JPH01212004A - 光制御型フェーズドアレーアンテナ - Google Patents

光制御型フェーズドアレーアンテナ

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JPH01212004A
JPH01212004A JP3621888A JP3621888A JPH01212004A JP H01212004 A JPH01212004 A JP H01212004A JP 3621888 A JP3621888 A JP 3621888A JP 3621888 A JP3621888 A JP 3621888A JP H01212004 A JPH01212004 A JP H01212004A
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optical
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optical signal
signals
shifting
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Yoshiaki Kamiya
神谷 嘉明
Hisao Iwasaki
久雄 岩崎
Kouji Yasukawa
安川 交二
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A T R KOUDENPA TSUSHIN KENKYUSHO KK
ATR Optical and Radio Communications Research Laboratories
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A T R KOUDENPA TSUSHIN KENKYUSHO KK
ATR Optical and Radio Communications Research Laboratories
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光制御型フェーズドアレーアンテナに関する
[従来の技術〕 近年、移動体衛星通信システムの自動車等の陸上移動局
アンテナ及び衛星搭載用アンテナとして、小型・軽量で
あって振動に耐えることができるとともに、相手局を追
尾するために広角かつ高速でビーム走査を行うことがで
き、しかも通信条件に応じて所望形状のビームパターン
の形成が行える高性能、高機能のアンテナが要求される
。これらの要求は、一般C÷、放射方向を変化させるビ
ーム走査のために、複数のアンテナが並置されたフェー
ズドアレーアンテナにおいて、ビーム方向が所望の方向
になるように、上記複数のアンテナを用いて送受信する
各送信信号又は各受信信号の位相を適当に移相させ(以
下、位相シフトという。)、また、所望のビームパター
ンを形成するために、上記複数のアンテナを励振させる
各送信信号又は各受信信号の振幅に対して適当な重み付
け(以下、信号振幅の重み付けという。)を行うことに
よって実現できる。例えば送信装置から出力される送信
周波数ωrを有する送信信号を次式で表されるものとす
ると、 cosωrt            −(1)フェー
ズドアレーアンテナにおける複数n個のアンテナに出力
する励振電流を次式で表されるようにする必要がある。
Akcos(ωrt+θk)。
k=1.2.3.−、n     ・ (2)ここで、
Akは所望のビームパターンの形成を行うために各アン
テナの励振電流に与える振幅係数であり、θには所望の
ビーム方向を得るために各アンテナの励振電流に与える
移相量である。従つて、上記送信信号から、上記Akと
θnを独立して制御可能な上記(2)為で表される各励
振電流を形成し、該各励振電流を各アンテナに出力する
ことによって送信フェーズドアレーアンテナを構成する
ことができる。
第5図は、従来例の送信フェーズドアレーアンテナ装置
のブロック図である。
第5図において、送信装置50は所定の周波数のマイク
ロ波信号を入力されるベースバンド信号で周波数変調し
て分配器51に出力する。これに応答して分配器51は
入力されたマイクロ波信号を5分配して、各分配された
マイクロ波信号を増幅器52aないし52eを介して光
制御型移相器53aないし53eに出力する。一方、各
半導体レーザダイオード57aないし57eはそれぞれ
コヒーレントな光を光制御型移相器53aないし5.3
eに出力する。
光制御型移相器53aないし53eはそれぞれ、第6図
に示すように、それぞれ誘電体基板100上に形成され
た分岐光導波路71と、光移相器72.74と、合波光
導波路73と、光周波数シフタ75と、光導波路61な
いし67を備え、各光制御型移相器53aないし539
はそれぞれ同様に構成される。光制御型移相器53aな
いし53eにおいて、レーザダイオード57aないし5
7eから出力される光信号が入力端60に入射された後
、光導波路61を介して分岐光導波路71の入力端に入
射される。分岐先導波路71は、入射された光信号を分
配された光強度が等分になるように2分配して、分、配
された一方の光信号を光導波路62、光移相器72、及
び光導波路63を介して合波光導波路73の第2の入力
端に出力するとともに、分岐された他方の光を光導波路
64、光移相器74、光導波路65、光周波数シフタ7
5、及び光導波路66を介して合波光導波路73の第1
の入力端子出力する。合波光導波路73は、第1の入力
端と第2の入力端にそれぞれ入射される各光信号を合波
して光導波路67、及び光制御型移相器53aないし5
3eの出力端68を介して光電変換器54aないし54
eに出力する。
上記光移相器72.74はそれぞれ、直線形状の先導波
路の光軸に対して垂直な方向に電界を印加する電極を有
し、該電極は可変電圧158a。
58bに接続される。従って、可変電圧源58a。
58bから出力される所定の直流電圧が光移相器72.
