JPH0119233Y2 - - Google Patents

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JPH0119233Y2
JPH0119233Y2 JP15414782U JP15414782U JPH0119233Y2 JP H0119233 Y2 JPH0119233 Y2 JP H0119233Y2 JP 15414782 U JP15414782 U JP 15414782U JP 15414782 U JP15414782 U JP 15414782U JP H0119233 Y2 JPH0119233 Y2 JP H0119233Y2
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magnetic tape
tape
cartridge
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動装填式の磁気テープ装置に係り、
特にその先端部形状に改良を施してなる磁気テー
プに関する。
従来この種の磁気テープ装置では、第1図に示
すような自動装填式の磁気テープカートリツジ1
が用いられ、このカートリツジ1内で磁気テープ
リール2を回転させるとともに、カートリツジ1
内に設けられた空気噴射孔{第3図b,c中符号
1aにて示す}から空気噴射を行なうことによ
り、リール2に巻回された磁気テープ3の先端3
aをカートリツジ開口部1bから送り出し、この
送り出された磁気テープ3を図示しない磁気テー
プ走行路を介して巻取りリールに巻取るように構
成されている。
しかしながら、このようなカートリツジ1内で
の空気噴射により磁気テープ3の先端3aを浮き
上がらせてカートリツジ開口部1bから送り出す
構成では、カートリツジ1からの磁気テープ3の
送り出しを適切に行なえない場合があり、動作上
の信頼性に欠けるという問題を生じている。特
に、このような問題は磁気テープ3の先端3a形
状に左右され易いもので、何らかの対策を講じる
ことが望まれている。すなわち、従来この種の磁
気テープ先端3aとしては、第2図a−1,2に
示すように、単に半円形状とされたものや、同図
b−1,2,c−1,2で示すように、その半円
形状先端からテープの長手方向に沿つてテープの
表面部をわずかに凹設することにより裏面側に打
ち出された突条部4を1本または複数本(本例で
は3本)形成したもの等が知られているが、この
ような磁気テープ3では、第3図a,b,cに示
すような不具合を生じるものであり、磁気テープ
先端3aのカートリツジ開口部1bからの円滑か
つ確実な送り出し動作を期待することはできない
ものであつた。なお、第2図中5aは磁気テープ
3のベース面を、また5bは同じく磁性体塗布面
を示している。
ここで、上述した磁気テープ送り出し時の不具
合を簡単に説明すると、第3図aでは、磁気テー
プ先端3aがカートリツジ1とその内部で回転し
ているテープリール2との間の隙間に入り込み、
側部外方にはみ出して自動装填を行なえない場合
を示しており、しかもこのような場合には磁気テ
ープ3が損傷される原因にもなるといつた欠点も
ある。また、同図bに示すように、磁気テープ先
端3aがカートリツジ1内の空気噴射孔1aから
矢印A方向に噴射されている空気を十分に受ける
ことができない場合には、カートリツジ開口部1
bまで誘導されないといつた虞れがある一方、た
とえカートリツジ開口部1bまで誘導されたとし
ても、カートリツジ開口部1bの下側でカートリ
ツジの外枠と内枠との間に形成される略V字状を
呈する凹溝6に引掛り易いもので、いずれも自動
装填を行なうことはできないものであつた。な
お、上述したV字状凹溝6はカートリツジ開口部
1bを外枠と内枠とで開閉するために構成上必然
的に生じる部分である。さらに、磁気テープ3に
静電気が帯電すると、テープ間同士にいわゆるは
りつき現象が起こり、同図cで示すように、空気
噴射を行なつてもこれが有効に作用せず、テープ
先端3aがはがれないため自動装填が不可能とな
るものであつた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、磁気テープの先端部を、テープ幅方向の
略中央部を頂部とする山型形状にて形成するとい
う簡単な構成によつて、カートリツジ内での空気
噴射を有効に利用し、磁気テープ先端をカートリ
ツジ開口部から円滑かつ確実に送り出すことがで
き、これにより自動装填動作を確実に行なえ、そ
の信頼性を向上させることが可能となり、またコ
スト的にも安価である自動装填式磁気テープ装置
における磁気テープを提供するものである。
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
第4図a,bは本考案に係る自動装填式磁気テ
ープ装置における磁気テープの一実施例を示すも
のであり、これらの図において第1図ないし第3
図と同一部分あるいは相当する部分には同一番号
を付してその説明は省略する。
さて、本考案によれば、磁気テープ3の先端部
10を、テープ幅方向の中央部を頂部10aとす
る山型形状にて形成したところに特徴を有してい
る。すなわち、本実施例によれば、磁気テープ3
のベース面5aを外側に、磁性体塗布面5bを内
側にし、かつ先端切り口が円弧状を呈する磁気テ
ープ3を、その幅方向中央を頂部として左右に折
曲げ形成した場合を示している。ここで、このテ
ープ先端部10の頂部10aの内角は、略120度
前後が効果的で、またテープ先端からの長さは20
mm前後が最適であることが実験により確認されて
いる。
そして、このような構成によれば、磁気テープ
3の先端部10が山型形状を呈しているため、カ
ートリツジ1とテープリール2との間に隙間があ
つたとしても、第5図aに示すように、カートリ
ツジ1内のテープすべり面1cにテープ先端部1
0の頂部10aが接し、かつそのすそ部はテープ
リール2の内側面に接することとなり、これによ
