JPH0118608Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0118608Y2 JPH0118608Y2 JP2876884U JP2876884U JPH0118608Y2 JP H0118608 Y2 JPH0118608 Y2 JP H0118608Y2 JP 2876884 U JP2876884 U JP 2876884U JP 2876884 U JP2876884 U JP 2876884U JP H0118608 Y2 JPH0118608 Y2 JP H0118608Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- quenching
- vacuum
- motor
- seal
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 claims description 17
- 238000003756 stirring Methods 0.000 claims description 14
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 4
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Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、油冷式真空焼入炉の焼入油撹拌軸の
シール装置に関する。
シール装置に関する。
油冷式真空焼入炉では焼入油に撹拌用のプロペ
ラを挿入し、プロペラをモータにより回転させる
ことによつて焼入油を撹拌している。この為、モ
ータの撹拌軸が炉壁を貫通し、この貫通部分を真
空気密にするか、モータを含めて真空容器カバー
をかぶせる必要がある。第1図は従来のシール構
造を示している。
ラを挿入し、プロペラをモータにより回転させる
ことによつて焼入油を撹拌している。この為、モ
ータの撹拌軸が炉壁を貫通し、この貫通部分を真
空気密にするか、モータを含めて真空容器カバー
をかぶせる必要がある。第1図は従来のシール構
造を示している。
以下、第1図により従来のシール構造について
説明する。
説明する。
図中1は油槽、2は焼入油である。
撹拌軸3を回転自在に収納した、軸ハウジング
4を油槽1に取付け、撹拌3の下端にプロペラ5
を嵌着して焼入油2に浸漬する。軸ハウジング4
の上端に形成したフランジ6の上面に、支持筒7
を介してモータ8を取付け、モータ8の出力軸9
と撹拌軸3の上端とをカツプリング10を介して
連結する。更にモータ8の周囲を気密にし得る様
モータ8に真空容器カバー11を被せる。而し
て、該真空容器カバー11内を焼入炉内と同雰囲
気(真空状態又は不活性ガスによる雰囲気状態)
とする。
4を油槽1に取付け、撹拌3の下端にプロペラ5
を嵌着して焼入油2に浸漬する。軸ハウジング4
の上端に形成したフランジ6の上面に、支持筒7
を介してモータ8を取付け、モータ8の出力軸9
と撹拌軸3の上端とをカツプリング10を介して
連結する。更にモータ8の周囲を気密にし得る様
モータ8に真空容器カバー11を被せる。而し
て、該真空容器カバー11内を焼入炉内と同雰囲
気(真空状態又は不活性ガスによる雰囲気状態)
とする。
上記した従来の方式に於いてモータは電気的に
絶縁しているが、完全な絶縁は不可能である為、
特にアルゴン雰囲気等とした場合に真空に近い圧
力でグロー放電を起し、モータが焼損する。又、
軸受が真空下におかれる為グリースの気化劣化に
よるトラブルを起しやすい。更にモータを真空気
密可能にした容器内に収納しなければならないの
で構造的にも複雑となるという問題もあつた。
又、モータの真空中での運転を避けるため、モー
タを大気開放の状態で取付け出力軸の油槽貫通部
に真空シール装置を設ける構造も試みられてい
る。しかし、完全なシールが出来ず油槽内に大気
が侵入し、製品に悪影響を与える問題があつた。
絶縁しているが、完全な絶縁は不可能である為、
特にアルゴン雰囲気等とした場合に真空に近い圧
力でグロー放電を起し、モータが焼損する。又、
軸受が真空下におかれる為グリースの気化劣化に
よるトラブルを起しやすい。更にモータを真空気
密可能にした容器内に収納しなければならないの
で構造的にも複雑となるという問題もあつた。
又、モータの真空中での運転を避けるため、モー
タを大気開放の状態で取付け出力軸の油槽貫通部
に真空シール装置を設ける構造も試みられてい
る。しかし、完全なシールが出来ず油槽内に大気
が侵入し、製品に悪影響を与える問題があつた。
本考案は構造が簡単で且上記した従来技術の問
題を解消した焼入油撹拌軸のシール装置を提供す
ることを目的とするものである。
題を解消した焼入油撹拌軸のシール装置を提供す
ることを目的とするものである。
〔考案の構成〕
本考案は下端に焼入油撹拌用のプロペラを固着
した撹拌軸を回転自在に収納した軸ハウジング内
部に焼入油と同質のシール油を貯留せしめ、撹拌
軸に連結されたモータを外気に開放すると共に軸
ハウジング内部を外気と同圧としたものである。
した撹拌軸を回転自在に収納した軸ハウジング内
部に焼入油と同質のシール油を貯留せしめ、撹拌
軸に連結されたモータを外気に開放すると共に軸
ハウジング内部を外気と同圧としたものである。
以下図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第2図中第1図に示したものと同一のものには
同符号を付してある。
