JPH0117297B2 - - Google Patents

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JPH0117297B2
JPH0117297B2 JP55157119A JP15711980A JPH0117297B2 JP H0117297 B2 JPH0117297 B2 JP H0117297B2 JP 55157119 A JP55157119 A JP 55157119A JP 15711980 A JP15711980 A JP 15711980A JP H0117297 B2 JPH0117297 B2 JP H0117297B2
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message
channel
transmitter
signal
receiver
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JP55157119A
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JPS5684045A (en
Inventor
Kenesu Deebisu Kurisutofua
Furanku Mitsucheru Richaado
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JPS5684045A publication Critical patent/JPS5684045A/ja
Publication of JPH0117297B2 publication Critical patent/JPH0117297B2/ja
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は第1の送信機/受信機と、同一の伝送
チヤネル又は一群の伝送チヤネルを使つてこの第
1の送信機/受信機とそれぞれ通信できる複数個
の他の送信機/受信機とを具える情報システムに
関するものである。
このような情報伝送システムの一例はトランク
設備付きの自動車無線系であつて、この場合は第
1の送信機/受信機が基地局即ち中央制御局であ
り、他の送信機/受信機群が種々の自動車無線機
であり、この他の送信機/受信機の数が利用でき
る無線チヤネルの数よりも多くなつている。自動
車無線機同士の交信だけが必要とされる場合はこ
のような通信システム(情報伝送システム)の基
地局は系統制御機能の他にはたゞ多重チヤネルレ
ピータ(中継器)として働らくだけでよい。これ
に反し陸線(land line)との接続も必要な場合
は任意の陸線を任意の無線チヤネルに接続するた
めの設備をも基地局に設けねばならない。而して
基地局がその制御機能を実行できるようにするた
めには呼びが生起し、1つのチヤネルがその呼び
に割り当てられた時、双方の自動車無線機と基地
局との間において、通信制御信号を送受すするた
めの装置即ちいわゆるシグナリング装置が必要と
なる。しかし(例えば1番から5番迄のチヤネル
しか利用できないような)小規模の自動車無線機
通信システムでは1つのチヤネルを制御信号送受
用に永久に割り当てることは非能率的であつて、
このような通信システムでは全てのチヤネルを制
御信号送受及び通話の双方に仕えるようにすると
好適である。
この目的を達成するため本発明によれば第1の
送信機/受信機と、各々が同一の伝送チヤネル又
は一群の伝送チヤネルを使つてこの第1の送信
機/受信機と通信できる複数個の他の送信機/受
信機とを設け、第1の送信機/受信機を上記チヤ
ネルが空いていることを含めて情報伝送システム
の予じめ定められた状態が生起したのに応じてこ
の空きチヤネルにのせて持続時間が有限な指令信
号を送出するように構成し、前記他の送信機/受
信機の各々を始動した時前記指令信号の受信に応
答し、同一チヤネル上のこの指令信号の他の送信
機/受信機による受信に続くと共に第1の送信
機/受信機による次の指令信号の送出に先立つ予
じめ定められた数のタイムスロツトの中から事実
上任意に選ばれた一つのタイムスロツトを使つて
誤りチエツクビツトを含むデイジタル情報メツセ
ージを送出するように構成し、第1の送信機/受
信機を各々の上記デイジタル情報メツセージを誤
りなく受信したのに応答してこの第1の送信機/
受信機が同一チヤネルを使つて次の指令信号を送
出する前に肯定応答信号をそれが対応するメツセ
ージを送出した他の送信機/受信機によりこの対
応するメツセージが第1の送信機/受信機により
受け取られたのに応答して送出されたように認識
されるように送出し、前記他の送信機/受信機の
各々を前記デイジタル情報メツセージの1回目の
送出に応答してとかくするうちに第1の送信機/
受信機が前記肯定応答信号を送れなかつた場合
は、他の送信機/受信機が前記デイジタル情報メ
ツセージを送出した後にこの他の送信機/受信機
が次の前記指令信号を受け取つたのに応答してこ
の他の送信機/受信機がこの次の指令信号を取け
取つたのに続くと共に第1の送信機/受信機が任
意の他の前記指令信号を送出するのに先立つ予じ
め定められた数のタイムスロツトの任意の一つで
前記デイジタル情報メツセージを送出し直すよう
に構成したことを特徴とする。
而してこのように基地局から指令信号が送られ
てきたのに応答してその時だけユーザから信号を
基地局に送り、このユーザ側からの信号は各々指
令信号を受信した後の予じめ定められた数のタイ
ムスロツトから任意に選ばれた一つのタイムスロ
ツトを使つて送り、空きチヤネルがあつてそれを
指令信号の伝送に使える限りできるだけしばしば
指令信号を発生し、ユーザ側からの信号に誤り検
出ビツトを加えて基地局側でユーザからの信号が
誤りなく受け取られたか否か、従つて2個以上の
ユーザ信号が衝突したか否かを知ることができる
ようにし、基地局側で誤りなく受け取つた全ての
ユーザ信号に肯定応答し、自分の方から信号を送
つたが未だ肯定応答を受け取つていないユーザは
全て次の指令信号が送られてきた時再度信号を出
してみるようにすれば、複数個のユーザ(「他の
送信機/受信機」)が時折無秩序に基地局(「第1
の送信機/受信機」)へアクセスする必要がある
種類の情報伝送システムで同一の又は各々の利用
できる伝送チヤネルを効率良く利用できることが
判明している。
この同一の又は各々の伝送チヤネルは例えば1
対の無線周波数(一つは第1の送信機/受信機へ
の送信に使い、一つは第1の送信機/受信機から
の送信に使う)又は唯1個の無線周波数とするこ
とができる。代りに例えば1本又は1対の陸線と
することができる。
同一の空きチヤネル上に予じめ定められた個数
の前記指令信号の系列を、この系列内の順次の指
令信号が持続時間が少なくとも前記予じめ定めら
れた数のタイムスロツトが占める時間に等しい時
間間隔だけ時間的に分離されているように送出す
ることにより前記の予じめ定められたシステムの
状態に応答するように第1の送信機/受信機を構
成すれば、所定のデイジタル情報信号を送つたに
もかかわらず肯定応答信号を未だ受け取つていな
い他の送信機/受信機が再度試行できるようにな
る迄に経過する時間を短かくすることができる。
代りに前記指令信号を1個だけ送出することによ
りシステムの前記予じめ定められた状態の生起に
応答するように第1の送信機/受信機を構成する
ことができる。
第1の送信機/受信機を前記デイジタル情報メ
ツセージの各々を誤りなく受け取つた時それに対
応して肯定応答信号を直ぐ次のタイムスロツト又
は上記デイジタル情報メツセージを前記予じめ定
められた数のタイムスロツトの最後のタイムスロ
ツトで誤りなく受け取らねばならない場合はこの
最後のタイムスロツトの直ぐ後のもう一つのタイ
ムスロツトで送出するように構成するだけで、対
応するメツセージを送出した他の送信機/受信機
が、このメツセージを第1の送信機/受信機が受
け取つた時それに応じて送られてきたように肯定
応答信号を認識できるようにすることができる。
この代りに又はこれに加えて識別情報を含めるこ
ともできる。
システムの同期は前記予じめ定められた数のタ
イムスロツトの全てのタイムスロツトの持続時間
を同一とし、これらのタイムスロツトを互の間に
時間間隔を設けることなく続け、(もしあるなら
ば)前記もう一つのタイムスロツトをこの持続時
間と同じにし、前記予じめ定められた数のタイム
スロツトの最後のタイムスロツトの直ぐ後に置
