JPH01168620A - 酢酸クロルマジノンの新規な固形製剤 - Google Patents

酢酸クロルマジノンの新規な固形製剤

Info

Publication number
JPH01168620A
JPH01168620A JP32558887A JP32558887A JPH01168620A JP H01168620 A JPH01168620 A JP H01168620A JP 32558887 A JP32558887 A JP 32558887A JP 32558887 A JP32558887 A JP 32558887A JP H01168620 A JPH01168620 A JP H01168620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acetic acid
chlormadinone
chlormadinone acetate
fine powder
solid preparation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32558887A
Other languages
English (en)
Inventor
Noritoshi Doi
土井 憲豪
Akimasa Yonetani
米谷 秋賢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takada Seiyaku KK
Original Assignee
Takada Seiyaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takada Seiyaku KK filed Critical Takada Seiyaku KK
Priority to JP32558887A priority Critical patent/JPH01168620A/ja
Publication of JPH01168620A publication Critical patent/JPH01168620A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、酢酸クロルマジノン固形製剤に関する。さら
に詳しく言えば、本発明は、酢酸クロルマジノンの溶解
性を高め、生物学的利用率を改善した製剤に関する。
[従来の技術] 酢酸クロルマジノンは、肥大結節のアンドロゲン依存性
という新しい知見に基づいて研究、開発された経口アン
チアンドロゲン薬剤として有用な物質であって、前立牒
に直接作用し、肥大結節を萎縮させ、排尿障害を根治的
に改善する前立腺肥大症の治療剤として有用な物質であ
る。
このものは、また、最近、抗前立aS瘍効果を発現する
ことが見出されたことから、前立腺癌治療剤としても用
いられている。
しかしながら、酢酸クロルマジノンは、水に対して難溶
性の物質であるため、通常の製剤技術、例えば、賦形剤
等を加えて、願粒剤や錠剤とする技術では、調製した製
剤からの溶出性が、極めて悪く、その結果、消化管から
の速やかな吸収は期待できないという欠点を有する。
一般に難溶性の医薬物質の溶出性を高める手段としては
、 (イ)その物質を可溶性の誘導体に変換し、その誘導体
を使用する。
(ロ)製剤化の際に、界面活性剤等の溶解補助剤を添加
する。
などの手段が採られ汎用されているが、酢酸クロルマジ
ノンの場合には、これら通常採用される手段によっては
未だ満足すべき結果は得られていない。
例えば、酢酸クロルマジノンの場合、未だ可溶性の誘導
体は実用に供されておらず、また、単なる微粉化によっ
ては、その目的を達成し得す、さらに、一般に、溶解補
助剤として用いられているポリソルベート80、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ステアリン酸ポリオキシル40など
の界面活性剤の使用をもってしても、その溶出効果は小
さく、これらの中には、多量に用いれば、実験的に効果
を達成するものもあるが、実用化するには困錐が見られ
る。また、ポリエチレングリコール400やプロピレン
グリコール等の溶解剤に溶かした後、そのまま軟カプセ
ル剤とする方法などもあるが、この場合は、剤層が大型
化するという欠点がある(大形のカプセル剤や錠剤は唖
下田雑である。)。
従来実用に供されている製剤としては酢酸クロルマジノ
ンを微粉末とし、これに賦形剤等を加えて造粒し、錠剤
化したものがあるが、この製剤は溶出性において著しい
欠点があった(後述の比較例3:試験例2および第1図
参照)。
また、最近、酢酸クロルマジノンと高分子化合物とを両
物質に可溶な有機溶媒に溶解し、次いで、該溶解液に前
記有機溶媒に不溶な粉粒体を加え、混練したのち、溶媒
を除去することにより、酢酸クロルマジノンの溶解速度