りテープ先端部が前記隙間からはみ出すといつた
問題はなくなる。また、上述した構成によれば、
山型形状を呈するテープ先端部10は、同図bに
示すように、カートリツジ1内で噴射される空気
をその内側中央空間部分で集中して受けることと
なるため、テープの吹き上げ効果が増大し、これ
によりテープ先端部10はカートリツジ開口部1
bの上方からカートリツジ1外へと簡単かつ確実
に誘導されて送り出されるものである。さらに、
同図cに示すように、磁気テープ3に静電気が帯
電した場合であつても、山型形状を呈するテープ
先端部10は、磁気テープ3との接触面積が極め
て少なくかつ中央部が浮き上がつているため、カ
ートリツジ1内で噴射される空気を効率よく受け
ることとなり、これにより従来のようなはりつき
現象はなくなる。特に、本考案はこのはりつき現
象に対する効果が大である。
なお、上述した実施例では、磁気テープ先端部
10の形状を単純な山型形状で形成した場合につ
いて説明したが、本考案はこれに限定されず、た
とえば第6図aに示すように、その頂部10aを
二重の山型形状としたり、あるいはそれ以上の山
型形状としてもよいものであり、さらに山型形状
を維持するために、同図b,cに示すように、頂
部10aに凸部または凹部を形成するようにして
もよいことは勿論である。
また、上述した実施例では、磁気テープ3の先
端を直接折曲げ形成することにより山型形状を呈
する先端部10を形成した場合について説明した
が、本考案はこれに限定されず、第7図ないし第
9図に示すように、磁気テープ3の先端3aに、
別部材としてリーデイングテープ11またはアタ
ツチメント12を設けることにより山型形状を呈
する先端部10を形成するようにしてもよいこと
は言うまでもない。これを簡単に説明すると、第
7図は山型形状に折曲げ形成されたリーデイング
テープ11を、スプライステープ13にて磁気テ
ープ3に接続した場合を示し、また第8図a,b
および第9図a,bはチツプ状のアタツチメント
12を磁気テープ先端3aに取付けた場合をそれ
ぞれ示している。
以上説明したように、本考案に係る自動装填式
磁気テープ装置における磁気テープによれば、テ
ープ先端部を、テープの幅方向の略中央部を頂部
とする山型形状にて形成するようにしたので、簡
単かつ安価な構成にもかかわらず、磁気テープの
装填時においてカートリツジ内での空気噴射を有
効に利用し、磁気テープの先端をカートリツジ開
口部から円滑かつ適切に導びき出すことができ、
これにより自動装填動作を確実に行なえ、その信
頼性を大幅に向上させることができ、その実用上
の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動装填式磁気テープ装置に用いる磁
気テープカートリツジの概略斜視図、第2図a−
1,2,b−1,2,c−1,2は従来の磁気テ
ープ先端形状を示す要部拡大斜視図および端面
図、第3図a,b,cは従来の磁気テープによる
不具合を説明するための要部断面図、第4図a,
bは本考案に係る磁気テープの一実施例を示す要
部拡大斜視図およびその端面図、第5図a,b,
cはその作用効果を説明するための要部断面図、
第6図a,b,cは本考案に係るテープ先端部形
状の変形例を示す端面図、第7図は本考案の別の
実施例を示す要部側面図、第8図a,bおよび第
9図a,bは本考案の他の実施例を示す要部側面
図およびその−,−線断面図である。 1…磁気テープカートリツジ、1a…空気噴射
孔、1b…カートリツジ開口部、2…磁気テープ
リール、3…磁気テープ、3a…テープ先端、5
a…ベース面、5b…磁性体塗布面、10…山型
形状先端部、10a…頂部、11…リーデイング
テープ、12…アタツチメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気テープカートリツジ内の磁気テープ先端
    を、カートリツジ内での空気噴射にてカートリツ
    ジ開口部から送り出すことにより磁気テープ走行
    路を介して巻取りリール側に導びくように構成さ
    れてなる自動装填式の磁気テープ装置において、
    前記磁気テープの先端部は、テープ幅方向の略中
    央部を頂部とする山型形状にて形成されているこ
    とを特徴とする自動装填式磁気テープ装置におけ
    る磁気テープ。
JP15414782U 1982-10-12 1982-10-12 自動装填式磁気テ−プ装置における磁気テ−プ Granted JPS5960734U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15414782U JPS5960734U (ja) 1982-10-12 1982-10-12 自動装填式磁気テ−プ装置における磁気テ−プ

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JP15414782U JPS5960734U (ja) 1982-10-12 1982-10-12 自動装填式磁気テ−プ装置における磁気テ−プ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5960734U JPS5960734U (ja) 1984-04-20
JPH0119233Y2 true JPH0119233Y2 (ja) 1989-06-05

Family

ID=30340829

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JP15414782U Granted JPS5960734U (ja) 1982-10-12 1982-10-12 自動装填式磁気テ−プ装置における磁気テ−プ

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JPS5960734U (ja) 1984-04-20

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