JPH01170468A - 血液回収・再注入装置 - Google Patents

血液回収・再注入装置

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JPH01170468A
JPH01170468A JP62324214A JP32421487A JPH01170468A JP H01170468 A JPH01170468 A JP H01170468A JP 62324214 A JP62324214 A JP 62324214A JP 32421487 A JP32421487 A JP 32421487A JP H01170468 A JPH01170468 A JP H01170468A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、血液回収・再注入装置に関し、より詳細に述
べるならば、外科手術が重大で、長時間となり、或は困
難な場合に、例えば輸血に必要な同じ血液型の血液を直
ぐに入手できない場合に、患者(大怪我をした人)の出
血を補うために、血液を回収して再注入するための装置
に関するものである。
[発明の背景] 困難な条件下、特に、地震、電車事故、工場災害のよう
な災害時に行われる外科手術の場合、大量出血の怪我人
に対する輸血のために、多量の血液が必要とされる。
災害時に生ずる問題は、戦場で負傷した者の手術(この
手術は常に戦場で、または、その近辺で行われる)の場
合に、同様に生じる。これは、輸血に必要な質および量
をもった血液の供給が困難であることに起因する。
また、輸血は、獣血者からの病原菌やウィルスを含んだ
血液を注射する危険性があることも知られている。
従って、本発明の目的は、前記問題点を解決でき、安全
面で良好な条件下で、出血中の患者の血液の幾分かを直
ぐに取り戻すことができる血液回収・再注入装置を提供
することにある。
[発明の概要コ 本発明は、出血を補うために患者自身の血液を回収して
患者の組織内に再注入するための血液回収・再注入装置
であって、血管の破壊点の極く近傍に配置されるように
なっている、吸込みにより血液を回収する無菌手段と、
凝結された血小板を除去するためのろ過手段と、収集さ
れた血液内に抗凝血剤を注入する手段と、一側で血液の
吸込みを可能とし、他側で患者の血液循環系統内への輸
血手段に連結された管を経て血液を再注入することを可
能とする血液循環手段とを具備する型式の龜液回収・再
注入装置に関するものである。本発明の装置の特徴点は
下記の通りである。
吸込みによる回収のための手段は、管によって、血液を
収集するようになっている第1のろ過室に連結され、該
ろ過室内には重合されたフィルタ・ベッドが設けられ、
ろ過室の底部は、その端部にて、減圧源と連通されるよ
うになっている。また、このろ過室は、その上部で抗凝
血剤の供給源と連通され、前記フィルタ・ベッドの上部
上流側のろ過室内界囲気を満たすように、噴霧状に前記
抗凝血剤を散布できるようになっている。更に、ろ過室
は、その下側に配置された第2の室、即ち血液収集・貯
蔵室と連通され、このようにして、該血液収集室が、ろ
過室から重力により流下する血液を収集できるようにな
っている。この血液収集室は、これと連通されると共に
、該血液収集室の内側に蓄積された血液内に抗凝血剤を
散布できる抗凝血剤の第2の供給源を具備している。更
にまた、この血液収集室の底部は、下部排出管により、
第2のろ過手段を経て患者の血液循環系統内に血液を戻
すよう輸血するための手段に連通している。
血液を循環させるための手段は、一側において、吸込み
手段、特に減圧源から成り、また、他側において、少な
くとも1つの過圧源から成る配給手段から成る。更に、
本発明の装置は、多通路弁を具備し、この多通路弁は、
血液の回収のためにろ過室と血液収集室との組立体を減
圧源に連結すること、および、患者の血液循環系統への
血液の再注入を容易にするために過圧源のような配給手
段に血液収集室を連結することを、選択的に確実に行え
るようになっている。
本発明は、添付図面に沿っての以下の詳細な説明を読む
ことにより、より一層理解されるであろう。
[実施例] 次に図面に沿って説明する。血液は探り針等の公知装置
(図示しない)によって傷口で吸込みにより取り出され