を向上させる方法(特開昭61−249914号公報)
が提案されている。
しかし、この方法では、ジクロルメタン、クロロホルム
、塩化メチレン、メタノール等の有害な有機溶媒を使用
していることからみて、好ましい方法とは言えない。
[発明の開示コ 本発明者らは、酢酸クロルマジノンの固形製剤について
、その溶出性の改善に関し、鋭意研究した結果、酢酸ク
ロルマジノンに対し、アミノアルキルメタアクリレート
コポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノア
セテートおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースフ
タレートJ)らなる群から選ばれた胃・腸溶性高分子化
合物を使用し、共粉砕処理することにより微粉末組成物
とし、これを製剤化することによって、溶出性を著しく
改善した酢酸クロルマジノン固形製剤を提供することに
成功した。
すなわち、本発明は、アミノアルキルメタアクリレート
コポリマーE、ポリビニルアセタールジエチルアミノア
セテートおよびヒドロキシプロピルメチルセルロースフ
タレートからなる群から選ばれた胃・腸溶性高分子化合
物1種又は2種以上を酢酸クロルマジノンと共に共粉砕
処理して得られた微粉末組成物を製剤化してなることを
特徴とする酢酸クロルマジノン固形製剤を提供するもの
である。
以下に、本発明につき、詳細に説明する0本発明の固形
製剤に使用される胃・腸溶性高分子化合物はアミノアル
キルメタアクリレートコポリマーE、ポリビニルアセタ
ールジエチルアミノアセテート、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロースフタレートである。
これらの胃・腸溶性高分子化合物は、1種又は2種以上
で使用することができ、酢酸クロルマジノンに対し、重
量基算で0.1借景以上、好ましくは、0.5倍〜10
@量で用いられ両者を共粉砕処理することにより微粉末
組成物が調製される。
この微粉末組成物の調製にあたっては、賦形剤として、
ブドウ糖、果糖、マンニトール、ソルビトール、キシリ
トール、マルトース、乳糖、白糖などの水溶性の糖類あ
るいは糖アルコール類を加えると共粉砕処理の操作が容
易となり、また、それにより、水溶性高分子化合物の使
用量を調製することもできる。
このようにして得られた微粉末組成物は、これに更に、
賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤等を加え、常法の製剤
方法により、散剤、細粒剤、顆粒前、カプセル剤、錠剤
などの内服用固形剤に調製することができる。
上記の如き、共粉砕処理に基づく製造方法により調製さ
れた本発明の製剤によると、酢酸クロルマリノンの溶解
性は高められ、生物学的利用率を著しく改善することが
できる。
また、このように、溶解性向上の目的が達せられる結果
、酢酸クロルマジノン製剤を小形のカプセル剤や錠剤と
して提供することができる。
以下に本発明の実施例を試験例、比較例とともに示し、
本発明をさらに具体的に説明する。
以下、例中の「部」は「重量部」を表わす。
比較例1 #酸りロルマジノンを振動ミルで1時間粉砕し、平均粒
子径10μl以下の微粉末とした。
比較例2 下記の処方成分を用いる。
酢酸クロルマジノン       25部乳糖    
  75部 上記の2成分を充分に混合し、この混合物を振動ミルで
1時間共粉砕し、平均粒子径10μm以下の微粉末とし
た。
実施例1 下記の処方成分を用いる。
酢酸クロルマジノン       25部乳糖    
  50部 アミノアルキルメタアク リレートコポリマーE        25部上記の3
成分を充分に混合し、この混合物を振動ミルで1時間共
粉砕し、平均粒子径10μl以下の微粉末とした。
比較例3 酢酸クロルマジノン       25部乳糖    
  50部 アミノアルキルメタアク リレートコポリマーE        25部カルボキ
シメチルセルロース   8部ステアリン酸マグネシウ
ム    2部上記の処方成分を用い、下記のとおり行
う。
酢酸クロルマジノンを振動ミルで1時間粉砕し、平均粒
子径10μm以下の微粉末とした後、この微粉末に乳糖
、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーE、カル
ボキシメチルセルロース、ステアリン酸マグネシウムを
加え、充分に混合した後、打錠機にて1錠110■重量
の錠剤とした。
比較例4 前記比較例3の処方成分を用い、以下のとおり行う。
酢酸クロルマジノンおよび乳糖を充分に混合した後、こ
の混合物を、振動ミルで1時間粉砕し、平均゛粒子径1
0μl以下の粉末とした後、この粉末にアミノアルキル
メタアクリレートコポリマーE、カルボキシメチルセル
ロース、ステアリン酸マグネシウムを加え、充分に混合