74の各電極に印加され、光移相器72゜74内の光導
波路を進行する光に対して所定の電界が印加され、これ
によって、該進行する光の位相を所定の移相量だけ移相
させる。ここで、光移相器72は上記位相シフトを行う
ためのものであり、該光移相器72に移相量制御用の直
流電圧を供給する上記可変電圧源58aが、このフェー
ズドアレーアンテナのビーム方向を制御する方向制御装
置59に接続され、該方向制御装置、59は上記ビーム
方向の情報を入力する入力装置80に接続される。また
、光移相器74は、分岐光導波路7′1の分岐部で2分
配された各光信号がそれぞれ上記合波光導波路73の合
波部に到達するま、での各光路差が等しくなるように補
正するための位相補正用の移相器である。
光周波数シフタ75は、光導波路65を介して入射する
光信号の波長を、上記増幅器52aないし526から入
力された上記マイクロ波信号の周波数だけ偏移させた後
、先導波路66を介して合波光導波路73の第1の入力
端に出力する。この光周波数シフタ75は、それぞれ上
記光移相器72.74と同様の構成を有する複数の光移
相器で構成され、この光周波数シフタ75の構成につい
ては、例えば、井筒雅之ほかによる”集積化された光S
SB変調器/周波数シフタ”、 I EEEジャーナル
・オン・クオンタム・エレクトロニクx、Vo1.Q、
E−17,No、11.1981年11月、2225ペ
ージから2228ページに開示されている。
光電変換器54aないし54eはそれぞれ、例えばPI
Nフォトダイオード又はアバランシェフォトダイオード
で構成され2乗検波特性を有する光電変換器であり、入
力された各光信号を検波しかつ直流成分を除去した後、
上記検波して得られる各マイクロ波信号を電力増幅器5
5aないし55eを介して1列に並置された5個のアン
テナ56aないし56eに出力して放射させる。
以上のように構成された光制御型送信フェーズドアレー
アンテナにおいて、操作者がこのフェーズドアレーアン
テナのビーム方向の情報ヲ入力装置80に入力したとき
、該情報が方向制御装置59に出力され、これに応答し
て、方向制御装置59は、該ビーム方向の情報に基づい
て、上記アンテナ56aないし56eから放射されるマ
イクロ波信号のビーム方向が上記入力されたビーム方向
となるように、所定の各直流電圧を上記可変電圧源58
aから光制御型移相器53aないし53eの各光移相器
72の電極に出力させる。これによって、上記位相シフ
トが行われ、上述のように操作者が入力した所望のビー
ム方向でマイクロ波信号をアンテナ56aないし56e
から放射させることができる。
[発明が解決しようとする課題] 上述のフェーズドアレーアンテナにおいては、光制御型
移相器53aないし53eは第6図に示すように複雑な
回路で構成する必要があるとともに、アンテナ56aな
いし56eと同一の個数の半導体レーザダイオード57
aないし578を備える必要があるために、該フェーズ
ドアレーアンテナの形状が大きくなるという問題点があ
った。
また、アンテナ56aないし56eから放射されるマイ
クロ波信号のレベル及び雑音特性等の諸特性を均一化す
るために、上記各光制御型移相器53aないし53eの
動作特性及び上記各レーザダイオード57aないし57
eの出力特性をそれぞれ均一にする必要があるという問
題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、従来例に比較し
て簡単な回路で構成でき小型・軽量であってしかも複数
のアンテナから放射する信号の諸特性を容易に均一化す
る°ことができ安定に動作可能なフェーズドアレーアン
テナを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第1の発明は、コヒーレントな光信号を出力する光信号
出力手段と、上記光信号出力手段から出力される光信号
を2個の光信号に分配する第1の分配手段と、上記第1
の分配手段から出力される一方の光信号を複数の第1の
光信号に分配する第2の分配手段と、上記第2の分配手
段から出力される複数の第1の光信号を入力されるフェ
ーズドアレーアンテナのビーム方向に対応した各移相量
だけそれぞれ移相させる複数の移相手段と、上記第1.
の−分配手段から出力される他方の光信号を入力される
送信信号の周波数だけ周波数偏移させる偏移手段と、上
記偏移手段から出力される光信号を上記複数の第2の光
信号に分配する第3の分配手段と、上記複数の移相手段
から出力される各第1の光信号と、上記各第1の光信号
に対応し上記第3の分配手段から出力される各第2の光
信号とをそれぞれ合波する複数の合波手段と、上記各合
波手段から出力される各光信号を検波し送信信号をそれ
ぞれ出力する複数の光電変換手段と、上記各光電変換手
段からそれぞれ出力される各送信信号を放射する複数の
アンテナとを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、コヒーレントな光信号を出力する光信号
出力手段と、上記光信号出力手段から出力される光信号
を2個の光信号に分配する第1の分配手段と、上記第1
の分配手段から出力される一方の光信号を入力される情
報信号の周波数だけ周波数偏移させる第1の偏移手段と
、上記第1の偏移手段から出力される光信号を複数の第
1の光信号に分配する第2の分配手段と、上響第2の分
配手段から出力される複数の第1の光信号を入力される
フェーズドアレーアンテナの、ビーム方向に対応した各
移相量だけそれぞれ移相させる複数の移相手段と、上記
第1の分配手段から出力される他方の光信号を入力され
る送信信号の周波数だけ周波数偏移させる第2の偏移手
段と、上記第2の偏移手段から出力される光信号を上記
複数の第2の光信号に分配する第3の分配手段と、上記
