JPH01190316A - 二重カーテン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、表地と裏地の二重構造になる高級カーテン装
置の改良に係るものである。

（従来の技術） 従来の二重カーテン装置を第５図に示す。この二重カー
テン装置は、表地２１と裏地２２を重ね合せ、上縁に左
右方向に所定間隔をおいてフックを挿入するためのひだ
部２３を形成したものである。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来の二重カーテン装置においては、表地２１と裏
地２２とが重なって厚くなるため、ひだ部２３の縫製作
業が難行するし、表地２１と裏地２２の双方に、ひだ部
２３の下方に連続した波２４ができるので、カーテンを
閉じたときに波２４の部分から光が差し込んで遮光性を
損なうという問題点がある。また、表地２１と裏地２２
とは同量必要であるが、ひだ２３の分を含めると双方と
も窓の面積よりもかなり大きな面積の布地を必要とし、
高価なものとなる等の問題点がある。

本発明は、上記従来の問題点を解決し、縫製作業が容易
であると共に、裏地を表地より小さいものでまかなうこ
とができ、従って安価に得られ。

しかも遮光性の良好な二重カーテン装置を提供しようと
するものである。

（課題を解決するための手段） 本発明においては、上記課題を解決するため、表地２と
裏地３とを重ねて成る二重カーテン装置において、表地
２の上縁に左右方向に所定間隔をおいてフック４，１４
を挿入するためのひだ部２ａを複数縫い付け形成し、裏
地３の上縁には表地２のひだ部２ａに対応する位置にフ
ック挿入用の孔７ａ形成し、かつ表地２と裏地３には、
双方の裾を開き止めするための面ファスナ５，８の如き
結合手段を設け、フック４，１４の挿入幹部４ａ。

１５ａを孔７ａを貫通して表地２のひだ部２ａへ上向き
に挿入し、鈎部４ｂ、１６ｂをランナの吊り環へ掛け止
めて表地２と裏地３とをランナに吊るようにした。

（作　用） 本発明の二重カーテン装置においては、裏地３は表地２
に縫合されていない。裏地３は、実質的にフック４，１
４にて表地２に吊り止められ、また面ファスナ５，８の
如き結合手段で表地２に重ね止められる形になる。従っ
て、フック４，１４を挿入するためのひだ部２ａが表地
２だけに形成されるので、縫製作業が容易であり、裏地
３にはひだ部に連続する波が形成されないので裾が壁面
に密着して遮光性が良好であると共に、裏地３の面積を
表地２よりも小さくすることができる。

（実施例） 本発明の一実施例を第１図、第２図に示す。第１図は二
重カーテン装置の分解斜視図、第２図は同断面図である
。第１図、第２図において、カーテン１は、表地２と裏
地３とを重ね合せた二重構造のものであり、フック４に
よって図示しないランナの吊り環へ吊り下げられるもの
である。

表地２には、上縁に左右方向に所定間隔をおいてフック
４を挿入するための複数のひだ部２ａが縫い付けにより
形成され、また側縁には裏地３との対向面に面ファスナ
５が縫着されている。

裏地３は、遮光用の暗幕６の上縁に合成樹脂あるいは不
織布の如き柔軟で強靭な帯状のシート７を縫合して成る
。シート７には、表地２のひだ部２ａに対応する位置に
、フック挿入用の孔７ａを備えている。なお、図示の実
施例においては、孔７ａが細かい間隔で横方向に多数列
設されており、裏地３を表地２に重ねたときに表地２の
ひだ部２ａに対応する位置にあるものを適宜選択してフ
ック４を挿入できるようになっている。また、裏地３の
側縁には表地２との対向面に面ファスナ５に対応する面
ファスナ８が縫着されている。なお、裏地３は、これを
フック４にて吊り下げる場合にその荷重に耐えられる材
質のものであれば一枚物であって差し支えない。

フック４は、シート７の孔７ａを貫通して表地２のひだ
部２ａへ上向きに挿入する挿入幹部４ａと、図示しない
ランナの吊り環へ掛け止めるための鈎部４ｂとを備えて
おり、第２図に示すように、挿入幹部４ａを孔７ａを貫
通して表地２のひだ部２ａへ挿入される。この状態セ、
表地２と裏地３の上縁部がフック４，１４により互いに
結合される。

しかして、この実施例の二重カーテン装置は、表地２に
裏地３を重ねて、表地２の各ひだ部２ａに対応する位置
にある孔７ａを適宜選択してこれにフック４の挿入杆４
ａを差し込み、さらにこれをひだ部２ａに挿入する。こ
うして裏地を実質的にフック４にて表地２に吊り止める
。また両者の面ファスナ５，８を互いに接合させて表地
２と裏地３の裾が開かないように互いに重ね止める。こ
うしてフック４を吊り環に吊ると、カーテン１を広げた
状態で、裏地３にはひだ部２ａに連続する波ができない
から、比較的平滑な裏地３が壁面に密着して外部の光を
確実に遮ることができる。また、裏地３には、波をつく
る余裕が必要でないから、その面積は表地２よりも小さ
くてすみ、経済的である。