く。
前記デイジタル情報メツセージの各々を関連す
る他の送信機/受信機と第1の送信機/受信機と
の間の情報伝送を含む情報伝送の要求とし、第1
の送信機/受信機を前記デイジタル情報メツセー
ジを誤りなく受け取つたことに応答して関連する
肯定応答信号を送出し、これに続いて、他に空き
チヤネルがなく且つ他に高い優先順位をもつ要求
がなければ前記デイジタル情報メツセージを受け
取つたチヤネルを要求されている情報伝送にあて
るように構成すれば各伝送チヤネルが最適に利用
できる。
ここで注意すべきことは日本の「電子通信学会
誌」第60巻B分冊第8号、1977年にのつた岡田、
五十嵐及び中西の論文(英文名)「Analysis and
Application of Framed ALOHA Channel in
Satellite Packet Switching Networks―
FADRA Method」でタイムスロツトに分割した
マルチ―アクセス放送チヤネルを用いて衛星局と
地球局とを結ぶ通信システムが論じられているこ
とである。この既知の通信システムでは各地球局
で作られた情報パケツトが1個のタイムスロツト
に納まる一定の長さになつている、そしてこのよ
うな一定の長さのタイムスロツトを順次に一定の
長さL迄つなげたものを「フレーム」と称する。
或るフレーム内で作られたパケツトは次のフレー
ムの各スロツトにランダムに入る。即ち次のフレ
ームの所定のスロツトで伝送される確率はl/L
である。パケツトは同期をとつて伝送され、衝突
したパケツトは現在のフレームの後の任意のフレ
ームでランダムに再伝送される。各地球局は1個
のフレーム中で高々1個のパケツトしか発生でき
ず、その中には再伝送されることになるパケツト
もある。
図面につき本発明を詳細に説明する。
第1図は基地局1とn個の自動車無線機21
2,23…2oとを具えるいわゆるトランク式の
自動車無線通信システムの形態をした情報伝送シ
ステムを示す。基地局1は各自動車無線機2同士
の間での通話が全て基地局1を介して行なわれる
際はレピータとして働らく。このためには基地局
1と夫々の自動車無線機との間を各別の伝送路3
,32,33…3oを介して二方向通話できるよう
にする必要があるが、この各別の伝送路3を介す
る通話を各伝送路3に共通で、各々例えば一対の
搬送周波数を与えられたチヤネル又は一対の時分
割伝送チヤネルの形態をした少ない数の伝送チヤ
ネル、例えば3個の伝送チヤネルを介して行なう
ことができる。以下各チヤネルは単信チヤネルと
し、1対の搬送周波数を有する形態のものとす
る。基地局1は既知の態様通り各伝送チヤネル毎
に1個の送信機―受信機対を具えるものとする。
これらの送信機―受信機対を夫々ブロツク41
2及び43として略式図示した。各自動車無線機
2は任意の伝送チヤネルに同調できる1個の送信
機―受信機対を具えるものとする。
基地局1は各自動車無線機2間の通話に対する
レピータステーシヨンとして働らくだけでなく、
通信システム内の情報トラフイツクを制御する働
らきもする。このためには各自動車無線機2から
基地局1へ必要な情報を送れるようにすると共に
基地局1から各自動車無線機2に必要な指令を送
れるようにするべく、基地局1で各チヤネルを絶
えず監視し、チヤネルが通話中で塞がつているか
いないかを知るようにする。そして或るチヤネル
が塞がつていないことが判明した時はこの塞がつ
ていないチヤネルにのせて一連のデイジタル情報
内容即ちメツセージを予じめ定められた周波数を
有するパイロツト音と一緒に送信する。このパイ
ロツト音は自動車無線機2にこのチヤネルがその
時点で通話に使けることを知らせる。(なお2個
以上のチヤネルが空いている場合は一つの空いて
いるチヤネルだけに上記メツセージとパイロツト
音をのせる)。各自動車無線機2は通話中でない
時は各チヤネルを順次に反復して走査する。即ち
その送信機―受信機対を順次にサイクリツクに各
チヤネルに同調させる。これは一つのチヤネルで
基地局1からのパイロツト音を発見する迄続行す
る。そしてこのようなパイロツト音が受信される
とその自動車無線機2はチヤネル走査動作をや
め、パイロツト音がそのチヤネルにのつて送られ
続けている間ずつとそのチヤネルに同調させられ
続ける。このように少なくとも一つのチヤネルが
空いている時は常に基地局1から1つの空いてい
るチヤネルを使つてパイロツト音が送られ、その
時通話中でない自動車無線機2は全部(各自動車
がそのパイロツト音がのつているチヤネルを「発
見」するのに必要な短時間の後)その空いている
チヤネルに同調させられる。
前記デイジタル情報内容即ちメツセージは各々
第2図に示すようなフオーマツトを有する。この
第2図に示すように基地局1からのメツセージは
プリアンブル5、「ヘツダ」6、情報本体7、偶
奇検査(パリテイチエツク)部8及びポストアン
ブル9から成る。プリアンブル5は自動車側と同
期をとるためのものであつて(ポストアンブル9
も同様)、一連の「1」と「0」とが交互に繰り
返すビツト列から成り、プリアンブルは例えば16
ビツト、ポストアンブルは32ビツトを具える。例
えば16ビツトの「ヘツダ」6は自動車側でそれと
判かる特別なビツトの組み合せ構成を有し、自動
車側に直ぐ後に情報本体を構成する例えば40ビツ
トの情報本体部7が来ることを知らせる。例えば
16ビツトから成る偶奇検査部8は通例通り自動車
側で情報本体部7が誤りなく受信されたか否かを
チエツクするのに使われる。各メツセージ部の長
さを上述のようにし、伝送速度を例えば1200ビツ
ト/秒とする各メツセージは100ミリ秒の長さと
なる。
或るチヤネルが空いていることが判かると基地
局1からはパイロツト音と一緒に各々が第2図に
示すようなフオーマツトを有し、100ミリ秒続く
メツセージが第3図に略式図示したように一列に
並んだものが送られる。このようなメツセージ系
列は3個の(斜線を施した)「伝送要求」指令メ
ツセージ10,11及び12を有し、これらの
「伝送要求」指令メツセージ同士が互に5個の他
のメツセージ群13〜17及び18〜22で夫々
分離された形態をしている。このうちメツセージ
13及び18(更に23も同じ)は通常の「チヤ
ネル識別」メツセージであり、これと一緒に送ら
れてくるパイロツト音により通話中でない自動車
はそのチヤネルに同調され続けることになる。メ
ツセージ14〜17及び19〜22(更にメツセ
ージ24〜27も同様)はもう一つの上記「チヤ
ネル識別」メツセージとすることもできるし、
「肯定応答」メツセージとすることもできる(後
述するところを参照)。メツセージ10の前には
十分な数の他のメツセージ28,29,30…
(+パイロツト音)とがあるが、これは例えばも
う一つの「チヤネル識別」メツセージであり、そ
の情報内容は実は重要ではなく、これは第1の
「伝送要求」指令メツセージ10が送られてくる
時迄に通話中でない全ての自動車が上述したよう
な信号がのつてくるチヤネルを「発見」し終つて
いるようにするためのものである。
各「伝送要求」指令メツセージ10,11及び
12の情報本体部7(第2図)は同じであつて自
動車側でそれと判かるように配列された予じめ定
められた(40個)のビツト列から成る。このよう
な信号に使われているチヤネル(信号チヤネル)
にロツクされている自動車の一つで運転手が例え
ば呼び出しボタンを押し、呼び出したいと思う相
手側自動車の番号を報らせることにより他の自動
車と通話したいと思つていることを合図すると、
第1の「伝送要求」指令メツセージ10を受信し
た時それに応答して以後の4つの100ミリ秒期間、
即ち基地局1からメツセージ13〜16が送られ
てくる期間の中から任意に選ばれた一つの100ミ
リ秒期間に当該チヤネルの復路を使つて「呼び出
し要求」デイジタル情報メツセージが送出される
ように各自動車を構成しておく。各自動車から送
出されるこのような「呼び出し要求」メツセージ
は第2図に示すフオーマツトとほゞ同一のフオー
マツトを有し、たゞ32ビツトのポストアンブルが
送出されず且つ(第2図の情報本体部7に対応す
る情報本体部に)基地局側で呼びの内容を知るの
に必要な情報、例えば呼び出した車と相手側の車
を識別する情報が全てのつている点が異なる。こ
の場合情報本体部7の予じめ定められた一部のビ
ツトを呼び出す側の情報に割り当て、他の一部の
ビツトを相手側の情報に割り当てることができ
る。また「呼び出し要求」メツセージの情報本体
部は基地局側でそのメツセージが実は「呼び出し