複数の移相手段から出力される各第1の光信号と、上記
各第1の光信号に対応し上記第3の分配手段から出力さ
れる各第2の光信号とをそれぞれ合波する複数の合波手
段と、上記各合波手段から出力される各光信号を検波し
情報信号を含む送信信号をそれぞれ出力する複数の光電
変換手段と、上記各光電変換手段からそれぞれ出力され
る各情報信号を含む送信信号を放射する複数のアンテナ
とを備えたことを特徴とする。
第3の発明は、コヒーレントな光信号を出力する光信号
出力手段と、上記光信号出力手段から出力される光信号
を2個の光信号に分配する第1の分配手段と、上記第1
の分配手段から出力される一方の光信号を複数の第1の
光信号に分配する第2の分配手段と、上記第1の分配手
段から出力される他方の光信号を上記複数の第2の光信
号に分配する第3の分配手段と、受信信号を受信する複
数のアンテナと、上記第2の分配手段から出力される複
数の第1の光信号を上記各アンテナから出力される複数
の受信信号の周波数だけそれぞれ周波数偏移させる複数
の偏移手段と、上記各偏移手段から出力される複数の第
1の光信号を入力されるフェーズドアレーアンテナのビ
ーム方向に対応した各移相量だけそれぞれ移相させる複
数の移相手段と、上記各移相手段から出力される各第1
の光信号と、上記各第1の光信号に対応し上記第3の分
配手段から出力される各第2の光信号とをそれぞれ合波
する複数の合波手段と、上記各合波手段から出力される
各光信号を検波し受信信号をそれぞれ出力する複数の光
電変換手段と、上記各光電変換手段からそれぞれ出力さ
れる各受信信号を結合し1個の受信信号を出力する結合
手段とを備えたことを特徴とする。
第4の発明は、情報信号を含む受信信号を受信する複数
のアンテナと、コヒーレントな光信号を出力する光信号
出力手段と、上記光信号出力手段から出力される光信号
を2個の光信号に分配する第1の分配手段と、上記第1
の分配手段から出力される一方の光信号を複数の第1の
光信号に分配する第2の分配手段と、上記第1の分配手
段から出力される他方の光信号を上記受信信号と同一の
周波数だけ周波数偏移させる第1の偏移手段と、上記第
1の偏移手段から出力される光信号を上記複数の第2の
光信号に分配する第3の分配手段と、上記第2の分配手
段から出力される複数の第1の光信号を上記各アンテナ
から出力される複数の受信信号の周波数だけそれぞれ周
波数偏移させる複数の第2の偏移手段と、上記各第2の
偏移手段から出力される複数の第1の光信号を入力され
るフェーズドアレーアンテナのビーム方向に対応した各
移相量だけそれぞれ移相させる複数の移相手段と、上記
各移相手段から出力される各第1の光信号と、上記各第
1の光信号に対応し上記第3の分配手段から出力される
各第2の光信号とをそれぞれ合波する複数の合波手段と
、上記各合波手段から出力される各光信号を検波し上記
受信信号内の情報信号をそれぞれ出力する複数の光電変
換手段と、上記各光電変換手段からそれぞれ出力される
各情報信号を結合し1個の情報信号を出力する結合手段
とを備えたことを特徴とする。
[作用コ 上記第1の発明のように構成することにより、上記光信
号出力手段がコヒーレントな光信号を出力した後、上記
第1の分配手段が上記光信号出力手段から出力される光
信号を2個の光信号に分配する。次いで、上記第2の分
配手段が上記第1の分配手段から出力される一方の光信
号を複数の第1の光信号に分配した後、上記複数の移相
手段が上記第2の分配手段から出力される複数の第1の
光信号を入力されるフェーズドアレーアンテナのビーム
方向に対応した各移相量だけそれぞれ移相させる。一方
、上記偏移手段は上記第1の分配手段から出力される他
方の光信号を入力される送信信号の周波数だけ周波数偏
移させた後、上記第3の分配手段は上記偏移手段から出
力される光信号を上記複数の第2の光信号に分配する。
さらに、上記合波手段は上記複数の移相手段から出力さ
れる各第1の光信号と、上記各第1の光信号に対応し上
記第3の分配手段から出力される各第2の光信号とをそ
れぞれ合波した後、上記光電変換手段が上記各合波手段
から出力される各光信号を検波し送信信号をそれぞれ上
記複数のアンテナに出力して放射させる。従って、上記
各移相手段によって上記各移相量を変イヒすることによ
りビーム方向を制御可能な光制御型送信フェーズドアレ
ーアンテナを構成できる。
上記第2の発明のように構成することにより、上記光信
号出力手段がコヒーレントな光信号を出力した後、上記
第1の分配手段が上記光信号出力手段から出力される光
信号を2個の光信号に分配する。次いで、上記第1の偏
移手段が上記第1の分配手段から出力される一方の光信
号を入力される情報信号の周波数だけ周波数偏移させた
後、上記第2の分配手段が上記第1の偏移手段から出力
される光信号を複数の第1の光信号に分配する。
さらに、上記複数の移相手段が上記第2の分配手段から
出力される複数の第1の光信号を入力されるフェーズド
アレーアンテナのビーム方向に対応した各移相量だけそ
れぞれ移相させる。一方、上記第2の偏移手段が上記第
1の分配手段から出力される他方の光信号を入力される
送信信号の周波数だけ周波数偏移させた後、上記第3の
分配手段が上記第2の偏移手段から出力される光信号を
上記複数の第2の光信号に分配する。次いで、上記複数
の合波手段が上記複数の移相手段から出力される各第1
の光信号と、上記各第1の光信号に対応し上記第3の分
配手段から出力される各第2の光信号とをそれぞれ合波
する。さらに、上記複数の光電変換手段が上記各合波手
段から出力される各光信号を検波し情報信号を含む送信
信号をそれぞれ上記複数のアンテナに出力して放射させ
る。
従って、上記各移相手段によって上記各移相量を変化す
ることにより、ビーム方向を制御可能な光制御型送信フ
