JPH0116548B2 - - Google Patents

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JPH0116548B2
JPH0116548B2 JP16645284A JP16645284A JPH0116548B2 JP H0116548 B2 JPH0116548 B2 JP H0116548B2 JP 16645284 A JP16645284 A JP 16645284A JP 16645284 A JP16645284 A JP 16645284A JP H0116548 B2 JPH0116548 B2 JP H0116548B2
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JP
Japan
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coating material
supply pipe
pressurized air
cup
shaped body
Prior art date
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Expired
Application number
JP16645284A
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English (en)
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JPS6146272A (ja
Inventor
Kazumi Yoshii
Kazuyoshi Onozawa
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Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
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Publication date
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高速回転駆動され且つ高電圧が印加
されるカツプ状体に塗布材供給パイプを介して塗
料又は塗油剤等の塗布材を供給し、これを遠心力
及び静電気力によつて微粒化させて放射するよう
にした静電塗装装置の改良に関する。
〔従来技術とその問題点〕
この種の静電塗装装置は、エアモータ等の回転
駆動源に連結されて10000〜20000rpm程度の高速
で回転駆動せられるカツプ状体にDC−80〜
120kv程度の高電圧を印加し、該カツプ状体内に
塗布材供給ノズルを介して連続的に塗布材を供給
して静電霧化するように成されている。
ところで、従前の静電塗装装置にあつては、塗
布材供給量が比較的多い場合には良好な塗装を行
い得るが、その供給量が一定量以下(例えば、約
15c.c./min以下)になると、前記塗布材供給パイ
プの先端に一旦塗布材の液滴が形成せられ、これ
が一滴毎に滴下するという断続的な滴下現象を生
ずることとなり、したがつて塗布材をカツプ状体
に対して連続的に供給することができず、このた
めカツプ状体からの静電霧化に所謂息つき現象が
生じて塗布ムラを生ずるという重大な問題があつ
た。
特に、これが例えば鋼板の成形最終工程におい
て防錆等の目的で帯状鋼板の表面に薄油膜を形成
する静電塗油装置にあつては、塗油剤の供給量を
1c.c./min程度という極めて少量に抑えなければ
ならない場合もあるが、この場合には前記ノズル
からカツプ状体内に塗油剤の一滴が滴下する時間
的間隔は10数秒程度にもなり、而も前記帯状鋼板
は約1500m/min程度の高速度で移送されている
から、該鋼板の表面に均一な薄油膜を形成させる
ことが全く不可能であつた。
また、従来装置にあつては、上向きに設置され
たカツプ状体内に塗布材供給パイプから塗料、塗
油剤を供給する場合には、これら塗料、塗油剤が
下方に溢れて来て良好な塗布作業を行うことがで
きなかつた。
そこで本出願人は、前記塗布材供給ノズルの塗
布材吐出孔に塗布材霧化機構を配設し、塗布材を
微粒化状態でカツプ状体内に供給することによつ
て、静電塗装装置の設置向きに関係なく、また塗
布材供給量が極く少量の場合でも、塗布材を連続
的に静電霧化して放射させることができ、被塗物
の表面に塗布ムラのない均一な塗膜を形成し得る
静電塗装装置を提供した(特願昭58−19143号)。
然しながら、このように塗布材供給パイプの先
端部に霧化機構を配設して所謂霧化ノズルに構成
した場合には、そのパイプ径が大きくなると同時
に、パイプ先端部の曲げ加工が非常に困難になる
という新たな問題が生じた。
即ち、塗布材の微粒化を良好にするためには、
カツプ状体の回転数を20000rpm〜50000rpm程度
にまで上げることが望まれ、このためにはカツプ
状体を出来る限り小型軽量化してその高速安定性
を維持することが必要となるが、前記の如く霧化
ノズルに構成された塗布材供給パイプをカツプ状
体内に延長して配設する場合には該パイプが挿通