要求」メツセージであることを知ることができる
ビツトパターンになつている。上記ビツトパター
ン及び偶奇検査ビツトを用いて基地局1は受信さ
れたこのようなメツセージが誤りのない「呼び出
し要求」メツセージであるか否かを知る。その結
果誤りのないことが判かつたらそのメツセージの
情報本体部7を記憶すると共に次の100ミリ秒の
タイムスロツト、即ちメツセージ14〜17の一
つにおいて「肯定応答」メツセージ(+パイロツ
ト音)を送出する。〔各「肯定応答」メツセージ
はその情報本体部7(第2図)に呼び出しが肯定
された自動車の番号を含み、自動車側でそのメツ
セージが肯定応答メツセージであると弁別できる
ビツトパターンを有する〕。他方受信されたメツ
セージが誤つている場合(このようなことは就中
2台以上の自動車が同一のタイムスロツトを使つ
てメツセージを出している時起こりがちである)
又は当該タイムスロツトにおいてメツセージを出
している自動車がない場合は次のタイムスロツト
で基地局側から送出されるメツセージは情報本体
部が無価値な単なる標準的な「チヤネル識別」メ
ツセージ(+パイロツト音)となる。このように
例えば基地局がメツセージ13を送出中に1台の
自動車が「呼び出し要求」メツセージを送出し、
その「呼び出し要求」メツセージが誤りなく受信
された場合はメツセージ14は「肯定応答」メツ
セージとなり、他方基地局が(「チヤネル識別」)
メツセージ13を出している間に「呼び出し要
求」メツセージを出した自動車がないか又は2台
以上の自動車が「呼び出し要求」メツセージを出
した場合はメツセージ14は「チヤネル識別」メ
ツセージとなる。
自動車がタイムスロツト13〜16の一つを使
つて「呼び出し要求」メツセージを送出した後関
連する「肯定応答」メツセージ(これは次のタイ
ムスロツトを使つて基地局から送られてくる)を
受信した場合は自動車は基地局から更に情報が送
られてくるのを持つ。しかしこのような「肯定応
答」メツセージを受信しなかつた場合は自動車は
メツセージ10に応答した時と同様にして基地局
から送られてくる次の「伝送要求」指令メツセー
ジ11に応答し、基地局は同様にして「呼び出し
要求」メツセージが誤りなく受信されたことに応
答する。そして自動車が二度目に送られてきた
「肯定応答」メツセージを受信すると自動車は基
地局から更に指令が送られてくるのを持つ。そう
でない場合は自動車は同様にして三度目の「伝送
要求」メツセージ12に応答する。
メツセージ26が基地局から送出された後基地
局は(もしあれば)「呼び出し要求」メツセージ
が誤りなく受信され、記憶されているが未だセツ
トアツプされていない呼びをセツトアツプするよ
うに働らく。これは全ての呼びがセツトアツプさ
れ終るか又は全てのチヤネルが通話に割り当てら
れる迄行なわれる。この目的でこの時基地局は偶
数個のメツセージ31,32…を更に送出する。
これらのメツセージは各々第2図に示すフオーマ
ツトを有し、2個ずつ組み合わせた各群が夫々別
の1個の要求された呼びに関係する。詳しく伝え
ば、各(「呼びセツトアツプ」)メツセージ31,
32…の情報本体部は各自動車にそのメツセージ
が実は「呼びセツトアツプ」メツセージであるこ
とを教える特別なビツトパターンと、個々の自動
車の識別番号と、関連する呼びがのつているチヤ
ネルの識別番号を含み、その情報本体部の夫々の
ビツト群が例えばこれらの目的の各うに割り当て
られる。各群の2個の「呼びセツトアツプ」メツ
セージで特定されているチヤネル識別番号は同一
であり、各群の2個のメツセージで特定されてい
る自動車は関連する呼びが指定する夫々の当事者
である。メツセージ31,32の各々が受信され
るとその識別番号に特定の自動車が応答し、その
チヤネル番号で特定されるチヤネルに同調をと
る。そしてその呼びで指定される両当事者がこれ
を完了した後通話が行なわれる。このようにして
基地局で指定されるチヤネルはその時点で空きチ
ヤネルがありさえすれば塞がつていない(即ち通
話又は信号に使われていない)チヤネルである。
このようなチヤネルがない場合は信号チヤネルが
この目的に使われ、一連のメツセージ31,32
…が終了した時これが行なわれる。
信号チヤネルが通話に割り当てられることなく
(種種の対応するメツセージ31,32…を送る
ことにより)このようにして全ての呼び出し要求
がセツトアツプされると直ちに全ての動作が繰り
返される。即ち、基地局から同一チヤネルを使つ
て第3図に示すようなメツセージ10〜22(+
パイロツト音)がもう一組み送信され、任意の待
機中の自動車がこれに応答し、次いで基地局から
任意の要求された呼びをセツトアツプするメツセ
ージが送出される。他方要求された呼びがセツト
アツプされた結果基地局側で信号チヤネルをこれ
らの呼びの一つに割り当てる場合、即ち全てのチ
ヤネルが通話に割り当てられる場合は前述したよ
うに一連の「呼びセツトアツプ」メツセージ3
1,32…が終了した時これが起こる。次いでチ
ヤネルが空きになると基地局は第3図に示したよ
うなもう一組のメツセージ群(+パイロツト音)
を送出する。こゝで新たな第1の「伝送要求」メ
ツセージ10に先立つ或る数のメツセージ28,
29,30…はメツセージ10が送出される前に
通話中でない全ての自動車がこの新しい信号チヤ
ネル(これは前の信号チヤネルと同じである場合
もある)にロツクオンされるに足りる長さとす
る。(前の組のメツセージ10〜27の時に送出
された「伝送要求」指令メツセージに対応して肯
定応答メツセージを受信しなかつた自動車を含め
て)全ての待機中の自動車が前と全く同様にして
新しい組の「伝送要求」メツセージに応答し、基
地局が適当な場合は「肯定応答」メツセージを送
出し、受信された通話要求を記憶し、次いで全て
の要求された呼びがセツトアツプされ終るか又は
全てのチヤネルが再度通話に割り当てられ終る迄
「呼びセツトアツプ」メツセージを送出する。こ
の際一組のメツセージ10〜27が送られていた
前の期間に要求され且つ肯定応答されたが、実は
その時全てのチヤネルが塞がつていたためセツト
アツプされていなかつた任意の呼びが「先入れ先
出し」法の優先順位を採用していれば優先してセ
ツトアツプされる。(但し今の場合先入れ先出し
法は必ずしも必要ではない)。或る自動車が例え
ば6回も「呼び出し要求」メツセージを送出した
にもかゝわらず「肯定応答」メツセージを受信し
なかつた場合は自動車はそれ以上更に基地局から
送られてくる「伝送要求」メツセージに応答する
のをやめ、運転手にその旨知らせる。
第4図は第1図の基地局1のブロツク図であ
る。送信機―受信機対4の受信機部Rの復調され
た信号の出力端子をスイツチングマトリクス37
の夫々の入力端子34,35及び36に接続し、
スイツチングマトリクス37の夫々の出力端子3
8,39及び40から送出される変調信号の入力
端子を送信機―受信機対4の送信機部Tに設け
る。ベースバンド変調器41の出力端子を信号結
合器(signal combiner)換言すれば加算器61
1を介してスイツチングマトリクス37の入力端
子42に接続し、スイツチングマトリクス37の
出力端子44をベースバンド復調器43の入力端
子に接続する。加算器611の第2の入力端子6
12をパイロツト信号発生器610の出溶端子に
接続する。スイツチングマトリクス37には制御
信号を受信するための制御入力端子45を設ける
が、この制御信号は4個の値をとることができ、
これらを便宜上夫々0,1,2,3とする。スイ
ツチングマトリクス37は制御入力端子にある信
号が値0である時入力端子42と出力力端子44
が開放状態となり、入力端子34が出力端子38
に接続され、入力端子35が出力端子39に接続
され、入力端子36が出力端子40に接続され、
それ故各受信機部Rの出力端子が対応する送信機
部Tの入力端子に接続される第1の状態をとる。
制御入力端子45の信号が値1をとる時はスイツ
チングマトリクス37はスイツチング状態は制御
信号が値「0」をとる時とほぼ同じであるが、入
力端子34と出力端子38との間の接続が切れ、
入力端子42が出力端子38に接続され、入力端
子34が出力端子44に接続される第2のスイツ
チング状態をとる。制御入力端子45の信号が値
2をとる時はスイツチングマトリクス37はスイ
ツチング状態は制御信号の値が「0」である時と
ほぼ同じであるが、入力端子35と出力端子39
の間の接続が切れ、入力端子42が出力端子39
に接続され、入力端子35が出力端子44に接続