、収集される。また、前記装置の終端の供給管は、上部
容器2により形成されたろ過室に管部分31によって連
結されている。この上部容器2は切頭されており、下方
はど小さくなっており、その直線母線(即ち、側壁)4
は緩やかな傾斜である。上部容器2の底蓋5は漏斗状で
、その中央に中央流路6を有し、該中央流路6は、下部
容器18内の柔軟なバッグ25により形成された血液収
集(貯蔵)室に連結されている。
上部容器2、即ちろ過室2は、頂点が上方に向けられた
ほぼ円錐形の形態をとる−続きの重合されたフィルタ・
ベット若しくはフィルタ・クロス9.9a、9b、9c
、9dを具備し、上部のフィルタ・クロス9は上方に開
いた切頭外周面を有している(即ち、径方向の断面がW
字形となっている)、頂点が上方に向けられた状態で円
錐形のフィルタ・クロス9a〜9cを配列する目的は、
ろ過される物質が付着するフィルタ外周面上の面を広く
することにある。
上部のフィルタ・クロス9は、多数の垂直突起11で覆
われた表面の全面に亘り、均一に小孔12が穿孔されて
いる。このようにして、“林立した突起゛により大きな
“異物°°が捕らえられ、血液が突起11の間の小孔1
2を通って流通することができる。
フィルタ・クロス9は、少なくとも11Il+11径の
幅を持つメツシュを有しており、例えば2mm2の面に
おいて、常に少なくともIn+mの径の小孔12が1個
と、それを囲む3〜4個の突起11がある。これらの突
起11は、荒い不規則な浮彫りを呈し、近くを通る゛°
異物”が、より一層容易にそこで捕らえられるようにな
っている。その浮彫りは、底部よりも上部の方が不規則
である。
フィルタ・クロス9a〜9cのメツシュ寸法は、フィル
タ・クロス9のものに比して細かく、フィルタ・クロス
9aからフィルタ・クロス9cにがけて徐々に細かくな
っている。
フィルタ・クロス9.9a、9b、9cはそれぞれ周リ
ング10.10a、10b、10cに取り付けられ、こ
の周リングの平均外径は、フィルタ・クロス9.9a、
9b、9cが円錐形容器2の内側に圧力ばめによって、
その側壁4の内面に接して配置されるような順に、小さ
くなっている。このようにして、各フィルタは、与えら
れるろ過順序に一致する適切に画成された位乙のみを占
めることができ、フィルタの集合体において欠陥の危険
が生ずる可能性は全くない。
蓋3が上部容器2に取り付けられ、該上部容器を閉じて
いる。蓋3は粘着剤により上部容器2に固定されている
。蓋3の上部部分にはベローズ15が配置され、このベ
ローズ15は、注射器と針(図示しない)の助けによっ
て、エラストマ製のストッパ16を介して注射すること
により抗凝血剤で満たされるようになっている。このベ
ローズ(貯液部)15は、手術用血液の吸込み前または
吸込み中に、前記抗凝血剤の気化を可能とし、その目的
で、ベローズ15は、該ベローズ15の軸方向に沿って
蓋3内に貫通されたスプレー・ノズル17と連通されて
いる。
この蓋3は、吊下げのために、ハンドルまたは小穴65
が血けられるのが好ましく、これによって、本発明によ
る装置が垂直に維持され、吸入されて集められた血液の
重力による供給を確実に行うことができる。
バッグ25により形成された血液収集室は、漏斗状の底
蓋21により底部が閉じられた下部容器18内に配置さ
れ、軸方向の開口が貫設された中央水平部分がある。
下部容器18は、柔軟なプラスチック材料、例えば米国
の企業CUTTERにより製造されたトリオジルトリメ
チレート(Triothyltrimethylate
= TOTM)のような酸素と一酸化炭素の通過を許す
材料から作られたバッグ25を収容する。
血液収集室を構成するバッグ25は、複数の連結貫通部
材(流路とも称する)26.27、Z8が嵌着され、こ
れらの機能は以下で詳説する。このバッグ25は例えば
球状の小袋30を備え、その側壁は、柔軟な細胞状で多
孔性のプラスチック材料、或は多孔性のコロイドから作
られ、また、この小袋30は、後述するようにバッグ2
5内に放たれる抗凝血剤で満たされる。実質的に円筒形
の帯状体33が、上部容器2と下部容器18との間に取
り付けられ、それらを互いに結合している。
帯状体33は、弁体34を形成する管状の貫通部材を径
方向の適所に支持し、この弁体34と共働してマ、ルチ
ウェイ・バルブ(multi−way valve)若
しくは多通路弁を構成するキー48を受けるようになっ
