JPH01166804A - 金属板の圧延方法 - Google Patents

金属板の圧延方法

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JPH01166804A
JPH01166804A JP62323828A JP32382887A JPH01166804A JP H01166804 A JPH01166804 A JP H01166804A JP 62323828 A JP62323828 A JP 62323828A JP 32382887 A JP32382887 A JP 32382887A JP H01166804 A JPH01166804 A JP H01166804A
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村松 清
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梁井 俊男
Mitsuhiro Ikeda
充宏 池田
Yuichi Hongo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は熱間圧延方法に係り、特に圧延ロールの摩耗
および熱膨張による表面形状の変化および圧延ロールの
たわみによって生ずるハイスポット、エツジドロップ、
過大クラウン等の被圧延材の形状不良の発生を防止する
金属の圧延方法に関するものである。
〔従来の技術〕
4段圧延機又は6段圧延機のワークロールをそのロール
軸方向に移動できるようにした圧延機は、日本特許の特
公昭50−11859号および特公昭51−7635号
等にその詳細が説明されている。この日立製作所の開発
技術は新しい圧延機を造りだしたがその使い方について
はこの当時まだ確立されていなかった。
一方、圧延分野における課題として次のものが知られて
いる。
昭和55年5月15日丸善−発行の「鉄鋼便覧」第3巻
(1)圧延基礎、鋼板の349頁〜482頁に記載の通
常の熱間圧延(ホットストリップ圧延)においては、そ
の384頁、385頁に記載があるように、仕上ワーク
ロールは特に板エツジ部が通る部分の摩耗がひどく、同
じ狭巾の板を多数圧延後、広巾の板を圧延すると板のエ
ツジ部分にハイスポット(大きな突起、第4図参照)が
生じ、次工程再、圧時のビルドアップとなり形状を損う
ことがある。これを防止する為に、前記の圧延機を利用
し毎に上、下のフラツトなワークロール対を選択的にシ
フトして圧延する方法である。
また新庄延機を使ってエツジドロップおよびクラウン量
を抑制する圧延方法として、日本特許の特公昭60−5
1921号および特公昭60−3881号の提案がある
。前者はロール軸方向の片端部に円錐状部−−−=  
 を設けたワークロール を上、下ワークロールの円錐状部が相反対何に配置させ
て、被圧延材の両側縁部を前記円錐状部に位置させて圧
延する方法(以後、単に片台形ロールシフト圧延と言う
)である。後者は、前者の圧延方法を熱間の粗圧延機ま
たは仕上圧延機の最終スタンドを除いた残りの全スタン
ドの内のどこかに適用する圧延方法である。
これらのエツジドロップ低減圧延方法は、初めは効果が
あるが、被圧延材を数本圧延するとその効果がほとんど
なくなってしまうことが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は前記したハイスポットの発生を防止しつつエ
ツジドロップおよびクラウン量を解消し、常に適正なり
ラウン量の維持を可能とすることを目的とする。前記し
た通常のホットストリップ圧延ではこのハイスポットを
防止するため、ならし材を除き、巾広から中挟への圧延
順序を原則として圧延単位を構成している。(第5図参
照)ここで、クラウン量は通常、被圧延材の中央点での
板厚値から、側端の25鶴点の板厚値を差し引いたもの
と定義され、一方エッジドロップとは側端部近く板厚分
布を総称したものであり、両者の間には、後述するよう
に強い相関があるので、以下では主にクラウン量をもっ
て、姪価のパラメータとする。
前記特公昭59−38842号で提案の技術は、ハイス
ポットを防止する効果はあるが、エツジドロップおよび
クラウン量の低減に対しては全く効果がないのでこの発
