JPH01182264A - 不正開口表示突出プラグ蓋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般的には、容器用の不正開口表示蓋に関し
、特に、５５ガロンドラム用の不正開口表示突出プラグ
及びこれに関連する容器に関する。

従来の技術 液体の食料及び化学物質のような材料を含む輸送容器の
貯蔵及び輸送中には、未許可の個人がその中身を得よう
とする危険性が存在する。存在し得るどのようなこじあ
け等の試みについても受領者及び最終ユーザに警告する
ために、包装業者及び輸送業者は不正開口表示蓋を使用
している。この種の蓋は一般的には破砕されやすい要素
又は破裂可能な膜又はこじあけカバー又はオーバーシー
ルを有している。これらは−度破砕されると、その置換
できない又はその元の形に修復できない不正開口状態の
可視表示を与える。受領者又は最終ユーザはこの破砕さ
れやすい破砕された要素又は除去されたカバーを見たと
きにその中身が未許可の者の取り出しにあったというこ
とを知らされ不正開口を知る。これにより、その中身が
純粋であるか否かのチエツクを注意深くしなければこの
食料又は化学物質の使用は許可されないことになる。

不正開口表示特性が完全なまま受領された容器は、不正
開口が起こらず、そして、これらの容器を更に検査する
必要はないということを表示する。これらの容器はより
大きな組合せ又は混合物のわずか一部である食料又は化
学成分を含むことがあるので、価格及び安全性の理由の
両面で内容物が汚染されている場合この内容物を使用し
ないことが肝要である。

不正開口表示蓋にするか否かの選択は、幾分、この容器
のスタイル及びその首部又は注出口により規制される。

この注出口かめずねじとなっている場合は、容器の１つ
の型式が選択され、そして、おすねじ付き容器の注出口
の場合には別の型式が必要とされる。これら２つの基本
的な型式の各々には、破砕しやすい要素の輪郭及び場所
、ラチェット歯の使用又は不存在、及びこれらを蓋及び
注出口に適用する方法について多数の変種が存在する。

これらの種々のスタイルのいくつかは次の従来技術の１
つ以上により開示されているが、そのあるものは不正開
口表示構成を持つ蓋を表わすと考えられる。

特許番号　　　　特許権者 ４．６８７．１１２　　　　スワルツボー（Ｓｗａｒｔ
ｚｂａｕｇｈ）４．６６８．０６３　　　　ホローベツ
グ（ｌ１ｏｌｏｕｂｅｋ）外４．４５８．８２０　　　
　アブラムス　（Ａｂｒａｍｓ）３１．４９６　（再発
行）キーラ　　（Ｋｅｅｌｅｒ）４．１５３．１７４　
　　キーラ　（Ｋｅｅｌｅｒ）４．３２８，６３９　　
　　スタール　　（Ｓｔａｈｌ）外４．１６５．８１３
　　　　　バビオール　（Ｂａｂｉｏｌ）特許番号　　
　　特許権者 ４．０８１．０９７　　　　ドールド　（ＤＯｌｄ）４
．０６２，４６８　　　　　コンティ（Ｃｏｎｔｉ）４
、Ｏ１２，６６３クロークラメール （Ｋｒａｕｔｋｒａｍｅｒ） ３．８１１，５９０　　　　ホール　（Ｈａｌｌ）二相
３．０７４．５８０　　　　ゴールデ　（Ｇｏｌｄｅ）
２．９４０，６２７　　　　　シュルツ　（Ｓｃｈｕｌ
ｔｚ）２．４２３，５８２　　　　　：］−レマン（Ｃ
ｏｌｅｍａｎ）２．１３４．１７８　　　　エスポシト
（Ｅｓｐｏｓｉｔｏ）２．０５４．０３１　　　：ｌナ
ー　（Ｃｏｎｎｅｒ）外１．９０ＬＬ９６　　　シェラ
　（Ｓｈｅｒａ）１．８９１．０３３　　　　ワツクマ
ン（Ｗａｃｋｍａｎ）スワルツボーは、広口のブロー成
形ガラス容器又はブロー成形プラスチック容器、及び、
この容器の仕上部に取り付けられる熱可塑性のモールド
蓋を有する子供開放不能パッケージを開示している。こ
の容器の仕上部はこの仕上部の底に半径方向外方へ突出
するフランジを有し、このフランジはその外周にノツチ
を有している。この蓋はこの蓋の拡開部から外方及び下
方へ伸びる弾性の突出部を有し、この突出部の一部は仕
上部のフランジノツチに係合してこの仕上部上での蓋の
回転を防止する。この文献は不正開口表示構成よりも耐
子供装置として意図された蓋設計を代表する。この蓋は
再使用することができるが、この容器を開くために破裂
又は破壊される必要のある種類の破砕しやすい要素を開
示するものではない。

