JPH0118872Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0118872Y2 JPH0118872Y2 JP17382282U JP17382282U JPH0118872Y2 JP H0118872 Y2 JPH0118872 Y2 JP H0118872Y2 JP 17382282 U JP17382282 U JP 17382282U JP 17382282 U JP17382282 U JP 17382282U JP H0118872 Y2 JPH0118872 Y2 JP H0118872Y2
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- JP
- Japan
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- passage
- gas
- oil
- rotor
- electric element
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- Expired
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 11
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 11
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 6
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 6
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 4
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は冷凍装置に使用するロータリーコンプ
レツサに関し、特に吐出ガスの油分離機構に係わ
る。
レツサに関し、特に吐出ガスの油分離機構に係わ
る。
従来の技術
従来、コンプレツサから冷却システム内へ油が
流出して、コンプレツサ内の油不足、システム側
にある熱交換器の性能低下等の問題が生じるため
に、これらを解消する仕様として、第5図、第6
図に示すような油分離装置が考えられていた。す
なわち電動要素aと吐出管bの間のボリユームc
(空間)に油分離板dを設けたり、電動要素aを
構成するロータeの上端部に回転自在な分離板f
を設けたりすることにより、油とガスを遠心力を
利用して分離するようにしたものである。
流出して、コンプレツサ内の油不足、システム側
にある熱交換器の性能低下等の問題が生じるため
に、これらを解消する仕様として、第5図、第6
図に示すような油分離装置が考えられていた。す
なわち電動要素aと吐出管bの間のボリユームc
(空間)に油分離板dを設けたり、電動要素aを
構成するロータeの上端部に回転自在な分離板f
を設けたりすることにより、油とガスを遠心力を
利用して分離するようにしたものである。
考案が解決しようとする課題
しかしながら、第5図に示すような油分離板d
を設ける場合、電動要素aと吐出管bの間のボリ
ユームcは、油分離板dを配設する分だけ、大き
くとらなくてはならず、その結果コンプレツサが
大形化する。
を設ける場合、電動要素aと吐出管bの間のボリ
ユームcは、油分離板dを配設する分だけ、大き
くとらなくてはならず、その結果コンプレツサが
大形化する。
また第6図に示すような回転自在な分離板fを
設ける場合、部品点数の増加となりコストアツプ
につながるなど、諸々の問題点があつた。
設ける場合、部品点数の増加となりコストアツプ
につながるなど、諸々の問題点があつた。
本考案はコンプレツサから冷却システム内へ流
出する油を減少させるために、従来よりも簡素で
安価な油分離装置を提供するものである。
出する油を減少させるために、従来よりも簡素で
安価な油分離装置を提供するものである。
課題を解決するための手段
本考案は上記課題を達成するために、電動要素
の下部に圧縮要素を配置して回転軸にて両者を連
結したものであつて、回転軸に前記電動要素と圧
縮要素間にまたがつて形成された通路を設け、こ
の通路の下端を圧縮要素の吐出室と連通し、この
吐出室を前記回転軸に設けた通路を介して前記電
動要素のロータに形成したガス通路と連通させる
とともに、前記ロータのガス通路は、上方にいく
ほど回転軸線に対し離れる方向に傾斜させ、その
上端を密閉容器内に開口させたものである。
の下部に圧縮要素を配置して回転軸にて両者を連
結したものであつて、回転軸に前記電動要素と圧
縮要素間にまたがつて形成された通路を設け、こ
の通路の下端を圧縮要素の吐出室と連通し、この
吐出室を前記回転軸に設けた通路を介して前記電
動要素のロータに形成したガス通路と連通させる
とともに、前記ロータのガス通路は、上方にいく
ほど回転軸線に対し離れる方向に傾斜させ、その
上端を密閉容器内に開口させたものである。
作 用
したがつて、吐出室の圧縮ガスは回転軸の通路
