JPH01188092A - カラー固体撮像素子板 - Google Patents

カラー固体撮像素子板

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JPH01188092A
JPH01188092A JP63253188A JP25318888A JPH01188092A JP H01188092 A JPH01188092 A JP H01188092A JP 63253188 A JP63253188 A JP 63253188A JP 25318888 A JP25318888 A JP 25318888A JP H01188092 A JPH01188092 A JP H01188092A
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JP
Japan
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solid
color
state image
image sensor
color separation
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Application number
JP63253188A
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English (en)
Inventor
Akira Okazaki
岡崎 曉
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、カラー固体撮像素子板に関し、更に詳しくは
1個の固体撮像素子から2種以上の色信号を取り出す単
板方式あるいは2扱方式のカラー固体撮像素子板に関す
る。 固体撮像カラーカメラはCCD、  MOS、 BBD
等の固体撮像素子の各画素に対向させてモザイク状ある
いはストライプ状の色分離フィルター、例えば赤、緑、
青(以後、それぞれR,G、Bと略記する)の各フィル
ター素子を配置することによりR,G、Bのカラー信号
を取り出している。固体撮像素子はSi面上に複雑な電
極構造があり各電極の吸収等により、たとえば第1図に
示すごとく分光感度特性は可視域の短波長領域の分光感
度が悪いという傾向がある。第1図はCODの分光感度
特性であるが、CCD以外のMOS。 BBD等でもSiを使用しているので短波長領域に吸収
を生じ分光感度は第1図に示したものと同様の傾向を示
す。 このような固体撮像素子を用いてカラーカメラを構成す
るには色分離フィルターを介してカラー信号を得る必要
があるが、たとえばR,G、Bの各フィルター素子を配
置した色分離フィルターの各フィルター素子の分光特性
は一般に第2図に示す特性をもつ。このような色分離フ
ィルターとしては有機系樹脂を染料で着色した有機染色
フィルター、ダイクロイックフィルター等がある。 第3図に固体カラーカメラの光学系の一例を示すが、撮
像レンズ1により被写体を固体撮像素子4の感光部領域
に結像させる。色分離フィルター層3の各フィルター素
子は固体撮像素子4の各画素に対応させて配置する。色
分離フィルター層の配置法としては、色分離フィルター
層を透明基板上に形成した色分離フィルターと固体撮像
素子の間にリレーレンズを介して対応させる方法(以下
、リレーレンズ法という)、色分離フィルター層を透明
支持体上に形成した色分離フィルターを固体撮像素子の
各画素に対応して接着剤により貼り合わせる方法(以下
、貼合せ法という)及び固体撮像素子上に直接色分離フ
ィルター層を加工配置する方法(以下、直接法という)
がある。第3図は直接法の例を示す。第3図示の如く、
固体撮像素子4に直接色分離フィルター層を設けた素子
を本明細書において便宜上カラー固体撮像素子板という
。また、固体撮像素子では特に近赤外部での感度が大き
いことと、色分離フィルターが近赤外部で透過特性を有
することのために、不要信号の重畳となって輝度及び色
度誤差を生じることを防ぐため通常赤外線カットフィル
ター2を色分離フィルター3と撮像レンズ1の間に配置
する。 第4図に赤外線カットフィルターの分光透過率特性を示
す。 以上より固体撮像カラーカメラの固体撮像素子の各カラ
ー信号の総合感度は第5図に示すようになる。さらに、
第6図に固体撮像素子から得られる各カラー信号の出力