ホローベックは熱可塑性容器の首部のところにおいて注
出口を横切るように形成された一体のシール部材として
配置したねじ切り不正開口表示特性を持つ容器を開示し
ている。容器の中身を得ようとするには、そのシール部
材が首部から実際に破断されなければならない。容器用
の再シール蓋を形成する従来のねじキャップの頂部に、
キャップが取り除かれて上下逆転されたときに一体のシ
ール部材の周縁のセレーションに係合するセレーション
を持つ四部を設けることによってシール部材にトルクが
加えられる。この文献は、容器の中身を得るために実際
に破壊又は切断を行なわなければならないので、本発明
に比較して興味ある。しかしながら、この文献の開示は
、容器それ自体が密閉され、そして、シールの切断は蓋
の一部を切断するよりもむしろ直接容器から行われて、
容器のスタイルを変えたり又は別な具合に変形したすせ
ずに残りが除去することができるようになっている点で
本発明とは異なる。

アブラムスは容器が開かれたという可視表示を行うよう
に機能する容器用の不正開口表示装置を開示している。

この装置は容器にはめこまれるようにされた蓋を有し、
そして、容器に関して別々の第１と第２の位置で容器の
蓋をそれぞれ保持する第１と第２の共働手段を有してい
る。このようにして、蓋は最初にその第１の位置におい
て容器にあてがわれ、そして、向きを変えた別の位置で
容器に再度あてがわれて保持されるようにされるだけで
ある。この文献の開示は、容器から蓋を取り外すために
破壊しなければならない破砕しやすい要素が設けられて
いないという点で、本発明とは異なっている。

キーラ（’４９Ｂ）はキーラ（’１７４）の再発行特許
であり、そして、共通の主題にかんがみ、いっしょに検
討することにする。キーラは、容器の首のところに突出
部材を備えた容器用の不正開口表示蓋を開示しており、
この蓋は加熱成形されていて、その突出部材に係合する
と共に容器から蓋が取り外されるときに破断されるタブ
を備えた拡開壁を有している。この型式の蓋と容器はお
すねじ付きの容器首と、めすねじ付きの蓋を有し、この
蓋は容器首の周りにあるセグメント７１に係合する単一
のタブ７６を有し、このタブ７８とセグメント７１の間
には空間が存在する。これはラチェット歯付き構造と見
ることができるが、この種の蓋は一定の型式又は構造で
作られているものではなく、又仕様書３４１部１７８．
１９．　ＣＦＲ４９で述べられた道路輸送用の５５ガロ
ンドラムに関する必要な輸送部（Ｄｅｐａｒｔｍｅｎｔ
　ｏｆ　Ｔｒａｎｓｐｏｒｔａｔｉｏｎ　（ＤＯＴ））
については構造的に適当でなく、容器首の周りの一連の
ラチェット歯に関する特別の関心を生じる仕方では成形
されていず、また、本発明で開示された種類の破砕しや
すい要素を含むものでもない。

スタールは、びん型の容器用のねじキャップを開示して
いるが、キーラについて前に述べたと同じ欠陥を有して
いる。スタールは、頂縁１２の外周面への角方向分布配
列の複数の切断可能なリング２７、２９によりキャップ
に接合されたカラー２０を含む点で、本発明に対して幾
分関係がある。これらのリングは取外し過程の一部とし
て切断されるが、この文献は本発明により提供された輪
郭及び連結ラチェット歯を開示せず又破砕しやすい要素
の形態を開示するものでもない。

バビオールはびんの首部にねじ係合されたカプセル、こ
のカプセルを包囲するキャップ、及び引き裂き可能な保
証条片を有するびん用の安全蓋装置を開示している。ラ
チェット歯の係合は開示されているが、これは内部シー
ルと外部キャップとの間で起こるものであり、容器の首
部に関わるものではない。この文献の開示も又びんのキ
ャップ構造に関するものであるが、一定の形態を与えら
れているものではなく、又、本発明の重要な点である５
５ガロンの輸送ドラム用の突出プラグと使用するに適し
たものでもない。

