JPH01182249A - 開缶性の優れたフルイージーオープン缶蓋 - Google Patents

開缶性の優れたフルイージーオープン缶蓋

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JPH01182249A
JPH01182249A JP109688A JP109688A JPH01182249A JP H01182249 A JPH01182249 A JP H01182249A JP 109688 A JP109688 A JP 109688A JP 109688 A JP109688 A JP 109688A JP H01182249 A JPH01182249 A JP H01182249A
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JP
Japan
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opening
lid
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tearing
open
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Pending
Application number
JP109688A
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English (en)
Inventor
Shoji Nosaka
野坂 詔二
Eishin Anami
英信 穴見
Takeshi Kono
河野 彪
Shinji Tanimoto
谷本 進治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、開缶性、特に初期開缶後の開口片の引裂き性
を改善したノンベントタイプのフルイージーオープン缶
蓋に関する。
〔従来の技術〕
イージーオープン缶蓋は、罐切り等の道具を必要とする
ことなく、指先の引張り力によって開缶することができ
る。この便利さから、現在では食料缶、炭酸飲料缶、ビ
ール缶等として多用されている。このイージーオープン
缶蓋は、缶蓋の一部を開口する部分開口缶(以下、これ
をパーシャルイージーオープン缶蓋という)と、缶蓋を
全面的に開口するフルイージーオープン缶蓋とに分類さ
れる。
パーシャルイージーオープン缶蓋は、開口片に固着され
た引張り摘み片を引っ張ることにより缶蓋を開口する際
、引張り摘み片側の開口片の頂点が引っ張られて持ち上
げられ、開口が開始され、更に引張り摘み片を引き続け
ることにより開口を完了する。これに対し、フルイージ
ーオープン缶蓋においては、引張り摘み片を引き起こす
ことにより、開口片の先端が、−旦、缶体内側に折り曲
げられて、開口が開始される。その後、この引張り摘み
片を片を引き上げることによって、開口作業を継続し、
缶体全体にわたる開口が行われる。
このヨウに、パーシャルイージーオープン缶蓋とフルイ
ージーオープン缶蓋とでは、初期開口の7式が異なって
いる。また、フルイージーオープン缶蓋では、開口開始
する側の頂点部形状の曲率半径がパーシャルイージーオ
ープン缶蓋のそれに比較して大きいため、開口開始時に
応力が集中し難くなり、初期開缶性が劣る。更に、フル
イージーオープン缶蓋は、パーシャルイージーオープン
缶蓋よりも開口片が大きいために、初期開口後の引裂き
力が非常に大きくなる。このようなことから、フルイー
ジーオープン缶蓋は、パーシャルイージーオープン缶蓋
に比べて開缶性が劣るものである。
このフルイージーオープン缶蓋の開缶性を改善するため
、種々の検討がこれまで行われている。
固着部の近傍にベントスコアーを設け、この個所を最初
に破断させるベントタイプのフルイージーオープン缶蓋
に関しては、たとえば、缶蓋の周辺部に刻設した開口用
スコアーのライン上に、破壊部用スコアーを形成するこ
とによって、開口用スコアーの残厚よりもこの部分の残
厚を小さくし、最初の破壊部分とすることが実開昭57
−43239号公報で提案されている。また、特開昭5
2−94291号公報においては、ノーズと最も接近し
た開口用スコアーとの距離を規定することによって、初
期開缶性を改善している。
他方、ベントスコアーを設けないで、開口用スコアーが
引張り摘み片の固着部に最も接近した部分から、開口を
開始するノンベントタイプのフルイージーオープン缶蓋
にあっては、たとえば特開昭54−54786号公報で
提案されているように、開口用スコアーの内側に沿って
補助スコアー及びビードを設け、固着部近傍における補
助スコアーの不連続部をビードの不連続部より長くする
ことが提案されている。このようなビードを設けること
によって、固着部近傍の開口用スコアーに大きなくびれ
を生じさせ、開缶性を向上している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、開口用スコアーにくびれを生じさせるこ
とは、初期の開缶性を向上させることには役立つものの
