JPH01198716A - 低反射光学的焦点板およびこれを作成するための方法 - Google Patents

低反射光学的焦点板およびこれを作成するための方法

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JPH01198716A
JPH01198716A JP63254667A JP25466788A JPH01198716A JP H01198716 A JPH01198716 A JP H01198716A JP 63254667 A JP63254667 A JP 63254667A JP 25466788 A JP25466788 A JP 25466788A JP H01198716 A JPH01198716 A JP H01198716A
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optical
plate
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fused silica
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JP63254667A
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William H Taylor
ウィリアム エイチ、テイラー
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Kollmorgen Technologies Corp
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  • Telescopes (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、光学的焦点板、特に実質的に減じられた再帰
反射特性を有する改良された光学的焦点板に関するもの
である。
発明の目的および背景 戦車の大砲の照準のような軍事的応用分野において使用
される光学的な照準および観測装置は、しばしば“猫の
目”反射(Cat’s eye reflecti。
n)、すなわち再帰反射を生じるという特性を有してい
る。すなわち、装置に入射した光は、1つまたはそれ以
上のレンズ、ミラー、プリズム、または他の光学的表面
によって反射され、装置から正確に入射方向に再帰反射
される。したがって、特に夜間の環境において、照準装
置はビーコンとしての効果を発揮し、光等の投射によっ
てその区域を照射する敵に対して光を返送する。このよ
うにして、操作者の位置が敵に知られてしまうという不
利な結果が容易に明らかとなる。したがって、軍事用照
準装置の設計および製作における第1義の目的は、再帰
反射特性を除去することである。
既定の光学システム内におけるすべての光学的表面は、
再帰反射に寄与するかもしれないが、いくつかの光学的
要素は、他の光学的要素よりも顕著に再帰反射に寄与す
る。ここで重要な光学的要素は、光学的焦点板である。
光学的焦点板は、焦点面に照準を定めるための参照とし
て与えられる照準用十字線光学要素である1通常、光学
的焦点板は、エツチングされた後、二酸化チタンのよう
な光を分散的に反射させる固体で満たされた細線の溝を
存する平面状に研磨されたガラス要素からなる。焦点板
が一方から照明されるとき、装置が夜間に使用される場
合には好ましくは適当な赤色光によって照明されるとき
、前記固体材料は周囲から目立つようになり、使用者に
とって極めて見易い参照として役立つ、しかしながら、
焦点板は再帰反射、よって既定の照準装置の光学的痕跡
(Optical signature)に大きく寄与
する。これは、照準装置によって集められ焦点板の研磨
された表面に入射した光線が、光学システムを通って光
源、すなわち敵の方へ向かって、角度分散効果による強
度の減少を伴わずに再帰反射されるという事実によるも
のである。第1図は、この効果を説明する簡単な光学的
な図である。
光学的焦点板の望ましくない再帰反射特性を減じるため
、これまで、いくつかの試みが本願発明者およびその他
の人々によってなされてきた。
そのような試みの1つは、通常、接合材によってサンド