ドールドはびんの首部のねじ山及びその下に配置された
ビードを持つびんの安全蓋として記載された上記と同様
なびんキャップ型式を開示している。この特定の発明は
ねじキャップとその上に固定されて安全破断ステーを持
つ安全リングを有している。又少なくとも２つの歯がそ
のビード上でびんの首部のところにおいである馬用だけ
互いにずれている。そして、馬用だけ互いにずれた少な
くとも２本の破壊−開放ピンがねじキャップの下縁で接
合されている。

コンティはプラスチックの牛乳びんで現在見られる種類
を代表する自己除去リングを備えた不正開口防止用の蓋
キャップを開示している。この蓋キャップはこの蓋キャ
ップがねじられて開けられるときに条片でキャップから
破り取られるリングを備えている。この種の破砕しやす
いリングとラチェット歯の係合は本発明の態様にある程
度類似しているかもしれないが、本発明の重点は５５ガ
ロンの輸送ドラム用の突出プラグ蓋に関するものであり
、そして、その設計によっては、蓋の製造様式及び形状
及びこの種の容器に関する種々のＤＯＴ要件を考慮しな
ければならない。上記の文献の多くを代表するコンティ
はこの種の蓋及び容器の組合せについて一定の型式を与
えられてはいない。従って、上記の要件の多くは無視さ
れ、そして、コンティにより与えられる設計全体は、本
発明の重要点である蓋と容器の組合せと比較して全く適
当なものではない。

クロークラメールは、一体の単一片で成形されたびん用
のプラスチック蓋に関するプラスチック蓋頂部用の分離
手段を開示している。この文献は容器の開口部に蓋の頂
部の注出口を位置付ける底部の蓋リングを有し、そして
、その注出口の上方には、この蓋の最初の使用前にこの
蓋を密封する二重目的の蓋がありこの蓋が最初に引き裂
かれて緩くなった後に、この蓋は注出口に置かれ、そし
て、この注出口を密閉するためにこの注出口から取り除
かれる。蓋の基部と注出口の頂部との間には、除去可能
なハンドルを備えた引き裂きバンドが一体に成形されて
いて、このハンドルを引き寄せると、引き裂きバンドは
除去されて、注出口から蓋が分離されるようになってい
る。

ホール二相は小さいプラスチック製薬びん用の安全容器
蓋を開示している。このものでは、プラグが締り摩擦ば
ねで頂部又は首部に挿入される。

このプラグはキー溝を有し、外部のキャップは容器の頂
にはまり、そして、一体成形のキーを有している。この
キーは、引き抜くためにプラグ内の凹部に置かれ係合さ
れる。プラグの上部リブは容器の溝にはまって抜けるの
を防止する。この文献の開示は又従来のびん及びキャッ
プの構造に関するものであって、本発明の５５ガロンの
輸送ドラム容器型式とは両立するものではない。

ゴールデはびん用の蓋を開示している。この蓋の一部は
びんの出口内へ挿入され、そして、蓋の残りはその開口
にわたり、この開口の周りに伸びている。この蓋は柔ら
かい弾性プラスチックの一体成形単片構造をしており、
これにより、この内方へ突出する密閉部の挿入が可能と
なる。

この文献の開示は破砕しやすいどんな種類の要素をも有
するものではなく、又、５５ガロン型式の輸送容器の如
何なる種類の蓋容器をも開示するものではない。従って
、本発明に対する関連は僅かしかないと考えられる。

又、同様に関連が僅かしかないのはシャンペンのびんの
蓋であるシュルツへの特許であり、この特許は首部の開
口部の内部へはまるプラグを単に示すため、及び、容器
からそのプラグを除去するために破壊され、そして、こ
の蓋のプラグから除去される必要のある外部リングの開
示のためにのみここに提供する。

コーレマンはびんのキャップを倒示していて、本発明に
対するその関連は全く僅かであるが、実際、−組のラチ
ェット歯が容器の首部の外部に配置されている一連のラ
チェット式の歯係合部を有している。本発明と対照的に
、この係合ラチェット歯はキャップにあって、分離可能
な破砕しやすいリングの一部ではない。

