JPH0120320Y2 - - Google Patents

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JPH0120320Y2
JPH0120320Y2 JP1983204656U JP20465683U JPH0120320Y2 JP H0120320 Y2 JPH0120320 Y2 JP H0120320Y2 JP 1983204656 U JP1983204656 U JP 1983204656U JP 20465683 U JP20465683 U JP 20465683U JP H0120320 Y2 JPH0120320 Y2 JP H0120320Y2
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JP
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arm
flange
hollow
joint
closing member
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  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は石油等の流体を荷役するための流体荷
役装置に関する。
石油等の流体を陸上のタンクからタンカーやそ
の他の船舶等に荷役したり、あるいは逆にタンカ
ー等から陸上のタンク内に受入れたりする場合、
第1図および第2図に示すような流体荷役装置が
使用されている。この流体荷役装置は、突堤や波
止場等の基礎構造物あるいはタンカー等に垂直に
立設されたライザパイプ1と、このライザパイプ
1の上端に中空水平回動継手2と中空垂直回動継
手3を介して水平および上下に回動自在に取付け
られたインボードアーム4と、このインボードア
ーム4の先端に中空垂直回動継手5を介してイン
ボードアーム4に対して上下に回動自在に取付け
られたアウトボードアーム6と、このアウトボー
ドアーム6の先端に取付けられた水平、垂直に回
動自在の中空回動継手7とを主体に構成されてい
る。また、上記インボードアーム4の基端に一端
を結合しインボードアーム4と反対方向に延長し
たビーム8にはバランスウエイト9が取付けられ
るとともに、上記アウトボードアーム6に対して
も、一対のシープA,Bとこれらに巻回されたワ
イヤロープCとを介してアウトボードアーム6に
連動するビームDに取付けたバランスウエイト9
aが付設されており、インボードアーム4とアウ
トボードアーム6はどの位置姿勢でも停止できる
ようになつている。そして、この流体荷役装置が
例えば突堤に設置されている場合、上記中空回動
継手7の先端のフランジ7aをタンカー上のパイ
プのフランジに、また、ライザパイプ1を突堤上
の流体輸送パイプにそれぞれ接続して流体の荷役
を行うようになつており、アウトボードアーム6
とインボードアーム4が適宜回動するので、タン
カーが多少揺動しても流体の荷役ができるように
なつている。
ところで、上記流体荷役装置を使用する場合、
上述のように、中空回動継手7の先端のフランジ
7aをタンカー上のパイプのフランジに接続する
必要があるが、その際、中空回動継手7の先端の
フランジ7aには閉塞部材10が取付けられてい
るから、まず、これを取外さなければならない。
しかしながら、この閉塞部材10を外すと、これ
が付いている状態でバランスするようになつてい
た装置は、その重量分だけ先端側が軽くなつて、
装置全体の重量バランスが崩れ、アウトボードア
ーム6とインボードアーム4が自重によりともに
設置面に垂直な状態に戻ろうとする。このため、
荷役容量の少ない小口径の流体荷役装置の場合に
は人力で、また、荷役容量の大きい大口径の場合
は油圧装置等の機械力でそれぞれバランスを保た
ねばならず、作業性が悪くなつたり、余分な付帯
装置が必要になつたりした。またさらに、閉塞部
材10を外すと、先端の中空回動継手7もバラン
スを崩し、タンカー等のパイプとのフランジ接続
の作業性自体も悪化するという問題があつた。
本考案は、ライザパイプにインボードアームが
回動自在に取付けられ、かつこのインボードアー
ムにアウトボードアームが回動自在に取付けられ
るとともに、上記アウトボードアームには、先端
のフランジに閉塞部材が着脱自在に備えられた中
空回動継手が回動自在に取付けられて成る流体荷
役装置において、上記中空回動継手に、ほぼL字
状の回動アームを、中空回動継手の上記フランジ
側の中心軸線を含む一つの平面から外れた中空回
動継手の側部に基端部を支持し、かつ先端部を上
記平面とほぼ直交する面内において上記基端部を
中心に旋回係止可能に設け、上記回動アームの先
端部に上記閉塞部材を支持し、該閉塞部材を中空
回動継手の先端のフランジの端面とこれより反対
側に離脱した位置とに移動できるように構成する
ことにより、上記従来の問題点を解消したもの
で、閉塞部材を中空回動継手の先端から取外して
も装置全体の重量バランスが崩れることがなく、
荷役作業性のよい流体荷役装置を提供することを
目的とする。以下本考案を図面に基づいて詳細に
説明する。
第3図ないし第8図は本考案の一実施例を示す
もので、従来同様アウトボードアーム6の先端に