を示す。 このように各カラー信号の出力レベルが大きく異なって
しまう。例えばB信号はG信号の173〜1/4の出力
となる。このような場合R信号あるいはG信号がB信号
へ混入したり、B信号が相対的に小さいために生じるB
信号のS/N劣化が生じカラーカメラとしての色再現性
を著しく劣化させる。 本発明の目的は、上記のような各カラー信号出力レベル
が大きく異なる問題を改善したカラー固体撮像素子板の
提供、すなわち出力レベルを揃えるようにしたカラー固
体撮像素子板の提供にある。 本発明は、総合感度特性が各カラーの出力レベルが一定
になるようにするためモザイク状あるいはストライプ状
の色分離フィルターのフィルター素子の大きさを固体撮
像素子の分光感度特性による出力レベルの変化に応じた
ものとするため固体撮像素子の受光面に存在する感光部
(複数)上に形成したフィルター素子の上又は下に設け
た遮光層で調整することにより信号レベルを揃えるよう
にしたことを特徴とする。より具体的には固体撮像素子
は第1図に示す如く短波長領域の感度が悪いためRフィ
ルター素子、Gフィルター素子の順にフィルター素子の
有効領域を遮光層を使って小さくしてBフィルター素子
からの出力レベルと同じようにする。 以下、上記の本発明についてフレーム転送方式CCDの
場合を例にとり図面を参照しつつ詳細に説明する。第7
図(a)は本発明に係るカラー固体撮像素子板の一部切
欠平面図であり、第7図(b)は第7図(a)における
■−■線切断部断面図である。固体撮像素子11の受光
面に存在する感光部14及び非感光部15の少なくとも
感光部14上にストライプ状色分離フィルターR,G、
Bが形成され、その上に遮光層13が形成される。該遮
光層I3は非感光部15をもおおうことにより非感光部
15への光も遮断するごとができるので好ましい。尚、
図中、Qは感光部14を構成する各画素を表わす。R,
G、Bのストライプ状色分離フィルター素子は各画素Q
に対応して配置されている。第7図(a)及び(ロ)に
示す如く、固体撮像素子の感光部14領域に配置される
フィルター素子R,G、Bの有効面積を遮光層の調整に
よりB、G、Rの順に大きくする。 本発明のカラー固体I最像素子板上に設ける色分離フィ
ルター層はストライプ状のものだけでなく第7図(C)
に示す如くモザイク状の場合も同様である。上記におい
てはフレーム転送方式CCDの固体撮像素子を例にとっ
て説明したが、インターライン転送方式CCDの場合、
第8図のような形状としても良い。尚、第8図は色分離
フィルター貼合せ後の一部切欠平面図である。 フレーム転送方式の場合も第8図の形状の色分離フィル
ターとしても良く、またインターライン転送方式〇CD
の場合も第7図(a)に示すごとくストライプ状として
も良い。上記色分離フィルター層には有機染色フィルタ
ー層あるいはグイクロイッタフィルター層などが適用で
きる。 このような本発明のカラー固体撮像素子板を用いて第3
図に示す光学素により被写体を撮像すると、R,G、B
各フィルター素子の分光透過率特性が第2図に示すもの
であるとすると、総合感度は第9図に示すようになり、
R,G、Bの各カラー信号は第10図のようになり、各
出力信号が均一化し、出力レベルの高い信号が低出力レ
ベル信号へ混入する等の問題が改善でき高品質のカラー
画像が得られる。 次に、上記における遮光性のある材料及びその形成方法
を下記に分類して示す。 イ)有機高分子樹脂のブラック着色膜 通常の塗布技術により製膜後、製版しく焼きつけおよび
現像)パターン死後染料の染色あるいは転写紙による昇
華転写等の方法でブラックに着色する。あるいは製膜後
染色あるいは転写を行ないブラックに着色後レジスト製
版しプラズマエツチングあるいはスパッタエツチング等
によりパターン化を行なう。 具体的にはゼラチン、カゼイン、フィシュグリュー、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどの水溶
性樹脂に、感剤として重クロム酸塩、クロム酸塩あるい
はジアゾ化合物を添加し感光性樹脂として塗布、乾燥性
所定の形状をもつマスクにより露光、現像を行なった後
、ブラック染料である日本化薬社製カヤカランブラック
BGL 、カヤノールミーリングブラックTLB 、住
友化学社製スミノールファーストブラックBR1あるい
はニグロシン、ヘマチン等で染色する。あるいはブラッ
ク染料等だけでなく赤、青、緑の混合染料、あるいはブ
