JPH011695A - 水バラスト付飛行船 - Google Patents

水バラスト付飛行船

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Publication number
JPH011695A
JPH011695A JP62-156479A JP15647987A JPH011695A JP H011695 A JPH011695 A JP H011695A JP 15647987 A JP15647987 A JP 15647987A JP H011695 A JPH011695 A JP H011695A
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JP
Japan
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airship
water
water ballast
buoyancy
ballast tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP62-156479A
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JPS641695A (en
Inventor
豊東 睦郎
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Publication of JPS641695A publication Critical patent/JPS641695A/ja
Publication of JPH011695A publication Critical patent/JPH011695A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は飛行船の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来の飛行船には実用機としてはいわゆる葉巻型をなし
たものがあり、アイデア段階のものとしては葉巻型の胴
に主翼と尾翼を付設したものや、ドーナツ状の形状のも
のが提案されている。だが何れも離着陸には、地上設備
又は自装設備の高圧ガスポンプ又はボンベ等からの気室
内へのヘリウムガス注入、気室からの船外放出又はボン
ベ内への圧縮還戻等による気室容積の増減によって浮力
を調整している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の飛行船では浮揚や下降の小範囲の浮力の調整
は自から行なえるもの\、載荷重量に相当する浮力調整
はできないので、たとえば、地上では飛行船を索等で大
地に係留した後、搭乗者や荷物を降し、離陸の場合はそ
の逆に、浮力に相当する分の人や貨物を載せた後、係留
索を解くという作業を行なわねばならない。通常係留時
の載荷重量は概ねOなので、その重量に見合った強い浮
力が飛行船に働くため、係留には飛行船が正しい姿勢を
保つよう平均した索張が求められ、多くの個所で同時進
行的に作業が進められなければならず、非常に多くの作
業員と時間を要するという問題があった。
又、このような不経済性が飛行船の汎用化を妨げる要因
にもなっていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点の解決手段として次のように構成し
た飛行船を提供しようとするものである。
即ち、水量の調節可能な水バラストタンクを有すること
を特徴とする水バラスト付飛行船、である。
〔作用〕
本発明は上記のように構成されるので、次の作用を有す
る。
(1)離陸の際は予め外部設備のポンプ或は自装のポン
プによって外部から水バラストタンクに載荷重量以上の
水を注入して機体を安定しておき、人や貨物を載せた後
、全体重量より浮力が、や\小さ目のところまで排水し
て後は従来通り自装の浮力調整装置によって浮揚、飛行
する。
(2)着陸の際は水バラストタンクに載荷重量より多く
の水を注入した後に人や貨物を降し、そのま\静置する
か、所要の場所に移動する。
従って、水バラストタンクとポンプで機械的に飛行船重
量の調整が可能となシ、従来のような係留は不要となり
、係留のための人件費も省ける。
〔実施例〕 本発明の一実施例について第1図ないし第3図により説
明する。
これらの図において、1は飛行船に浮力を生じさせるた
め、左右に設けられたヘリウムガス入りの外胴、2は浮
力を分担すると同時に後述のキャビン3及び水バラスト
タンク13を下部に垂設する中央胴、3は中央胴の重心
、即ち全体の重心とも略一致する近傍に設けられたキャ
ビン、4は左右の外胴1及び中央胴2を一体的に連結す
ると共に、その横断面が翼型をなして飛行中の揚力創出
に寄与する主翼、5は左右の外胴1及び中央胴2の足部
を一体的に連結すると共に飛行時のピッチ安定に働く水
平尾翼、6は水平尾翼に垂直にかつ、左右対称に設けら
れ、飛行時のヨー安定に働く垂直尾翼、7は離着時の揚
力補助に用いるフラップ、8は飛行船の昇降を制御する
ための昇降舵、9は同じく方向を制御するための方向舵
、10は後述のエンジン11と共に図示の両矢印の方向
に360°向きを変えることのできる左右一対のプロペ
ラ、11は中央胴2の左右から突出したトルクアームに