インチ状に接合された焦点板とし知られ、焦点板に固定
されたガラス製の被覆プレートを含んでいる。よく知ら
れた光学原理に基づいて、ここで、 R=反射率、 N、−媒体、すなわち焦点板に隣接するガラス製プレー
トの屈折率、 Nっ一焦点板の基板の屈折率、 が成立する0例として、被覆プレートを備えていない従
来の焦点板に対して、N、=1(すなわち、空気の反射
率)、Nmは約1.5(ガラスの屈折率)である。上記
第1式から、近似的に0.04%ないし4%の反射率を
得る。
接合材によってサンドインチ状に接合された焦点板に対
して、第1式から計算される反射率は、理論的に、屈折
率N、およびNRが等しくなるにつれてゼロに近づく、
シかしながら、接合材によってサンドインチ状に接合さ
れた焦点板は、実際、3つの光学媒体を含んでいる。す
なわち、焦点板の基板、隣接する被覆プレート並びに焦
点板の基板および被覆プレートの間の光学的接合材であ
る。したがって、これら3つの光学媒体のすべてに対す
る屈折率は、反射率Rがゼロに近づくようにするために
等しくならなければならない、さもなければ、被覆プレ
ートでの接合材接触面に対する反射および接合材での焦
点板接触面に対する反射の総和はかなりのものとなる。
この整合の問題を解決することは、非常に厄介であるこ
とがわかっている。実際、老朽化、湿度、温度および赤
外線中にさらされること、並びに多くの他の潜在的な問
題が時間の経過とともに発生し、光学的安定性に影響を
与え、そして理想的な光学的整合状態にあると前もって
信じられていたものを壊してしまう場合がある。特に、
時間の経過とともに生じるこのような影響は、光学的接
合材の屈折率を含む種々の性質を変化させ得る。さらに
、等しい屈折率を有する適当な光学特性を有するガラス
および接合材を得ることは困難である。いくつかの光学
的接合材は、特に、焦点板の基板および被覆プレートの
屈折率を整合させるのに好ましいものであるが、そのよ
うな接合材は、所望の程度まで反射を抑制するための十
分な屈折率の制御を与えるものではない。
すなわち、これまでに試みられた解決法は、信幀のおけ
る十分な反射抑制機能を達成するものではない。さらに
、時々、満足のいく結果が得られた時でさえ、このよ°
うな結果は、通常の基礎に基づいて再現可能であるとは
認められなかった。したがって、時々発生する成功した
試験的な結果は、必ずしも、望ましい反射抑制機能を有
する市場流通性のある商品に対する基礎を示すものでは
なかった。このような時々生じる成功した結果は、従来
の厳格な軍事的な設計仕様を満たす繰り返し生産可能な
商品に対する基礎を、全く形成することができなかった
直接的に視認される、エツチングによって形成した溝に
固体等を充填して構成された焦点板よりもむしろ、間接
的に視認される映写された焦点板のような、別の解決法
が試みられてきた。しかしながら、このような別の解決
法は、明るい背景に対しては視認できない等の他の欠点
の影響を受けるものであり、本発明の範囲外にある。
したがって、本発明の目的の1つは、高度の反射抑制機
能を有する光学的焦点板を提供することである。
本発明の別の目的は、繰り返し生産可能で高度の反射抑
制機能を有する光学的焦点板を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、高度の反射抑制機能を有す
る、エツチングによって形成された溝に固体等を充填す
る形式の光学的焦点板を提供することである。
これらのおよび他の極めて望ましく、漸進な結果は、本
発明によって、再現可能な基礎に基づいて高度の反射抑
制機能を得ることができるコンパクトな構造において達
成される。
発明の要約 本発明において、新しいタイプのサンドイッチ状焦点板
が提供される。この焦点板において、被覆プレートおよ
び焦点板の基板は、“光学的に接合“されており、した
がって、被覆プレートと焦点板の基板との間に光学的接
合材層が必要とされない。
光学的接合は、2つのよく研磨された平面状の表面を大
きな力で互いに密着させるという、これまでによく知ら
れた現象である。研磨された平面状の表面は光学的に接
合されるとき、いかなる他の機械的な力も用いることな
く一体化され、これらの面がかなりの振動および衝撃を
受け、または温度変化を被った時でさえ分離されること
がないような力によって密着している。実際、光学的に