ラック染料との組み合せ等も可能である。その他膜厚小
でブラック濃度を出すためには酸性染料と塩基性染料の
組み合せあるいは酸性染料で染色後ヘマチン等で染色す
ると1μ程度の膜厚で濃度3.0以上を簡単に出せる。 その他セルローズ系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリアミド、ポリエステル、ウレタン系樹脂等を層
設後、マスキング層形成し三井化学工業社製ミケトンポ
リエステルブラックG1 ミケトンポリエステルブラッ
ク3G、日本化薬社製ブラックG−SF、ブラックT1
ブラックS conc等の染料によりブラックに着色す
ることもできる。 口)有機染料、顔料のブラック膜 これは染料、顔料を真空蒸着等で製膜後レジスト製版し
プラズマエツチングあるいはスパッタエツチングにより
パターン化する方法である。具体的には例えば昇華性染
料として三井化学工業社、製ミケスレンダイレクトブラ
ックBS、ミケスレンブラックBBS等を真空薫着後透
明なSVR等のレジストで製版後プラズマエツチングあ
るいはスパッタエツチング等でパターン化する。 ハ)無機質ブランク着色膜 たとえばAtを陽極酸化しAl2O3とすることにより
絶縁性をもたせると同時に染色性を付与しアルマイト染
料によりブラック着色する。 パターン化は通常の方法による。 二)無機質ブラック薄膜 Cr、^1. PbS、 SnS+ CuS、 FeS
、 Cub、 tlgs。 MOS2等を真空蒸着、スパッタリングにより製膜し、
通常の技術によりパターン化を行なう。 遮光層の光学的濃度は2.0以上、好ましくは3.0以
上となるように適宜選択しその厚みを定める。 以下、実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する
。 〔実施例〕 通常のウェハープロセスである気相成長、不純物拡散、
写真蝕刻、金属蒸着技術等により製造したCOD固体撮
像素子受光面の感光部を含む部分にカゼイン−重クロム
酸アンモニウムからなる水性感光液を1.2μの膜厚に
塗布した後、乾燥と固体撮像素子のボンディングパット
部領域に上記カゼイン樹脂層が形成されないような所定
の形状をもつマスクを正確に位置合せ密着露光後、温水
により非露光部を除去し被着色層膜を形成する。この被
着色膜を乾燥したのち、酸性染色を含む第1の黒色染浴
で染色後水洗し、再度ヘマチンを含む第2の黒色染浴で
染色し、再度水洗後、第3の浴で後処理し、更に水洗後
、乾燥することにより遮光層を形成する。 遮光層形成のための、染色浴組成ならびに染色条件は次
の通りである。 第1の黒色染浴・・・・・・80°C,4分カヤカラン
・ブラック・BGL    25g(日本化薬社製) 酢酸      60cc 水                   2,000
cc第2の黒色染浴・・・・・・60°C,2分ヘマチ
ン            10g水        
           1 + 000 cc第3の黒
色染浴・・・・・・25°C,2分重クロム酸カリウム
       50g水              
    1,500cc上記の方法で得られた黒色遮光
層の光学的濃度は3.0であった。次にタンニン酸及び
酒石酸アンチモニルカリウム溶液で防染処理をする。 ついで同様の方法で水性感光液を0.8μ塗布、乾燥、
所定形状マスクによる露光、現像、Rフィルター素子の
染色、防染処理を行ない、以下同様の工程をくり返し、
Gフィルター素子、Bフィルター素子を形成する。各フ
ィルター素子も固体撮像素子のボンディングパット部に
着色層形成されないようにする。補正フィルター層及び
各フィルター素子形成後、色分離フィルターの保護を目
的に日本合成ゴム■製の環化ブタジェン系ネガレジスト
である透明なCBRレジス、  トを1.0μ塗布後、
所定形状をもつマスクを用い露光、現像を行ない保護膜
としてポンディングパノト部領域以外に形成した後、1
60°C130陥熱処理して本発明のカラー固体撮像素
子板を作製した。この後、ダイニングによりチップ化、
ダイボンディング、ワイアーボンディング、パッケージ
ングを通常の方法で行ない単板方式のカラー固体カメラ
を作製した。 各フィルター素子の染色浴組成は下記の通りである。 R染浴 カヤノー;シミーリングレフトRS(日本化薬味型) 
   tGB  (重ll)酢酸      3部 水                     100
