JPH01190453A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、凸版印刷及びグラビア印刷を１台の印刷機械
で行なうようにした印刷装置に関する。

［従来の技術］ 従来、凸版印刷を行なう場合には、凸版印刷機を用い、
グラビア印刷を行なう場合にはグラビア印刷機をそれぞ
れ用いなけれ・ばそれぞれの目的に適う印刷を行なうこ
とができなかった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は、１台の印刷装置を凸版印刷用、及びグラビア
印刷用に使用でき、それぞれの目的の印網装置を各個に
用意する必要なく、同じ版胴に凸版印刷用版板及びグラ
ビア印刷用版板を調整部材を介在しまたは介在させるこ
となく取り付け、版面の直径と圧胴直径とを、調整して
異種の印刷を行なうことを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、凸版側の版板とグラビア刷の版板とをそれぞ
れ交互に入れ替えて取り付けられる版胴５と、凸版印刷
の際インキを版胴５に供給する着肉ローラ２０と、版胴
５に取り付けた版材の版面外径と等しい外径を有するよ
うに調整された圧胴４と、グラビア印刷の際版面にイン
キを供給するインキ溜２１及びインキローラ２２と、ド
クター２３と、印刷された紙を移送するトランスフアー
チエン１１と、トランスフアーチエン１１にて排紙装置
Ｃに移送される印刷された紙を乾燥する乾燥室１２と、
給紙装置Ｂと、排紙装置Ｃとよりなり、凸版印刷の際版
胴５に凸版印用版板を装着して着肉ローラ２０にて凸版
印刷用版板の外側面にインキを供給し版胴５と圧胴４と
の間に挿入された紙に凸版印刷を行ないこの紙をトラン
スフアーチエン１１にて排紙装置に移送し、グラビア印
刷の際インキ溜２１にグラビア印刷用インキを収容し、
このインキをインキローラ２２にて版胴５のグラビア版
板の版面にインキを盛り上げドクター２３にて余分のイ
ンキを拭い取り、圧胴４と版胴５の間に給送される紙に
グラビア印刷を行ない乾燥装置にて印刷された紙のイン
キを乾燥するようにしたことを特徴とする印刷装置であ
る。

［作　　　用］ 本発明は１例えば、グラビア印刷を施した紙に凸版印刷
を施す場合に１版胴よりグラビア印刷用版板を取り除き
その版胴に今度は凸版印刷用版板を取り付け、グラビア
印刷に使用したインキ溜のインキローラを版胴面より離
し、凸版印刷用着肉ローラを凸版印刷用版板に接触して
インキを供給し凸版印刷用版仮にて版胴と圧胴との間に
挿入された紙に凸版印刷を行ない、凸版印刷を施した紙
にグラビア印刷を行なう場合に１版胴より凸版印刷用版
板を取り除き、その版胴に今度はグラビア印刷用版板を
取り付け、着肉ローラを版胴よりひき離しグラビア印刷
用インキを収容したインキ溜のインキローラを版胴のグ
ラビア版板の版面に接触してインキを盛り上げドクター
にて余分のインキを拭い取り圧胴と版胴の間に給送され
る紙にグラビア印刷を行ない乾燥装置１２にて印刷され
た紙のインキを乾燥するものである。

［実　施　例］ 第１図及び第２図において、Ａは印刷装置、Ｂは印刷装
置の手前に配設した印刷装置への給紙を行なう給紙装置
、Ｃは印刷装置Ａの前方に配設した印刷装置にて印刷さ
れた紙Ｐを受は取り積み重ねる排紙装置である。

給紙装置Ｂには、昇降装置にて昇降される給紙台１に積
み重ねた紙Ｐを上方のものから順次吸着して移送部材２
に送り出すサッカーが設けられるが図面では省略しであ
る。３は移送部材２の前方において印刷装置Ａに設けた
給紙爪であって、印刷装置Ａの圧胴４と版胴５の咬え爪
に紙Ｐの前端部を咬えて往復作動するように軸６に軸着
しである。

印刷装置Ａは１台の印刷装置で凸版印刷、及びグラビア
印刷に使用することができる構造となっている。すなわ
ち、圧胴４と版胴５の軸には等しい径の歯車４ｇ及び５
ｇが設けられ咬み合っており、モータ７にて連動回転さ
れる減速装置８の中間歯車９を版胴５の歯車５ｇに咬み
合わせ、印刷された紙Ｐはチェンホイル１０と１０ａに
て懸架されたトランスフアーチエン！ｌのグリッパ１１
ａにて咬えられて運搬され、乾燥室１２内に設けたヒー
ター１３にて紙Ｐの印刷インキ面が乾燥され、排紙装置
Ｃの排紙台１４に積み巾ねられるように構成されている
。＋５はチェンホイル１０と同一軸に設けられ中間歯車
９と咬み合うチェノ駆動用歯車、１６はトランスフアー
チエン駆動用歯車１５軸に取り付けた吸気ドラムであっ
て版胴５にて印刷された紙Ｐの後端部の垂れ下りを防止
するものである。しかし吸気ドラム１６で紙Ｐの垂れ下
りを防止する代わりに、吸気ドラム１６の外周面に垂れ
下り防止用針を植え付けてもよい。

２０は版胴５を凸版印刷用として使用するために版胴５
に巻き付けた凸版にインキを移すインキ装置の着肉ロー
ラであり、この着肉ローラ２０は凹版印刷を行なう際は
１版胴５から離れた位置にあるように版胴５の外側方に
移動することができるように印刷装置Ａのフレームに取
り付けられている。

