JPH01205669A - 画像信号符号化方式 - Google Patents

画像信号符号化方式

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JPH01205669A
JPH01205669A JP63030384A JP3038488A JPH01205669A JP H01205669 A JPH01205669 A JP H01205669A JP 63030384 A JP63030384 A JP 63030384A JP 3038488 A JP3038488 A JP 3038488A JP H01205669 A JPH01205669 A JP H01205669A
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signal
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Application number
JP63030384A
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Inventor
Katsuya Oshima
勝也 大島
Shichiro Tsuruta
鶴田 七郎
Minoru Ashibe
芦部 稔
Takao Omachi
大町 隆夫
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、伝送路誤りに強く、かつ、符号化効率の高い
、画像信号の予測符号化方式に関するものである。
(従来の技術) 従来の画像信号予測符号化方式の典型的な例を第11図
に示す。第11図において、(a)は符号器、(b)は
復号器である。
先ず、符号器について説明する。入力信号51は、減算
器41で既に符号化済みの画素から予測された信号56
との差分を取られ、予測誤差信号52となる。予測誤差
信号52は量子化器42で量子化され、量子化器42の
出力信号53は伝送路に出力される一方、局部復号器4
9に入力される。局部復号器49の内部では、信号53
は代表値設定回路43で代表値が求められ、代表値設定
回路43の出力信号54は加算器44で予測信号5と6
加算されて局部復号信号55となる。局部復号信号55
は、予測器45で以後の画素の値の予測信号56に変換
されて、減算器41にフィードバックされる。
次に復号器であるが、復号器の構成及び動作は、局部復
号器49と同じであるので、説明は省略する。
以上述べたように、予測符号化方式は、既に符号化され
た画素の局部復号信号を使って現在符号化中の画素の値
を予測し、実際の値との誤差すなわち予測誤差を量子化
して伝送する方式である。
予測方法の例として、前サンプルの画素の値と前ライン
の画素の値との平均値を予測値とする方法について、第
12図を用いて説明する。現在符号化中の画素38に対
し、画素39は前サンプルの画素、画素40は前ライン
の画素である。画素39及び40の局部復号された値が
予測器において記憶されているとすると、予測値は、画
素39の局部復号された値と画素40の局部復号された
値との平均値ということになる。予測方法は、この他に
も前サンプルの画素のみを用いるもの(前値予測方式)
や、前フレームの画素を用いるもの(フレーム間予測方
式)などがある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の予測符号化方式では、伝送路にお
いて伝送信号に誤りが生じると、それ以後復号器で復元
される画素に誤りが波及し、画質を劣化させるという欠
点があった。また、従来の予測符号化方式での誤り波及
の対策として、伝送路誤りに起因する誤り波及を減衰さ
せるリーキー積分型予測符号化や、誤り検出を行い誤り
を含むラインを直上のラインで置換する方法などが採ら
れているが、リーキー積分型予測符号化では効率が低下
し、誤り検出型では誤り検出手段等が必要となり、また
誤り検出のための冗長ビットが増えるなどの欠点がある
。さらに、全ての量子化信号に対して等長符号化を行っ
て伝送する場合、画像の性質によって、例えば輪郭部分
のように予測誤差が大きな値となるため長い符号長を必
要とする場合には、勾配過負荷による画質劣化を生じた
り、逆に平坦部分のように予測誤差が小さな値となるた
め短い符号長で済む場合には、余分なビットを伝送する
