JPH0120429Y2 - - Google Patents
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- JPH0120429Y2 JPH0120429Y2 JP1983018679U JP1867983U JPH0120429Y2 JP H0120429 Y2 JPH0120429 Y2 JP H0120429Y2 JP 1983018679 U JP1983018679 U JP 1983018679U JP 1867983 U JP1867983 U JP 1867983U JP H0120429 Y2 JPH0120429 Y2 JP H0120429Y2
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は最近、建築物に多用される乾式外装の
改良に関するものである。
改良に関するものである。
最近、建築物特に一般の低層住宅用の建築工法
に於いて、従来のラス網、左官セメント仕上げの
いわゆる湿式方法に代つて、既製のボード類を乾
式に施工する方法が、次第に多用される様になつ
てきている。之の理由としては 1 左官職人の不足 2 工期の短縮特に冬期寒冷地での工法を可能に
する、養生不要ボードの大量生産による価格低
減 等が考えられるが、逆に之等外装材には、防火
性、断熱性、遮音性、軽量性(ハンドリング性)、
鋸引、釘打性、防火シーリング性、耐凍害性等が
要求される。従来斯ゝる板体の製造法としては、
湿式、乾式抄造等の方法が採られ、一例として第
1図に示す如く、厚さ10m/m内外の両端相欠部
を有するものが大半をしめる。之は抄造法による
厚さの製造限界が10m/m前後を最大限とし、且
つ板体製造後切削により両端接合部を形成する
為、簡単な相決り加工にならざるを得ず、相決り
加工では防水性が不完全で、又通常左官加工のシ
リコン塗りの厚さ25m/mに比し、やゝ信頼感が
低い。
に於いて、従来のラス網、左官セメント仕上げの
いわゆる湿式方法に代つて、既製のボード類を乾
式に施工する方法が、次第に多用される様になつ
てきている。之の理由としては 1 左官職人の不足 2 工期の短縮特に冬期寒冷地での工法を可能に
する、養生不要ボードの大量生産による価格低
減 等が考えられるが、逆に之等外装材には、防火
性、断熱性、遮音性、軽量性(ハンドリング性)、
鋸引、釘打性、防火シーリング性、耐凍害性等が
要求される。従来斯ゝる板体の製造法としては、
湿式、乾式抄造等の方法が採られ、一例として第
1図に示す如く、厚さ10m/m内外の両端相欠部
を有するものが大半をしめる。之は抄造法による
厚さの製造限界が10m/m前後を最大限とし、且
つ板体製造後切削により両端接合部を形成する
為、簡単な相決り加工にならざるを得ず、相決り
加工では防水性が不完全で、又通常左官加工のシ
リコン塗りの厚さ25m/mに比し、やゝ信頼感が
低い。
一方抄造法によらず、セメント、石こう、炭酸
マグネシウム、けい酸カルシウム等の水硬性材料
を押出成形して製造する第2図の如き形状の外材
もみられるが、中空孔1は熱、音等のエネルギー
を遮断するが、中間境壁部2がヒートブリツジと
なつて、外部からの熱エネルギーは構造下地材に
直接伝わることとなる。
マグネシウム、けい酸カルシウム等の水硬性材料
を押出成形して製造する第2図の如き形状の外材
もみられるが、中空孔1は熱、音等のエネルギー
を遮断するが、中間境壁部2がヒートブリツジと
なつて、外部からの熱エネルギーは構造下地材に
直接伝わることとなる。
ところで本願考案の要旨とするところは、この
ような押出成型による外装材においてその雄実部
から下地材に釘打ちして、外装材を下地材に固定
する構造に関する。
ような押出成型による外装材においてその雄実部
から下地材に釘打ちして、外装材を下地材に固定
する構造に関する。
この釘打ちの先行技術の1例として特公昭57−
28778号が挙げられる。
28778号が挙げられる。
この先行技術は、外装材の雄実の内部に中空部
を設け、この中空部の上面から釘を打ち込み、さ
らに中空部底面を突き破つて下地材に釘を打ち込
むものである。
を設け、この中空部の上面から釘を打ち込み、さ
らに中空部底面を突き破つて下地材に釘を打ち込
むものである。
しかしこのような構造では釘が、中空部底面を
突き破つて、下地材に達するため、釘の打ち込み
に大きな力を要するとともに、釘の打ち込み後
も、中空部底面と下地材の密着が必ずしも充分で
ないという問題点を残している。
突き破つて、下地材に達するため、釘の打ち込み
に大きな力を要するとともに、釘の打ち込み後
も、中空部底面と下地材の密着が必ずしも充分で
ないという問題点を残している。
本考案はこのような先行技術の問題点を解消す
るため雄実9下面に釘突き抜け裏面空間部6a
と、これより雄実側上部に切欠き凹状10とを設
けたものである。
るため雄実9下面に釘突き抜け裏面空間部6a
と、これより雄実側上部に切欠き凹状10とを設
けたものである。
本考案はこのような構成を採用することにより
釘nは雄実9から切欠き凹条10、釘突き抜け裏
面空間部6とを突き抜けて直接下地材に打ち込ま