２１はグラビア印刷を行なうため版胴５に接している着
肉ローラ２０の反対側斜め下方に位置して印刷装置Ａの
フレームに取り付けたグラビア印刷用インキ溜である。

２２はこのインキ溜２１のインキに一部浸漬したインキ
ローラであって、版胴５に接触し又は離間できるように
印刷装置Ａのフレームに取り付けられている。２３はド
クターであって、版胴５の凹版の製版面に付着した余分
の印刷インキを拭い落すものである。

版胴５に巻き付けられる凸版面とグラビア刷の版面の外
径は、それぞれ異なる。これらの版面を等しい径に保持
するためには次のような方法を採れば良い。すなわち版
胴５に取り付けた凸版版面の外径を基準寸法とし、版胴
５に取り付けたグラビアの版板の裏面と版胴５の表面と
の間にパツキン片を介在させてグラビア用版板の外周直
径を凸版刷用版板の版面外径と等しく構成する。

第３図は印刷装置の要部の拡大側面図であって、グラビ
ア印刷と凸版印刷とを行なう場合の説明図である。グラ
ビア印刷を行なう場合、版胴５の外周に所要の厚さの厚
紙を挟んでグラビア版板を巻き付ける。そして凸版用着
肉ローラ２０を版扱面より引き離して置く。インキ溜２
１のグラビア印刷インキ有機溶剤が混入されているが、
毒性が強いためにできる限る水性のインキを用い、この
インキ中にはインキローラ２２の一部が浸漬され版胴５
と接触回転しドクター２３にて版仮に盛り付けられたイ
ンキの余剰分を拭い落す。給紙爪３にて給紙装置から移
送された枚葉紙Ｐの先端を圧胴４の咬え爪にて咬える。

次に凸版刷印刷を行なう場合１版胴５の外周に巻き付け
たグラビア刷版板を取り外す。また、ドクター２３及び
インキ溜２１のインキローラ２２を版胴５の版板の版面
より引き離す。次に版胴５の円周に例えば厚さ２．５ｍ
ｍ〜３．０ｍｍの半円形の弯曲板をクリップにてに取り
付ける。次にインキローラ２０を版胴５の版面に接触し
版胴５を回転し給紙爪３にて給紙装置Ｂから移送された
紙Ｐの先端を圧胴４の咬え爪にて咬える。圧胴４のゴム
ブランケットの外径と版胴５に取り付けた版板の外径と
は等しいから、圧胴４と版胴５を等しい角速度で回転さ
せれば枚葉紙Ｐに版の着肉面が圧接され枚葉紙Ｐに凸版
刷印刷を行なうことができる。

前記の説明は枚葉紙に印刷を行なう場合の説明であるが
１巻取紙に印刷を行なう場合は、給紙装置Ｂを必要とせ
ず、巻取紙を案内ロールを介して版胴５と圧胴４との間
に挿通し巻取紙を版胴及び圧胴と等しい速度で移送する
ことにより印刷することができる。

また、凸版印刷を行なう場合と凹版印刷を行なう場合に
版胴の版面に着肉する着肉ローラはインキ胴、練肉ロー
ラ、渡りローラと共にセットしたものを交換してフレー
ムに取り付けることができる。

［発明の効果］ 本発明は前記した如く、版板を交換するのみで１個の印
刷機械の版胴な凸版印刷と、グラビア印刷機に共通に使
用できて、従来凸版刷印刷及びグラビア刷印刷において
それぞれ設けられた給紙装置、排紙装置、乾燥トンネル
、フレーム等を単一化することができて印刷機の設置場
所を集約できると共に凸版印刷とグラビア刷印刷の２種
類の印刷作業を同じ機械で遂行することができる。従っ
て例えば同じ紙面に凸版印刷とグラビア印刷を行なう場
合等において部数少なく多種類の印刷物を簡単な装置で
迅速に印刷することができるために、印刷業者及び需要
者に益するところ大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す。第１図は給紙装置、印刷
装置、乾燥室及び排紙装置の配置を説明するための側面
図、第２図は同上平面図、第３図は印刷装置の拡大側面
図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）凸版刷の版板とグラビア刷の版板とをそれぞれ交
   互に入れ替えて取り付けられる版胴５と、凸版印刷の際
   インキを版胴５に供給する着肉ローラ２０と、版胴５に
   取り付けた版材の版面外径と等しい外径を有するように
   調整された圧胴４と、グラビア印刷の際版面にインキを
   供給するインキ溜２１及びインキローラ２２と、ドクタ
   ー２３と、印刷された紙を移送するトランスフアーチエ
   ン１１と、トランスフアーチエン１１にて排紙装置Ｃに
   移送される印刷された紙を乾燥する乾燥室１２と、給紙
   装置Ｂと、排紙装置Ｃとよりなり、凸版印刷の際版胴５
   に凸版刷用版板を装着して着肉ローラ２０にて凸版刷用
   版板の外側面にインキを供給し版胴５と圧胴４との間に
   挿入された紙に凸版印刷を行ないこの紙をトランスフア
   ーチエン１１にて排紙装置に移送し、グラビア印刷の際
   インキ溜２１にグラビア印刷用インキを収容し、このイ
   ンキをインキローラ２２にて版胴５のグラビア版板の版
   面にインキを盛り上げドクター２３にて余分のインキを
   拭い取り、圧胴４と版胴５の間に給送される紙にグラビ
   ア印刷を行ない乾燥装置１２にて印刷された紙のインキ
   を乾燥し排紙装置に積み重ねるようにしたことを特徴と
   する印刷装置。