ことになるなど、効率上問題があった。
本発明は、伝送信号が伝送路で誤っても、それ以後復号
器で復元される画素への誤りの波及を小さなブロック内
にとどめ、画質を目立たないような画像を復元し、さら
に、画面毎に常に所望の伝送符号量を得ることができ、
かつ、画像の性質に適合した効率のよい画像信号符号化
方式を実現することを目的とする。
(問題を解決するための手段) 第1の発明の画像信号符号化は、画面を定められた大き
さの複数のブロックに分割し、前記の各ブロック内にお
いて同ブロック内の画素のみを用いて予測した値と原画
素の値との予測誤差を算出し、前記ブロック毎に予測誤
差を量子化する際の量子化特性と、その量子化された信
号の符号長を特定する複数の符号化モードを用意してお
き、前記複数の符号化モードに従って前記予測誤差を量
子化及び符号化し、この複数の信号を用いて、前記量子
化において、1画面全体として所望の伝送符号量を得る
ように、かつ、原画像信号に対する歪を最小とするよう
に前記符号化モードをブロック単位に選択し、前記選択
された符号化モードに従って量子化及び符号化された符
号化信号、及び前記選択された符号化モードを表すモー
ド信号を伝送するものである。
第2の発明の画像信号符号化方式は、画面を定められた
大きさの複数のブロックに分割し、前記の各ブロック内
において同ブロック内の画素及び過去のフレームまたは
フィールドに属する画素を使って予測した値と原画素の
値との予測誤差を算出し、前記ブロック毎に予測の方式
と、予測誤差を量子化する際の量子化特性と、その量子
化された信号の符号長を特定する複数の符号化モードを
用意しておき、前記複数の符号化モードに従って前記予
測誤差を量子化及び符号化し、この複数の信号を用いて
、前記量子化において、1画面全体として所望の伝送符
号量を得るように、かつ、原画像信号に対する歪を最小
とするように前記符号化モードをブロック単位に選択し
、前記選択された符号化モードに従って量子化及び符号
化された符号化信号、及び前記選択された符号化モード
を表すモード信号を伝送するものである。
(作用) 第1の発明の画像信号符号化方式の流れを第1図に示す
。符号化モードとして、モード1、モード2、・・・、
モードnのn種類のモードを用意し、各モードが持つ量
子化特性や等長符号化する際の符号長はそれぞれ異なっ
ているものとする。原画像信号61は、モード1の符号
化復号化処理(1)されてモード1局部後号信号62に
なり、モード2の符号化復号化処理(2)されてモード
2局部後号信号63になり、またモードnの符号化復号
化処理(3)されてモードn局部復号信号64になる。
各モードの符号化復号化処理について第3図を用いて説
明する。第3図において、画面91は、1フレームまた
は1フイールドの大きさを持つ画像である。画面91を
、ブロック92なる大きさのブロックに分割する。第3
図では、−例として、水平4サンプル、垂直4ラインの
大きさのブロックに分割した。各ブロックにおいて、ブ
ロック内の1画素、すなわち、第3図におけるハツチン
グを施した丸印の(以下、「黒丸」とよぶ)の画素はP
CM信号のままにしておき、その他の画素、すなわち、
第3図における白丸印の画素については同ブロック内の
黒丸印の画素または同ブロック内の既に符号化済みの白
丸印の画素の局部復号信号を使って予測した値と実際の
白丸印の画素の値との誤差を量子化符号化し、その符号
化信号から局部復号信号を求める。量子化符号化する際
の量子化特性及び符号長は、各符号化モードに予め定め
られた量子化特性及び符号長に従う。すなわち、例えば
、モード1の符号化復号化処理(1)においては、モー
ド1の量子化特性を用いて量子化し、モード1に定めら
れた長さの符号長で符号化する。第1図で、モード1局
部後号信号62は、原画像信号61との歪をブロック毎
に計算(4)されて、モード1歪信号65になる。歪信
号65は、例えば原画像信号61とモード1局部後号信
号62とのブロック毎の差分絶対値和である。モード2
局部後号信号63も同様に、原画像信号61との歪をブ
ロック毎に計算(5)されて、モード2歪信号66にな
り、モードn局部復号信号64もまた同様にしてモード
n歪信号67になる。
各モードの歪信号65.66.67を使って、1画面全
体として所望の伝送符号量が得られるように、かつ、原
画像信号61との歪が最小になるように各ブロックのモ
ードを決定(7)シてモード信号68を求める。その後
