JPH01174497A - 繊維束製ペン先の製造方法 - Google Patents

繊維束製ペン先の製造方法

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Publication number
JPH01174497A
JPH01174497A JP33478787A JP33478787A JPH01174497A JP H01174497 A JPH01174497 A JP H01174497A JP 33478787 A JP33478787 A JP 33478787A JP 33478787 A JP33478787 A JP 33478787A JP H01174497 A JPH01174497 A JP H01174497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibers
adhesive
fiber bundle
heat
molded piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33478787A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Shinohara
篠原 豊
Masamitsu Nagahama
正光 長浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01174497A publication Critical patent/JPH01174497A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 繊維を長手方向に引き揃え、熱硬化性樹脂系の接着剤を
塗布したものに熱処理を施し、所定の外径を有する繊維
束を得てペン先を製造する方法に関する。
(従来の技術と発明が解決しようとする問題点)従来、
この種のペン先は、アクリル、ポリエステル、ナイロン
などの繊維を使用し、長手方向に引き揃え、また、適宜
工程で接着剤を塗布し、これを加熱したノズルに通すこ
とで熱処理を施しながら所定の外径のものとし、こうし
て得た繊維束を適宜長さ、適宜形状にすることで製造さ
れている。ところが、得たペン先を筆記具に組み立て、
筆記してみると、満足なインキ吐出が得られないことが
多い、インキの吐出量が足りなかったり、ペン先を上向
きに放置しておくと1次第にインキがインキ貯溜部側に
移行する所謂インキ下がりを生じたりしてしまう。
これらの問題は、一般に、使用する繊維の径が細い場合
にインキ吐出量不足、使用する繊維の径が太い場合にイ
ンキ下がりをそれぞれ生じる傾向にある。繊維径が太い
ほど、繊維相互の隙間、即ち、インキ通路も大きくなり
、それだけインキが移動し易くなるから、インキ吐出は
多くなり1反面、インキ下がりし易くなるからである。
従って、インキの吐出量が十分で、しかも°、インキ下
がりを生じ難いペン先と、するには、繊維相互の隙間が
大小いり混じったものとなっていることが望まれる。と
言っても、例えば、予め繊維束として小径のものを得て
おき、これを更に束ねることでも、先に得た繊維束内の
それぞれの繊維相互の間隙と、束ねられた繊維束相互の
間隙との大小の間隙が得られるが、これでは、大小それ
ぞれの間隙の持つ欠点を兼ね佛えたものになってしまい
、むしろ逆効果であ゛る。 ′この点、本発明者が着眼
したのは、ペン先の横断面における繊維の疎密分布を有
効に活用することである。即ち、繊維は長手方向に引き
揃えられているとはいうものの、個々の繊維が完全に直
線であるとは限らず、従って、se維同志の長手方向の
絡みもあるし、また、個々の繊維が均一に接着剤を塗布
されるとも限らないし。
更には1個々の繊維が、大きさも含めてすべて同一の横
断面を有しているとも限らないので。
結局、接着後の繊維は、疎密分布、それも異なる横断面
では異なる疎密分布を有するものとなる。ちなみに、こ
の疎密分布は従来の製造方法によって得られたものでも
有するから、−面においては、従来も繊維の疎密性をし
てインキ吐出に利用してきたと言えようが1本発明は、
これを更に有効に活用せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、繊維を長手方向に引き揃え、熱硬化性樹脂系
の接着剤を塗布したものに熱処理を施し、所定の外径を
有する繊維束を得てペン先を製造する方法において、前
記熱処理として、接着剤が完全に固化しない状態に止ま
るよう加熱ノズルを通しての熱処理を施した後、この熱
処理によって得られた成形物の径を阻害しないよう、接
着剤固化の熱処理を施すことを特徴とする繊維束製ペン
先の製造方法を要旨とする。
以下、詳述する。使用する繊維は、前述例示したように
適宜材質のものであってよい。ただ、できればなるべく
径の細いものを使用するのが良い、具体的には、3デニ
一ル程度あるいはそれ以下のものが好ましい。
このような繊維を使用し、長手方向に引き揃え、士た、
′適宜工程で接着剤を塗布し、これを加熱ノズルに通す
。ただし、この加熱ノズルを゛通過したものが完全に接
着剤固化していてはいけない、繊維材質によって具体的
値は異なるが、ノズルを通過させるための引取速度や加
熱温度を調整して接着剤の固化を不完全な状態で止める