した後、打錠機にて1錠110■重量の錠剤とした。
比較例5 1錠中に酢酸クロルマジノン25r@tを含有する市販
品を用いた。
実施例2 前記比較例3の処方成分を用い、下記のとおり製剤化す
る。
酢酸クロルマジノン、乳糖およびアミノアルキルメタア
クリレートコポリマーEを充分に混合した後、この混合
物を振動ミルで1時間共粉砕し、平均粒子径10μm以
下の微粉末とした後、この微粉末にカルボキシメチルセ
ルロースおよびステアリン酸マグネシウムを加え、充分
に混合した後、打錠機にて1錠110■重量の錠剤とし
た。
実IfA例3 酢酸クロルマジノン       25部乳糖    
  50部 ヒドロキシプロピルメチル セルロースフタレート      25部カルボキシメ
チルセルロース   8部ステアリン酸マグネシウム 
   2部上記の処方成分を用い、製剤化を行う。
酢酸クロルマジノン、乳糖およびヒドロキシプロピルメ
チルセルロースフタレートを充分に混合した後、この混
合物を振動ミルで1時間共粉砕し、平均粒子径10μm
以下の微粉末とした後、この微粉末にカルボキシメチル
セルロース及びステアリン酸マグネシウムを加え、充分
に混合した後、打錠機にて1錠110■重量の錠剤とし
た。
試験例1 前記比較例1、比較例2および実施例1で調製した各微
粉末組成物から酢酸クロルマジノン10■に対応する量
を精密に採量し、第11改正日本薬局方の一般試験法試
験液第1液に加えて、正確に100ntとし、超音波処
理により分散させる。
この分散液を0.45μmメンブランフィルタ−で濾過
し、その枦液の21Rをとり、第11改正日本薬局方の
一般試験法試験液第1液を加えて、正確に201tとし
、試験用液とする。
この液につき、28Snra付近く実際には290nl
 )における吸収の極大波長で吸光度を測定し、酢酸ク
ロルマジノンの溶解量(μQ/l&)を求めた。その結
果を表に示す。
上記表の結果から、本発明の固形製剤は、酢酸クロルマ
ジノンm独の粉砕物および、酢酸クロルマジノンと乳糖
の共粉砕物を用いた各製剤に比較して、格別に高い溶解
量を示していることが判る。
試験例2 前記比較例3、比較例4、比較例5、実施例2および実
施例3で調製しな各錠剤について、溶出試験を行った。
溶出試験は、第11改正日本薬局方の一般試験法「溶出
試験・第2法(パドル法)」に準じて行った。すなわち
、容器に第11改正日本薬局方の一般試験法試験液第1
液(実施例3に関しては、第11改正日本薬局方の一般
試験法試験液第2液)900ni及び錠剤1錠(酢酸ク
ロルマジノンとして25rur)を入れ、37℃に保ち
ながら、撹拌翼を用いてioorpmで撹拌し、所定時
間毎にサンプリングし、0.45μmメンブランフィル
タ−で−過した後、この液につき285 nl付近(実
際には290 nn )における吸収の極大波長を測定
し、酢酸クロルマジノンの溶出率を求めた。その結果を
第1図に示す。
第1図に示されているとおり、本発明の固形製剤は、通
常の試作製剤、酢酸クロルマジノンと乳糖の共粉砕物を
用いて試作した試作製剤および市販品に比較して、格別
に高い溶出率を示すことが判る。
以上説明したとおり、本発明の固形製剤は、格別に高い
改善された酢酸クロルマジノンの溶出率が得られ、医療
上、極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の固形製剤の実施例で得られた錠剤と
比較例の錠剤との薬剤溶出試験の結果を示すグラフであ
る。 第   1   図 TO2030405060 時間(min) 手続補正書 平成1年3月16日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 昭和62年特許願第325588号 2、発明の名称 酢酸クロルマジノンの新規な固形製剤 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 住所 東京都台東区鳥越2丁目13番10号6、補正の
対象     明細書の発明の詳細な説明の欄7、補正
の内容 (1)明細書6頁下から6行の「水溶性高分子化合物」
の記載を「胃・腸溶性高分子化合物」と訂正する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アミノアルキルメタアクリレートコポリマーE、ポリビ
    ニルアセタールジエチルアミノアセテートおよびヒドロ
    キシプロピルメチルセルロースフタレートからなる群か
    ら選ばれた胃・腸溶性高分子化合物1種又は2種以上を
    酢酸クロルマジノンと共に共粉砕処理して得られた微粉
    末組成物を製剤化してなることを特徴とする酢酸クロル
    マジノン固形製剤。