ている。
弁体34は装置の垂直軸の両側に帯状体33の外方に延
びており、弁体34と同じ外径と内径を有する部分34
aと、キー48のためのストッパを形成する肩部(第7
図および第15図参照)を形成するように弁体34より
も大きい外径と内径を有する部分34bとを画成するよ
うになっている。この弁体34は複数の通路36〜40
を具備し、このうち通路36〜39は、弁体34の軸線
を通る垂直平面に含まれると共に該軸線に直角であり、
他方、通路40は前記軸線を通る水平平面に含まれると
共に該軸線に直角である。
通路36.37は同軸であり、ろ過室2と血液収集室2
5とからそれぞれ接近する同軸の流路6.26とを嵌合
に上り受は入れる。
弁体34の通路38も、血液収集室25から接近する流
路28を係合することにより受は入れるようになってい
る0通路39.40は帯状体33の外側に配置され、弁
体34の外側部分34aによって支持されている。
下向きの通路39は真空源39aに連結され、水平に向
けられ通路39と直角をなす通路40は、ベローズ43
の管42を受は入れている。
弁体34の側壁には、3つの開口44〜46が設けられ
ており、開口44は通路38に対して径方向反対側の位
置に配置されている。
弁体34内に回転するように取り付けられたキー48は
、ハンドル47を備え、高分子重量を有するポリエチレ
ンのような自己潤滑特性を有するプラスチック材料から
成り、弁体34内に僅かな摩擦で係合されている。キー
48と同様に、弁体34は、一端から他端まで一定の円
筒形断面を有し、後に説明するが、回路の完全な封止を
確実とするようになっている。キー48を横切って2つ
の流路50.49が設けられており、それぞれ、通路3
8と開口44、および、弁体34の相対している通路3
6.37と連通されるようになっている。
更に、キー48には、両端がふさがれた軸方向の流路5
1が形成され、この流路51は2つの開口52.53に
よってキー48の表面と通じ、通路39と開口45、ま
たは、ベローズ43と開口46に連通するようになって
いる。従って、組み立てた位置において、流路51は、
帯状体33の両側に配置された2つの部分を備える。
キー48を操作するためのハンドル47は、取扱いの容
易化のための凹所63.64を備えている。また、ハン
ドル47はキー48に対して直角であり、ハンドル47
はキー48に円筒形部分54により連結されている。ハ
ンドル47をキー48に連結するための該円筒形部分5
4は、その外周の環状の?ll56(第10.13図)
内に、管状の弁体34の環状リブ55(第7.15図)
をクリッピングすることにより、弁体34の部分34b
内に嵌合するようになっている。
部分34bの端部にて、半円状の溝57(第7.15図
)が形成され、部分34bに径方向相対する2つの肩部
58.59(第15図)を画成している。前記の円筒形
部分54は弧状(円弧角90度)の止め60を有し、該
止め60は半円状の講57内で回動できるようになって
おり、また、ハンドル47を90度回すと、肩部58或
は肩部59と接するようになっている。
ハンドル47の止め60が肩部58と接している場合、
即ちハンドル47が第8図に示されるように垂直下方に
向けられている場合に、第1の通路37は、キー48の
内部の流路49を通って第2の通路36と連通し、第3
の通路45は、キー48の内部の流路51を通って第6
の通路(真空源に導かれている)39と連通し、更に、
第4の通路(開口)44は内部の流路50を経て第5の
通路38と通ずる。
開口44.45は、下部容器18と帯状体33の内面、
上部容器2の底蓋5およびバッグ25の外面の間に画成
された空気ジャケット61を介して互いに連通されてい
る。明らかであろうが、このような条件の下で、キー4
8が吸込み位置にあると、これによって、息抜き管を形
成する通路38を介してバッグ25内に入っている空気
を排出することができ、この結果、キー48の流路50
により画成された通路と弁体34の通路36.37を介
して、通路バッグ25、ひいては上部容器2内の圧力を
減圧することができる。
また、この減圧は、上部容器2の管31を通って吸込み
針またはカニユーレに伝えられる。
通路38には、多孔度が0.10〜0.25ミクロンの
従来型の抗菌フィルタ(図示しない)が設けられると有
益である。