明がめざす目的を達成する技術ではない。
次に、前記片台形ロールシフト圧延技術では、円錐状部
ワークロールのテーパ開始点(端部の円錐状部とフラッ
ト部の接合部)から前記円錐状部の所定位置に被圧延材
の側縁を位置させるように、上、下のワークロールを相
互にロールシフトして圧延するので、被圧延材とワーク
ロールの接触部分でロール摩耗が発生する為に、前記テ
ーバ開始点が圧延の進行と共に移動し、数本の圧延から
ワークロールの形状が太き(変化するのに伴って、エツ
ジドロップおよびクラウン量の低減は不可能となり、時
にはハイスポットも生じ、更には被圧延材に異常なりラ
ウンも形成され、ベンダー等の補償機能ではその対応は
できなくなっている。
従って、金属板の圧延において、特に熱間圧延において
、発生しゃすいハイスポットと同時にエツジドロップお
よびクラウン量を低減する圧延技術が確立されていない
のが現状である。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記の問題点を解決するため、下記の工程
を手段とするものである。
すなわち、 (1)  ロール軸方向の一端を円錐状に、他端を円筒
状に形成した上下ワークロールの、前記各円錐状部を上
下相反対側に位置せしめ、該上下ワークロールの各円錐
状部に被圧延材の両側縁がそれぞれ位置するように、前
記上下ワークロールを相反対方向に瀞動十し、か\る状
態で前記被圧延材を圧延する方法において、前記被圧延
材の圧延過程で生ずる前記ワークロールの摩耗量に応じ
て移動より常に前記ワークロールの円錐部に前記被圧延
材の両側縁部をそれぞれ位置させつ\圧延する金属板の
圧延法。
(2)  前記被圧延材を圧延するに際し、該被圧延付
光りの前記ワークロールの摩耗量mを推定し、この摩耗
量にテーパ角度tanθを考慮してテーパ開始点の移動
量を算出し、前記被圧延材の圧延後に前記テーパ開始点
の移動量分を前記ワークロールのロール移動量として補
正して圧延する上記の金属板の圧延方法。
(3)  前記被圧延材の圧延後に、前記テーパ開始点
の移動量に前記被圧延材と次被圧延材間の板幅変化量の
半分を加えた分を、前記ワークロールのロール移動量と
して補正して圧延する上記の金属板の圧延方法。
(4)  前記被圧延材の圧延後に、前記テーパ開始点
の移動量に前記被圧延材と次被圧延材間における板幅変
化量の半分および有効シフト量の変化分を加えた分を前
記ワークロールのロール移動量として補正して圧延する
上記の金属板の圧延方法。 、(5)  前記被圧延材
を圧延する毎に、前記ロール移動量を補正する上記の金
属板の圧延方法である。
〔作用〕
本発明者等は、上記の目的を達成するために片台形ロー
ルシフト圧延について種々実験、検討を重ね、前記問題
の発生経緯とワークロールのプロフィルの変遷を調査し
、両者の関係を解析した結果、両者の間には従来のハイ
スポットの発生要因と、片台形ロールシフト圧延の特性
とが重合した新な提案になるホットストリップ圧延方法
特有の問題が存在していることを見出した。それを第1
図(ロ)を使って模式的に説明すると、圧延1本口から
20本口の間では、片台形ロールシフト圧るように上、
下ワークロールを相反対何にロールシフトして圧延する
ことによ2って、ワークロールのテーパ開始点から被圧
延材の側縁が当る点までのテーパ部は、フラットな部分
と同様に、被圧延材と常に圧延圧力を介して接触してい
る。従ってこの部分の摩耗はワークロールのフラットな
部分と同時に惨ではあるが端部に近い程少なく摩耗が進
行する。その結果、ワークロールの摩耗と共にテーパ開
始点は、圧延1本口のテーパ開始点から実質的にはロー
ル軸端側へ移動してゆく。しかるに従来技術の圧延方法
ではワークロール組替え直後の初期のテーパ開始点(以
後、初期テーパ開始点と言う)と、被圧延材の巾寸法を
もとに前記したように初期テーパ開始点と被圧延材の側
縁の間隔を所定のシフト量(以後、絶対シフト量と言い
OWと表わす)に設定して行われているので、そこには
第1図(ロ)の■■■に示す如く、圧延の進行と共に生
ずるワークロールの摩耗に応じて被圧延材Sの側13E
が当るワークロールのテーパ部に断差を生じてしまうの
で、テーパ開始点は初期テーパ開始点から側縁Eに移動