エスボシトはびんの首部又は出口の周りの一連のラチェ
ット歯、及び、びんのキャップがびんから除去されるた
めに引き裂かれて自由になる除去可能な連結リングを備
えたびんキャップを開示している。この文献の発明はシ
ート金属ねじキャップと、本発明の５５ガロンドラムと
は類似しないびん設計よりなる。

コナーは従来のびん及びキャップ型式の容器蓋を開示し
、この容器の蓋を構成するために形成することができる
破壊可能な表示部材を設けている。

この容易に破壊可能な表示部材は、生簀から分離されて
いるか否かに関わらず動作され、大きさ及び形状が大し
て変化せずに容器の適所に置かれるようになっており、
そして、ひだを付けられ、たたまれ、又は収縮され、又
は大きさ及び形状を変えることによって別な具合に適所
に置かれるようにされたシート金属１紙、繊維又は他の
材料よりなる従来技術の種々の装置から区別できるよう
にされ′ている。

ジュラは、ドラム、樽のような金属容器の充填口及び（
又は）放出口用の蓋装置を開示していて、特に、これら
の種類の容器用の蓋プラグに関する。

この特許は容器出口の外側ビード又は縁にわたってあて
がわれ、そして、蓋プラグの除去可能部分を完全に覆い
、それにより、このシールが破壊されるまでプラグの除
去を防止するようにしたシールキャップ１８の形の従来
技術の不正開口表示特性を持つ型式を開示している。シ
ールキャップ１８は比較的薄い金属から作られ、そして
、−度ビードに固定されると、保護物なしに、実際、そ
の更なる有用性を破壊せずに除去することはできない。

この特許もプラグに対する内側凹部及び楔状の正反対の
ラグを開示している。このラグはプラグの内壁から一体
に、この内壁の半径方向内方へ伸び、その中央部の手前
で終り、そして、前進及び除去のためにプラグを回転さ
せるレンチ又はこれに類似の工具と両立することができ
るようにされている。

ワックマンは金属ドラム等のプラグ用の密閉キャップを
開示している。この場合、オーバーシールがあてがわれ
ているが、このオーバーシールは経世の弾性金属で作ら
れている。この装置も又、蓋プラグの前進及び除去用の
レンチと使用される６川口部を有している。

発明が解決しようとする課題 前述の一群の文献は全て容器又はびんの蓋の一般的なカ
テゴリ内に、多くの場合、不正開口表示蓋のカテゴリ内
に入るかも知れないが、これらは決してＤＯＴ性能要件
（仕様書３４、部１７ｇ、１９、ＣＦＲ４９）を満足す
るに適したものではない。容器が道路を輸送される場合
に満足されなければならない、大容器（５５ガロンドラ
ム等）に使用される蓋に関する特定の落下試験及び流体
静力学要件が存在する。前述の文献のどれもこれらの要
件を満足するような一体の型式を与えられ又は設計され
ているものではなく、これらの要件に適するように設計
されたどの容器も本発明に似た不正開口表示特性は有し
てはいない。

プラスチック製の５５ガロンドラムに適当で、全てのＤ
ＯＴ及び落下試験要件を満足する不正開口表示蓋を提供
するためには、前述の一群の文献により提供され、ある
いは別な具合に利用できるものについて新しい設計が要
求される。この独特の蓋は、共働する独特の組合せに関
する容器出口の首の設計に新規な特徴を組込んだ本発明
により提供される。

課題を解決するための手段 プラスチック製の５５ガロンドラムを密封により閉じる
ための不正開口表示突出プラグは、容器のめすねじ付き
出口と両立可能なおすねじ付きのプラグ本体、自体の内
面に周方向分布の一連のラチェット歯を備えたラチェッ
トリング、及びプラグ本体にそのラチェットリングを最
初一体に接合する破砕しやすい一連の４個の要素を有し
ている。