されるカツプ状体の後端側開口部の径を小さくす
るにも限度があり、カツプ状体の小型化の要請に
対応することができないという問題がある。
また、塗布材供給パイプの先端部は、通常カツ
プ状体の内周面の所望位置に対向するように屈曲
させる必要があるが、前記の如く霧化ノズルに構
成されたパイプは塗布材通路となる内管と、該内
管との間に加圧エアの通路を形成させる外管とか
ら成る二重管構造になつているから、所望の曲げ
加工を容易に行い得ないという問題がある。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、塗布材供給パイプ自体に霧化
機構を採用することなく、該パイプから塗布材を
微粒化状態でカツプ状体に供給することができ、
したがつて塗布材が少量でも間断なく連続的に供
給されて息つき現象を生ずることなく均一な塗装
を行うことができると同時に、パイプ径も大きく
ならないからカツプ状体の小型軽量化にも充分対
応することができ、而もその先端部を自由に曲げ
加工することができる静電塗装装置を提供するこ
とを目的とする。
〔発明の構成〕
この目的を達成するために、本発明は、回転駆
動源に連結されて高速回転駆動され且つ高電圧が
印加されるカツプ状体を有し、該カツプ状体内に
塗布材供給パイプを介して塗布材を供給し、これ
を遠心力及び静電気力によつて微粒化させて放射
させるようにした静電塗装装置において、前記塗
布材供給パイプの後端に分岐管路を有する加圧エ
ア供給管が連結され、前記分岐管路を通じて前記
加圧エア供給管内に供給される塗布材が該加圧エ
ア供給管内に供給される加圧エアによつて微粒化
されるように構成されたことを特徴とする。
〔発明の作用〕
本発明によれば、カツプ状体内に塗布材を供給
する塗布材供給パイプの後端に分岐管路を有する
加圧エア供給管が連結され、分岐管路を通じて供
給される塗布材が加圧エア供給管内に供給される
加圧エアによつて微粒化されるように成されてい
るから、塗布材供給パイプ自体に霧化機構を配設
することなく塗布材を微粒化状態でカツプ状体内
に供給することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す具体的な実施例に基
づいて説明する。
第1図は、本発明による静電塗装装置の一例と
して特に塗油剤を静電霧化する静電塗油装置を一
部断面で示す側面図である。
図中、1は回転駆動源としてのエアモータ(図
示せず)を内蔵したケース体であつて、該エアモ
ータの回転軸2が前方に突出延長せられてその先
端にカツプ状体3が固着されている。
カツプ状体3は、外筒4と、その軸方向の中央
部を閉塞する隔壁5と、カツプ状体3を回転軸2
に取付支持する内筒6とから構成され、隔壁5と
外筒4との間には所要間隔で複数の小孔又はスリ
ツト7が形成されると共に、図示はしないがDC
−80〜120kv程度の高電圧が印加されている。
8は中空パイプで形成された塗布材供給パイプ
であつて、その後端部が前記ケース体1の前端部
に固定されると共に、その前端部がカツプ状体3
の後端側開口部9から該カツプ状体3内に挿通せ
られて外筒4の内周面に向かつて所要角度屈曲さ
れている。
この塗布材供給パイプ8の後端には、T型又は
Y型のニツプルNで形成されて分岐管路10を有
する加圧エア供給管11が連結されている。
この加圧エア供給管11の後端には、コンプレ
ツサ等の加圧エア供給源(図示せず)に接続され
た加圧エア供給ホース12がスリーブナツト13
によつて連結されている。
また、分岐管路10には、防錆油等の塗油剤を
所定の圧力で供給する塗油剤供給源(図示せず)
に接続された塗油剤供給ホース14がスリーブナ
ツト15によつて連結されている。
以上が本発明による静電塗装装置としての静電
塗油装置の一例構成であり、次にその動作につい
て説明する。
まず、エアモータを作動させてカツプ状体3を
例えば20000〜50000rpm程度に高速回転させると
共に、これにDC−80〜120kv程度の高電圧を印
加する。
そして、この状態で加圧エア供給ホース12か
ら所要流速及び圧力の加圧エアを供給すると共
に、塗布材供給ホース14から所要圧力で塗油剤
を送給する。
このように塗布材供給ホース14から送給され
た塗油剤は、加圧エア供給管11内に開口する分
岐管路10の管端部に移送され、ここで加圧エア
供給管11内に所要流速で流れる加圧エアにより
連続的に微粒化されて塗布材供給パイプ8内に移
送され、該パイプ8の先端からカツプ状体3の内
周面に向けて微粒化状態で放出される。
こうしてカツプ状体3の内周面に供給された塗
油剤は、回転するカツプ状体3の遠心力によりス
リツト7を通じてカツプ状体3の先端部に薄膜状
となつて均一に供給される。
ここで、カツプ状体3には前記の如く高電圧が
印加されているから、前記の如くしてカツプ状体
3の先端部に薄膜状に供給された塗油剤が静電霧
化されて被塗物に対して放射される。
以上のように、本発明によれば、塗布材供給ホ
ースから分岐管路10を通じて加圧エア供給管1
1内に供給される塗油剤が、該加圧エア供給管1
1内に供給された加圧エアにより連続的に微粒化
されて塗布材供給パイプ8から放出される。