した後、局部摩耗を発生することになり、そうなると発
生を防止した筈のエツジドロップが発生し、時にはなく
なった筈のハイスボットが生じ、更に被圧延材Sに異常
クラウンが形成される。
本発明者等は、第1図(ロ)の現象を認めると共に種々
解析、検討した結果、圧延によるロール摩耗量に応じて
実質的なテーパ開始点は、テーパ部の径小側へ移動する
メカニズムを思い出した。
実質的なテーパ開始点をロール摩耗後のフラットな部分
のロール外径の延長がテーパ部又はその延長線と交差し
た点即ちA2.A、点と定義するとその実質的なテーパ
開始点の移動量NW(+u)は、ワークロールのテーパ
部分のテーパ角度θ(ロール軸心とテーパー表面のなす
角)と、フラットな部分で常に被圧延材と接している部
分の圧延1木目から累積した径方向摩耗量M(n+)と
から次式によって求めることができることを知得した。
N W = M / tanθ (fl)(第1図(イ
)(0)参照)ワークロールのフラット部分の径方向摩
耗量を被圧延材1本当りの量mにすれば、 N W、 = m / tanθで  実質的なテーパ
開始点の圧延当りの移動量を求めることができる。
更に本発明者達は、この知見を生かす方法を工夫した結
果、第1図(イ)に示す圧延方法を案出した。つまり前
記の実質的なテーパ開始点(A2゜Aりを基準にもて、
そこから被圧延材の側縁Eを所定量EW (m)シフト
するようにして圧延する方法である。ロール組替直後の
ロールのテーパ開始点A、を初期テーパ開始点とすると
、その初期テーパ開始点と圧延材側端部間の距離はNW
+EWとなる。このシフト量EWを有効シフト量と呼ぶ
。そして、この圧延方法を第1図(イ)を用いて、説明
すると、圧延1木目は(ロ)と全く同じであり、圧延I
O本本目は、圧延1木目から9木目までのロールの径方
向摩耗量Mに応じたNWを前記のように計算し、そのN
W分ワークロールを左側にシフト (つまりN5=NW
)とすると(イ)の圧延10本口の図となる。このNS
をロールシフト量と呼ぶ。圧延20本口のは、圧延1木
目から19本本目でのロールの径方向摩耗iMに応じN
Wが10本目上り大きくなっただけで、他は圧延10本
口の同様にして、(イ)の圧延20本口の図に到る。こ
こで前記した実質的なテーパ開始点A、、A3を補正テ
ーパ開始点と呼ぶと(イ)のように前記側縁Eに補正テ
ーパ開始点より有効シフト量EWだけテーパ部に位置す
ることになる。
このEWは一定値でもよく、またランダムな値でも任意
でよいが、EW≧0でなければならない。
この第1図の(イ)と(ロ)の各々に従って圧延し、圧
延後の被圧延材に発生した被圧延材Sのクラウン量を各
方法における初期シフト量または有効シフト量と対応し
て示すと第2図、第3図の通りである。
つまり、第1図(ロ)の圧延方法である絶対シフト圧延
法では、第2図に明らかな通り圧延後の板のクラウン量
と絶対シフト量OW間に相関はなく、制御的には全く利
用の余地のない関係にある。
これに対し、第1図(イ)の圧延方法である有効シフト
圧延法では、有効シフトIEWとクラウン量との関係は
第3図に示す通り両者の間に強い相関があり、有効シフ
ト量から被圧延材Sのクラウン量を予測することが可能
であり、またクラウンの所要量に応じて、有効シフト量
を設定できることを確認した。
その有効シフト量を実現するロールシフトiNSの設定
は、予じめ調査している圧延ロールの被圧延材の単位圧
延長さにもとづく径方向の摩耗量mu(MM)と、ワー
クロール組替後、前被圧延材までの累積圧延長さLm(
mu)と、テーパー表面とロール軸心のなす角θからワ
ークロールの径方向摩耗量MをM=muXLmで求めた
後、前記の式NW=NS=M/lan θ(鶴)を用い
てNSを算出し、そのNSになるようにワークロールを
シフトする。また、前被圧延材における径方向の摩耗量
に応じたNSの変化分を算出して、そのNSの変化分だ
け前被圧延材時の位置よりシフトしても良い。上記した
ロールシフト量NSの計算法は被圧延材の板幅が一定で
かつ有効シフ)iEWも一定の場合であった。しかし、
実操業圧延では板幅も有効シフト量も一定とは限らない
ので、その場合を第6図をもって説明する。
第6図の圧延2木目は、圧延1木目に比して、圧延によ
り被圧延材の板幅がB+たけ狭くなり、有効シフトiE