れるようにしたものである。このようにして先行
技術に比べて釘nの打ち込みを容易にしたもので
ある。
釘nは雄実9から切欠き凹条10、釘突き抜け裏
面空間部6とを突き抜けて直接下地材に打ち込ま
れるようにしたものである。このようにして先行
技術に比べて釘nの打ち込みを容易にしたもので
ある。
以下図面に記載された本考案の実施例について
説明する。
説明する。
本考案の外装材の斜視図を第3図に示す。第3
図においては3は間柱、4は胴縁を示す。
図においては3は間柱、4は胴縁を示す。
本考案による外装材は釘打などにより胴縁4と
の間に中空孔1以外に裏面空間部6が形成され
る。そしてこの裏面空間部6は板状体5の厚さ方
向からみて、中空孔1の中間境壁部2に相当する
位置に存在する。この結果板状体5の厚さ方向に
二重断熱層を形成し、中間境壁部2の受けた太陽
熱などの熱は一部は、裏面空間部6に放出され、
一部は凸起条7に伝わることになり、伝熱の経路
が長くなる。且つ、中空孔1のみでは上面からの
落下などの衝撃が脆弱であつたのに対し、凸記条
7がこの衝撃強度を補う役目を果たしている。同
時に凸起条7は板状体をセメントモルタルで他の
下地材に固定する際、くさびの役目を果たしてい
る。
の間に中空孔1以外に裏面空間部6が形成され
る。そしてこの裏面空間部6は板状体5の厚さ方
向からみて、中空孔1の中間境壁部2に相当する
位置に存在する。この結果板状体5の厚さ方向に
二重断熱層を形成し、中間境壁部2の受けた太陽
熱などの熱は一部は、裏面空間部6に放出され、
一部は凸起条7に伝わることになり、伝熱の経路
が長くなる。且つ、中空孔1のみでは上面からの
落下などの衝撃が脆弱であつたのに対し、凸記条
7がこの衝撃強度を補う役目を果たしている。同
時に凸起条7は板状体をセメントモルタルで他の
下地材に固定する際、くさびの役目を果たしてい
る。
第4図は中空孔1の種々の形態を示す。
aは台形、逆台形の中空孔を交互に配列した場
合bは平行四辺形を互いに平行に配列した場合、
cは三角形、逆三角形を交互に配列した場合を示
す。a,b,cの配列は中空孔1の間隔が一定
し、板状体5に特に強度の弱い部分が発生しな
い。または円形の中空孔1を凸起条7の上方に
配置した場合を示す。この場合は板状体5の厚さ
方向の断面係数が一定する利点がある。
合bは平行四辺形を互いに平行に配列した場合、
cは三角形、逆三角形を交互に配列した場合を示
す。a,b,cの配列は中空孔1の間隔が一定
し、板状体5に特に強度の弱い部分が発生しな
い。または円形の中空孔1を凸起条7の上方に
配置した場合を示す。この場合は板状体5の厚さ
方向の断面係数が一定する利点がある。
第5図、第6図は本考案外装材の本実接合部を
示す。第5図、第6図に示すように本実加工の雄
実9の下面に切欠き凹条10を設けるとともに、
上面には釘打ち凹部11を凹設し、さらに切欠き
凹条10、釘打ち凹部11の釘nの打ち込み方向
に釘nの通過を許す釘突き抜け裏面空間部6aを
位置せしめた。
示す。第5図、第6図に示すように本実加工の雄
実9の下面に切欠き凹条10を設けるとともに、
上面には釘打ち凹部11を凹設し、さらに切欠き
凹条10、釘打ち凹部11の釘nの打ち込み方向
に釘nの通過を許す釘突き抜け裏面空間部6aを
位置せしめた。
すなわち、釘突き抜け裏面空間部6aは雄実9
に平行し、その脚部9aと、雄実9に最も近い端
の突起条7aに挟まれ、裏面空間部6aの雄実側
上部に同じく雄実9に平行した切欠き凹条10が
設けられている。
に平行し、その脚部9aと、雄実9に最も近い端
の突起条7aに挟まれ、裏面空間部6aの雄実側
上部に同じく雄実9に平行した切欠き凹条10が
設けられている。
そしてこれら切欠き凹条10と裏面空間部6a
とは少なくとも釘nの打ち込み方向に空間部を形
成している。
とは少なくとも釘nの打ち込み方向に空間部を形
成している。
また切欠き凹条10の上部に釘打ち凹部11が
凹設されている。第5図において8は中空孔1の
切欠き条で軽量化のために設けられる。このよう
にして雄実9の上面から直接下地材に打ち込める
ようにするとともに、釘打ち込み後の下地材と外
装材との密着を確実としたものである。
凹設されている。第5図において8は中空孔1の
切欠き条で軽量化のために設けられる。このよう
にして雄実9の上面から直接下地材に打ち込める
ようにするとともに、釘打ち込み後の下地材と外
装材との密着を確実としたものである。
(本考案の作用効果)
(a) 本実加工の雄実9に切欠き凹条10、釘打ち
凹部11、釘突き抜け裏面空間部6aを釘打ち
方向に設けたので、釘nが抵抗なく、打ち込む
ことができる。したがつて本実加工部の雄実9
が破損することなく、外装材5の無駄な浪費を
免れることができる。実際に切欠き凹条10を
設けることにより、5〜6m/mのスレート板
を釘打ちするのと同じ感覚になる。
凹部11、釘突き抜け裏面空間部6aを釘打ち
方向に設けたので、釘nが抵抗なく、打ち込む
ことができる。したがつて本実加工部の雄実9
が破損することなく、外装材5の無駄な浪費を
免れることができる。実際に切欠き凹条10を
設けることにより、5〜6m/mのスレート板
を釘打ちするのと同じ感覚になる。