ェーズドアレーアンテナを構成できる。
上記第3の発明のように構成することにより、上記光信
号出力手段が、コヒーレントな光信号を出力した後、上
記第1の分配手段が上記光信号出力手段から出力される
光信号を2個の光信号に分配する。次いで、上記第2の
分配手段が上記第1の分配手段から出力される一方の光
信号を複数の第1の光信号に分配し、上記第3の分配手
段が上記第1の分配手段から出力される他方の光信号を
上記複数の第2の光信号に分配する。一方、上記複数の
アンテナが受信信号を受信する。上記複数の偏移手段は
上記第2の分配手段から出力される複数の第1の光信号
を上記各アンテナから出力される複数の受信信号の周波
数だけそれぞれ周波数偏移させた後、上記複数の移相手
段が上記各偏移手段から出力される複数の第1の光信号
を入力されるフェーズドアレーアンテナのビーム方向に
対応した各移相量だけそれぞれ移相させる。さらに、上
記複数の合波手段は上記各移相手段から出力される各第
1の光信号と、上記各第1の光信号に対応し上記第3の
分配手段から出力される各第2の光信号とをそれぞれ合
波した後、上記光電変換手段が上記各合波手段から出力
される各光信号を検波し受信信号をそれぞ、れ出力する
。またさらに、上記結合手段は上記各光電変換手段から
それぞれ出力される各受信信号を結合し1個の受信信号
を出力する。従って、上記各移相手段によって上記各移
相量を変化することによりビーム方向を制御可能な光制
御型受信フェーズドアレーアンテナを構成できる。
上記第4の発明のように構成することにより、上記複数
のアンテナが情、報信号を含む受信信号を受信し、上記
光信号出力手段がコヒーレントな光信号を出力した後、
第1の分配手段は上記光信号出力手段から出力される光
信号を2個の光信号に分配し、一方、第2の分配手段は
上記第1の分配手段から出力される一方の光信号を複数
の第1の光信号に分配する。次いで、第1の偏移手段は
上記第1の分配手段から出力される他方の光信号を上記
受信信号と同一の周波数だけ周波数偏移させた後、上記
第3の分配手段が上記第1の偏移手段から出力される光
信号を上記複数の第2の光信号に分配する。さらに、上
記第2の偏移手段が上記第2の分配手段から出力される
複数の第1の光信号を上記各アンテナから出力される複
数の受信信号の周波数だけそれぞれ周波数偏移させた後
、上記移相手段が上記各第2の偏移手段から出力される
複数の第1の光信号を入力されるフェーズドアレーアン
テナのビーム方向に対応した各移相量だけそれぞれ移相
させる。またさらに、上記合波手段が上記各移相手段か
ら出力される各第1の光信号と、上記各第1の光信号に
対応し上記第3の分配手段から出力される各第2の光信
号とをそれぞれ合波した後、上記光電変換手段が上記各
中波手段から出力される各光信号を検波し上記受信信号
内の情報信号をそれぞれ出力し、上記結合手段が上記各
光電変換手段からそれぞれ出力される各情報信号を結合
し1個の情報信号を出力する。従って、上記各移相手段
によって上記各移相量を変化することによりビーム方向
を制御可能な光制御型受信フェーズドアレーアンテナを
構成できる。
[実施例] 第1の実施例 第1図は本発明の第1の実施例である光制御型送信フェ
ーズドアレーアンテナのブロック図である。
この第1の実施例の光制御型送信フェーズドアレーアン
テナは、コヒーレントな光源として1個の半導体レーザ
ダイオード1を用い、また、それぞれビーム走査に必要
な各光信号処理回路である分岐光導波路12.13.1
5、合波光導波路18aないし18e、光周波数シフタ
14、光移相器16aないしtse、17aないし17
e、並びに先導波路21ないし24.2.5aないし2
5e、26aないし26e、27aないし27e。
28aないし28e、29Hないし29eをそれぞれ誘
電体基板100上に集積化して設けたことを特徴として
いる。
第1図において、半導体レーザダイオード1は、コヒー
レントな光信号を、誘電体基板100の入力端11、及
び光導波路21を介して分岐先導波路12の入力端に出
力する。一方、送信装置2は、所定の周波数のマイクロ
波信号を入力されるベースバンド信号で周波数変調した
後、光周波数シフタ14に出力する。
分岐先導波路1211入力端に入射された光信号を、分
配された光信号の電力が等分になるように2分配し、上
記分配された一方の光信号を光導波路22を介して分岐
光導波路13の入力端に出力するとともに、上記分配さ
れた他方の光信号を光導波路23、光周波数シフタ14
、及び光導波路24を介して分岐光導波路15に出力す
る。光周波数シフタ15は従来例の光周波数シフタ75
と同様に複数の光移相器で構成され、入射された光信号
の周波数を送信装置2から入力されるマイクロ波信号の
周波数だけ周波数偏移させた後出力する。
分岐先導波路13.15はそれぞれ各入力端に入射され
る光信号を、分配された光信号の電力が等分となるよう
に5分配して、それぞれ光導波路、25aないし25e
、27aないし27eを介して光移相器16aないし1
6e、17aないし17eに出力する。
光移相器16aないし16e、17aないし17eはそ
れぞれ、従来例の光移相器72.74と同様に構成され
、可変電圧源4,5から入力される直流電圧に対応した
移相量で入射された光信号を移相させる。光移相器16
aないし16eはそれぞれ、移相した各光信号を光導波
路26.aないし26eを介して合波光導波路18aな
いし18eの各第1の入力端に出力し、また、光移相器
17aないし17eはそれぞれ、移相した各光信号を先
導波路28aないし28eを介して合波光導波路18a
ないし18eの各第2の入力端に出力する。ここで、光
移相器16aないし16eはそれぞれ上記位相シフトを
行うためのものであり、該光移相器16aないし16e