、原画像信号61はモード信号に従って符号化処理(8
)される。つまり、第3図において、黒丸印の画素はP
CM信号のまま伝送し、その他の画素、すなわち、第3
図における白丸印の画素については同ブロック内の黒丸
印の画素または同ブロック内の既に符号化済みの白丸印
の画素の局部復号信号を使って予測した値と実際の白丸
印の画素の値との誤差をモード信号68に従って量子化
符号化し、伝送画像信号69としてモード信号68と供
に伝送する。
また、受信側の流れを第2図に示す。伝送されてきた伝
送画像信号69は、モード信号68に従って復号化処理
(9)され、復号画像信号70が得られる。
第1の発明では、1画面当たりの伝送符号量を制限して
いるため、画像によっては画面のほとんどのブロックが
長い符号長のモードを必要とする場合でも短い符号長の
モードが割り当てられることがあり、その様なときは画
質劣化となる恐れがある。そこで、画面上の静止してい
ると見なされる部分についてはフレーム差分或はフィー
ルド差分を用いることにより短い符号長のモードを割り
当て、その分長い符号長のモードを静止以外の領域に割
り当てることで全体として画質を向上させることが可能
な第2の発明について、以下説明する。
第2の発明の画像信号符号化方式の流れを第7図に示す
。符号化モードとして、モード1、モード2、・・・、
モードnのn種類のモードを用意し、各モードが持つ量
子化特性や等長符号化する際の符号長はそれぞれ異なっ
ているものとする。原画像信号61は、モード1の符号
化復号化処理(18)されてモード1局部後号信号62
になり、モード2の符号化復号化処理(19)されてモ
ード2局部後号信号63になり、またモードnの符号化
復号化処理(20)されてモードn局部復号信号64に
なる。各モードの符号化復号化処理について第3図を用
いて説明する。第3図において、画面91は、1フレー
ムまた1フイールドの大きさを持つ画像である。画面9
1を、ブロック92なる大きさのブロックに分割する。
第3図では、−例として、水平4サンプル、垂直4ライ
ンの大きさのブロックに分割した。各ブロックおいて、
ブロック内の1画素、すなわち、第3図における黒丸印
の画素はPCM信号のままにしておき、その他の画素、
すなわち、第3図における白丸印の画素については同ブ
ロック内の黒丸印の画素または同ブロック内の既に符号
化済みの白丸印の画素の局部復号信号もしくは過去のフ
レームまたはフィールドの画素の局部復号信号のうち、
各符号化モードに予め定められた予測方式に従った信号
を使って予測した値と実際の白丸印の画素の値との誤差
を量子化符号化し、その符号化信号から局部復号信号を
求める。量子化符号化する際の量子化特性及び符号長は
、各符号化モードに予め定められた量子化特性及び符号
長に従う。すなわち、例えばモード1の符号化復号化処
理(18)においては、モード1の予測方式に従った予
測を行い、モード1の量子化特性を用いて量子化し、モ
ード1に定められた長さの符号長で符号化する。第7図
で、モード1局部後号信号62は、原画像信号61との
歪をブロック毎に計算(4)されて、モード1歪信号6
5になる。歪信号65は、例えば原画像信号61とモー
ド1局部後号信号62とのブロック毎の差分絶対値和で
ある。モード2局部後号信号63も同様に、原画像信号
61との歪をブロック毎に計算(5)されて、モード2
歪信号66になり、モードn局部復号信号64もまた同
様にしてモードn歪信号67になる。各モードの歪信号
65.66.67を使って、1画面全体として所望の伝
送符号量が得られるように、かつ、原画像信号61との
歪が最小になるように各ブロックのモードを決定(7)
シてモード信号68を求める。その後、原画像信号61
はモード信号68に従って符号化処理(8)される。つ
まり、第3図において、黒丸印の画素はPCM信号のま
ま伝送し、その他の画素、すなわち、第3図における白
丸印の画素については同ブロック内の黒丸印の画素また
は同ブロック内の既に符号化済みの白丸印の画素の局部
復号信号もしくは過去のフレームまたはフィールドの画
素の局部復号信号を使って予測した値と実際の白丸印の
画素の値との誤差をモード信号68に従って量子化符号
化し、伝送画像信号69としてモード信号68と供に伝
送する。また伝送画像信号69はモード信号68に従っ
て局部復号化(24)され、局部復号信号78は未来の
フレームまたはフィールドの予測に使用される。
