JPH01178363A - 金属溶湯の注入方法および注入装置 - Google Patents
金属溶湯の注入方法および注入装置Info
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- JPH01178363A JPH01178363A JP81588A JP81588A JPH01178363A JP H01178363 A JPH01178363 A JP H01178363A JP 81588 A JP81588 A JP 81588A JP 81588 A JP81588 A JP 81588A JP H01178363 A JPH01178363 A JP H01178363A
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- molten metal
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、金属溶湯を鋳造や別容器への移注のために注
入管に注入する方法の改良に関し、それを実施する注入
装置をも包含する。
入管に注入する方法の改良に関し、それを実施する注入
装置をも包含する。
たとえば鋼を鋳造して鋼塊を得ようとする場合の代表的
な作業は、取鍋内の溶鋼を鍋の底部に設けたノズルから
出して下注ぎ造塊鋳型の注入管に流し込み、湯道を通し
て複数の鋳型内に供給することである。 このとき、注
入管や鋳型の内部は、あらかじめアルゴンのような不活
性ガスで置換しておくことが行なわれている。 それでも、ノズル先端と注入管の上端とはある程度の間
隔があるため、取鍋を出た溶鋼が注入管に入るまでの間
に大気と接触することが避けられない。 大気との接触
は、合金成分の酸化を招いたり、巻き込まれた大気によ
って鋳型内でボイリング現象が起ったりして好ましくな
い。 よく知られているように、これらは鋳塊中の介在
物を増大させ、鋼の品質を低下させる。 そこで出願人は、このような問題点を解決した金属溶湯
注入装置を提案した（特願昭６１−２０９９７４号）。 その装置は、溶湯の流路を耐熱性繊維成形体でとり囲
んで大気と遮断する点に特徴があり、これによって介在
物不良は大幅に軽減された。 それでも、溶湯の注入初期、すなわち捨湯後に溶湯が注
入管の耐火物を直撃しないよう、ノズルの中心を注入管
の中心に合わせるまでの間は、溶湯と大気が接触してし
まう。 きわめて高品質の特殊鋼などを製造するには、
この注入初期の大気との接触をも防止する必要がある。
な作業は、取鍋内の溶鋼を鍋の底部に設けたノズルから
出して下注ぎ造塊鋳型の注入管に流し込み、湯道を通し
て複数の鋳型内に供給することである。 このとき、注
入管や鋳型の内部は、あらかじめアルゴンのような不活
性ガスで置換しておくことが行なわれている。 それでも、ノズル先端と注入管の上端とはある程度の間
隔があるため、取鍋を出た溶鋼が注入管に入るまでの間
に大気と接触することが避けられない。 大気との接触
は、合金成分の酸化を招いたり、巻き込まれた大気によ
って鋳型内でボイリング現象が起ったりして好ましくな
い。 よく知られているように、これらは鋳塊中の介在
物を増大させ、鋼の品質を低下させる。 そこで出願人は、このような問題点を解決した金属溶湯
注入装置を提案した（特願昭６１−２０９９７４号）。 その装置は、溶湯の流路を耐熱性繊維成形体でとり囲
んで大気と遮断する点に特徴があり、これによって介在
物不良は大幅に軽減された。 それでも、溶湯の注入初期、すなわち捨湯後に溶湯が注
入管の耐火物を直撃しないよう、ノズルの中心を注入管
の中心に合わせるまでの間は、溶湯と大気が接触してし
まう。 きわめて高品質の特殊鋼などを製造するには、
この注入初期の大気との接触をも防止する必要がある。
【発明が解決しようとする課題１
本発明の目的は、金属溶湯の注入初期においても、金属
溶湯と外気の接触を防止した金属溶湯の注入方法、およ
びそれを実施するための装置を提供することにおる。 ［課題を解決するための手段］ 本発明の金属溶湯の注入方法は、溶湯容器の底部に設け
たノズルから溶湯を注入管に注入する方法において、注
入管の口部に耐熱性繊維成形体のリングをのせ注入管内
