JPH01176828A - 舶用主機関用防振装置 - Google Patents

舶用主機関用防振装置

Info

Publication number
JPH01176828A
JPH01176828A JP33559487A JP33559487A JPH01176828A JP H01176828 A JPH01176828 A JP H01176828A JP 33559487 A JP33559487 A JP 33559487A JP 33559487 A JP33559487 A JP 33559487A JP H01176828 A JPH01176828 A JP H01176828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main engine
ship
spring constant
rigid body
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33559487A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Yonezawa
徹 米沢
Sadakazu Nakajima
中嶋 貞和
Yasunori Yumekawa
夢川 安典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority to JP33559487A priority Critical patent/JPH01176828A/ja
Publication of JPH01176828A publication Critical patent/JPH01176828A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/36Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
    • F16F1/38Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type
    • F16F1/393Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type with spherical or conical sleeves
    • F16F1/3935Conical sleeves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クラッチ一体形主機関の底面と船体との間に
介装されて主機関から船体に伝わる振動を低減させる舶
用主機関用防振装置に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 例えば漁船や高速客船等の中形の主機関を備えた船舶に
おいては、主機関を船体の底面にリジッドに固定するの
が一般的であったため、主機関の振動が直接船体に伝達
され、乗心地が悪いという不都合があった。
これを解決するため、主機関と船体との間に防振装置を
介装することが考えられるが、主機関にはプロペラの推
力が伝達されるので、防振装置として通常の防振ゴムを
用いたのでは、主機関がブロベラシャフトのスラスト力
によって船舶の前方側へ大きく移動し、スタンチューブ
の損傷等の不都合を生じる。またこれを解決しようとす
ると防振ゴムが巨大なものになって非現実的である。
そこで、主機関の減速機等を含むクラッチ部のみを防振
ゴムを介して船体の底壁に取付け、主機関の本体部は船
体の底壁にリジッドに取付けて、主機関の本体部とクラ
ッチ部とを中間軸やフレキシブルカップリング等を用い
て接続したいわゆるVアングルドライブ方式が提案され
ている。しかしながらこのような方式では、中間軸が長
くなるのでプランマーブロックが必要であり、構造が複
雑で重量が重くかつコストが高価になり、しかもスペー
スも多く必要であるという不都合があった。
この問題を解決するため、主機関の本体部とクラッチ部
とを一体に構成したクラッチ一体形主機関の防振装置が
MTU社により提案されている。
これは、主機関の前端部を支持する防振装置として、ゴ
ム筒を軸芯が鉛直方向に沿うような姿勢で使用し、主機
関の後端部を支持する防振装置として、金属筒の外周面