される第3のスイツチング状態をとる。制御入力
端子45の信号が値3をとる時はスイツチングマ
トリクスはスイツチング状態は制御信号が値
「0」をとる時とほぼ同じであるが、入力端子3
6と出力端子40の間の接続が切れ、入力端子4
2が出力端子40に接続され、入力端子36が出
力端子44に接続される第4のスイツチング状態
をとる。
制御入力端子45はプログラムを内蔵している
デイジタル信号処理装置即ち計算機33の出力端
子46に接続する。計算機33のもう一つの出力
端子47をベースバンド変調器41の入力端子に
接続し、計算機33の入力端子48をベースバン
ド復調器43の出力端子に接続する計算機33の
「割り込み」信号入力端子49と50を夫々ベー
スバンド変調器41と復調器43の夫々のクロツ
ク信号出力端子51及び52に接続する。計算機
33の他の入力端子53,54及び55は夫々送
信機―受信機対41,42及び43の受信機部の復
調信号出力端子に夫々帯域通過フイルタ56,5
7及び58と夫々振幅検出器(amplitude
detector)59,60及び61を介して接続す
る。
ベースバンド変調器41は繰り返し速度1200/
秒のクロツクパルスを発生するように構成された
クロツク信号発生器(図示せず)を具え、このク
ロツク信号発生器がベースバンド変調器41の出
力端子51に接続される。ベースバンド復調器4
3は既知の通りスイツチングマトリクス37の出
力端子44から送られてきたデイジタルのビツト
流がベースバンド復調器43に印加されるのに応
答してその出力端子52からクロツクパルスを送
出し、他方出力端子62からは標準的な二進符号
形態をしたビツト流が現われるように構成する。
自動車無線機2(第1図)は通話中も同一搬送
波を変調した(例えば100Hzの標準周波数を有す
る)パイロツト音を絶えず出すように構成する。
帯域通過フイルタ56,57及び58はこの100
Hzの周波数を通すように構成する。それ故計算機
33の入力端子53,54及び55には何時でも
夫々送信機―受信機対41,42及び43に対応す
るチヤネルが通話で塞がつているか否かを示す信
号が存在する。
デイジタル信号処理装置即ち計算機33のメモ
リは第1の組の120ビツトの記憶領域63(第2
のバツフアメモリ)、第2の組の120ビツトの記憶
領域64(出力バツフア)、第3の組の56ビツト
の記憶領域65(このうち特定の記憶領域は比較
器300の一方の入力端子の夫々のビツト位置に
接続された出力端子を有する)、待ち行列の形態
をした受信された呼び出し要求を記憶するための
一組の記憶領域98及びフラグビツト記憶領域6
9を含む。計算機33は更に16ビツトシフトレジ
スタ66を含むが、この16ビツトシフトレジスタ
66の各段の出力端子は16ビツト比較器67の一
方の入力端子の夫々のビツト位置に接続されてい
る。16ビツト比較器67の第2の入力端子68の
16個のビツト位置に入力される信号は一定であつ
てメツセージのヘツダ部6(第2図)のビツトパ
ターンの夫々の順次のビツトに対応する。比較器
300の第2の入力端子301の夫々のビツト位
置に入力される信号も一定でであつて自動車から
送出される各「呼び出し要求」メツセージのその
メツセージが実は「呼び出し要求」メツセージで
あることを示す情報本体部の前述したビツトパタ
ーンの夫々の順次のビツトに対応する。比較器3
00の第1の入力端子は一組の記憶領域65に接
続されているが、この記憶領域65には「呼び出
し要求」メツセージの情報本体部のビツトパター
ンが蓄わえられている。計算機33はまた第1の
(メツセージ)10―カウンタ70、第2の(ル
ープ)3―カウンタ71、第3の(入力ビツト)
56―カウンタ72、第4の(出力ビツト)12
0―カウンタ73、第5の(信号チヤネル指示
器)3状態巡回カウンタ74、及び第6の(信号
チヤネル指示器カウンタのインクリメント)カウ
ンタ75が含められている。
デイジタル信号処理装置即ち計算機33の主プ
ログラムを第5a及び5b図に示すが、これらの
図は記号A,Bで示したように一続きのものであ
る。この主プログラムには計算機33の入力端子
49又は入力端子50に信号を印加して割り込み
をかけることができるが、これらの信号が印加さ
れると後述する夫々の割り込みルーチンへ入る。
第5a及び5b図の各段階は下記の通りである。
76―スタート。ベースバンド復調器43の割り込
み(入力端子50)ができないようにする。
650―出力ビツトカウンタ73の内容を119に
セツトし、フラビツト記憶領域69のビツト
を二進値0にセツトする。
77―チヤネル1が塞がつているか(入力端子53
が高レベルか)? 78―信号チヤネル指示器カウンタ74を最低の計
数状態にセツトする。
79―スイツチングマトリクス37を(前述した)
第2のスイツチング状態にセツトする。
80―チヤネル2が塞がつているか(入力端子54
が高レベルであるか)? 81―信号チヤネル指示器カウンタ74を最低より
1だけ高い計数状態にセツトする。
82―スイツチングマトリクス37を(前述した)
第3のスイツチング状態にセツトする。
83―チヤネル3が塞がつているか(入力端子55
が高レベルであるか)? 84―信号チヤネル指示器カウンタ74を最高の計
数状態にセツトする。
85―スイツチングマトリクス37を(前述した)
第4のスイツチング状態にセツトする。
86―ベースバンド変調器41の割り込み(入力端
子49)ができないようにする。
87―メツセージカウンタ70とインクリメントカ
ウンタ75とを零にセツトする。
88―ベースバンド変調器41の割り込み(入力端
子49)ができるようにする。
89―メツセージカウンタ70のカウント数が10に
等しいか? 90―ループカウンタ71を零にセツトする。
91―ベースバンド変調器41の割り込み(入力端
子49)ができないようにする。
92―メツセージカウンタ70を零にセツトする。
93―「伝送要求」指令メツセージ(前述したとこ
ろを参照)を一組の記憶領域63にロードす
る。
94―ベースバンド変調器41の割り込み(入力端
子49)とベースバンド復調器43の割り込
み(入力端子50)とができるようにする。
95―メツセージカウンタ70のカウント数が6に
等しいか? 96―ループカウンタ71を1だけインクリメント
する。
97―ループカウンタ71のカウント数が3に等し
いか? 97B―ベースバンド変調器43の割り込み(入力
端子50)ができないようにする。
698―待ち行列メモリ98内に何等かの呼び出し
要求が蓄わえられているか? 99―信号チヤネル指示器カウンタ74を1だけイ
ンクリメントする。
100―インクリメントカウンタ75を1だけイン
クリメントする。
101―インクリメントカウンタ75のカウント数
が3に等しいか? 102―チヤネル指示器カウンタ74の現在の計数
状態に対応するチヤネルが空いているか? 103―「呼びセツトアツプ」メツセージを前述し
たように計算し、待ち行列メモリ98内の待
ち行列のヘツドで呼び出し要求で指定されて
いる呼び出し車を特定し、チヤネル指示器カ
ウンタ74の計数状態に対するチヤネルを特
定する。
104―ベースバンド変調器41の割り込み(入力
端子49)ができないようにする。
105―段階103の結果を一組の記憶領域63にロー
ドする。
106―メツセージカウンタ70を零にセツトする。
107―ベースバンド変調器41の割り込み(入力
端子49)ができるようにする。
108―メツセージカウンタ70のカウント数が1
に等しいか? 633―「呼びセツトアツプ」メツセージを前述し
たように計算し、前記段階103で呼び出す側
の車を導出したのと同じ呼び出し要求で指定
されている呼び出される側の車を特定し、チ
ヤネル指示器カウンタ74の計数状態に対応
するチヤネルを特定する。
634―ベースバンド変調器41の割り込み(入力
端子49)ができなりようにする。
635―段階633の結果を一組の記憶領域63にロー
ドする。
636―メツセージカウンタ70を零にセツトする。
637―ベースバンド変調器41の割り込み(入力
端子49)ができるようにする。
638―メツセージカウンタ70のカウント数が1
に等しいか? 109―「呼びセツトアツプ」メツセージを前述し
たように計算し、待ち行列メモリ98の待ち
行列ヘツドで呼び出し要求で指定されている
呼び出す側の車を特定し、チヤネル指示器カ
ウンタ74の計数状態に対応するチヤネルを
特定する。