Wが同じ場合である。この場合、ロールシフト量NS、
は、圧延1木目でのロール径方向摩耗1ml =M+か
ら求めたテーパ開始点A2の移動量NW、=m+ /l
anθに、前記板幅の変化量B、の半分なる□を加えた
値 NS2=NW、+□となり、圧延1木目のロ−ルシフト
位置を基準として、図の円錐状部付ワークロールをNs
、分だけ、右側にロールシフトすると圧延2木目の図と
なる。同図の圧延3木目は、圧延2木目に比して、更に
被圧延材の板幅が82だけ狭くなり、かつ有効シフト量
がΔEW=EWz  EWt変化した場合である。この
場合、ロールシフト量NS3は、圧延2木目でのロール
径方向摩耗量m2から求めたテーパ開始点A3の移動量
NW2 =mt /lanθに前記板幅量の変化分ΔE
W”EWt  EW+を加えた値本口のロールシフト位
置を基準として図の下ワークロールをN53分だけ右側
にロールシフトして圧延3木目の図となる。また圧延1
木目のロールシフト位置を基準とすると、 =NW、□+ ’(BI+Bz)+ΔE匈分だけ下ワー
クロールを右側にロールシフトすると圧延3木目の図と
なる。
そこで第6図で説明したロールシフ1−ffiNsの計
算方法を含めて、そのロールシフト量NSの設定までの
ステップを第11図にフローチャートとして示す。まず
、計算開始を起動し、ロールシフト条件の設定、および
計算本数Nの設定を行った後、8本のロールシフト量N
Snを順次計算し、記憶部に記憶させて計算を終了する
。一方、ロールシフト量の設定手順は被圧延材の終了毎
に起動して、ロールシフト量を補正すべき被圧延材の場
合には、前記記憶部より1木目のロールシフトil N
 S nを抽出し、そのNSをロールシフト量調整装置
に設定して、移動させ、その移動完了を確認して終了す
る。もし、n−1木目の圧延終了でロールシフト量の設
定を起動した時、前記ロールシフl−1の計算時の条件
に変更があれば再度、計算開始を起動して、新しい条件
でのロールシフト’1iNsnを計算した後に、そのN
Snを設定するようになっている。また、ロールシフト
条件の設定項目の補正ピッチとは、テーパ開始点の移動
量NWnを補正するピッチであり、1本または数本毎に
行うものである。従って、ロールシフト量の設定も、補
正ピッチが数本毎であれば、その間では設定は行なわな
い。また、通常圧延ロフト(被圧延材の寸法および組成
等が同一条件のもの)内では、Bnの計算はスキップす
るし、有効シフト量が一定ならΔEWnの計算もスキッ
プされる。
熱間圧延の場合、被圧延材1本当りのワークロールの径
方向摩耗量mは一般にIInR〜1〇−程度であり、 
テーパ角度tanθは0.5 X 10−’〜2.0X
10−’程度であるので、代表値としてm=4μ、 t
an θ=1.0X10弓とすると、被圧延材1本当り
のテーパ開始点の移動量N Wm = m / tan
θ=4鶴となる。従って、テーパ開始点が移動するのを
追従するようにするには、板幅および有効シフト量が同
一の場合、圧延する毎に4龍ずつワークロールをロール
シフトさせても良いが、4璽lはあまり大きな値でない
ので、数本圧延する毎にその圧延本数X4鶴ワークロー
ルをロールシフトさせても良いし、また2本圧延して8
龍ロールシフートさせた後4本圧延して161110−
ルシフトさせ、次は1本圧延後に4n+ロールシフトさ
せる等任意の本数圧延後にその本数×4−1分ロールシ
フトさせてもよい。ただし、効果面でみれば、1本圧延
毎に4mmロールシフトさせるのが最も大きく、ロール
シフト毎の圧延本数を増やす程効果が小さくなるのは明
らかである。
従来例の片台形ロールシフト圧延は絶対シフト圧延法で
あり、これで圧延すると第2図のように圧延後のクラウ
ン値およびエツジドロップを思う通りに作り分けること
ができない。それに比して、本発明の有効シフト圧延法
はワークロールの摩耗量に応じてテーパ開始点が移動す
るのを追従するようにワークロールのロールシフト量を
補正して圧延する方法なので第3図のように圧延後のク
ラウン値およびエツジドロップを製造したい所定値に作
り分けることができる点が最も大きな技術上の差異であ
る。絶対シフト圧延法はワークロールが全く摩耗しない
ことを条件として成立(効果を発揮する)しているのに
対し、有効シフト圧延法は、ワークロールが摩耗すると
