JPH01209063A - タンポン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、女性の生理時に用いる生理用品に関し、特に
衛生的で且つ使用時の位置決め容易な生理用タンポンに
関する。

（従来の技術〕 現在、主に使用されているタンポンには、アプリケータ
タイプとフィンガータイプの２種類がある。

アプリケータタイプは第４図に示したように構成されて
いる。この種のタンポン１におけるアプリケータは、吸
収体２を収容する外筒３と、外筒３に対して挿通可能に
構成された内筒４とを備え、該内筒４には軸芯に沿った
細孔が形成され、吸収体２の取り出し用紐５を外筒３内
から内筒４の端部へと引き出す際の導入経路になってい
る。尚、ここで用いられている吸収体２は吸収性繊維を
円筒状に圧縮成形して作られている。

而して上記アプリケータタイプのタンポン１の挿入は、
第５図に示したようにする。つまり、タンポン１の外筒
３に親指と中指を当てて把持し、人差指を内筒４の基端
面に当て、外筒部を所定個所に挿入位置決めしてから、
人差指で内筒４を押し込むと、外筒３に収容した吸収体
２は、外筒３から押し出されて所定部位に挿入される。

その後外筒３及び内筒４を取り出すことによってタンポ
ン１の挿着は終了する。

また、フィンガータイプのタンポン１では、アプリケー
タは無く、吸収体２と取り出し用紐５とから構成され（
第６図参照）、使用時には収収体２を直接挿着するよう
にしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

一般にタンポンが普及しに（い大きな理由は、挿入が難
しい点にあるが、従来から挿入の点で最も優れたタンポ
ンとしては、プラスチックアプリケータタイプのタンポ
ン（第５図）と云われてきた。

しかしながら、このタイプのタンポンは、タンポンの外
径が吸収体の外径にアプリケータの肉厚を加算した寸法
となり、外径が太くなって挿入時の抵抗が増大するとい
う課題を有していた。

また、上述の如くこの種のタンポンは、内筒、外筒及び
吸収体を組立ててなり、全長が外筒長さに内筒の長さを
加算したものとなって長くなり、片手内に収まりきらな
いという課題をも有していた。更にまた、タンポンとし
ては使用後の廃棄についても可能な限り小さくまとめて
捨てることのできるものが理想とされている。

本発明の目的は、上記課題を解決したタンポン、即ち、
外径は可能な限り吸収体に近い外径を呈するとともに、
全長は吸収体と同程度の長さにし、且つそのアプリケー
タの廃棄に際しても極力小さくまとめることを可能にし
たタンポンを提供するごとにある。

（課題を解決するための手段］ 本発明は、吸収体を収容筒に収容してなるタンポンにお
いて、上記収容筒は、上記吸収体を収容する吸収体収容
部と該吸収体収容部に連設された把持部とを備え且つ可
撓性を有し、該把持部を上記吸収体収容部基端から漸次
拡径する大径部として形成するとともに、該大径部には
リングを装着したことを特徴とするタンポンを提供する
ことによって上記目的を達成したものである。

［作用〕 本発明のタンポンによれば、従来の内筒に相当するもの
がなく、片手に納まり、挿入の際には親指と中指とで把
持部を把持し、そのまま挿入すると大径部で係止して挿
入端位置が自動的に決まり、次いで人差指で吸収体を押
し込み、指を取り出すと収容筒は人差指に密着した状態
で挿脱され、更に他方の手でリングを持ちながら人差指
を引き出すと収容筒は裏返しになって汚れた外面は内側
になり、汚れのない内面が外側になって汚れのない状態
となり、そのまま小さくまとめて廃棄することができる
。

（実施例〕 以下第１図（ａ）、ｂ）ないし第３図に示す実施例に基
づいて本発明を説明する。

尚、各図において同一符号は、同−又は相当部分を示す
ものとする。

本実施例のタンポン１は、同図（ａ）に示したように吸
収体２を収容筒６に収容して構成されている。

吸収体２は従来と同様の材質によって成形したものを用
いることができる。

而して収容筒６は、略円柱状に成形した吸収体２を収容
できる吸収体収容部６ａと、該吸収体収容部６ａ開ロ部
から漸次拡径した大径部６ｂとから構成されている。大
径部６ｂの外周縁６Ｃには把持部６ｄ、６ｄが対向させ
て形成され、該把持部６ｄ、６ｄはそれぞれ指が当接し
易いように中心に向かって湾曲させて形成されている。

一方、収容筒６先端は漸次縮径して形成され、閉塞した
縮径端６ｅから大径部６ｂに向かった軸線方向のミシン
目６ｆが複数設けられている。そのため吸収体２を大径
部６ｂ側から押し込むとその押し出し力によって複数の
ミシン目６ｆを開裂させて吸収体２が挿入し易いよう構
成されている。このように構成された収容筒６は、拡大
可能な可撓性シートによって成形されている。可撓性シ
ートによって収容筒６を形成したことから、タンポン１
の外径を吸収体２の外径に極めて近い状態に細くでき、
挿入抵抗を小さくすることができる。また本実施例で用
いられる可撓性シートは、経血を通さない繊維からなる
ものが好ましく、また円筒状吸収体２は人差指より太い
ものもあるため、吸収体２を納める該収容筒６は吸収体
２を押し入れる際半径方向に広がるような材質が通常用
いられる。