110―ベースバンド変調器41の割り込み(入力
端子49)ができないようにする。
111―段階109の結果を一組に記憶領域63にロー
ドする。
112―メツセージカウンタ70を零にセツトする。
113―ベースバンド変調器41の割り込み(入力
端子49)ができるようにする。
114―メツセージカウンタ70のカウント数は1
に等しいか? 643―「呼びセツトアツプ」メツセージを前述し
たように計算し、前記段階109で呼び出す側
の車を導出したのと同じ呼び出し要求で指定
されている呼び出される側の車を特定し、チ
ヤネル指示器カウンタ74の計数状態に対応
するチヤネルを特定する。
644―ベースバンド変調器41の割り込み(入力
端子49)ができないようにする。
645―段階643の結果を一組の記憶領域63にロー
ドする。
646―メツセージカウンタ70を零にセツトする。
647―ベースバンド変調器41の割り込み(入力
端子49)ができるようにする。
648―メツセージカウンタ70のカウン数が1に
等しいか? 115―ベースバンド変調器41の割り込み(入力
端子49)ができないようにする。
116―スイツチングマトリクス37を(前述した)
第1のスイツチング状態にセツトする。
117―76(スタート)に戻る。
第5図に示した主プログラムには信号が計算機
33の入力端子49又は入力端子50のいずれか
に印加される度毎に割り込みがかゝるが、第6図
に示す割り込みルーチンは入力端子49に割り込
み信号が印加された場合に実行されるものであ
り、第7図に示す割り込みルーチンは入力端子5
0に割り込み信号が印加された時実行されるもの
である。こゝで第6図に示す割り込みルーチンの
方が第7図に示す割り込みルーチンよりも優先す
るようにできている。換言すれば第7図に示す割
り込みルーチンが実行されている時に入力端子4
9に割り込み信号が印加されると、第7図の割り
込みルーチン自体に第6図の割り込みルーチンが
割り込むのである。逆に第6図に示す割り込みル
ーチンの実行中に入力端子50に割り込み信号が
印加されても第6図の割り込みルーチンが完了し
ない限り第7図の割り込みルーチンはスタートし
ない。
第6図に示す各段階は下記の通りである。
118―スタート(主プログラムで到達していた点
からこゝに飛ぶ)。
119―一組の記憶領域64から出力ビツトカウン
タ73の現在のカウント数に等しい数のビツ
トを取り出し、それを出力端子47から出力
する。
120―出力ビツトカウンタ73のカウント数を1
だけインクリメントする。
121―出力ビツトカウンタ73のカウント数が120
より小さいか? 122―出力ビツトカウンタ73を零にセツトする。
123―メツセージカウンタ70を1だけインクリ
メントする。
124―一組の記憶領域63の内容を一組の記憶領
域64に移す。
125―標準的な「チヤネル識別」メツセージ(前
述したところを参照)を一組の記憶領域63
に移す。
126―主プログラムで到達していた点に戻る。
127―主プログラムで到達していた点に戻る。
第7図に示す段階は下記の通りである。
128―スタート(主プログラムで到達している点
から飛ぶ)。
129―ベースバンド復調器43の出力ビツトを読
み取つて記憶する。
130―フラグビツト記憶領域69に蓄わえられて
いるビツトが二進値0であるか? 131―シフトレジスタ66の内容を1ビツト位置
左にシフトさせる。
132―段階129で蓄わえたビツトをシフトレジスタ
66の右側のビツト位置に蓄わえる。
133―比較器67の出力がその2個の入力端子の
16ビツトワード同士が対応していることを示
しているか? 134―主プログラムで到達していた点に戻る。
135―フラグビツト記憶領域69のビツトを二進
数1にセツトする。
136―入力ビツトカウンタ72を零にセツトする。
137―主プログラムで到達していた点に戻る。
138―段階129で蓄わえられたビツトを一組のビツ
ト記憶領域65の入力ビツトカウンタ72の
内容に対応する数のビツト位置に蓄わえる。
139―入力ビツトカウンタ72のカウント数を1
だけインクリメントする。
140―カウンタ42のカウント数が56に等しい
か? 141―主プログラムで到達していた点に戻る。
142―ベースバンド復調器43の割り込み(入力
端子50)ができないようにする。
143―一組の記憶領域65の記憶内容は誤りのな
い「呼び出し要求」メツセージであるか(パ
リテイビツト比較器300の出力とによりチ
エツクする)? 144―フラグ記憶領域69のビツトを二進値0に
セツトする。
145―ベースバンド復調器43の割り込み(入力
端子50)ができるようにする。
146―主プログラムで到達していた点に戻る。
147―一組のビツト記憶領域65の記憶内容で指
定されている呼び出す側の車を特定する完全
な肯定応答メツセージ(前述したところを参
照)を発生させ、それを一組の記憶領域63
に転送する。
148―一組のビツト記憶領域の記憶内容を待ち行
列メモリ98に転送する。
149―ベースバンド復調器43の割り込み(入力
端子50)ができるようにする。
151―主プログラムで到達していた点に戻る。
第6図から判かる通り第4図のベースバンド変
調器41はその出力端子51にクロツクパルスが
順次生成されるのと調を合わせて(出力バツフ
ア)記憶領域64の記憶内容を1ビツトづつ読み
出す。それ故ベースバンド変調器41の出力はビ
ツト速度1200/秒で一つの送信機Tから送出され
た搬送波を変調するのに適した形態の一続きの
120ビツトメツセージから成る。斯くして例えば
変調器41はその入力ビツトが二進値「0」であ
るとき1200Hzの音を発生し、その入力ビツトが二
進値「1」である時180Hzの音を発生する。この
ベースバンド変調器41の出力信号に信号結合器
即ち加算回路611でパイロツト信号発生器61
0から送られてくる周波数が例えば300Hzの連続
したパイロツト信号が加え合わされる。完全な
120ビツトメツセージが読み出される度毎にメツ
セージカウンタ70のカウント数が1だけインク
リメントされ、(第2バツフア)記憶領域63の
記憶内容が読み出されて出力バツフア記憶領域6
4に書き込まれ、標準的な「チヤネル識別」メツ
セージが一組のバツフア記憶領域63に書き込ま
れる。それ故第2のバツフア63の内容が別の種
類のメツセージで置き換えられない限り、変調器
41の出力は一続きの「チヤネル識別」メツセー
ジとなる。
第7図の段階128〜133から明らかな通り、ベー
スバンド復調器43で発生したビツトのうち最后の
16ビツトがメツセージの「ヘツダ」部と対応する
ことが認識される迄シフトレジスタ66内にずつ
ととゞまり続ける。ヘツダ部との対応が認識され
たら次の56ビツトを一組の記憶領域65に書き込
み、誤りがないかどうかチエツクし、その56ビツ
トが「呼び出し要求」メツセージに対応するかど
うか調べる(段階138〜143)。誤りが存在するか
「呼び出し要求」メツセージに対応しない場合は
記憶領域65の記憶内容を捨てる(段階144〜
146)。誤りもなく「呼び出し要求」メツセージに
対応する場合は必要な「肯定応答」メツセージを
発生し、それを第2のバツフア63に入れ(段階
147)、メツセージの内容を記憶領域98内の要求
待ち行列に転送する。
第6図と第5図の段階76〜89とから明らかな通
り、76でスタートした後空きチヤネルを探し出
し、ベースバンド変調器41、パイロツト信号発
生器610及びベースバンド復調器43をその空
きチヤネルに対応する送信機―受信機対4に接続
する。次いでプログラムが段階89の周りのルー
プで待機中に復調器43は1個のメツセージを出
力する。このメツセージは任意とすることもでき
るが、後に8個の「チヤネル識別」メツセージが
続く一つの「チヤネル識別」メツセージとするこ
ともできる。(これがなされると通話中でない自
動車は前述したように空いていて今信号を出して
いるチヤネルにロツクされる)。次に第5図の段
階90〜95と第6図の割り込みルーチンとによりも
う一つの「チヤネル識別」メツセージが送出さ
れ、次いで「伝送要求」メツセージが送出され、
この後に更に4個のメツセージが続く。これらの
4個のメツセージはそのうちの一つ又は複数個が
第7図の割り込みルーチンのために「肯定応答」
メツセージが置き換えられない限り「チヤネル識
別」メツセージである。次に段階96及び97を経て
段階91に戻るループにより更に1個の「チヤネル
識別」メツセージ又は「肯定応答」メツセージ、