部の空気を不活性ガスで置換した後、第１図に示すよう
に、ノズル２から流下する溶湯５の周囲をノズルに設け
たフランジ２１から噴出する不活性ガスのカーテン６で
シールしつつ注入を開始し、ノズル２の中心を注入管３
の中心に合致させたところで、第２図に示すように、溶
湯容器１を下げ、上記フランジ２１を上記リング４に接
触させることにより外気を遮断しながら注入を続けるこ
とを特徴とする。 このような方法を実施するための本発明の金属溶湯の注
入装置は、第１図および第２図に示すように、溶湯容器
１の底部に設【プたノズル２から溶湯５を注入管３に注
入する装置において、注入管３の口部に耐熱性繊維成形
体のリング４をのせノズル２の下部に、それを環状にと
り囲む不活性ガスの吹出し口２２を有するフランジ２１
を設けて不活性ガス源に接続し、ノズルから流下する溶
湯５の周囲に不活性ガスのカーテンを形成するように構
成したことを特徴とする。 フランジ２１は、ノズル２と別体に製作し、その間の気
密を保ちつつ上下に多少は移動できるようにしておくこ
とが好ましい。 耐熱性繊維成形体のリングは、ある程
度変形して緩衝作用をすることができるが、上記のよう
にすれば、フランジをリングに接触させたときのショッ
クを、いっそうやわらげることができる。 ノズルとフ
ランジの気密を保つシールパツキンには、耐熱性繊維を
ひも状にしたものを使用すればよい。 不活性ガスの吹出し口は、ノズルの中心を中心とする環
状スリットであっても、多数の孔を環状に並べたもので
あっても、いずれにせよ不活性ガスのカーテンにより溶
湯を外気から遮断できるものであればよい。 耐熱性繊維成形体としては、ガラス繊維、セラミックス
繊維、アスベストＡ７−ンなどをリング状に成形したも
のを用いる。 市販の材料の中では、商品名「カオウー
ル」として知られるアルミナ繊維などが好適でおる。 【作 用】 上記したように、溶湯の注入を開始するときから、すて
に溶湯のまわりに不活性ガスのカーテンをつくり、大気
との接触を防止するとともに、注入管内に大気が巻き込
まれることを防ぎ、ノズルの中心と注入管の中心が合致
したところで直ちにノズルのフランジを耐熱性繊維成形
体のリングに接触させることによって、大気との完全な
遮断が行なわれる。 注入管および溶湯を受は入れる側
の容器、鋳造の場合には鋳型の内部をあらかじめ不活性
ガスで置換しておくことにより、金属溶湯は、注入開始
時から終了時に至るまで、金属溶湯と大気が接触するこ
とが全くない。
溶湯と外気の接触を防止した金属溶湯の注入方法、およ
びそれを実施するための装置を提供することにおる。 ［課題を解決するための手段］ 本発明の金属溶湯の注入方法は、溶湯容器の底部に設け
たノズルから溶湯を注入管に注入する方法において、注
入管の口部に耐熱性繊維成形体のリングをのせ注入管内
部の空気を不活性ガスで置換した後、第１図に示すよう
に、ノズル２から流下する溶湯５の周囲をノズルに設け
たフランジ２１から噴出する不活性ガスのカーテン６で
シールしつつ注入を開始し、ノズル２の中心を注入管３
の中心に合致させたところで、第２図に示すように、溶
湯容器１を下げ、上記フランジ２１を上記リング４に接
触させることにより外気を遮断しながら注入を続けるこ
とを特徴とする。 このような方法を実施するための本発明の金属溶湯の注
入装置は、第１図および第２図に示すように、溶湯容器
１の底部に設【プたノズル２から溶湯５を注入管３に注
入する装置において、注入管３の口部に耐熱性繊維成形
体のリング４をのせノズル２の下部に、それを環状にと
り囲む不活性ガスの吹出し口２２を有するフランジ２１
を設けて不活性ガス源に接続し、ノズルから流下する溶
湯５の周囲に不活性ガスのカーテンを形成するように構
成したことを特徴とする。 フランジ２１は、ノズル２と別体に製作し、その間の気
密を保ちつつ上下に多少は移動できるようにしておくこ
とが好ましい。 耐熱性繊維成形体のリングは、ある程
度変形して緩衝作用をすることができるが、上記のよう
にすれば、フランジをリングに接触させたときのショッ
クを、いっそうやわらげることができる。 ノズルとフ
ランジの気密を保つシールパツキンには、耐熱性繊維を
ひも状にしたものを使用すればよい。 不活性ガスの吹出し口は、ノズルの中心を中心とする環