(b) 釘打ち後、裏面空間部6aを挟む雄実の脚部
9aと端の突起条7aとが釘nの押圧力を集注
物に受けるため、外装材の雄実部と下地材とは
よく密着する。もし前記先行技術のように雄実
部底面が平面をなして下地材と密着すると釘の
押圧力が集注せず分散され、一寸した高低差に
よつても、密着度が低下する。
9aと端の突起条7aとが釘nの押圧力を集注
物に受けるため、外装材の雄実部と下地材とは
よく密着する。もし前記先行技術のように雄実
部底面が平面をなして下地材と密着すると釘の
押圧力が集注せず分散され、一寸した高低差に
よつても、密着度が低下する。
第1図:従来の抄造法による外装材の断面図、
第2図:従来の押出成形による外装材の断面図、
第3図:本考案外装材の斜視図、第4図:a,
b,c,d:中空孔1の種々の形態を示す。第5
図:本考案外装材の接合部の断面図、第6図:第
5図の要部拡大図。 1……中空孔、2……中間境壁部、3……間
柱、4……胴縁、5……外装材、6……裏面空間
部、6a……釘突抜け空間部、7……凸起条、7
a……端の突起条、8……切欠き条、9……雄
実、9a……脚部、10……雄実下部の切欠き凹
条、11……雄実の釘打ち凹部、n……釘。
第2図:従来の押出成形による外装材の断面図、
第3図:本考案外装材の斜視図、第4図:a,
b,c,d:中空孔1の種々の形態を示す。第5
図:本考案外装材の接合部の断面図、第6図:第
5図の要部拡大図。 1……中空孔、2……中間境壁部、3……間
柱、4……胴縁、5……外装材、6……裏面空間
部、6a……釘突抜け空間部、7……凸起条、7
a……端の突起条、8……切欠き条、9……雄
実、9a……脚部、10……雄実下部の切欠き凹
条、11……雄実の釘打ち凹部、n……釘。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 水硬性材料を押出成型し、両端部を本実加工さ
れた板状体5で、板状体5長手方向に平行の多数
の中空孔1を穿設し、さらに板状体5裏面に凸起
条7を多数平行に設けて、これら凸起条7間に裏
面空間部6を形成した防火断熱外装材において、
雄実9の下面に、雄実脚部9aと、前記凸起条7
のうち、一番雄実9に近い凸起条7aとに挟ま
れ、雄実9に平行した釘突き抜け裏面空間部6a
を設けるとともに、この釘突き抜け裏面空間部6
aの雄実側上部に、同じく雄実9に平行した切欠
き凹条10を設け、この切欠き凹条10上面に釘
打ち凹部11を設け、切欠き凹条10および釘突
き抜け裏面空間部6aは、少なくとも釘nの打ち
込み方向に沿つて空間部を形成している、 ことを特徴とする防火断熱外装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1867983U JPS59124250U (ja) | 1983-02-11 | 1983-02-11 | 防火断熱外装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1867983U JPS59124250U (ja) | 1983-02-11 | 1983-02-11 | 防火断熱外装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59124250U JPS59124250U (ja) | 1984-08-21 |
JPH0120429Y2 true JPH0120429Y2 (ja) | 1989-06-19 |
Family
ID=30149861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1867983U Granted JPS59124250U (ja) | 1983-02-11 | 1983-02-11 | 防火断熱外装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59124250U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5728778A (en) * | 1980-07-30 | 1982-02-16 | Tanaka Precious Metal Ind | Good-delivery box for carrying deadly poison |
-
1983
- 1983-02-11 JP JP1867983U patent/JPS59124250U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5728778A (en) * | 1980-07-30 | 1982-02-16 | Tanaka Precious Metal Ind | Good-delivery box for carrying deadly poison |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59124250U (ja) | 1984-08-21 |
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