このような材質が要求されることから、用いる材質とし
ては、合成樹脂及びそれ以外のものがあり、例えばウェ
ーブ状紙類、樹脂ラミネート紙、不織痛（特に疏水性不
織布）、及び延伸可能なフィルム（特に水溶性フィルム
）等があり、包装上折り畳み易いものが好ましい。

即ちこのような収容筒６の径は吸収体２の径より１〜３
倍に広がる構造が要求され、広げるための方法としては
、 ■半径方向に延伸可能なシートを使用する方法■折り畳
んだ状態から拡大させる方法 ■絞った状態から拡大させる方法 等が可能である。

また、大径部６ｂの外周縁６ｃにはリング７が装着され
その一部に把持部６ｄ、６ｄを形成している。該リング
７は、挿入の際親指と中指とで把持する部分で、その把
持強度は１０ｇ〜５００ｇが好ましく、特に５０〜１５
０ｇが好ましい。

また該リング７は、体内への挿入に際して位置決めスト
ッパーとしての役割を果たし、更に体内方向への吸収体
２の押し出し荷重に耐えうるストップ耐力が１０ｇ〜５
００ｇが必要で、特に５０〜２００ｇが好ましい。

以上の点からしてリング７の外径は２０〜５０ｍｍが好
ましく、また材質としては水溶性のものを使用すること
で使用後水に流すことが可能となる。

従ってこのような材質をもった材料として例えば、こよ
り紙棒、水溶性中空樹脂棒等がある。

而して、本実施例のタンポン１を使用する際には、次の
順序で行う。まず、第２図の如く、収容筒の把持部６ｄ
、６ｄを親指と中指ではさみ、吸収体２を人差指で押さ
えながら体内へ挿入する。

この際、タンポン１では３本の指が接近していることか
ら、手首の回転による影響が少なく微動調整が可能であ
り、吸収体２を押す人差指の位置を微小に変えることに
より、方向性を微妙に変えることができ、格段に挿入し
易く、また大径部６ｂを握ることで、小なる径のものを
握る場合に比べ格段に握り易い。

また、体内適正位置への挿入が終わると親指と中指を離
して、人差指−本で吸収体２を押せばよ　　　゛く、押
しの力や方向の加減が大変容易である。

挿入が終了すると、収容筒６内に挿入された指を取り出
す際、指に収容筒６を密着させた状態で取り出すことに
なり、違和感が少なく、更に指に付いてきた収容筒６は
他方の手でリング７を持った状態で指を抜くと、指を取
りまく収容筒６は裏返しになるため汚れは目立たず衛生
的でそのまま廃棄することができる。また水溶性フィル
ムを用いることにより、水に流すこともでき、後処理が
簡便である。

第３図は本発明の他の実施例を示す図で、本実施例のタ
ンポン１は上記実施例のタンポン１に固定用粘着テープ
８を大径部６ｂに１対連設した点を異にするのみで、他
は上記実施例と同様に構成されている。本実施例のタン
ポン１を使用する場合には、固定粘着チー１８の粘着部
８ａを体の一部に粘着させた後、タンポン１を挿入すれ
ば、挿入がより容易に行うことができ、他は上記実施例
と同様の作用、効果を期待することができる。

尚、上記各実施例では大径部６ｂが吸収体収容部６ａか
ら漸次拡径するものについてのみ説明したが、本発明は
これらに限定されるものでなく、例えば吸収体収容部６
ａの開口部に大径部６ｂを鍔状に連設し、その外周縁６
ｃにリング７を装着して、把持部６ｄ、６ｄを形成した
タンポンであっても同様の作用、効果を期待することが
できる。

〔発明の効果］ 本発明のタンポンは、衛生的で且つ使用時の位置決めが
容易で、しかも後処理が簡便なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（′ｂ）は本発明の一実施例を示す斜視
図、第２図は本実施例のタンポンを挿入する際の把持状
態を示す斜視図、第３図は本発明の他の実施例を示す第
１図相当図、第４図は従来のアプリケータタイプのタン
ポンを示す第１図相当図、第５図は従来のアプリケータ
タイプのものの使用時の状態を示す第２図相当図、第６
図はアプリケータのない従来品を示す第１図相当図であ
る。 ｌ・・・タンポン　　２・・・吸収体 ６・・・収容筒　　　６ａ・・吸収体収容部６ｂ・・大
径部　　　６ｃ・・外周縁 ７・・・リング　　　６ｄ・・把持部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　吸収体を収容筒に収容してなるタンポンにおいて、上
   記収容筒は、上記吸収体を収容する吸収体収容部と該吸
   収体収容部の開口部に連設された把持部とを備え且つ可
   撓性を有し、上記把持部は、外周縁にリングを装着した
   大径部として形成されていることを特徴とするタンポン
   。