JPH01190787A - 直立容器の底部カバーユニットを取外し再び元へ戻すためのカバー開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、遠隔操作されるようになされたコーキングド
ラム（コークス生成ドラム）のような直立容器のための
底部カバー開閉装置に関し、特に、直立コーキングドラ
ムの底部カバーユニットを取外し再び元へ戻すためのカ
バー開閉装置、及びそのようなカバー開閉装置を遠隔操
作する方法に関する。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点石油生成
工程において各種重質炭化水素材をコークス化するため
のデイレードコーキングドラム又はユニットの作動中、
得られたコークスは漸次コーキングドラムの内壁面に堆
積し、満杯になったとき、通常３６〜４８時間間隔でコ
ークスを取出さなければならない。この種のコーキング
ドラムのための代表的なデコーキング（コークス取出し
）装置は、米国特許第４，６１１．６１３号に開示され
ている。コーキングドラムからのコークスの取出しは、
直立（垂直に配置された）コーキングドラムの下端即ち
底部の開口を通して行われ、通常、手操作で底部カバー
を取外し、取出されたコークスを例えばホッパーや鉄道
貨車等の所望の場所へ差向けるためのシュートを取付け
ることによって行われる。コーキングドラムは４２７〜
４８２℃（８００〜９００°Ｆ）の比較的高い温度で作
動されるので、高温のドラムの底部カバーを手動手段に
よって取外すことは、時間がかかるばかりでなく、危険
であり、従って望ましくない。

コーキングドラムのための有用な遠隔操作式カバー開閉
装置は、本出願人の米国特許出願第９１７、４４３号に
記載されている。しかしながら、この装置は、若干の欠
点を有しており、本発明はその欠点を克服することを企
図したものである。本発明は、遠隔操作で安全かつ信頼
性の高い態様でコーキングドラムの底部カバーユニット
を取外し再び元に戻すための改良された底部カバー開閉
装置を提供するものてあり、デコーキング作業において
コークスのより好便で迅速な取出しを可能にする。

発明の目的及び問題点を解決するための　ｊ′Ｌ本発明
の目的は、コーキングドラム等の直立容器の底部カバー
ユニットを取外して容器の一側へ横方向に移動し、再び
元へ戻すためのカバー開閉装置を提供することである。

本発明によるカバー開閉装置は、直立コーキングドラム
の下方フランジに圧力密封状態に圧接するようになされ
たカバーユニットと、カバーユニットを下方へ取外すこ
とができるようにカバーユニットに通された複数のボル
トを弛め、それらのボルトを半径方向外方上向きに枢動
させてるようになされたボルト締付け・弛め手段及び枢
動自在のクランプ手段と、カバーユニットを支持しコー
キングドラムの下方フランジから下降させるための昇降
フレームと、該昇降フレームによって支持されており、
１対の水平ピストン・シリンダ型作動器を介してカバー
ユニットを該昇降フレーム及びコーキングドラムに対し
て側方へ移動させるためのキャリッジユニットとから成
る。この開閉装置は、又、前記昇降フレームに付設され
たシュートを含むものとすることができ、シュートを上
昇させてコーキングドラムの下方フランジに接触させ、
ドラムから取出されたコークスを搬出する手段とするこ
とができる。もちろん、この開閉装置は、−尺取外した
カバーユニットをコーキングの下方フランジと上下に整
列する位置へと横方向に再び戻し、カバーユニットを上
昇させて下方フランジに係合させ、カバーユニット締着
具を下方へ枢動させて再び締付はカバーユニットをコー
キングドラムの下方フランジに定着することができる。

本発明の開閉装置の締着ボルトは、直立容器に取付けら
れた垂直ピストン・シリンダ型作動器によって半径方向
外方上向きに枢動させることができ、それによってカバ
ーユニットを下降させることができるようにする。各１
つのピストン・シリンダ型作動器に２つの互いに隣接し
た枢動自在のボルトをボルトを取付けることが好ましい
。前記昇降フレームは、長方形であり、下端を該フレー
ムの四隅にと付けられ、上端をコーキングドラムに取付
られた４つの等間隔に配置された油圧ピストン・シリン
ダ型作動器によって上下動自在に支持される。

