JPH01165348A - ライススナツクの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は炊上げたライスを小判形、円板形等の扁平状に
成形し、この扁平な成形ライスに味付け、香付け、焼成
等を自動連続的に行なうライススナックの製造方法に関
するものである。

口、従来の技術 近年、食生活の欧米化および外食産業の発展に伴い、ハ
ンバーガー、サンドイッチ、フライドチキン、フライド
ポテト等の店頭販売が盛んになってきている。

また、おにぎり、海苔巻寿司、幕の内弁当等のライス食
品の店頭販売も盛んになっているが、おに゛ぎりの形状
は旧態依然として三角形、丸形、俵形等の立体形状であ
り、更に、その味付けも、梅干し、鮭、かつおぶし、た
らこ等を具として内に入れ、外面を海苔片で巻いたもの
が主であった。

その一方で、和食と洋食をミックスした和洋折衷食品も
種々開発されており、例えば、炊上げたライスを円板形
等に圧縮成形した成形ライスを２枚用意し、その間に具
を挾んだいわゆるライスバーガーは今後人気が高まるも
のと思われる。

ハ２発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のようなライスバーガーを美味しく
食べるためには、圧縮された成形ライスに醤油等を塗布
してから程よい色合に焼成するのが良いが、従来これら
の作業は全て人手に頼らざるを得ないものであった。

二、前記問題点を解決するための手段 本発明は上記の問題点を解消すべく、ライスバーガー用
の成形ライスを含むライススナックを自動連続的に製造
できる方法を提供するもので、炊上げたライスを小判形
、円板形、多角形板形等の形状に成形してからコンベア
ｌで送り出す成形ライス５のライス成形工程と、成形ラ
イス５の下面を転塗ローラ７により調味料液８を塗布し
整列させて送出す下塗り整列送出し工程と、下面に調味
料液８が塗布されつへ整列した成形ライス５を焼成コン
ベア１０でオーブン１４内を通過させて焼成する焼成工
程と、下面に調味料液８が塗布され焼成された成形ライ
ス５の上面に調味料液８を滴下し刷毛１６あるいはスプ
レーもしくはロールを使って上面全体に塗布する上塗り
工程を連続的に行なうことにある。

ホ８作用 炊上げられたライスは、成形機２内で順次狭くなる一対
の供給ベルトあるいはローラ間で圧縮され、成形機下部
から落下する時にカッター４で扁平に切断されて成形ラ
イス５となる。

次に、その成形ライス５の下面に転塗ローラ７で調味料
液８が塗布され、整列用の受９で横一列に整列された後
に、焼成コンベア１ｏでオーブン１４内を通過して焼成
される。

次いで、オーブン１４を出たコンベア１上で調味料液８
が滴下された後に、刷毛１６で上面全体に引延される。

へ、実施例 以下１図面に基づき本発明製造方法の１例を詳細に説明
する。

本発明に係るライススナックの製造方法は、ライス成形
工程、下塗り整列送出し工程、焼成工程、上塗り工程の
四工程を連続的に行い、扁平なライススナックを製造す
る方法である。

尚、本発明方法により製造されるライススナックは、ラ
イスバーガーとして利用するのに好適であるが、焼おむ
すび等としても食することができるものである。

次いで、上記の各工程を詳細に説明する。

（ａ）ライス成形工程 炊上げたライスを小判形、円板形、多角形板形等の扁平
状に成形しコンベア１で送り出すライス成形工程 別途炊上げたライスを成形機２のホッパー３に投入する
。投入されたライスは、成形機２内で順次狭くなる一対
の供給ベルトあるいはローラ間で徐々に圧縮されて降下
し、次いで成形機２の下方へ垂下するライスがカッター
４で切断され、小判形１円板形、多角形板等の成形ライ
ス５が・圧縮成形されてコンベア１へ落下する。

このライスの成形は、公知の手段、例えば特公昭５Ｂ−
５１７４８号公報で開示された食品成形方法により行う
。

このようにして第２図で示すような扁平に切断された成
形ライス５がコンベア１上に次々に載置され、それから
集合コンベア６に転送される。

本実施例では第５図に示すように、−台の集合コンベア
６の両側に三対の成形機２を対設し、各コンベア１の長
さを集合コンベア６の進行方向に行くに従って中心側ま
で延長することにより、各コンベアｌから送出された成
形ライス５が集合コンベア６上を整列状態で搬送される
ようになっている。

（ｂ）下塗り整列送出し工程 前工程で成形された成形ライス５の下面を転塗ローラ７
により調味料液８を塗布し整列させて送出す下塗り整列
送出し工程 集合コンベア６で搬送されてきた複数列の成形ライス５
は、下面が貯槽内の醤油、ソース、食塩水、混合調味料
液等の調味料液８と接する転塗ローラ７上を進行するこ
とによって調味料液８が塗布される。