、この初期の開缶工程から開口片の引裂き工程に移行す
る過程で、力の変動が大きく、缶体が衝撃、振動を受は
易くなる。そのために、内容物がこぼれだす危険もある
。また、くびれによって、缶体の輸送時に割れが開口用
スコアーに発生し易くなり、且つ缶体が何らかの原因で
落下したときに、破損が生じ易くなる。
そこで、本発明は、缶体の機械的強度を低下させる原因
となるくびれを生じさせることなく、開口片の断面形状
を特定することによって、ノンベントタイプのフルイー
ジーオープン缶蓋の開缶性を改善することを目的とする
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明のフルイ
ージーオープン缶蓋は、その目的を達成するために、缶
蓋の周辺部に開口用スコアーを刻設し、該開口用スコア
ーの近傍に引張り摘み片を取り付けるための固着部を設
け、この固着部の周辺を除いた開口片の一部に前記開口
用スコアーに沿った形状の段差を形成し、該段差の突出
部分に接し且つ前記固着部の先端とを結んだ直線が引裂
き方向と平行な軸との間に作る角度を45〜85度とし
たことを特徴とする。
第1図は、本発明に従ったフルイージーオープン缶蓋を
示す。また、第2図(a)及び同図(b)は、そのA−
A断面及びB−B断面をそれぞれ示す。
缶蓋1の周辺部には、開口用スコアー2が刻設されてお
り、開口用スコアー2で囲まれた部分が開口片3となる
。そして、開口用スコアー2の一部近傍に、引張り摘み
片4を缶蓋1に取り付けた固着部5が形成されている。
また、開口片3主部の高さを基準として固着部5を囲む
ように斜線を付けた部分を凹ますことにより、突出した
突出部6aと開口用スコアー2に沿って開口片3の周辺
に設けた周辺部6bが開口片3に形成されている。すな
わち、第1図においては、斜線を付した部分は、この段
差6によって一段と低くなっている領域を示す。
そして、突出部6aの両側を区画する線と周辺部6bの
内側線とが交わる交点7と固着部5の先端とを結ぶ直線
lが引裂き方向Xに平行な軸Y−Yとの間に作る角度θ
を、45〜85度に設定している。
この缶蓋1が、開口されるまでの動作について次に説明
する。まず、引張り摘み片4の内側に指をかけて引き起
こすことにより、初期開口開始点2bで開口が開始され
、直線lと開口用スコアー2の交点2b付近まで開口用
スコアー2に沿って徐々に開口が行われる。更に、引張
り摘み片4を引き起こしていくと、段差6によって引裂
き方向Xの曲げ剛性が強くなっているため、段差6が設
けられた部分で開口片3が折れ曲がることなく、交点2
bから交点2C付近まで開口して、初期開口が終了する
。ここで、交点2Cとは、折曲げ線8と開口用スコアー
2の交点である。
図示した段差6は°、凹部が終了した個所で曲げ剛性が
弱くなっている。そのため、開口片3は、段差6の終端
部6Cの直近で折曲げ線8が形成される。つまり、開口
片3を折り曲げようとする位置に、終端部6Cを形成す
ればよい。
この折曲げ線8を形成する方法は、図示した方法以外に
、折曲げ線8を形成したい位置で引裂き方向Xの曲げ剛
性を急激に低下させる方法であれば、他のいかなる方法
も採用できる。
第4図は、他の実施例を説明するための図である。本例
においては、開口片3の全周に設けた第1の段差6の内
側に更に第2の段差lOを形成しており、第2の段差1
0の始端部tOaで引裂き方向Xの曲げ剛性が第1図と
は逆に大きくなり、この場合でも折曲げ線8が形成され
る。
初期開口時に折曲げ線8に沿って開口された開口片3は
、次いで引張り摘み片4を引っ張ることによって、開口
用スコアー2に沿って引き裂かれる。このとき、初期開
口部の引裂き方向Xの曲げモーメントの腕の長さが大き
なものであるため、引張り摘み片4を引っ張る力は、引
裂き力として効率良く利用される。すなわち、引裂き力
の作用点である固着部5と開口した開口片3先端部との
距離であるモーメントの腕の長さが長くなり、開口片3
を曲げて引き起こそうとする曲げモーメントが大きくな
る。そのため、初期開口後の引裂き力を著しく低減する
ことができる。
この曲げモーメントの腕の長さは、固着部5の中心から
第1図の段差6の終端部6C或いは第4図の第2の段差
lOの始端部10aまでの距離aにほぼ等しい。
本発明においては、直線lが軸Y−Yとの間に作る角度
θの特定は重、要である。この角度θが大きくなるほど
、引張り摘み片4を引き起こして初期開口中に要する力
、特に交点2bから2Cまでの開口に要する力を小さく
することができる。この角度θが85度を超えると、開
口片3は交点2b付近で折れ曲がり、初期開口時に交点
2Cまで奥深く開口することができない。そのため、引
裂き時にモーメントを付与することができず、初期開口
後の引裂き力を小さくすることができない。他方、角度
θが45度未満のときには、初期開口中の力が太き(な
るばかりでなく、初期開口開始点2aにおける開口開始
力も大きくなる。このため、角度θは45〜85度に特
定する。なかでも、開口開始力、初期開口中の力及び初
期開口力をバランス良く低減させるためには、角度θを