シュートは、容器から堆積コークスを取出すのに使用す
るためのものである。容器の下方フランジとそれに合致
したカバーユニットのフランジを解放した後、昇降フレ
ームを用いて上記４つの垂直ピストン・シリンダ型作動
器によってカバーユニットを下降させ、次いで、カバー
ユニットを緒の両側に沿って配置された１対の水平ピス
トン・シリンダ型作動器によってコーキングドラムの下
から側方へ移動させることができる。次いで昇降フレー
ム及び４つの垂直ピストン・シリンダ型作動器によって
シュートをデコーキング（コークス取出し）位置へ上昇
させてコーキングドラムの下方フランジに接触させ、容
器即ちコーキングドラムからその内壁面に堆積したコー
クスをシュートを通して取出すことができる。

デコーキング作業が終了した後、４つの垂直ピストン・
シリンダ作動器によって昇降フレーム及びそれに取付け
られたシュートを下降させ、次いで、水平ピストン・シ
リンダ作動器によってカバーユニットを横方向に移動さ
せてコーキングドラムの下方フランジの下方位置へ戻す
。次いで、昇降フレームを上昇させてコーキングドラム
の下方フランジに合致させ、該フランジに再締着する。

ボルト締付け・弛め手段と、カバーユニット及びシュー
トのための昇降機構は、遠隔制御により作動される油圧
ピストン−シリンダ型作動器によって作動させることが
有利である。本発明のカバー開閉装置及びシュートは、
３６〜４８時間間隔で従来の装置による場合よりはるか
に迅速に、かつ、より高い信頼性と安全性をもってドラ
ムからコークスを除去するための装置として、新しいデ
イレードコーキングドラムにも、既存のデイレ−トコ−
キングドラムにも適用することができる。

本発明は、又、コークスを取出すためにコーキングドラ
ム等の底部カバーユニットを取外し再び元へ戻すための
カバー開閉方法を提供する。本発明のカバー開閉方法は
、コーキングドラムの下方フランジと該フランジに取付
けられた着脱自在のカバーユニットとの間の結合を、遠
隔操作の油圧作動器により複数の枢動自在のボルトの緊
張を解除し、該ボルトを該結合部に対して半径方向外方
上向きに枢動させることによって解放し、カバーユニッ
トを前記下方フランジから下降させて、コーキングドラ
ムの開口の一方の側部へ横方向に移動させ、コーキング
ドラムから材料を取出すためにコークス搬出シュートを
上昇させてコーキングドラムの下方フランジに接触させ
、コークスを取出した後、シュートを下降させ、次いで
カバーユニットをコーキングドラムの下方フランジと上
下に整列する位置へ横方向に移動させ、カバーユニット
を元の位置へ上昇させて下方フランジに圧接させ、締着
ポルトを下方へ枢動させて再定着し、カバーユニットを
コーキングドラムの下方フランジに再び結合させること
から成る。

複数の締着ボルトを弛めて外方へ枢動させ、カバーユニ
ットを下降させて側方へ移動させる遠隔操作による本発
明の開閉装置を用いれば、コーキングドラムの底部カバ
ーユニットを好便かつ安全にコーキングドラムから取外
すことができ、有利である。本発明のカバー開閉装置及
び方法は、コーキングドラムに堆積したコークスの迅速
に、かつ信頼性の高い態様で取出すことを可能にし、そ
れによってドラムの利用可能な作動時間を増大すること
ができ、又、カバーユニットの開閉操作中作業員が高温
の炭化水素、蒸気及び水に露呈されるのを回避すること
によって作業員の安全を高める。本発明の開閉装置及び
方法を有利に適用することができる直立容器としては、
コーキングドラム、反応器、又は、開閉作業中作業員に
危険を伴うようなその他の任意の容器を挙げることがで
きる。