にゴム筒を嵌合させ、金属筒ノ内周にシャフトを嵌合さ
せ、ゴム筒の外周にブラケットを装着して、このブラケ
ットを主機関の後端部に固定し、前記シャフトを船体に
固定する構造のものを使用するものである。しかしなが
らこのような従来の構成では、特に主機関の後端部を支
持する防振装置が、船舶の前後方向の力に対してはばね
定数が大で都合がよいものの、ローリング振動に対して
は、鉛直方向のばね定数が大きすぎて防振効果が小さい
と考えられ、しかも高価でかつメンテナンスが非常に困
難である。また主機関の前端部と後端部とで異なる構造
の防振装置を用いていることからも、コスト的に不利で
ある。
一方、例えば自動車のエンジンをマウントするための支
持装置として、実公昭49−17019号公報に記載さ
れているように、振動体支持装置と取付枠との間に弾性
ゴムを介装し、この弾性ゴムの内部に剛性仕切板を設け
たものが提案されている。しかしながらこのような従来
装置を舶用主機関用防振装置として用いた場合、鉛直方
向のばね定数が極めて小さいので、スタンチューブの損
傷等の不都合が発生する。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、特許請求の範囲第1項にか
かる発明の舶用主機関用防振装置は、クラッチ一体形主
機関の底面と船体との間に介装されて主機関から船体に
伝わる振動を低減させる舶用主機関用防振装置において
、船舶の前後方向のばね定数を鉛直方向のばね定数の3
ないし6倍にし、かつ船舶の幅方向のばね定数を鉛直方
向のばね定数の0.35ないし0,7倍にしたものであ
る。
また特許請求の範囲第2項にかかる発明の舶用主機関用
防振装置は、クラッチ一体形主機関の底面と船体との間
に介装されて主機関から船体に伝わる振動を低減させる
舶用主機関用防振装置において、船体に固定される第1
の剛体部と、主機関の底面に固定される第2の剛体部と
を設け、これら第1の剛体部と第2の剛体部とは、船舶
の前後方向に所定間隔をあけて第1の剛体部と第2の剛
体部とが相対向する対向面を少なくとも2対有し、かつ
これら各対向面は第1の剛体部側の面が第2の剛体部側
の面よりも下側に位置するように傾斜した構成とし、こ
れら対向面間に各々弾性ゴムを介装して弾性ゴムと対向
面との当接面を互いに固着したものである。
(作用) 特許請求の範囲第1項にかかる発明の舶用主機関用防振
装置においては、鉛直方向と船舶の前後方向と船舶の幅
方向とのばね定数の比率が理想的であるので、プロペラ
シャフトのスラスト力に対して強固に主機関を支持する
ことと、ローリング振動等に対して充分に防振を行なう
こととの、互いに相反する要求を、理想的なバランスで
実現することができる。
また特許請求の範囲第2項にかかる発明の舶用主機関用
防振装置においては、船舶の前後方向の力が作用したと
きには弾性ゴムに圧縮力が作用し、船舶の幅方向の力が
作用したときには弾性ゴムに剪断力が作用し、鉛直方向
の力が作用したときには弾性ゴムに圧縮力および剪断力
が作用するので、船舶の前後方向のばね定数が大きく、
船舶の幅方向のばね定数が小さく、鉛直方向のばね定数
がその中間の値になり、したがってプロペラシャフトの
スラスト力に対して充分強固に主機関を支持でき、しか
もローリング振動等に対して充分に防振効果を得ること
ができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図〜第5図に基づいて説
明する。
第1図は本発明の一実施例における舶用主機関用防振装
置の平面図、第2図は同縦断正面図、第3図は同縦断側
面図で、1は図外のボルトにより船体2の底壁内面に固
定される第1の剛体部であり、この第1の剛体部1は、
ボルト孔3,4が形成された取付部5,6と、これら取
付部5.6上に一体に突設された枠状の枠状部7とによ
り構成されている。この第1の剛体部1は金属製で、前
記取付部5と取付部6とは前後方向に所定間隔をあけて
位置しており、前記ボルト孔3は取付部5の幅方向中央
部に位置し、前記ボルト孔4は取付。
部6の幅方向中央部に位置している。またボルト孔3は
幅方向に長い長孔に形成され、位置調整可能になされて
いる。なお、前後方向とは船舶の前後方向に沿う方向を
いい、幅方向とは船舶の幅方向に沿う方向をいう。