中央部を前後方向の垂直面内で回転可能に支えられた紡
鐘状のナセル内に収納されたプロペラ10駆動用の左右
一対のエンジン、12は地上移動用に、或は着陸時のシ
ョック吸収用に主翼4の下方に左右対称に設けられた主
脚輪、13はキャビン3の下部に略水千に水密に区画し
て設けられた水バラストタンクである。なお水パラスト
タンク13内は飛行船の傾きによって水が移動して重心
が変動するのを最小に留めるため、図示しない隔壁によ
って部屋が複数の小区画に別れ、かつ、ポンプによって
それぞれの小区画には均等に注水、排水が図れるように
なっている。なお、水バラストタンクの容量は飛行船の
最大載荷重量よりは大きく設定されている。
次に上記実施例の作用について説明する。
先ず基本的には、飛行時以外は水バラストタンク13に
は左右の外胴1及び中央胴2のヘリウムガスの総浮力を
全体重量が上廻るように注水されている。このような状
態で離陸する場合は、キャビン3に人を乗せ、また、た
とえばキャビン3に隣接して設けられたカーゴルームに
貨物を載み、しかる後、予め設けられた外部の貯水設備
に、飛行船の全体重量が浮力より、やや太き目になるよ
うに水パラストタンク13から排水する。次いでプロペ
ラ10を左右共、上に向け、各エンジン11を始動して
上昇してゆく。そして所定高度に達したところでプロペ
ラ10を前方に向は飛行に移る。飛行時の浮力は主翼4
の揚力によって、或はプロペラ10の向きによって発生
させる。
目的地の上空に達したところで、再びプロペラlOを上
に向け、エンジン11を低速回転にして、或は可変ピッ
チプロペラであれば、ピッチを小さくして揚力が重量を
下回るよう徐々に調整して着地してゆく。そして、先ず
、地上の貯水設備からポンプで水パラストタンク13に
所定量(載荷重量より多く)注水し、次いで人や貨物を
降ろす。載荷重量が0になってもそれを上回る水が重心
近傍にある水バラストタンク13に満ちているので飛行
船は安定して地上に留まり、係留を必要としない。なお
、主脚輪12に対応して、通常の航空機と同様、図示し
ない尾輪が中央胴2の足部に設けられており、飛行船の
姿勢は適正に保たれるようになっている。
以上実施例では双胴の飛行船を用いたが、勿論、従来の
単胴の飛行船でもよく、その他の飛行船でもよい、又、
水バラストタンクもキャビン下部に設けられる必要はな
く、各外胴下部に対称に設けられてもよく、その他適宜
の個所に設けられてよい。水パラストの使用も離着陸時
に限らず、たとえば飛行時、事故で突然、気室が減圧し
て浮力を維持し難くなったような場合の投棄用に兼用で
きるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように構成するので次の効果を有する。
(1)飛行船の無載荷時の浮力を水バラス)Icよって
抑制するので従来のように係留を必要とせず、従って、
グランド作業員の大巾な節減が図れる。
(2)人手による係留を行なわず、ポンプで注排水を行
なうのみで飛行船の着陸、駐船、離陸が果たせるのでヒ
ユーマンエラーの入り込む余地がなくなり、グラシト作
業が計画的能率的に運べる。
(3)係留作業が不要となシ、かつ、水バラストの増加
で任意に飛行船体の地上安定化が図れるので横転事故や
常時監視の煩が解消し、従来の飛行船に比し、格段に使
い勝手が向上する。
(4)上記(1)〜(3)のような事情から、長い滑走
路を必要としない飛行船の利点が見直され、離島間の空
路輸送を展く大きな可能性を膏らす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は第1図の
正面図、第3図は第1図のキャビン3、水バラストタン
ク13の左側面図である。 1・・・外胴、2・・・中央胴、3・・・キャビン、4
・・・主翼、5・・・水平尾翼、6・・・垂直尾翼、7
・・・フラング、8・・・昇降舵、9・・・方向舵、1
0・・・プロペラ、11・・・エンジン、12・・・主
脚輪、13・・・水バラストタンク。 代理人弁理士  坂 間    暁   外2名−=(

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水量の調節可能な水バラストタンクを有することを特徴
    とする水バラスト付飛行船
JP62-156479A 1987-06-25 水バラスト付飛行船 Pending JPH011695A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-156479A JPH011695A (ja) 1987-06-25 水バラスト付飛行船

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-156479A JPH011695A (ja) 1987-06-25 水バラスト付飛行船

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS641695A JPS641695A (en) 1989-01-06
JPH011695A true JPH011695A (ja) 1989-01-06

Family

ID=

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