に移相量制御用の直流電圧を供給する上記可変電圧源4
が、このフェーズドアレーアンテナのビーム方向を制御
する方向制御装置3に接続され、該方向制御装置3は上
記ビーム方向の情報を入力する入力装置80に接続され
る。また、光移相器17aないし17eはそれぞれ、分
岐先導波路12の分岐部で2分配された各党がそれぞれ
上記合波光導波路18aないし18eの合波部に到達す
るまでの各光路差が等しくなるように補正するための位
相補正用の移相器であって、該移相器17aないし17
eに位相補正用の直流電圧を供給する可変電圧源5が上
記方向制御装置3に接続される。尚、上記位相補正のた
めの移相量は、方向制御装置3によって制御される。
合波光導波路18aないし18eはそれぞれ第1と第2
の入力端にそれぞれ入射された光信号を合波して、光導
波路29aないし29e1及び誘電体基板100の出力
端1.9 aないし19eを介して光電変換器6aない
し6eに出力する。
光電変換器6aないし6eはそれぞれ、従来例と同様に
、例えばPINフォトダイオード又はアバランシェフォ
トダイオードで構成され2乗検波特性を有する光電変換
器であり、入力された各党を検波しかつ直流成分を除去
した後、上記検波して得られる各マイクロ波信号を電力
増幅器7aないし7eを介して1列に並置された5個の
アンテナ8aないし8eに出力して放射させる。
以上のように構成された光制御型送信フェーズドアレー
アンテナの動作について、以下に説明する。
レーザダイオード1から出力される光信号cosωat
は、誘電体基板lOOの入力端11、及び光導波路21
を介して分岐先導波路12に入射された後2分配され、
上記分配された一方の光信号が光導波路22を介して1
分岐光導波路13に出力されるとともに、上記分配され
た他方の光信号が先導波路23、光周波数シフタ14、
及び光導波路24を介して分岐光導波路15に出力され
る。
ここで、上記光周波数シフタ14において、入射される
光信号cosωatが送信装置2から入力されるマイク
ロ波信号cosωrtの周波数だけ周波数偏移され、光
信号COS (ωC十ωr)tが出力される。
分岐光導波路13は入射された光信号を5分配して、そ
れぞれ光導波路25aないし25e1光移相器16aな
いし16e、及び先導波路26aないし26eを介して
合波光導波路18aないし18eの各第1の入力端に出
力する。また、分岐先導波路15は入射された光信号を
5分配して、それぞれ光導波路27aないし27e1光
移相器17aないし1’7e、及び光導波路28aない
し28eを介して合波光導波路18aないし1.88の
各第2の入力端に出力する。ここで、光移相器16aな
いし16eはそれぞれ、入射される光信号を上記可変電
圧源4から印加される直流電圧に対応する移相量θk(
ここで、kは、各光移相器16aないし16eに対応す
る1から5までの自然数である。)で移相した後、移相
した光信号c。
S(ωat+θk)を出力する。以下、光信号の位相の
説明において、位相補正用の光移相器17.aないし1
7eの移相量、並びに分岐光導波路12゜13.15、
光導波路22ないし2,4.25aないし25e、26
aないし26e、27aないし27e、28aないし2
8eにおける遅延量を考慮しないものとする。
さらに、合波光導波路18aないし18bはそれぞれ入
射された2個の光信号を合波し、合波された光信号co
s (ωC+ωr) t +cos(ωat+θk)を
光導波路29aないし29e1及び出力端19. aな
いし19eを介して光電変換器6aないし6eに出力す
る。光電変換器6aないし6eはそれぞれ、入射された
光信号cos(ωC十ωr) t +cos(ωCt十
θk)を2乗検波しかつ直流成分を除去して、上記検波
して得られた各マイクロ波信号C08(ωrt−θk)
を各電力増幅器7aないし7eを介してアンテナ8aな
いし8eに出力する。これによって、各マイクロ波信号
がアンテナ8aないし8eから放射される。
以上のように構成された光制御型送信フェーズドアレー
アンテナにおいて、操作者がこのフェーズドアレーアン
テナのビーム方向の情報を入力装置80に入力したとき
、該情報が方向制御装置3に出力され、これに応答して
、方向制御装置3は、該ビーム方向の情報に基づいて、
上記アンテナ8aないし8eから放射されるマイクロ波
信号のビーム方向が上記入力されたビーム方向となるよ
うに、所定の各直流電圧を上記可変電圧源4から光移相
器16aないし16eに出力させるとともに、位相補正
用の各直流電圧を上記可変電圧源5から光移相器17a
ないし17eに出力させる。どれによって、上記位相シ
フトが行われ、上述のように操作者が入力した所望のビ
ーム方向でマイクロ波信号をアンテナ8aないし8eか
ら放射させることができる。従って、第1図に示すよう
に構成することにより、ビーム走査の制御を行うことが
できる光制御型送信フェーズドアレーアンテナを実現で
きる。
以上説明したように、本実施例の送信フェーズドアレー
アンテナにおいては、従来例のように複雑な回路で構成
される光制御型移相器53aないし53eを備えず、ま
た、1個のレーザダイオード1だけを用い、さらにビー
ム走査のための回路を誘電体基板100上に集積化して
形成されているので、該フェーズドアレーアンテナを従
来例に比較して簡単な回路で構成できかつ小型・軽量化
できるという利点がある。
また、上述のように光移相器16aないし16eを用い
て先導波路内を進む光信号に対して電界を印加すること
により上記位相シフトを行い、ビーム走査を行うための
回路を誘電体基板100上に集積化して形成しているの
で、アンテナ8aないし8eから放射されるマイクロ波
信号のレベル及び雑音特性等の緒特性を容易に均一化す
ることができるとともに、上記ビーム走査を安定に動作