この容器の出口は首部を有し、この首部は互いに離れた
２組のラチェット歯を有し、このラチェット歯はラチェ
ットリングのラチェット歯と相互に係合可能な大きさと
輪郭形状を有している。蓋が出口の中へねじ込まれると
、ねじ係合がまず行なわれ、それから、ラチェット係合
がなされる。この蓋が容器から取り除かれるべきときに
は、その破砕しやすい要素は切断されてラチェットリン
グとプラグ本体とを分離するようにされなければならな
い。５５ガロンのプラスチックドラムが分離ブロック技
術によりブロー成形されるという事実にかんがみ、この
容器の出口の２組のラチェット歯がこれらの周方向の程
度において１８０’より小さくして、この２組のラチェ
ット歯間に空間を残すことが必要である。これらの２つ
の空間の場所において内方への押圧によるラチェットリ
ングの圧縮を防止するために、半円形の隆起した突出部
が設けられて長円化及びラチェット歯の非係合を防止す
るようにしている。

作　　用 本発明の一実施例による容器のめすねじ付き及び外部ラ
チェット歯付き出口を閉じる場合に使用される不正開口
表示突出プラグ蓋は、その出口の内側とねじ係合可能で
、この出口に対してプラグ本体を前進及び引き抜かせる
手段、外部ラチェット歯付き出口に係合可能な複数の内
部ラチェット歯を備えた破砕しやすい連結リング、及び
、プラグ本体を出口で受けたまま、連結リングをプラグ
本体に最初一体に接合し、そして、その出口に相対的に
プラグ本体の後退移動時に切断可能な破砕しやすい連結
要素を有している。

本発明の１つの目的は改良になる不正開口表示突出プラ
グ蓋を提供することである。

本発明の関連目的及び利点は次の記載から明らかになる
。

実施例 本発明の原理の理解を進めるために、図面に示した実施
例を参照し、明確な言語を使用してこの実施例を説明す
る。それにも関わらず、本発明の範囲の限定はこれによ
り意図されるものではなく、本発明に関連する当業者に
普通想到される図示の装置の変形及び更なる変更及び本
発明の原理の別の応用は本発明に含まれるべきものであ
る。

第１図及び第２図には、不正開口表示突出プラグ蓋２０
が示されている。この蓋はプラスチック製の５５ガロン
輸送容器２２のめすねじ付き出口２１により受は入れら
れている。輸送容器２２は飲料用のシロップ又は濃縮物
のような食物加工流体を輸送するために使用される標準
的な型式のものである。

この５５ガロンの量は更に多量の最終製品を生む。

シロップ又は濃縮物は未許可の者が開封した結果汚染さ
れ、そして、最終混合物を調整する最終処理段階後まで
その汚染に気付かなければ、損失はかなりのものとなり
、最初の５５ガロンの量の単なる損失ではすまなくなる
。

本発明の不正開口表示特性は破砕しやすいラチェットリ
ング２３を蓋２０に設けることにより達成される。この
ラチェットリング２３は連続した４個の等間隔に離れた
、同じ型式の破砕しやすい要素２５によりプラグ本体２
４に一体的にほぼ同心的に接合されている。ラチェット
リング２３の内面は連続する一連のラチェット歯２６（
第６図参照）を備えており、このラチェット歯２Ｂはラ
チェットリング２３のほぼ半分の軸線方向高さを有して
いる。

本発明の不正開口表示特性を完成するために、容器出口
２１の首部２９の外面は複数のラチェット歯を備えてい
る。このラチェット歯はラチェットリング２３のラチェ
ット歯２Ｂ（第６図参照）と両立可能で互いに係合可能
となるように設計及び構成されている。容器出口の歯３
０は互いに離れた２つの連続体３１及び３２として配列
され、これの連続体は出口の両側に一様に配列され、か
つ、ラチェット歯をもたない外面の２つの領域３３と３
４により互いに分離されている。ラチェット歯のないこ
れら２つの領域は、容器２２の製造方法及びこの製造方
法に対するラチェット歯及びこれに類似の造作に関連す
る問題のために特に重要である。

容器２２はプラスチックで製造され、そして、分割ブロ
ックを用いるブロー成形技術により製造される。この製
造方法では、分割ブロックは、第３図において線３５と
して示した金属分割ラインと一致する分割ブロックの接
合面にほぼ直角な方向に移動することによって完成部品
から分離される。

もしもこのラチェット歯連続体が首２９の周り全体に伸
びている場合には、このラチェット歯の接合面に対する
曲率又はテーパにより分割ブロックの除去が妨げられる
。従って、これら２つのラチェット歯連続体は分離線３
５から、この線３５にほぼ垂直で、各連続体における最
後のラチェット歯の接合面に平行な線又はそれより僅か
に手前の線まで伸びるだけである。これらの垂直線は線
３６及び３７として示しである。このようにして、この
好適なブロー成形技術が使用され、そして、これらの２
つのラチェット歯連続体３０は、出口の首部と一体に、
それらが分割ブロックの除去を妨げないような仕方で成
形することができる。