接合された研磨された平面状の表面は、光学的要素をそ
れぞれ橋端に異なった温度にさらし、広範囲に及ぶ熱膨
張を引き起こすというような、特殊技術によってのみ分
離することができる。ここで用いられるように、光学ガ
ラスという言葉は、空気以外の、紫外領域から赤外領域
にわたる範囲内のt磁放射線を透過する光学媒体を含む
ものであると理解され、また解釈されなければならない
限定するものではなく単に例として、これは、例えばゲ
ルマニウムまたは化学的に薄着されたセレン化亜鉛から
なる赤外の光学的要素を含んでいる。
こうして、よく研磨された平面状の光学的被覆ガラスは
、よく研磨された平面状の焦点板の基板に光学的に接合
される。被覆ガラスおよび焦点板の材料は、±0.00
0001の範囲内で同一の屈折率を有するガラスの同し
融解物から比較的容易に選択形成され得るので、焦点板
の再帰反射の問題は完全に解決されることは理論的に明
らかである。改良された反射抑制機能はこのようにして
達成され得るが、光学的接合の現在の技術水準では、理
想的なゼロ反射率は必ずしも達成されず、事実、高い残
留反射率の生じる場合がある。
本発明の好ましい実施例において、高度の反射抑制機能
は、被覆プレートおよび焦点板の基板が融解シリカから
形成され、これらが光学的に接合された焦点板において
達成されることがわかる。
融解シリカの光学的接合1を含む焦点板は、反射光を実
質上ゼロ、すなわちI PPM以下に減少させる。
この程度の反射抑制機能は、再現可能であり、所望の程
度の反射抑制機能を有する焦点板の製品に対する基礎を
形成することができるものと信じられる。
こうして、本発明の実施例による融解シリカの光学的接
合を含む焦点板は、実質上ゼロ反射率を有する焦点板を
提供する。光学的に接合されたガラスによって現在得る
ことができる結果を含む従来試みられた解決法とは異な
り、本発明による融解シリカの光学的接合を含む焦点板
によって得られる注目すべき結果は、軍事的な特殊な環
境要件、例えば湿度に関しての要件を満足する生産品に
おいて再現可能である。
好ましい実施例の詳細な説明 第4図において、本発明による光学的接合を含む焦点板
(10)は、被覆プレー) (12)および焦点板の基
板(14)を有している。被覆プレー) (12)は、
接触面(13)で焦点板の基板(14)と、よく知られ
た方法で、例えばまず最初、2つのよく研磨された表面
を互いに端縁で接触させ、次にこれら2つの表面を徐々
に全体的に接触させていくようにして、表面間から空気
をすべて追い出すことによって、光学的に接合されてい
る。
満足のいく反射抑制機能が、被覆プレート(12)およ
び焦点板の基板(14)が光学ガラスから形成される場
合に達成されるにもかかわらず、被覆プレート(12)
および焦点板の基板(14)は、融解シリカから形成さ
れるのが好ましい。本発明の好ましい実施例による融解
シリカの光学的接合を含む焦点板は、現在使用可能な技
術を用いる他の解決法よりも、はるかに優れた結果を得
るものであることが理解される。融解シリカの光学的接
合を含む焦点板は、厳格な軍事的設計仕様を満たす構造
において、再現可能なほぼゼロの反射率を得るものであ
るということが、はっきりと理解される。この結果はこ
れまでは達成不可能であった。融解シリカの顕著な作用
を説明できる基礎となる物理学は完全には理解されてい
ないが、低反射率を有する接合は、金属分子間の分子束
縛力によるものであり、低反射率を有する光学的接合に
関し、基本的に2つの必要条件が存在するものと信じら
れている。
第1に、最大のガラス対ガラスの接合領域を可能にする
ため、すなわち、ガラスおよび空気等の構成要素間に形
成される空気、油膜、酸化物からの窒素、酸素および二
酸化炭素のような他の物質の介在分子の数を最小にする
ために、表面は、滑らかで、汚れがなく、平面状でなけ
ればならない。
滑らかさは、研磨過程の作用であり、通常の光学的な研
磨媒体および研磨過程を通じて、またイオンビームエツ
チング技術を通じて達成され得る。
したがって、理想的な状態では、接合されるべき表面は
完全に平面であり、全くかき傷および掘り傷がなく、異
物を全、(含んでいない。
第2に、電磁放射線が、断続することまたは乱されるこ
となく、2つのガラスの境界を横切って伝播するように
するために、境界面の両側の分子配列または分子構造は