この転塗ローラ７上では、横列の成形ライス５の位置が
乱れるので、いったん整列用の受９により成形ライス５
を捕え、横一列に整列したならばこの受９を外し、横一
列状態で焼成コンベア１０に転送する。

この整列用の受９は、第３図に示すように転塗ローラ７
上に架設した支枠１１の下部にエアシリンダ１２によっ
て昇降する昇降プレート１３を設け、該昇降プレー）１
３の下面に横一列に重着されているもので、その形状は
各種形態の成形ライス５を安定した状態で保持できるよ
うに後方開口の弧状となっている。

なお、調味料液８は上記のものに限られる訳ではなく、
例えば湯煎により液状化したバター等を利用しても良い
。

また、調味料液８の塗布量は転塗ローラ７の回転を速く
することにより、あるいは受９の停止時間を長くするこ
とにより増やすことができ、これらは電気的に容易に微
調整できる。

（Ｃ）焼成工程 下面に調味料液８が塗布され横一列に整列された成形ラ
イス５を焼成コンベア１０でオーブン１４内を通過させ
る焼成工程 前工程で転塗ローラ７上を移動しながら下面に調味料液
８が塗布され、整列用の受９で横一列に整列された成形
ライス５は、焼成コンベア１０に転送され、適温に加熱
されたオーブン１４内を通過して焼成され、次工程に送
られる。このオーブン１４は通常の電気加熱炉を使い成
形ライス５は程よい色合に焼き上げられる。

（ｄ）上塗り工程 焼成された成形ライス５の上面に調味料液８を滴下し、
刷毛１６で上面全体に引延し塗布する上塗り工程 前工程で下塗りされたのちオーブン１４により焼成され
、この直後の熱い状態の成形ライス５の上面にバルブ付
の調味料パイプ１５から調味料液８を滴下し、刷毛１６
を横方向へ往復動させることにより成形ライス５の上面
全体に平均的に引延す。

この調味料パイプ１５は、第４図に示すように下部に調
味料液８滴下用の自動開閉バルブ内蔵のノズル１５ａが
複数個間隔を置いて垂設される一方、調味料液８の貯蔵
タンクに接続されており、ポンプを作動させることによ
り調味料液８をたえず循環させるようになっている。

また、前記の刷毛１６は調味料パイプ１５の若干後方に
架設された横方向に小刻みに往復動する揺動枠１７に所
定の間隔を置いて固着されたホルダー１８へ垂直に保持
されている。

なお、以上の調味料液８の上塗り機構は調味料パイプ１
５と刷毛１６のセットに限られる訳ではなく、例えばス
プレーあるいはロール方式を採用することも可能である
。

また、この工程における調味料液８は、前々工程での調
味料液８と同一でも良いし、異るものでも良い。

更に、調味料液８には、香辛料、香料等を混合しても良
い。

ト１発明の効果 以上のように本発明に係るライススナックの製造方法は
、炊上げたライスを小判形、円板形、多角形板等の食べ
易く包装携行が便利なような扁平状に成形し、下面に醤
油、ソース等の調味料液８を塗布してからコンベアで搬
送しながら焼成し、次いで、上面に調味料液８を塗布す
る方法で、比較的小型の装置で、自動連続的に美味しく
焼おむすび、ライスバーガー等に利用できるライススナ
ックを廉価で量産することができる。

また、人の手が直接触れないので衛生的であり、均質の
ものが製造できる等実用的、経済的効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明製造方法の概略工程図、第２図はライス
成形工程によって圧縮成形された成形ライス５の斜視図
、第３図は本発明製造方法に使用する装置の転造ローラ
７および受９部分の斜視図、第４図は調味料バイブ１５
と刷毛１６部分の斜視図、第５図は装置全体の概略平面
図である。 図中主要符号 １φ争・コンベア　　　５・・争成形ライス７・豐・転
造ローラ　　８φ争番調味料液９・・・　受　　　　１
０・−−焼成コンベア１４・・・オーブン　　１５・・
・調味料パイプ１６・・Φ刷　毛 特許出願人　　鈴　木　喜　作　　、−（′ 代理人　弁理士　平　１）　　功゛Ｊ゛−ゝに

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 炊上げたライスを小判形、円板形、多角形板形等に成形
   してからコンベア１で送り出す成形ライス５のライス成
   形工程と、成形ライス５の下面を転塗ローラ７により調
   味料液８を塗布し整列させて送出す下塗り整列送出し工
   程と、下面に調味料液８が塗布されつゝ整列した成形ラ
   イス５を焼成コンベア１０でオーブン１４内を通過させ
   て焼成する焼成工程と、下面に調味料液８が塗布され焼
   成された成形ライス５の上面に調味料液８を滴下し刷毛
   １６あるいはスプレーもしくはロールを使って上面全体
   に塗布する上塗り工程を連続的に行なうことを特徴とす
   るライススナックの製造方法