JPH01183596A - 紙及び板紙の防滑剤 - Google Patents

紙及び板紙の防滑剤

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JPH01183596A
JPH01183596A JP33614487A JP33614487A JPH01183596A JP H01183596 A JPH01183596 A JP H01183596A JP 33614487 A JP33614487 A JP 33614487A JP 33614487 A JP33614487 A JP 33614487A JP H01183596 A JPH01183596 A JP H01183596A
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slip agent
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paper
slip
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Ken Hashimoto
橋本 建
Osamu Saito
治 斎藤
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Seiko Kagaku Kogyo Co Ltd
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/44Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
    • D21H19/52Cellulose; Derivatives thereof
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
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    • D21H19/44Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
    • D21H19/64Inorganic compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は紙及び板紙の表面の滑りを防止する防滑剤に関
する。
[従来の技術] クラフト紙、ライナー原紙等はそのままの形で、あるい
は包装袋や段ボール箱に加工された形で物品の包装材料
として広く使用されている。そして、これらに物品を収
納した包装物は、通常積み重ねて運搬することが多いが
、その場合包装物の表面が滑りやすいと、往々にして荷
崩れを起こすため運搬に支障を来たすばかりでなく、荷
崩れが人身事故につながる例も珍しくない。
さらに詳述すれば、包装技術の発達により包装容器は木
箱から段ボール箱、クラフト袋に変化し、その表面も印
刷適性の改善を図るために、−段と滑かに仕上げられて
いる。また、流通機構の合理化に伴い、自動コンベア、
パレット化によるフォークリフト等が包装物の運搬に利
用される。そうした情況のなかで、包装物が荷崩れを起
こした場合には、例えば運搬ラインの運転停止を余儀無
くされ、包装容器や包装物品が損傷してしまうことさえ
ある。従って、これらの不都合を解消するために、紙及
び板紙を滑りにくくすることは極めて重要である。
紙又は板紙を滑りに難くする手段としては、その表面に
防滑剤を塗工する方法があり、防滑剤としては無機質タ
イプと有機質タイプが従来知られている。無機質タイプ
の防滑剤は粒子径約10〜20mμ程度のコロイド状シ
リカを20〜30%の濃度で含有するシリカヒドロシル
であって、このものは扱いやすく、また紙に塗工しても
白色化現象がない利点がある。しかし、シリカゾルはシ
リカ粒子が余りにも微細なために、これを紙に塗工して
も大した防滑効果を期待できない。そして、塗工量を増
大させると白色化現象が現われ、乾燥した微粉末が脱落
する欠点がある。一方、有機質タイプの防滑剤としては
、スチレン系単量体とアクリル酸エステル系単量体との
共重合体を4級化した反応生成物が、特開昭57−56
598号公報に記載されている。この防滑剤は紙の摩擦
係数をほとんど低下させない滑り防止剤として提案され
たものであるが、防滑効果が充分でなく、特に繰返し摩
擦によって防滑度が低下するので、滑り防止効果の持続
性に難点がある。
また無機物質と有機物質を併用した防滑剤としては、非
イオン性水溶性mH素誘導体で処理されたシリカ微粉末
と、ポリアクリルアミドを保護コロイドに使用した水性
合成樹脂バインダーとを水に分散させた組成物が、特公
昭59−4460号公報に記載されている。この防滑剤
は塗工初期の一時的な防滑性に優れているものの、繰返
し摩擦によって防滑効果が衰退するため、効果の持続性
に問題があるばかりでなり、防滑剤自体の長期安定性や
再分散性が悪いという欠点もある。
一般に、シリカ微粉末の粒子径は約0.5〜50μであ
って、コロイド状シリカより約20〜2000倍も大き
いので、コロイド状シリカよりはるかに少ない塗工量で
同等以上の防滑効果を期待できる。その反面、粒子径が
大きいために摩擦によって脱落しやすく、従って、防滑
効果の持続性に乏しく、さらにその水性分散液は安定性
に欠け、沈澱が生ずると再分散が難しいのが難点とされ
ている。
本発明の目的は、シリカ微粉末を防滑剤の主成分として
使用しながらも、持続性ある防滑効果を紙の表面に付与
することができ、しかも分散安定性に優れた水性防滑剤
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る紙及び板紙用防滑剤は、シリカ微粉末とア
ルミニウム化合物と水溶性セルロース誘導体を含有する
水系分散液からなる。
本発明に於いて、シリカ微粉末としては平均粒子径が0
.5〜50μの範囲に入るものがいずれも使用可能であ
る。なかでも吸油度が大きく、粒度が細かく、紙用、特
に新聞紙用充填剤として使われている日本シリカニ業(
株)製のニップシールN5−P (S i 0294.