また、受信側の流れを第8図に示す。伝送されてきた伝
送画像信号69は、モード信号68に従って復号化処理
(9)され、復号画像信号79が得られる。また、復号
画像信号79は未来のフレームまたはフィールドの予測
に使用される。
(実施例) 第1の発明の具体例について第4図を用いて説明する。
−例として、符号化モードとして、モード1、モード2
、モード3の3種類のモードを使用して、1フイールド
当たりの伝送符号量を172に圧縮する場合について説
明する。モード1は5ビツトで符号化するモードであり
、モード2及びモード3は3ビツトで符号化するモード
であるとする。また、モード2とモード3は量子化特性
が互いに異なっているものとする。原画像信号が8ビツ
トであるとすると、モード1は5/8圧縮モード、モー
ド2とモード3は3/8圧縮モードである。すなわち、
モード1、モード2、モード3の3種類のモードを使用
して1フイールド当たりの伝送符号量を1/2に圧縮す
るには、1フイ一ルド全体のブロック数の1/2の数の
ブロックをモード1に、残りの1/2の数のブロックを
モード2またはモード3に割り当てるようにすればよい
。第4図で、原画像信号61は、モード1の符号化復号
化処理(10)されてモード1局部後号信号71になり
、モード2の符号化復号化処理(11)されてモード2
局部後号信号72になり、モード3の符号化復号化処理
(12)されてモード3局部後号信号73になる。
各モードの符号化復号化処理について第5図を用いて説
明する。第5図は、第3図における画面91すなわち1
フレームまたは1フイールドの大きさを持つ画像を、ブ
ロック92なる大きさのブロックに分割し、そのブロッ
クの1つについて記載したものである。第5図では、−
例として、水平4サンプル、垂直4ラインの大きさのブ
ロックに分割した。ブロック92において、黒丸印の画
素96以外の画素については、最も上のラインのうち黒
丸印の画素を除く3サンプルを領域93とし、最も左の
列のうち黒丸印の画素を除く3サンプルを領域94とし
、その他の9サンプルを領域95とする。先ず、画素9
6はPCM信号のままにしておく。領域93の画素につ
いては、前値予測を行う。すなわち、領域93において
、二重丸印の画素は画素96の値を予測値として実際の
二重丸印の画素の値との誤差をモードに従って量子化符
号化して局部復号化し、白丸印の画素は前サンプルの画
素の局部復号信号の値を予測値として実際の白丸印の画
素の値との誤差をモードに従って量子化符号化して局部
復号化する。領域94の画素については、前ライン予測
を行う。すなわち、領域94において、二重丸印の画素
96の値を予測値として実際の二重丸印の画素の値との
誤差モードに従って量子化符号化して局部復号化し、白
丸印画素は前ラインの画素の局部復号信号の値を予測値
として実際の白丸印の画素の値との誤差をモードに従っ
て量子化符号化して局部復号化する。領域95の画素に
ついては、前サンプルの画素の値との前ラインの画素の
値との平均値による予測を行う。すなわち領域95にお
いて、全ての画素は前サンプルの画素の局部復号信号の
値と、前ラインの画素の局部復号信号の値との平均値を
予測値として実際の画素の値との誤差をモードに従って
量子化符号化して局部復号化する。第4図で、モード1
局部後号Δ言号71は、原画像信号61とのブロック毎
の差分絶対値和を計算(13)されて、モード1歪信号
74になる。モード2局部後号信号72も同様にしてモ
ード2歪信号75になり、モード3局部後号信号73も
同様にしてモード3歪信号76になる。ここで、モード
2とモード3は圧縮率が同じであるので、−モード2歪
信号75とモード3歪信号76から歪の小さい方のモー
ドを選択(16)t、、その選択したモードと、歪の値
を表すモード選択歪信号77を求める。すなわち、モー
ド2とモード3は符号長は同じであるが、例えば第6図
(a)の特性98と第6図(b)の特性99に示すよう
に、量子化特性が異なっているため、画像の性質に合致
している量子化特性を採用しているモードが選択される
。そして、モード1歪信号74とモード選択歪信号77
を使って、原画像信号61との歪が最小となるようにモ
ード決定(17)する。すなわち、一般に長い符号長で
符号化を行う方が歪が小さくな、ることがら、モード選
択歪信号77により歪の大きい順に、1フイールド当た
りのブロック数の172の数のブロックをモード1に割
り当て、残りの1/2の数のブロックをモード2とモー
