JPH01183923A - ブースター増幅器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、ブースター増幅器に間し、特に、送受共通入
出力端しか備えていない送受信一体構造の送受信装置に
使用して好適なブースター増幅器に関する。

［従来の技術］ 一般に、ブースター増幅器は、送受信装置の送信出力の
増加および受信装置の雑音温度減少のために設置されて
いる。

第３図は、送受信一体構造で構成され、送受共通入出力
端しか備えていない送受信装置のブロック図である。こ
の場合、送信および受信周波数信号は互いに直交した偏
波となっている。

同図において、ｌは送信電力増幅器、２は受信信号の低
雑音増幅器、モして３は直交モード分波器である。

かかる構成からなる送受信装置では、送信電力を増加し
、また、雑音温度を減少するブースター増幅器を設置す
るのは容易ではなかった。

具体的にいうと、送信電力を増加するためには、送信電
力増幅器１の後段にさらに電力増幅器をおく必要があり
、また、雑音温度を減少するためには、低雑音増幅器２
を変更するか、あるいは低雑音増幅器２の前段にさらに
低雑音増幅器をおく必要があったからである。

［解決すべき問題点］ 上述した従来のブースター増幅器は、送信部の終段増幅
器の変更あるいは増設、および受信部の初段増幅の変更
あるいは増設を行なわなければならなかったため、小型
化のために送受一体構造となっている送受信装置では本
体の新設計を必要とし、ハード面およびソフト面ともに
経済的でないという問題点があった。

また、これに代わる手段としてアンテナ径などを大きく
することもできるが、小型化に反し、ハード面で経済的
でないという問題点があった。

本発明は、上記問題点にかんがみてなされたもので、小
型であるとともに、従来の送受信装置に容易に接続する
ことが可能なブースター増幅器の提供を目的とする。

［問題点の解決手段］ 上記目的を達成するため、本発明のブースター増幅器は
、直交した偏波の送受信信号を分波する第１の直交モー
ド分波器と、この第１の直交モード分波器の一の分波端
に接続されて送信信号を増幅する第１の増幅器と、上記
第１の直交モード分波器の他の分波端に接続され、受信
信号を増幅して出力する第２の増幅器と、上記第１の増
幅器から出力される増幅送信信号と上記第２の増幅器が
増幅すべき受信信号とを混合する第２の直交モート分波
器とを備えた構成としである。

［実施例］ 以下、図面にもとづいて本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の一実施例に係るブースター増幅器の
ブロック図である。なお、従来例と共通または対応する
部分については同一の符号で表す。

同図において、４，５は直交モード分波器、６は電力増
幅器、７は低雑音増幅器である。

また、直交モード分波器４において、Ａは送受共通入出
力端、Ｂは送信波出力端、Ｃは受信波入力端である。

この場合、送信波出力端Ｂと受信波入力端Ｃは互いに直
交しているため、理論上、干渉は生じない。従って、低
雑音増幅器７の出力が電力増幅器６の入力端に漏れるこ
とは無く、直交モード分波器４の送受共通入出力端Ａに
導かれる。

同様に、送受信装置から送受共通入出力端Ａに入った送
信出力は、送信波出力端Ｂにのみ導かれる。

このことは、もう一つの直交モード分波器５においても
同様に動作される。

従って、このブースター増幅器を介在させることによっ
て、送信信号も受信信号も増幅される。

次に、第２図は第１図のブースター増幅器を送受信Ｓ？
ｉ置に接続する場合のブロック図である。この場合、送
受信装置とブースターの偏波面を合わせて接続している
。

同図において、８は送受信用の空中線である。

かかる構成とすることにより、送信信号は送信電力増幅
器１→直交モ一ド分波器３→直交モード分波器４→送信
電力増幅器６→直交モード分波器５→空中線８の経路で
空中線８に導かれ、受信信号は空中線８→直交モ一ド分
波器５→低雑音増幅器７→直交モード分波器４→直交モ
ード分波器３→低雑音増幅器２の経路で受信部へと導か
れる。

すなわち、ブースターに内蔵した増幅器６によって送信
電力の増幅を行なうことができ、また増幅器７によって
受信信号の低雑音増幅を行なうことができる。

このように本実施例は、直交した偏波の送受信周波数信
号を分波する第１の直交モード分波器と、その送信およ
び受信信号の各分波端に接続された送信電力増幅用の高
周波電力増幅器および受信信号増幅用の低雑音増幅器と
、これらの増幅器の他の入出力端に接続された第２の直
交モード分波器とを備えて一体構造として構成されてい
る。

従って、本実施例によれば、送受信装置の送受共通入出
力端に接続されていたアンテナの一次放射器またはアン
テナフィーダーを外してその中間に接続するだけで送信
電力の増加および受信雑音温度の減少を行なうことがで
きる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、要
旨の範囲内における種々変形例を含むものである。例え
ば、上述の実施例では、二つの直交モード分波器の間に
は電力増幅器と低雑音増幅器だけを接続しているが、フ
ィルタを加えて送信信号と受信信号の干渉をさらに低減
させることもできる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明は、小型であるとともに、従
来の送受信装置に容易に接続することが可能なブースタ
ー増幅器を提供できるという効果がある。

また、送受信装置本体とは分離した構造であり、従来の
機器になんら変更を与えずに接続可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るブースター増幅器のブ
ロック図、第２図は第１図のブースター増幅器を送受信
装置に接続する場合のブロック図、第３図は送受信一体
構造で構成され、送受共通入出力端しかイＩえていない
送受信装置のブロック図である。 ４．５：直交モード分波器 ６：送信電力増幅器 ７：低雑音増幅器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 直交した偏波の送受信信号を分波する第１の直交モード
   分波器と、この第１の直交モード分波器の一の分波端に
   接続されて送信信号を増幅する第１の増幅器と、上記第
   １の直交モード分波器の他の分波端に接続され、受信信
   号を増幅して出力する第２の増幅器と、上記第１の増幅
   器から出力される増幅送信信号と上記第２の増幅器が増
   幅すべき受信信号とを混合する第２の直交モード分波器
   とを具備することを特徴とするブースター増幅器。