JPH0116959B2 - - Google Patents

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JPH0116959B2
JPH0116959B2 JP29894385A JP29894385A JPH0116959B2 JP H0116959 B2 JPH0116959 B2 JP H0116959B2 JP 29894385 A JP29894385 A JP 29894385A JP 29894385 A JP29894385 A JP 29894385A JP H0116959 B2 JPH0116959 B2 JP H0116959B2
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JP
Japan
Prior art keywords
slit
cylindrical screen
slit plate
screen
joining
Prior art date
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Expired
Application number
JP29894385A
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English (en)
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JPS62156381A (ja
Inventor
Hitoshi Satomi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satomi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Satomi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Satomi Seisakusho Co Ltd filed Critical Satomi Seisakusho Co Ltd
Priority to JP29894385A priority Critical patent/JPS62156381A/ja
Publication of JPS62156381A publication Critical patent/JPS62156381A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、紙、パルプ業界において紙料の精選
に用いる円筒スクリーンの製造方法。詳しくは、
複数の支持杆上へ特殊断面の多数の線材を接合し
て形成したスリツト板を、筒状に丸めて両端を接
合することにより、内周面に凹凸を有する円筒ス
クリーンを得る製紙用円筒スクリーンの製造方法
に関する。
(従来の技術) 従来、紙、パルプ業界において紙料の精選に用
いた円筒スクリーンは、第9図及び第10図に示
すような円筒体8の周面に、第11図に示すよう
なフライス刃物9を用いてV型のスリツト10を
細かい間隔で一条づつ切削する方法により製作し
たものである。
(発明が解決しようとする問題点) 前記のようにスリツト10を刃物9により切削
する製造方法は、加工が面倒で時間が掛かるため
製作費が高く、スリツト10の巾は最小0.2mmが
限度であつて、それ以下の微小なものが得られな
い。このため紙料の精選度が粗く、スリツト10
の間隔は最小数mmが限度であつてそれ以下にはで
きないから、スクリーンの開口率が小さくて精選
能力が低く、しかも、スクリーンの内面が平坦で
あるため、紙料流が内面に沿つた層流となり、ス
リツト10に向かう流れを生じにくいからスリツ
ト10の紙料通過率が低く、又、層流はスリツト
10の流れに対して後側の縁に集中的に衝撃力を
与え、この部分を著しく摩耗させるから、スリツ
ト10の巾が徐々に拡大されて紙料の精選のむら
や粗大化を生じる問題点があつた。
本発明は前記した従来の問題点を解決するため
になされたもので、特殊断面の線材と支持杆を接
合して表面に凹凸を有するスリツト板を形成し、
このスリツト板を丸めて両端を接合することによ
り、廉価に製造できて、巾が微小で開口率が大き
いスリツトが得られ、且つ、スクリーンの内面に
凹凸があるため、スクリーンの性能と耐久性が大
幅に向上する製紙用円筒スクリーンを製造する方
法を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明に関する製紙用円筒スクリーンの製造方
法は、図面第1図〜第8図に実施例を示す通り、
中央部より上下へ及ぶに従つて巾が狭くなる菱、
三角等の断面形状の多数の線材1を、複数の支持
杆2上へ下端を接合して細かい間隔で取付け、表
面に凹凸を有するスリツト板aを形成し、このス
リツト板aを表面を中にして筒状に丸め、両端を
接合して内周面に凹凸を有する円筒スクリーンA
を得る方法に関するものである。
(作用) 前記した製紙用円筒スクリーンプレートの製造
方法は、複数の支持杆2を第3及び第4図に示す
ように所定の間隔で並置し、これら支持杆2の上
へ第7図に示すように中央部より上下へ及ぶに従
つて巾が狭まる菱、三角等の断面形状の線材1を
その下端を支持杆2へ接合して、細かい間隔で第
3図、第4図に示すように取り付けると、表面に
菱形、三角形の上半分により第6図及び第7図に
示すような凹凸が形成されて、しかも、スリツト
3の巾が最小0.02mm、隣接スリツト3との間隔が
最小3mm程度に設定されるスリツト板aができ
る。
そこで、このスリツト板aを第8図に示すよう
に凹凸を有する表面を内側にして筒状に丸め、そ
の両端を接合するとスリツト板aにより第1図に
示すような円筒スクリーンAが完成するもので、
この円筒スクリーンAを第2図に示すように紙料
精選機に用い、その内部で羽根部材7を回転させ
ると、羽根部材7の回転につれて円筒スクリーン
Aの近くにこれに沿つた紙料の層流を生じようと
するが、円筒スクリーンAの内面には、前記のよ
うな凹凸が形成されていて、紙料の層流を撹乱し
て乱流に変化させるため、紙料は乱流により各線
材1間のスリツト3に向かう流れを生じ、前記ス
リツト3を効果的に通過すると共に、乱流化され
た紙料は線材1の各部へ分散的に当り、凹凸によ
る流勢の減衰と相俟て線材1の摩耗を僅少とする
から、長期間使用しても紙料の精選むらや粗大化
を生じない精選ができて、しかも、スリツト3の
巾を0.2mm以下に設定すると、従来期待できなか