空気ジャケット61に生じた圧力降下は、抗凝血剤で満
たされたバッグ25内に収容された小袋3oの薄膜外面
を膨張させ、このようにして、薄膜の孔を広げ、その組
織を崩壊させ、その結果、抗凝血剤が放出され血液と混
合される。いがなる場合においても、ベローズ15内に
収容された抗凝血剤のスプレー・ノズルによる拡散噴射
は、該抗凝血剤を、装置内面の全面に亘り、特に、それ
らが血液と混合されるフィルタに撒き散らす。
ハンドル47の止め60が肩部58と接している時、即
ちハンドル47が水平となっている場合に、キー48の
流路49.50は、流路51の開口53と共に、弁体3
4の壁面C+より閉じられ、他方、流路51の開口52
は弁体34の第7の通路46と連通する。この条件下で
、ベローズ43は前記空気ジャケット61と通じ、従っ
て、このジャケット61内に空気が送風されて、該ジャ
ケット61内に過圧を生じさせると共に、患者への輸血
を可能とするために血液で満たされたバッグ25を圧縮
するようになっている。ベローズ43は、連結管42に
1/4回転分に亘って形成されたロック溝(これは当業
者にとり公知であるのて図示しない)によって、弁体3
4の連結通路4oと容易に脱着でき、気密性は柔軟なシ
ールによって得られる。
ベローズ43が作動されると、空気導入バルブ62によ
って空気が導入される。必要ならば、流量が比較的に多
い場合に、空気ジャケット61内の圧力を下げるために
ベローズは緩め取られても良い。
この条件下においてキー48が配置される位置は、バッ
グ25内に吸い込まれ収集された血液の患者への改善さ
れた供給が、確実に行われる位置である。
下部容器18の底部は切頭型のろ過容器66を有し、こ
の容器66は、大径となっている上部で実質的に円筒形
のリング67内に延びており、このリング67は、血液
を集めるためのバッグ25を収容する下部容器18の底
蓋21の中央水平下部部分から突出する環状のリブ24
の回りに嵌合するようになっている。
バッグ25の下部連結貫通部材27は、底蓋21に形成
された中央開口23内に嵌合される。下部容器18とろ
過容器66との間、および、連結貫通部材27と底蓋2
1との間の必要な封止は、粘着剤により得られる。
ろ過容器66内には、75μmの直径を有するメツシュ
を備えるプラスチック材料の織布がら作られた円錐形要
素から成るフィルタ68が収容され、その争点はろ過容
器66の方向に沿って下方に向けられている。また、フ
ィルタ68は、リング67の内径にほぼ等しい外径を有
する円筒形の薄いリング69に、粘着剤または溶接によ
り固着され、このようにして、フィルタ68はろ過容器
66の上部部分に自動的に配置される。また、このろ過
容器66は、輸血ラインに血液を流す前に血液をろ過す
る池に、血液と共に運ばれ得る気泡の第1の除去を可能
とする。理解されるように、この装置に連結された輸血
器の室もその後に気泡除去の役割を果たし、気泡捕獲器
が付加的な予防措置として従来の輸血ライン上にてかれ
ても良い。
2つの通路、即ち連結貫通部材71a、71bを有する
管71が、ろ過容器66の底部70から下方に突出して
いる。連結貫通部材71aによって、本発明による装置
は、従来の輸血器、別言すれば公知の従来の輸血管(図
示しない)に連結される。“リュアーロック(Luer
〜1ock)”の商標名で知られている型式の連結貫通
部材71bはローラ・ポンプ(図示しない)に連結可能
であり、患者の方に輸血される血液を流通させるように
なっている。
また、管71には毛細管72が設けられ、その自由端が
、例えばクリンプすることにより閏じられるようになっ
ており、毛細管72は、患者の血液型を検査するのに必
要な血液を、収集バッグ25から取り出すことができる
ようになっている。この検査は、毛細管72のクリンプ
された端部フ2を切断することにより、且つ、符号73
で第1.2図に概略的に示されるように、確認ラベルに
差し込まれる試験プレート上に血液を少量点滴すること
により、行われる。これらの試験プレートは、その単一
使用を保証するプラスチック材料製の薄いフィルムによ
り保護されるのが好適である。
−旦、血液型が検査されたならば、毛細管72は、下部
容器18の底[21から下方に突出している突起74(
これはストッパとして機能する)に係合させることによ
り再び閉じられる。このプラスチック製の毛細管72の
