JPH01177815A - 管路気中母線装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、カス絶縁開閉装置と管路気中母線の接続部分
を改良した管路気中母線装置に関するものである。

（従来の技術） 管路気中母線は、アルミ合金、ステンレス鋼および溶接
構造用鋼板等を素材とする金属製の筒状容器の内部に通
電導体を支持させ、この筒状容器を現地で種々の結合方
向に゛より組立て、その後内部にＳＦ６ガス絶縁ガスを
封入して、容器内部の通電導体の絶縁を確保するもので
おる。近来、縮小形ガス絶縁開閉装置が多用される傾向
にあり、変圧器或いは第１鉄塔への接続等にも、電カケ
ープルの代りにこの種の管路気中母線が使用されている
。

すなわち、第６図に示すように遮断器、断路器。

接地装置、ＣＴ、ＰＴ、避雷器、母線等から構成される
ガス絶縁開閉装置１から送電線の鉄塔引込み口２のブッ
シングのブッシング３まで長い管路気中母線４で接続さ
れることが多くなっている。

ガス絶縁開閉装置１は気中絶縁変電所に比べて非常に小
さくなっている上、しゃ断器等のように音を発生させる
ものは騒音上、変電所の柵５より離れて設置される場合
が多い。それに対して、送電線からの引込み口は、変電
所の欄５の近傍に設置した方が、変電所の敷地を有効利
用する上では、最適である関係から第６図のような配置
が最近層えつつある。

この種の管路気中母線４はガス絶縁開閉装置１と比較し
て次のような違い、特徴がある。

（１）機器との関係がないため、絶縁設計も単純な形状
（例えば同軸円筒）で考えれば良く、寸法的に非常に小
さ（することができる。

（２）熱設計的にも機器を考えて設計する必要がないた
め、寸法的に限界まで近付けることができる。

（３）さらに、管路気中母線は変圧器対ガス絶縁開閉装
置間および送電線引込み口のブッシング対ガス絶縁開閉
装置間であるため、流れる電流値が限定される。主母線
・タイ・バンク・ライン回線等を含むガス絶縁開閉装置
の様に潮流を考えても定格電流値が決められるのと違い
、管路気中母線の定格電流は送電線や変圧器の容量に合
わせれば良いので、ガス絶縁開閉装置より電流値が小さ
くてよい。従って、その分だけ母線径を小ざくできる。

（４）又、管路気中母線は接続される機器がブッシング
等両端だけに限られるため、その中間部分は、必要な長
さに応じて作られた標準ユニットを金属筒状容器の溶接
部で溶接連結し、導体同士をプライング構造で接続して
長大な管路気中母線が構成される。この金属容器の溶接
部の強度試験は全てが溶接接続された後、全体の圧力を
上げて行われる。これに比べて、ガス絶縁開閉装置は機
器単位に金属容器が構成されることが多いため、各々単
品で強度試験されて、互いにボルト締めで構成されるこ
とが多い。

（発明が解決しようとする問題点） 以上のように、管路気中母線とガス絶縁開閉装置とでは
非常に異なる。従って、 ■溶接部の強度試験のためのガス圧力上昇■管路気中母
線の現地耐電圧試験 ■組立手順、すなわち管路気中母線はガス絶縁開閉装置
側から組んで行くとは限らない。

■管路気中母線内で事故が発生した場合等を考えると管
路気中母線とガス絶縁開閉装置が容易に接続および切り
離しできる構造にする必要がある。

本発明の目的は、容易にガス絶縁開閉装置と管路気中母
線の切り離しおよび接続をできる管路気中母線装置を提
供するものである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明の管路気中母線装置は、ガス絶縁開閉装置と管路
気中母線との接続部にガス区隔用の絶縁スペーサを設け
ると共に、その両ガス区隔用の絶縁スペーサを接続およ
び切り離しのできる着脱装置を接続したことを特徴とす
る。

（作　用） 本発明においては、ガス区隔用絶縁スペーサと着脱装置
を設けることにより、各々の試験が容易に個別で可能な
上、ガス処理も着脱装置の分だけで済む。又、ガス絶縁
開閉装置と管路気中母線は各々単独で組立てることが出
来、最後に寸法調整機能を有した伸縮継手からなる着脱
装置によって接続できる。

（実施例） 以下、本発明を第１図ないし第５図に示す実施例を参照
して説明する。第１図ないし第５図において、第６図と
同一符号は同一部分を示すものであるから、その説明を
省略する。第１図において、本発明による管路気中母線
装置は、ガス絶縁開閉装置１と管路気中母線４との間に
着脱装置８を設けたことを特徴とするものでおる。

すなわち、第２図に示すようにガス絶縁開閉装置１およ
び管路気中母線４の接続端部にガス区分用絶縁スペーサ
９を設けてガス区分している。この両絶縁スペーサ９，
９の間に着脱装置８を設ける。この着脱装置８は、第３
図に示すようにガス区分スペーサ９，９の間に取り付け
られる寸法調整機能を有する伸縮継手１０と着脱導体ｉ
ｉ、　１２とを組み込んで構成される。その伸縮継手１
ｏは図中に示されていないスタッドでフランジ１３間が
縮められ、組み込みできる構造としである。

この後、導体１１と１２との間に着脱導体１４を挿入し
てシールド１５との間をボルト締めすることにより、導
体１１と導体１２を着脱導体１４を介して接続し、ガス
絶縁開閉装置１側と管路気中母線４側の導体が接続され
たことになる。その後、伸縮継手１ｏを伸ばし、気密を
保つことができる様に各々の側にボルト締めする。

第５図ＡおよびＢは本発明を使用して、管路気中母線側
の耐電試験をするために、端末処理した例を示す。第５
図Ａはおのおの盲Ｍ１６で閉塞した場合、第５図Ｂはエ
ンドカバー１７．エンド導体１８で処理した状態を示し
ている。

なお、本考案はガス絶縁開閉装置と管路気中母線の構造
が三相−指形の場合でも適用可能である。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、ガス区分用スペーサと着
脱装置をガス絶縁開閉装置と管路気中母線の間に設ける
ことにより、各々の組立、試験。

事故時の切り離しが、他に影響を与えることなくできる
。この結果、無駄な時間がなくなり、機器信頼性も向上
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の管路気中母線装置の一実施例を示す平
面図、第２図は本発明に使用するガス絶縁開閉装置およ
び管路気中母線の端部を示す断面図、第３図は本発明に
使用する着脱装置の伸縮継手と導体との関係を示す断面
図、第４図は本発明に使用する着脱装置の装着状態を示
す断面図、第５図ＡおよびＢはガス絶縁開閉装置および
管路気中母線の端末処理を示す断面図、第６図は従来の
管路気中母線を示す平面図である。 １・・・ガス絶縁開閉装置 ４・・・管路気中母線 ８・・・着脱装置 ９・・・ガス区分用スペーサ １０・・・伸縮継手 １１、１２．１４・・・着脱導体 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　第子丸　健 第１図 第２図 第３図 第４図 （Ａ）　　　　　　（Ｂ） 偶ｉ　ζ　　Ｍ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 遮断器、断路器、接地装置、母線等からなるガス絶縁開
   閉装置と送電線引込み口のブッシング又は変圧器との問
   を接続する管路気中母線との接続部において、管路気中
   母線とガス絶縁開閉装置の接続端部にそれぞれガス区分
   用スペーサを設け、この対向するガス区分用スペーサの
   間を寸法調整機能付で着脱可能な伸縮継手とその内部に
   着脱可能な導体を収納してなる着脱装置で接続したこと
   を特徴とする管路気中母線装置。