させることができるという利点がある。    □従っ
て、本実施例の光制御型送信フェーズドアレーアンテナ
は、従来例に比較して小型・軽量であって、しかも可動
部分がな(振動の影響を受けにくいので、移動体又は衛
星搭載用のフェーズドアレーアンテナとして用いること
ができる。
以上の第1の実施例において、コヒーレントな光信号を
出力する光源として半導体レーザダイオード1を用いて
いるが、これに限らず、ガズレーザを用いてもよい。
以上の第1の実施例において、5個のアンテナ8aない
し8eを一列に並置する場合について述べているが、こ
れに限らず、複数個のアンテナを一列又はマトリックス
状に並置するようにしてもよい。この場合、アンテナの
個数に応じて、光移相器16aないし15e、1,7a
ないし17e。
電力増幅器7aないし7e、合波光導波路18aないし
18e、光電変換器6aないし6 e s及び電力増幅
器7aないし7eのそれぞれの個数分を設ける必要があ
る。
第2の実施例 第2図は本発明の第2の実施例である光制御型送信フェ
ーズドアレーアンテナのブロック図であり、第2図にお
いて第1図と同一のものについては同一の符号を付して
いる。
この第2の実施例の光制御型送信フェーズドアレーアン
テナが、第1図の第1の実施例の光制御型送信フェーズ
ドアレーアンテナと異なるのは、位相補正用の光移相器
17aないし17eをそれぞれ、第1図の光移相器16
aないし16eと合波光導波路18aないし18eの各
第1の入力端との間に設けたことである。すなわち、第
2図において、分岐光導波路13で5分配された各光信
号はそれぞれ、光導波路25&ないし25e、光移相器
16aないし16e1光導波路4.Oaないし40e、
光移相器17aないし17e1及び光導波路26aない
し26eを介して合波光導波路18aないし18eの各
第1の入力端に出力される。
以上のように構成された第2の実施例の光制御型送信フ
ェーズドアレーアンテナは、第1の実施例と同様の作用
と効果を有する。
第3の実施例 第3図は本発明の第3の実施例である光制御型送信フェ
ーズドアレーアンテナのブロック図であり、第3図にお
いて第1図及び第2図と同一のものについては同一の符
号を付している。
この第3の実施例の光制御型送信フェーズドアレーアン
テナが、第1図の第1の実施例の光制御型送信フェーズ
ドアレーアンテナと異なるのは、第1図の分岐光導波路
12と分岐光導波路15との間に、入射される光信号の
周波数をマイクロ波信号発生器30から出力されベース
バンド信号で周波数変調されていないマイクロ波信号の
周波数だけ偏移させる光周波数シック14aを設け、ま
た、第1図の分岐光導波路12と分岐光導波路13との
間に、入射される光信号の周波数をベースバンド信号発
生器31から出力されるベースバンド信号の周波数だけ
偏移させる光周波数シフタ14bを設けたことである。
従って、分岐先導波路12で分配された一方の゛光信号
は、先導波路22a、光周波数シフタ14b1光導波路
22bを介して分岐光導波路13の入力端に入射し、ま
た、分配された他方の光信号は、光導波路23、光周波
数シフタ14a1光導波路24を介して分岐先導波路1
5の入力端に入射される。
以上のように構成された第3の実施例の光制御型送信フ
ェーズドアレーアンテナは、ベースバンド信号をマイク
ロ波信号の周波数帯に周波数変換を行うアップコンバー
タとして動作し、第1及び第2の実施例と同様の作用と
効果を有する。
!土□□□叉鳳桝 第4図は本発明の第4の実施例である光制御型受信フェ
ーズドアレーアンテナのブロック図であり、第4図にお
いて第1図ないし第3図と同一のものについては同一の
符2号を付している。
この第4の実施例の光制御型受信フェーズドアレーアン
テナが、第1図の第1の実施例の光制御型送信フェーズ
ドアレーアンテナと異なるのは、以下の構成である。す
なわち、第1図の光周波数シフタ14を設けず、分岐先
導波路13の各出力端と光移相器16aないし16eと
の間に、入射される光信号の周波数を、アンテナ32a
ないし32eでそれぞれ受信された後低雑音増幅器33
aないし33eを介して入力されるマイクロ波信号の周
波数だけ偏移させる光周波数シフタL4aないし14e
を設け、さらに、光電変換器6aないし6eの後段に結
合器34、増幅器35、及び受信装置36を備える。
以上のように構成された光制御型受信フェーズドアレー
アンテナにおいて、相手局から送信されるマイクロ波信
号がアンテナ32aないし32eで受信された後、低雑
音増幅器33aないし33eを介して光周波藪シフタ1
4aないし14eに入力される。光周波数シフタj4a
ないし14eはそれぞれ、分岐先導波路13において5
分配された各光信号の周波数を上記入力されたマイクロ
波信号の周波数だけ偏移させて、各光信号を光導波路4
0gないし40e、上記位相シフタ用の光移相器16a
ないし16e、及び光導波路26aないし26eを介し
て合波光導波路18aないし18eの6第1の入力端に
出力する。
合波光導波路18aないし18eはそれぞれ第1と第2
の入力端にそれぞれ入射された光信号を合波して、光導
波路29aないし29e1及び誘電体基板100の出力
端19aないし19eを介して光電変換器6aないし6
eに出力する。光電変換器6aないし6eはそれぞれ、
入力された各光信号を検波しかつ直流成分を除去した後
、上記検波して得られる各マイクロ波信号を結合器34
に出力する。結合器34は入力されたマイクロ波信号を
結合した後、増幅器35を介して受信装置36に出力す
る。受信装置36は入力されたマイクロ波信号を周波数
復調して、ベースバンド信号を抽出して出力する。
以上のように構成された受信フェーズドアレーアンテナ
は、第1ないし第3の実施例の光制御型送信フェーズド