前記第1の剛体部1の枠状部7の中心部には金属製の第
2の剛体部9が配置されており、この第2の剛体部9は
雌ねじ10に螺合する図外のボルトにより上側ストッパ
プレート11を介してクラッチ一体形主機関12の底面
に固定される。前記雌ねじ10は第2の剛体部9の上面
の中心部に形成されており、前記上側ストッパプレート
11は金属製で、第2の剛体部9の上面に当接している
第2の剛体部9の下面にはボルト13により金属製の下
側ストッパプレート14が取付けられており、ボルト1
3が螺合する雌ねじは第2の剛体部9の下面の中心部に
形成されている。また前記上側ストッパプレート11は
前記雌ねじ10の幅方向両側に位置するねじ15.16
により第2の剛体部9に連結されており、前記下側スト
ッパプレート14は前記ボルト13の幅方向両側に位置
するねじ17.18により第2の剛体部9に連結されて
いる。
前記第1の剛体部1の枠状部7内面の前端面1aと第2
の剛体部9の前端面9aとは、前後方向に所定間隔をあ
けて互いに平行に相対向しており、これら前端面1aと
前端面9aとは前端面1aが前端面9aの下側に位置す
るように傾斜している。
すなわち前端面1aと前端面9aとは前後方向に所定間
隔をあけて相対向する対向面を構成しており、これら前
端面1aと前端面9aとは上端から下端にかけて斜め後
向きに傾斜している。前記第1の剛体部1の枠状部7内
面の後端面1bと第2の剛体部9の後端面9bとは、前
後方向に所定間隔をあけて互いに平行に相対向しており
、これら後端面1bと後端面9bとは後端面1bが後端
面9bの下側に位置するように傾斜している。すなわち
後端面1bと後端面9bとは前後方向に所定間隔をあけ
て相対向する対向面を構成しており、これら後端面1b
と後端面9bとは上端から下端にかけて斜め前向きに傾
斜している。前端面1aと前端面9aとの間には板状の
弾性ゴム20が介装されており、この弾性ゴム20の前
面は前端面1aに例えば接着剤により固着され、弾性ゴ
ム20の後面は前端面9aに例えば接着剤により固着さ
れている。後端面1bと後端面9bとの間には板状の弾
性ゴム21が介装されており、この弾性ゴム21の後面
は後端面1bに例えば接着剤により固着され、弾性ゴム
21の前面は後端面9bに例えば接着剤により固着され
ている。前記弾性ゴム20の前後方向中央部には金属製
の補強板22が挿入固着されており、前記弾性ゴム21
の前後方向中央部には金属製の補強板23が挿入固着さ
れている。前記弾性ゴム20には、幅方向中央部に、前
記補強板22の前面に沿う孔24と、補強板22の後面
に沿う孔25とが形成されており、前記弾性ゴム21に
は、幅方向中央部に、前記補強板23の前面に沿う孔2
6と、補強板23の後面に沿う孔2“7とが形成されて
いる。
前記第2の剛体部9の両側面9c、9dにはゴム状弾性
体からなる緩衝板28.29が固着されており、これら
緩衝板28.29の表面と前記第1の剛体部1の枠状部
7内面の両側面1c、ldとは所定の間隔をあけて相対
向している。
上記舶用主機関用防振装置は、前後方向のばね定数をに
11幅方向のばね定数をKy1鉛直方向のばね定数をK
zとしたときに、 Kx : Ky : Kz −(3〜B) : (0,
15〜0.70)  : 1なる関係を満足するように
構成されている。すなわち、KXをKzの3ないし6倍
に設定し、KyをKzの0.35ないし0.7倍に設定
しているのであって、以下その理由について説明する。
舶用主機関の機関出力およびプロペラシャフトのスラス
ト力と機関重量との間には第4図のような関係がある。
第4図において、縦軸は機関出力およびプロペラシャフ
トのスラスト力、横軸は機関重量であり、実線イは機関
出力、破線口はプロペラシャフトのスラスト力を各々示
している。この図から判るように、機関出力は機関重量
のほぼ063倍であり、プロペラシャフトのスラスト力
は機関ffi量のほぼ1.2倍である。さらに、舶用主
機関では、6気筒機関が一般的で、最も問題となる振動
は低速時のトルク変動に起因するローリング振動である
。したがって、舶用主機関用防振装置のローリング固有
振動数は、機関のローアイドル回転数の3次成分の1/
v/T以下に設定するのが好ましい。ところで一般に、
舶用主機関のローアイドル回転数は500〜550rp
−なので、上記条件を満足するためには、ローリング共