言う現実的な事実を認めて、それを有効に生かすように
創造した圧延方法であり、その差異は技術思想の違いで
ある。
また効果の面から見てもその差異は大きいと裏づけられ
ると信じている。
本発明は単にエツジドロップを効果的に防止し、ハイス
ポットの発生を全く解消するだけではなく、要求される
被圧延材の所要クラウン量に応じて有効シフト量を調整
することにより、数趨程度から60〜80−程度までク
ラウン量を調整する (同時にエツジドロップも調整)
ことが可能な重要な制御要素となることを確認したもの
である。
〔実施例〕
(ストリップ)を圧延条件で圧延した。
更に詳細な条件として第3表に示す条件(テーパ角度と
被圧延材当りのワークロールの径方向摩耗量mの組合せ
によるテーパ開始点の圧延毎の移動量NWおよび有効シ
フト量EWの組合せ)にて圧延した。
その圧延結果を第3表の025:クラウンii(板幅方
向中央部の板厚−側縁より25m1点の板厚)およびΔ
E+ts−zs:エッジドロップ(板幅方向側縁より1
251職点の板厚−側縁より25m点の板厚)の欄に表
わしている。
比較例として、同一熱間仕上圧延機の全スタンドにほぼ
フラットなワークロールをセットして、同一の被圧延材
をほぼ同様な圧延条件で圧延した結果は、C,、=56
InnでΔE+zs−zs= 40−であった。従って
、本発明は比較例に比してCtSおよびΔE+zs−z
s共に大きく良くなっており、特にtanθが大きい程
そしてEWが大きい程その効果が大きいことを表わして
いる。第8図にtan θ=2、 OX 10−’、被
圧延材当りの摩耗量m=4−かつ有効シフト量EW=8
0mmの圧延条件で圧延した結果を被圧延材の板幅方向
のプロフィル形状の実測値を比較例と何時に表わしてい
る。第8図をみると、本発明の圧延方法で圧延された被
圧延材のプロフィルは、側縁より251−点(C2,で
表現)ばかりでなく、2511点近傍および側縁の極く
近くまでエツジドロップが改善されているのがわかる。
従って、クラウンIt Cz sが改善されると言うこ
とは、側縁より25on+点の板厚が改善されるばかり
でなく、側縁の25mm点近傍および側縁の極く近くま
で板厚(プロフィル)が改善されることを意味している
以下余白 (実施例−2) 実施例−1と同様に第1表に設備仕様を示す熱間仕上圧
延機を使用し、第7図に示すワークロール(tanθ=
 2.0 X 10−’)を第6スタンドの上。
下ワークロールにセットし、前後の第1スタンド圧延材
をその圧延条件で圧延した。その結果を第9図に示す。
この場合、ロール摩耗量の推定値は、被圧延材当りほぼ
4.2μであり、途中で2本圧延毎に、ロール摩耗量に
応じたテーバ開始点が移動するのを補正した所、第9図
の変動値内に納まることを確認した。
(実施例−3) 実施例−1と同様に、第1表の仕上圧延機を使用し、第
7図に示すワークロール(tan θ=1、 OX 1
0−’)を第6スタンドの上、下ワークロールにセット
し、全スタンドのワークロールのクラウンをほぼフラッ
トにして、第2表に示す被圧延材の板幅を可変にして、
第2表の圧延条件で50本続けて圧延した。その結果を
第10図にまとめた。この場合、有効シフトIEWは1
20鶴で一定とし、被圧延材1本当りの摩耗量mは5p
であった。ロール摩耗によるテーバ開始点のロールシフ
トによる補正は、25本目跡ら33本目止では2本毎に
し、その他は1木目に実施した。第10図のCpsと0
7.はそれぞれ被圧延材の側縁より25鰭点および75
1m点のクラウン量を表わしており、本発明の効果が5
0本本目で安定して継続していることがわかる。そし被
圧延材の板幅の変更点でも本発明が有効に働いているこ
とも明白である。
以上の実施例の結果より、特にクラウン値については、
従来のロールベンディング機能等のクラウン調整機能に
加えて、有効シフト方式の圧延法との組み合わせが可能
となったことから、希望のクラウンを精度高く形成する
ことが可能となった。
また、連続熱間圧延ラインにおいては、本発明の実施条
件を任意の圧延スタンドを対象にして設計し、それにも
とづいて圧延することによって、クラウン値調整機能を
最も効率よく活用でき、圧延上の操作性、作業性も格段
に向上することがわかった。