ド3のうち歪が小さい方に割り当てることによりモード
信号68を求める。その後、原画像信号61はモード6
8に従って符号化処理(8)される。つまり、第5図の
ブロック92において、画素96はPCM信号のまま伝
送する。領域93の画素については、前値予測を行う。
すなわち、領域93において、二重丸印の画素は画素9
6の値を予測値として実際の二重丸印の画素の値との誤
差をモード信号68に従って量子化符号化し、白丸印の
画素は前サンプルの画素の局部復号信号の値を予測値と
して実際の白丸印の画素の値との誤差をモード信号68
に従って量子化符分化する。領域94の画素については
、前ライン予測を行う。すなわち、領域94において、
二重丸印の画素は画素96の値を予測値として実際の二
重丸印の画素の値との誤差をモード信号68に従って量
子化符号化し、白丸印の画素は前ラインの画素の局部復
号信号の値を予測値として実際の白丸印の画素の値との
誤差をモード信号68に従って量子化符号化する。領域
95の画素については、前サンプルの画素の値と前ライ
ンの画素の値との平均値による予測を行う。すなわち領
域95において、全ての画素は前サンプルの画素の局部
復号信号の値と、前ラインの画素の局部復号信号の値と
の平均値を予測値として実際の画素の値との誤差をモー
ド信号68に従って量子化符号化する。このようにして
モード信号68に従って符号化された伝送画像信号69
は、1フイールド当たりの伝送符号量は1/2に圧縮さ
れ、モード信号68と供に伝送される。
この様な符号化方法を用いることによって、各ブロック
内で閉じた予測を行うことができ、伝送路において誤り
が生じたとしても、その影響はブロック内にとどめるこ
とができ、また、画像の性質に応じて、長い符号長を必
要とするブロックにはモード1が割り当てられ、短い符
号長でよいブロックにはモード2とモード3のうち量子
化誤差の少ない方が割り当てられるため、効率のよい符
号化ができる。
なお、各ブロックの大きさは、この例に示したように水
平4サンプル、垂直4ラインにする必要はなく、更に大
きなブロック或は小さなブロックにしてもよい。また、
PCM信号の位置、各画素の予測方法についても、この
例に示したように、PCM信号をブロック左上隅、予測
方法は前値予測、前ライン予測、前値と前ラインの平均
値予測とする必要はなく、同ブロック内の画素のみを用
いて予測を行えばどの様な位置、方法を用いてもよい。
また、あるモードに対する符号長は、この例に示したよ
うにブロック内で一定にする必要はなく、ブロック内の
画素位置によって変えてもよい。また、モードの種類に
ついても、この例に示したように3種類にする必要はな
く、更に多くの種類のモードを使用してもよい。また、
モードの決定方法も、この例に示したような方法にする
必要はなく、1画面に当たりの伝送符号量を一定に制御
でき、かつ、原画像信号61との歪を最小にするように
方法であればどの様な方法を用いてよい。
以上述べてきたように、第1の発明によれば、ある定め
られたブロック内で閉じた予測を行うため、伝送路で誤
りが生じても、その誤りの影響すなわち誤り波及は、ブ
ロック内にとどめることができ、画質の劣化を抑えるこ
とができる。さらに、画像の性質に適合した量子化特性
及び等長符号化での符号長をブロック毎に与えることが
できるため、効率が良く、高品質な復号画像を得ること
ができ、また、1画面光たりの伝送符号量を所望の値に
することができるため、ハードウェアを簡易にすること
ができる。
第2の発明の具体例について第9図を用いて説明する。
−例として、符号化モードとして、モード1、モード2
、モード3、モード4の4種類のモードを使用して、1
フイールド当たりの伝送符号量を1/2に圧縮する場合
について説明する。モード1はフィールド内予測誤差信
号を5ビツトで符号化するモードであり、モード2及び
モード3はフィールド内予測誤差信号を3ビツトで符号
化するモードであるとする。また、モード4はフレーム
間予測誤差信号を3ビツトで符号化するモードであると
する。また、モード2とモード3は量子化特性が互いに
異なっているものとする。原画像信号が8ビツトである
とすると、モード1は5/8圧縮モード1.モード2と
モード3とモード4は3/8圧縮モードである。すなわ
ち、モード1、モード2、モード3、モード4の4種類
のモードを使用して、1フイールド当たりの伝送符号量