、放射線がバルク材料を通過するときに出会うものに可
能な限り近くなければならない。この条件が満たされた
とき、波は、それが2つの異なった誘電体の媒体の境界
面で常にそうであるように、後方へ反射される成分をも
つことなく完全に前方へ伝播する。通常、たとえ2つの
表面が完全に滑らかで、汚れがなく、平面状になってい
ても、2つの接触する面の境界面においてい(らかの反
射が予想される。この反射は、境界面を横切る分子配列
とバルク材料それ自体の内部の分子配列との間に相違が
あることによるものと信じられている。バルク材料内に
おいて、分子配列は、アニール過程の間に分子力の作用
を通じて確立される。多くの光学ガラスに対して、バル
ク材料内の分子配列は1つの面から次の面にかけて同じ
ではなく、たとえ可能であったとしても、境界面で接す
る2つの平面状の表面間に同一の分子配列を再構成する
ことは困難である。しかしながら、もし光学ガラスの分
子構造が分子の数および配列に関して簡単であり、材料
内の1つの面から次の面にかけての構造が、実質的に同
一であるならば、融解シリカの場合に信じられているよ
うに、平面状の表面で光学的に接合された2つの試料は
、本発明による低反射率を有する接合を達成するであろ
う。
本発明の利点が以下の実施例から理解されるであろう、
これらの実施例において説明される実験による反射のデ
ータはすべて、第5図に示した焦点板反射率の測定のた
めの実験装置を使用することによって得られたものであ
る。第5図において、焦点板(20)は実験装置に取付
けられ、ヘリウムネオンレーザ光源(22)からの試験
照明が焦点板に法線方向に対して45@の角度で入射す
る。光学的に接合された焦点板およびサンドインチ状に
接合された焦点板の試料に対して、焦点板からの光は、
2つの絞り(24,26)を通過し、上面および下面、
すなわち空気との境界面からの反射が検出器に到達しな
いように取り除かれる。光学的に接合された焦点板およ
びサンドインチ状に接合された焦点板に対して、被覆プ
レートの両側面から焦点板の境界層にかけての反射にお
いて、いかなる空間的相違も観測されない、試験焦点板
から反射された光は、適当なヘリウムネオンスパイクフ
ィルタ(28)を通過し、フォトメータ(32)の検出
器(30)によって検出される。100%の光源読み取
りを得る試験焦点板の前に、フィルタ(28)および検
出器(30)をレーザビームの光路内に直接配置するこ
とによって、標準化読み取りが実行される。この実験は
、単に被覆プレートでの研磨された焦点板表面から焦点
板境界面にかけての反射を測定することに関連しており
、焦点板の上面から下面にかけての反射とは関係がない
ことに注意されなければならない。これは、焦点板の再
帰反射に対する最も大きな寄与は、焦点板の研磨された
後部表面から生じるという事実、つまりどの表面が角度
分nt効果の影響を受けないかということによるもので
ある。他方、ガラス焦点板に対する上部および下部の空
気の接触面では、角度分散と、被覆プレートおよび焦点
板の基板光学要素の厚みの意図的な増大によってかなり
反射が抑制されている。
以下の実施例のそれぞれにおいて達成される屈折率整合
の程度をチエツクすることにより、屈折率における有効
差ΔNが、サンドインチ状焦点板に対して次の式から計
算される。
(2)  ΔN=flsF ただし、 R=測測定れた反射率、 N=焦点板の基板の屈折率、 である。
第1実施例 屈折率N = 1.52249を有するに5ガラス(注
1)の試料から標準的な平面状の研磨されたガラス製焦
点板を形成した。いかなる被覆ガラスも反射防止コーテ
ィングも通用しなかった。第5図に示した実験装置を用
いて、空気−ガラス接触面からの反射が、0.0435
%ないし4.35%と測定された。
第2式はサンドインチ状焦点板に対してのみ成立するの
で、第1式が用いられ、この実施例の標準的な焦点板に
対するΔNが決定された。測定された反射率R=0.0
435およびに5ガラスに対する公表された屈折率N員
=1.52249を用いて、第1式をN、に対して解け
ば、N、の実際の値は1.0すなわち空気の屈折率とし
て知られた数値となった。
N、の既定値および測定値の間の差ΔNは0.526と
計算された。
(注1)特に指定がなければ、スコツトグラス社のカタ