〔発明の効果〕 本発明はテーパー付ワークロールを上、下相対向して設
け、該ロールをシフトしてテーパ一部に被圧延材の側縁
を位置させるにあたって、該ロールの摩耗によるテーバ
開始点の移動を前記ロールシフトに加えることによって
、常に有効なりラウン値調整幅(有効テーバ量)を確保
して圧延するので、エツジドロップ、ハイスポットの発
生が防止されると共にクラウン値を任意に抑制できるの
で、所要クラウン値を容易に形成することができる等、
当業分野にもたらす効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は本発明の実施例の構成を説明する図、(
ロ)は従来例の構成を説明する図。第2図は絶対シフト
NOWと製品クラウン量の関係図。 第3図は有効シフトIEWと製品クラウン量の関係図。 第4図はハイスポットの発生要因と発生形状の説明図。 第5図は従来のハイスポット発生防止圧延方法の一例の
説明図である・第6図はワークロールのロールシフト量
NSの計算方法を説明するための模式図、第7図は端部
に円錐状部をもつワークロールの寸法図、第8図は圧延
後の被圧延材の板幅方向の板厚分布(プロフィル)の実
測値を比較例と本発明のを中央の板厚値を一致させて表
わした実測図、第9図は本発明の実施例−2の結果をま
とめたグラフ、第10図は本発明の実施例−3の結果を
まとめたグラフ、第11図はフローチャートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ロール軸方向の一端を円錐状に、他端を円筒状に
    形成した上下ワークロールの、前記各円錐状部を上下相
    反対側に位置せしめ、該上下ワークロールの各円錐状部
    に被圧延材の両側縁がそれぞれ位置するように、前記上
    下ワークロールを相反対方向に移動し、かゝる状態で前
    記被圧延材を圧延する方法において、 前記被圧延材の圧延過程で生ずる前記ワークロールの摩
    耗量に応じて移動するテーパ開始点に追従して前記上下
    ワークロールを移動させる補正をし、かゝるワークロー
    ル移動量の補正により常に前記ワークロールの円錐部に
    前記被圧延材の両側縁部をそれぞれ位置させつゝ圧延す
    ることを特徴とする金属板の圧延法。 (2)前記被圧延材を圧延するに際し、該被圧延材当り
    の前記ワークロールの摩耗量mを推定し、この摩耗量に
    テーパ角度tanθを考慮してテーパ開始点の移動量を
    算出し、前記被圧延材の圧延後に前記テーパ開始点の移
    動量分を前記ワークロールのロール移動量として補正し
    て圧延することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の金属板の圧延方法。(3)前記被圧延材の圧延後に、
    前記テーパ開始点の移動量に前記被圧延材と次圧延材間
    の板幅変化量の半分を加えた分を、前記ワークロールの
    ロール移動量として補正して圧延することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の金属板の圧延方法。 (4)前記被圧延材の圧延後に、前記テーパ開始点の移
    動量に前記被圧延材と次被圧延材間における板幅変化量
    の半分および有効シフト量の変化分を加えた分を前記ワ
    ークロールのロール移動量として補正して圧延すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の金属板の圧延
    方法。 (5)前記被圧延材を圧延する毎に、前記ロール移動量
    を補正することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の金属板の圧延方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022523907A (ja) * 2019-01-28 2022-04-27 プライメタルズ・テクノロジーズ・ジャーマニー・ゲーエムベーハー 圧延ストリップのストリップエッジの領域におけるロールギャップの局所的変更

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