JPH0120969Y2 - - Google Patents

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JPH0120969Y2
JPH0120969Y2 JP1985127234U JP12723485U JPH0120969Y2 JP H0120969 Y2 JPH0120969 Y2 JP H0120969Y2 JP 1985127234 U JP1985127234 U JP 1985127234U JP 12723485 U JP12723485 U JP 12723485U JP H0120969 Y2 JPH0120969 Y2 JP H0120969Y2
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JP
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pond
floc formation
baffle wall
baffle
down flow
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JP1985127234U
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、懸濁物質を含む液体から懸濁物質を
凝集処理するための上下う流式フロツク形成池に
関するものである。
〔従来の技術〕
近年、省エネルギーの面から、フロツク形成池
としての自流のエネルギーを撹拌力とした上下う
流方式が増加している。
上下う流式フロツク形成池は、第2図に示すよ
うに、上端を液面上に位置させ下端を池底より離
隔させて下部に潜流部aを開口させた阻流壁11
と、上端を液面下に位置させ下端を池底まで延長
させた阻流壁12を、交互に配設して上下う流路
を形成させたものである。
この上下う流方式による撹拌エネルギーは次式
で表され、撹拌強度は流速の3乗に比例する。
φn=wQhf/V hf ∝v2 φn∝v3 但し、w:水の比重 Q:単位時間当たりの流入量 hf:フロツク形成池における全損失水頭 V:フロツク形成池の容量 v:池内流速 したがつて、流入量が少なくなると極端に撹拌
強度が落ち、流入量が増加すると、場合によつて
はフロツクを破壊するようになる。
また、上下う流方式における全損失水頭の約80
%は、下部の潜流部aによることが知られてお
り、潜流部aの開口面積を変えることによつて、
フロツク形成池全体の撹拌強度を調節することは
可能である。
そのために、従来では第2図に示すように、阻
流壁11,12を数枚に分割した板13にて構成
し、それぞれ池の側壁に固定したガイド14によ
つて分割抜出し可能にストツパー(図示せず)で
固定し、流入水量の変動に応じてその都度、板1
3を抜出して枚数を変えることによつて潜流部a
の開口面積を変え、撹拌強度を調節することが行
われていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の撹拌強度の調
節は、流入水量が変動するたびに適宜枚数の板1
3を抜出し、挿入するために、操作が煩雑であ
り、流入水量の変動に即応させることは困難であ
つた。
本考案は、このような従来の問題点を解決し、
流入水量の変動に伴う池内水位の変動により、自
動的に阻流壁が昇降して下部の潜流部の開口面積
を調整し、流入水量に即応して撹拌強度を自動的
に適正に調節し得る上下う流式フロツク形成池を
提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、複数個の阻流壁によつて上下う流路
を形成した上下う流式フロツク形成池において、
下部に潜流部を開口させた阻流壁を、池内水位の
変動に伴つてガイドに沿つて昇降自在の浮力体と
したことを特徴とする上下う流式フロツク形成池
である。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図を参照しながら説明
すると、上端を液面上に位置させ下端を池底より
離隔させて下部に潜流部aを開口させた阻流壁1
と、上端を液面下に位置させ下端を池底まで延長
させた阻流壁2を、交互に配設して上下う流路を
形成させた上下う流式フロツク形成池において、
下部に潜流部aを開口させてある阻流壁1を浮力
体とし、これを他の側壁に固定したガイド14に
沿つて、例えばガイド14内で阻流壁1がローラ
又はスライド溝などで案内されるよう、池内水位
Hの変動に伴つて昇降自在に保持させてある。
図中、hは阻流壁1の水面上の高さを示す。
しかして、池内に流入した原水は、阻流壁1,
2で形成された上下う流路を流過しながら、上下
う回流動を繰り返す間に撹拌され、凝集、フロツ
ク形成が進行する。
いま、池内への流入水量が増加すると、池内損
失水頭が大きくなつて池内水位Hが上昇するか
ら、この水位上昇に伴つて阻流壁1も上昇し、下
部の潜流部aの開口面積が大きくなり、池内水位
Hの上昇を押さえ、撹拌強度の激増を押させる。
一方、池内への流入水量が減少した場合には、上
記と反対に、阻流壁1は下降して下部の潜流部a
の開口面積を小さくし、池内水位Hの下降を押さ
え、撹拌強度の減少を押さえる。
このようにして、池内流入水量の変動に即応し
て、阻流壁1が昇降して下部の潜流部aの開口面
積、即ち流入水の通過面積を自動的に調整し、常
に撹拌強度が自動的に適正に調節される。
なお、阻流壁1としては、中空体、発泡体等の
適宜材質の浮力体を利用するが、図示例のように
阻流壁1を中空体とし、浮力調整用孔を設けて
水、砂等の浮力調整材を注入して浮力調整を行う
ように成形すれば、下部潜流部aの開口面積を自
由に調整することができるから便利である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、上下う流式
フロツク形成池の下部に潜流部を開口させた阻流
壁を、池内水位の変動と共に昇降する浮力体とし
たものであるから、流入水量の変動に伴う池内水
位の変動に即応して自動的に阻流壁が昇降し、下
部潜流部の開口面積を調整し、常に適正な撹拌強
度に自動調節され、構造も極めて単純化されると
いう、極めて有益なる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の切断側
面図で、第2図は従来例を示す要部の切断側面図
である。 1,2……阻流壁、3……浮力調整用孔、1
1,12……阻流壁、13……板、14……ガイ
ド、a……潜流部、H……池内水位、h……阻流
壁1の水面上の高さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数個の阻流壁によつて上下う流路を形成し
    た上下う流式フロツク形成池において、下部に
    潜流部を開口させた阻流壁を、池内水位の変動
    に伴つてガイドに沿つて昇降自在の浮力体とし
    たことを特徴とする上下う流式フロツク形成
    池。 (2) 前記浮力体とした阻流壁を、内部に浮力調整
    材を注入可能に成形したものである実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の上下う流式フロツク
    形成池。
JP1985127234U 1985-08-22 1985-08-22 Expired JPH0120969Y2 (ja)

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JP1985127234U JPH0120969Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985127234U JPH0120969Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

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Publication Number Publication Date
JPS6235607U JPS6235607U (ja) 1987-03-03
JPH0120969Y2 true JPH0120969Y2 (ja) 1989-06-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01150109U (ja) * 1988-03-31 1989-10-17

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030228U (ja) * 1973-06-13 1975-04-04
JPS50136951A (ja) * 1974-04-18 1975-10-30

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