したがつて、塗布材供給パイプ8に霧化機構を
配設することなくカツプ状体3に対して塗油剤を
微粒化状態で連続的に供給することができ、塗油
剤供給量が極端に少ない場合であつても、カツプ
状体3の静電霧化に息つき現象を生ずることがな
いと同時に、カツプ状体3を上向きに配置する場
合にも該カツプ状体3内への塗油剤の供給を円滑
に行うことができ、被塗物に対して塗油ムラのな
い確実な静電塗油を行い得る。
また、このように塗布材供給パイプ8自体には
霧化機構を採用しないから、これを二重管構造に
する必要がなく、したがつて管径を細く選定する
ことができると同時に曲げ加工も容易となり、カ
ツプ状体3の小型軽量化に有効に対応することが
可能となつてカツプ状体3の高速安定性の向上に
資することができる。
なお、第2図に示すように、加圧エア供給管1
1の内径を分岐管路10が開口する部分について
だけ特に小さく選定して所謂ベンチユリのど部1
6を形成すると、分岐管路10から加圧エア供給
管11内に放出される塗油剤の微粒化度が更に高
められる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、カツプ状
体内に塗布材を供給する塗布材供給パイプの後端
に分岐管路を有する加圧エア供給管が連結され、
分岐管路を通じて供給される塗布材が加圧エア供
給管内に供給される加圧エアによつて微粒化され
るように成されているから、塗布材供給パイプ自
体に霧化機構を配設することなく塗布材を微粒化
状態でカツプ状体内に供給することができ、した
がつて塗布材が少量の場合であつてもこれをカツ
プ状体から息つき現象を生ずることなく連続的に
静電霧化して均一な塗装を行うことができると同
時に、塗布材供給パイプの径を小さく選定してカ
ツプ状体の小型軽量化を可能にしてカツプ状体の
高速安定性を向上させることができ、また先端部
の曲げ加工が容易であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による静電塗装装置の一例を
一部断面で示す側面図、第2図はその要部の断面
図である。 符号の説明、1……ケース体、2……エアモー
タの回転軸、3……カツプ状体、8……塗布材供
給パイプ、N……ニツプル、10……分岐管路、
11……加圧エア供給管。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転駆動源に連結されて高速回転駆動され且
    つ高電圧が印加されるカツプ状体を有し、該カツ
    プ状体内に塗布材供給パイプを介して塗布材を供
    給し、これを遠心力及び静電気力によつて微粒化
    させて放射させるようにした静電塗装装置におい
    て、前記塗布材供給パイプの後端に分岐管路を有
    する加圧エア供給管が連結され、前記分岐管路を
    通じて前記加圧エア供給管内に供給される塗布材
    が該加圧エア供給管内に供給される加圧エアによ
    つて微粒化されるように構成されたことを特徴と
    する静電塗装装置。 2 前記加圧エア供給管が、T型又はY型のニツ
    プルである前記特許請求の範囲第1項記載の静電
    塗装装置。 3 前記加圧エア供給管に加圧エア供給源に接続
    された加圧エア供給ホースが連結されると共に、
    前記分岐管路に塗布材供給源に接続された塗布材
    供給ホースが連結されている前記特許請求の範囲
    第1項記載の静電塗装装置。
JP16645284A 1984-08-10 1984-08-10 静電塗装装置 Granted JPS6146272A (ja)

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JP16645284A JPS6146272A (ja) 1984-08-10 1984-08-10 静電塗装装置

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JP16645284A JPS6146272A (ja) 1984-08-10 1984-08-10 静電塗装装置

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JPS6146272A JPS6146272A (ja) 1986-03-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009216312A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Panasonic Corp 空気調和機
JP2011007443A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Panasonic Electric Works Co Ltd 静電霧化装置を備えた送風装置

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JPS6146272A (ja) 1986-03-06

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