つた高精度の紙料精選が行われるものである。
(実施例) 以下に本発明に関する製紙用円筒スクリーンの
製造方法の実施例を図面に基づいて説明する。
第6図及び第7図はスリツト板aで、中央部よ
り上下へ及ぶに従つて巾が狭まる菱、三角等の断
面形状の多数の線材1をステンレス鋼等により形
成し、これら線材1を同じステンレス鋼等を用い
て円、三角、四角等の断面形状に形成した複数の
支持杆2の上へ、第7図に示すように細かい間隔
で下端を支持杆2へ溶接等で接合することにより
取付けて、各線材1の間へ最小は0.02mm程度のス
リツト3が形成されるようにしたもので、このス
リツト板aの製作は第3図及び第4図に示すよう
に多数の支持杆2をドラム4の周面へ所定間隔で
支持させて置き、これら支持杆2の上へ前記した
断面形状の線材1を同図に示すように希望する間
隔で螺旋状に巻き付けながら下端を支持杆2へ溶
接し、スリツト円筒a′を形成して、このスリツト
円筒a′を第5図に鎖線で示す切断線5により切り
開いて実線で示すように平らに伸ばすと、線材1
の菱形、三角形等の断面のために表面に凹凸が形
成されて、しかも、スリツト3の巾と間隔の精度
が非常に高いスリツト板aが安価に製作される。
こうして製作されたスリツト板aを第8図に示
すようにた凹凸が形成される表面を中にして丸
め、その両端を突き合わせて各支持杆2を溶接6
により接合すると、スリツト板aは円筒となり、
第1図に示す通りの円筒スクリーンAを完成す
る。
そこで、この円筒スクリーンAを内部で羽根部
材7を回転させる紙料精選機に利用すると、目詰
まりがなくて効率のよい紙料の精選ができて、ス
クリーンの摩耗も少なかつた。
(発明の効果) 本発明に関する製紙用円筒スクリーンの製造方
法は、特殊断面の多数の線材を複数の支持杆の上
に接合してスリツト板を形成し、このスリツト板
を丸めて両端を接合して円筒スクリーンを得るか
ら、製作が容易で廉価に市場提供できる。
支持杆へ線材を接合するピツチを調整すると、
任意のスリツト巾が得られて、最小0.02mm程度の
微小巾のものの形成が可能である。
線材を裏側で支持杆に支持させるため、線材の
薄いものを使用してスリツトの間隔を小さくする
ことにより、スクリーンの開口率を大幅に増大さ
せ得る。
中央部より上下の巾が狭くなる菱、三角等の断
面形状の線材を使用するから、スクリーンの表面
にスリツトの紙料通過を良くし、線材の摩耗を減
少させる凹凸が形成される。
などの特有の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に関する製紙用円筒スクリーン
の製造方法により製造した円筒スクリーンの斜視
図。第2図は同上の縦断側面図。第3図は円筒ス
クリーンを製造するためのスリツト円筒の製作状
態を示す正面図。第4図は同上の側面図。第5図
はスリツト円筒を切り開いてスリツト板を形成し
た側面図。第6図は形成したスリツト板の一部分
の拡大斜視図。第7図は同上縦断縦断正面図。第
8図はスリツト板を筒状に丸めて両端を接合した
状態の斜視図。第9図は従来の円筒スクリーンを
示す斜視図。第10図は同上の横断平面図。第1
1図は同上のスリツト形成状態を示す説明図であ
る。 図において1は線材、2は支持杆、aはスリツ
ト板、Aは円筒スクリーンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中央部より上下へ及ぶに従つて巾が狭まる
    菱、三角等の断面形状の多数の線材を、複数の支
    持杆の上へ下端を接合して細かい間隔で取付け、
    表面に凹凸を有するスリツトプ板を形成した後、
    このスリツト板を表面を中にして筒状に丸め、両
    端を接合して内周面に凹凸を有する円筒スクリー
    ンを得ることを特徴とした製紙用円筒スクリーン
    の製造方法。
JP29894385A 1985-12-27 1985-12-27 製紙用円筒スクリ−ンの製造方法 Granted JPS62156381A (ja)

Priority Applications (1)

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JP29894385A JPS62156381A (ja) 1985-12-27 1985-12-27 製紙用円筒スクリ−ンの製造方法

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JP29894385A JPS62156381A (ja) 1985-12-27 1985-12-27 製紙用円筒スクリ−ンの製造方法

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JPS62156381A JPS62156381A (ja) 1987-07-11
JPH0116959B2 true JPH0116959B2 (ja) 1989-03-28

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ID=17866192

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JP29894385A Granted JPS62156381A (ja) 1985-12-27 1985-12-27 製紙用円筒スクリ−ンの製造方法

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH077358Y2 (ja) * 1988-09-19 1995-02-22 相川鉄工株式会社 製紙用スクリーン装置
JP2002346430A (ja) * 2001-05-23 2002-12-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スクリーンシリンダの製作方法、スクリーン、および材料ふるい分け装置
JP5031866B2 (ja) * 2010-05-12 2012-09-26 株式会社エス・アール・エム技術開発 ウェッジワイヤースクリーン装置
JP7137822B2 (ja) * 2018-05-23 2022-09-15 アクセプタンスジャパン株式会社 スクリーン製造方法とスクリーン

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JPS62156381A (ja) 1987-07-11

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