JPH0117673Y2 - - Google Patents

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JPH0117673Y2
JPH0117673Y2 JP3978385U JP3978385U JPH0117673Y2 JP H0117673 Y2 JPH0117673 Y2 JP H0117673Y2 JP 3978385 U JP3978385 U JP 3978385U JP 3978385 U JP3978385 U JP 3978385U JP H0117673 Y2 JPH0117673 Y2 JP H0117673Y2
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JP
Japan
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impeller
guide
curved surface
pump
enlarged curved
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JP3978385U
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JPS61157191U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は固形物を水と共に移送するボルテツク
ス型無閉塞ポンプに関し、特に移送固形物の損傷
を減少するボルテツクス型無閉塞ポンプに関す
る。
[従来技術] 固形物、例えばいなだ、こうなご、しらすのよ
うな小魚を水と共に船上に移送するには、第2図
にその一例を示すようなボルテツクス型無閉塞ポ
ンプが用いられる。
この種のポンプは、吸込口2の口径とポンプケ
ーシング1の幅Wとが略等しく形成され、ポンプ
ケーシング1の吸込口2に対向する側に配設され
ポンプケーシング1の吸込口2側内壁との間に比
較的大きなクリアランスCを形成している羽根車
4により、吸込口2から小魚Fを水と共に吸込ん
で渦流(ボルテツクス)を形成し、遠心力により
吐出口3から吐出するようになつている。なお、
5は羽根車4のボス部、6,7は軸封装置であ
る。
ところで、小魚Fが吸込口2から吐出口3に移
動する間に、吸込口2から羽根車4に向う流れA
と共に移動し、羽根車4の半径方向内方端部に接
触して損傷し、死魚となるものが多い。
これに対処するため本出願人は、第3図に示す
ように、羽根車4のボス部5の先端に、先端の半
球部11と、その半球部11に続き半径方向外方
に湾曲して広がる拡大曲面部12と、その拡大曲
面部12に続き半径方向外方に最大に広がる最拡
大曲面部13と、その最拡大曲面部13に続き半
径方向内方に湾曲して縮む基端部分14とよりな
るガイド体である吸込ガイド10を設けたものを
提案した。
この技術によれば、吸込口2から水と共に吸込
まれた小魚Fは、吸込ガイド10の拡大曲面部1
2に案内され、大部分が矢印Bのように略ポンプ
ケーシング1の半径方向中心面Pに沿つて羽根車
4に接触することなく、吐出口3から吐出され
る。しかし、小部分(実測では100ないし500匹中
1匹程度)は、吸込ガイド10からそれて矢印C
ように羽根車4側に向い、羽根車4の半径方向内
方端部に接触して損傷する不具合がある。
[考案の目的] 従つて本考案の目的は移送固形物の損傷を防止
できるボルテツクス型無閉塞ポンプを提供するに
ある。
[考案の構成] 本考案によれば、固形物を水と共に移送するボ
ルテツクス型無閉塞ポンプにおいて、羽根車のボ
ス部の先端に、ガイド体を設け、そのガイド体は
先端の半球部と、その半球部に続き半径方向外方
に湾曲して広がる拡大曲面部と、その拡大曲面部
に続き半径方向外方に最大に広がる最拡大曲面部
と、その最拡大曲面部に続く羽根車のボス部側の
基端部分とよりなり、その最拡大曲面部は羽根車
の回転先端面より前方に位置しており、そして基
端部分に半径方向外方に拡がる円板体を設けてい
る。
[考案の作用効果] 従つてポンプに水と共に吸込まれた固形物はガ
イド体の拡大曲面部に案内され大部分は羽根車に
接触することなく吐出される。そしてガイド体か
らそれて羽根車に向つた固形物は板状体に当り羽
根車の回転先端面から離れ、かつ回転先端面に略
平行な方向に案内され羽根車に接触することなく
吐出される。その結果、移送固形物の損傷は確実
に防止される。
[好ましい実施の態様] 本考案の実施に際し、円板体の材料には、例え
ばゴム等の弾力性、柔軟性のある材料を用いるの
が好ましい。このようにすると、円板体に接触し
た移送固形物の損傷を防止することができる。
本考案の実施に際して円板体の外径は羽根車の
外径の65%以内が好ましい。その理由はあまり大
きすぎるとポンプ効率が低下し、あまり小さすぎ
ると移送物の破損が生ずるからである。したがつ
て後述の図示の如く、ほぼ羽根車の内周付近まで
広がつた円板が好ましい。また本考案の実施に際
して基端部分は半径方向内方に湾曲して縮む縮小
曲面部で構成するのが好ましいが、性能に影響が
ない場合は円筒体で構成することもき、また湾曲
しない円錐体としてもよい。
[実施例] 以下第1図を参照して本考案の実施例を説明す