4駕、比表面積130〜160m1g、平均粒子径7〜
10μ)あるいは徳山曹達(株)製のトクシールGU−
N (S i 0295% 、比表面積150〜220
TIt/Q、平均粒子径3〜40μ)などのホワイトカ
ーボンと呼ばれているものが好ましい。
アルミニウム化合物としては、アルミナゾル、ポリ塩化
アルミニウム、ポリ水酸化アルミニウム、アルミニウム
アルコレート、アルミニウムキレート、硫酸アルミニウ
ム等が使用できる。アルミナゾルは一般に5〜200m
μ程度の羽毛状粒子の集合体を含有するコロイド状溶液
で、粒子の比表面積が200−rIt/(1以上のもの
が本発明には適している。
ポリ塩化アルミニウム(PAC)はその主成分が一般式
(AII (OH)  Cj2   )で示され、2 
    n   6−n 水溶液又は粉体の形で市販されているが、いずれも好適
に本発明で使用できる。ポリ水酸化アルミニウムは一般
式(Aj2(OH)3)。Aj2Cj23で示され、市
販品はnが約20の値を有し、塩基性が高い点で前記の
PACと区別される。
アルミニウムアルコレートは、一般式Ajl (OR)
3で示すことができ、ここでRは異種又は同種のアルキ
ル基又はアリール基である。アルミニウムアルコレート
の具体例としては、例えばアルミニウムキレート、アル
ミニウムイソプロピレート、モノ5ec−ブトキシアル
ミニウムジイソプロピレート、アルミニウム5ec−ブ
チレート等が挙げられる。アルミニウムキレートとは、
アルミニウムアルコレートのアルコキシ基の−・部又は
全部をアセト酢酸エチル、アセチルアセトン等でキレー
トして得られる化合物を言い、そうした化合物としては
エブールアセトアセテートアルミニウムジイソブロビレ
ート、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)
、アルキルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピ
レート、アルミニウム七ノアセヂルアセトネートビス(
エチルアセトアセテート)、アルミニウムトリス(アセ
チルアセトネート)、アルミニウムジ・n−ブトキシ(
モノエチルアセトアセテート)、アルミニウムモロ−ブ
トキシ(モノメチルアセトアセテート)、アルミニウム
ジイソブトキシ(モノメチルアセトアセテート)、アル
ミニウムジ5ec−ブトキシ(モノエチルアセトアセテ
ート)、アルミニウムジイソプロポキシ(モノエチルア
セトアセテート)等が例示できる。硫酸アルミニウムは
、一般式Al12(SO) ・xH2Oで示され、純粋
な18水和物と無水物とがある。工業品としてはアルミ
ナ914%以上、アルミナ915%以上及びアルミナ9
17%以上の固形量と、アルミナ分8.0〜8.2%の
液状品があり、いずれも本発明で使用可能である。
本発明に係る防滑剤のアルミニウム化合物の配合量は、
AlI2O3換算でシリカ微粉末100重量部当り、2
〜151端部が好適である。2重量部未満では製品防滑
剤の分散安定性が良くなく、経日で分散質が沈降分離す
ることがあり、また摩擦で塗工面からシリカ微粉末が脱
落し、滑り防止効果が低下する。15重量部を越えてア
ルミニウム化合物を配合した場合も、防滑剤に充分な防
滑効果を期待することができず、特に初期の防滑効果が
貧弱になる傾向がある。そして、配合するアルミニウム
化合物の種類によっては防滑剤のコストアップにつなが
るため経済的観点から望ましくない。
本発明で使用される水溶性セルロース誘導体としては、
メチルセルロース、エチルセルロース、とドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒ
ドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース等を挙げることができる。なかでもヒドロキ
シエチルセルロースは、取扱いやすさの点及び保護コロ
イドとして作用する分散安定剤としての機能の点で、最
良の水溶性セルロース誘導体である。
水溶性セルロース誘導体の配合量は、シリカ微粉末10
0重層部当り、10〜30重量部の範囲が適当である。
10重Ω部未満では塗工面からシリカ微粉末が脱落しや
すく、満足な防滑効果を得ることができない。一方、3
0重量部を越えて配合した場合は、製品防滑剤の粘度が
上昇して取扱い雌くなり、コスト高にもなる不利がある
本発明の防滑剤は基本的にはシリカ微粉末と、アルミニ
ウム化合物と、水溶性セルロース誘導体を上記した配合
量で水に分散させて調製されるが、必要に応じてこの水
分散系にはポリビニルアルコール、でんぷん類、アクリ
ルアミド系ポリマー、その他任意の表面改良剤を添加す
ることができる。
また、本発明の防滑剤の固形分濃度は特に限定されるも
のではないが、一般には5〜20重ω%重量囲にあるこ
とが好ましい。防滑剤の塗工手段には、カレンダーロー
ル、サイズプレス、スプレ・−等任意の手段を採用する
ことができ、紙の表面に塗工した後は常法通り乾燥する
ことにより、優れた滑り防止効果が紙に付与される。
本発明の防滑剤はその水分散系が長期間安定であり、し
かもこれを紙又は板紙の表面に塗工することにより、そ
の紙は持続性ある優れた滑り防止効果を発揮する。本発
明の防滑剤によって実現される優れた防滑効果がいかな
る機構で実現されるかは、現在のところ充分には解明で
きていない。
しかし、シリカ微粉末にアルミニウム化合物又は水溶性
セルロース誘導体のいずれか一方を配合した2成分系と
、この両者をシリカ微粉末に配合した3成分系とを比較
すると、3成分系の方が圧倒的に優れた結果が得られる
事実からみて、本発明に於ける防滑機構は次のように推
察することができる。
すなわち、負の電荷を持つシリカ微粉末の粒子表面に、
正の電荷を有するアルミニウム化合物が吸着し、同時に
保護コロイドとして作用する水溶性セルロース誘導体が
バインダーとしても機能してシリカ粒子を紙の表面に強
く固着させる結果、シリカ粒子は繰返し摩擦でも紙の表
面から脱落し難くなるために、持続性のある防滑効果が
発現するものと推察される。また、防滑剤自体の分散安
定性について言えば、水溶性セルロース誘導体は保護コ
ロイドとして作用するものの、これ単独では安定な水系
分散液を得ることができない事実から見て、アルミニウ
ム化合物は分散安定性にも寄与しているものと考えられ
る。
[実 施 例] 以下実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、
これらは本発明の技術的範囲を限定するものではない。
なお、下記の実施例及び比較例に於ける「部」は「重0
部」を意味し、アルミニウム化合物の「アルミナ分」は
A1203換算での濃度を意味する。
実施例1 シリカ微粉末(日本シリカニ業、ニップシールN5−P
)20部と、アルミナゾル(日産化学工業、アルミナゾ
ル200、アルミナ分10%)20部を、水170部で
スラリー化し、これを8000rpIのホモミキサーで
30分間処理した。次いでこれを50〜60℃に加温後
、ヒドロキシエチルセルロース(ダイセル化学工業、N
EC,5P−600)の粉末3部を徐々に加え、さらに
90分間処理して固形分濃度10.5%(理論値11,
6%)の防滑剤1を得た。
実施例2 実施例1のアルミナゾルに代えてポリ塩化アルミニウム
(多本化学、PAC〜250A、アルミナ分10%)を
使用した以外は実施例1と同様にして固形分濃度10.