部G染浴 ブリリアントインブルー(ヘキスト社1)      
         1部スミノールイエa−MR(住人
化学■l)     1部酢酸      3部 水                    1oo@
iB染浴 カヤノー11サイ7ニン6B  (日本化薬CI製) 
     1部酢酸      3部 水                    100部
【図面の簡単な説明】
第1図はCCD固体撮像素子の分光感度特性を示すグラ
フ、第2図はR,G、Bの各フィルター素子を配置した
色分離フィルターの分光透過率特性を示すグラフ、第3
図は固体撮像カラーカメラの光学系の一例を示す説明図
、第4図は赤外線カットフィルターの分光透過率特性を
示すグラフ、第5図は、固体撮像カラーカメラの固体撮
像素子の各カラー信号の総合感度を示すグラフ、さらに
第6図はこのような固体撮像素子から得られる各カラー
信号の出力を示すグラフ、第7図(a)は本発明に係る
カラー固体撮像素子板の構造例を示す一部切欠平面図、
第7図(b)は第7図(a)における■−■線切断部断
面図、第7図(C)は本発明のカラー固体撮像素子板の
構造例を示す平面図、第8図は本発明のカラー固体撮像
素子板をインターライン転送方式CCDの固体撮像素子
に適用した状態を例示する一部切欠平面図、第9図は本
発明のカラー固体撮像素子板における固体撮像素子の各
カラー信号の総合感度を示すグラフ、さらに第10図は
このような固体撮像素子から得られる各カラー信号の出
力を示すグラフである。 11・・・固体撮像素子 12・・・色分離フィルター層 13・・・遮光層 14・・・感光部 15・・・非感光部 Q・・・画 素 特許出願人 大日本印刷株式会社 代理人 弁理士 平 木 祐 輔 同  弁理士 石 井 貞 次 第5図    第6図 第9図     第10図 農憾(・畔 −;、 旭宍4+紀 第7図 (a) (b) 第7図 (C) 第8図 手続補正書 昭和63年11月 5日 特許庁長官  吉 1)文 毅  殿 ■、事件の表示乙3−2こ3/7F 昭和63年10月7日提出の特許側(6)2、発明の名
称 カラー固体措像素子板 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 性 所 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号名称 
(289)大日本印刷株式会社 住 所 東京都港区虎ノ門1丁目15番7号6、補正の
対象 ■明細書(全文) ■図面の第7図及び第8図 7、補正の内容 ■明細書(全文)は別紙の通り ■図面の第7図及び第8図は別紙の通り明糸田で) 1、発明の名称 カラー固体撮像素子板 2、特許請求の範囲 固体撮像素子の受光面に存在する感光部(複数)上に色
分離フィルター層を有し、かつ該色分離フィルター層の
上又は下に、上記色分離フィルター層を構成するモザイ
ク ゛に6胃  た各色フィルター素子の分光透過率特
性を固体撮像素子の分光感度特性による出力レベルの変
化に応じて前記各フィルターの有効面積をB(青色)が
最も大きく、次いでG(緑色)、R(赤色)の順の大き
さになるような遮光層を前記各色フィルター素子夏冬1
1型缶に有することを特徴とするカラー固体撮像素子板
。 3、発明の詳細な説明 本発明は、カラー固体撮像素子板に関し、更に詳しくは
1個の固体撮像素子から2種以上の色信号を取り出す単
板方式あるいは2扱方式のカラー固体撮像素子板に関す
る。 固体撮像カラーカメラはCCD、  MOS、 BBD
等の固体撮像素子の各画素に対向させてモザイク状ある
いはストライプ状の色分離フィルター、例えば赤、緑、
青(以後、それぞれR,G、Bと略記する)の各フィル
ター素子を配置することによりR,G、Bのカラー信号
を取り出している。固体撮像素子はSi面上に複雑な電
極構造があり各電極の吸収等により、たとえば第1図に
示すごとく分光感度特性は可視域の短波長領域の分光感
度が悪いという傾向がある。第1図はCCDの分光感度
特性であるが、CCO以外のMOS、BBD等でもSi
を使用しているので短波長領域に吸収を生じ分光感度は
第1図に示したものと同様の傾向を示す。 このような固体撮像素子を用いてカラーカメラを構成す
るには色分離フィルターを介してカラー信号を得る必要
があるが、たとえばR,G、Bの各フィルター素子を配