同符号を付してある。
軸ハウジング4を油槽1に取付け、該油槽1と
フランジ6間にはOリング12を挾設して取付面
を気密にする。軸ハウジング4の筒体13の下部
に給油管14の一端を連通させ、他端をフランジ
6に穿設した給油口15に接続して、軸ハウジン
グ4の内部を外気に連通させる。図中16はシー
ルを示す。
フランジ6間にはOリング12を挾設して取付面
を気密にする。軸ハウジング4の筒体13の下部
に給油管14の一端を連通させ、他端をフランジ
6に穿設した給油口15に接続して、軸ハウジン
グ4の内部を外気に連通させる。図中16はシー
ルを示す。
而して、給油口15より焼入油2と同質のシー
ル油17を注油し、軸ハウジング4の油レベルが
焼入油2のレベルより所要高さだけ高い状態にす
る。
ル油17を注油し、軸ハウジング4の油レベルが
焼入油2のレベルより所要高さだけ高い状態にす
る。
上記の装置に於いて真空シールは以下の作用で
行われる。
行われる。
油槽1と油槽外部とが連通する部分は給油管1
4と軸ハウジング4であり、これらの内部にはシ
ール油17が充填されているので、上記した連通
部はシール油17によつて真空シールされる。
又、油槽1内部が真空状態となるとシール油17
はシール16よりリークし、微量ずつ油槽1内に
漏出しするが、シール油17と焼入油2とは同質
であるので問題なく、更にシール油17を適宜給
油しレベルが所定の範囲内に保たれる様にすれば
よい。
4と軸ハウジング4であり、これらの内部にはシ
ール油17が充填されているので、上記した連通
部はシール油17によつて真空シールされる。
又、油槽1内部が真空状態となるとシール油17
はシール16よりリークし、微量ずつ油槽1内に
漏出しするが、シール油17と焼入油2とは同質
であるので問題なく、更にシール油17を適宜給
油しレベルが所定の範囲内に保たれる様にすれば
よい。
上記構成で明らかな様にモータ8及び軸ハウジ
ング4の内部は外気と同圧となる。
ング4の内部は外気と同圧となる。
第3図は他の実施例を示すものであり、給油管
14を油槽1の側部に露出させ且少なくとも一部
を透明とし、給油管14に軸ハウジング4内のシ
ール油17のレベル計機能を兼ねさせたものであ
る。
14を油槽1の側部に露出させ且少なくとも一部
を透明とし、給油管14に軸ハウジング4内のシ
ール油17のレベル計機能を兼ねさせたものであ
る。
以上述べた如く本考案によれば、モータを外気
に露出させ且軸ハウジングの内部を外気と同圧に
し得るので、 (i) グロー放電がなくモータ等の焼損が防止でき
る、 (ii) 軸受潤滑剤が劣化することがない、 (iii) 真空容器カバーが必要なく構造が簡単とな
る、等の優れた効果を発揮する。
に露出させ且軸ハウジングの内部を外気と同圧に
し得るので、 (i) グロー放電がなくモータ等の焼損が防止でき
る、 (ii) 軸受潤滑剤が劣化することがない、 (iii) 真空容器カバーが必要なく構造が簡単とな
る、等の優れた効果を発揮する。
第1図は従来例を示す縦断面図、第2図は本考
案の一実施例の縦断面図、第3図は同前他の実施
例の縦断面図である。 2は焼入油、3は撹拌軸、4は軸ハウジング、
5はプロペラ、17はシール油を示す。
案の一実施例の縦断面図、第3図は同前他の実施
例の縦断面図である。 2は焼入油、3は撹拌軸、4は軸ハウジング、
5はプロペラ、17はシール油を示す。
Claims (1)
- 下端に焼入油撹拌用のプロペラを固着した撹拌
軸を回転自在に収納した軸ハウジング内部に焼入
油と同質の油を真空気密のシールで漏洩を防ぎな
がら貯留せしめることを特徴とする焼入油撹拌軸
のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2876884U JPS60140753U (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 焼入油撹拌軸のシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2876884U JPS60140753U (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 焼入油撹拌軸のシ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60140753U JPS60140753U (ja) | 1985-09-18 |
JPH0118608Y2 true JPH0118608Y2 (ja) | 1989-05-31 |
Family
ID=30526957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2876884U Granted JPS60140753U (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 焼入油撹拌軸のシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60140753U (ja) |
-
1984
- 1984-02-29 JP JP2876884U patent/JPS60140753U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60140753U (ja) | 1985-09-18 |
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