を1/2に圧縮するには、1フイ一ルド全体のブロック
数の1/2の数のブロックをモード1に、残りの1/2
の数のブロックをモード2またはモニド3またはモード
4に割り当てるようにすればよい。第9図で、原画像信
号61は、モード1の符号化復号化処理(10)されて
モード1局部後号信号71になり、モード2の符号化復
号化処理(11)されてモード2局部後号信号72にな
り、モード3の符号化復号化処理(12)されてモード
3局部後号信号73になり、モード4の符号化復号化処
理(21)されてモード4局部後号信号80になる。各
モードの符号化復号化処理について第5図及び第10図
を用いて説明する。第5図は、フィールド内予測(モー
ド1、モード2、モード3)についての説明図、第10
図は、フレーム間予測(モード4)についての説明図で
ある。第5図及び第10図は、第3図における画面91
すなわち1フレームまたは1フイールドの大きさを持つ
画像を、ブロック92なる大きさのブロックに分割し、
そのブロックの1つについて記載したものである。第5
図及び第10図では一例として、水平4サンプル、垂直
4ラインの大きさのブロックに分割した。先ず、第5図
について説明する。第5図のブロック92において、黒
丸印の画素96以外の画素については、最も上のライン
のうち黒丸印の画素を除く3サンプルを領域93とし、
最も左の列のうち黒丸印の画素除く3サンプルを領域9
4とし、その他の9サンプルを領域95とする。先ず、
画素96はPCM信号のままにしておく。領域93の画
素については、前値予測を行う。すなわち、領域93に
おいて、二重丸印の画素は画素96の値を予測値として
実際の二重丸印の画素の値との誤差をモードに従って量
子化符号化して局部復号化し、白丸印の画素は前サンプ
ルの画素の局部復号信号の値を予測値として実際の白丸
印の画素の値との誤差をモード従って量子化符号化して
局部復号化する。領域94の画素については、前ライン
予測を行う。すなわち、領域94において、二重丸印の
画素は画素96の値を予測値として実際の二重丸印の画
素の値との誤差をモードに従って量子化符号化して局部
復号化し、白丸印の画素は前ラインの画素の局部復号信
号の値を予測値として実際の白丸印の画素の値との誤差
をモードに従って量子化符号化して局部復号化する。領
域95の画素については、前サンプルの画素の値との前
ラインの画素の値との平均値による予測を行う。すなわ
ち領域95において、全ての画素は前サンプルの画素の
局部復号信号の値と、前ラインの画素の局部復号信号の
値との平均値を予測値として実際の画素の値との誤差を
モードに従って量子化符号化して局部復号化する。次に
、第1O図について説明する。第10図のブロック92
において、黒丸印の画素96以外の画素を領域97とす
る。先ず、画素96はPCM信号のままにしておく。領
域97の画素については、フレーム間予測を行う。すな
わち、領域97において、全ての画素は1フレ一ム時間
前のフレームの画素の局部復号信号の値を予測値として
実際の画素の値との誤差をモードに従って量子化符号化
して局部復号化する。第9図で、モード1局部後号信号
71は、原画像信号61とのブロック毎の差分絶対値和
を計算(13)されて、モード1歪信号74になる。モ
ード2局部後号信号72も同様にしてモード2歪信号7
5になり、モード3局部後号信号73も同様にしてモー
ド3歪信号76になり、モード4局゛部復号信号80も
同様にしてモード4歪信号81になる。ここで、モード
2とモード3とモード4は圧縮率が同じであるので、モ
ード2歪信号75とモード3歪信号76とモード4歪信
号81から歪の最も小さいモードを選択(23)L、そ
の選択したモードと、歪の値を表すモード選択歪信号7
7を求める。すなわち、モード2とモード3とモード4
は符号長は同じであるが、モード2とモード3について
は、例えば第6図の特性98と特性99に示すように、
量子化特性が異なっているため、画像の性質に合致して
いる量子化特性を採用しているモードが選択され、また
、モード2及びモード3とモード4に関しては、予測方
法がフィールド内予測とフレーム間予測の何れか画像の
性質に合致している方が選択される。
そして、モード1歪信号74とモード選択歪信号77を
使って、原画像信号61との歪が最小となるようにモー
ド決定(17)する。すなわち、一般に長い符号長で符
号化を行う方が歪が小さくなることから、モード選択歪