本発明の他の実施例を第３図、第４図に示す。

第３図はカーテンの一部の断面図、第４図は裏地の正面
図である。この実施例においては、フック１４が本体１
５と昇降体１６とから成る合成樹脂製のものである。本
体１１５は、はぼ縦長Ｕ字状を成し、一方に挿入幹部１
５ａが、他方にラチェット幹部１５ｂが形成されている
。そして、ラチェット幹部１５ｂには、挿入幹部１５ａ
側に上下２つの係合爪１５ｃが突設されている。昇降体
１６は、ラチェット幹部１５ｂに対してラチェット式に
下方へのみ移動可能に係合するラチェット箱１６ａと、
図示しないランナの吊り環へ掛け止めるための鈎部１６
ｂとを備えている。

そして、裏地３のシート７には、挿入幹部１５ａが挿入
される孔７ａの他、係合爪１５ｃが差し込まれる係合孔
７ｂ、７ｂが横方向に小間隔を置いて多数形成されてい
る。

この実施例の場合には、装着時にフック１４の係合爪１
５ｃ、１５ｃが係合孔７ｂ、７ｂ差し込まれ、その先端
が表地２に係止されるので、裏地３の保持及びフック１
４の振れ止めが一層確実になる。

（発明の効果） 以上のように、本発明においては、上縁に左右方向に所
定間隔をおいてフック４，１４を挿入するための複数の
ひだ部２ａを縫い付け形成した表地２と、上縁には表地
２に重ねたときにそれのひだ部２ａに対応する位置にフ
ック挿入用の孔７ａを備えた裏地３と１表地２と裏地３
の裾の開きを防止するために相互を結合するための面フ
ァスナ５．８の如き結合手段と、裏地３のフック挿入用
の孔７ａを貫通して表地２のひだ部２ａへ上向きに挿入
する挿入幹部４ａ、１５ａ及びランナの吊り環へ掛け止
めるための鈎部４ｂ、１６ｂとを備えたフック４，１４
とを具備させて二重カーテン装置を構成したため、裏地
３を表地２に縫合する必要がなく製作が容易である。そ
して、フック４゜１４を挿入するためのひだ部２ａを表
地２だけに形成すればよいので、縫製作業も容易である
。また、裏地３にはひだ部２ａに連続する波が形成され
ず、平滑になるので、これが壁面に密着して遮光性が良
好になる。さらに、裏地３にひだ部及びこれに起因する
波が形成されないので、その面積を表地よりも小さくし
て材料費を大幅に節減することができる等の効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の実施例を示すもので、第１
図は二重カーテン装置の分解斜視図、第２図は同断面図
、第３図、第４図は本発明の他の実施例を示すもので第
３図はカーテンの一部の断面図、第４図は裏地の正面図
であり、第５図は従来例を示す斜視図である。 １・・・カーテン、２・・・表地、２ａ・・・ひだ部、
３・・・裏地、４．１４・・・フック、４ａ１５ａ・・
・挿入幹部、４ｂ、１５ｂ−−・鈎部、５，８・・・面
ファスナ（結合手段）、７ａ・・・フック挿入用孔。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）上縁に左右方向に所定間隔をおいてフックを挿入
   するためのひだ部を複数縫い付け形成した表地と、 上縁には前記ひだ部に対応する位置にフック挿入用の孔
   を備え、前記表地に重ねられる裏地と、相互の裾が開か
   ないように前記表地と裏地とを結合するための結合手段
   と、 前記裏地のフック挿入用の孔を貫通して前記表地のひだ
   部へ上向きに挿入する挿入幹部と、ランナの吊り環へ掛
   け止めるための鈎部とを備えたフックと、 を具備したことを特徴とする二重カーテン装置。
2. （２）前記結合手段が前記表地と裏地の対向位置に取付
   けられた面ファスナであることを特徴とする特許請求の
   範囲第（１）項に記載の二重カーテン装置。
3. （３）前記裏地は、遮光幕と、この遮光幕の上縁に縫合
   された柔軟で強靭な帯状のシートとから成り、前記フッ
   ク挿入用の孔がこのシート上に形成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の二重カーテ
   ン装置。
4. （４）帯状のシートに左右方向に比較的小さな間隔をお
   いて前記フック挿入用の孔が多数列設され、前記表地と
   裏地とを重ねたときに表地のひだ部に対応するフック挿
   入用の孔を適宜選択して前記フックを挿入するようにし
   たことを特徴とする特許請求の範囲第（３）項に記載の
   二重カーテン装置。