ラチェット歯のない２つの領域３３と３４は１つの懸念
以外に如何なる問題又は欠点をも提供しない。

すなわち、不正開口の試みがなされる場合、その人はラ
チェット歯のない２つの領域３３と３４に対応する場所
においてラチェットリング２３を内方へ圧縮（互いに抑
圧）することを試みるかもしれない。

その場所に何も障害物がなければ、ラチェットリング２
３は長円形状に湾曲され、これにより、ラチェットリン
グのラチェット歯２６は容器出口の首部の２つのラチェ
ット歯連続体３０との係合から引き外され、それにより
蓋が破壊されるようになるかもしれない。この種の不正
開口の試みの成功を防止するために容器出口の首部は２
つの半円形の隆起部４０と４１を有している。これらの
隆起部はそれぞれ領域３３と３４に中心を有し、そして
、充分な距離にわたって半径方向に伸びて上記の仕方（
長縁化）でラチェットリング２３の歪曲を事実上防止す
るようにしている。この好適な実施例では、隆起４０と
４１は半径方向においてラチェット歯３０の半径方向の
最外側縁の丁度内側の場所まで伸びて、出口の中への蓋
の進行及びこれに続く除去の間にラチェットリング２３
の歯２６と隆起４０と４１との間に干渉がないようにし
ている。

使用時には、容器２２は内容物を充填され、そして、蓋
２０が取り付けられる。第４図に示すように、蓋２０の
本体２４は一連の外ねじ４４を有している。この外ねじ
は出口２１の内ねじ４５により受けられる大きさ及びピ
ッチを有している。これら２組のねじはまず係合を行い
、その後、蓋が出口の中へ入れられるに従ってラチェッ
ト歯が接触され始める。

容易に理解されるはずであるが、ラチェット歯の輪郭形
状及びこれらそれぞれの向き及び間隙により蓋が出口の
中へねじ込まれるに従って連結係合が可能となる。この
蓋が一度完全に位置決めされると、この蓋の如何なる後
退移動もこの容器の出口の首部の外面にあるその２組の
ラチェット歯とラチェットリングのラチェット歯との間
の多数の接合点により抵抗を受ける。

この連結係合を破壊するためには、ラチェットリング２
３がプラグ本体２４から分離されなければならない。こ
の分離は、蓋２０としてラチェットリング２３とプラグ
本体を互いに一体に接合する４つの破砕しやすい要素２
５を切断又は破壊することによって達成されるように設
計されている。これらの破砕しやすい要素２５が一度破
壊されると、容器の内容物を得るために出口からプラグ
本体２４は除去可能となる。ラチェットリング２３は首
部に残っているが、プラグ本体が外された後は除去可能
となる。

本発明の不正開口表示及び不正開口防止特性の別の態様
は、ラチェットリングとプラグ本体との間の位置関係で
ある。図示のように、ラチェットリング２３の頂部即ち
上縁面４６はプラグ本体２４の頂部即ち上面４７と最初
はほぼ同一高さにある。従って、外径面が単に利用でき
ないからといってこの外径面をつかみプラグのねじ込み
を外すことはできない。蓋の確実な締め付は及びこれに
続くプラグ本体のねじ込みの解除を可能にするために、
プラグ本体の頂面４７は深い凹部４８を有しており、こ
の凹部４８はほぼ等間隔に離れた内方へ突出する台形状
の４つのリブ４９を持つ形状の軸方向に伸びる溝付き壁
を備えている。これらのリブ４９は４つの゛溝５０によ
り交互に配列及び離隔されている。この輪郭は、凹部４
８の中に置くことができるレンチ状の工具と両立可能で
あり、そして、挿入による蓋の締め付は及びプラグ本体
の除去用のリブと溝の中にはまる。

このレンチ状の工具とプラグの凹部との間の確実な係合
及びぴったりとしたはまり具合は、工具の外れ、リブ及
び溝の破壊又はその上層の除去なしに適切なトルクを加
えることができるようにするために重要である。このト
ルクを加える能力により初期の利用及び後でのプラグの
交換時に確実な密封が保証され、そして、これにより、
４つの破砕しやすい要素は、プラグが、最初の設置の後
に外されるとき、自動的に破壊できるようになる。