状スリットであっても、多数の孔を環状に並べたもので
あっても、いずれにせよ不活性ガスのカーテンにより溶
湯を外気から遮断できるものであればよい。 耐熱性繊維成形体としては、ガラス繊維、セラミックス
繊維、アスベストＡ７−ンなどをリング状に成形したも
のを用いる。 市販の材料の中では、商品名「カオウー
ル」として知られるアルミナ繊維などが好適でおる。 【作 用】 上記したように、溶湯の注入を開始するときから、すて
に溶湯のまわりに不活性ガスのカーテンをつくり、大気
との接触を防止するとともに、注入管内に大気が巻き込
まれることを防ぎ、ノズルの中心と注入管の中心が合致
したところで直ちにノズルのフランジを耐熱性繊維成形
体のリングに接触させることによって、大気との完全な
遮断が行なわれる。 注入管および溶湯を受は入れる側
の容器、鋳造の場合には鋳型の内部をあらかじめ不活性
ガスで置換しておくことにより、金属溶湯は、注入開始
時から終了時に至るまで、金属溶湯と大気が接触するこ
とが全くない。
本発明の金属溶湯注入方法によれば、大気中の酸素によ
る溶湯中の合金成分の酸化や、巻き込まれた大気による
ボイリングを防止することができ、介在物による不良品
の発生がほとんどない。 従って、極度に高品質を要求
される特殊鋼の製造が容易になるし、不良率の低減によ
る経済的な利益も得られる。 本発明の注入装置を使用すれば、容易にこのような方法
が実施できる。
る溶湯中の合金成分の酸化や、巻き込まれた大気による
ボイリングを防止することができ、介在物による不良品
の発生がほとんどない。 従って、極度に高品質を要求
される特殊鋼の製造が容易になるし、不良率の低減によ
る経済的な利益も得られる。 本発明の注入装置を使用すれば、容易にこのような方法
が実施できる。
図面は、いずれも本発明の注入方法および注入装置を説
明するためのものであって、第１図は注入開始時の不活
性ガスによるシールの状況を、第２図は注入中の耐熱性
繊維成形体による大気遮断の状況をそれぞれ示す、注入
装置の主要部分の断面図である。 １・・・金属溶湯容器 ２・・・ノズル ２１・・・フランジ ２２・・・不活性ガス吹出し口 ３・・・注入管 ４・・・耐熱性繊維成形体のリング ５・・・金属溶湯 ６・・・不活性ガスのカーテン 特許出願人 大同特殊鋼株式会社 代理人 弁理士 須 賀 漁 夫 第１図
明するためのものであって、第１図は注入開始時の不活
性ガスによるシールの状況を、第２図は注入中の耐熱性
繊維成形体による大気遮断の状況をそれぞれ示す、注入
装置の主要部分の断面図である。 １・・・金属溶湯容器 ２・・・ノズル ２１・・・フランジ ２２・・・不活性ガス吹出し口 ３・・・注入管 ４・・・耐熱性繊維成形体のリング ５・・・金属溶湯 ６・・・不活性ガスのカーテン 特許出願人 大同特殊鋼株式会社 代理人 弁理士 須 賀 漁 夫 第１図
Claims (3)
- （１）溶湯容器の底部に設けたノズルから溶湯を注入管
に注入する方法において、注入管の口部に耐熱性繊維成
形体のリングをのせ、注入管の内部の空気を不活性ガス
で置換した後、ノズルから流下する溶湯の周囲を、ノズ
ルに設けたフランジから噴出する不活性ガスのカーテン
でシールしつつ注入を開始し、ノズルの中心を注入管の
中心に合致させたところで溶湯容器を下げ、上記フラン
ジを上記リングに接触させることにより外気を遮断しな
がら注入を続けることを特徴とする金属溶湯の注入方法
。 - （２）溶湯容器の底部に設けたノズルから溶湯を注入管
に注入する装置において、注入管の口部に耐熱性繊維成
形体のリングをのせ、ノズルの下部に、それを環状にと
り囲む不活性ガスの吹出し口を有するフランジを設けて
不活性ガス源に接続し、ノズルから流下する溶湯の周囲
に不活性ガスのカーテンを形成するように構成したこと
を特徴とする金属溶湯の注入装置。 - （３）上記フランジがノズルと別体であって、その間の
気密を保ちつつ上下に移動できるように設けた請求項２
