に付与
    するための水熱交換器が、それら各熱交換対象間をつな
    ぐ管経路を介して設けられてなる氷蓄熱式水熱源ヒート
    ポンプシステム。
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