直径は、無菌注射器の規格末端部をその中に導くことを
可能とし、血液型の検査に必要な血液の他に、ヘモカル
チャー (haemocultyres)、凝血体の検
査、凝血性の検査、等のための血液を多量に取り出すよ
うになっている。。
本発明に従った自動輸血装置は、外部および内部が完全
に無菌であり、好適には密封パック内に配されると良い
、バイオに適したプラスチック材料から作られているの
で、該装置は、500〜800cc(1回分)を越えな
い量の血液を一回収集するためにだけ働く。
本発明に従った装置は、以下が考慮されているならば、
患者に対する障害はない。
−用いられる抗凝血剤は、数10年に亘り使用されてい
るものであること、特に、該装置に用いられ輸血中に患
者の循環血液を通るヘパリンは、その全身の抗凝血効果
に対して、注射可能なプロタミンの使用により、迅速且
つ効果的に中和されると良い。
−使用されるプラスチック材料は全て、高いバイオ適合
性を有し、冷凍貯蔵所から構成される装置内のバッグは
普通に用いられる)、これらのプラスチック材料と血液
との接触時間は短いこと。
−自動輸血装置に収り付けられるフィルタは、収集され
た血液の次続の輸血中に構成される凝集体や異物、小粒
子の流通を防止することを保証すること。
−空気供給装置の抗菌フィルタは、空気のバクテリアに
よる汚染に対して障壁となること。手術教室おいて採ら
れる全ての予防措置に拘わらす、汚染菌が常に存在し、
患者を汚染したと思われる細菌の性質に応じて、適当な
予防抗生取扱いを全ての患者に対して適正化しなければ
ならない、という事実について、知られている0本発明
の装置によって、患者の循環血液内に存在する自然の防
mE11能の一部分を回復させることができるので(さ
もなければ、この自然防護機能は失われるであろう)、
本発明は非常に有効である。
本発明によって、血液に適合可能な合成物質、および、
抗凝血特性(ヘパリンを含む)を有する材料から作られ
た、小さな寸法の小型自動輸血装置を製造することがで
き、安価であり、完全な安全性を持つ1回使用が可能と
なる。
血液吸込みノズルのような吸込み手段をろ過室に連結す
る管は、それ自体、前記吸込みノズルの付近で、液相の
活性生成物の供給源と連結され、このようにして、活性
生成物は、血液導入段階の直後に前記管内に注入される
ようになっている。
液状の活性生成物の供給源は、連結部材を介して前記管
に開いている予備管によって構成され、その直前(こ、
吸込みノズルと前記予備管とが、その反対側の端部で予
備の液状の活性生成物に連結されるようになっている。
これらの活性生成物は以下の群を含んでいる。
即ち、 a)ヘパリン・シトレートのような抗凝血剤、b)等浸
透圧食塩水のような等浸透圧液体、C)デキストラン型
の高分子の水性エマルジョン、d)組織内に酸素を確実
に送り人造血液を構成する人造液体、 である。
身体の外部の回路において、血液が循環する少なくとも
1つの室は、好適には粒状性質の適当なサポート上に、
酸化ヨー素のモジュールから成る合成物によって形成さ
れた殺菌性および静菌性作用を有する生成物から成って
いる。特に、酸化ヨー素の分子を具備し、殺菌性または
静菌性作用を有する前記合成物は、精製された植物性炭
素の粒状物によって構成されたサポート上に、吸着また
は融合されている。
酸化ヨー素を含む前記合成物はまた、前記血液収集室と
連通ずる空気清浄を確実に行うためのフィルタ・ベッド
を構成するように用いられても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従った血液回収・再注入袋πの分解図
、第2図は第1図に示される構成部材を互いに組み合わ
せた状態における本発明の装置の側面図、第3図は第2
図の装置の一部切欠き平面図、第4図は第2図に示され
る装置の垂直軸に沿っての断面図、第5図は本発明の装
置におけるろ過室と血液収集室とを連結する連結部分の
平面図、第6図は第5図の矢視■に沿って見た側面図、
第7図は連結部分を示す垂直断面図であって、多通路弁
の弁体にキーが取り付けられていないところを示す図、
第8図は第5図の■−■線に沿っての垂直断面図であっ
て、キーが血液吸込み位置にあるところを示す図、第9
図は第6図のIX−IX線に沿っての水平断面図であっ
て、キーが血液吸込み位置にあるところを示す図、第1