アレーアンテナと同様に、ビーム走査を制御可能な光制
御型受信フェーズドアレーアンテナを構成し、第1ない
し第3の実施例の光制御型送信フェーズドアレーアンテ
ナと同様の効果を有する。
以上の第4の実施例において、出力端19aないし19
eからそれ、ぞれ出力される各光信号を各光電変換器6
aないし6eで光電変換した後結合器34で結合してい
るが、これに限らず、第7図に示すように、出力端19
aないし19eからそれぞれ出力される各光信号を光合
波器37で合波した後、光電変換器6で光電変換するよ
うにしてもよい。
以上の第4の実施例において、増幅器35の出力におい
て受信されたマイクロ波信号を得た後、受信装置36の
出力においてベースバンド信号を得るように構成してい
るが、これに限らず、第8図に示すように、分岐光導波
路12と分岐光導波路15の間に、入射される光信号の
周波数をマイクロ波信号発生器30から入力されるマイ
クロ波信号の周波数だけシフトさせる光周波数シフタ1
4を設けて、第3図の送信フェーズドアレーアンテナと
同様に、増幅器35の出力においてベースバンド信号を
得るようにしてもよい。ここで、マイクロ波信号発生器
30から出力されるマイクロ波信号は受信されるマイク
ロ波信号の搬送周波数と同一の周波数である。以上のよ
うに構成された光制御型受信フェーズドアレーアンテナ
は、ベースバンド信号で変調されたマイクロ波信号をベ
ースバンド信号の周波数帯に周波数変換を行うダウンコ
ンバータとして動作し、第3及び第4の実施例と同様の
作用と効果を何する。この第8図の実施例においても、
第7図の実施例と同様に、出力端19aないし19eか
ら出力される各光信号を合波した後光電変換するように
してもよい。
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、コヒーレントな光
信号を2分配し、上記2分配された各組の光信号をそれ
ぞれ複数の第1の光信号及び複数の第2の光信号に分配
し、上記複数の第1の光信号を)二一ズドアレーアンテ
ナのビーム方向に対応した各移相量だけそれぞれ移相さ
せ、一方、上記複数の第2の光信号を送信信号の周波数
だけ周波数偏移させ、上記移相された複数の第1の光信
号と上記偏移された複数の第2の光信号をそれぞれ対応
させて合波した後、合波された各光信号を送信信号に光
電変換して各アンテナから放射し、上記各移相量を変化
することによりビーム方向を制御可能な光制御型送信フ
ェーズドアレーアンテナを実現できる。また、上記複数
に分配された光信号を各アンテナで受信された受信信号
の周波数だけ偏移させ、また上記光電変換された各光信
号を結合して1個の受信信号を得ることにより、上述の
光制御型送信フェーズドアレーアンテナと同様にビーム
方向を制御可能な光制御型受信フェーズドアレーアンテ
ナを実現できる。
従って、本発明の光制御型フェーズドアレーアンテナに
おいては、従来例のように複雑な回路で構成される光制
御型移相器53aないし53eを備えず、また、1個の
光信号出力手段のみを用い、さらにビーム走査のための
回路を上記分配手段、上記移相手段及び上記偏移手段で
形成しているので、該フェーズドアレーアンテナを従来
例に比較して簡単な回路で構成できか?小型・軽量化で
きるという利点がある。
また、上述のように上記移相手段を用いて上記位相シフ
トを行い、ビーム走査を行うための回路を上記分配手段
、上記移相手段及び上記偏移手段で形成しているので、
各アンテナから放射される送信信号のレベル及び雑音特
性等の緒特性を容易に均一化することができるとともに
、上記ビーム走査を安定に動作させることができるとい
う利点がある。
従って、本実施例の光制御型フェーズドアレーアンテナ
は、従来例に比較して小型・軽量であって、しかも可動
部分がな(振動の影響を受けにくいので、移動体又は衛
星搭載用のフェーズドアレーアンテナとして用いること
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はそれぞれ本発明の第1ないし第3
の実施例である光制御型送信ワエーズドアレーアンテナ
のブロック図、 第4図は本発明の第4の実施例である光制御型受信フェ
ーズドアレーアンテナのブロック図、第5図は従来例の
光制御型送信フェーズドアレーアンテナのブロック図、 第6図は第5図の光周波数シフタのブロック図、第7図
及び第8図はそれぞれ第4の実施例の変形例である光制
御型受信フェーズドアレーアンテナのブロック図である
。 1・・・半導体レーザダイオード、 2・・・送信装置、 3・・・方向制御装置、 4.5・・・可変電圧源 6aないし6e・・・光電変換器、 7aないし7e・・・電力増幅器、 8aないし8e、32aないし32e・・・アンテナ、 12.13.15・・・分岐光導波路、14.14aな
いし14e・・・光周波数シフタ、16aないし16e
、17aないし17e・・・光移相器、 18aないし18e・・・合波光導波路、21ないし2
4,22a、22b、25aないし25e、26aない
し26el 29aないし29e、40aないし40e
・・・光導波路、30・・・マイクロ波信号発生器、 31・・・ベースバンド信号発生器、 33aないし33e・・・低雑音増幅器、34・・・結
合器、 35・・・増幅器、 36・・・受信装置、 80・・・入力装置、 100・・・誘電体基板。 特許出願人 株式会社 エイ・ティ・アール光電波通信
研究所 代理人 弁理士 前出 葆ほか2名

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コヒーレントな光信号を出力する光信号出力手段
    と、 上記光信号出力手段から出力される光信号を2個の光信
    号に分配する第1の分配手段と、 上記第1の分配手段から出力される一方の光信号を複数