60〜80度とすることが好ましい。
また、曲げモーメントの腕の長さに相当する折曲げ線8
と固着部5中心との距離aは、引裂き力の低減効果を充
分に発揮させるため、第3図に示す固着部5の直径dの
1倍以上又は4 mm以上のいずれか長い方とすること
が好ましい。なお、距離aの上限は、特に特定する必要
はない。しかし、距離aを余り長くすると、初期開口時
に開口片3の押込み深さが大きくなり、内容物を傷つけ
る危険性がある。この場合は、距離aを25mm以下と
することが好ましい。内容物が損傷する不安がない場合
には、距離aの上限を特に制限する必要はない。
更に、段差の形状は、角度θが45〜85度を満足する
限り、特に限定されるものではない。たとえば、第5図
(a)及び0))に示すように、2つの閉曲線で区画さ
れた段差6であっても良い。また、以上に説明した段差
は開口片3の一部(斜線部)が凹部になっていたが、突
部とした場合にも同様な効果を得ることができる。ただ
し、この場合には突部に引張り摘み片4が重ならないよ
うにすることが必要である。この場合は、引張り摘み片
4の形状に合わせて突部の段差形状を適宜変更させると
良い。また、第1の段差を全周に設け、この中に第2の
段差を設けたり(第4図)、段差の中にビード11を設
けるような形状(第5図(C))にすることによって、
曲げモーメントを付与するための腕の長さ(距離aに相
当)を確保することができる。
なお、開口用スコアー2の内側に補助スコアー9を刻設
することも可能である。この補助スコアー9は、開口用
スコアー2に沿って開口片6を引き裂くときに、開口用
スコアー2に対する応力の集中を促進させ、引裂き性を
向上させるものである。このような補助スコアーとして
は、残厚を開口用スコアー2の残厚より大きくしたV字
型ノツチ、U字型ノツチ、幅をもった薄肉部等として形
成することができる。また、本発明のフルイージーオー
プン缶蓋は、缶の切り口及び開口された開口片でけがを
しないようにしたセイフティタイプの缶蓋に対しても適
用できる。
本発明が適用される缶蓋の材料は特に限定されるもので
はなく、通常使用されるブリキ材やアルミニウム板は勿
論、次のような材料を使用することもできる。
(1)鉄及び鉄合金或いはアルミニウム及びアルミニウ
ム合金に代表される非鉄金属材料 (2)前記(1)の金属材料にメツキ或いは塗装等の表
面処理を施した金属材料 (3)前記(1)及び/又は(2)の金属材料に樹脂等
の有機材料を層状に接合した複合金属材料 (4)前記(1)及び/又は(2)の異種の金属材料ど
うしを層状に接合した複合金属材料 〔実施例〕 缶蓋1として、板厚0.23wのT−4ブリキ材を使用
し、開口用スコアー2のスコアー残厚を50pとした3
01型(3’/、、)  のフルイージーオープン缶蓋
を製作した。そして、距離a =10mm(−2d)で
角度θ=70度の第1図に示すような段差6を形成した
。このような缶蓋1を開けたとき、開口用スコアー2は
折曲げ線8の位置まで開口し、その後の開口片3の引裂
きに必要な力は4.4kgfであった。これに対し、他
の条件を同一にして段差6を形成しない缶蓋を開けた場
合、開口片3の引裂きに必要な力は5.2kgfであっ
た。
この対比から明らかなように、段差6を開口片3の引裂
き開始側に設けることによって、引裂き力を大幅に低下
させることができた。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明においては、開口片の引
裂き側に段差を設け、その部分の曲げ剛性を部分的に高
くし且つ固着部近傍の段差の位置を特定することによっ
て、初期開口において開口片が引裂き方向に深く開口し
、引き続き開口すると、きに曲げモーメントの腕の長さ
が長くなる。そのため、引裂き力を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例のフルイージーオープン缶蓋
を示し、第2図はその断面図であり、第3図は固着部周
辺の断面を示し、第4図及び第5図は他の実施例におけ
るフルイージーオープン缶蓋を示す。 第  l  図 B− 第2図 第4図 第5図 第5図 (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、缶蓋の周辺部に開口用スコアーを刻設し、該開口用
    スコアーの近傍に引張り摘み片を取り付けるための固着
    部を設け、この固着部の周辺を除いた開口片の一部に前
    記開口用スコアーに沿った形状の段差を形成し、該段差
    の突出部分に接し且つ前記固着部の先端とを結んだ直線
    が引裂き方向と平行な軸との間に作る角度を45〜85
    度としたことを特徴とする開缶性の優れたフルイージー
    オープン缶蓋。
JP109688A 1988-01-05 1988-01-05 開缶性の優れたフルイージーオープン缶蓋 Pending JPH01182249A (ja)

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