0図は第8図の向きにある多通路弁を構成するキーの側
面図、第11図はキーパ血液収集バッグを圧縮して供給
を行わせる位置にあるところを示す連結部分の第8図と
同様な垂直断面図、第12図はキーが第11図と同じ位
置にある場合の連結部分の第9図と同様な水平断面図、
第13図は第11図の向きにあるキーの側面図、第14
図は多通路弁のハンドルの拡大正面図、第15図はキー
が嵌着される弁体の一部分を示す詳細拡大図である。図
中、 2・・・上部容器    9・・・フィルタ・クロス1
5・・・ベローズ    18・・・下部容器25・・
・バッグ     30・・・小袋33・・・帯状体 
    34・・・弁体48・・・キー      6
6・・・ろ過客器68・・・フィルタ I64

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、出血を補うために患者自身の血液を回収して患者の
    組織内に再注入するための血液回収・再注入装置であつ
    て、 血管の破壊点の極く近傍に配置されるようになつている
    、吸込みにより血液を回収する無菌手段と、トロンボゲ
    ン作用を有するような血液または非血液による凝集体お
    よび粒子を除去するためのろ過手段と、収集された血液
    内に抗凝血剤を注入する手段と、一側で血液の吸込みを
    可能とし、他側で患者の血液循環系統内への輸血手段に
    連結された管を経て血液を再注入することを可能とする
    血液循環手段とを具備する型式の前記血液回収・再注入
    装置において、 ろ過室を形成し、血液を回収するための前記無菌手段に
    連結された第1の室と、 前記ろ過室の内部に設けられた複数のフィルタベッドと
    、 前記ろ過室の底部に連結された減圧源と、 前記ろ過室に連結され、前記フィルタ・ベッドの上部上
    流側の前記ろ過室内雰囲気を満たすように、噴霧状に前
    記抗凝血剤を散布できる該抗凝血剤の第1の供給源と、 前記ろ過室の下側に配置されると共に、該ろ過室から重
    力により流下する血液を受けるようになっている血液収
    集室を形成する第2の室と、 前記血液収集室と連通され、該血液収集室の内側に蓄積
    された血液内に前記抗凝血剤を散布できる該抗凝血剤の
    第2の供給源と、 前記血液収集室の底部に配置された第2のろ過手段と、 前記血液収集室から前記第2のろ過手段を経て患者の血
    液循環系統内に血液を戻すよう輸血するための再輸血手
    段と、 を具備している血液回収・再注入装置。 2、過圧源と、一側が前記ろ過室に連結され他側が前記
    血液収集室に連結された多通路弁とを具備し、 該多通路弁は、第1の位置において、前記血液収集室を
    前記過圧源から隔離する一方、前記減圧源と連通させる
    位置とするようになつており、同時に、前記血液収集室
    を前記ろ過室の底部に連結させて、血液を前記ろ過室か
    ら前記血液収集室の方に吸い込むことができるようにな
    っており、また、前記多通路弁は、第2の位置において
    、前記血液収集室を前記減圧源および前記ろ過室から隔
    離する一方、前記過圧源と連結して、血液を前記血液収
    集室から前記再輸血手段に移すことができるようになっ
    ている特許請求の範囲第1項記載の血液回収・再注入装
    置。 3、前記血液収集室は、前記ろ過室から、前記第1の位
    置における前記多通路弁を通って血液を受けるようにな
    っている柔軟なプラスチック材料製のバッグにより構成
    されており、該バッグは、その底部で、前記再輸血手段
    に連結されると共に、堅固な下部容器に収容されており
    、該下部容器の壁面と前記バッグとの間の空間は空気ジ
    ャケットを形成し、該バッグはその上部部分に前記空気
    ジャケットと連通するための通路を備え、前記空気ジャ
    ケットは、前記多通路弁を通って、該多通路弁の位置に
    応じて前記減圧源または前記過圧源に選択的に連結され
    るようになっており、該空気ジャケットが前記減圧源と
    連通された場合に該バッグは血液を導入することができ
    、該空気ジャケットが前記過圧源と連通された場合に該
    バッグは血液を前記再輸血手段に送ることができるよう
