JPH01178483A - 印刷濃度管理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発券装置の印刷濃度管理方式に関し、特に、イ
ンクリボンの如き、繰り返し使用される印刷媒体を用い
て、馬券、車券等の投票券を発行する発券装置において
印刷・発券した投票券のデータを、後工程である光学的
読取り装置で処理するシステムに好適な１発券装置の印
刷濃度管理方式に関する。

〔従来の技術〕

従来のこの種の発券装置においては１例えば、特開昭６
１−２２１９８５号公報に開示されている如く、印刷濃
度管理は、証券類の印刷仕上りを見て、視覚で認識でき
るか否か程度の判断で、印刷用のインクリボンの交換要
否を判定していた。

また、他の方式としては１日常の証券類の発行量を調べ
て、定期的に、かつ、早目に印刷用のインクリボンを交
換していることが多い。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、インクリボンの印刷濃度低下の要因は、
印刷するデータ量の他、使用する媒体の種類、印字ヘッ
ドの印字圧、インクリボンの保管状態等１種々あるので
、管理が大変難かしいものである。この点で、上記従来
技術は１発行した印刷物を、後工程で光学的読取り装置
で処理する場合に必要になる、印刷濃度の管理について
の配慮に欠ける点があった。

これに対しては、発券装置に光学的読取り装置を内蔵し
て、印刷後、上記読取り装置で印刷状態をチエツクして
、発券する方式も考えられるが、光学的読取り装置をチ
エツクのみの目的で装備することは、一般に１価格、装
置寸法等から困難であることが多い。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、従来の発券
装置の印刷濃度管理方式における上述の如き問題を解消
し、光学的読取り装置を有いない発券装置に対し、安価
で手軽な印刷濃度管理方式を提供することその目的とす
るものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の上述の目的は、インクリボンの如く繰り返し使
用される印刷媒体を用いる印刷機構を内蔵し、券面に所
定のデータを印刷して発券する発券装置において、前記
券面の一部に、予め所定の濃度でマークを印刷しておき
、前記印刷機構が印刷した図形との印刷濃度を比較して
前記印刷媒体の交換要否を判定することを特徴とする発
券装置の印刷濃度管理方式によって達成される。

〔作用・〕

証券類の券面には、予め、一定の濃度のマークが印刷さ
れており、発券装置では、発券時に、上記マークと一部
重複する如き形で、適切な形状の図形（マーク）を印刷
する。発券後、オペレータが券面の両マークの濃度を目
視観確認し、いずれが濃いかを判断して、インクリボン
の交換の要否を判定する。これにより、印刷濃度の低下
を抑止して、後工程における光学的読取り装置による正
読率低下を防止することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第２図は、発券装置の印刷機構の概要を示す斜視図であ
る。図において、１は印刷対象である券紙、２はインク
リボン、３は印字ヘッド、４はプラテンを示しており、
券紙１に対し、印字ヘッド３、インクリボン２．プラテ
ン４により、所定のデータを印刷するものである。

第３図は、上記印刷機構による、印刷済みの券紙１の券
面を示すものである。ここでは、前述の所定のデータは
、バーコード５として印刷されている。６は濃度チエツ
ク用基準マークであり、本印刷機構で印刷したバーコー
ド５が所定の濃度を有するか否かをチエツクするために
、本印刷機構による印刷に先立って、例えば、バーコー
ドリーダが読取り可能な濃度の下限値で、予め印刷され
ているものである。

また、７はチエツク用図形（マーク）であり、上述の濃
度チエツク用基準マーク６に一部重複した形で、本印刷
機構により印刷されるものであり、発券後オペレータに
よる目視チエツクを受けるためのものである。

第１図は、本′実施例における動作の流れを示すフロー
チャートである。以下、第１図に基づいて本実施例の動
作を説明する。

オペレータは、上記濃度チエツク用基準マーク６および
チエツク用図形（マーク）７を目視して、両者の濃度を
比較チエツクし、このチエツクの結果、チエツク用図形
（マーク）７の濃度が、上述の濃度チエツク用基準マー
ク６の濃度以下である場合には、前記印刷機構のインク
リボン２を、新しいものに交換する。

本実施例においては、濃度チエツク用基準マーク６と、
チエツク用図形（マーク）７とが一部重複して配置され
ているため、濃度比較が容易で、かつ、正確な判定がで
きるという特徴がある。

上記実施例においては、比較対象を、バーコードに類似
した形状の図形としたが、これは他の形状としても良い
ことは言うまでもない。また、濃度チエツクによる交換
対象としては、インクリボンを例に挙げたが、他の同様
な印刷媒体の管理にも適用することができる。

［発明の効果〕 以上述べた如く、本発明によれば、インクリボンの如く
繰り返し使用される印刷媒体を用いる印刷機構を内蔵し
、券面に所定のデータを印刷して発券する発券装置にお
いて、前記券面の一部に。

予め所定の濃度でマークを印刷しておき、前記印刷機構
が印刷した図形との印刷濃度を比較して前記印刷媒体の
交換要否を判定するようにしたことにより、光学的読取
り装置を有いない発券装置に好適な、安価で手軽な印刷
１度管理方式を実現できるという顕著な効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
、第２図は発券装置の印刷機栂の概要を示す斜視図、第
３図は印刷済みの券紙の券面を示す平面図である。 １：券紙、２：インクリボン、３：印字ヘッド、４ニブ
ラテン、６：濃度チエツク用基準マーク、７：チエツク
用図形（マーク）。 特許出願人　株式会社　日立製作所

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、インクリボンの如く繰り返し使用される印刷媒体を
   用いる印刷機構を内蔵し、券面に所定のデータを印刷し
   て発券する発券装置において、前記券面の一部に、予め
   所定の濃度でマークを印刷しておき、前記印刷機構が印
   刷した図形との印刷濃度を比較して前記印刷媒体の交換
   要否を判定することを特徴とする発券装置の印刷濃度管
   理方式。