振は370rpm以下でなければならない。そこでロー
リング共振に影響あるKy、 Kzについて、3次ロー
リング共振回転数f’o=370rpmを満足するKy
、 Kzを計算すると第5図の実線ハのようになる。
ここで、ゴムの耐久性の面から、静撓み率は15%以内
とすべきであり、次のような結果が得られる。
静撓み率−〇、[124W/(4KZ)0、[124W
/(4KZ)≦0.15、’、Kz≧1 、04w このように鉛直方向のばね定数Kzが計算できる。
なおこの式において0.824は舶用主機関用防振装置
の形状による比例係数である。
また、Kyについては、第5図の実線ハの条件を満たせ
ばよいが、あまりばね定数KFが小さいと、前部から発
電機等を駆動した場合や、急旋回をしたときの遠心力に
より、主機関が傾斜することになる。一般に、船舶のプ
ロペラ軸とスタンチューブベアリングとの間には約1m
+sの隙間があり、水が潤滑油の役目をするようになっ
ており、この隙間がなくなると、プロペラ軸とスタンチ
ューブベアリングとが直接接触することになり、スタン
チュ・−ブベアリングの摩耗を早めることになる。そこ
でKYは、このような外力が作用してもプロペラ軸とス
タンチューブベアリングとが接触しないように次のよう
に定めた。すなわち、主機関の前端部の幅方向変位を1
m+s以内にするとして、主機関の前端部を支持する舶
用主機関用防振装置の幅方向の撓みは、 幅方向撓ミー0.13X0.3 XW Xl、85/(
2Ky)0.11X0.3 XV Xl、85/(2K
y)≦0.1、’、K)l≧0.38W −0,35k
zなおこの式において、0.13は前部動力算出係数、
1.85はプーリー径やベルト数等により決定される張
力算出係数である。一方、第5図の実線ハ上におイテ、
kz−1,04W (7)場合ノKyは0.73Wであ
るから、 xy≦0.73W −0,70Kz したがって、 0.35kz≦Ky≦0.70Kz  ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■なる関係
が得られる。
次にKxについて説明する。Kxは、ダイヤフラム式ス
タンチューブベアリングの許容移動量が、安全率を見込
んで約1mm以内であることから、次の関係が得られる
スラスト方向変位量−1,4V/(4Kx)1.2wバ
4Kx)≦0.1 、’、Kx≧3.1w −3,OKz 但し、設計上KX>6.0KZは困難である。
、’、Kx≦8.OKz したがって、 3、OKz ≦Kx≦6.OKz   ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・■なる関係
が得られる。
すなわち、上記00式より、 Kx : Ky : Kz −(3〜13) : (O
40〜0.70)  : 1なる関係が得られ、舶用主
機関用防振装置の各方向のばね定数の比率が決定される
のである。
なお第1図において、30.31は、各々クラッチ一体
形主機関12を上側ストッパプレート11上に載置した
ままで、取付部5.6からその上部全体をジヤツキアッ
プするための貫通ねじ孔である。この貫通ねじ孔30.
31は取付部5,6に貫設されているので、弾性ゴム2
0.21が圧縮されたまま取付部5.6からその上部全
体をジヤツキアップでき、ジヤツキアップねじ孔を機関
取付足に設ける場合に比べて、ゴムの圧縮長さ分だけジ
ヤツキアップ量を少なくすることができる。
上記舶用主機関用防振装置は、例えばクラッチ一体形主
機関の底面の4隅に各々配置されるものであって、以下
、その作用を説明する。プロペラ軸のスラスト力等、主
機関に前後方向の力が作用した場合、弾性ゴム20ある
いは弾性ゴム21に圧縮力が作用する。弾性ゴム20.
21は圧縮力に対しては大きな耐力を有しているので、
前後方向の力による主機関の変位量は小さい。一方、ロ
ーリング振動等、主機関に幅方向の力が作用した場合、
弾性ゴム20.21に剪断力が作用する。
弾性ゴム20.21は剪断力に対しては耐力が小さく、
大きく変形するので、幅方向の力に対する主機関の変位
量は大きい。またローリング振動等、主機関に鉛直方向
の力が作用した場合、前端面1a、9aおよび後端面1
b、9bが傾斜していることから、弾性ゴム20.21
に圧縮力と剪断力とが同時に作用する。弾性ゴム20.