中空回動継手7が回動自在に取付けられている。
この中空回動継手7は、アウトボードアーム6の
先端に垂直面での回動が自在なるように連結され
た第1エルボ7bと、この第1エルボ7bの下端
に回動継手7cにより水平面内での回動が自在な
るように連結されている第2エルボ7dとから成
つており、その先端のフランジ7aには、取手1
0aを備えた閉塞部材10が複数のボルトを介し
て着脱自在に取付けられている。また、上記中空
回動継手7の第2エルボ7dの側面の所定位置、
つまりフランジ7aの中心軸線を含む垂直な平面
から横に外れた位置には、上部につば部11aを
有する円筒部材11が、その軸心線が中空回動継
手7における回動継手7cの軸心線に平行になる
ように上下方向に向けてブラケツト12を介して
固定され、この円筒部材11にほぼL字状の回動
アーム13が回動自在に取付けられている。この
回動アーム13は、上記円筒部材11の内径より
若干小なる外径を有するパイプにより形成された
もので、中間部が90゜に曲げられ、かつ、先端部
13a側の周壁に、径方向に上下に貫通し長手方
向に延びる長穴hが穿設されるとともに、基端部
13b側の該基端部13bから所定長さを隔てた
上方位置には、上記円筒部材11の外径より大な
る径のつば部13cが設けられている。そして、
回動アーム13の基端部13bは、つば部13c
が円筒部材11の上縁に当接するまで円筒部材1
1に上方から挿入されており、これにより回動ア
ーム13の共端部13aはは円筒部材11の軸心
を中心として第4図において矢印Rで示す方向に
水平に旋回(回動)係止可能(係止については次
に述べる)な構造となつている。また、上記回動
アーム13のつば部13cと上記円筒部材11の
つば部11aには、回動アーム13が回動されて
所定位置に停止させられた状態において、同一軸
心線にくる貫通孔m,nがそれぞれ設けられ、こ
の貫通孔m,nに、係止部14aを備えかつ円筒
部材11のつば部11aに鎖15によつて拘束さ
れたピン14が、その係止部14aを回動アーム
13のつば部13cに係止せしめた状態で挿通さ
れており、これにより回動アーム13の自由回動
が阻止されるようになつている。
さらに、上記回動アーム13の長穴hには、下
端にU字状の連結部材16を備えたボルト17が
挿通されてナツト18により固定されており、こ
のボルト17は長穴hに沿つて移動自在となつて
いる。また、上記連結部材16には貫通孔qが穿
設されるとともに、上記閉塞部材10の上縁部に
は貫通孔rを備えた支持部材19が設けられてお
り、この支持部材19の貫通孔rと連結部材16
の貫通孔qが同一軸心線上にくるようにして、こ
れら貫通孔q,rにボルト20を挿通し、該ボル
ト20をナツト21により連結部材16に固定す
ることにより、閉塞部材10が回動アーム13の
先端に保持されている。そして、上記回動アーム
13、連結部材16等が中空回動継手7の先端か
ら離脱された上記閉塞部材10を保持する保持機
構22を構成している。
次に上記のように構成された本考案の作用につ
いて説明する。
第6図は装置の休止状態を示すもので、中空回
動継手7は、その先端のフランジ7aに閉塞部材
10が取付けられているため、該先端側が重く下
方に回動せしめられた状態にある。この状態から
流体荷役装置を使用する場合、まず、閉塞部材1
0を中空回動継手7のフランジ7aから取外すと
ともに、ピン14を外す。そして、回動アーム1
3を第8図における矢印S方向に回動させて閉塞
部材10を中空回動継手7の先端位置とは反対側
に移動させた後、ピン14によりこれを固定す
る。すると、中空回動継手7は、その先端側が軽
くなり、その反対側に重量が移動するので、第6
図における矢印Tのように回動して、その先端の
フランジ7aの端面は第7図に示すように垂直な
状態となる。また、このとき、中空回動継手7の
先端から取外された閉塞部材10は回動アーム1
3に保持されたままであるから、中空回動継手7
部分の重量は変らず、装置全体の重量バランスは
崩れない。したがつて、この状態で、フランジ7
aをタンカー上のパイプのフランジに容易に接続
することができる。
なお、回動アーム13の基端部13bは、中空
回動継手7のフランジ7a側の中心軸線(第4図
では描かれていないが、左右に延びる水平な仮想
線)を含む第4図において紙面に垂直な平面から
外れた中空回動継手7の側部(第4図では下側
部)に支持され、回動アーム13の先端部13a
はその基端部13bを中心に旋回する構成とされ
ているため、閉塞部材10をフランジ7aから取
外す場合、回動アーム13の旋回初期において閉
塞部材10が第4図で左方に動いてフランジ7a
から離れ、また回動アーム13を逆方向に旋回さ
せて閉塞部材10をフランジ7aに取付ける際に
は、回動アーム13の旋回終期において閉塞部材
10は第4図において右に移動してフランジ7a
に当接する。このため閉塞部材10を無理なく円
滑に着脱することができる。
タンカーとの接続終了時は、従来同様、陸上の
流体輸送パイプにライザパイプ1を接続し、陸上
のポンプ等を作動してタンク内の流体をタンカー
に荷役する。そして、荷役が終了したら、回動ア
ーム13を回動させて閉塞部材10を中空回動継
手7の先端に再び取付けておく。
以上のように、本考案の流体荷役装置にあつて
は、ライザパイプにインボードアームが回動自在