置した色分離フィルターの各フィルター素子の分光特性
は一般に第2図に示す特性をもつ。このような色分離フ
ィルターとしては有機系樹脂を染料で着色した有機染色
フィルター、グイクロイッタフィルター等がある。 第3図に固体カラーカメラの光学系の一例を示すが、撮
像レンズ1により被写体を固体撮像素子4の感光部領域
に結像させる。色分離フィルター層3の各フィルター素
子は固体撮像素子4の各画素に対応させて配置する。色
分離フィルター層の配置法としては、色分離フィルター
層を透明基板上に形成した色分離フィルターと固体撮像
素子の間にリレーレンズを介して対応させる方法(以下
、リレーレンズ法という)、色分離フィルター層を透明
支持体上に形成した色分離フィルターを固体撮像素子の
各画素に対応して接着剤により貼り合わせる方法(以下
、貼合せ法という)及び固体撮像素子上に直接色分離フ
ィルター層を加工配置する方法(以下、直接法という)
がある。第3図は直接法の例を示す。第3図示の如く、
固体撮像素子4に直接色分離フィルター層を設けた素子
を本明細書において便宜上カラー固体撮像素子板という
。また、固体撮像素子では特に近赤外部での感度が大き
いことと、色分離フィルターが近赤外部で透過特性を有
することのために、不要信号の重畳となって輝度及び色
度誤差を生じることを防ぐため通常赤外線カットフィル
ター2を色分離フィルター3と撮像レンズ1の間に配置
する。 第4図に7赤外線カツトフイルターの分光透過率特性を
示す。 以上より固体撮像カラーカメラの固体撮像素子の各カラ
ー信号の総合感度は第5図に示すようになる。さらに、
第6図に固体撮像素子から得られる各カラー信号の出力
を示す。 このように各カラー信号の出力レベルが大きく異なって
しまう。例えばB信号はG信号の1/3〜1/4の出力
となる。このような場合R信号あるいはG信号がB信号
へ混入したり、B信号が相対的に小さいために生じるB
信号のS/N劣化が生じカラーカメラとしての色再現性
を著しく劣化させる。 本発明の目的は、上記のような各カラー信号出力レベル
が大きく異なる問題を改善したカラー固体撮像素子板の
提供、すなわち出力レベルを揃えるようにしたカラー固
体撮像素子板の提供にある。 本発明は、総合感度特性が各カラーの出力レベルが一定
になるようにするためモザイク状の色分離フィルターの
フィルター素子の有効面積を固体撮像素子の分光感度特
性による出力レベルの変化に応じたものとするため固体
撮像素子の受光面に存在する感光部(複数)上に形成し
たフィルター素子の上又は下に設けた遮光層で調整する
ことにより信号レベルを揃えるようにしたことを特徴と
する。より具体的には固体撮像素子は第1図に示す如く
短波長領域の感度が悪いためRフィルター素子、Gフィ
ルター素子の順にフィルター素子の有効領域を遮光層を
使って小さくしてBフィルター素子からの出力レベルと
同じようにする。 以下、上記の本発明についてフレーム転送方式CCDの
場合を例にとり図面を参照しつつ詳細に説明する。第7
図は第8図に示すモザイク状色分離フィルターを有する
固体撮像素子の縦方向又は横方向の模式断面図である。 第7図において、固体撮像素子11の受光面に存在する
感光部14及び非感光部15の少なくとも感光部14上
にモザイク状色分離フィルターR,G、Bが形成され、
その上に遮光層13が形成される。該遮光層13は非感
光部15をもおおうことにより非感光部15への光も遮
断することができるので好ましい。第8図は色分離フィ
ルター貼り合わせ後の固体撮像素子の一部切欠平面図で
ある。尚、図中、Qは感光部14を構成する各画素を表
わす。 R,G、Bのモザイク状色分離フィルター素子は各画素
Qに対応して配置されている。本発明では、固体撮像素
子の感光部14領域に配置されるフィルター素子R,G
、Bの有効面積を遮光層の調整によりB、G、Rの順に
大きくする。 本発明のカラー固体撮像素子板上に設ける色分離フィル
ター層はモザイク状のものだけでなくストライプ状であ
ってもよい。 また、本発明のよ・うに色分離フィルターがモザイク状
の場合は、固体撮像素子の電荷転送方式はインターライ
ン転送方式に限らず、フレーム転送方式にも適用できる
。上記色分離フィルター層には有機染色フィルター層あ
るいはダイクロイツタフィルター層などが適用できる。 このような本発明のカラー固体撮像素子板を用いて第3
図に示す光学素により被写体を撮像すると、R,G、B