実施例 第１区に概略的に示されるように、デイレードコーキン
グドラム又は容器（以下、単に「コーキングドラム」、
「ドラム」又は「容器」とも称する）１０は、垂直に配
置されており（直立であり）、隣接する支持構造体１１
によって支持され、ドラム１０の下に設けられた下方プ
ラットホーム構造体によっても支持されている。石油精
製に使用されるこの種のデイレードコーキングドラムは
、通常、直径６．１〜７．６ｍ　（２０〜２５ｆｔ）、
高さ２２．９〜３０．５ｍ　（７５〜１００ｆｔ）であ
り、円錐形の下方部分１０ａを有する。下方部分１０ａ
の下端には、通常１．５〜２．１ｍ（５〜７ｆｔ）の直
径の下方フランジ１３が付設されている。下方フランジ
１３に複数の枢動自在のクランプ型締着装置（以下、単
に「クランプ装置」又は「締着装置」とも称する）２０
によって着脱自在の封部カバーユニット１４が密封状態
に閉止される。コーキングドラム１０内に漸次に堆積し
たコークスは、必要に応じて定期的にドラムから取出さ
れる。その場合、底部カバーユニット１４を取外し、油
圧器を用いてドラム内からコークスを切出し、伸縮自在
のコークス搬出シュート１５を通して貯留ビット又は鉄
道貨車（図示せず）内へ落下させる。

本発明によれば、カバーユニット１４は、第２及び３図
に詳細に示されるように、多数の枢動自在のクランプ型
締着装置２０によって容器１０の下方フランジ１３に圧
接させて締付けられる。カバーユニット１４は、容器の
下方フランジ１３に合致して容器を密封するカバー本体
と、後述するようにカバー本体を横方向即ち側方へ（容
器の軸線に対して横断方向へ）移動自在に支持するため
の、両側に沿って延長した１対の水平滑り部材１８を有
する支持クレードル（揺動受は台）即ちキャリッジユニ
ット１６を含む。クレードル１６は、複数の垂直アーム
を介してカバー本体を支持しており、クレードル自体は
、後述するようにカバーユニット１４を容器１０に対し
て昇降させるための長方形の昇降フレーム３０（以下、
単に「フレーム」とも称する）によって横方向に摺動自
在に支持されており、かつ、フレーム３０と共に昇降す
るようになされている。カバーユニット１４は、又、コ
ーキングドラム１０内へ原料の炭化水素、蒸気及び水を
供給し、ドラムから水を排出させるための側方導管１９
を備えている。第２．３図及び４図に示されるように、
容器１０のフランジ１３の直径の大きさ及びドラム内の
作動圧力定格に応して１６個ないし４８個のスイング型
（枢動自在）締着装置２０が、カバーユニット１４をフ
ランジ１３に圧力密封状態に締付けるためにフランジ１
３の外周の周りに等間隔に配置される。

第５〜７図に更に詳細に示されるように、各クランプ型
締着装置２０は、いずれも同じ構造であり、同様の態様
で作動される。詳述すれば、クランプ締着装置２０は、
内端２１ａをピボットビン２２によってフランジ１３に
枢動自在に取付けられたクランプ腕２１を有する。ピボ
ットビン２２はフランジ１３の外周縁の上面に枢動自在
に固定されている。クランプ腕２１の外端２１ｂは、油
圧ピストン・シリンダ型作動器（油圧ピストン・シリン
ダから成る作動器のこと、以下、単に「作動器」とも称
する）２４の下端に枢動自在に取付けられている。作動
器２４の上端２５（第２図）は、ドラム１０の下方部分
１０ａの外壁に枢動自在に取付けられている。各クラン
プ腕２１の内端２１ａは、又、ピボットビン２２を介し
て締着ボルト（以下、単に「ボルト」とも称する）２６
の上端に固定されている。ボルト２６は、容器１０の下
方フランジ１３及びそれと合致するカバーユニット１４
のカバー本体に設けられた垂直スロット２７内に挿入さ
れる。各ボルト２６には、カバー本体の下方において遠
隔操作のボルト締付け・弛めユニット（ボルトを締付け
たり、弛めたりするための手段）２８が例えばナツトを
介して連結されている。ボルト締付け・弛めユニット２
８は、例えば米国特許筒３．０１５．９７５号に記載さ
れたものと同様のものであってよく、その構成の詳細に
ついては同特許を参照されたい。ボルト締付け・弛めユ
ニット２８は、通常、それに接続された適当な油圧源に
よって作動される。ボルト締付け・弛めユニット２８に
よって弛められた各１対の隣接したボルト２６をピボッ
トビン２２を中心として半径方向内外へ単一のピストン
・シリンダ型作動器２４によって枢動することができる
ように、各１対の隣接したボルト２６を、その各々に取
付けられたクランプ腕２１と２１を細長いピボットビン
２３を介して互いに連結し、該ピボットビン２３に単一
のクランプ腕及びボルト枢動用ピストン・シリンダ型作
動器２４を連結する構成とすることが好ましい。