ログ中のすべてのガラス材料が選択可能である。
第2実施例 tl、V、74軍事仕様光学的接合材(25℃でN=1
.55)によって接合された2つのに5ガラス試料から
サンドインチ状に接合された焦点板を形成した。
測定された反射率は0.000960%ないし0.09
60%であり、第2式から計算されたΔNは0.067
となった。
第3実施例 U、V、74軍事仕様光学的接合材によって接合された
2つのバリウムガラスB a K 5 (N =1.5
5671)から改良された屈折率整合を有するサンドイ
ンチ状に接合された焦点板を形成した。測定された反射
率は0.000090%ないし0.009%であり、第
2式から計算されたΔNは0.021 となった。
第2の試料を同様の方法で形成した0反射率が0.00
0024%ないし0.0024%と測定され、ΔNは0
゜0108と計算された。第1の試料よりも改善された
反射率測定値が得られた理由は、わかっていない。
第4実施例 ニューハンプシャー州ナシュアのサンダース社から入手
可能な、よく知られたデュアルコンパウンド光学的接合
材によって接合された2つのBaK5ガラスを用いるこ
とによってサンドインチ状に結合された焦点板を形成し
た0反射率はo、 ooo。
094%ないし0.00094%と測定され、ΔNは第
2式から0.0068と計算された。しかしながら、こ
の試料の準備段階で使用されたデュアルコンパウンド光
学的接合材は、湿度に関する軍事的設計仕様を満たすこ
とができない。
軍事的設計仕様の湿度要件を満たす改良されたデュアル
コンパウンド接合材を用いて第2のサンドインチ状に接
合された焦点板の試料を形成した。
測定された反射率は0.000022%ないし0.00
22%であり、ΔNは0.0103と計算された。した
がって、湿度の問題は解決されたにもかかわらず、反射
率およびΔN双方の数値の増加がみられた。加えて、改
良された接合材の粘性はあまり満足のいくものではなか
った。
第5実施例 2つのC−1クラウンガラス(N−1,523)から光
学的に接合されたサンドインチ状焦点板を形成した。c
−iクラウンガラスは、ニューヨーク州コーニングのコ
ーニンググラスワークス社のような出所から入手可能で
ある。測定された反射率は0.000510%ないし0
.0510%であり、ΔNは第2式から0.0486と
計算された。
第6実施例 2つの5F−8ガラス(N=1.684)から光学的に
接合されたサンドインチ状焦点板を形成した。
反射率は0.002020%ないし0.202%と測定
され、ΔNは第2式から0.1070と計算された。し
たがって、光学的に接合された5F−8ガラスからなる
゛焦点板は、光学的に接合されたC−1ガラスからなる
焦点板よりも4倍大きな許容しがたい反射率測定値を生
じる。
第7実施例 コーニンダグラス社から7940という名称で人手可能
な2つの融解シリカ(N=1.458)を光学的に接合
させることによってサンドインチ状焦点板を形成した。
注目すべきことに、反射率は、o、ooo。
008%ないし0.00008%と測定され、ΔNは第
2式から0.0018と計算された。
以上の実施例の結果を表1にまとめた。
これまでに得られた結果は、反射抑制機能の著しい改善
が、光学的に接合された融解シリカによって得られるこ
とを示している。光学的に接合された融解シリカによる
反射抑制機能は、接合材によって接合された焦点板より
も少なくとも10倍は大きく、軍事的な設計仕様の環境
的要件に適合した接合材によって接合された焦点板から
得られるものよりも27倍以上大きい、実際、光学的に
接合された融解シリカは、理想的なゼロ反射率に到達す
るものである。
この理想的な結果は、理論的に、光学的に接合された光
学ガラスによって達成可能であるが、現在の技術水準で
は、このような結果が得られないことは明らかである。
したがって、光学的に接合された光学ガラスを含む焦点
板は、有望な結果を得ることができ、第5および第6実
施例の光学的に接合された試料は、第7実施例の好まし
い光学的に接合された融解シリカによって得られるもの
の500ないし2000倍の反射率を示した。したがっ
て、光学ガラスおよび光学的接合の技術における将来の
進歩によって、ゼロ反射率に到達する反射抑制機能が達
成されるにもかかわらず、光学的に接合された融解シリ