各フィルター素子の分光透過率特性が第2図に示すもの
であるとすると、総合感度は第9図に示すようになり、
R,G、Bの各カラー信号は第1O図のようになり、各
出力信号が均一化し、出力レベルの高い信号が低出力レ
ベル信号へ混入する等の問題が改善でき高品質のカラー
画像が得られる。 次に、上記における遮光性のある材料及びその形成方法
を下記に分類して示す。 イ)有機高分子樹脂のブラック着色膜 通常の塗布技術により製膜後、製版しく焼きつけおよび
現像)パターン死後染料の染色あるいは転写紙による昇
華転写等の方法でブラックに着色する。あるいは製膜後
染色あるいは転写を行ないブラックに着色後レジスト製
版しプラズマエツチングあるいはスパッタエツチング等
によりパターン化を行なう。 具体的にはゼラチン、カゼイン、フィシュグリュー、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなどの水溶
性樹脂に、感剤として重クロム酸塩、クロム酸塩あるい
はジアゾ化合物を添加し怒光性樹脂として塗布、乾燥性
所定の形状をもつマスクにより露光、現像を行なった後
、ブラック染料である日本化薬社製カヤカランブラック
BGL 、カヤノールミーリングブラックTLB 、住
人化学社製スミノールファーストブラックOR,あるい
はニグロシン、ヘマチン等で染色する。あるいはブラッ
ク染料等だけでなく赤、青、緑の混合染料、あるいはブ
ラック染料との組み合せ等も可能である。その他膜厚小
でブラック濃度を出すためには酸性染料と塩基性染料の
組み合せあるいは酸性染料で染色後ヘマチン等で染色す
ると1μ程度の膜厚で濃度3.0以上を簡単に出せる。 その他セルローズ系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリアミド、ポリエステル、ウレタン系樹脂等を層
設後、マスキング層形成し三井化学工業社製ミケトンポ
リエステルブラックG1 ミケトンポリエステルブラッ
ク3G、日本化薬社製ブラックG−SF、ブラックT、
ブラックs conc等の染料によりブラックに着色す
ることもできる。 口)有機染料、顔料のブラック膜 これは染料、顔料を真空蒸着等で製膜後レジスト製版し
プラズマエツチングあるいはスパッタエツチングにより
パターン化する方法である。具体的には例えば昇華性染
料として三井化学工業社製ミケスレンダイレクトブラッ
クBS、 ミケスレンブラックBBS等を真空蒸着後透
明なSVR等のレジストで製版後プラズマエツチングあ
るいはスパッタエツチング等でパターン化する。 ハ)無機質ブラック着色膜 たとえばAIを陽極酸化し^120.とすることにより
絶縁性をもたせると同時に染色性を付与しアルマイト染
料によりブラック着色する。 パターン化は通常の方法による。 二)無機質ブラック薄膜 Cr、  八1+  PbS+  SnS+  Cub
、  FeS、  Cub、  HgS+Mo52等を
真空蒸着、スパッタリングにより製膜し、通常の技術に
よりパターン化を行なう。 遮光層の光学的濃度は2.0以上、好ましくは3.0以
上となるように適宜選択しその厚みを定める。 以下、実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する
。 〔実施例〕 通常のウェハープロセスである気相成長、不純物拡散、
写真蝕刻、金属蒸着技術等により製造したCCD固体撮
像素子受光面の感光部を含む部分にカゼイン−重クロム
酸アンモニウムからなる水性感光液を1.2μの膜厚に
塗布した後、乾燥と固体撮像素子のボンディングバット
部領域に上記カゼイン樹脂層が形成されないような所定
の形状をもつマスクを正確に位置合せ密着露光後、温水
により非露光部を除去し被着色層膜を形成する。この被
着色膜を乾燥したのち、酸性染色を含む第1の黒色染浴
で染色後水洗し、再度ヘマチンを含む第2の黒色染浴で
染色し、再度水洗後、第3の浴で後処理し、更に水洗後
、乾燥することにより遮光層を形成する。 遮光層形成のための、染色浴組成ならびに染色条件は次
の通りである。 第1の黒色染浴・・・・・・80°C,4分カヤカラン
・ブラック・BGL    25g(日本化薬社製) 酢酸      60cc 水                  2,000c
c第2の黒色染浴・・・・・・60°C,2分ヘマチン
            10g水         