21は圧縮力に対しては耐力が大きく、剪断力に対して
は耐力が小さいので、鉛直方向の力に対する主機関の変
位量は前後方向の力の場合と幅方向の力の場合との中間
である。すなわち、船舶の前後方向のばね定数が大きく
、船舶の幅方向のばね定数が小さく、鉛直方向のばね定
数がその中間の値になり、したがってプロペラシャフト
のスラスト力に対して充分強固に主機関を支持でき、し
かもローリング振動等に対して充分に防振効果が得られ
る。さらには、船舶の前後方向のばね定数を鉛直方向の
ばね定数の3ないし6倍にし、かつ船舶の幅方向のばね
定数を鉛直方向のばね定数の0.35ないし0.7倍に
したことから、鉛直方向と船舶の前後方向と船舶の幅方
向とのばね定数の比率が理想的であるの“で、プロペラ
シャフトのスラスト力に対して強固に主機関を支持する
ことと、ローリング振動等に対して充分に防振を行なう
こととの、互いに相反する要求を、理想的なバランスで
実現することができる。したがって、船舶の乗心地を大
幅に向上できると同時に、スタンチューブや舶用主機関
用防振装置自身の寿命を大幅に伸ばすことができる。ま
た、全て同じ舶用主機関用防振装置を複数個用いること
により主機関を支持できるので、量産効果を期待でき、
コストの低減を図ることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、特許請求の範囲第1項にかかる発
明の舶用主機関用防振装置によれば、クラッチ一体形主
機関の底面と船体との間に介装されて主機関から船体に
伝わる振動を低減させる舶用主機関用防振装置において
、船舶の前後方向のばね定数を鉛直方向のばね定数の3
ないし6倍にし、かつ船舶の幅方向のばね定数を鉛直方
向のばね定数の0.35ないし0.7倍にしたので、鉛
直方向と船舶の前後方向と船舶の幅方向とのばね定数の
比率が理想的であることから、プロペラシャフトのスラ
スト力に対して強固に主機関を支持することと、ローリ
ング振動等に対して充分に防振を行なうこととの、互い
に相反する要求を、理想的なバランスで実現することが
できる。したがって、船舶の乗心地を大幅に向上できる
と同時に、スタンチューブや舶用主機関用防振装置自身
の寿命を大幅に延ばすことができる。また、全て同じ舶
用主機関用防振装置を複数個用いることにより主機関を
支持できるので、量産効果を期待でき、コストの低減を
図ることができる。
また、特許請求の範囲第2項にかかる発明の舶用主機関
用防振装置によれば、クラッチ一体形主機関の底面と船
体との間に介装されて主機関から船体に伝わる振動を低
減させる舶用主機関用防振装置において、船体に固定さ
れる第1の剛体部と、主機関の底面に固定される第2の
剛体部とを設け、これら第1の剛体部と第2の剛体部と
は、船舶の前後方向に所定間隔をあけて第1の剛体部と
第2の剛体部とが相対向する対向面を少なくとも2対有
し、かつこれら各対向面は第1の剛体部側の面が第2の
剛体部側の面よりも下側に位置するように傾斜した構成
とし、これら対向面間に各々弾性ゴムを介装して弾性ゴ
ムと対向面との当接面を互いに固着したので、船舶の前
後方向の力が作用したときには弾性ゴムに圧縮力が作用
し、船舶の幅方向の力が作用したときには弾性ゴムに剪
断力が作用し、鉛直方向の力が作用したときには弾性ゴ
ムに圧縮力および剪断力が作用することから、船舶の前
後方向のばね定数が大きく、船舶の幅方向のばね定数が
小さく、鉛直方向のばね定数がその中間の値になり、こ
の結果、プロペラシャフトのスラスト力に対して充分強
固に主機関を支持でき、しかもローリング振動等に対し
て充分に防振効果を得ることができる。したがって、船
舶の乗心地を向上できると同時に、スタンチューブや舶
用主機関用防振装置自身の寿命を延ばすことができる。
また、全て同じ舶用主機関用防振装置を複数個用いるこ
とにより主機関を支持できるので、量産効果を期待でき
、コストの低減を図ることができる。
また、特許請求の範囲第1項にかかる発明の舶用主機関
用防振装置を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における舶用主機関用防振装
置の平面図、第2図は同縦断正面図、第3図は同縦断側
面図、第4図は舶用主機関の機関出力およびプロペラシ
ャフトのスラスト力と機関重量との関係の説明図、第5
図は幅方向のばね定数と鉛直方向のばね定数との関係の
説明図である。 1・・・第1の剛体部、1a・・・前端面(対向面)、
1b・・・後端面(対向面)、2・・・船体、9・・・
第2の剛体部、9a・・・前端面(対向面)、9b・・
・後端面(対向面)、12・・・クラッチ一体形主機関
、20゜21・・・弾性ゴム 特許出願人 ヤンマーディーゼル株式会社第3図 第4図 代関1114’

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クラッチ一体形主機関の底面と船体との間に介装
    されて主機関から船体に伝わる振動を低減させる舶用主
    機関用防振装置において、船舶の前後方向のばね定数を
    鉛直方向のばね定数の3ないし6倍にし、かつ船舶の幅
    方向のばね定数を鉛直方向のばね定数の0.35ないし
    0.7倍にしたことを特徴とする舶用主機関用防振装置
  2. (2)クラッチ一体形主機関の底面と船体との間に介装
    されて主機関から船体に伝わる振動を低減させる舶用主
    機関用防振装置において、船体に固定される第1の剛体
    部と、主機関の底面に固定される第2の剛体部とを設け
    、これら第1の剛体部と第2の剛体部とは、船舶の前後
    方向に所定間隔をあけて第1の剛体部と第2の剛体部と
    が相対向する対向面を少なくとも2対有し、かつこれら
    各対向面は第1の剛体部側の面が第2の剛体部側の面よ
    りも下側に位置するように傾斜した構成とし、これら対