カを使用することが、現時点では望ましい。しかしなが
ら、本発明による光学的に接合された光学ガラスを含む
焦点板は、サンドインチ状焦点板とともに用いられる接
合材の除去を可能にする。このことのみでも重要である
なぜなら、接合材を除去することは、整合されなければ
ならない光学媒体の数を減少させ、温度、湿度および放
射等による時間の経過とともに生じる接合材の光学特性
の望ましくない変化を除去するからである。このように
して、本発明による光学的に接合された光学ガラスを含
む焦点板は、接合材によって接合されたサンドインチ状
焦点板よりも著しく改善されたものとなっている。
光学的に接合された融解シリカによって得られる著しい
結果は、低反射率が達成されることに限定されないこと
が、さらに強調されなければならない、好ましい光学的
に接合された融解シリカを含む焦点板は、接合材によっ
て接合されたサンドインチ状焦点板、または現在達成可
能な光学的に接合された光学ガラスからなる焦点板とは
異なり、−質的に、また再現可能に、高度の反射抑制機
能を達成することが理解される。加えて、光学的に接合
された融解シリカを含む焦点板は、軍事的な設計仕様の
環境要件を満たさなければならない。
事実、いかなる光学的接合材も使用されないので、この
ような接合材に固有の解決しなければならない問題点、
例えば、屈折率の整合、安定性等について考慮する必要
がない。
こうして、本発明による光学的に接合された融解シリカ
を含む焦点板は、再現可能な高度の反射抑制機能を有す
る製品に対する基礎を形成することができる。現在利用
可能な光学的な組み立て技術によって形成される従来知
られていた焦点板の構造は、本発明により好ましく光学
的に接合された融解シリカを含む焦点板によって得られ
る程度の、高度なまたは再現性のよい反射抑制機能に到
達することができない。
以上の説明から、光学ガラス材料、および現在利用し得
る光学的接合技術における進歩が、信鯨し得る基礎に基
づき、高度の反射抑制機能を存する光学的に接合された
光学ガラスを含む焦点板を、本発明の範囲内において達
成することができることが理解されるだろう、ここで軍
事用照準装置に対する本発明の重要性について強調した
にもかがわらず、本発明を発展させることにより、民生
用としての応用分野においても利用できることが理解さ
れるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、結像レンズシステムの焦点面に配置された標
準的な研磨された焦点仮によって引き起こされる再帰反
射を示す図、 第2図は、結像レンズシステムの焦点面に配置されたサ
ンドインチ状焦点板を示す図、第3図は、被覆プレート
、接合材および焦点板の位置関係を示す、第2図に示し
たサンドインチ状焦点板の拡大断面図、 第4図は、本発明による光学的に接合された焦点板を示
す断面図、 第5図は、試験焦点板の反射特性を測定するために使用
される実験装置を示す図である。 (10)・・・・・・・・・ 光学的に接合された焦点
板(12)・・・・・・・・・ 被覆プレート(13)
・・・・・・・・・ 接触面 (14)・・・・・・・・・ 焦点板の基板(20)・
・・・・・・・・ 焦点板 (22)・・・・・・・・・ ヘリウムネオンレーザ光
源(24) 、 (26)・・・ 絞り

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光学ガラスからなる被覆プレートに、光学ガラス
    からなる焦点板の基板を光学的に接合して構成されたこ
    とを特徴とする光学的焦点板。
  2. (2)前記光学ガラスがゲルマニウムであることを特徴
    とする第1請求項記載の光学的焦点板。
  3. (3)前記光学的に接合された、光学ガラスからなる焦
    点板の基板および被覆プレートが0.05%よりも大き
    くない反射率を得るものであることを特徴とする第1請
    求項記載の光学的焦点板。
  4. (4)前記光学ガラスが、1つの面から次の面にかけて
    実質上同一構造の比較的簡単な分子配列を有しているこ
    とを特徴とする第1請求項記載の光学的焦点板。
  5. (5)前記光学ガラスが融解シリカであることを特徴と
    する第4請求項記載の光学的焦点板。
  6. (6)前記光学ガラスがセレン化亜鉛であることを特徴