    になつている特許請求の範囲第2項記載の血液回収・再
    注入装置。 4、前記ろ過室は前記下部容器の上に置かれる堅固な上
    部容器から成り、該上部容器は切頭形状をなし、その下
    部の小径の底部は、前記ろ過室、前記血液収集室、およ
    び該血液収集室を形成する前記バッグの間の通路に通ず
    る漏斗状の底蓋を具備し、前記上部容器は吊下げのため
    のハンドルが設けられた蓋を有している特許請求の範囲
    第3項記載の血液回収・再注入装置。 5、前記ろ過室内に設けられた前記フィルタ・ベッドは
    、複数の重合されたフィルタ・クロスによって形成され
    、そのメッシュは上部から下部にかけて細かくなってお
    り、前記各フィルタ・クロスは周リングにより支持され
    、該周リングの直径は上部の前記フィルタ・クロスより
    も下部の前記フィルタ・クロスの方が減じられており、
    もつて前記周リングは、前記上部容器内の前記フィルタ
    ・クロスの所定重合位置に圧力ばめされるようになって
    いる特許請求の範囲第1項記載の血液回収・再注入装置
    。 6、前記フィルタ・クロスは、一般的に、頂点が上方に
    向けられた円錐形である特許請求の範囲第5項記載の血
    液回収・再注入装置。 7、最上部の前記フィルタ・クロスは、その中央部分に
    おいて、頂点が上方に向けられた円錐形をなし、その周
    部分において、逆向きの切頭円錐形をなしており、該最
    上部のフィルタ・クロスは、その上面に、血液により運
    ばれる凝集体を捕らえるための垂直突起を有している特
    許請求の範囲第5項記載の血液回収・再注入装置。 8、前記上部容器の前記蓋はベローズを有し、該ベロー
    ズの上部には、抗凝血剤が入っている注射器によって貫
    かれるようになっている液密ではあるが柔軟な材料から
    成るストッパが設けられ、該ベローズは、前記ろ過室を
    形成する前記上部容器の内側とスプレー・ノズルにより
    連通されており、該ベローズの操作により、前記ろ過室
    内の雰囲気中に前記抗凝血剤を噴射できるようになって
    いる特許請求の範囲第4項記載の血液回収・再注入装置
    。 9、前記ろ過室を形成する前記上部容器は、複数の通路
    が設けられた弁体を構成する管状パイプの形態の前記多
    通路弁を具備するほぼ円筒形の帯状体によって、前記バ
    ッグを収容する前記下部容器に連結され、前記管状パイ
    プは、前記通路と共働するようになっている流路が横切
    って設けられた回転可能なキーを収容し、第1の前記通
    路は、前記ろ過室の前記底蓋に連結されると共に前記流
    路の1つを介して前記バッグに通じる第2の通路に連通
    されるようになっており、前記管状パイプの第3および
    第4の通路は前記バッグを収容する前記空気ジャケット
    と連通され、前記管状パイプの第5の通路は、前記バッ
    グの内側と連通されると共に、前記流路の1つおよび前
    記第4の通路を介して前記空気ジャケットと連通される
    ようになっており、前記管状パイプは、前記減圧源と連
    結される第6の通路と、前記過圧源と連結される第7の
    通路とを具備し、前記空気ジャケットと連通している前
    記第3の通路は、前記キーの前記流路の1つによって、
    前記減圧源または前記過圧源と選択的に連通されるよう
    になつている特許請求の範囲第4項記載の血液回収・再
    注入装置。 10、抗凝血剤の前記第2の供給源は、前記バッグ内に
    収容され前記抗凝血剤で満たされた小袋から構成され、
    該小袋の壁面は、弾性変形可能な材料の薄膜から形成さ
    れ、液相の前記抗凝血剤が外部に浸出して血液と混合す
    るように多数の小孔が設けられており、該小袋は、前記
    空気ジャケットおよび前記バッグが前記減圧源と連通さ
    れた場合に膨張するようになっており、前記小孔が開い
    て前記抗凝血剤が血液の方に流出するようになっている
    特許請求の範囲第1項記載の血液回収・再注入装置。
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