の注入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP81588A JPH01178363A (ja) | 1988-01-06 | 1988-01-06 | 金属溶湯の注入方法および注入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP81588A JPH01178363A (ja) | 1988-01-06 | 1988-01-06 | 金属溶湯の注入方法および注入装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01178363A true JPH01178363A (ja) | 1989-07-14 |
Family
ID=11484170
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP81588A Pending JPH01178363A (ja) | 1988-01-06 | 1988-01-06 | 金属溶湯の注入方法および注入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01178363A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100515043B1 (ko) * | 2000-09-05 | 2005-09-15 | 주식회사 포스코 | 연속주조기의 용강산화 방지용 밀봉장치 |
| CN104607627A (zh) * | 2015-02-27 | 2015-05-13 | 马钢(集团)控股有限公司 | 一种钢包长水口密封结构 |
| CN106881457A (zh) * | 2017-03-28 | 2017-06-23 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 钢液浇筑装置用氩封部件及应用氩封部件进行氩封的方法 |
| KR102207021B1 (ko) * | 2019-07-16 | 2021-01-26 | (주)홍일티에스엠 | 단조 제조 공정용 에어링 |
| CN115161433A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-10-11 | 北京科技大学 | 一种双层气幕保护的钢包喂线装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61206559A (ja) * | 1985-03-12 | 1986-09-12 | Daido Steel Co Ltd | 溶鋼流のガスシ−ル方法 |
-
1988
- 1988-01-06 JP JP81588A patent/JPH01178363A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61206559A (ja) * | 1985-03-12 | 1986-09-12 | Daido Steel Co Ltd | 溶鋼流のガスシ−ル方法 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100515043B1 (ko) * | 2000-09-05 | 2005-09-15 | 주식회사 포스코 | 연속주조기의 용강산화 방지용 밀봉장치 |
| CN104607627A (zh) * | 2015-02-27 | 2015-05-13 | 马钢(集团)控股有限公司 | 一种钢包长水口密封结构 |
| CN106881457A (zh) * | 2017-03-28 | 2017-06-23 | 马鞍山钢铁股份有限公司 | 钢液浇筑装置用氩封部件及应用氩封部件进行氩封的方法 |
| KR102207021B1 (ko) * | 2019-07-16 | 2021-01-26 | (주)홍일티에스엠 | 단조 제조 공정용 에어링 |
| CN115161433A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-10-11 | 北京科技大学 | 一种双层气幕保护的钢包喂线装置 |
| CN115161433B (zh) * | 2022-07-22 | 2023-12-15 | 北京科技大学 | 一种双层气幕保护的钢包喂线装置 |
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