JP32558887A 1987-12-24 1987-12-24 酢酸クロルマジノンの新規な固形製剤 Pending JPH01168620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32558887A JPH01168620A (ja) 1987-12-24 1987-12-24 酢酸クロルマジノンの新規な固形製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32558887A JPH01168620A (ja) 1987-12-24 1987-12-24 酢酸クロルマジノンの新規な固形製剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01168620A true JPH01168620A (ja) 1989-07-04

Family

ID=18178555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32558887A Pending JPH01168620A (ja) 1987-12-24 1987-12-24 酢酸クロルマジノンの新規な固形製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01168620A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0220760B1 (en) Process for the preparation of solid nifedipine formulations of high bioavailability and with sustained effect, and formulations thus obtained
AU731176B2 (en) Improved pharmaceutical composition comprising Fenofibrate
FR2559064A1 (fr) Composition pharmaceutique a biodisponibilite elevee et procede pour la preparer
EP1683516B1 (en) Stable pharmaceutical formulations of zonisamide and methods for their manufacture
JP2008540644A (ja) 新規粒質化方法及びそれから生成される粒質物
MX2007012124A (es) Formulaciones mejoradas de fenofibrato.
US6197787B1 (en) Pharmaceutical formulations containing poorly soluble drug substances
JP2000505817A (ja) レイン又はジアセレインを主薬とする、バイオアベイラビリティの向上した医薬組成物
JP2023058627A (ja) デュタステリドを含む固形製剤およびその製造方法
WO1998000113A1 (en) Solid solution of an antifungal agent with enhanced bioavailability
JP2004131393A (ja) 易溶出性製剤
EP1929997A1 (en) Oxcarbazepine formulations
EP2050436A1 (en) Pharmaceutical composition containing dutasteride
FR2559065A1 (fr) Composition pharmaceutique a biodisponibilite elevee a base d'acetate de medroxyprogesterone et procede pour la preparer
JP3037393B2 (ja) 経口投与用固形薬剤の製造方法
JPH01168619A (ja) 新規な酢酸クロルマジノン固形製剤
JPH01168620A (ja) 酢酸クロルマジノンの新規な固形製剤
JPWO2002069957A1 (ja) フェノフィブラート含有組成物
CA2253769C (en) Pharmaceutical compositions comprising fenofibrate
JPH07165561A (ja) 緩下剤組成物の製造方法
CN101401788A (zh) 联苯双酯自乳化制剂及其制备方法
JPH0215026A (ja) 新規なプロブコール固形製剤
JPH01168621A (ja) 酢酸クロルマジノン固形製剤
JPH02206A (ja) エキシホンと水溶性高分子化合物とを含有することを特徴とする新規製剤
KR20110031889A (ko) 피브레이트계 약물을 포함하는 고체분산체 및 이의 제조방법