信号77により歪の大きい順に、1フイールド当たりの
ブロック数の1/2の数のブロックをモード1に割り当
て、残りの1/2の数のブロックをモード2とモード3
とモード4のうち歪が最も小さいモードを割り当てるこ
とによりモード信号68を求める。但し、伝送路におい
て生じたり誤りが時間方向に波及するのを防ぐため、と
きどきモード4は使用せず、モード1、モード2、モー
ド3のみを使用してモードを決定するように制御する。
その後、原画像信号61はモード信号68に従って符号
化処理(8)される。つまり、モード信号68がモード
11モード2、モード3の何れかを表しているときは、
第5図のブロック92において、画素96はPCM信号
のまま伝送する。領域93の画素については、前値予測
を行う。すなわち、領域93において、二重丸印の画素
の値との誤差をモード信号68に従って量子化符号化し
、白丸印の画素は前サンプルの画素の局部復号信号の値
を予測値として実際の白丸印の画素の値との誤差をモー
ド信号68に従って量子化符号化する。領域94の画素
については、前ライン予測を行う。すなわち、領域94
において、二重丸印の画素は画素96の値を予測値とし
て実際の二重丸印の画素の値との誤差をモード信号68
に従って量子化符号化し、白丸印の画素は前ラインの画
素の局部復号信号の値を予測値として白丸印の画素の値
との誤差をモード信号68に従って量子化符号化する。
領域95の画素については、前サンプルの画素の値との
前ラインの画素の値との平均値による予測を行う。すな
わち領域95において、全ての画素は前サンプルの画素
の局部復号信号の値と、前ラインの画素の局部復号信号
の値との平均値を予測値として実際の画素の値との誤差
をモード信号68に従って量子化符号化する。また、モ
ード信号68がモード4を表しているときは、第10図
のブロック92において、画素96はPCM信号のまま
伝送する。領域97の画素については、フレーム間予測
を行う。すなわち、領域97において、全ての画素は1
フレ一ム時間前のフレームの画素の局部復号信号の値を
予測値として実際の画素の値との誤差をモード信号68
に従って量子化符号化する。このようにしてモード信号
68に従って符号化された伝送画像信号69は、1フイ
ールド当たりの伝送符号量は1/2に圧縮され、モード
信号68と供に伝送される。
また、伝送画像信号69はモード信号68に従って局部
復号化(24)され、局部復号信号78は未来のフレー
ムまたはフィールドの予測に使用される。
この様な符号化方法を用いることによって、各ブロック
内で閉じた予測を行うことができ、伝送路において誤り
が生じたとしても、その影響はブロック内にとどめるこ
とができ、また、画像の性質に応じて、長い符号長を必
要とするブロックにはモード1が割り当てられ、短い符
号長でよいプロ、ツクにはモード2とモード3の量子化
特性と合致する方が割り当てられるため、効率のよい符
号化ができ、更に、長い符号長のモード(モード1)を
必要とするブロックが多い画像でも、静止領域と見なさ
れるブロックにはモード4が割り当てられ、その公地の
領域にモード1かまわされるため、より各ブロックに適
した量子化特性及び符号長を与えることが可能となる。
なお、各ブロックの大きさは、この例に示したように水
平4サンプル、垂直4ラインにする必要はなく、更に大
きなブロック或は小さなブロックにしてもよい。また、
PCM信号の位置、各画素の予測方法についても、この
例に示したように、PCM信号をブロック左上隅、予測
方法はフレーム間予測と、フィールド内予測として前値
予測、前ライン予測、前値と前ラインの平均値予測とす
る必要はなく、同ブロック内の画素及び過去のフレーム
またはフィールドの画素を用いて予測を行えばどの様な
位置、方法を用いてもよい。また、あるモードに対する
符号長は、この例に示したようにブロック内で一定にす
る必要はなく、ブロック内の画素位置によって変えても
よい。また、モードの種類についても、この例に示した
ように4種類にする必要はなく、更に多くの種類のモー
ドを使用してもよい。また、モードの決定方法も、この
例に示したような方法にする必要はなく、1画面当たり
の伝送符号量を一定に制御でき、かつ、原画像信号61
との歪を最小にするような方法であればどの様な方法を
用いてよい。
(発明の効果) 以上述べてきたように、本発明によれば、ある定められ
たブロック内で閉じた予測を行うため、伝送路で誤りを