。ちなみに、通常、ノズルに接触する繊維が最も加熱を
受は易いから、一般に、このようにして得たものは、外
皮を有するが、内部はまだ柔らかいものとなる。また、
ノズルから出たものの径は、ノズルの径とほとんど等し
くなっている。
こうして得た成形物に更に接着剤を固化させるために熱
処理を施す。このとき、成形物の径を阻害しないように
留意する。成形物に触れないよう成形物の通路を広くし
ておけばよい。また、前の熱処理よりもやや高温にして
おく方が概して品質のよいものを得られる。引取速度や
張力の加は具合によっても異なるが、こうして得られた
もの、即ち繊維束は、前の成形物より僅かながら径を大
きくするのが普通である。これを適宜長さ、適宜形状に
してペン先とする。
(実施例) 繊度3デニール、目付け1.7g/mのアクリル繊維を
、アセトン4部、フェノール樹脂3部、尿素樹脂3部を
混合した接着剤溶液に浸し、内径1.9mmのノズルに
通して余剰の接着剤を絞り取った後、内径2.4部wn
、長さ5mn+の加熱ノズルに通した。ここで、引取速
度は16σ/分、また、ノズルは、ノズルを通過したも
のが急激に冷えないよう、内径10冊、長さ50clT
lの鉄製肉厚パイプの入口内側に固定しておき。
パイプの外周に均一に巻いたヒーターのノズル近傍にお
ける温度を230℃に設定した。得られたものの直径は
測定値2.4部wnとなっており。
ノズル径と差を見出せなかった。
この成形物を、同じ引取速度で熱処理炉に導入した。熱
処理炉は、内径1oIff11、長さ300■の鉄製肉
厚パイプの外周に均一にヒーターを巻いたもので、入口
側および出口側それぞれの近傍における温度が260℃
となるように設定した。こうして得た繊維束は、直径が
2.5onと少し大きくなっていた。
(発明の効果) インキ吐出性の極めて優れた繊維束性ペン先が得られる
。この理由について述べると、加熱ノズルを通過させて
得た成形物は、前述したように、その内部において、繊
維が、疎密分布、それも異なる横断面では異なる疎密分
布を有するものとなっている。しかし、まだ、不十分で
ある。これを更に加熱すると、接着剤の固化の進行に応
じて、より同化の進むところとそうでないところの差が
はっきりしてくる。その結果、繊維の疎密密度の差も大
きくなる。WA奈結果に基づき1本発明者はかように考
察している。
特許出原人  ぺんてる株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊維を長手方向に引き揃え、熱硬化性樹脂系の接着剤を
    塗布したものに熱処理を施し、所定の外径を有する繊維
    束を得てペン先を製造する方法において、前記熱処理と
    して、接着剤が完全に固化しない状態に止まるよう加熱
    ノズルを通しての熱処理を施した後、この熱処理によっ
    て得られた成形物の径を阻害しないよう、接着剤固化の
    熱処理を施すことを特徴とする繊維束製ペン先の製造方
    法。
JP33478787A 1987-12-29 1987-12-29 繊維束製ペン先の製造方法 Pending JPH01174497A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33478787A JPH01174497A (ja) 1987-12-29 1987-12-29 繊維束製ペン先の製造方法

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JP33478787A JPH01174497A (ja) 1987-12-29 1987-12-29 繊維束製ペン先の製造方法

Publications (1)

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JPH01174497A true JPH01174497A (ja) 1989-07-11

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ID=18281230

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JP33478787A Pending JPH01174497A (ja) 1987-12-29 1987-12-29 繊維束製ペン先の製造方法

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JP (1) JPH01174497A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003013350A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Mitsubishi Pencil Co Ltd 繊維束製インキ誘導部材の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003013350A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Mitsubishi Pencil Co Ltd 繊維束製インキ誘導部材の製造方法

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