「伝送要求」メツセージ及び更に4個の「チヤネ
ル識別」メツセージ又は「肯定応答」メツセージ
を具える一連のメツセージが2回送られる(この
際4個の「チヤネル識別」メツセージのいくつか
は「肯定応答」メツセージで置き換えられる可能
性がある)。この後で更に1個の「チヤネル識別」
メツセージ又は「肯定応答」メツセージが送出さ
れ、この後に記憶領域98の待ち行列内にある任
意の呼び出し要求に対応する「呼びセツトアツ
プ」メツセージ対が続く(段階698,99〜114,
633〜638及び643〜648並びに第6図の割り込みル
ーチン)。但しこれは現に信号に使われている以
外の空きチヤネルが十分とれてこの目的に当てる
ことができる場合である。しかし他に空きチヤネ
ルがない場合は信号チヤネル自体をこれに当てる
ことができる(段階99〜102並びに段階638から段
階698へ戻るループ、段階102から段階99へ戻るル
ープ及び段階116から段階76へ戻るループ)。1個
の「伝送要求」メツセージ+5個の「チヤネル識
別」メツセージから成る系列が2個続き、この後
に1個の「伝送要求」メツセージ+4個の「チヤ
ネル識別」メツセージから成る1系列が伝送され
た後待ち行列内に呼び出し要求がない場合は更に
1個の「チヤネル識別」メツセージが先立つた後
にこれらの3個の系列が反復される(段階698か
ら段階90へ戻るループ)。これらの3系列は待ち
行列内の全ての呼び出し要求が「呼びセツトアツ
プ」メツセージの伝送に用いられ終つた後にも同
一チヤネルで繰り返される(段階638から段階698
へのループ及び段階698から段階90へのループ)。
但しこれは現に信号に使われているチヤネルが通
話に割り当てられない場合であつて、通話の場合
はスイツチングマトリクス37はベースバンド変
調器41、パイロツト信号発生器610及びベー
スバンド復調器43を送信機―受信機対4からは
ずし(段階116)、次いで空きとなるチヤネルを探
しはじめる(段階116から段階77へのループ)。
第8図は第1図の自動車無線機2の一つのブロ
ツク図である。自動車無線機21〜2oはどれも同
じ構造を有する。自動車無線機2は送信機―受信
機対152を具えるが、この送受信機対152は
制御入力端子153に対応する制御信号を印加す
ることにより通信システムの3個の伝送チヤネル
のいずれにも同調させることができる。斯くして
制御入力端子153にある信号が第1の値をとる
時は送信機―受信機対152の送信機部154及
び受信機部155が夫々第4図の送信機―受信機
対41の受信機部Rの受信周波数及び送信機部T
の送信用周波数に同調させられ、制御入力端子1
53にある信号が第2の値をとる時は送信機―受
信機対152の送信機部154及び受信機部15
5が夫々第4図の送信機―受信機対42の受信機
部Rの受信周波数及び送信機部Tの送信周波数に
同調させられ、制御入力端子153にある信号が
第3の値をとる時は送信機―受信機対152の送
信機部154及び受信機部155が夫々第4図の
送信機―受信機対43の受信機部Rの受信周波数
及び送信機部Tの送信周波数に同調させられる。
送信機部154の変調信号入力端子156は第
4図のベースバンド変調器41と類似したベース
バンド変調器157の出力端子に接続する。この
ベースバンド変調器157は変調信号入力端子1
58と繰り返し速度1200/秒のクロツク信号が現
われるクロツク信号出力端子159とを有する。
受信機部155の復調信号出力端子160を第4
図のベースバンド復調器43と類似したベースバ
ンド復調器161の入力端子に接続する。このベ
ースバンド復調器161は復調信号出力端子16
2とクロツク信号出力端子163とを有する。
送信機部154の変調信号入力端子156及び
受信機部155の復調信号出力端子160とを制
御可能なスイツチ165を介して電話の受話器1
64に接続する。スイツチ165から変調信号入
力端子156に至る信号径路内に信号結合器即ち
加算回路620を挿入し、復調信号出力端子16
0からスイツチ165に至る信号径路内に高域フ
イルタ621を挿入する。加算回路620の第2
の入力端子622を周波数が例えば100Hz(これ
は第4図のフイルタ56〜58が合わされている
周波数と同じ周波数である)のパイロツト信号を
発生するパイロツト信号発生器623の出力端子
に接続する。高域フイルタ621の遮断周波数は
パイロツト信号発生器623の出力周波数と同一
又はそれより一寸高くとる。従つて(より高い可
聴周波数は通るものの)パイロツト信号発生器6
23の出力周波数が受話器164の受話口に達す
ることはない。スイツチ165はその制御入力端
子166に制御信号を加えることにより開放状態
にしたり閉成状態にしたりすることができる。受
話器164はその出力端子167に取り上げられ
ているのか置かれたまゝの状態にあるかを知らせ
る信号を発生する。
自動車無線機もプログラムを内蔵したデイジタ
ル信号処理装置即ち計算機168を具え、その入
力端子169に帯域通過フイルタ170と振幅検
出器(amplitude detector)171とを介して受
信機部155の復調信号出力端子160を接続す
る。帯域通過フイルタ170は第4図のパイロツ
ト信号発生器610の出力周波数(例えば300Hz)
に合わせる。それ故受信機部155がこのパイロ
ツト信号がのつている搬送波に合わされていれば
帯域通過フイルタ170の出力側には信号が現わ
れる。
計算機168の出力端子172を送信機―受信
機対152の制御入力端子153に接続し、出力
端子173をベースバンド変調器157の変調信
号入力端子158に接続し、出力端子174をス
イツチ165の制御入力端子166とパイロツト
信号発生器623の制御入力端子624とに接続
する。
計算機168の割り込み信号入力端子175及
び176を夫々ベースバンド変調器157のクロ
ツク信号出力端子159とベースバンド復調器1
61のクロツク信号出力端子163に接続する。
計算機168のメモリは一組の88ビツト記憶領
域177と、一組の88ビツト記憶領域178と、
一組の56ビツト記憶領域179と、3個の1ビツ
ト記憶領域(これは夫々のフラグビツト用であ
る)180,181及び182とを具える。
計算機168は3個の56ビツト比較器183,
184及び185をも具えるが、これらの比較器
の夫々の第1入力端子186,187及び188
は一組の記憶領域179の対応する記憶位置に接
続され、夫々の第2入力端子189,190及び
191には夫々固定的に「伝送要求」指令メツセ
ージ(前述したところを参照)のビツトの組、特
定の自動車を表わす前記「肯定応答」メツセージ
のビツトの組、特定の自動車を表わす前記「呼び
セツトアツプ」メツセージのビツトの組が供給さ
れる。計算機168は容量が8のカウンタ19
2、容量が88のカウンタ193、容量が56の
カウンタ194及びタイマカウンタ195とを具
える。タイマカウンタ195の計数入力端子には
クロツク信号発生器196の1KHz出力信号が供
給される。更に計算機168は16ビツトシフトレ
ジスタ197を具えるが、このシフトレジスタ1
97の夫々のビツト位置の出力端子を16ビツト比
較器199の第1の入力端子198の対応するビ
ツト位置に接続する。比較器199の第2の入力
端子200には固定的に通信システムの基地局1
から送られてくるメツセージの「ヘツダ」部6
(第2図)を構成するビツトの組と同一のビツト
の組が供給される。
計算機168のもう一つの入力端子201には
運転手が呼び出し要求の詳細を入力できるように
設けられたキーボード202の出力端子を接続す
る。
この計算機168は第9a〜9c図の流れ図
(これらは記号で示した通りに結ばれている)に
述べる一連の処理を実行できるようにプログラム
が組まれている。割り込み信号が入力端子175
や176に現われた時の手続は第4図の基地局側
の計算機33で対応する入力端子49及び50に
割り込み信号が現われた時の手続と大幅に類似し
ている。第9図のプログラムはこの他自動車無線
機の操作員がキーボード202を使つて要求を入
力した時第10図に示す別の割り込みルーチンで
割り込みをかけられるようになつている。入力端
子175に割り込み信号が現われた時の割り込み
ルーチンは入力端子176や201に割り込み信
号が現われた時の一切の割り込みルーチンに優先
する。
第9図に示す各段階の内容は下記の通りであ
る。
204―スタート 204B―(要求待ち)フラグ181を二進値「0」
にセツトする。