蓋と容器の出口との間の流体漏れのない確実なシールを
可能にするのを助ける別の特徴として、合成材料のガス
ケット５１がプラグ本体２４の外側リップ５４のすぐ下
及び出口２１の長縁５５のすぐ上に配置されて、蓋又は
プラグ本体が容器の出口と完全にねじ係合されるに従っ
ていくぶん圧縮される゛ようになる。

リング２３を除去した場合、残りのプラグ本体は産業用
に標準化されたプラグ設計を代表するものであり、そし
て、５５ガロンの容器も産業用にいくぶん標準化されて
いる。しかしながら、その２組のラチェットと２つの隆
起とを含む首の外面は別である。プラグ本体のねじ山４
４は５５ガロンドラム用の標準的な米国の突出ねじ出で
ある。容器は、不正開口表示特性が望まれる場合、新し
い蓋のみをあてがって循環再利用することができ、そし
て、又は、不正開口表示要件が必要でない場合は古いプ
ラグ本体と共に単に再利用することができる。

本発明を図面及び上記の記載において詳細に図示及び説
明したが、これは例示的なものと考えられるべきであっ
て、その特徴を限定するものではない。又、好適な実施
例のみが示され、説明されたが、本発明の思想内に入る
全ての変更及び変形は保護されることが望まれる。

発明の効果 本発明によれば、容器の中身を得ようとして蓋が不正に
開口された場合は、破砕しやすい要素が切断されてラチ
ェットリングが取り外されるため容器の中味を得ようと
した事実が明白となる。