3%(理論値12.9%)の防滑剤2を得た。
実施例3 実施例1のアルミナゾルに代えてポリ水酸化アルミニウ
ム(浅田化学工業、Paho −281アルミナ分10
%)を使用した以外は実施例1と同様にして固形分濃度
10.3%(理論値12,9%)の防滑剤3を得た。
実施例4 実施例1のアルミナゾル20部に代えて粉末状硫酸アル
ミニウム(片山化学工業、試薬品、アルミナ分16%)
 12.5部を使用し、水のffiを170部から27
0部に増加した以外は実施例1と同様にして固形分濃度
10.6%(1!+論値9.3%)の防滑剤4を得た。
実施例5 実施例1のアルミナゾル20部に代えてアルミニウムキ
レートの一種であるアルキルアセトアセテートアルミニ
ウムジイソプロピレート(用研ファインケミカル、アル
ミキレートM1アルミナ分20.8%)を2部使用し、
水の量を170部から190部に増加した以外は実施例
1と同様にして固形分濃度10.6%(理論1fi10
.8%)の防滑剤5を得た。
実施例6 実施例1のアルミナゾル20部に代えてアルミニウムア
ルコレートの一種であるモノ5ec−ブトキシアルミニ
ウムジイソプロピレート(用研ファインケミカル、AM
C,アルミナ分46.8%)を2部使用し、水の酋を1
70部から190部に増加した以外は実施例1と同様に
して固形分濃度10.5%(理論値10.4%)の防滑
剤6を得た。
実施例7 実施例1のヒドロキシエチルセルロースに代えてカルボ
キシメチルセルロース(第一工業製薬、セロゲンWS−
C)の粉末を使用した以外は実施例1と同様にして固形
分濃度10.2%(理論値11.6%)の防滑剤7を得
た。
実施例8 実施例1のアルミナゾル20部を2部に減量した以外は
実施例1と同様にして固形分濃度10.7%(理論値1
1.1%)の防滑剤8を得た。
実施例9 実施例1のアルミナゾル20部を40部に増量した以外
は実施例1と同様にして固形分濃度10.1%(理論値
12.1%)の防滑剤9を得た。
実施例10 実施例1に於ける水の舟を170部から160部に減少
させ、ヒドロキシエチルセルロースの量を3部から1部
に減少させた以外は実施例1と同様にして固形分濃度1
0.3%(理論値11.4%)の防滑剤10を得た。
実施例11 実施例1に於ける水の躇を170部から320部に増加
させ、またとドロキシエチルセルロースの量を3部から
7部に増加させた以外は実施例1と同様にして固形分濃
度7.2%(理論値7.8%)の防滑剤11を得た。
実施例12 実施例1のアルミナゾル・20部に代えて粉末状硫酸ア
ルミニウム(片肉化学工業、試薬品、アルミナ分16%
)を25部使用し、水の量を 170部から410部に
増加した以外は実施例1と同様にして固形分濃度9.1
%(理論値7.8%)の防滑剤12を得た。
比較例1 実施例1と同じシリカ微粉末20部を水150部でスラ
リー化し、これを800OrDIのホモミキサーで2時
間処理して固形分濃度10.6%(理論値10.8%)
の防滑剤13を得た。
比較例2 実施例1と同じシリカ微粉末20部と、アルミナゾル2
0部を水150部でスラリー化し、これを8000rp
mのホモミキサーで2時間処理して固形分濃度10.3
%(理論値11.5%)の防滑剤14を得た。
比較例3 比較例2のアルミナゾルを実施例2で用いたポリ塩化ア
ルミニウムに代えた以外は比較例2と同様にして固形分
濃度10.4%(理論値12.9%)の防滑剤15を得
た。
比較例4 比較例2のアルミナゾルを実施例3で用いたポリ水酸化
アルミニウムに代えた以外は比較例2と同様にして固形
分濃度10.6%(理論値12.9%)の防滑剤16を
得た。
比較例5 比較例2のアルミナゾル20部を実施例4で用いた硫酸
アルミニウム12.5部に代え、水の量を150部から
250部に増加させた以外は比較例2と同様にして固形
分濃度10.2%(理論値9.1%)の防滑剤17を得
た。
比較例6 比較例2のアルミナゾル20部を実施例5で用いたアル
ミニウムキレート2部に代え、さらに水のmを150部
から170部に増加させた以外は比較例2と同様にして
固形分濃度10.1%(理論値10.6%)の防滑剤1
8を得た。
比較例7 比較例2のアルミナゾル20部を実施例6で用いたアル
ミニウムアルコレ−・ト2部に代え、さらに水の量を1
50部から170部に増加させた以外は比較例2と同様
にして固形分濃度10.3%(理論値10.2%)の防
滑剤19を得た。
比較例8 実施例1と同じシリカ微粉末20部を水170部でスラ