600―(タイマ)フラグ182を二進値「0」に
セツトする。
205―変調器及び復調器からの割り込み(入力端
子175及び176)ができないようにす
る。
206―第1の値(前述したところを参照)の信号
を送信機―受信機対152の制御入力端子1
53に印加する。即ち送信機―受信機対15
2をチヤネル1に同調させる。
601―(タイマカウントダウン)カウンタ195
の内容を100にセツトする。
207―チヤネル1は信号チヤネルであるか(入力
端子169は高レベルであるか)? 602―タイマカウンタ195が零に達しているか
(タイマフラグ182は二進値「1」である
か)? 208―制御入力端子153の信号をその第1の値
に固定する。
209―第2の値(前述したところを参照)の信号
を制御入力端子153に印加する。即ち送信
機―受信機対152をチヤネル2に同調させ
る。
603―タイマカウンタ195の内容を100にセ
ツトする。
210―チヤネル2は信号チヤネルであるか(入力
端子169は高レベルであるか)? 604―タイマカウンタ195は零に達しているか
(タイマフラグ182は二進値「1」である
か)? 211―制御入力端子153の信号をその第2の値
に固定する。
212―第3の値(前述したところを参照)の信号
を制御入力端子153に印加する。即ち送信
機―受信機対152をチヤネル3に同調させ
る。
605―タイマカウンタ195を100にセツトす
る。
213―チヤネル3は信号チヤネルであるか(入力
端子169は高レベルであるか)? 606―タイマカウンタ195は零に達しているか
(タイマフラグ182は二進値「1」である
か)? 214―制御入力端子153の信号をその第3の値
に固定する。
216―(ヘツダ)フラグ180を二進値「0」に
セツトする。
271―復調器からの割り込み(入力端子176)
ができるようにする。
218―次の復調器からの割り込み(入力端子17
6)を待ち、割り込みを受けたら以下のよう
にする。
219―復調器の出力端子162のビツトを読み取
つて記憶する。
220―(ヘツダ)フラグ180は二進値「0」で
あるか? 221―レジスタ197の内容を1位置だけ左にシ
フトさせる。
222―段階219で記憶したビツトをレジスタ197
の右側ビツト位置に書き込む。
223―レジスタ197の内容は「ヘツダ」である
か(比較器199の出力が高レベルである
か)? 224―(ヘツダ)フラグ180を二進値「1」に
セツトする。
225―(入力ビツト)カウンタ194を零にセツ
トする。
226―段階219で記憶したビツトを一組の記憶領域
179のカウンタ194の現在のカウント数
に対応する記憶位置に書き込む。
227―カウンタ194を1だけインクリメントす
る。
228―カウンタ194のカウント数が56に等し
いか? 229―送信機―受信機対152が同調されている
チヤネルが依然として信号チヤネルであるか
(入力端子169は依然として高レベルであ
るか)? 231―復調器からの割り込み(入力端子176)
ができないようにする。
232―一組の記憶領域179の内容に誤りがない
か(パリテイビツトでチエツクする)? 223―復調器からの割り込み(入力端子176)
ができるようにする。
234―一組の記憶領域179の内容が「伝送要求」
指令であるか(比較器183の出力が高レベ
ルであるか)? 235―一組の記憶領域179の内容が関連する自
動車無線機に宛てられた「呼びセツトアツ
プ」メツセージであるか(比較器185の出
力は高レベルであるか)? 236―送信機154をスイツチオンし、送信機1
54と受信機155とを記憶領域179に蓄
わえられているメツセージで指定されている
チヤネルに同調させ(入力端子153)、ス
イツチ165を閉成し(入力端子166)、
パイロツト信号発生器623を付勢し(入力
端子624)、運転手に警報となる信号を発
生する。
237―呼びが完了したか、即ち受話器が置かれた
か(入力端子203)? 238―スタート204に戻る。
239―(「伝送要求」メツセージ)カウンタ192
のカウント数が零より大きいか? 240―一組の記憶領域179の内容が関連する自
動車無線機に宛てられた「肯定応答」メツセ
ージであるか(比較器184の出力が高レベ
ルであるか)? 241―(呼び出し要求待ち)フラグ181を二進
値零にセツトする。
242―(呼び出し要求待ち)フラグ181が二進
値零であるか? 243―「伝送要求」メツセージカウンタ192を
1だけインクリメントする。
244―カウンタ192のカウント数が7である
か? 245―(呼び出し要求待ち)フラグ181を二進
値「0」にセツトし、運転手に呼び出し要求
が目的を達しなかつたことを知らせる。
246―選択肢0,1,2及び3からランダムに
(スロツト)番号Nを選ぶ。
247―(P−T+100N−15)を計算し、結果を
(タイマカウントダウン)カウンタ195に
書き込む。但しPはポストアンブルの持続時
間をミリ秒で表わしたもの(27ミリ秒)、T
はプログラムの段階226から段階247の出力側
迄経過するのに要する時間である。
248―タイマカウンタ195が零に達しているか
(タイマフラグ182が二進値「1」である
か)? 249―タイマカウンタ195を15にセツトする。
250―送信機154をスイツチオンする。
251―一組の記憶領域178の記憶内容を一組の
記憶領域177に転送する。
252―タイマカウンタ195が零に達しているか
(タイマフラグ182が二進値「1」である
か)? 253―(出力ビツト)カウンタ193を零にセツ
トする。
254―変調器からの割り込み(入力端子175)
ができるようにする。
255―変調器からの割り込み(入力端子175)
を待ち、割り込みがかゝつたら以下の手続に
進む。
256―一組の記憶領域177の(出力ビツト)カ
ウンタ193の現在のカウント数に対応する
記憶位置からビツトを取り出し、それを変調
器157の入力端子158に向けて出力す
る。
257―カウンタ193を1だけインクリメントす
る。
258―カウンタ193のカウント数が88より小さ
いか? 259―変調器からの割り込み(入力端子175)
ができないようにする。
265―ヘツダフラグ180を二進値「0」にセツ
トする。
この第9図のプログラムには運転手がキーボー
ド202を使つて要求した時入力端子201に現
われる信号によつて割り込みをかけることができ
る。この時の割り込みルーチンを第10図に示す
が、その段階即ち各手続は以下の通りである。
260―主プログラムで到達していた点からこゝに
飛ぶ。
261―キーボード202から入力されたデータか
ら完全な88ビツト「呼び出し要求」メツセー
ジを計算する。
262―演算261の結果を一組の記憶領域178
に書き込む。
263―「呼び出し要求」フラグ181を二進値
「1」にセツトする。
263B―「伝送要求」メツセージカウンタ192
を零にセツトする。
264―主プログラムで到達していた点に戻る。
第10図から明らかな通り、呼び出しがかかつ
た時は何時でもしかるべきメツセージを計算し、
それを一組の記憶領域178に蓄わえる。
第9図につき述べると、段階206〜214及び601
〜606により信号チヤネルの探索が行なわれる。
そしてこのような信号チヤネルが見付かると「ヘ
ツダ」フラグ180を零にセツトする(段階
216)。次に段階218〜225で受け取られた最後の16
ビツトをそれらがヘツダに対応することが判かる
迄(段階220)レジスタ197に入れ続ける。ヘ
ツダに対応することが判かつたら受信された次の
56ビツトを一組の記憶領域179に蓄わえ(段階
226〜228)、それらに誤りがないかどうかチエツ
クする(段階232)。誤りがなければ先ずその56ビ
ツトが「伝送要求」メツセージに対応するか否か
をチエツクする(段階234)。「伝送要求」メツセ
ージに対応していない場合は次にその56ビツトが
特定の自動車に宛てられた「呼びセツトアツプ」
メツセージに対応するか否かをチエツクする。
「呼びセツトアツプ」メツセージに対応していれ
ば受話器164を正しいチヤネルに接続し、併せ
てパイロツト信号発生器623の出力端子からの
チヤネルにパイロツト信号を送出し、これを運転
手が必要とする間ずつと出し続ける(段階236〜
238)。記憶領域1799内のメツセージが「伝送
要求」メツセージでも関連する「呼びセツトアツ
プ」メツセージでもない場合は以前に関連する
「伝送要求」メツセージが受け取られているなら