を通つてロータに設けたガス通路へ導びかれる。
そして、傾斜したガス通路によつてロータの遠心
力を受けて冷媒ガスと油粒とが分離される。
を通つてロータに設けたガス通路へ導びかれる。
そして、傾斜したガス通路によつてロータの遠心
力を受けて冷媒ガスと油粒とが分離される。
実施例
以下本考案の一実施例を示す図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
図において1は密閉容器であり、この密閉容器
1内には回転軸2によつて連結された電動要素3
と圧縮要素4が収納されている。5はシリンダで
あり、その両端には強固に上部軸受6と下部軸受
7が取り付けられている。回転軸2の偏心部の外
遠部には摺動自在にローラ8が設けられており、
シリンダ5には細溝(図示せず)が配設され、こ
の細溝内には摺動自在にベーン(図示せず)が収
納されている。9はシリンダ5、上、下軸受6,
7、ロータ8にて画定される圧縮室である。回転
転2の上、下ジヤーナル部には油溝(図示せず)
が設けられており、回転軸2と上、下軸受6,7
の間に油を供給し潤滑を行う。吐出弁10を有す
る上部軸受6は、圧縮ガスの吹出し口をもたない
吐出カバー12aによつて閉塞されており、吐出
室14aを形成してある。そして吐出室14a内
にある上部軸受6には吐出口16が設けてあり、
また回転軸2には通路17が設けてあり上端は栓
18によつて閉口されている。また第3図に示す
様に回転軸2に半径方向にのびる複数の連通口1
9によつて吐出口16と通路17は常に連通し、
吐出路20を構成する。21は吐出室14aに貯
つた油を密閉容器1の底部に戻す油戻り孔であ
る。22はガス通路であり、電動要素3を構成す
るロータ23内に設けられており、回転軸2内の
通路17とガス孔24を介して連通している。そ
してまたガス通路22は第4図に示すように回転
軸線A−A′とαの角度を持つて傾斜し、その上
端は密閉容器1内に開口している。
1内には回転軸2によつて連結された電動要素3
と圧縮要素4が収納されている。5はシリンダで
あり、その両端には強固に上部軸受6と下部軸受
7が取り付けられている。回転軸2の偏心部の外
遠部には摺動自在にローラ8が設けられており、
シリンダ5には細溝(図示せず)が配設され、こ
の細溝内には摺動自在にベーン(図示せず)が収
納されている。9はシリンダ5、上、下軸受6,
7、ロータ8にて画定される圧縮室である。回転
転2の上、下ジヤーナル部には油溝(図示せず)
が設けられており、回転軸2と上、下軸受6,7
の間に油を供給し潤滑を行う。吐出弁10を有す
る上部軸受6は、圧縮ガスの吹出し口をもたない
吐出カバー12aによつて閉塞されており、吐出
室14aを形成してある。そして吐出室14a内
にある上部軸受6には吐出口16が設けてあり、
また回転軸2には通路17が設けてあり上端は栓
18によつて閉口されている。また第3図に示す
様に回転軸2に半径方向にのびる複数の連通口1
9によつて吐出口16と通路17は常に連通し、
吐出路20を構成する。21は吐出室14aに貯
つた油を密閉容器1の底部に戻す油戻り孔であ
る。22はガス通路であり、電動要素3を構成す
るロータ23内に設けられており、回転軸2内の
通路17とガス孔24を介して連通している。そ
してまたガス通路22は第4図に示すように回転
軸線A−A′とαの角度を持つて傾斜し、その上
端は密閉容器1内に開口している。
次に圧縮ガスの流れについて述べる。圧縮室9
で圧縮されたガスは、吐出弁10,11を通つて
吐出室14a,15に流入する。吐出室15に入
つたガスはシリンダ5に設けられた貫通孔(図示
せず)を通り吐出室14aに流入し、吐出弁10
を通つたガスとともに吐出路20を通つて通路1
7に流入し、ガス孔24を通つてガス通路22を
通れ、密閉容器1内に開放され、回転軸の上方に
配設された吐出管35を通つて冷却システム内へ
と流れていく。
で圧縮されたガスは、吐出弁10,11を通つて
吐出室14a,15に流入する。吐出室15に入
つたガスはシリンダ5に設けられた貫通孔(図示
せず)を通り吐出室14aに流入し、吐出弁10
を通つたガスとともに吐出路20を通つて通路1
7に流入し、ガス孔24を通つてガス通路22を
通れ、密閉容器1内に開放され、回転軸の上方に
配設された吐出管35を通つて冷却システム内へ
と流れていく。
かかる構成において、圧縮室9内で圧縮された
油を含んだ高圧ガスは、すべてガス通路22を流
れる。そしてガス通路17は回転運動するロータ
23内に回転軸線A−A′とαの角度をもつて設
けられているため、高圧ガスに含まれた油粒は遠
心力を受け密閉容器1の壁にとばされ冷媒ガスと
分離される。そして分離された冷媒ガスは吐出管
35を通つて冷却システムへと流れていき、油粒
は密閉容器1壁面に沿つて底部へ流れ落ちてい
く。
油を含んだ高圧ガスは、すべてガス通路22を流
れる。そしてガス通路17は回転運動するロータ
23内に回転軸線A−A′とαの角度をもつて設
けられているため、高圧ガスに含まれた油粒は遠
心力を受け密閉容器1の壁にとばされ冷媒ガスと
分離される。そして分離された冷媒ガスは吐出管