る。第1図において第3図に対応する部分につい
ては、同一符号で示し重複説明は省略する。
第1図において、羽根車4のボス部5の先端に
は、ボス部5の軸線上にガイド体である吸込ガイ
ド10がスペーサ15を介し図示されない手段に
より取付けられている。そして、その吸込ガイド
10のボス部5側端部には円板体であるガイドデ
イスク20がスペーサ15との間に挟持されて取
付けられており、ガイドデイスク20と羽根車4
の回転先端面Qとの間には、クリアランスSが形
成されている。このガイドデイスク20の外径
D2は羽根車4の外径D1の65%以下に形成され
ており、クリアランスSは例えば0〜3mm程度に
するのが好ましく、また、材料には、例えばゴム
等の弾力性、柔軟性のある材料を用いるのがガイ
ドデイスク20に接触した小魚Fの損傷を防止す
るのに好ましい。
次に作用について説明する。
吸込口2から水と共に吸込ました小魚Fは、吸
込ガイド10の拡大曲面部12に案内され、大部
分が矢印Bのように前記中心面Pに沿つて羽根車
4に沿つて吐出口3から吐出される。そして吸込
ガイド10からそして矢印Cのように羽根車4側
に向つた小部分の小魚Fは、ガイドデイスク20
に当り、矢印Dのように前記回転先端面Qから離
れ、かつ回転先端面Qに略平行な方向に案内され
羽根車4に接触することにく吐出口3から吐出さ
れる。従つて、小魚Fの羽根車4との接触による
損傷は確実に防止される活魚として移送される。
なお、ガイドデイスク20を設けたことによる羽
根車4の性能低下は、前述のようにガイドデイス
ク20の外径D2が羽根車4の外径D1の65%以下
であれば実用的に問題ないことが試験により確認
されている。
[まとめ] 以上の如く本考案によれば、ガイド体の基端部
分に円板体を設けたので、ポンプに水と共に吸込
まれた固形物はガイド体の拡大曲面部に案内され
大部分は羽根車に接触することなく吐出される。
そして、ガイド体からそれて羽根車に向つた固形
物は板状体に当り羽根車の回転先端面から離れ、
かつ回転先端面に略平行な方向に案内され羽根車
に接触することなく吐出される。その結果、移送
固形物の損傷は確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側断面図、第
2図および第3図はそれぞれ異なる従来のボルテ
ツクス型無閉塞ポンプを示す側断面図である。 4……羽根車、5……ボス部、10……吸込ガ
イド、11……半球部、12……拡大曲面部、1
3……最拡大曲面部、14……基端部分、20…
…ガイドデイスク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固形物を水と共に移送するボルテツクス型無閉
    塞ポンプにおいて、羽根車のボス部の先端に、ガ
    イド体を設け、そのガイド体は先端の半球部と、
    その半球部に続き半径方向外方に湾曲して広がる
    拡大曲面部と、その拡大曲面部に続き半径方向外
    方に最大に広がる最拡大曲面部と、その最拡大曲
    面部に続く羽根車のボス部側の基端部分とよりな
    り、その最拡大曲面部は羽根車の回転先端面より
    前方に位置しており、そして基端部分に半径方向
    外方に拡がる円板体を設けたことを特徴とするボ
    ルテツクス型無閉塞ポンプ。
JP3978385U 1985-03-22 1985-03-22 Expired JPH0117673Y2 (ja)

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JP3978385U JPH0117673Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

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JP3978385U JPH0117673Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

Publications (2)

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JPS61157191U JPS61157191U (ja) 1986-09-29
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JP3978385U Expired JPH0117673Y2 (ja) 1985-03-22 1985-03-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4362157B2 (ja) * 1999-01-11 2009-11-11 株式会社鶴見製作所 繊維状、紐状異物を含む汚水汚物中で使用されるボルテックス型遠心ポンプにおける羽根車入口部の閉塞防止装置

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Publication number Publication date
JPS61157191U (ja) 1986-09-29

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