    とする第1請求項記載の光学的焦点板。
  7. (7)融解シリカからなる光学的焦点板の基板と、融解
    シリカからなる被覆プレートとを含むことを特徴とする
    光学的焦点板。
  8. (8)前記融解シリカからなる焦点板の基板および前記
    融解シリカからなる被覆プレートが、光学的に接合配置
    されていることを特徴とする第7請求項記載の光学的焦
    点板。
  9. (9)前記光学的に接合された、融解シリカからなる焦
    点板の基板および被覆プレートが、実質上ゼロ反射率を
    達成するものであることを特徴とする第8請求項記載の
    光学的焦点板。
  10. (10)前記光学的に接合された、融解シリカからなる
    焦点板の基板および被覆プレートが、約0.00008
    %の反射率を達成するものであることを特徴とする第8
    請求項記載の光学的焦点板。
  11. (11)前記光学的に接合された、融解シリカからなる
    焦点板の基板および被覆プレートが、屈折率において約
    0.0018の有効差を有していることを特徴とする第
    8請求項記載の光学的焦点板。
  12. (12)焦点板の基板を形成するステップと、被覆プレ
    ートを形成するステップと、 光学的焦点板を形成するために前記焦点板の基板および
    前記被覆プレートを光学的に接合するステップとからな
    ることを特徴とする光学的焦点板を作成するための方法
  13. (13)前記焦点板の基板および前記被覆プレートが光
    学ガラスからなることを特徴とする第12請求項記載の
    方法。
  14. (14)前記光学ガラスがゲルマニウムであることを特
    徴とする第13請求項記載の光学的焦点板。
  15. (15)前記光学ガラスがセレン化亜鉛であることを特
    徴とする第13請求項記載の光学的焦点板。
  16. (16)前記光学ガラスが融解シリカであることを特徴
    とする第13請求項記載の方法。
  17. (17)前記光学的に接合された、融解シリカからなる
    焦点板の基板および被覆プレートが、実質上ゼロ反射率
    を達成するものであることを特徴とする第16請求項記
    載の方法。
  18. (18)前記光学的に接合された、融解シリカからなる
    焦点板の基板および被覆プレートが、約0.00008
    %の反射率を達成するものであることを特徴とする第1
    6請求項記載の方法。
  19. (19)前記光学的に接合された、融解シリカからなる
    焦点板の基板および被覆プレートが、屈折率において約
    0.0018の有効差を有していることを特徴とする第
    16請求項記載の方法。
  20. (20)前記光学的焦点板が実質上ゼロ反射率を達成す
    るものであることを特徴とする第12請求項記載の方法
  21. (21)1つの面から次の面にかけて実質上同一構造の
    比較的簡単な分子配列を有する光学ガラスを選択するス
    テップと、 前記光学ガラスから実質上平面状の焦点板表面を有する
    焦点板の基板を形成するステップと、前記光学ガラスか
    ら実質上平面状の被覆プ レート表面を有する被覆プレートを形成するステップと
    、 前記焦点板の基板表面および前記被覆プレート表面を接
    触させ、前記焦点板の基板表面および前記被覆プレート
    表面を接合し、実質上ゼロ反射率を有する光学的焦点板
    を得るステップとからなることを特徴とする光学的焦点
    板を作成するための方法。
  22. (22)前記光学ガラスが、さらに融解シリカからなる
    ことを特徴とする第21請求項記載の方法。
  23. (23)前記光学的に接合された、融解シリカからなる
    光学的焦点板が、約0.00008%の反射率を達成す
    るものであることを特徴とする第22請求項記載の方法
  24. (24)前記光学ガラスがさらにゲルマニウムからなる
    ことを特徴とする第21請求項記載の方法。
  25. (25)前記光学ガラスがさらにセレン化亜鉛からなる
    ことを特徴とする第21請求項記載の方法。
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