ば(段階239)その記憶領域179内のメツセー
ジが関連する自動車に宛てられた「肯定応答」メ
ツセージであるか否かチエツクする(段階240)。
この記憶領域179内のメツセージが関連する肯
定応答メツセージであれば「呼び出し要求」フラ
グ181を二進値「0」にセツトし、プログラム
は次の復調器からの割り込みを持つ点に戻り、そ
の結果次のヘツダ、従つて次のメツセージが検出
できるようになる。記憶領域179内のメツセー
ジが乱れているか又は「伝送要求」メツセージで
も関連する「呼びセツトアツプ」メツセージでも
若しくは関連する「肯定応答」メツセージでもな
い場合もプログラムはこの点に戻る(段階218)。
そしてこのような戻りがなされる度毎に送信機―
受信機対152が同調させられているチヤネルが
依然として信号チヤネルであるか否かをチエツク
する(段階229)。そして信号チヤネルでない場合
は新しい信号チヤネルを探しはじめる(段階229
から段階600へのループ)。
記憶領域179内のメツセージが「伝送要求」
メツセージであり、記憶領域178に未だ肯定応
答を受けていない呼び出し要求が存在することを
確かめ(段階242)、記憶領域179内のメツセー
ジが少なくとも呼び出し要求に入つた後受け取る
予定の第7の「伝送要求」メツセージではないこ
とを確かめ(段階244)、次の4個のタイムスロツ
トからランダムに関連「呼び出し要求」メツセー
ジを伝送するのに用いる一つのタイムスロツトを
選ぶ(段階246)。(「伝送要求」メツセージが呼び
出し要求が肯定応答されて以后受け取る予定の第
7番目以後である場合はその呼び出し要求は放棄
され、その旨運転手に伝えられる(段階245)。次
に選ばれたタイムスロツトが安定しはじめる迄の
15ミリ秒間送信機154をスイツチオンし(段階
247〜250)、その15ミリ秒経過后呼び出し要求メ
ツセージを(出力バツフア)記憶領域177に転
送した(段階251)後送出する(段階255〜258)。
この送信が終つた時プログラムはそのプログラム
内の次のメツセージを受信するべく待機する点に
戻る。
以上説明した通信システムの各種パラメータは
唯そのような値をとりうるという一例にすぎない
ものであると理解されたい。例えば「伝送要求」
メツセージの数を3個ではなく例えば1個とし、
チヤネルが他の目的に使われていない度毎にこれ
を送出するようにすることができる。またチヤネ
ルの数も3個以外の数、例えば1個とすることも
できる。また同一群の順次の「伝送要求」指令メ
ツセージ間のタイムスロツトの数を5以外の数、
例えば7個とすることもできる。(前述した各種
パラメータの値は伝送チヤネルのトラフイツクが
0.7アーランの場合に適しているように見える。)
また各種メツセージのフオーマツトも可能な多数
の形態のうちからとつた一例にすぎないことを理
解されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロツク図、第2
図はデイジタル情報メツセージのフオーマツト、
第3図は生起する信号の形態を示す説明図、第4
図は第1実施例の基地局1の詳細なブロツク図、
第5A及び5B図は第4図の装置の動作を示す流
れ図、第6図は第5図の流れ図の割り込みルーチ
ンの流れ図、第7図はもう一つの割り込みルーチ
ンの流れ図、第8図は自動車無線機側の詳細なブ
ロツク図、第9A〜9C図は第8図の無線機の動
作の流れ図、第10図は第9図の流れ図の割り込
みルーチンの流れ図。 1…基地局、21〜2o…他の送信機/受信機
(自動車無線機)、3…伝送チヤネル、4…第1の
送信機/受信機、10,11,12…指令信号
(「伝送要求」)メツセージ、13〜17,18〜
22,23〜27…タイムスロツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の送信機/受信機と、同一の伝送チヤネ
    ル又は一群の伝送チヤネルを使つてこの第1の送
    信機/受信機とそれぞれ通信できる複数個の他の
    送信機/受信機とを有する情報伝送システムにお
    いて、前記第1の送信機/受信機が 前記チヤネルのいずれかが空いているか否かを
    検出する検出手段と、 前記空きチヤネルの1つを介してそれぞれ限定
    された持続時間を有する同一指令信号の系列を送
    信する送信手段とを具え、前記指令信号をあらか
    じめ定めた数のタイムスロツトだけ互いに分離
    し、 更に前記第1の送信機/受信機が 前記空きチヤネルを介し、前記あらかじめ定め
    た数のタイムスロツトの各々において前記他の送
    信機/受信機のいずれか1つからデイジタル情報
    メツセージを受信する受信手段と、 前記デイジタル情報メツセージにつき誤りチエ
    ツクを行い、前記デイジタル情報メツセージに誤
    りがない場合前記指令信号の系列における次の指
    令信号の送信前に、前記誤りのないデイジタル情
    報メツセージを送信した他の送信機/受信機に対
    し肯定応答信号を前記空きチヤネルを介して返送
    するチエツク手段と、 前記指令信号の系列後、前記肯定応答信号を送
    信された前記他の送信機/受信機の各々に前記空
    きチヤネルの1つを割り当てる割り当て手段とを
    具え、 前記チヤネルを介する通信のため前記他の送信
    機/受信機の各々が 前記チヤネルを走査し、前記第1の送信機/受
    信機が前記指令信号の系列を送信するチヤネルを
    検出する走査及び検出手段と、 前記空きチヤネルの1つにおける通信が所望さ
    れる場合前記チヤネルを介し前記あらかじめ定め
    た数のタイムスロツトの1つにおいて前記デイジ
    タル情報メツセージを送信する送信手段と、 前記デイジタル情報メツセージに応答して前記
    第1の送信機/受信機が前記肯定応答信号を送信
    したか否かを検出する検出手段と、 前記肯定応答信号が受信されない場合前記指令
    信号の系列における次の指令信号の後に前記デイ
    ジタル情報信号を再度送信する再送信手段と、 前記第1送信機/受信機によつて割り当てられ
    た前記空きチヤネルを介して前記通信を行う手段
    と を具えたことを特徴とする情報伝送システム。 2 前記第1の送信機/受信機において、前記チ
    エツク手段が、前記誤りのないデイジタル情報メ
    ツセージを含むタイムスロツトの直後のタイムス
    ロツトにおいて前記肯定応答信号を送信するか、
    又は前記誤りのないデイジタル情報メツセージが
    前記あらかじめ定めた数のタイムスロツトの最後
    にある場合前記あらかじめ定めた数のタイムスロ
    ツトの直後にありかつ前記指令信号の系列におけ
    る次の指令信号に先行する他のタイムスロツトに
    おいて前記肯定応答信号を送信するように構成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    情報伝送システム。 3 すべてのタイムスロツトが同一持続時間を有
    し、かつ時間間隔を介することなく互いに追随す
    るように構成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1又は第2項に記載の情報伝送システム。
JP15711980A 1979-11-09 1980-11-10 Information transmission system Granted JPS5684045A (en)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
GB7938975 1979-11-09

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JPS5684045A JPS5684045A (en) 1981-07-09
JPH0117297B2 true JPH0117297B2 (ja) 1989-03-29

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JP15711980A Granted JPS5684045A (en) 1979-11-09 1980-11-10 Information transmission system

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