35を通つて冷却システムへと流れていき、油粒
は密閉容器1壁面に沿つて底部へ流れ落ちてい
く。
考案の効果
上述したように本考案は、吐出室の高圧ガス
は、ロータに傾斜して設けられたガス通路を通つ
て密閉容器内に開放されるようにしたので、油粒
を含んだ高圧ガスの油粒はロータにより直接遠心
力を受け、冷媒ガスと効率よく分離され、流出す
るガス中には油粒はほとんど含まれず、冷却シス
テムへ流出する油は減少し、コンプレツサ内の潤
滑量不足を解消して油滑の信頼性を向上できる。
また、冷却システム側にある熱交換器の油混入冷
媒による性能低下という現象もなくなる。また、
従来のような分離板が不要であるので、コンプレ
ツサの大形化が必要とならず、部品点数も増加し
ないのでコストアツプにつながらないなど諸々の
効果を有する。
は、ロータに傾斜して設けられたガス通路を通つ
て密閉容器内に開放されるようにしたので、油粒
を含んだ高圧ガスの油粒はロータにより直接遠心
力を受け、冷媒ガスと効率よく分離され、流出す
るガス中には油粒はほとんど含まれず、冷却シス
テムへ流出する油は減少し、コンプレツサ内の潤
滑量不足を解消して油滑の信頼性を向上できる。
また、冷却システム側にある熱交換器の油混入冷
媒による性能低下という現象もなくなる。また、
従来のような分離板が不要であるので、コンプレ
ツサの大形化が必要とならず、部品点数も増加し
ないのでコストアツプにつながらないなど諸々の
効果を有する。
第1図は本考案の一実施例におけるロータリー
コンプレツサの断面図、第2図は要部拡大断面
図、第3図は第1図の−′線における断面図、
第4図は要部拡大断面図、第5図、第6図はそれ
ぞれ従来例を示す異つたロータリーコンプレツサ
の断面図である。 1……密閉容器、2……回転軸、3……電動要
素、4……圧縮要素、14a……吐出室、16…
…吐出口、17……通路、19……連通口、20
……吐出路、22……ガス通路、23……ロー
タ。
コンプレツサの断面図、第2図は要部拡大断面
図、第3図は第1図の−′線における断面図、
第4図は要部拡大断面図、第5図、第6図はそれ
ぞれ従来例を示す異つたロータリーコンプレツサ
の断面図である。 1……密閉容器、2……回転軸、3……電動要
素、4……圧縮要素、14a……吐出室、16…
…吐出口、17……通路、19……連通口、20
……吐出路、22……ガス通路、23……ロー
タ。
Claims (1)
- 電動要素の下部に圧縮要素を配置して回転軸に
て両者を連結したものであつて、回転軸に前記電
動要素と圧縮要素間にまたがつて形成された通路
を設け、この通路の下端を圧縮要素の吐出室と連
通し、この吐出室を前記回転軸に設けた通路を介
して前記電動要素のロータに形成したガス通路と
連通させるとともに、前記ロータのガス通路は上
方にいくほど回転軸線に対し離れる方向に傾斜さ
せ、その上端を密閉容器内に開口させたロータリ
ーコンプレツサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17382282U JPS5976782U (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | ロ−タリ−コンプレツサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17382282U JPS5976782U (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | ロ−タリ−コンプレツサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5976782U JPS5976782U (ja) | 1984-05-24 |
JPH0118872Y2 true JPH0118872Y2 (ja) | 1989-06-01 |
Family
ID=30378565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17382282U Granted JPS5976782U (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | ロ−タリ−コンプレツサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5976782U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101406521B1 (ko) * | 2008-07-25 | 2014-06-12 | 엘지전자 주식회사 | 전동기구 및 이를 적용한 압축기 |
-
1982
- 1982-11-16 JP JP17382282U patent/JPS5976782U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5976782U (ja) | 1984-05-24 |
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