ドラムの下方フランジ１３とカバーユニット１４との結
合を解放する場合は、まず、各ボルト締付け・弛めユニ
ット２８を遠隔操作によって作動させてボルト２６を弛
め、昇降フレーム３ｏによりカバーユニット１４及びク
レードル１６を６．３５〜２５．４ｍｍ　（０，２５〜
ｌ　ｉ　ｎ）だけ下降させる。次いで、クランプ腕及び
ポルト枢動用ピストン・シリンダ型作動器２４を作動さ
せてクランブ腕２１従ってボルト２６を半径方向外方上
向きに締着解除位置へと枢動させる（第８図参照）。

カバーユニット１４を支持し容器の下方フランジ１３か
ら下降させるために、第２．３．８図に示されるように
、昇降フレーム３０がカバーユニット１４のクレードル
即ちキャリッジユニット１６及びその滑り部材１８の下
にそれらの下面に係合し支持するように設けられている
。フレーム３０は、その四隅に４つの直立ブランケット
３２を有し、各ブランケットにフレーム３０を制御自在
に昇降させるためのピストン・シリンダ作動器３４が連
結されている。各作動器３４の上端は、コーキングドラ
ム１０の下方部分１０ａに枢動自在に取付けられている
。先に述べたように、締着ボルト２６がボルト締付け・
弛めユニットによって弛められ、カバーユニット１４が
まず６．３５〜２５．４ｍｍ（０，２５〜１１ｎ）だけ
下降されて昇降フレーム３０により支持された後、各ボ
ルト２６は、対応する作動器２４によってフランジ１３
から半径方向外方上向きに枢動される。次いで、力バー
ユニット１４は、第８図に示されるように昇降フレーム
３０によって更に下降され、第９．１０図に示されるよ
うに側方へ移動される。昇降フレーム３０従ってカバー
ユニット１４の昇降は、４つの垂直ピストン・シリンダ
作動器３４によって行われる。昇降フレーム３０は、コ
ーキングドラム１０のフランジ１３に対して固定の水平
位置に維持されるように少なくとも２つの、通常４つの
位置ぎめビン３１（第３図参照）上に下降される。

第８図に示されるようにカバーユニット１４を作動器３
４の作動により下降させた後、第９．１０図に示される
ように側方へ移動させる手段は、カバーユニット１４の
両側に沿って水平に延設された１対のピストン・シリン
ダ作動器３６である。各作動器３４の前端３６ａは、突
片３５を介してカバーユニット１４に連結され、後端３
６ｂは、係留手段３７を介してプラットホーム構造体１
２のデツキ４０に連結されている。昇降フレーム３０の
各構成部材の配置及び相対位置は、第１１図の平面図に
も示されている。

カバーユニット１４が作動器３６のピストンロッドを伸
長させることによって第９．１０図に示されるように偏
倚位置へと側方へ移動される際、滑り部材１８はフレー
ムユニット３０の両側に沿って延設された１対の案内面
３３ａ、３３ｂ（第１１図参障）によって保持され案内
される。クレードル１６の前端部分は、デツキ４０上に
敷設された平行な軌道３９に沿って転動する１対のロー
ラ（図示せず）によって支持することが好ましく、クレ
ードルの後端は、デツキ４０に取付けられた脚部材４１
上に座直させる。

カバーユニット１４が側方へ移動された後、昇降フレー
ム３０の下方部分に取付けられた伸縮自在のコークス搬
出用シュート１５を４つの作動器３４の作動によって上
昇させて容器１０の下方フランジ１３に接触させる。シ
ュート１５が容器ｌＯの下方フランジ１３に接触した状
態は、第１０図に示されている。コークスは、コーキン
グドラム１０内から取出され、シュート１５を通って貯
留ビット又は鉄道貨車（図示せず）内へ落下し、更に処
理される。