に取付けられ、かつこのインボードアームにアウ
トボードアームが回動自在に取付けられるととも
に、上記アウトボードアームには、先端のフラン
ジに閉塞部材が着脱自在に備えられた中空回動継
手が回動自在に取付けられて成る流体荷役装置に
おいて、上記中空回動継手には、ほぼL字状の回
動アームが、中空回動継手の上記フランジ側の中
心軸線を含む一つの平面から外れた中空回動継手
の側部に基端部を支持され、かつ先端部を上記平
面とほぼ直交する面内において上記基端部を中心
に旋回係止可能に設けられ、上記回動アームの先
端部に上記閉塞部材が支持され中空回動継手の先
端のフランジの端面とこれより反対側に離脱した
位置とに移動できるように構成されているので、
中空回動継手部分の重量は変らず、装置全体の重
量バランスが崩れることはない。したがつて、荷
役作業性が従来に比し格段と向上する上、装置の
バランスを保つために余分な油圧装置等を設ける
必要がなく構造が簡単になる。また、閉塞部材を
フランジから取外す場合、回動アームの旋回初期
において閉塞部材がフランジ中心軸線の外方に移
動してフランジから離れるとともに、閉塞部材を
フランジに取付ける場合、回動アームの旋回終期
において閉塞部材がフランジ中心軸線に沿つて移
動してフランジに当接するため、閉塞部材をフラ
ンジに無理なく円滑に着脱することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の流体荷役装置を示
すもので、第1図は側面略図、第2図は第1図の
部分の拡大図である。また、第3図ないし第8
図は本考案の一実施例を示すもので、第3図は要
部拡大側面図、第4図は第3図の平面図、第5図
は第3図の−矢視図、第6図は中空回動継手
に閉塞部材が取付けてある状態を示す側面図、第
7図は閉塞部材が取外してある状態を示す側面
図、第8図は第7図の平面図である。 7……中空回動継手、10……閉塞部材、13
……回動アーム、22……保持機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ライザパイプ1にインボードアーム4が回動自
    在に取付けられ、かつこのインボードアーム4に
    アウトボードアーム6が回動自在に取付けられる
    とともに、上記アウトボードアーム6には、先端
    のフランジ7aに閉塞部材10が着脱自在に備え
    られた中空回動継手7が回動自在に取付けられて
    成る流体荷役装置において、上記中空回動継手7
    には、ほぼL字状の回動アーム13が、中空回動
    継手7の上記フランジ7a側の中心軸線を含む一
    つの平面から外れた中空回動継手7の側部に基端
    部13bを支持され、かつ先端部13aを上記平
    面とほぼ直交する面内において上記基端部13b
    を中心に旋回係止可能に設けられ、上記回動アー
    ム13の先端部13aに上記閉塞部材10が支持
    され中空回動継手7の先端のフランジ7aの端面
    とこれより反対側に離脱した位置とに移動できる
    ように構成されたことを特徴とする流体荷役装
    置。
JP20465683U 1983-12-26 1983-12-26 流体荷役装置 Granted JPS60107000U (ja)

Priority Applications (1)

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JP20465683U JPS60107000U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 流体荷役装置

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JP20465683U JPS60107000U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 流体荷役装置

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JPS60107000U JPS60107000U (ja) 1985-07-20
JPH0120320Y2 true JPH0120320Y2 (ja) 1989-06-15

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101216039B1 (ko) 2011-06-20 2012-12-27 삼성중공업 주식회사 액상화물 하역 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539418A (en) * 1976-07-14 1978-01-27 Sony Corp Recording and reproducing unit
JPS54322A (en) * 1977-03-25 1979-01-05 Repa Feinstanzwerk Gmbh Mooring device of constraint device of people who occupy car seat

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