生じても、その誤りの影響すなわち誤り波及は、ブロッ
ク内でとどめることができ、画質の劣化を抑えることが
できる。また、画像の性質に適合した量子化特性及び等
長符号化での符号長をブロック毎に与えることができる
ため、効率が良く、高品質な復号画像を得ることができ
、特に静止領域が多い画像では、静止領域にフレーム間
或はフィールド間予測を用いることにより、いっそう画
質改善効果がある。さらに、1画面当たりの伝送符号量
を所望の値にすることができるため、ハードウェアを簡
易にすることができ、実用上極めて有用な画像信号符号
化方式を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第1の発明の画像信号符号化方式の流れを示
す図、第2図は、第1の発明の画像信号符号化方式の受
信側の流れを示す図、第3図は、予測方法の説明図、第
4図は、第1の発明の画像信号符号化方式の実施例の流
れを示す図、第5図は、フィールド内予測方法の説明図
、第6図は、量子化特性が異なるモードの説明図、第7
図は、第2の発明の画像信号符号化方式の流れを示す図
、第8図は、第2の発明の画像信号符号化方式の受信側
の流れを示す図、第9図は、第2の発明の画像信号符号
化方式の実施例の流れを示す図、第10図は、フレーム
間予測方法の説明図、第11図は従来の予測符号化方式
のブロック図、第12図は、従来の予測符号化における
予測方法の説明図、である。 図中で、 1.2.3.10.11.12.18.19.20.2
1は、各モードの符号化復号化処理、 4.5.6.13.14.15.22は、ブロック毎に
歪計算処理、7.17は、モード決定処理、8は、モー
ド信号に従って符号化する処理、9は、モード信号に従
って復号化する処理、16.23は、歪量小値選択処理
、24は、局部復号処理、38.39.40は、画素、
41は、減算器、42は、量子化器、43.46は、代
表値設定回路、44.47は、加算器、45.48は、
予測器、91は、1フレームまたは1フイールドの大き
さの画面、92は、ブロック、93は、前値予測を行う
領域、94は、前ライン予測を行う領域、95は、前値
と前ラインとの平均値予測を行う領域、96は、PCM
信号で伝送する画素、97は、フレーム間予測を行う領
域である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画面を定められた大きさの複数のブロックに分割
    し、前記の各ブロック内において同ブロック内の画素の
    みを用いて予測した値と原画素の値との予測誤差を算出
    し、前記ブロック毎に予測誤差を量子化する際の量子化
    特性と、その量子化された信号の符号長を特定する複数
    の符号化モードを用意しておき、前記複数の符号化モー
    ドに従って前記予測誤差を量子化及び符号化し、この複
    数の信号を用いて、前記量子化において、1画面全体と
    して所望の伝送符号量を得るように、かつ、原画像信号
    に対する歪を最小とするように前記符号化モードをブロ
    ック単位に選択し、前記選択された符号化モードに従っ
    て量子化及び符号化された符号化信号、及び前記選択さ
    れた符号化モードを表すモード信号を伝送することを特
    徴とする画像信号符号化方式。
  2. (2)画面を定められた大きさの複数のブロックに分割
    し、前記の各ブロック内において同ブロック内の画素及
    び過去のフレームまたはフィールドに属する画素を使っ
    て予測した値と原画素の値との予測誤差を算出し、前記
    ブロック毎に予測の方式と、予測誤差を量子化する際の
    量子化特性と、その量子化された信号の符号長を特定す
    る複数の符号化モードを用意しておき、前記複数の符号
    化モードに従って前記予測誤差を量子化及び符号化し、
    この複数の信号を用いて、前記量子化において、1画面
    全体として所望の伝送符号量を得るように、かつ、原画
    像信号に対する歪を最小とするように前記符号化モード
    をブロック単位に選択し、前記選択された符号化モード
    に従って量子化及び符号化された符号化信号、及び前記
    選択された符号化モードを表すモード信号を伝送するこ
    とを特徴とする画像信号符号化方式。
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