コーキングドラム１０のデコーキング作業が終了すると
、昇降フレーム３０及びそれに付設されたシュート１５
が下降され、カバーユニット１４が第２．３図に示され
る元の位置へ戻され、ドラムのフランジ１３に再度結合
される。カバーユニット１４のこの戻り移動は、まず４
つの作動器３４によりフレーム３０及びシュート１５を
下降させ、次いで１対の作動器３６のピストンを引込め
てカバーユニット１４をフランジ１３のしたに上下に整
列する位置へ横方向に移動させ、再びフレーム３０を上
昇させてカバーユニット１４をフランジに圧接させるこ
とによって行われる。次いで、作動器２４のピストンを
伸長させてボルト２６を第３．４図に示されるように半
径方向内方下向きに枢動させスロット３７内へ挿入する
。次いで、ボルト締付は−弛めユニット２８を作動させ
てボルト２６を締付はフランジ１３とそれに合致したカ
バーユニット１４のカバー本体を再度締付ける。

以下に、本発明を実施した具体例を説明する。

民体舅 原料石油からデイレードコーキングによりコークスを生
成するのに使用されるコーキングドラムにおいては、３
６〜４８時間の作動時間でドラムの内壁に十分な量のコ
ークスが堆積し、作動を継続するには堆積したコークス
を取出さなければならない。その場合、ドラムの下方開
口を閉鎖するためにドラムの下方フランジに合致する、
本発明によるカバーユニットを備えたコーキングドラム
の作動を停止し、ドラム内の圧力を除去してカバーユニ
ットを取外す。本発明によるカバーユニット及びカバー
開閉装置の主な寸法及び作動特性は、下記の通りである
。

ドラムの下方フランジの直径　　：　１８２．８８ｃｍ
（７２ｉｎ） カバーユニットのカバーフランジ （カバー本体）の直径　　　　　：　１８２．８８ｃｍ
（７２ｉｎ） カバーユニットの長さ　　　　　　　４５．７２ｃｍ（
１８ｉｎ） 締着ポルトの本数　　　　　　　＝３６本綿着水ルトの
直径　　　　　　　：　　３．１７５　ｃｍ（１，２５
ｉｎ） ドラムフランジ及びカバーフラン ジの締着ボルト受容スロットの幅：　　３．８１ｃｍ（
１，５ｉｎ） 昇降フレームの昇降距離　　　　：　　３０．４８　ｃ
ｍ（１２ｉｎｌ カバーユニットの側方移動距離　・２６６．７　ｃｍ（
１０５ｉｎ） 昇降用作動器の油圧　　　　　　：　１０５ｋｇ／ｃｍ
２（１５００ｐｓｉｇ１ 重質炭化水素原料及び蒸気の供給を停止し、コーキング
ドラムを水冷し、水を排出した後、下記の手順に従って
底部カバーユニットを取外し、コークスを取出した後再
びカバーユニットを元に戻す。

ａ）油圧式ボルト締付け・弛めユニットを加圧すること
によって、カバーユニットをコーキングドラムの下方フ
ランジに締着している枢動締着ボルトを弛め、それによ
ってカバーユニットを６．３５〜２５．４ｍｍ　（０，
２５−１ｉｎ）だけ下降させて昇降フレーム上に座直さ
せ、ポルトをドラムのフランジの外周から外方へ枢動さ
せることができるようにし、 ｂ）クランプ腕及びポルト枢動用ピストン・シリンダ型
作動器を加圧することによって締着ポルトを半径方向外
方上向きに枢動させてカバーユニットのカバーフランジ
をコーキングドラムのフランジから解放し、 Ｃ）昇降フレームのためのピストン・シリンダ型作動器
を加圧してカバーユニットを下降させ、次いで水平ピス
トン・シリンダ作動器を加圧しそのピストンロッドを伸
長させることによってカバーユニットを側方へ移動させ
、 ｄ）コーキングドラムからコークスを取出すことができ
るように昇降フレームのためのピストン・シリンダ型作
動器を逆方向に加圧してコークス搬出シュートを上昇さ
せてドラムの下方フランジに合致させ、 ｅ）コーキングドラムから堆積したコークスを取出した
後、コークス搬出用シュート下降させ、カバーユニット
を横方向に移動させてコーキングドラムの下方フランジ
と上下に整列する位置へ戻し、次いでカバーユニットを
上昇させてコーキングドラムの下方フランジに合致させ
、 ｆ）ランプ腕及びポルト枢動用ピストン・シリンダ型作
動器を逆方向に加圧してピストンロッドを伸長させるこ
とによって、締着ポルトをドラムのフランジ及びカバー
フランジのスロット内へと内方下向きに枢動させ、次い
で、ボルト締付け・弛めユニットを作動して締着ポルト
を締め、カバーユニットをコーキングドラムの下方フラ
ンジに再び堅く締付ける。