又、蓋にはレンチ受は用の凹部があり、これにより蓋の
締め付は及び取り外しが確実容易になる。

更に、ガスケットが蓋と容器出口の間に設けであること
により流体漏れが防止されると共に蓋と容器出口との完
全なねじ係合が達成される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の代表的な実施例によるプラスチック製
の５５ガロンドラム容器に適用された突出プラグ蓋の斜
視図である。 第２図は第１図の蓋及び出口の完全な断面での正面図で
ある。 第３図は第１図の容器の出口の平面図である。 第４図は第１図の蓋のプラグ本体の斜視図である。 第５図は第１図の容器及び出口の組合せの平面図である
。 第６図は第１図の蓋のラチェットリングの斜視図である
。 ２０・・・不正開口表示突出プラグ蓋 ２１・・・めすねじ付き出口　　２２・・・容　器２３
・・・ラチェットリング　　２４・・・プラグ本体２５
・・・破砕しやすい要素　　２６・・・ラチェット歯２
９・・・首　　　　　　　　８０・・・歯３１、３２・
・・２組の歯　　　　３３．３４・・・領　域３５、３
６．３７・・・線　　　　４０．４１・・・隆　起４４
、４５・・・ね　じ　　　　　４６．４７・・・頂　面
４８・・・凹　部　　　　　　４９１．、リ　ブ５０・
・・溝　　　　　　　　　５１・・・ガスケット５４・
・・外側リップ 第１図 第２図 第３図 曜 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、容器のめすねじ付き及び外部ラチェット歯付きの出
   口を閉じる場合に使用される不正開口表示突出プラグ蓋
   であって、 前記出口の内部にねじ係合可能なおすねじ付きプラグ本
   体であって、前記出口に相対的に前記プラグ本体を進め
   及び引き抜く手段を有するプラグ本体、 前記外部ラチェット歯付きの出口と係合可能な複数のラ
   チェット歯を有する破砕しやすい連結リング、及び 前記プラグ本体を前記出口で受けたまま前記連結リング
   を前記プラグに本体最初に一体接合し、そして、前記出
   口に相対的な前記プラグ本体の後退移動時に切断可能な
   破砕しやすい連結要素よりなることを特徴とする不正開
   口表示突出プラグ蓋。 ２、前記連結リングは全周にわたる一連のラチェット歯
   を有していることを特徴とする請求項１記載の不正開口
   表示突出プラグ蓋。 ３、前記連結リングを前記プラグ本体に最初に一体的に
   接合する４個の破砕しやすい連結要素を含み、この破砕
   しやすい４個の連結要素は前記プラグ本体の外周にほぼ
   等間隔で離隔されていることを特徴とする請求項１記載
   の不正開口表示突出プラグ蓋。 ４、前記プラグ本体はレンチの助けによる前記プラグ本
   体の除去用及びレンチの助けによる前記蓋の挿入用に適
   切に設計され構成された溝付き部分を有することを特徴
   とする請求項１記載の不正開口表示突出プラグ蓋。 ５、前記プラグ本体と前記容器の出口との間に合成シー
   ルを更に有することを特徴とする請求項１記載の不正開
   口表示突出プラグ蓋。 ６、前記連結リングは一連の周方向のラチェット歯を有
   し、前記蓋は前記連結リングを前記プラグ本体に最初一
   体に連結する破砕しやすい要素を全部で４個有し、これ
   らの要素は互いにほぼ等しい間隔で離隔されており、そ
   して、前記蓋は更に合成シールを有していることを特徴
   とする請求項１記載の不正開口表示突出プラグ蓋。 ７、突出した出口を有し、この出口の外面には、２組の
   ラチェット歯が配置され、前記出口の内部がねじ切りさ
   れているプラスチック容器と；前記出口の内部にねじ係
   合可能なおすねじ付きプラグ本体であって、前記出口に
   相対的に前記プラグ本体を進め及び引き戻す手段を有す
   るプラグ本体、及び 前記外部ラチェット歯付きの出口と係合可能な複数のラ
   チェット歯を有する破砕しやすい連結リング、及び 前記プラグ本体を前記出口で受けたまま前記連結リング
   を前記プラグに本体に最初に一体接合し、そして、前記
   出口に相対的な前記プラグ本体の後退移動時に切断可能
   な破砕しやすい連結要素を有している不正開口表示蓋と
   ；の組合せ。 ８、前記連結リングが全周にわたる一連のラチェット歯
   を有していることを特徴とする請求項７記載の組合せ。 ９、前記連結リングを前記プラグに最初に一体的に接合
   する４個の破砕しやすい連結要素を更に含み、この破砕
   しやすい４個の連結要素は前記プラグ本体の外周にほぼ
   等間隔で離隔されていることを特徴とする請求項７記載
   の組合せ。 １０、前記プラグ本体はレンチの助けによる前記プラグ
   本体の除去用及びレンチの助けによる前記蓋の挿入用に
   適切に設計され構成された溝付き部分を有することを特
   徴とする請求項７記載の組合せ。 １１、前記プラグ本体と前記容器の出口との間に合成シ
   ールを更に有することを特徴とする請求項５記載の組合
   せ。 １２、前記連結リングは一連の周方向のラチェット歯を
   有し、前記蓋は更に前記連結リングを前記プラグ本体に
   最初一体に連結する破砕しやすい要素を全部で４個有し
   、これらの要素は互いにほぼ等しい間隔で離隔されてお
   り、そして、前記蓋は更に合成シールを有していること
   を特徴とする請求項７記載の組合せ。 １３、前記容器の出口の外面に配置され、そして、前記
   ２組のラチェット歯の間に位置付けられた隆起部を更に
   有し、これらの隆起部は、前記のラチェット歯の切り離
   しを防止するために前記連結リングの充分な長円化を防
   止するように適切に設計及び構成されていることを特徴
   とする請求項７記載の組み合せ。 １４、容器のめすねじ付き出口を閉じる場合に使用され
   、前記出口の外面に出口連結手段を有する不正開口表示
   蓋であって、 おすねじ付き本体を有し、この本体はこの本体の半径方
   向外方に同心的に配置された連結リングに破砕しやすい
   少なくとも１個の要素により一体に連結され、そして、
   前記本体は、この本体の前進ねじ込み動作時に前記出口
   の連結手段と係合可能となるように設計及び構成され、
   そして、前記の破砕しやすい要素が切断されるまで前記
   本体の前記出口からの取り外しを防止するように設計及
   び構成されている蓋連結手段を有することを特徴とする
   不正開口表示蓋。 １５、前記本体は、この本体の前記出口へのレンチによ
   る締め付けのための溝付凹部を更に有することを特徴と
   する請求項１４記載の不正開口表示蓋。 １６、前記蓋連結手段は周方向に連結する一連のラチェ
   ット歯を有することを特徴とする請求項１４記載の不正
   開口表示蓋。