    向面間に各々弾性ゴムを介装して弾性ゴムと対向面との
    当接面を互いに固着したことを特徴とする舶用主機関用
    防振装置。
JP33559487A 1987-12-29 1987-12-29 舶用主機関用防振装置 Pending JPH01176828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33559487A JPH01176828A (ja) 1987-12-29 1987-12-29 舶用主機関用防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33559487A JPH01176828A (ja) 1987-12-29 1987-12-29 舶用主機関用防振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01176828A true JPH01176828A (ja) 1989-07-13

Family

ID=18290332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33559487A Pending JPH01176828A (ja) 1987-12-29 1987-12-29 舶用主機関用防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01176828A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2673453A1 (fr) * 1991-02-28 1992-09-04 Vibrachoc Sa Plot de suspension en caoutchouc ou materiau elastique.
CN109236916A (zh) * 2018-11-07 2019-01-18 株洲时代新材料科技股份有限公司 锥形弹簧及其变刚度和安装调节方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62101596A (ja) * 1985-10-29 1987-05-12 Sanshin Ind Co Ltd 船舶用エンジンのマウント装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62101596A (ja) * 1985-10-29 1987-05-12 Sanshin Ind Co Ltd 船舶用エンジンのマウント装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2673453A1 (fr) * 1991-02-28 1992-09-04 Vibrachoc Sa Plot de suspension en caoutchouc ou materiau elastique.
CN109236916A (zh) * 2018-11-07 2019-01-18 株洲时代新材料科技股份有限公司 锥形弹簧及其变刚度和安装调节方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9701383B1 (en) Outboard motor and marine propulsion support system
US5667202A (en) Hybrid elastomer-and-metal spring isolator
US4717130A (en) Power unit suspension system
US4467992A (en) Power-unit mounting structure for automotive vehicle
JPS6015808B2 (ja) エンジンのマウンテイング装置
EP1671047B1 (en) Vibration mounting
JPH01176828A (ja) 舶用主機関用防振装置
US5509837A (en) Truss system engine mount for light watercraft
US20050199775A1 (en) Vibration isolation support system for vehicle engine and transmission
RU2475659C1 (ru) Виброуспокоитель горизонтальных колебаний
EP0792234B1 (en) Marine engine mounting system
FI108345B (fi) Alustarakenne sähk¦koneen kannattamiseksi perusalustan varassa
US2936591A (en) Vibration absorbing assembly for marine engines
US2209592A (en) Vibration absorbing support
US11926217B2 (en) Pendulum type mount system
JPH08197970A (ja) 車室内のこもり音低減構造
US2116988A (en) Flexible engine support
JP4569751B2 (ja) 船外機の装着構造
CN212861064U (zh) 连接机构、动力总成悬置系统和车辆
JPH0714157Y2 (ja) 船外機
JPH02127188A (ja) 船外機の連結構造
US5554059A (en) Method of damping vibrations of hull of small watercraft
JPS59176192A (ja) 船外機の推進ユニツト支持構造
JPH086874B2 (ja) 舶用ディーゼル機関の防振装置
KR100589424B1 (ko) 엔진의 흡기계 지지구조