以上、本発明の詳細な説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱す
ることなく、いろいろな変型及び改変が可能であること
は当業者には明らかてあろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は、支持構造体と、ドラムの下端に設けられた着
脱自在の底部カバーユニットを有する直立デイレードコ
ーキングドラムの概略的立面図、第２図は、コーキング
ドラムの下方フランジに着脱自在に取付けられ、フレー
ム部材によって支持された本発明の底部カバー開閉装置
の拡大透視図であり、カバーユニットが閉しられ、締着
ポルトが締付けられた状態にあるところを示す。第３図
は、コーキングドラムの下方フランジに着脱自在に取付
けられたカバーユニットと、その支持昇降フレームと、
カバーユニットの下に設けられたコークス搬出用シュー
トを示す拡大立面図、第４図は、第３図の１．’！　４
−４　′に沿ってみた拡大断面図であり、コーキングド
ラムの下方フランジに係合した多数の締着ポルトを取外
すためのボルト締付け・弛め手段及び作動手段の配置を
示す。第５図は、第３図の線５−５′に沿ってみたフラ
ンジクランプ装置の詳細平面図、第６及び７図は、それ
セン第５図の線６−６′及び７−７′に沿ってみた一部
断面による立面図、第８図は第３図と同様の図であるが
、締着ポルトが外方へ枢動され、カバーユニットがコー
キングドラムの下方フランジから下降された状態にある
ところを示す。第９図は、フレームが位置ぎめビン上へ
下降され、カバーユニット及びクレードルが側方へ移動
されたところを示す立面図、第１０図は、第９図と同様
の図であるが、コークスをドラムから取出すために、カ
バーユニットが側方へ移動され、フレーム及びコークス
搬出シュートが上昇されドラムの下方フランジに当接さ
れたところを示す。第１１図は、第９図の線１１−１１
′に沿ってみた開閉装置の平面図である。 図中、１０はコーキングドラム又は容器、１０ａはドラ
ムの下方部分、１３は下方フランジ、１４はカバーユニ
ット、１５はシュート、１６はクレードル又はキャリッ
ジ、１８は滑り部材、２０はクランプ装置、２４はピス
トン・シリンダ型作動器（クランプ腕及びポルト枢動用
作動器）、２６は締着ポルト、２８はボルト締付け・弛
めユニット、３０は昇降フレーム、３１は位置ぎめビン
、３４はピストン・シリンダ型作動器（昇降フレーム昇
降用作動器）、３６はピストン・シリンダ型作動器（ク
レードル又はキャリッジを側方へ移動させるための作動
器）。 １６パ　兼　坂　　　眞　ほか２名 ｆ１’）　　　　　　　　　３ ＼