リー化し、これを50〜60℃に加温後8000rpm
のホモミキサーに入れて実施例1で用いたヒドロキシエ
チルセルロース3部を徐々に加えながら2時間処理して
固形分濃度10.5%(理論値11.0%)の防滑剤2
0を得た。
比較例9 比較例8のヒドロキシエチルセルロースに代えて実施例
7で用いたカルボキシメチルセルロースを使用した以外
は比較例8と同様にして固形分濃度10.3%(理論値
11.0%)の防滑剤21を得た。
比較例10 比較例2のアルミナゾル20部を40部に増量した以外
は比較例2と同様にして固形分濃度10.5%(理論値
12.1%)の防滑剤22を得た。
比較例11 比較例5での硫酸アルミニウム12.5部を25部に増
加した以外は比較例5と同様にして固形分濃度10.4
%(理論値11.2%)の防滑剤23を得た。
比較例12 比較例9でのカルボキシメチルセルロース3部を10部
に増加した以外は比較例9と同様にして固形分濃度13
.0%(理論値14,0%)の防滑剤24を得た。
阪jJはU組区員 上記の実施例及び比較例で得られた各防滑剤の滑り防止
効果と分散安定性を次の方法で評価した。
(1)Wlり防止効果 実施例及び比較例で得られた各防滑剤並びに市販の防滑
剤をそれぞれ固形分濃度2%に希釈し、朱塗エライナー
(坪1220o/Td)の表面に口〜ルコーターにて塗
工し、スチームドライヤー(スチーム圧1.51o/ 
ai、110℃)で1分間乾燥する。
次いで、65%RHのデシケータ−中で24時間調湿後
、東洋精機(株)製の摩擦角度測定試験機で塗工紙の滑
り角度を測定し、繰返・し摩擦による滑り角度の減少及
びシリカ粒子の脱落の有無を判定した。
結果を下記第1表に示す。
なお、表中のAは市販の防滑剤スチレン系エマルジョン
(固形分濃度25%)を、Bは同じく市販の防滑剤コロ
イダルシリカ(固形分濃度30%)を示す。また、塗工
量は(吸液量×塗工濃度)で算出される固形分位@量で
あり、白色化現象は次の3段階で評価した。
0:白色化現象なし Δ:僅かに発生 ×:粉体が多数観察される (2)分散安定性 各防滑剤の原液については、これを2週間40℃の恒温
槽に入れ、各防滑剤の2%希釈液については、これを3
日間室温で放置してそれぞれの外観を次の3段階で評価
した。結果を第1表に示す。
o:r4常なし Δ:僅かに層分離を認める ×:透明層と沈澱層に分離した (以下余白) [発明の効果] 上に示した第1表から明らかな通り、本発明の防滑剤は
紙及び板紙の表面に塗工することにより、それぞれの紙
に優れた滑り防止効果を、それも持続性ある防滑効果を
付与することができる。加えて、本発明の防滑剤はその
分散安定性にも優れ、長期間保存しても沈澱が生ずるこ
とがない。
出願人  星光化学工業株式会社 代理人   芦  1) 直  衛

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリカ微粉末とアルミニウム化合物と水溶性セルロ
    ース誘導体を含有する水系分散液からなる紙及び板紙の
    防滑剤。 2 アルミニウム化合物がアルミナゾル、ポリ塩化アル
    ミニウム、ポリ水酸化アルミニウム、アルミニウムアル
    コレート、アルミニウムキレート、硫酸アルミニウムか
    らなる群から選ばれる1種又は2種以上である特許請求
    の範囲第1項記載の紙及び板紙の防滑剤。 3 水溶性セルロース誘導体がメチルセルロース、エチ
    ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
    シメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロー
    ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロースからなる群か
    ら選ばれる1種又は2種以上である特許請求の範囲第1
    項記載の紙及び板紙の防滑剤。 4 シリカ微粉末100重量部当りアルミニウム化合物
    の量がAl_2O_3換算で2〜15重量部の範囲にあ
    り、水溶性セルロース誘導体の量が10〜30重量部の
    範囲にある特許請求の範囲第1項記載の紙及び板紙の防
    滑剤。
JP33614487A 1987-12-29 1987-12-29 紙及び板紙の防滑剤 Pending JPH01183596A (ja)

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