         1,000cc第3の黒色染浴・、
・・・・25°C,2分重クロム酸カリウム     
  50g水                  1
.500cc上記の方法で得られた黒色遮光層の光学的
濃度は3.0であった。次にタンニン酸及び酒石酸アン
チモニルカリウム溶液で防染処理をする。 ついで同様の方法で水性感光液を0.8μ塗布、乾燥、
所定形状マスクによる露光、現像、Rフィルター素子の
染色、防染処理を行ない、以下同様の工程をくり返し、
Gフィルター素子、Bフィルター素子を形成する。各フ
ィルター素子も固体撮像素子のボンディングパット部に
着色層形成されないようにする。補正フィルター層及び
各フィルター素子形成後、色分離フィルターの保護を目
的に日本合成ゴム■製の環化ブタジェン系ネガレジスト
である透明なCBRレジストを1.0μ塗布後、所定形
状をもつマスクを用い露光、現像を行ない保護膜として
ボンディングバット部領域以外に形成した後、160°
C130mm熱処理して本発明のカラー固体撮像素子板
を作製した。この後、ダイニングによりチップ化、グイ
ボンディング、ワイアーボンディング、パッケージング
を通常の方法で行ない単板方式のカラー固体カメラを作
製した。 各フィルター素子の染色浴組成は下記の通りである。 R染浴 カヤノールミーリングレフトRS(日本化薬味製)  
  1部 (重量基準)酢酸      3部 水                   100部G
染浴 ブリリアントインブルー(へキスト社製)      
         1部スミノールイIローMR(住人
化学■製)        1部酢酸      3部 水                   100部B
染浴 カヤノールサイ7ニン6B  (日本化薬味製)   
   1部酢酸      3部 水                   100部
【図面の簡単な説明】
第1図はCCD固体撮像素子の分光感度特性を示すグラ
フ、第2図はR,GSBの各フィルター素子を配置した
色分離フィルターの分光透過率特性を示すグラフ、第3
図は固体撮像カラーカメラの光学系の一例を示す説明図
、第4図は赤外線カットフィルターの分光透過率特性を
示すグラフ、第5図は、固体撮像カラーカメラの固体撮
像素子の各カラー信号の総合感度を示すグラフ、さらに
第6図はこのような固体撮像素子から得られる各カラー
信号の出力を示すグラフ、第7図は本発明に係るカラー
固体撮像素子板の構造例を示す模式断面図、第8図は本
発明のカラー固体撮像素子板をインターライン転送方式
CCDの固体撮像素子に適用した状態を例示する一部切
欠平面図、第9図は本発明のカラー固体撮像素子板にお
ける固体撮像素子の各カラー信号の総合感度を示すグラ
フ、さらに第10図はこのような固体撮像素子から得ら
れる各カラー信号の出力を示すグラフである。 11・・・固体撮像素子 12・・・色分離フィルター層 13・・・遮光層 14・・・感光部 15・・・非感光部 Q・・・画 素 特許出願人 大日本印刷株式会社 代理人 弁理士 平 木 祐 輔 同  弁理士 石 井 貞 次 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 固体撮像素子の受光面に存在する感光部(複数)上に色
    分離フィルター層を有し、かつ該色分離フィルター層の
    上又は下に、上記色分離フィルター層を構成する¥モザ
    イク状に配置された¥各色フィルター素子の分光透過率
    特性を固体撮像素子の分光感度特性による出力レベルの
    変化に応じて前記各フィルターの有効面積をB(青色)
    が最も大きく、次いでG(緑色)、R(赤色)の順の大
    きさになるような遮光層を前記各色フィルター素子¥の
    各境界部¥毎に有することを特徴とするカラー固体撮像
    素子板。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50156820A (ja) * 1974-06-07 1975-12-18
JPS52132630A (en) * 1977-03-10 1977-11-07 Toshiba Corp Charge transfer color camera tube

Patent Citations (2)

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