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）直立容器の底部カバーユニットを取外し再び元へ戻
   すためのカバー開閉装置であって、 （ａ）支持クレードルを有し、前記直立容器の下方フラ
   ンジに複数のボルトによって密封状態に圧接するように
   なされたカバーユニットと、 （ｂ）該カバーユニットの周りに等間隔に配置され、各
   々、該カバーユニットを前記容器から開放するために該
   カバーユニット及び容器の下方フランジに挿入された前
   記ボルトを弛め、該ボルトを枢動させて取外すためのボ
   ルト締付け・弛め手段を備えた少なくとも８つの枢動自
   在のクランプ装置と、 （ｃ）前記カバーユニット及びクレードルの下方に配置
   されており、４つの等間隔を置いて設けられた垂直ピス
   トン・シリンダ型作動器によって該容器から支持された
   昇降フレームと、 （ｄ）該昇降フレームによって少なくとも一部分支持さ
   れており、１対の水平ピストン・シリンダ型作動器を介
   して前記カバーユニットを該昇降フレームに対して側方
   へ移動させるためのキャリッジユニットとから成り、も
   って、該容器の底部開口を通してコークスを取出すこと
   ができるように該カバーユニットを前記下方フランジか
   ら下降させ、側方へ移動させることができるようになさ
   れたことを特徴とするカバー開閉装置。 ２）直立コーキングドラムの底部カバーユニットを取外
   し再び元へ戻すためのカバー開閉装置であって、 （ａ）支持クレードルに取付けられており、前記直立コ
   ーキングドラムの下方フランジに複数のボルトによって
   密封状態に圧接するようになされたカバーユニットと、 （ｂ）該カバーユニットの周りに等間隔に配置され、各
   々、該カバーユニットを前記コーキングドラムの下方フ
   ランジから開放するように前記締着ボルトを弛め、該ボ
   ルトを外方上向きに枢動させて取外すために下方ナット
   に連結するようになされたボルト締付け・弛め手段を備
   えた少なくとも８つの枢動自在のクランプ装置と、 （ｃ）前記カバーユニット及びクレードルの下方に配置
   されており、４つの等間隔を置いて設けられた垂直ピス
   トン・シリンダ型作動器によって該コーキングドラムか
   ら支持された昇降フレームと、 （ｄ）該昇降フレーム上に座置し、前端を支持レールに
   沿って摺動する案内面によって支持されており、該前端
   に取付けられた１対の水平ピストン・シリンダ型作動器
   を介して前記カバーユニットを該昇降フレームに対して
   側方へ移動させるためのキャリッジユニットとから成り
   、もって、該コーキングドラムの底部開口を通してコー
   クスを取出すことができるように該カバーユニットをコ
   ーキングドラムの前記下方フランジから下降させ、側方
   へ移動させることができるようになされたことを特徴と
   するカバー開閉装置。 ３）容器の底部カバーユニットを取外し再び元へ戻すた
   めのカバー開閉方法であって、 （ａ）容器の下方フランジと該フランジに取付けられた
   着脱自在のカバーユニットとの間の結合を、複数の枢動
   自在のボルトを弛め、該ボルトを該結合部に対して外方
   上向きに枢動させることによって解放し、 （ｂ）該カバーユニットを前記下方フランジから下降さ
   せて、前記容器の開口の一方の側部へ横方向に移動させ
   、 （ｃ）前記容器から材料を取出すためにシュートを上昇
   させて容器の前記下方フランジに接触させ、 （ｄ）該シュートを下降させ、次いで前記カバーユニッ
   トを容器の前記下方フランジと上下に整列する位置へ横
   方向に移動させ、該カバーユニットを上昇させて該下方
   フランジに圧接させ、 （ｅ）前記枢動自在のボルトを前記カバーユニットと容
   器の間に再び締付けることから成るカバー開閉方法。 ４）コーキングドラムの底部カバーユニットを取外し再
   び元へ戻すためのカバー開閉方法であって、 （ａ）コーキングドラムの下方フランジと該フランジに
   取付けられた着脱自在のカバーユニットとの間の結合を
   、複数の枢動自在のボルトを弛め、該ボルトを該結合部
   に対して半径方向外方上向きに枢動させることによって
   解放し、 （ｂ）油圧器によって作動されるフレームにより該カバ
   ーユニットを前記下方フランジから下降させて、コーキ
   ングドラムの開口の一方の側部へ横方向に移動させ、 （ｃ）前記コーキングドラムから材料を取出すために前
   記フレーム及びシュートを上昇させてコーキングドラム
   の前記下方フランジに接触させ、 （ｄ）該フレーム及びシュートを下降させ、次いで前記
   カバーユニットをコーキングドラムの前記下方フランジ
   と上下に整列する位置へ横方向に移動させ、該カバーユ
   ニットを上昇させて該下方フランジに圧接させ、 （ｅ）前記枢動自在のボルトを前記カバーユニットとコ
   ーキングドラムの間に再び締付けることから成るカバー
   開閉方法。