    の第1の光信号に分配する第2の分配手段と、 上記第2の分配手段から出力される複数の第1の光信号
    を入力されるフェーズドアレーアンテナのビーム方向に
    対応した各移相量だけそれぞれ移相させる複数の移相手
    段と、 上記第1の分配手段から出力される他方の光信号を入力
    される送信信号の周波数だけ周波数偏移させる偏移手段
    と、 上記偏移手段から出力される光信号を上記複数の第2の
    光信号に分配する第3の分配手段と、上記複数の移相手
    段から出力される各第1の光信号と、上記各第1の光信
    号に対応し上記第3の分配手段から出力される各第2の
    光信号とをそれぞれ合波する複数の合波手段と、 上記各合波手段から出力される各光信号を検波し送信信
    号をそれぞれ出力する複数の光電変換手段と、 上記各光電変換手段からそれぞれ出力される各送信信号
    を放射する複数のアンテナとを備えたことを特徴とする
    光制御型送信フェーズドアレーアンテナ。
  2. (2)コヒーレントな光信号を出力する光信号出力手段
    と、 上記光信号出力手段から出力される光信号を2個の光信
    号に分配する第1の分配手段と、 上記第1の分配手段から出力される一方の光信号を入力
    される情報信号の周波数だけ周波数偏移させる第1の偏
    移手段と、 上記第1の偏移手段から出力される光信号を複数の第1
    の光信号に分配する第2の分配手段と、上記第2の分配
    手段から出力される複数の第1の光信号を入力されるフ
    ェーズドアレーアンテナのビーム方向に対応した各移相
    量だけそれぞれ移相させる複数の移相手段と、 上記第1の分配手段から出力される他方の光信号を入力
    される送信信号の周波数だけ周波数偏移させる第2の偏
    移手段と、 上記第2の偏移手段から出力される光信号を上記複数の
    第2の光信号に分配する第3の分配手段と、 上記複数の移相手段から出力される各第1の光信号と、
    上記各第1の光信号に対応し上記第3の分配手段から出
    力される各第2の光信号とをそれぞれ合波する複数の合
    波手段と、 上記各合波手段から出力される各光信号を検波し情報信
    号を含む送信信号をそれぞれ出力する複数の光電変換手
    段と、 上記各光電変換手段からそれぞれ出力される各情報信号
    を含む送信信号を放射する複数のアンテナとを備えたこ
    とを特徴とする光制御型送信フェーズドアレーアンテナ
  3. (3)コヒーレントな光信号を出力する光信号出力手段
    と、 上記光信号出力手段から出力される光信号を2個の光信
    号に分配する第1の分配手段と、 上記第1の分配手段から出力される一方の光信号を複数
    の第1の光信号に分配する第2の分配手段と、 上記第1の分配手段から出力される他方の光信号を上記
    複数の第2の光信号に分配する第3の分配手段と、 受信信号を受信する複数のアンテナと、 上記第2の分配手段から出力される複数の第1の光信号
    を上記各アンテナから出力される複数の受信信号の周波
    数だけそれぞれ周波数偏移させる複数の偏移手段と、 上記各偏移手段から出力される複数の第1の光信号を入
    力されるフェーズドアレーアンテナのビーム方向に対応
    した各移相量だけそれぞれ移相させる複数の移相手段と
    、 上記各移相手段から出力される各第1の光信号と、上記
    各第1の光信号に対応し上記第3の分配手段から出力さ
    れる各第2の光信号とをそれぞれ合波する複数の合波手
    段と、 上記各合波手段から出力される各光信号を検波し受信信
    号をそれぞれ出力する複数の光電変換手段と、 上記各光電変換手段からそれぞれ出力される各受信信号
    を結合し1個の受信信号を出力する結合手段とを備えた
    ことを特徴とする光制御型受信フェーズドアレーアンテ
    ナ。
  4. (4)情報信号を含む受信信号を受信する複数のアンテ
    ナと、 コヒーレントな光信号を出力する光信号出力手段と、 上記光信号出力手段から出力される光信号を2個の光信
    号に分配する第1の分配手段と、 上記第1の分配手段から出力される一方の光信号を複数
    の第1の光信号に分配する第2の分配手段と、 上記第1の分配手段から出力される他方の光信号を上記
    受信信号と同一の周波数だけ周波数偏移させる第1の偏
    移手段と、 上記第1の偏移手段から出力される光信号を上記複数の
    第2の光信号に分配する第3の分配手段と、 上記第2の分配手段から出力される複数の第1の光信号
    を上記各アンテナから出力される複数の受信信号の周波
    数だけそれぞれ周波数偏移させる複数の第2の偏移手段
    と、 上記各第2の偏移手段から出力される複数の第1の光信
    号を入力されるフェーズドアレーアンテナのビーム方向
    に対応した各移相量だけそれぞれ移相させる複数の移相
    手段と、 上記各移相手段から出力される各第1の光信号と、上記
    各第1の光信号に対応し上記第3の分配手段から出力さ
    れる各第2の光信号とをそれぞれ合波する複数の合波手
    段と、 上記各合波手段から出力される各光信号を検波し上記受
    信信号内の情報信号をそれぞれ出力する複数の光電変換
    手段と、 上記各光電変換手段からそれぞれ出力される各情報信号
    を結合し1個の情報信号を出力する結合手段とを備えた
    ことを特徴とする光制御型受信フェーズドアレーアンテ
    ナ。
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